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(1)

薬物乱用のない社会を

依存性や習慣性があり、中枢神経系の興奮若しくは抑制

又は幻覚の作用を有する物として、

覚醒剤、大麻、MDMA、コカイン、ヘロイン、向精神薬等があり、

これらの取扱いが法令により禁止又は制限されています。

警 察 庁

編集・発行 警察庁薬物銃器対策課

(2)

規制されている主な薬物

【形状・俗称等】

 主に白色の粉末や無色透明の結晶。無臭でやや苦みがあります。  俗に「シャブ」、「クスリ」、「S(エス)」、「スピード」、「ヤーバー(錠剤型 の覚醒剤)」等と呼ばれています。

【使用方法】

 覚醒剤の水溶液を注射する方法が一般的ですが、粉末を火であぶっ て煙を吸う、飲物に入れて飲むといった方法もあります。

【作用】

 神経を興奮させ、眠気や疲労感がなくなり、頭が冴えたような感じ になります。しかし、効果が切れると、激しい脱力感、疲労感、倦怠感に 襲われます。  覚醒剤は、特に依存性が強く、使用を続けると、“壁のしみが人の顔 に見える”、“いつもみんなが自分を見て悪口を言っている”、“警察に 追われている”、“誰かが自分を殺しに来る”などといった幻覚や妄想 が現れるほか、時には錯乱状態になって、発作的に他人に暴行を加え たり、殺害したりすることがあり、このような症状は、やめても長期間 にわたって残る危険性があります。  また、大量の覚醒剤を摂取すると、急性中毒により、全身けいれんを 起こし、意識を失い、最後には脳出血で死亡することもあります。

【形状・俗称等】

 乾燥大麻(「マリファナ」、茶色または草色)、大麻樹脂(「ハシッ シュ」、暗緑色の棒状又は板状等)、液体大麻(「ハシッシュオイル」、粘 着性のある暗緑色又は黒色のタール状の液体)があります。

【使用方法】

 通常は乾燥した葉等をキセル、パイプ、水パイプ等を使用して吸煙 しますが、そのまま食べる、溶液として飲むなどがあります。

【作用】

 一般的には、気分が快活、陽気になり、よくしゃべるようになるとい われていますが、その一方、視覚、聴覚、味覚、触覚等の感覚が過敏にな り、変調を来したり、現在、過去、未来の観念が混乱して、思考が分裂 し、感情が不安定になったりします。このため、興奮状態に陥って、暴 力や挑発的な行為を行うことがあり、さらには、幻覚や妄想等に襲わ れるようになります。  また、毎日ゴロゴロして何もやる気のない状態となる「無動機症候 群」に陥ることもあります。

覚醒剤

大 麻

結晶状の覚醒剤 大麻草 錠剤型覚醒剤「ヤーバー」 乾燥大麻

(3)

【形状・俗称等】

 MDMAは、本来は白色粉末ですが、様々な着色がされ、文字や絵柄 の刻印が入った錠剤の形で密売され、俗に「エクスタシー」等と呼ばれ ます。MDAは、白色粉末で、俗に「ラブドラッグ」等と呼ばれています。

【作用】

 MDMAとMDAの薬理作用は類似しており、視覚、聴覚を変化させ る反面、不安や不眠などに悩まされる場合もあります。  また、強い精神的依存性があり、使用を続けると錯乱状態に陥るこ とがあるほか、腎・肝臓機能障害や記憶障害等の症状も現れることが あります。  向精神薬は、中枢神経系に作用して、精神機能に影響を及ぼす物質 で、その薬理作用によって鎮静剤系と興奮剤系に大別されます。

【作用】

 向精神薬は、ほとんどが医薬品として流通していますが、医療目的 から逸脱して使用すると、感情が不安定になる、判断力が鈍くなる、歩 行失調になるなど、心身への障害が生じます。  「指定薬物」とは、中枢神経系の興奮、抑制又は幻覚の作用を有し、かつ人体に使用された場合に保健衛生上 の危害が発生するおそれがある物として、厚生労働大臣が指定したものをいいます。  指定薬物及びこれを含有する物は、医薬品医療機器等法において、製造、輸入、販売、所持、使用、購入、譲受 け等が禁止されており、平成27年5月1日現在、2,297種類の薬物が指定されています。

MDMA・MDA

向精神薬

医薬品医療機器等法に規定する指定薬物

MDMA 向精神薬(トリアゾラム) MDA

「運び屋」への誘いに乗らない

○ 薬物犯罪組織等は、知人の紹介、元同僚、学校時代の先輩・後輩等、あらゆる人間関係を利用 して「運び屋」になるように誘ってきます。

違法な薬物には絶対に関わらない

○ 薬物「運び屋」は、重大な犯罪です。日本でも外国でも重い罪で厳しく処罰されます。

不用意に他人から荷物やお土産を預からない

○ 他人から預かった荷物でも、自分の携行品の中身については責任を問われます。  「知らなかった」、「分からなかった」ではすみません。

薬物「運び屋」

NO!

(4)

薬物乱用の弊害と法規制

 覚醒剤を始めとする薬物の使用により、一時的に頭が冴える、神経が興奮するというような感覚を得たよう に感じられることがありますが、その後、脱力感や疲労感に襲われ、幻覚、妄想といった症状が引き起こされた り、精神のバランスが悪くなったり、ついには、体の主要な器官に深刻な悪影響を及ぼし、最悪の場合、死に至る など、精神と身体の両面が破壊されます。  規制される薬物は、中枢神経系に作用することから、使用した時の快感を得たり、薬物の効果が切れた時の苦 痛などから逃れるため、薬物による効果を強く求めるようになる「依存性」が形成されます。  また、薬物を繰り返し使用しているうちに同じ量では効かなくなる「耐性」が生じます。  「一度だけ」という好奇心や遊びのつもりでも、薬物の依存性と耐性によって、使用する量や回数はどんどん 増えていくという悪循環に陥り、自分の意思ではやめることができなくなります。  さらに、使用するのをやめて長期間経った後に、突然、幻覚や妄想等の精神障害が現れるフラッシュバック (再燃現象)が起こることがあります。  規制薬物等を使用すると、その薬理作用から幻覚、妄想等の精神障害に陥り、殺人、強盗、放火等の凶悪な犯罪 や重大な交通事故等を引き起こすことがあります。また、薬物の購入資金を得るための犯罪も発生しています。

1 乱用者自身の精神・身体への弊害

2 社会に与える弊害

注射痕 放火 交通事故

(5)

 薬物乱用は乱用者本人のみならず、周囲の人、更には社会全体に害悪を及ぼす重大な犯罪です。  覚醒剤、麻薬等の使用、所持などは法律により厳しく禁止されており、違反した者には重い刑罰が科せられます。

【罰則の例】

○ 覚醒剤の所持、使用…覚せい剤取締法

   (単純)10年以下の懲役

   (営利)1年以上の有期懲役 情状により500万円以下の罰金を併科

○ 大麻の所持…大麻取締法

   (単純)5年以下の懲役

   (営利)7年以下の懲役 情状により200万円以下の罰金を併科

各種薬物事犯の検挙状況の推移(平成22年から26年)

年次 区分 22 23 24 25 26 覚醒剤事犯 検挙人員(人) 11,993 11,852 11,577 10,909 10,958 押収量 粉末(㎏) 305.5 338.8 348.5 831.9 487.5 錠剤(錠) 8 39 223 178 51 大麻事犯 検挙人員(人) 2,216 1,648 1,603 1,555 1,761 押収量(㎏) 乾燥大麻 144.9 134.2 301.8 161.5 165 大麻樹脂 8.8 28.0 41.7 1.1 36.7 麻薬及び 向精神薬 事犯 MDMA等 合成麻薬 検挙人員(人)押収量(錠) 17,32661 26,28877 3,67481 2,135105 47962 コカイン 検挙人員(人) 105 82 61 46 61 押収量(㎏) 6.9 28.7 6.6 119.6 2.2 ヘロイン 検挙人員(人) 17 18 30 20 5 押収量(㎏) 0.3 3.5 0.1 3.8 0 あへん事犯 検挙人員(人) 21 12 6 9 24 押収量(㎏) 3.7 7.6 0.2 0.2 0.2

覚醒剤密輸入事件の検挙状況の推移(平成17年から26年)

年次 区分 17年 18年 19年 20年 21年 22年 23年 24年 25年 26年 検挙件数(件) 27 63 65 77 164 132 185 120 119 150 うち航空機利用によるもの 17 40 46 49 127 112 151 81 96 121 検挙人員(人) 40 77 90 97 219 158 216 170 160 176 うち暴力団構成員等 11 24 16 18 62 31 39 20 30 25 うち来日外国人 15 43 39 42 97 90 139 106 113 127

3 薬物乱用に対する法規制

(6)

危険ドラッグの実態と法規制

 危険ドラッグは、「合法ハーブ」、「お香」、「アロマ」等と称する商品が販売されていますが、これらの商品を 使用した人が、意識障害、おうと、けいれん、呼吸困難等を起こして、死亡したり重体に陥る事件が発生してい ます。  これらの商品は、覚醒剤、麻薬、大麻など規制薬物の化学構造に似せて作られており、規制薬物と同等以上の 作用を有する成分を含む商品も多く、大変危険です。また、合法と称して販売されている商品の中には、麻薬や 指定薬物等の違法な薬物が含まれている例もありますので、絶対に手を出してはいけません。  危険ドラッグは、パウダー(粉末)、植物片、リキッド(液体)等、様々な形状で販売されています。

1 危険ドラッグとは

2 危険ドラッグの商品例

3 危険ドラッグの販売方法

店舗型販売

ネット型販売

パウダー(粉末) 植物片

デリバリー型販売

リキッド(液体) 配達商品在中

(7)

 危険ドラッグには、麻薬や指定薬物等の違法な薬物が含まれている例もあり、使用、所持等は犯罪となりま す。違反した者には重い刑罰が科せられます。

危険ドラッグの検挙状況(平成22年から26年)

危険ドラッグ乱用者の検挙に係る年齢構成(平成26年中)

4 危険ドラッグに対する法規制

危険ドラッグ

麻 薬

検出

指定薬物

検出

年別等 法令(罪名)別 平 22事件数 平 23 平 24 平 25 平 26   員 事件数 人   員 事件数 人   員 事件数 人   員 事件数 人   員 指定薬物に係る医薬 品医療機器等法違反 5 9 5 6 34 57 21 37 401 492 うち乱用者による 単純所持・使用等 312 326 麻向法違反 1 1 0 0 17 26 57 89 80 98 交通関係法令違反 0 0 0 0 19 19 38 40 157 160 その他法令違反 0 0 0 0 6 10 9 10 68 90 合 計 6 10 5 6 76 112 125 176 706 840 ※交通関係法令違反及びその他法令違反には、規制薬物及び指定薬物が検出されなかった事件を含む。 指定薬物に係る 医薬品医療機器 等法違反 麻向法 違反 交通関係法令違反 法令違反その他 合計(人) 構成率 50歳以上 27 6 7 4 44 7.0% 40〜49歳 67 27 18 9 121 19.2% 30〜39歳 102 28 56 18 204 32.3% 20〜29歳 117 18 76 25 236 37.4% 20歳未満 17 0 3 6 26 4.1% 合計(人) 330 79 160 62 631 ※危険ドラッグ乱用者の検挙とは、危険ドラッグに係る検挙人員のうち、危険ドラッグを販売するなどにより検挙された供給 者側を除いたものをいう。

麻薬及び向精神薬取締法違反

 麻薬(ジアセチルモルヒネ等以外)の所持、施用  7年以下の懲役

医薬品医療機器等法違反

 指定薬物の所持、使用  3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金  又は併科 その他法令違反 交通関係法令違反 麻向法違反 指定薬物に係る医薬品医療機器等法違反 9 6 57 37 492 1(麻向法) 26 89 98 19 40 160 10 10 90 10 6 112 176 840 H22 H23 H24 H25 H26 20∼29歳 37.4% 30∼39歳 32.3% 40∼49歳 19.2% 50歳 以上 7.0% 20歳 未満 4.1% 危険ドラッグ乱用者

(8)

薬物乱用の実態

(薬物乱用者の手記)

 私「何か楽しいことないっすか。」。A「こういう物あるけど。」という 日常どこでもある会話の中で、私は覚醒剤と出会ってしまったのです。  私は、日頃の生活や仕事がうまくいかず、覚醒剤に手を出してしまっ たのです。  俗に言う「打つ」、「あぶる」、「スニる(鼻から粉を吸い込む)」と呼ばれ る使用法の中で、鼻の穴から覚醒剤を吸引する方法で使用したのです。  覚醒剤が鼻腔内に入ると激痛が走り、しばらくすると、体が軽くな り、嫌なことも全て忘れてしまったような感覚に陥ります。  しかし、時間が経つにつれて、経験したことのない、疲労感におそわ れると同時に、徐々に不安な気持ちになります。その気持ちを紛らわ すために、「追い打ち」と呼ばれる覚醒剤の連続使用をするのです。  私は、覚醒剤に依存するうちに、食欲不振、不眠状態となり、体調を 崩すと共に、覚醒剤に対する耐性も付いて、一度に使用する覚醒剤の 量がどんどん増えていったのです。  私は、覚醒剤に溺れていく自分に恐怖を覚えたのです。  幸い私は、自制が効かなくなる前の早い段階で、警察に逮捕された ことから、覚醒剤依存による禁断症状もありません。  ですが、私は、覚醒剤の何とも言えない気持ちよさを味わった以上、 一生涯覚醒剤の誘惑と戦っていかなければならないことに代わりはあ りません。  自分一人で覚醒剤を使い誰にも迷惑をかけていないつもりでした が、結果的に見れば、親、兄弟、友人、知人、職場の仲間など数え切れ ないほどの人たちに迷惑をかけていることに気づいたのです。  この過ちを二度と起こさないように、がんばっていきたいです。  次に脱法ハーブ、合法ドラッグと呼ばれるものについてですが、私 は、学生時代にアダルトショップなどで気軽に購入できるものだと 思っていました。  ある日、友人が、10グラム、三千円ほどの安価な値段で手に入れた ハーブを巻き煙草のようにして、ハーブを巻いて吸っていたのです。 その友人はしばらくすると、突然、白目をむき、大声で叫びだして、嘔 吐し始めたのです。  私は、あまりのことにどうしてよいのか解らず、呆然と友人を見て いるしかありませんでした。友人は、時間が経つにつれて、正常な状態 に戻ったのです。私は友人に何がどうなったのか話を聞くと「本当に 死ぬかと思った。」 と合法ハーブなどと売っている薬物の恐ろしさを 教えてくれました。  私から見てもあのようなことになる薬物が「合法」、「脱法」という言葉に隠れてだれでも気軽に買えるということは、あ る意味、覚醒剤やマリファナ等の違法薬物より危険だと感じたのです。  早くこのような薬物を取り締まる法律を作るとともに、未成年者などにこのような実態を広め、手をださせないように すべきだと強く思いました。  最後に、今まで話した内容は、私の実体験に基づいて書いたものですが、誰かの目にとまったとき、こういった薬物に ついて考えてくれたらうれしく思います。

覚醒剤乱用者(30歳代、男性)

「合法」、

「脱法」という言葉に隠された危険。

(9)

 SNSで知り合った好みの人の言葉に流され知ってしまっ た悪魔の粉。  興味本意というよりは寂しさを埋めたかった。  後戻りがまだできたのに次に知り合い交際することとなっ た相手とまた悪魔の粉に魅入られ戻れない深い闇に堕ちてし まった。  仕事、クリーンな友人との付き合い、趣味を怠ることなく 熟しながら毎日を過ごしていたが、交際の月日が流れるごと に相手を悪魔の粉を失いたくないという思いが強くなり、相 手のペースに相手の思惑にコントロールされていた。  いつの日からか回数も使用量も増えていった。  当時はそれを疑問に感じることもなかった。  当たり前のこととしか思わなくなっている自分がいた。  仕事は手を抜かずにいたが、友人と距離が出来始め、趣味 を熟すこともなくなり、交際相手と悪魔の粉が唯一の心の支えとなっていた。  鍛え上げた筋肉が見る見る落ちはじめ、交際相手から音信不通になると発狂しそうな苦悩に落ち、この世から消えてし まいたいという思いに駆られた。  それらを埋めるために悪魔の粉を手に入れたりもしたが、 苦悩は消えることがなかった。  笑みもやがて消え、日々思うことは交際相手と悪魔の粉の ことばかり。  不安な感情はどんどん高まるばかり。  何もかもが嫌になっていた。  貯金も底をつきはじめた。  歯の具合も悪化しはじめた。  身も心もなにもかもが「ガタガタ」と音をたてて崩壊しは じめた。  そこに「逮捕」という救出。  手錠が、取調べが、拘置所での時間が本来の自分を取り戻 すための大切な時間であり、自分の弱さと向き合うつらくも あり、重要な時間であった。  一生忘れられない時間。  今、当時を思い返しながらペンを走らせている。  情けない自分自身を笑っている自分が居る。  だが、完全に断ち切れている訳ではない。  交際相手の顔がフラッシュバックする度に、未だ罰を受け ていない相手がにくくてたまらない。  悪魔の粉を知る前の生活を取り戻したい。  戻りたいという後悔の念に駆られる時がある。  その時には逃げることなく、自分と向き合っている。  苦しくてつらい作業ではあるが、避けてはならない。  私に生涯つきまとう心の病と捉え、向き合っている。  新たな時の流れをようやく温かく感じられるようになって きた。  一度死にかけた命を救ってくれた刑事の皆様、一度は離れ たにも関わらず優しく包んでくれる友人、人にも言えない哀 れみを抱えながらも向き合ってくれる家族が居るから、私は負けはしない。  これからも闘い、一瞬を一生をいきていく。

覚醒剤乱用者(30歳代、男性)

逮捕され、大切な時間を得て思った。一瞬を一生を生きていく。

(10)

 目の前が真っ暗になった。まさにそんな感じでした。仕事 を終えて帰宅したところ、警察官に声を掛けられて逮捕状を 見せられ、私は覚醒剤の譲り受け容疑で逮捕されたのです。  事実、覚醒剤を知人から譲り受けて、自分の身体に入れて いました。警察官に逮捕されたときに私は「ああっ、捕まっ た。」と思うと同時に、家族や彼女、会社のことなどが頭の中 によぎり、目の前が真っ暗になったのです。  私が覚醒剤に手を出したのは1年くらい前のことで、友人 に覚醒剤を勧められて興味本位でやったのが発端でした。そ れ以来、その友人から覚醒剤を譲り受けては、家族や彼女に 分からないように覚醒剤を続けていたのです。いつしか私 は、覚醒剤と「悪友」という関係になっていたわけです。  覚醒剤から離れられなくなっていた私は、誰かに救いを求めるわけでもなく、覚醒剤という名の悪友との日々が続いて いました。  私は、「いつか警察に逮捕されるだろう。」という思いはあった ものの、覚醒剤をやめるきっかけがなかったのです。  そんな最中、私が外出先から帰宅したときに、警察が来て逮 捕されました。  警察に逮捕されたときは「覚醒剤なんて知らない。」と突っぱ ねましたが、「これは覚醒剤から縁を切るための最初で最後の チャンスかもしれない。」と考え、勇気を持って警察に全てを話 し、そしてもう二度と覚醒剤には手を出さないと誓ったのです。  私は3箇月ほど警察署の施設にいましたが、執行猶予の判決 をもらって社会復帰しました。  私は家族や彼女に何と言って謝ればいいか、とても迷いなが ら自宅に帰ると、両親のきつい説教が待っていました。  しかしその説教は、私に対する家族愛なのだと思いながら聞 いているうちに、自然と涙がボロボロと流れだし、いつしか両親 ともども大声で泣いていました。  私がやった過ちを、家族は暖かく迎えてくれたことに、もう二 度と家族を裏切ってはいけないという気持ちになりました。  そして、覚醒剤をやった大きな代償が待っていました。そ れは彼女からの一通の手紙だったのです。  親から彼女の手紙を手渡された私は、恐る恐る手紙を読む と、それは「別れの手紙」でした。  その手紙は、15枚にも及び、2人の思い出や楽しかったこ となどがいろいろと書かれていて、また、手紙のところどこ ろの字が彼女の流した涙で滲んでいました。彼女がどんな気 持ちで、どんな想いでこの手紙を書いたのかが心にヒシヒシ と伝わってきて、今度は自分の涙で手紙を濡らしていました。  覚醒剤がもたらした大きな代償は、大好きだった彼女との 別れだったのです。  それからの私は、自分が犯した罪の償いと思いながら、仕 事に復帰したことで仕事に精を出し、また、家の野良仕事も 積極的にやるなどして、自分を変えました。当然、彼女のこ とを忘れるためでもありました。  私は、覚醒剤とはきっぱりと縁を切ったことで、悪友たち とも別れ、毎日を真面目に生きています。覚醒剤は、人生においていらないものです。 私は、覚醒剤をやっている人たちにはっきりと言います。いますぐやめなさい。大きな代償、不幸が来る前に。

覚醒剤乱用者(20歳代、男性)

覚醒剤という名の「悪友」がもたらした代償

薬物乱用問題に関する

相 談 電 話

迷わず相談窓口へ

http://www.npa.go.jp

ようこそ警察庁のホームページへ。各都道府県警察のホームページにもリンクしていますので、ご覧ください。

青 森 警 察 安 全 相 談 電 話 017-735-9110

宮 城 銃器・覚醒剤110番 022-266-1074

岩 手 警 察 安 全 相 談 電 話 019-654-9110

山 形 覚 醒 剤 相 談 023-635-1074

秋 田 覚せい剤・サラ金・悪質商法110番 018-823-0110

東 京 銃器・薬物ホットライン 03-3593-7970

福 島 警 察 安 全 相 談 024-525-3311

栃 木 覚 せ い 剤 1 1 0 番 028-624-0919

茨 城 覚 せ い 剤 1 1 0 番 029-301-7979

埼 玉 け い さ つ 総 合 相 談 048-822-9110

群 馬 警 察 安 全 相 談 027-224-8080

神奈川 警 察 総 合 相 談 045-664-9110

千 葉 相談サポートコーナー 043-227-9110

山 梨 薬 物 1 1 0 番 055-228-8974

新 潟 け い さ つ 相 談 室 025-283-9110

静 岡 ふ れ あ い 相 談 室 054-254-9110

長 野 警 察 安 全 相 談 026-233-9110

富 山 相 談 1 1 0 番 076-442-0110

石 川 警 察 安 全 相 談 電 話 076-225-9110

福 井 覚 醒 剤 相 談 電 話 0776-21-4618

岐 阜 警 察 安 全 相 談 室 058-272-9110

札 幌 警 察 相 談 セ ン タ ー 011-241-9110

函 館 警 察 相 談 セ ン タ ー 0138-51-9110

釧 路 警 察 相 談 セ ン タ ー 0154-23-9110

旭 川 警 察 相 談 セ ン タ ー 0166-34-9110

北 見 警 察 相 談 セ ン タ ー 0157-24-9110

都道府県

名  称

電話番号

徳 島 覚醒剤追放ダイヤル 088-653-4444

山 口 総 合 相 談 室 083-923-9110

愛 媛 警 察 総 合 相 談 電 話 089-931-9110

香 川 警 察 総 合 相 談 電 話 087-831-0110

福 岡 薬 物 1 1 0 番 092-641-4444

高 知 銃 器 薬 物 相 談 電 話 088-822-1074

長 崎 警 察 安 全 相 談 0120-110-874

佐 賀 警 察 相 談 室 0952-26-9110

大 分 覚せい剤相談コーナー 097-537-8918

熊 本 拳 銃・覚 醒 剤 相 談 電 話 096-384-4444

鹿児島 企業対象暴力・けん銃・薬物相談電話 099-255-0110

宮 崎 銃器・覚せい剤110番 0985-20-1074

沖 縄 麻 薬 1 1 0 番 098-862-1483

三 重 警 察 安 全 相 談 電 話 059-224-9110

愛 知 警 察 安 全 相 談 052-953-9110

大 阪 覚 せ い 剤 1 1 0 番 06-6943-7957

滋 賀 県 民 の 声 1 1 0 番 077-525-0110

京 都 覚 醒 剤 1 1 0 番 075-451-7957

兵 庫 覚 醒 剤 1 1 0 番 078-361-0110

和歌山 覚 せ い 剤 相 談 電 話 073-425-4615

奈 良 覚 せ い 剤 1 1 0 番 0742-33-1818

島 根 覚 せ い 剤 相 談 電 話 0852-27-4697

鳥 取 薬 物 1 1 0 番 0857-26-3774

広 島 覚せい剤・麻薬相談電話 082-227-4989

岡 山 覚 醒 剤 1 1 0 番 086-233-7867

都道府県

名  称

電話番号

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相 談 電 話

迷わず相談窓口へ

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青 森 警 察 安 全 相 談 電 話 017-735-9110

宮 城 銃器・覚醒剤110番 022-266-1074

岩 手 警 察 安 全 相 談 電 話 019-654-9110

山 形 覚 醒 剤 相 談 023-635-1074

秋 田 覚せい剤・サラ金・悪質商法110番 018-823-0110

東 京 銃器・薬物ホットライン 03-3593-7970

福 島 警 察 安 全 相 談 024-525-3311

栃 木 覚 せ い 剤 1 1 0 番 028-624-0919

茨 城 覚 せ い 剤 1 1 0 番 029-301-7979

埼 玉 け い さ つ 総 合 相 談 048-822-9110

群 馬 警 察 安 全 相 談 027-224-8080

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千 葉 相談サポートコーナー 043-227-9110

山 梨 薬 物 1 1 0 番 055-228-8974

新 潟 け い さ つ 相 談 室 025-283-9110

静 岡 ふ れ あ い 相 談 室 054-254-9110

長 野 警 察 安 全 相 談 026-233-9110

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札 幌 警 察 相 談 セ ン タ ー 011-241-9110

函 館 警 察 相 談 セ ン タ ー 0138-51-9110

釧 路 警 察 相 談 セ ン タ ー 0154-23-9110

旭 川 警 察 相 談 セ ン タ ー 0166-34-9110

北 見 警 察 相 談 セ ン タ ー 0157-24-9110

都道府県

名  称

電話番号

徳 島 覚醒剤追放ダイヤル 088-653-4444

山 口 総 合 相 談 室 083-923-9110

愛 媛 警 察 総 合 相 談 電 話 089-931-9110

香 川 警 察 総 合 相 談 電 話 087-831-0110

福 岡 薬 物 1 1 0 番 092-641-4444

高 知 銃 器 薬 物 相 談 電 話 088-822-1074

長 崎 警 察 安 全 相 談 0120-110-874

佐 賀 警 察 相 談 室 0952-26-9110

大 分 覚せい剤相談コーナー 097-537-8918

熊 本 拳 銃・覚 醒 剤 相 談 電 話 096-384-4444

鹿児島 企業対象暴力・けん銃・薬物相談電話 099-255-0110

宮 崎 銃器・覚せい剤110番 0985-20-1074

沖 縄 麻 薬 1 1 0 番 098-862-1483

三 重 警 察 安 全 相 談 電 話 059-224-9110

愛 知 警 察 安 全 相 談 052-953-9110

大 阪 覚 せ い 剤 1 1 0 番 06-6943-7957

滋 賀 県 民 の 声 1 1 0 番 077-525-0110

京 都 覚 醒 剤 1 1 0 番 075-451-7957

兵 庫 覚 醒 剤 1 1 0 番 078-361-0110

和歌山 覚 せ い 剤 相 談 電 話 073-425-4615

奈 良 覚 せ い 剤 1 1 0 番 0742-33-1818

島 根 覚 せ い 剤 相 談 電 話 0852-27-4697

鳥 取 薬 物 1 1 0 番 0857-26-3774

広 島 覚せい剤・麻薬相談電話 082-227-4989

岡 山 覚 醒 剤 1 1 0 番 086-233-7867

都道府県

名  称

電話番号

(12)

薬物乱用のない社会を

依存性や習慣性があり、中枢神経系の興奮若しくは抑制

又は幻覚の作用を有する物として、

覚醒剤、大麻、MDMA、コカイン、ヘロイン、向精神薬等があり、

これらの取扱いが法令により禁止又は制限されています。

警 察 庁

編集・発行 警察庁薬物銃器対策課

参照

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