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Academic year: 2021

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(1)

公益社団法人 日本軽種馬協会

(2)

ご挨拶

~Message~

国民の健全なるレジャーとして親しまれている競馬。競馬場を駆けるサラブレッド は、300年の歴史を重ねて受け継がれた血脈と、それを育んできた人々の無限の 努力の結晶です。 シンザン、ハイセイコー、オグリキャップ、ディープインパクト・・・。サラブレッドは、時 代時代の国民の皆様に熱い感動を届けてきました。 私たちサラブレッドの生産者は、競馬をスポーツエンタテイメントとして輝かせる主 役の競走馬を送り出すため、2~3頭を飼養する小規模な牧場から、100頭を 超える繁殖牝馬を飼養する大牧場までが、半世紀を超えて競走馬生産に真摯 に取り組み、地域経済の基幹産業の一つとして地域社会の健全な発展に寄与 してきました。 私ども日本軽種馬協会は、米国や欧州などと世界の生産者と肩を並べて資 質の高い競走馬をつくり出す、生産者の力を合わせて競馬の興隆、馬文化の継 承、地域経済の安定化を通して、日本の社会や国民の皆様とかかわり続けて参 りたいと考えております。 会長理事

(3)

協会の理念

~次世代へ向けて強い馬づくりを涵養する~

Breeding Excelence

サラブレッドの大いなる発展

栄光のゴールを駆け抜ける一頭のサラブレッ ドは、300年の歴史を重ねて受け継がれてき た血脈と、それに携わった数えきれぬほどの 人々の努力の結晶です。 日本が世界の桧舞台へ活躍馬を送り出す ようになった今日も、国際競争力をもつ資質 の高い馬の生産育成を通じて強い馬づくりを することは、観戦スポーツとして広く国民に親 しまれている競馬の魅力を一段と高めるもの です。 優駿の誕生を目指し、生産から競走までを 含めた“サラブレッド”の大いなる発展を支え ているのが、JBBA-公益社団法人日本 軽種馬協会です。

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協会の理念

~次世代へ向けて強い馬づくりを涵養する~

Breeding Excelence

健全な競馬の発展に寄与

国民の健全なレジャーとなっている競馬は、スポーツエン ターテイメントとして、ファンに興趣溢れ魅力ある質の高い競 走を常に提供していくことが使命の一つとなっています。 その根幹となる優秀な競走馬の供給サイクルである 「生産⇒育成⇒調教⇒競走⇒次世代生産」の一翼を担 い、生産地では日本の気候・風土に合った生産育成技術 と人材を用い競走馬を安定的に供給することにより、競馬 の健全な発展に寄与しています。

(5)

馬の生産育成と社会の繋がり

軽種馬(サラブレッドに代表される馬の分類)生産地の ルーツは、古くから名馬を産することで知られた土地や、 軍馬や皇室に納められた馬の産地であり、馬と関わりが 歴史的に深い地域です。 これらの地域は現在でも国内屈指の馬文化を有して おり、協会が行う軽種馬生産育成に係る事業は、競馬 を根底から支えると同時に、馬文化の保護・継承にも深 くかかわっています。 また、馬の社会的利用は競馬に留まらず、全国各地 の乗馬クラブや馬術競技で活躍する馬の大半がこれら の地域で生産育成された軽種馬を利用しており、最近 では馬を通じたアニマルセラピーにも用いられるなど、国 民の健康増進にも大きな貢献をしています。 国民の健全なレジャーとなっている競馬は、スポーツエンター テイメントとして、ファンに興趣溢れ魅力ある質の高い競走を 常に提供していくことが使命の一つとなっています。

協会の理念

~次世代へ向けて強い馬づくりを涵養する~

Breeding Excelence

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生産地の活性化と地域経済の安定化

軽種馬の生産育成は、他産業の発展が難しい地域で行われており、地域経済、地域社会を支える重要な基幹産業となっていま す。軽種馬生産育成は資本投下の大きなリスクの伴う産業であるにもかかわらず、生産者の多くが小規模農家であり、軽種馬経営 の不安定さが地域社会に及ぼす影響は大きなものがあります。 軽種馬が生産地から競馬場へ送り出されるまでの間に、協会が行う種々の生産育成対策事業は、軽種馬産業の安定的維持 発展と生産地の活性化を促進し、地域経済の安定化に繋げるものとなっています。

協会の理念

~次世代へ向けて強い馬づくりを涵養する~

Breeding Excelence

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JBBAの組織

協会は、軽種馬生産育成の安定的維持・発展を図る事 業を行い、健全な競馬の発展と地域経済の安定化に寄与 することを目的に、軽種馬やその生産育成施設を所有又は 管理して軽種馬を生産する全国の個人、法人が会員とな り組織する団体であり、全国の主要な生産地に4か所の種 馬場を配置して事業を展開しています。 協会の意志決定は総会や理事会で行われ、その議題等 は毎年各生産地で行われる懇談会での声を反映し、専門 的重要な事項には委員会を設置してきめ細かく対応できる よう配慮し、公正な事業実施に努めています。また、その結 果については月刊誌等により逐次報告をしています。

協会の理念

~次世代へ向けて強い馬づくりを涵養する~

Breeding Excelence

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協会の歩み

~生産者と共に歩んだ半世紀~

Breeding History

協会は、1955年9月に全国の軽種馬生産者が一致団結して「サラブレッド生産を民間の力で再び盛り

上げ、競馬の繁栄に生産者の立場から貢献するという理念」のもとに発足しました。以来、その努力と情

熱を原動力として、今日に至っています。

種付けに供用されたサラブレッド種牡馬は、1946年の59頭から2014年には223頭に増加ました。種牡馬

のレベルも上がり、凱旋門賞馬、イギリスダービー馬、アメリカ年度代表馬など世界を代表するレースで活

躍した種牡馬が続々と導入され、本協会所有種牡馬の産駒からもGⅠウィナーや、数々の重賞ウィナー

が輩出されています。

また、サラブレッドの国内生産頭数は、1946年の221頭から1992年には10,309頭と飛躍的な伸びを見

せ、地域経済を支える産業として根付き、2013年時点でアメリカ、オーストラリア、アルゼンチン、アイルラン

ドに次いで世界第5位の実績を誇っています。

21,275 13,365 8,032 7,757 6,825 アメリカ オーストラリア アルゼンチン アイルランド 日本 2013年度生産頭数

(9)

国際舞台での活躍を目指す

1971年の馬の輸入自由化、1981年の中央競馬 におけるジャパンカップ創設などをきっかけとして、以 降、国際化計画により日本の競馬は外国産馬に 門戸が開放されてきました。1993年の安田記念を 皮切りに国際競走も年々増加し、2000年に古馬の 象徴的なレースである天皇賞、2001年に日本ダー ビー・菊花賞、2002年に皐月賞、2003年にオークス、 2004年に桜花賞と3歳クラシックレースに外国産馬 の出走が可能となりました。 外国産馬への門戸開放と合わせて、競走能力も 向上し、ジャパンカップでは、1984年にカツラギエース が優勝したのを皮切りに、2014年までの34回開催 中に日本産馬が20勝を収めて他国を圧倒していま す。 日本産馬・日本競馬の世界的な評価も向上し、 2007年に競馬最上位国グループであるパートⅠ国 に昇格しました。2010年には、中央競馬が全平地 レースを国際レースとし、グレードレースの全てが国 際レベルのG表記となり、名実ともに競馬の国際化 が定着しました。 ジャパンカップ歴代優勝馬 回 年 優勝馬 回 年 優勝馬 第34回 2014 エピファネイア 第17回 1997 ピルサドスキー(GB) 第33回 2013 ジェンティルドンナ 第16回 1996 シングスピール(GB) 第32回 2012 ジェンティルドンナ 第15回 1995 ランド(GER) 第31回 2011 ブエナビスタ 第14回 1994 マーベラスクラウン 第30回 2010 ローズキングダム 第13回 1993 レガシーワールド 第29回 2009 ウオッカ 第12回 1992 トウカイテイオー 第28回 2008 スクリーンヒーロー 第11回 1991 ゴールデンフェザント(USA) 第27回 2007 アドマイヤムーン 第10回 1990 ベタールースンアップ(AUS) 第26回 2006 ディープインパクト 第9回 1989 ホーリックス(AUS) 第25回 2005 アルカセット(GB) 第8回 1988 ペイザバトラー(USA) 第24回 2004 ゼンノロブロイ 第7回 1987 ルグロリュー(FR) 第23回 2003 タップダンスシチー 第6回 1986 ジュピターアイランド(GB) 第22回 2002 ファルブラヴ(ITA) 第5回 1985 シンボリルドルフ 第21回 2001 ジャングルポケット 第4回 1984 カツラギエース 第20回 2000 テイエムオペラオー 第3回 1983 スタネーラ(IRE) 第19回 1999 スペシャルウィーク 第2回 1982 ハーフアイスト(USA) 第18回 1998 エルコンドルパサー(USA) 第1回 1981 メアジードーツ(USA)

協会の歩み

~生産者と共に歩んだ半世紀~

Breeding History

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海外GⅠレースでは、シーキングザパール(モーリス・ド・ゲス ト賞)、タイキシャトル(ジャック・ル・マロワ賞)、エルコンドルパ サー(サンクルー大賞、凱旋門賞2着)、アグネスワールド(ア ベイユ・ド・ロンシャン賞、ジュライカップ)など多数の優勝馬を 輩出しました。なかでも2001年12月に香港国際GⅠレース で、ステイゴールド(香港ヴァーズ)、エイシンプレストン(香港マ イル)、アグネスデジタル(香港カップ)が3連勝し、世界に実 力を強烈に印象づけました。更にエイシンプレストンは翌02 年、03年とクイーンエリザベスⅡ世Cを2連覇する活躍を見せ ました。 その後、2005年にシーザリオがアメリカンオークス、ハットトリッ クが香港マイル、2006年にハーツクライがドバイ・シーマ・クラ シック、デルタブルースがオーストラリア・メルボルンカップ、コスモ バルクがシンガポール国際カップ、2007年にアドマイヤムーンが ドバイデューティーフリー、シャドウゲイトがシンガポール国際 カップを制覇、2010年にナカヤマフェスタが凱旋門賞で2着、 2011年にはドバイワールドCにおいてヴィクトワールピサとトラン センドが1,2着を独占、ロードカナロアが香港スプリント二連覇 2014年にはジャスタウェイがドバイデューティーフリーを制し、 ワールド・サラブレッド・ランキングで単独1位を獲得するなど、 年を追うごとに世界の舞台で日本産馬が活躍するようになり ました。 海外GⅠ競走優勝馬 年 レース名 優勝馬 2014 ドバイデューティーフリー ジャスタウェイ 2014 ドバイシーマクラシック ジェンティルドンナ 2014 オールエイジドS ハナズゴール 2013 香港スプリント ロードカナロア 2012 香港スプリント ロードカナロア 2012 クイーンエリザベス二世C ルーラーシップ 2011 ドバイワールドC ヴィクトワールピサ 2007 シンガポール航空国際C シャドウゲイト 2007 ドバイデューティフリー アドマイヤムーン 2006 メルボルンC デルタブルース 2006 シンガポール航空国際C コスモバルク 2006 ドバイシーマクラシック ハーツクライ 2005 アメリカンオークス シーザリオ 2005 香港マイル ハットトリック 2003 クイーンエリザベス2世C エイシンプレストン(USA) 2002 クイーンエリザベス2世C エイシンプレストン(USA) 2001 香港C アグネスデジタル 2001 香港マイル エイシンプレストン(USA) 2001 香港ヴァース スティゴールド 2000 ジュライC アグネスワールド(USA) 1999 アベイ・ド・ロンシャン賞 アグネスワールド(USA) 1999 サンクルー大賞 エルコンドルパサー(USA) 1998 ジャック・ル・マロワ賞 タイキシャトル(USA) 1998 モーリス・ド・ゲスト賞 シンキングザパール(USA)

協会の歩み

~生産者と共に歩んだ半世紀~

Breeding History

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海外の馬主が国内せり市場において日本産馬を購買し、輸出後に現地で競走し優秀な成績を残すようになってきています。特に シンガポールの4歳3冠ボーナスを達成し、シンガポールの年度代表馬に選ばれたジョリーズシンジュやシンガポールゴールドCを制した エルドラドなどの戦績は、わが国の競馬界が「世界に通用する強い馬づくり」に傾けてきた努力の結実です。 協会は、種々の事業を通じてこの輝かしい成果に貢献していると自負しており、更に「国際競争力をもつ資質の高い馬の生産育 成」を進めていくことにより、半世紀を超える歴史に新しい歴史を書き加えようとしているのです。

協会は、種々の事業を通じてこの輝かしい成果に貢献していると自負しており、更に「国際競争力を

もつ資質の高い馬の生産育成」を進めていくことにより、半世紀を超える歴史に新しい歴史を書き加え

ようとしているのです。

シンガポールダービー優勝馬 ジョリーズシンジュ(Jolie‘s Shinju) シンガポールゴールドC優勝馬 エルドラド(El Dorado)

協会の歩み

~生産者と共に歩んだ半世紀~

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協会の事業

~健全な競馬の発展と地域経済の安定化~

The activities of the JBBA include the following

協会では、サラブレッドの「国際競争力をもつ資質の高い馬の生産育成」により、健全な競馬の発展と

地域経済の安定化に寄与することを目的とし、種牡馬事業を根幹に据え、サラブレッドの改良に必要な

情報提供や生産・育成に欠かせない人材養成と生産技術の向上、生産地情報の発信による生産地の

案内等に努めています。

また、軽種馬農業協同組合や県軽種馬協会など全国各地の軽種馬関連団体と連携を保ち、地域の

主要産業としての軽種馬産業の基盤強化のため、生産地の事情に密着した各種の助成事業を展開し

ています。

(13)

「国際競争力をもつ資質の高い馬の生産育成」には、優れた遺伝子の導入と極度の血統的偏り

を防ぐことが欠かせません。日本産馬の資質向上を目指して、協会では優秀なサラブレッド種牡馬の

導入による種付事業を大きな柱に据えています。

協会の事業

~軽種馬の改良~

Improved Race-horses

牧場と向き合う種馬場

協会は、種馬事業を通して日本産馬全体のレベルアップに 大きく貢献しています。 導入した種牡馬は、北海道日高地区、青森県、鹿児島 県の3カ所の協会種馬場に配置し、種付料をリーズナブルに 設定して牧場の経済的負担軽減を図りながら、毎年約50 0頭程度の繁殖牝馬に種付けを行っています。 これまでに供用されてきた代表的な輸入種牡馬は、1970 年代はピットカーン、ロイヤルスキー、1980年代はグランディ、ク リスタルパレス、クリスタルグリッターズ、1990年代に入るとダン シングブレーヴ、ロドリゴデトリアーノ、キンググローリアス、フォー ティナイナー、ウォーニング、ジェネラスといった世界的に評価の 高い種牡馬を、2000年代からはバゴ、ロックオブジブラルタル、 ヨハネスブルグ、エンパイアメーカー、ケープブランコなどの超一 流馬を導入しています。

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協会の事業

~軽種馬の改良~

Improved Race-horses

種牡馬の万全な管理

協会種馬場に繋養されている種牡馬は、いずれも高価で 貴重な財産であり、日本にとってかけがえのない資源です。 従って、貴重な資源である種牡馬を最高の状態に保ち、ス ムーズな種付けを行うことが、種馬場の重要な使命となります。 その使命を果たすため、種馬場には場長として獣医師を配 置し、最上級の馬医療知識・技術を基礎とし心電計解析 装置などの医療機器を駆使して種牡馬の飼養管理を行って います。健康面はもちろん、臨床・繁殖学からアプローチした 検査や研究にも鋭意取り組み、種牡馬管理のノウハウ向上 に努めています。 また、繁殖牝馬の種付適期の判断や妊娠鑑定にも高度な 知識・技術、そしてエコーカメラや電子スコープなどを活用し、 受胎率のアップはもとより、不妊症などの診断・治療にも役立 てています。 エンパイアメーカー(USA) バゴ(FR) ヨハネスブルグ(USA)

(15)

協会の事業

~軽種馬の改良~

Improved Race-horses

優良繁殖牝馬の導入促進

GⅠレースを勝った産駒たち 優良繁殖牝馬 産駒 主なレース アビ(GB) ディープスカイ 日本ダービー、NHKマイルC マンファス(IRE) キングカメハメハ 日本ダービー、NHKマイルC ローミンレイチェル(USA) ゼンノロブロイ ジャパンC、有馬記念、天皇賞(秋) トリッキーコード(USA) ハットトリック マイルチャンピオンシップ グレートクリスティーヌ(USA) ビリーヴ 高松宮杯、スプリンターズS セイウンクノイチ セイウンワンダー 朝日杯フューチュリティS ナイスレイズ(USA) メイショウボーラー フェブラリーS 繁殖牝馬の資質向上は、「国際競争力をもつ資質の高 い馬の生産育成」を目指す牧場に不可欠な要素です。 協会は、優良繁殖牝馬の導入資金や海外からの輸送費 の負担を軽減する施策を行っており、この事業を利用して輸 入された繁殖牝馬からは、キングカメハメハ(日本ダービー)、 ディープスカイ(日本ダービー)やゼンノロブロイ(天皇賞・秋、 ジャパンカップ、有馬記念)などのGⅠ優勝馬が生産されて います。

(16)

「世界に通用する強い馬づくり」を支援するデータベースシステムとして、1987年に軽種馬改良情報シ

ステム(Japan Bloodstock Information System:JBIS)を誕生させました。これにより生産地や各競

馬主催者、関係団体などから収集・集積した軽種馬データを整備し、インターネットなどを通じて生

産者のパソコンや携帯電話に改良関係情報として提供しています。

協会の事業

~軽種馬改良情報の提供~

Database Services

データベースに膨大な情報を収集

JBISのコンテンツは、日本中央競馬会、地方競馬全国協会、公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルなどと緊 密な連携をとり、現在では約114万頭の軽種馬(競走馬・種牡馬・繁殖牝馬・幼駒)の基本情報と約66万レース分の競走成績、 市場取引馬の各種統計情報を完備しています。 また、独自に北米・欧州・オセアニアなどを対象とした主要競馬国のグレードレースの成績を収集するなど、どの馬からもリンクで きる5代血統表を備えた充実した内容となっています。 中央競馬や地方競馬をはじめ、世界各国を見渡せば、競馬は毎日開催されています。一口に114万頭・66万レース分の情報 といっても、その内容は常に追加され変化していることから、JBISでは最新情報を提供するため、毎日データを更新しています。 日本中央競馬会 中央競馬関連情報 地方競馬全国協会 地方競馬関連情報 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル 登録情報 公益社団法人日本軽種馬協会 生産関連情報・海外関連情報

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協会の事業

~軽種馬改良情報の提供~

Database Services

インターネットによる情報提供

JBISインターネットサービスであるJBIS-Searchを通じて 国内・国外を問わず、広くすべての人が年間を通じて24時 間いつでも必要な情報を引き出し、利用することができるよ うになっています。情報利用の垣根を限りなく低くすることに より、利用数は2014年の年間訪問者数は約193万件、ペ ージビュー数は2,089万件となっています。

JBIS-Search

http://www.jbis.or.jp

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協会の事業

~軽種馬改良情報の提供~

Database Services

生産に役立つ情報源

1972年生まれ以降の軽種馬について毛色・性別・生年 月日・産地・血統などのデータを基礎として、中央・地方競 馬と海外のグレードレースの成績を絶えず付加し、どの馬か らも関連した最新情報を調べることができる機能を充実させ ています。 また、輸入繁殖牝馬の牝系情報を整備する一方、サイ アー・ニックスランキング、統計情報、牧場関連情報もフォ ローし、父馬・母馬を入力し5代血統表をシミュレートする 配合レポートを用意するなど、軽種馬生産の配合決定に 欠かせない情報源として活用できるよう工夫されています。

(19)

協会の事業

~軽種馬改良情報の提供~

Database Services

データベースの多目的活用

JBISは、軽種馬に関わるあらゆる人々のデータベースとして利用されています。 協会は、軽種馬生産の中枢機関としてJBISに蓄積された膨大な最新データを駆使し、毎年「軽種馬統計」、「全国馬名 簿」など各種刊行物を発行し、国内軽種馬生産に関わる貴重な統計データを文書で提供・保存しています。 また、豊富な情報を国内に提供するばかりでなく、海外へ向けても英語によりStallion Profileとして種牡馬の詳細な成績を インターネットで提供し、国際的に高い評価を受けています。 このほか、せり市場において配布される「せり名簿」のカタログスタイルも、JBISのデータを加工し編集・作成されています。 軽種馬統計 全国馬名簿 せり名簿で利用されるブラックタイプ

(20)

協会は、協会の事業内容、事業活動・会議報告、生産地の状況、国内外のせり市場の状況、

国内競馬に関する情報、種牡馬のプロフィール及びランキング等の豊富な情報を月刊誌の「JBBA

NEWS」及び協会ホームページを通じて国内・海外へ向けて提供し、生産に関する情報を広く周知

することに努めています。

また、協会ホームページでは、海外に向けて英語、韓国語、中国語版を提供しています。

協会の事業

~広報活動~

Public Information

海外向けホームページ 英語 jbba.jp/en/ 中国語 jbba.jp/cn/ 韓国語 jbba.jp/kr/ 月刊誌 「JBBA NEWS」

(21)

競馬は、多くのファンを魅了する観戦スポーツとして国民の日常に浸透し、引退後のスターホースや

名馬たちを生産地の牧場に訪ねる人々も後を絶たないのが現状です。

協会は、牧場に足を運ぶ人々のために、生産地における引退馬の情報などの案内を行うとともに、

宿泊施設、観光施設のガイドなど幅広い情報を公開しています。

協会の事業

~生産地の案内と啓発活動~

Information Guidance on Breeding Areas

競走馬のふるさと案内所

協会は、生産地を訪れるファンと牧場を橋渡しするインフォ メーションの拠点として、1986年に静内町(現:新ひだか町) に「競走馬のふるさと日高案内所」を開設しています。また、 全国5ヶ所に連絡センターを設置し全国の生産地の情報を 収集し共有化ています。 競走馬のふるさと案内所の存在は、馬産地を訪問するファ ンはもとより、牧場にとっても不在の際や都合がつかないケー スの訪問や見学が減り、事故や防疫面での安全を確保する 点でも意義が大きいものとなっています。 また、牧場訪問に際しての見学マナーや一般にあまり知ら れていない牧場の仕事の特性といった知識の周知・徹底を 図るとともに、牧場サイドと見学の時間帯の調整を行うなど、 牧場や繋養馬の見学者の受け入れを可能にし、より多くの 人たちに生産の現場を訪れていただくことで、競走馬や競馬

(22)

協会の事業

~生産地の案内と啓発活動~

Information Guidance on Breeding Areas

生産地情報のネットワーク

北海道の日高・胆振・十勝地方から九州・鹿児島まで全国に ネットを持つ「競走馬のふるさと案内所」では、地元の繋養馬や牧 場の最新情報を定期的に収集し共有化することにより、全国情 報として生産地を訪れた競馬ファンや観光客はもちろんのこと、報 道関係や軽種馬関連団体などにも提供しています。 情報利用の利便性を高めるため、2002年12月に「競走馬のふ るさと案内所」ホームページを開設、以後リニューアルを重ね、携帯 電話からの利用も可能とするなど、より一層コンテンツの充実と利 便性の向上を実現し、2014年の年間訪問者数は約121万件、 ページビュー数は約472万件となっています。

競走馬のふるさと案内所

http://uma-furusato.com

(23)

競馬が国際的にオープン化したことは、個々の牧場の庭先が世界の競馬と直結していることを意

味しています。その流れをとらえ、国際競争力をもつ資質の高い馬の生産育成を行うためには、旧

来のカンや思い入れに頼る生産育成方法では通用しないのは言うまでもありません。

軽種馬の生産育成は、馬の競走能力に価値を見出す特殊な分野であることから、その能力を育

み、引き出す仕事には確固とした理論と技術が不可欠です。最も求められているのは、世界的な視

点から「強い馬づくり」を実現できる人材と科学的に裏打ちされた技術の普及です。

協会の事業

~人材養成と生産育成技術の向上~

Personnel Training

生産育成技術者の養成

協会では、騎乗技術を修得した牧場従事者を養成する 人材養成機関として、1990年に静内種馬場内に育成技術 者研修所を設置して「育成技術者養成研修」を開始しまし た。2002年には、この過程を基礎として生産関連の研修内 容を充実させた「生産育成技術者養成研修」を新たにス タートさせ、生産育成技術者研修所として世界水準の人材 養成に力を注いでいます。

(24)

協会の事業

~人材養成と生産育成技術の向上~

Personnel Training

生産育成技術者養成研修

(技術と理論を基礎から学ぶ)

研修課程は3月下旬~翌年3月中旬までの一年 間とすることで、教育内容の充実を図り、卒業後の生 産牧場、育成牧場への進路を広げています。 軽種馬を生産育成できる即戦力技術者を育てる ため、カリキュラムは、「学科」と「実技」に分かれ、学 科では「馬体の名称、しくみと働き」といった基礎から 繁殖牝馬、種牡馬、幼駒、育成馬の飼養管理方 法や衛生、防疫など実務に必要な知識を学びます。 実技では基本馬術から調教馬術、競走馬術を修得 するほか、種付、分娩、新生児管理、市場用馴致、 育成馴致(ブレーキング)や採草地、放牧地の管理 など飼養分野を学習します。 授業は、午前が実技、午後が学科にあてられ、朝・ 夕食前の厩舎作業、夜飼いなど「うまや七分に乗り 三分」といわれる馬と伴に暮らす全寮制ならではの日 課が組まれています。 さらに、種馬場実習では、世界の名種牡馬に触れ ながら生きた知識や技術を身に付けられるのも大きな

後継者研修

(後継者のスキルアップを支援)

研修所では、1992年から牧場の後継者、家族およびスタッ ドマネージャーの技能向上を目的に、基礎知識の講義から騎 乗や馴致の技術などをコンパクトにまとめた2週間の「後継者 研修」を毎年実施しています。

(25)

協会の事業

~人材養成と生産育成技術の向上~

Personnel Training

生産育成技術者研修所の概要

研修所は、北海道日高管内のほぼ中央、新 ひだか町に65haの広大な面積を擁する静内種 馬場内に設置されています。 延長600m・幅員8mの屋外馬場、80×30mの 屋内馬場、延長3,000mの森林馬道、厩舎2棟 25馬房、視聴覚機器を備えた講義室のほか、 全寮制の宿泊施設などが研修生の知識・技術 取得の舞台として用意されています。 このように整備された施設・設備のみならず、研 修生の経済的負担の軽減にも配慮するなど、 学ぶ環境の充実に努めています。

(26)

協会の事業

~人材養成と生産育成技術の向上~

Personnel Training

軽種馬生産技術総合研修センター

経験と勘に頼っていた「馬づくり」から科学的に裏打ちされた生産育成技術による「強い馬づくり」を進めることが、国際競争に打ち勝 つことにつながります。 協会では、生産技術向上に取り組む牧場を支援するため、2007年に軽種馬生産技術総合研修センターを設置し、当該センターを 核として、獣医師、装蹄師、栄養管理者を対象に、三者が共通の認識を持って総合的に技術指導を行うための研修等を行っていま す。 また、生産育成や経営管理などの技術普及を行っている技術者やコンサルタントを支援するため、軽種馬に関する技術情報の集 積と提供を行うデータベース拠点施設としての役割を担っています。

(27)

協会の事業

~生産地支援~

Various Activities

海外流通の促進対策

近年、海外における日本産馬・調教馬の活躍や生産地にお ける海外輸出の取り組みにより、海外輸出頭数が増加しつつ あります。 協会は、こうした内外の動きに対処し軽種馬の輸出が促進 されるよう、日本の生産育成・流通に関する情報の海外への 提供、せり市場主催者による海外競馬関係者の誘致活動に 対する助成等を行うとともに、静内種馬場・九州種馬場及び 旧胆振種馬場跡地に軽種馬専用の輸出検疫施設を設置し、 軽種馬の海外輸出に対する利便を図っています。

(28)

協会の事業

~生産地支援~

Various Activities

国内流通の改善対策

国内せり市場は、生産馬の販路の確保と拡 大、公正な取引を推進するうえで、非常に意 義深い存在です。 協会は、せり市場の振興と軽種馬の円滑な 流通を図るために全国各地のせり市場を支援 し、上場促進、せり名簿の作成、広報費など への助成を行い、経済状況に左右されやすい 軽種馬の取引価格の安定的な指標を与える せり市場の活性化、せり市場を核とした流通 の促進等に大きな役割を果たしています。

防疫衛生対策

協会は、育成馬に対する日本脳炎、破傷 風、インフルエンザの予防や、繁殖牝馬に対す るインフルエンザ、馬鼻肺炎の予防、伝染性子 宮炎の再侵入の防止等の取組みに対し助成 を行なう等、伝染病の発生と蔓延防止のため の多岐にわたる対策を講じ、我が国の防疫衛 生対策の推進に大きな役割を果たしています。

(29)

協会の事業

~生産地支援~

Various Activities

生産育成基盤の整備対策

海外からの優秀な種牡馬と繁殖牝馬の導入策により、日 本産馬のトップクラスの資質は世界レベルに達したと言われて います。その資質を競走能力として開花させるための環境整 備が近年の重要な課題となっています。 協会は、「国際競争力をもつ資質の高い馬の生産育成」 にふさわしい環境づくりという観点から、軽種馬生産育成の 基盤となる放牧地の整備などへ助成を行い、大きな成果を あげています。

経営体質の強化対策

軽種馬の大多数が中小規模の牧場で生産育成され、経 済状況の影響を受けやすい牧場経営の特質が経営基盤の 強化を行いにくくしています。 協会は、牧場経営に対する適切な資料の提供、農協等 が生産者を対象として実施する研修等に対する助成等によ り生産地の指導体制を支援するとともに、経営改善を図る ため生産者が資金を借り受けて生産施設の整備等を行う 場合、一定の利子補給を行う生産育成強化対策を行って います。

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協会の事業

~競馬振興への支援~

Industry Support

競馬の振興を側面で支える

世界で活躍する優秀な競走馬の輩出と、その生産意欲を 牧場経営に浸透させる施策として、協会が指定する重賞競 走(中央・地方)の優勝馬関係者に会長賞を贈呈し表彰す るなど、軽種馬生産育成に直結する競馬施行面でも積極的 に支援を行っています。

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協会の事業

~国際協調~

Promoting International Exchange

世界の生産者組織との連携

国際化に対応するには、世界的なルールに従った馬づくりが必要です。 協会は、日本の生産者団体として世界の生産者との交流に積極的に取り組み、1986年から国際サラブレッド生産者連盟(旧国 際生産者会議)にオブザーバーとして参加し、2003年にはメンバー国として承認され、2006年に東京に於いてアジア初の国際生産者 会議を主宰するに至りました。会議には毎回参加し、世界の趨勢を肌で吸収するとともに日本の立場から熱心な討議を行い、相互 理解と国際親善に努めています。 このほか、アジア競馬会議への出席、英国サラブレッド生産者協会への加入、ニュージランド生産者協会ともシャトルスタリオンなどを 通じて活発な交流を進め、広く世界規模で海外の生産者団体との協調を図っています。

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協会の概要

1955年9月 設立

会長理事 河野 洋平(非常勤) 副会長理事 木村 貢(非常勤) 副会長理事 山内 正孝(非常勤) 副会長・常務理事 西村 啓二 理事 14名(非常勤) 監事 1名(非常勤) 本部 〒105-004 東京都港区新橋4-5-4 JRA新橋分館3F TEL 03-5473-7091(代表) FAX 03-5473-7097 静内種馬場 〒056-0144 北海道日高郡新ひだか町静内田原517 TEL 0146-46-2321(代表) FAX 0146-46-2336 七戸種馬場 〒039-2501 青森県上北郡七戸町荒熊内153 TEL 0176-62-2619 FAX 0176-62-6918 九州種馬場 〒899-8313 鹿児島県曽於郡大崎町野方3995 TEL 099-478-3011 FAX 099-478-3013 軽種馬生産技術 総合研修センター 〒056-0144 北海道日高郡新ひだか町静内田原517 TEL 0146-46-8008 FAX 0146-46-8009 北海道市場 〒056-0002 北海道日高郡新ひだか町静内神森175-2 TEL 0146-42-2090 競走馬のふるさと 日高案内所 〒056-0144 北海道日高郡新ひだか町神森175-2 TEL 0146-43-2121 FAX 0146-43-2500

【施設】

【役員】

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参照

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