1
平成28年度山形市健康づくり推進協議会 会議録
1 日 時 平成28年8月25日(木) 午後2時~午後4時 2 場 所 山形市役所 11階大会議室 3 議 題 (1)「山形市健康づくり21」計画推進の進捗状況について (2)各団体及び市の健康づくりに関する取り組み状況について 4 出席者 別添名簿のとおり 5 傍聴者の数 0名 6 審議経過 下記のとおり 7 資料の名称 資料1 山形市健康づくり21(平成25年度~平成34年度)体系図及び平成 27年度の現状値 資料2 山形市健康づくり21 現状値の推移 資料3-① 健康づくりの環境整備 受動喫煙防止対策の推進 資料3-② 受動喫煙防止宣言 資料4-①、4-②、4-③、4-④、4-⑤、4-⑥、4-⑦ 各団体における健康づくりの取り組み状況 資料5-①、5-② 市における健康づくりの取り組み状況 参考資料 おたっしゃ健口教室受講前後における口腔機能評価 〔山形市歯科医師会〕 参考資料 環保協だより 〔山形市環境保健推進協議会〕 参考資料 山形再発見!自然と歴史にふれるウォーキング 〔山形市健康づくり運動普及推進協議会〕 参考資料 食事だより・平成28年6月分予定献立のお知らせ(3歳以上児) 〔こども保育課〕 参考資料 やまがたし健康ベニレージ 〔健康課〕 報告者 平成28年9月5日(月) 健康課 青山香織 委 員 19名(うち代理者1名) 幹 事 10名(うち代理者3名) 事務局 12名 合 計 41名2 記 【審議経過】 1 開会 2 市民生活部長あいさつ 3 自己紹介 4 会長及び副会長選出 7月に委員の改選があったため、山形市健康づくり推進協議会設置要綱第6条により、 会長及び副会長を選出。会長については、委員の互選により山形市医師会の門馬会長に 決定。また、門馬会長の指名により副委員長は、山形市歯科医師会の斎藤会長と、山形 市食生活改善推進協議会の大場会長の2名となる。 5 会長あいさつ 6 報告及び協議(議長:門馬会長) (1)「山形市健康づくり21」計画推進の進捗状況について(事務局 舩山・青山) ア 資料1に基づき、平成27年度の現状値について説明。 H27現状値の項目のうち、「-」となっている部分は、「県民健康・栄養調査」に より把握している数値であり、毎年度把握できないため「-」としている。 この調査は、今年度に実施されるため、来年度に市計画に調査結果を使用してい くことになる。 イ 資料2に基づき、平成24年度~平成27年度の現状値の推移状況を説明。 現状値は、「山形市健康づくり21」策定時の数値であり、目標値は平成34年度 の数値を示している。 ウ 資料3-①、3-②に基づき、受動喫煙防止対策の推進について説明。 質疑応答 (1)「山形市健康づくり21」計画推進の進捗状況について 質問:斎藤委員(山形市歯科医師会)【受動喫煙防止について】 水蒸気を吸うアイコス(商品名)等の電子タバコに対しては、どのように考 えるのか。(電子タバコ・・・タバコの代用品として、香りや味のする溶液を電気 式の器具で加熱して、蒸気を吸うもの。) 意見:大泉委員(山形市医師会) 電子タバコは、ニコチンが入っているものもあれば、入っていないものもある。 害がないと思われる方が多いが、実は有害物質が沢山含まれていて、中には発が ん性物質が普通のタバコよりも高濃度のものもあるという調査結果も出ている。 そのため電子タバコが決して安全だとは言えず、むしろ危険であるということが わかっているので、そういった事も含めて受動喫煙対策を考えていく必要がある。
3 意見:大泉委員(山形市医師会)【資料2 胃がん検診について】 市の胃がん検診受診率がみかけ上減っているようにみえるが、平成26年度に 山形市内の胃がん検診協力医療機関に医療処置を受けていない方で、年1回胃の 内視鏡検査受検者数を調べてみた。すると、胃がん検診を受けている人数とほぼ 同等数のおよそ14,000 人程度が、市の検診の代わりに内視鏡検査を受けている ことがわかった。 3年前からピロリ菌の除菌に対しても健康保険適応となり、除菌する人も増え ている。しかし除菌しても、約1%の人が胃がんを発症する。そのため、バリウ ム検査を受けず、胃カメラを定期的に受けている人もいる。そういった状況を健 康づくりの評価でも、数の反映が出来るよう市と協働で、どのような方法で取り 組んでいくかを検討しなければいけないと考えている。そのためには、市医師会 としては、市内の医療機関との情報連携ができるような連絡体制等の構築を検討 していくことが必要である。正しい胃の検査を受けている人の数を把握すること は今後の課題であろう。 (2)各団体及び市の健康づくりに関する取り組み状況について 各委員報告における追加内容及び質疑応答 追加:斎藤委員(山形市歯科医師会) 資料4-①には、平成28年度報告とあるが、今回資料に載せたものは平成 27年度の講座の実施状況である。 なお、今年度は「かみかみ歯っぴー教室」と講座の名称を変更し、また対象 者も口腔機能のチェック項目の有無に関わらず、一般の高齢者でも受講できる ように、対象者を拡大し実施している。高齢者の数は増えているが、受講者の 数が伸びない。他団体との連携が必要と感じている。 質問:議長(門馬会長) 口腔内の湿潤度を上げるには、どのようなものがあるか。 応答:斎藤委員(山形市歯科医師会) 唾液腺をマッサージし唾液を促す方法や、衛生用品として口の中に保湿ジェ ルを入れて潤いを保つ方法もある。 追加:伊藤委員(山形市薬剤師会) 資料にはないが、山形市薬剤師会に加入する学校薬剤師が担当校で薬のお話 をしている。 追加:長岡委員(山形市社会福祉協議会) ふれあいいきいきサロンは平成の一桁台から全国的に全国社会福祉協議会 が先立って支援をしている。山形市内の町内会は550か所あるが、平成27
4 年度時点でサロンの数が263か所となった。サロンの講師として、健康づく り運動普及推進員の協力もいただいている。 意見:鈴木委員(山形市体育振興会連合会) 地区にはサロンとは別に、以前から老人クラブもある。現在は、行政からの 助成金等が減ってきている等の理由から、徐々に老人クラブの会員数の減少や 老人クラブ自体が少なくなってきている。 社会福祉協議会には、サロンへの支援だけではなく、自主活動を行っている 老人クラブへも目配り、気配りをお願いしたい。老人クラブでは、先進的に閉 じこもりへの対応をしている。新規団体だけではなく、長年活動している団体 への支援もお願いしたい。 応答:長岡委員(山形市社会福祉協議会) 各地区及び各町内会の実情は様々であるが、市社協としては地区社協ととも に協働してサロン団体への助成を行っている。地区によっては、実施主体は さまざまであるが、地区社協が認めた団体に助成をしている。老人クラブの実 情も重々承知している。実施内容に規定はなく、地域の実情に応じたやり方で 活動している団体へ助成していることに対して、ご理解をいただきたい。 応答:亀谷委員(山形市老人クラブ連合会) 老人クラブは健康づくりをテーマとして活動しているが、近年地域のサロン が増え、老人クラブに入会しなくてもサロンに参加することで健康づくり、介 護予防ができると思い、クラブに入会しない高齢者が多いと感じる。老人クラ ブと一緒にサロンを実施していけば良いのではないか、と思っている。会員確 保や地域のサロンとの関係づくりが課題と考える。 追加:大場委員(山形市食生活改善推進協議会) 今年度から、塩分摂取量の目安が男性8g/日、女性7g/日となり、より一 層減塩対策が難しくなってきた。事例として、1g/杯のみそ汁を実際に住民 へ提示するなどを行っている。 より多くの住民を対象に活動していきたい。今後はさらに(老人クラブやい きいきサロン等)地区での活動の幅を広げたいと考えている。ぜひ声をかけて いただきたい。 質問:斎藤委員(山形市歯科医師会) 山形市健康づくり運動普及推進協議会の報告に対して、市民を対象としたウォ ーキングイベントを行う場合、傷害保険の加入はしているのか。 応答:佐藤委員(山形市健康づくり運動普及推進協議会) 協議会として、協議会主催の行事の場合に適用される保険に加入している。
5 追加:鈴木委員(山形市体育振興会連合会) 市内30地区で様々なスポーツや運動会等を実施している。課題としては、生 涯スポーツの普及である。山形市は体育施設が少なく、学校の体育館使用につい ても、スポーツクラブや学校行事等と重なり使用に制限がかかる実情もあるが、 金井地区では、以前より生涯スポーツの振興に力を入れている。総合型地域スポ ーツクラブのモデル地区でもあり、10年になる。今後は、この総合型地域スポ ーツクラブを1か所でも多く各地区で立ち上げて、浸透させていきたい。 追加:髙橋委員(山形市スポーツ推進委員協議会) 秋に実施予定の体力測定の内容について 【共通項目】握力、上体おこし、長座体前屈 【6歳~64歳】反復横とび、 立ち幅とび、20mシャトルラン 【65歳~79歳】開眼片足立ち、10m 障害物歩行、6分間歩行 追加:佐藤代理(山形県村山保健所) 「やまがた健康づくりステーション」の広域集客型として、イオンモール天童 店内に6か所のポイント地点を設け、WAON カードをかざすと健康ポイントが加 算され、ある程度ポイントがたまると、WAON ポイントとして使用できる。これ は、買い物をしている間に気軽に歩いて健康づくりにつなげてもらおうという仕 組みである。 「やまがた受動喫煙防止宣言の普及と受動喫煙防止対策の促進」に関して、県内 全市町村で受動喫煙防止宣言をしていただいた。公共性の高い施設における受動 喫煙防止に関しては、目標を前倒しして平成28年度中に敷地内禁煙又は建物内 禁煙の実施率100%を実現できるよう取り組んでいる。今年の5月時点では、管内 14市町中7市町が達成している。来年の3月までには、残りの7市町にも敷地 内禁煙又は建物内禁煙の実施をお願いしている。 質問:議長(門馬会長) 敷地内禁煙又は建物内禁煙が未達成である施設とは、どのような施設なのか。 応答:佐藤代理(山形県村山保健所) 宿泊施設や飲食を伴う施設の実施が難しいようである。 7 その他 特になし 8 閉会