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豊橋技術科学大学グローバル工学教育推進機構 ( 第 3 号平成 26 年 10 月 23 日 )

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豊橋技術科学大学グローバル工学教育推進機構

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1  主要活動報告

 9 月 7 日(日)〜12 日(金):梅本特任教授(国際教育センター)、Tan 特任助教(同センタ ー)が、海外実務訓練事業の学生受入れ予定企業、企業団体、マレーシア科学大学等との打 合わせ、意見交換のため来訪。一行は、今回初めての訪問先として、地元企業の連合団体で ある、The Free Industrial Zone Penang Companies’Association (FREPENCA)、Federation of Malaysian Manufacturers (FMM)を訪問し、今後の海外実務訓練等における協力につい て意見交換を行った他、東レ、Continental Automotive Components Malaysia、Ambu, Keysight Technologies Malaysia、Advantest Engineering 他 6 社、3 団体を訪問した。 黒田は、FREPENCA、FMM、東レ、Continental Automotive Components の訪問に同行。なお、 平成 25 年度の海外実務訓練は、平成 26 年1 月〜2 月に実施予定で、本学 12 名の学部学生 が(うちマレーシア人留学生2 名)が参加予定。  9 月 12 日(金)〜21 日(日):本学博士課程教育リーディングプログラム「超大規模脳情報 を高度に技術するブレイン情報アーキテクトの育成」事業の一環としてグローバルサマー スクールが 9 月 6 日(土)〜21 日まで、ケランタン州コタバル、ペラ州バンディン島、ペ ナン島で実施された。本サマースクールは、マレーシア科学大学 School of Health Sciences Brain Network Centre for Neurocognitive Science と連携して実施されたもので、コタバ ルでの導入活動、バンディン島での現地少数先住民が居住するコミュニティでのフィール ドワークの後、ペナンに移動した。

ペナン校では、フィールドワークで見出した先住民が直面する課題に対し、7 名の本学大学 院学生及び 9 名の USM School of Health Sciences から参加した保健、生命科学等専攻の 大学院生が討論・共同作業を通じて、具体的な解決策を提案することを目的とした活動が行 われました。9 月 21 日(木)には、TUT 及び USM の学生による企画・運営により、井上理 事・副学長、Shukri USM 副学長の参画の下、活動成果のプレゼン・閉講式が行われました。 期間中、中内教授(3 系系長)・本プログラムコーディネーター、松田教授・国際教育セン ター長、若原教授(2 系系長)、浜島特任教授(国際交流センター)、北崎准教授(3 系)、稲 田准教授(2 系)、森田教務課教育企画支援室室長、USM 側からは、Prof. Zalina Ismail、 Prof.Wan Raihana Wan Assim が参画し、サマースクール指導・助言・事業実施支援にあた った。なお、当サマースクールの報告は、http://brain.tut.ac.jp/の「News」でご覧にな れます。

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 9 月 19 日(金):若原教授(2 系系長)、黒田は、Zaid USM 電気・電子工学科長他と IGNITE2014 に関する打ち合わせ及び Intel Microelectronics Malaysia を訪問し、長期海外実務訓練、 共同研究の協力等について意見交換を行った。  9 月 21 日(日)〜30 日(火):本学事務職員実務英語研修(マレーシア・ペナンスタッフト レーニング)のうち、第二ステップであるペナン実務コース参加のため、川邊・教務課教育 支援係長が当地にて研修活動に従事した。本実務コースは、昨年ペナン経験コースに参加し た事務職員が更に国際実務・英語スキル向上のために、今年度から実施されているプログラ ムで、今回の派遣では、ペナン校での英語を使用した初歩的国際実務、USM 主催の国際会議 参加等の活動を行った。今年度は、本学から本研修に更に 2 名、また三機関連携活動の一環 として、長岡技術科学大学、国立高等専門学校機構からも事務職員が派遣される予定。  9 月 24 日(水)〜25 日(木):Lim 准教授(国際教育センター)、黒田は、今年 12 月 13 日 にペナンで開催を予定している留学生交流会に関する打ち合わせのため本学卒業生が在籍 する Universiti Tun Hussein Onn Malaysia (2000 年設置の国立大学)を訪問した。また、 ジョホール州にあるイスカンダール開発地区を訪問し、Iskandar Regional Development Authority の Mr.Yeap Kok Penag, Vice-President, Economic & Investinment から同地区 の施策・現状について説明を受けた。同地区は 2,217 ㎢の広大な地区(シンガポールの 3 倍、香港の 2 倍の広さ)に観光、医療、教育、物流等の分野における投資を進めている地区 で、教育地区では、New Castle Medicine University 他英国大学を始めとする外国大学分 校及びマレーシアの私・国立大学・カレッジが開校・開校予定である。 マレーシアは、欧米等への留学生送り出し国(2010 年、約 80,000 人)であるが、同時に現 在はアジア地域の Education-Hub として、2020 年までに留学生受数 200,000 人の受入れ を目指す(2010 年で約 86,000 人の受入れ)こととしている。イスカンダール地区をはじめ とした教育インフラを整備し、留学生受入れ国としての基盤整備を進めている状況がうか がわれた。欧米諸国のみならず、シンガポール以外でも、マレーシアまたタイでも留学生受 入れを進めており、日本の留学生獲得のライバルが増えていると言える。  10 月 5 日(土):ペナン日本人学校開校 40 周年記念式典が同校で開催され、松田教授・国 際教育センター長の代理として黒田が出席した。式典では、野田在ペナン日本国総領事、吉 村ペナン日本人会会長(東レマレーシア社長)の挨拶の他、ペナン日本人学校の歩み、児童・ 生徒によるソーラン節、太鼓演奏等のアトラクションも披露され、規律正しいながらも華や かな式典が行われていた。式典には、児童・生徒約 150 名、教職員約 30 名の他地元企業、 支援団体等約 20 名の来賓が招待された。 児童・生徒による太鼓パフォーマンス 児童・生徒による合唱

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 10 月 9 日(木)、17 日(金):浜島特任教授(国際交流センター)及び Lim 准教授(国際教 育センター)、黒田が、Wawasan Open University と同じグループ(Wawasan Education Foundation)の傘下にある DISTED College を訪問し、Dato’Seri Stephen Yeap DISTED Sdn, Bhd.会長(Yeap 氏は、Wawasan Education Foundation 設置に貢献した地元財界重鎮の親族 で Wawasan Open University Sdn. Bhd.の会長も務めている)、Dr. Seah Soo Aun 学長他 と教育プログラム等、今後の協力の可能性について意見交換を行った。10 月 17 日(金)に は、松田教授・国際教育センター長、浜島特任教授他 5 名の職員が再度訪問し、連携教育事 業他についての意見交換が続けられた。

10 月 9 日、DISTED college 訪問

右から2 番目が DISTED College Seah 学長 その左Dato’ Seri Stephen Yeap 氏

 10 月 15 日(水)、17 日(金):若原教授(2 系系長)、柴田 1 系教授が、Sebang Perai Polytechnic を訪問し、三機関連携事業として実施しているグローバル FD 事業にペナンでの高専教員の 講義実施について協議を行い、協力の内諾を得、今後スケジュール等を検討していくことと なった。また、同日、USM 関係者とも同じく、高専教員の講義実施について打ち合わせを行 い、USM メインキャンパス及び工学部での講義実施を行うことで、USM 学内関係学部で調整 することとなった。更に、17 日(金)には、Penang Skills Development Centre (PSDC)に も講義実施の協力を求め、PSDC がもつ企業のエンジニア向けの講義実施の方向で引き続き 検討していくこととされた。  10 月 16 日(木):第 5 回 TUT-USM 協議会がペナン校で開催され、TUT 側からは、井上理事・ 副学長を Chair として、若原教授(2 系系長)、中内教授(3 系系長)、松田教授・国際教育 センター長、柴田教授(1 系)、大門教授・国際交流センター長、浜島特任教授(国際交流 センター)、梅本特任教授(国際教育センター)、Lim 准教授(国際教育センター)、USM 側か らは Shukri 副学長他4名のが参加した。協議会では、海外実務訓練、研究協力(マクロエ レクトロニクス、Waste Management、Material Science、Brain Science)、学生交流、連携 教育プログラム、共同セミナー、IGNITE2014、グローバル FD/SD 等、種々の協力・連携事業 のレビューと今後の協力内容・活動の確認、意見交換が行われた。

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4 当地での教育関連等情報(地元紙等から)  マレーシア政府は、2015 年予算案を国会に提出した総額は(マレーシア政府予算年度は、1 月〜12 月)、RM273.9 Billion(1RM=33 円で約 9 兆円)で、ナジブ首相の予算演説では、経済 成長、財政規律、人的資本・起業奨励、ブミプトラ促進、女性、青年、市民生活向上が重点 課題として取挙げられており、RM56 billion (全体の 20.4%)が教育省の配分となっている。 (首相府、New Straits Times 他 10 月 10 日付他)

〈参考:日本の平成 26 年度政府一般会計予算のうち文教・科学振興費は全体の 5.7%〉

※ 教育省への予算配分では、職業技術訓練(TVE)プログラムの充実、学卒者の雇用促進施 策(マレーシアでは若年層の雇用確保が課題となっている)等が重点施策として挙げられて いる。その中で、目をひくのが、英語能力向上施策として、高等教育機関入学時の試験科目 の一つである、Malaysian University English Test (MUET) での成績基準を上げることが 盛り込まれていることである。 MUET は後期中等教育修了者が、高等教育機関入学時に受ける試験で、英語の話す・聞く・ 読む・書く能力を測ることを目的としており、マレーシア、シンガポールで活用されている。 マレーシアでは、これまでは公立(国立)の高等教育機関に入学する場合、MUET の第 1 レ ベル〜第 6 レベルで、一番低い第 1 レベルをクリアーしておけばよかったが、来年度から は、受験分野毎に第 2 レベル以上が要求され、高等教育機関に入学するため英語能力基準 を高くすることが明らかにされた。基準の例として示さたのが、法学・医学分野の第 4 レベ ルを満たすことが求められ、科学・技術・工学・数学(STEM 分野)では、第 3 レベル、文 学・社会科学は第 2 レベルの要求基準が示されている。また、卒業時の英語レベルはそれぞ れ一つ上のレベルに到達しなければならないとされている。首相演説でここまで具体的基 準を示して大学生の英語能力向上を図る施策の動向を見ると、英語力強化が喫緊の課題で あるも日本も対岸の火事と言っていられないかもしれない。 なお、多文化・複合民族国家であるマレーシアでは、教育における使用言語は機微なテー マであり、これまでも政治課題となってきた経緯があり、独立以後、高等教育を含めて、国 語(National Language=マレー語)の教授言語としての使用を原則としてきた。しかし、 高等教育におけるマレー語政策は、1990 年代から変化してきていると指摘さており、英語 を主たる授業媒体も私学を中心に可能となっている。こうした言語施策の変化は、グローバ ル化の流れによる英語の価値の再認識と、一説には英国の植民地統治のマイナスイメージ からほぼ脱却したとの指摘もある。この英語回帰への流れが大学入試、ひいては中等教育ま で及んできていると理解される。 その他の来年度重点施策の中では、女性施策も重要施策の一つとして挙げられ、Women Director‘s Program として、政府・政府関係機関・民間組織の意思決定に携わる(board member)女性の比率を 30%にすることを明示しているのが注目される。

 9 月 16 日 Quacquarelli Symonds Global Academic Survey (QS) 2014/2015 大学ランキン グが発表され、マレーシア主要大学は昨年よりランキングをアップした。Universiti Malaya (UM)151 位、Universiti Kebangsaan Malaysia(UKM) 259 位、Universiti Teknologi Malaysia(UTM) 294 位、Universiti Sains Malaysia(USM) 309 位、Universiti Putra Malaysia(UPM) 376 位であり、UTM が、昨年度より 60 位ランクもランキングを上げた他、 他大学も 10 位以上ランクアップした。

また、学部分野別ランクで、工学・技術分野では、UM 83 位、USM 122 位、UTM 134 位、UPM 161 位、UKM 186 位、Universiti Teknologi MARA (UiTM)は 390 位であった。

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他方で、10 月 2 日には、The Times Higher Education World University Ranking2014-2015 が公表されたが、マレーシアの大学は 400 位以内にランクされておらず、地元紙 The Malaysian Insider 社によれば、伝統のある世界大学と伍して競争するだけの資金的が未 だ十分でない他の理由で UM はデータを Times 側に提供しておらず、また、UKM データを提 供していないとの報道がある。

(QS ウェッブページ、THE ウェッブページ、Malaysian Insider 9 月 16 日、10 月 2 日付他)

後 記 : この1か月は、ペナンは雨模様の日が多く、少し長時間に降り続くことが多い時期でした。マ レーシア西部の雨季の時期は、参照する情報により若干異なるのですが、9 月〜11 月が 1 年で一 番雨量が多い月であるようです。天候はすぐれない日が多かったのですが、ペナン校での 9 月-10 月は、様々の行事・活動が実施され、ホットな月となりました。博士課程教育リーディング プログラムでは、ペナン校で日本人学生が宿泊し、マレーシア人学生と遅くまで作業、交流 を行っていましたし、ペナンでの事務職員研修も開始し、恒例となった TUT-USM 協議会が開 催され、出張者を入れますと、9 月〜10 月 20 日までで、延べ 46 名が利用されたことになり ます。今年度内には更に、海外実務訓練や IGNITE2014、留学生交流会、グローバル FD・SD 他盛りだくさんの活動が予定されており、更にホットな場所になりそうです。 黒 田 清 彦(国際課国際教育支援室長) マレーシア教育拠点(ペナン校)

No3. Cantonment Road, 10350 Penang, Malaysia Tel:+60-4-226-6242,6252

Mobile: 012-496-7559

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