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IBM i のスマート・デバイス活用【HATSのiPhone / iPadサポート編】

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Academic year: 2021

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IBM i のスマート・デバイス活用 【HATS の iPhone /

iPad サポート編】

いま注目されているスマート・デバイス(スマートフォンやタブレット PC)をビジネスで活用しようと、 採用、検討されている企業が増えてきています。そこで、今回は、IBM i の基幹業務のアプリケー ションを HATS を利用して、iPhone / iPad で活用する方法についてご紹介します。

HATS の iPad / iPhone サポート

HATS(Host Access Transformation Service)とは、ルールに基づき、5250 データストリームを 動的に HTTP に変換して Web 画面を生成する Web 化のツールとして使用されています。また、 画面の Web 化だけでなく、ポータル、Web サービス、モバイル、リッチ・クライアントと様々な方法 で IBM i アプリケーションへのアクセスを可能とするツールです。

HATS の以下のバージョンで iPad / iPhone がサポートされました。

 Host Access Transformation Services V7.5.1(iPhone のみ)

 Host Access Transformation Services V8.0(iPad / iPhone)

今回は、HATS を使用し、iPad / iPhone から IBM i の基幹業務アプリケーションへアクセスし、活 用する方法をご紹介します。

1-1. iPhone を利用した IBM i 基幹業務アプリケーションの活用

RPG/COBOL で開発された基幹業務アプリケーションを PCOMM、エミュレーターを使用せず、 iPhone から IBM i へアクセスし、利用することができます。HATS により、画面サイズが最適化さ れ、ドロップダウンリストでのメニューの選択も可能となり、iPhone に合わせた操作性が提供され ます。

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例えば、iPhone で基幹業務アプリケーションを使用することができれば、外出先や店舗、倉庫な どで迅速に在庫確認や受注などを実施できます。

1-2. iPhone 使用の前提条件

【HATS Toolkit】

Host Access Transformation Services V7.5.1 以降

※ HATS の前提条件については、下記 URL 先をご参照ください。 Rational Host Access Transformation Services(US)

【クライアント要件】 端末:Apple iPhone

ブラウザー:Safari 3.1.2 for iPhone OS 3.1.2 以降

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ここでは、iPhone 用 HATS プロジェクトの作成手順についてご紹介します。HATS Toolkit のイン ストール・起動をはじめ、基本的な操作方法については、下記 URL 先の資料をご参照ください。 HATS V7.5 ハンズオン・ワークショップ(ハンズオン編) 下記手順で iPhone 用の HATS プロジェクトを作成します。 手順 1. 「HATS」タブ、「新規」、「プロジェクト」をクリックし、『プロジェクトの作成』ウィザードを起動 します。もしくは、「HATS へようこそ」画面に表示されている「最初のプロジェクトの作成」の「『プロ ジェクトの作成』ウィザードを起動するにはここをクリックします」リンクをクリックします。 手順 2. 「プロジェクトの作成」ウィザードで HATS プロジェクトの名前や稼働環境を設定し、 iPhone 用にインターフェースを最適化するために、「モバイル装置用にオプションを最適化」に

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チェックし、「次へ」をクリックします。

(5)

手順 4.任意のテンプレートを選択し、「終了」をクリックします。終了してしばらくすると、HATS プロ ジェクトが作成されます。

以上で、HATS がデフォルトで提供している画面変換ルール(デフォルト・レンダリング)を使用した iPhone 用の HATS アプリケーションは完成です。 デフォルトの画面変換ルール以外にも、下図 のように、画面カスタマイズ機能を使用し、テーブル設定画面で「列の配置」を設定することで、

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iPhone の限られた画面サイズでも横スクロールをせずに表示させることも可能です。

作成した HATS プロジェクトをエクスポートし、任意の WAS へアプリケーションをインポートするこ とで、iPhone から URL を入力し、IBM i の基幹業務アプリケーションを利用することができます。

2-1. iPad を利用した IBM i 基幹業務アプリケーションの活用

iPhone を利用した場合と同様に、RPG/COBOL で開発された基幹業務アプリケーションを iPad から利用することができます。例えば、店舗で iPad から IBM i の基幹業務アプリケーションを使 用し、迅速な在庫確認するだけでなく、HATS の画面カスタマイズ機能で商品一覧の画面に画像

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等を組み込み、お客様にご覧いただくカタログとしても活用することができます。

2-2. iPad 使用の前提条件

【HATS Toolkit】

Host Access Transformation Services V8.0 以降

※ HATS の前提条件については、下記 URL 先をご参照ください。 Rational Host Access Transformation Services(US)

【クライアント要件】 端末:Apple iPad

ブラウザー:Apple Safari on iOS 3.2、Apple Safari on iOS 4.0

2-3. iPad 用 Web プロジェクトの作成方法

下記手順で iPad 用の HATS プロジェクトを作成します。

手順 1. iPhone 用の HATS プロジェクト作成と同様、「HATS」タブ、「新規」、「プロジェクト」をクリッ クし、『プロジェクトの作成』ウィザードを起動 します。もしくは、「HATS へようこそ」画面に表示さ

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れている「最初のプロジェクトの作成」の「『プロジェクトの作成』ウィザードを起動するにはここを クリックします」リンクをクリックします。

手順 2. 「プロジェクトの作成」ウィザードで HATS プロジェクトの名前や稼働環境を設定します。 iPad は、モバイル・デバイスと比べて画面サイズが大きいため、「モバイル装置用にオプションを 最適化」にチェックせずに、「次へ」をクリックします。

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手順 3. 「接続設定」ウィザードで接続構成を設定し、「次へ」をクリックします。

手順 4. 「プロジェクト・テーマ」ウィザードで、「ホスト・キーパッド」にチェックを追加し、「次へ」ボタ ンをクリックします。

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手順 6. 任意のテンプレートを選択し、「終了」をクリックします。終了してしばらくすると、HATS プ ロジェクトが作成されます。 以上で、HATS がデフォルトで提供している画面変換ルール(デフォルト・レンダリング)を使用した iPad 用の HATS アプリケーションは完成です。 その他、iPad では、キーボードにファンクション・キーがないため、手順 4 で「ホスト・キーパッド」に チェックをしました。アプリケーションで必要のないファンクション・キーは、プロジェクト設定ファイ

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ルの「レンダリング」タブ、「ホスト・キーパッド」でプロジェクト全体に設定できます。

作成した HATS プロジェクトをエクスポートし、任意の WAS へアプリケーションのインポートするこ とで、iPad から URL を入力し、IBM i の基幹業務アプリケーションを利用することができます。

HATS 参考情報

 HATS V7.5.1 新機能ガイド

 HATS V8.0 新機能ガイド

その他の IBM i 関連 iPad / iPhone サポート・ツール

IBM i 関連で iPad / iPhone をサポートしている製品には、HATS 以外にも以下のものがありま す。

 Rational Open Access RPG Edition

 IBM DB2 Web Query for i V1R1M2 オプション機能 Active Report

Rational Open Access RPG Edition については、インターネット・セミナーの他のページでご紹介 しています。ぜひ、以下のインターネット・セミナーもご覧ください。

 RPG Open Access ご紹介

IBM DB2 Web Query for i V1R1M2 オプション機能 Active Report の iPad / iPhone のサポート については、DB2 Web Query のポータルサイトの以下のページでご紹介しています。こちらもぜ ひ、ご覧ください。

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参照

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