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果樹の水分生理に関する研究 [I] 主として果樹の季節的水分代謝作用について-香川大学学術情報リポジトリ

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(1)

香川県立厳科大学学術報告

果樹の永分生理に開サる研究

〔l〕主としで果棉の季節的水分代謝作用につい/て

葦沢正義 ′・中川正視 260

Studieson fruit physiologyl亨lIelationto water・

〔り On8eaSOnalvariationsofwa桓=鱒鱒tabol室Sminfruittrees・

ByMasayoshiASⅢZAWA andMasa$hiNAKAGAW■A

(Labolato抒Of Pomology)

(Receive卓September13,1箪5年)

!緒

韓国あ年蘭降雨即一般に王,500′)2,▲obo血‘紅達しそ甚だ多いために,東離払賓とする永分

め絶対琴からすもと,充分な水分畳を有するものと考えられでいるが,降雨の頻度がニー藩に偏しそ,

翠季駆柁醜度め乾燥状態を呈するととが多い・然るに・この衰季の乾燥期蘭か廠虹果実ゐ最も 薩盛社葬常期酢瀾重しているのやァ栽培地特に傾斜地等にぉいては果実、の発脅が軒別さ机,′小 蜃イヒする王とが屡々認められ−る.就中瀬戸内海路程地方ほ年観降繭量釦100㌫益内外で全国的妃暮 雨地帯に属しているため,夏季間における高湿,乾燥状態ほ他の地方に較べで相当に著しく

果樹園の大部分のものが傾斜地において栽韓革叫.て.いる存め,平割田地のそれに比して十層甚しい

ものがある“当地方の果樹の多くのものは斯梅な疾態の下に栽培されているために,その発育に及

庚蟄舟影響も億¢地方射ヒし・で、i,JT願樗潔い、も、や‥があ各キ囁ねれ,輝体各軍濁纂9兼帯に対して比

較的強い抑制的傾向の認められる場合が多い・∴帝レ竿樹体琴・び畢葬祭泉好顕発専詔来す葦照準勘

この夏季の高温乾燥・期間に適切な愚息噴水分聖像持鞍努薫やぶ烏が革も肝翠′であ鼻梁き!∴二水令産済上 .ノミ

及び適切なる嘉噴水分の′保持の上か∫らし音?譲ず良好額冷帯を示す場合の界轡の水分消常状琴を季

灘的阻明如滅す・ろ∈藩が,牒だ尋常拳耳あ考阜最わ紅ち∴澱樹掴争開国無勢、写喀鍔蒸発樺の

念水量,ン,耐水性,∴耐乾性及び各種土壌管坦珠算鞍閲す卑燕撃取敷く▼句研究業績狩ミ報告されてレノ、蕪が, 未だかかる事項に対する究明絶品だ軍船よ′_う∴担叔われ童r ‥繁膚等ほ一195鈎…。の夏季の帝温,乾燥期間を中心とrし耳ノ,・梅雨期前(二串、月∂1計上逃.や螺月中何まで の期間に亘り,2仙3の調査を行ったところ興味ある結果を得海中で掛∈礫資す考次軍であ挙・ 本実験を実曝するに当り終始御懇篤なる御指導と,本文の御校閲を戴いた,香川厳科大学学民黒 上泰治博士に深甚なる謝意を表する・

ll実 験 材 料 及 び 方 法

〔Ⅰ〕供 試 果 樹 本実験紅供用した果樹の程類は次に.示すものである。 柿(富有),準果(国光),梨(山梨) 3月26日特種 緑肥大豆(茶千石) 5月11日播種 各供試容署旨へ睦子を1簡宛播種したものの中から,形屑が整い発育の良好なものを5月11日紅 選出して供用した. 〔Ⅱ〕供試容器・土壌及び実験操作

(2)

第6巻 第8号(1955) (・a)供 試 容 器 261 本実験には次に示す2種の容器を用いた. 中型瓶…・・円筒型硝子製・下底部に通気用の枝村−内径7cm・高さ15cm 大型瓶…‥い円筒型硝子製・通気用として内部側壁に硝子細管を2本挿入一内径8・2cm・帯さ 王2,5cm

(b)供 試 土:壌

本実験紅供用した土壌は次の如きもめであ ∴ 充分湛水洗後乾燥し 境‥…魔壌土を夙乾し,由癒構造を破顔レない径0.ヤ恥m(節別)

(c)実 験 操 作

通那Lを硝子綿にて覆い,礫を中型瓶1pOgr,大型瓶150gr宛投入し,・その上へ供用土壌を中 型瓶400gI・,大型瓶550gr宛入れ,容器を軽く3P向ずつ叩いて相当密な細成状態とした・次いで 永造清水を中型瓶80弘大琴瓶1鞠r′(卓琴を基準とした容水量の82%に相当)宛表面より濯 注し,3日間放置後挿榎を行った・挿輝線咋∴土塀中に・・一定あ含水鼠を保持さ 日毎紅旗試瓶を秤虚して減鼻水畠を補った. ちに瀾中の水分垂を算出し得る如くなしたTlまた土面よりの永分の蒸発を防止するために,5 月20日に供試瓶の上面をど\ニール布で轟い∴容器の周囲ほ厚■紙にて被覆して光線の照射を遮断 した。本実験はすべて温室内において実施し・実験開魔後(5朋柑)の管理速笹,実準に必 要なる操作を除き,普通の一般管理に準じて行い,追肥は施用しなかった. 欝1襲 調査事項一供試材料・試験区二及び実験期間 _三‥ニー 二l∴ll=l

∴−.二∴十・−∴∴一ニーこ∴∴_..‥

賞験期間 月日 項r 目 f試験区1含水恩gl対乾土雷比% 1発育期間中における一般的水分 の 消費状態 当残∼1与1望 ( ( f ‡ 〔 0 2

.∴、..l

21い8 16.6 もけ237 a15O b.18.1 a.16O b20O a.15O b‖181 a193 b.23.6 11梅雨期より乾・肢期(夏季)に至る 水分の消費状態 粥も′−ろも こ 一−・ 135121.4 1弓克・−′望ち与・

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(3)

香川県立贋科大学学術報告 諜(l)調査各項Ⅰ・は・ⅠⅠⅠの成緻は各種類ごと紅調査会個体の平均を以って示す・ⅠⅤ一・Ⅴは1区2個体 宛となし,成絃はその平均を以って示す (2〕対範士霊比ほ平均含水恩(a礫を含め年令水瓢ウ■嘩を除い重合水魚)を示す・ 262 〔Ⅰ汀j 実 験 方 法 (a)調査事項及び果樹の水分消費量の調査方法 本実験における調査事項及び調査事項別甲供罫琴閏 表に示す如ぐである。

第1泰において土壌含殖を容水星を基準と−し鞍鱒寧鱒よって舞わさず,対範士重漉に・より

示したが,これほ通気を良好虹するため容器の底部た廟を入れたので,そめ含永蚤が均一な状態

を示さなか′つたこと鱒・よるもり熊る・、即や帝大琴水時(通気孔より巫の如時)の軸瓶の

I 上部土壌含水鼠は写4・2年琴,中央部土痍含永蟄§p・55%,、下部、(礫の直上蔀)土壌含水還∴鱒u38%

を示しておわ,大型瓶めものもほ

′■てくご

の高温乾蝉期蘭)までの期間ぬ寧日,草の低め期間鱒不廟塀車と∵見合ゎ郎−2∼3.日毎に行っ

た。また調査泰項によってほ1乃要2睡問毎の水分消蕗螢年額肇卑も宿った?

供風土墳蛸する水分の補給は,果樹の水分消費革め多少と見合わせてさ1⊥3日個毎に行い・

出来るだけ所帯中合不最を保つように・㌧た0 、 (b)果樹の発育調査法

各供試果樹の発育状態に.ついてほほば1週間毎に∴地上蔀の伸長鼠∴壌数及び葉蘭嶺等を慣

行法により調査した。また各種土壌水分の下紅串ける果樹の水争消費鼠の調査を行ったものを

12月12日に掘上げ,地上及び地下部の伸長,肥大準びに畢豊等に閲する各種の調査を行った

(c)気象に.関する調査法

本琴鹸を夷施した温峯内の最高及び最低湿度▲乾球及び渾減塩度は毎日正午隼・御測を行い,

水面蒸発畢は直径川cm,高さ2・5cmのレヤ−レ√・咋永200gI・を入れ,この表面よサす盗蒸発量

を,毎日鱒ぼ午后6嘩(夕刻)に調資した。日脚寺碍は高松測候所(実験地より平鱒隼て鱒学盟)・

降雨覧は本学附属大宮果樹園(琴験地より野草里)に別、て調査したもわを亨鹿し恥 ‖ 実 験 結 果 け〕果樹の療育期間中における・−−▲般的水分の消費状感 5月31日より12月11日までの5′∼7日間毎の平均水分消静螢及び果樹の発育並び幣策象状笹ほ

第1図に示す如くである.柿及び畢釆の地上部の仲島畳・乗数及び柴面積ほほ闇丹月中旬までの

期間に.最大の発育を示しており,ノその後は甚だ緩慢な発育を示すに過ぎない・、而してこの最も旺

盛な発育を示した5月81日より7月中旬迄の期間は降雨屋が甚だ多く,その後の7月下旬(7月

21日)より串月下旬ノ(8月28日)までの39日周ほ殆んど無降雨に近い状態を示し,最高・最低温

度及び平均寒温と′もに最も高く,永面蒸発量も最高紅達しており,異常な高温,乾燥状態を呈し

た・9月上旬より■下旬までの期間ほ比較的降雨鼻が多く,10月上旬より11月上旬幣撃る38日間ほ

再び降雨量甚だ少なくして−,夏季甲高温乾漁期間に鞍べて僅かに約10mm多い紅過ぎない状態で ある。その後の11ノヨ中旬以降はやや多くの降雨鼠が認められた・9月上旬以降の最高・演底海度

並びに平均気温ほ各時期牢よって或程度の昇降を示してはいるが,一腰に夏季の高温乾燥期より

逐次低下する傾向を示している。

柿及び草深の永分消野鼠ほほぼ南棟の傾向を示し,上述の夏季の高温乾燥期間において旗高の

(4)

欝6巻 第3号(1955)

2(S3 洩 湿 22 血{」20 水 >′√叫、・、、、岬・へ・ 、・・・、.....__ ノヽ\∴__一− 第仙図 踏査全矧問の水分消費量の変化︵七∼入日各一日平均︶

\\ヾ/、軋 /

\−、・ 、、、.._ 一′′■■■■ ̄、・、、 l 二__∴___二二上_

.且鼠__【

一 殺高汲乾燥期 4 2- ハ

⊥∴⊥..L 〔 一 ..L___L__.」

鱒 劫 佃・房 塁ノ5 及 年加 革 疲 / {10 /、

6 甘‥∴V / ⊥」二 ‡ ㌧ノ ノイ’ .′一ナ■ _・一一丁一 r一■■l −−....−l■__▲_ 翠丼(誓光) 1こニーニー・鄭㍍=積 及10 ン〆イーーイ .某; ・・・−「−−−−−や1牒汲 一 叩),0 ■i畠 ’ 故 }5

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\ .、′−′ /■‘L £:._−・一−・一−−■‘‘■ シイ丁

調 査 月 日  ̄■− ̄ ̄ ̄■−−、■ 、−− 400 穏 (em−) ■一一一−■■■−−−、 、−ヽ 7 i

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(5)

264 香川県立贋科大学学術報告 偲を示しており,この前後の期間で との開きは甚だ大草なものが認められる,尚この水分消静昂の錮査嬢土壌中水分の含有鼠を一一定 に維持して混畠内に.おいて眉施したため,†琴際め圃場に於ける・それとは相当その趣を異にするも のと思われる…(以下に示す諸調査の結果も同様である.)次に選垂の高畠乾燥期間(7朋は 7日∼20日)に比して, ∼8月鱒且)払おける水分の消贋堰 柿では約40%, 畢宋でほ約20%高く,秋期の8朋9日∼10朋1日の期間では柿・畢乗ともに・,高温乾燥期間のそ れより約45%低い偲を示し 傾向を示しており,果酎の旺盛な発育凌凍すて月20日以甑▲の期間における消費違ほ,秋期のそれ に.放してやや高い傾向が認められる。 各種気象要素と果繊の水分消費層との関係につい 賓率が各時期により戎程度の変 舞台図‘各期間別の水分消費

欝2図薫・秋雨乾燥期における水分消費瀬態

状態(1日当り) /■′ ん叫−−▲■■=■−−−−■●・ヽ _一・・〆・・−−、−{一 腋 “___._叔高温皮 ・−・・・・−−−・平均温度 告∴10 ー・・−・−・・− 戒也弘庇 ..._.._湿度 ねぅ0 皮こ ガ 斡 ■■■■木梱如 れ40 暦 終 蔓如 3(; 暫0 稽 32 一.≠一_._軍倶 H 水畏 虞 庇 gr 16- 〃 ・−−・−−−−一一●一−■■ ̄ ̄… ̄ ̄ 0 ¥Vぴ 80/8 8′7 抄 7、】m‘ 28〃

2ホ恵忘ぷ忘.ふ−か沫

調 査、期 間 註 水面蒸発昼は謝査器具面よりする1日平均である。 化を示してこいるため亘一億に云い得ないが、比較的水面蒸発 量の多い場合に永常消費長の高い傾向が認められる・ 次に上述した乱季の乾燥期間と秋期の乾燥期間における, 各種男象状態と平均水分消費量は第2図凪示す如く,柿・平 果ともに秋期の乾燥期間における水分消野鼠ほ.,夏季の乾燥一 期間に寵し■そ約2分野1㌧程度鱒蝉ぎず,水帝革労革め減少と はぼ比例駒な関係を示している.また秋期の乾燥期ほ夏季の 乾燥期に比べ最高温度約6い50、C・最低温度約12・・・00C・平均気 温約9。00■、C低く,湿度はやや高い値を示している. 〔.Ⅱ〕梅雨期より夏季の乾燥期に.至る果樹の水分消費状態 果穐の最も旺盛な発育を示す梅雨期より,土壌含水量の逐 次低下を来す夏季の高温,乾燥期に.亘る期間の柿及び準果の

(6)

欝6巻 弟3写(1955)

2651.: 水分消費状態ほ;三欝3図紅∴示す二如く∵ごあごる. −一・班的庵永分消費量の日変化は降雨還及び水面蒸発屈常よって影響されるところ甚だ衆き・く、、, 触降雨一寺及び水面蒸発鼠の多い日に・は消費卑も.大となる傾向を示しており,時期別の水分消費嘩 態ほ6月25日より果樹の発育が進むにつれて,逐次大と.なる傾向を示しているが,発育がふまゞ停 止サる二7離由一奴降わ高温鹿燥期に塵恵:と急激な増大を示し,前期間との問滋著しい蘭きが認め ら恥る▲ここ柿と車乗庇お磨る水分消野盛はほば同様の傾向カミ認められるが.単発め方が締よりもや や高い僧を示した二・とれ転供試容器として草栄転中塾瓶。柿紅大型瓶を用い′たためと;、野菜の伸 長崖が柿に比して旺盛であることによるものであろう. 〔m〕天候の変化に伴なう果樹む永分消野状憩 柿,単発及び大豆について天候の変化による水分の消費遠を,7月18日より2顆まて?iO月間 に亘り,毎日2時.問毎に儲査した結果ほ第4図匿示す如く,1日当りの水面蒸発最ほ雨天の自た ほ晴天の日の約6 分の1乃至7分の 1に過ぎず,また 曇天の日をこほ雨天 のl三】の1.5∼4倍 を示しており,晴 天の場合に急激な 水面蒸発景の増大 が認められた,次 牢・水分消費畠嫁轟 療によって或軽度 の差異を示しては いるが,3種とも 曇天の日に.ほ雨天 第4図 天候状態の変化と水分消費状磯い 水介明電少¢18の分封 鱒水滴褒貴史 .、‥..__._._.二_.__._____.. + 平均物庇 し_ ・・▲・−it高札状 恥股肱温耽 敲 壬 } 譲) 25 ==刃北‖=⊥ の 日:のはぼミ1.5′ナ ○ゆ卵◎⑳ 伽棚 3儲の消費鼠を示 しており,鴫天の 日はその状態によ りやや嘩をを撰に して,南京及び儀 天に弓I続捏、た韓初 の2日間あ暗寒の 糾耶欄抽飢椚摘 定 l、 一−− Tlミ某 水か胴Rか︷g−︶ l ∼、 1.\、 .㌻ヰ†∼ 一り ..−11:−、1!・・・−・〓〓り11 −・・・・几・・・力 こ▲ ご・− こふ ご 調査ご月 日 と時間 場合にほ,雨天 日の2′∼4倍を示し,曇天の日のそれ亘りやや多レ$瀬を示す転過ぎないがい その後の2日間の晴 天の場合にほ消費.冒一の著増を来して,ノ雨天亘申に較べて大賀やほ・4∼6倍,平泉でほ甘⊥4傭,

柿でほ2一〕5倍を示し,特に.大豆において考t/し、増加が認められ準・」・即ち比較的短期間の調査で

はあるが,たとえ水面蒸発崖・温度及鱒湿度ぬ相当大きな変化を生じなくとも,晴天の紡いた場

合には水分消費最ほ増加を来し,種類桓妄、毒′、賀郎巨壊著ちしさ.場合めあ、ることが認められる・ 1日の時簡約水分の消劉犬態ほ柿・畢果及び大豆め3種と 示し,雨天及び曇天の日には降雨が止むか或いは腐れ間紅最大の消野鼠を示してこいる・晴天む日

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香川県立農科大学学術報告 26良 にも概ねこれとほぼ同様の傾向が認められるが,一・般紅気溝の\上昇時であるて牛酪10時乃至12時の 消野鼠が甚だ大である・ 〔l†〕陽光部及び日陰部における濁樹の永分消劉犬態 夏季の高温・乾燥期である8月2より5日までの.4日間の,陽光部革び日陰部に・おける,梨の 1日当りの水分消常最及び単傲菓面積当りの永分消費鼠鱒欝5及び第6、図に・示す如く,陽光部及 び且陰部の気温並び一に・湿度は日に・よって相当の差異を示しており,陽光部の気温は日陰部より約 1∼50C高く,湿度ほ3∼′5.%低い・ 次に.1日当りの永分消野鼠もまた日によって異なり,8丹2日に・離日当低い値を示しているが! 陽光部ほ何れの日も日陰部より約2倍の消静屋を示し,単位葉両横当りに・ついてもはぼ周様の傾 向が簸められる∴ 〔二Ⅴ〕各種.土壌水分の下 における果樹の水分 消費状態 1.柿 各壌土壌含水最の 下における,果樹の 季節貯水分滴劉犬態 は第7図及び第2費 の如く土壌含水魔の 多い区.においてより 多くゐ水分消費藍を 示しており,最も土 壌含水鼠の多いA区 の笑顔期間中の総消 費最軽対し辛,B区 の総称費畠は約如 %,C区は灘絹0%, D区ほ約60%,E区 は約70%低い値を 示し一てこいる・而し てこれ等各区の水分 消費鼠の差異ほ,夏 季の高温乾燥期間に おいて最も著しく,

A,B及びCの3区

は高温乾燥期にその 水分消螢最も相当増 水する傾向を示して いるが,D及びE区 はこの期間にあって 第5図 陽光部及び日陰部に.おける 水分消費状態 葦32

l, ご30 28 1′− ‖ ‖ ‖

湿度 ⊂==コ 日= 90- 画薗日】 湿 政 空≡50 水分消費堂 25

B当細 ∴∵∴J二∴ 水 軋陰部 却 費 盈 蟹15 10 S■ _0

、%

3 第6図 陽光部及び日陰部に.お ける単位葉面積(川O Cm2)当りの水分消 費鼠 調査月 日

(8)

第・6土瞥′第3号(1955) ニー −

∴∴

・∴−−−こ∴−∴∴∴

二 二‡ 137.3(15)

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268 香川県立厳科大学学術報告 伸長亀は含水鼠の多し)区程大であり,E区の発育状態は盛んど:一時的萎風直餌の様相を示レて おり,永分の消野によってやや土壌含水鼻が低下すると萎凋的兆候を里した.次いで7月21日 より8月28日までの高温鹿煉期間に.おける水分消費畠ほA区に対して,B区は糾′5分の1,C

区ほ約2分の1,D区ほ約3分の1,E区ほ約iO分の1に過ぎず,上述の全期間のそれよりも

甚だ大きな開きを示した.

第3家 柄 樹 の 堀 上 調 査

区 妄 \ 備 考 LS・Di≡要≡壬「畠喜 地上部の長さ(cm) 同 上 .比(%) 幹 径(Cm) 同 上 比(%) 綺 盈 畳(gI・) 同 上 此 地上部亀鼠(gI) 地 上 此 地下部盈鼠(gIう 同 上 比 T/R 率 地下部容穏(Cm$) 17 09 16 5 7 00 98、74 80 90 7 3 .2 . ‖ 4 . ” . 92 ﹂6 29 35 8︵0 4 8 00 94 .43 33 13 7 0 7 3 “ “ 仙 . ‖ パ 74 ◆6 85 2、3 ︵h4 3 ︵0 16 ′07 4 3 5 . 〇 5%≒0.12 1%≒0・・18 5%≒1156 1%≒235 5%≒1・JO8 1%≒1・86 〝‡

一三三二

5〝2 45 6 0.487 4.9 ”‡ 0 5%≒1・33 1%≒1・74 〝‡ ほ月12日の堀上時におめる地上及び地下郎の調査結果は第3衣に示す如く,地上部,地下部 の蚤最及び地上部の長さ,幹径,地下部の容積等ほともに含水量の多い場合紅より 示している.(滞13図参照) 2 学果の各鳳土壌水分年下払おける,水分の消費状態ほ第4衷に示サ如く,柿の場合と墜 様の傾向を示して,土壌中含水最の多い場合にそ 第8図 各種土増水分の下に発育塵る 柿樹の状 あ水分消密恵も大である. 区由水分消費量ほ柿のD及・び革革と異なり,夏季 の高温乾燥期に.おいてもやや増加する傾向を示し ているが,これは供試容器の相異紅.よる土壌中含 水恩の差昇と穐類の相異匿基づくもゃであろう・ 柿と畢果では供試容器が異なるため,土壌中含 水崖が異なっており,そのため両者の永分消費量 を直ちに比較することは困難である。 第4表 各種土壌水分の下における各期間別の水分消費鼠(準果)…各期間計gr.

∵ニt:二

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(10)

269 第6巻、第3号(1955) て盲\\調査月日 \ 、 、 \・\ 試験区\、\\、→ \\ 71 91 6 71 6

615t 8喜 6璽 8巨 81

61101 195  ̄ ・ 83.2 80..0 77.6 66L.4 A B C D 87い6 82小8 72.6 68..4 3, 48.0 45.0 44.0 380 2\ノ0︶3︶l .〇 一3 .3 . 2088576 912︵0︵4 2︵7 4 1 区 ′′ ノン ′′ 2 2 2 90..0弓 6001833 (65) 夏季の高温乾燥期間(叫を′・・′2% 39日間)の総消費二転 (

指筐1,去…2.=苛

L・S∵D‡ 琵 括弧内はA区に対す比数である

亘V 考

果樹の良好な発眉を凍すために必要な土壌含水届及び土静中紅おける酸素濃度について準, Hendrickson、Veihmeyer,Tdkey.Brase,(1113)恥inicke,BoyIltOn.Reuther,(7)′Schneider. Childers,(ヰ3)Oskamp,(4i)Boyntoh,(峯)Devilliers,(S)Ghiid$,(5)寺見,(47)小林,(bo)小酎村井・林,(2i) 岩崎,(11)安藤・岩層,(2)森田及びその協同研究者,(27−39) 其の他紅よる数多くの鼻緒が廠告されそい る.これ等の結果を綜会すると各実軟者により,又果一哉の種顛及び土壌の種類によって必ずしも周 様の結果を示してはいないが,・一一・般に果樹の良好な発育を来すために必翠とする最適土壌含水量ほ, 概ね最大容水巌の60∼帥%前後,土壌中の酸素濃度は大気中の酸革洪度の約3分め1(7 以上であると認められる. よって果樹園土壌の理学約な性状を斯様な状態紅保持し,適切なる施肥を行なうこ錘革って養 分ゐ供給を行うならば,果樹の良好な発育をまねくことと思ゎれるが,実際の場合虹ほ土壌中の水 と.酸素を絶えず斯様な状態に維持することほ容易なことではない・特に当地方における傾斜地果樹 園にあっては,果樹の発育の当初より梅雨末期までは箪較的多量の降雨を見て,旺盛な発育を示し たものが,その後ほ賞季の異常な高温藍焼状態の下で生育を持続することとなるため,当然体内 生理作用由上で大きな変化を生じ,その発育上をこ一層の悪影響を祭ることが考えられる, 斯様な点より良好な果樹の発育をまねくためにほ,.土壌中における水分保持の問題とともに,果 棉の水分消費の櫻相を明らかにして,それに順応した水分管理の方法を実施することが,水分経済 上からしても畢だ肝要なことであると思われる, 果樹の土壌中水分の利矧こほ,・名の体制の維持及び新鮮織の形成に.よる体内永分と,蒸散作用に よる大気中への放散との2つがある.而して後者の蒸散作用に.よる果樹の水分消費鼠は,、ChandleI・, B血cock∴Kelley,(14)及び其他の多くの要水星に・関する研究結果からも伺われるように,体内に存す る水分量濫.放して遥かに多い小 よっで土壌中永分の低下を来し,巽北よる蒸散作用に必要とする永 分段に不足を来した場合紅ほ,男撰等より薬へ水分の移行を来し,その滴晶的価値の低下を招来す ることほ,実際栽培の場合に屡々認められるところである, 植物体の蒸散作用による水分の消費巌についで平圧い神保(10)は,ハンテンボクの1日の週完膚の 薮大は8月中旬より9月上旬であることを認めている‖ 本案敦東おける柿及び草其の季節的及び各 種土壌水分の下における果樹の水分消費駁は,7月21日より8月28日に亘る夏季の高温 乾燥期間 に.おいて最大を示し,梅雨期及び秋期にほ高温乾燥期間のはぼ2分の1程度の消費量をみる妃過ぎ

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宰7P 香川県立厳科大挙学術報告 ない.即ち平田・神保のノ、ンテンポクに.よる調査結果に.此して,最大の消費層を示す時期が川口問 程早いが∴これは種類による相異と.調査時の気象状態に.よるものと考えられる.、また本調査ほ温室 内に.おけるものであるから,自然状態の下にある果樹のそれとほ,ややその趣きを異に.するものと 思われ,実際の場合にほ梅雨期等の降雨樽の水分消静屋ほこの結果より更に低いものと考えられる. こ、の7月中旬より8月下旬に亘る果樹の最大の水分消費藍を示す侍期は,,′・一・般に果実の最も旺盛 な発育を示す時期に・相当してい皐ため,この時期の降雨状態及び土壌含水量の消長は,果樹の水分 射阻却こ影響する処甚だ大なるものがあると思われ・夏季笹おける土壌中永分の低下ほ枝葉と罪実 をの間隼・軍げる水分の腐食現象を一層激しくして,果実の良好なる発育を妨げるものとなるであろ う.次檻栄樹の枝及び実の最も旺盛な発育を示す梅雨期(6月∼7月中旬)中の蒸散に.よる水分の 消野鼠は,∴高塩乾燥期のそれ紅此して甚だ低く,高温乾燥期に・入ってからほ冬速に」増大して,約2 日間得で高嶺・乾燥期型の旺盛な消費量を示すものと・認められる1・各藩土壌水分?下笹おける果樹 の永分消費最とその発育状態は,土壌含水最の多少とほぼ比例的な関係が認められ,各土壌含水量 の間においてほ特に】.夏季の高温乾燥期間においでその水分消野鼠の差異が著しく,本実験の場合に おいて柿でほ土壌含水長が約14%以下に低下すると,殆んど季節的な消費嵐の増加を認め稚か・つた. このことは土壌含水遠が或程度以下紅低下した場合紅ほ.,最早や蒸散作用による水分の消費砿当り, 甚だしく土壌中水分の欠乏を来しているためと考えられる・ 堺 鱒梅雨明け迄特上壌含水遍が此較的高いために多湿型の発育を行い,多最む水分を消許す為体鮒を 構成するが,その後は或燥型の発育を示すぺき状態の下で生育を強要されることとなる串めに・,′を の必要とする消費最に・不足を率すので,自己調節作用に・よって.体内水分の葉への移行が行われるも のであろう. 果梯甲蒸敵こよ.幸水分の消費は,光線,温度,湿度及び大気の蒸発力等の各種の外界要薗め変化 に支配されるものであるが,Aldrich〈1),Harley(8),平田・神保(10)等ほ,蒸散作用の強弱ほ大軍の 蒸発カと密接な関係を有していると述べているが,本実験の.天候状態並びに陽光部及び日陰部たお ける調査結果も,これ等諸氏のものとはぼ一・致した傾向を示し,水面蒸発鼠の多少と準例的な関係 が認められた.

V 摘

要 果樹の季節的及び各穐条件の下における水分の消劉犬憩を明らかにするため.1953年5月下旬よ り12月上旬に二軍り,柿・帝果・梨・大豆等を用いニ,三の調査を行った・ 1り柿及び葦其の季節的水分の消費状態は,ほぼ同様の傾向を示し,翼李の高温・乾燥期(7朋I l卜〉8朋柑)に最高に達し,秋期(8月29日∼10朋1日)にはその約55%に過ぎなかった・

2,梅雨期より裟季の高温乾燥期(6月25日∼8月1日)紅至る・柿及び準果の永分消費鼠は逐

次増加する傾向を示サが,乾燥期に至ると急激な増加を示した・ 3・天候牢よる水今の消費巌は雨天の場合に最も少なく,晴天の場合にほ甚だ大となり,′大草羊隼 雨天の場合に此して4∼6倍,畢果では3∼4倍,柿では2∼5倍を示した, 4・夏季の高慮・乾燥期における陽光部と日陰部の梨の水分消費嵐は,陽光部が甚だ多く,日陰部 の約2倍を示した・ 5・各種土壌水分の下における柿及び平果の水分消野鼠ほ,土壌水分の多い場合により大であり, 果樹の発育もそれとはぼ比例的な状態を示した 6・果樹の水分消資巌ほ各種気象質素の巾で,大気の蒸発鼠と鼓も密接な関係のあることが認めら れた

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幾6巻、第′3}写(1955)

参 考 文 恕

(1)Aldrich,WW,and RAWoIk”:PiOC”Amerh・SdcIHorth Sci32‥115−ユ23,<1935 (2)安藤茂市・岩垣級天:贋及園11:2609β・′262】,1936

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β功・‥

・西田光夫:園芸学会推誌22(l):6・〉8,1953 醐 永沢膠雄:園芸の基礎問題(1948)

㈱ Osk去品p,J:‥Proc.Amer”Soc.Hort.Sci.23‥269−277,1927

幽 太田 巌‥林業試験場研究報告59:85∼98,1953・

OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ

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香川県立厳科大学学術報告 272 幽 Schneidr,GWand N小F”Chiiders:PlantEでPhysioL16:565一字83,1941, ㈱ 坂村 徹:植物生理学(上巻)(]・952) ㈲ 玉井虎太郎・岩取 運:贋及園182:155′〉161,ノ194a ㈱ 田崎忠良:日本林学会託32:256∼261,1950 ㈲ 尊兄広雄:園芸学研究集録第3輯:98}108,1946 ㈱ Wiユ餌n,.rD‥P】ant pムysioIogy王:385,ユ927 R卓sum岳

Seasonalvariations、Of.waterlmetabolismwere observed on $eedlings of persirnmons(A 励kiLINN.f。),apples,Pear8and soybeans which were $OW皿′in glass potsin the spr■ing period and were cultivated under vario11S Wea払er conditions and soilmoi$ture COntentS from

the end of May to the beginningOf December,1953

The water metabolisms of those seedlings were jnvestigat畠d according to the followlng

methods:the water王oss through transpir・ation・WaS meaSured durizlgdaytjmebyvolume and the same vol11me Of water w由irrigatedin the pot$bvlto3dayinterval$aCCOrding to weather

COndition9.

Thelength of$temS卑nd the number andthe s11rface areaofleaves were measured dbol止

eY箪ryday,anithefreshweightoftop$androots oftheseedlingS WaSal$Oinvestigated・ TIle r・esu1ts ar・e Summarized8S folioⅥrS:

1..TheI:e WaSalmostnorainduIingthe s叩1mer pe工jod,namely fromJuly2昼t to AllguSt

28th,and abnormalhightemperature8 aCCOmpanied by strong atrnospheric droughts were

fIequently ob$e‡■Ve丘.

2.Seasonalvariations of waterloss caused bytr・an$piration of apple and per’simm9n8eedlings

general1y run same directidn.

The water・COnSumption ofthe above named fruit seedlings duringthe summer period was

four・tyfivepercenthigherthandurjngtheautumnperjod,namelyfromAugust29thtoOctoberlst・

3.ThewaterconsumptionofappleandperBimonseedling$graduallyincreasesfromJune25th

to AuguStlst,butthe consumption curve suddenly rose frbmJuly 23rd afterward when

the te王nperature WaS Veryhighandnorain occurr諒

4.Thc water consumption of apple and persimmon seed1ingS and卑C>ybe∂nSWaSlowestin case Of ralny days aTld highe9tin case of fine day$.

It was found that the water cons11mption of soybeans on fine days w竃SreCOrded to be fo11r

to six timeslarger血an on rainy 卓ay$,apple seedling three to four timeslarger,and Pe:Simmon seedlings twoto five timeslarger.

5.The waterloss of pear seedlings by transpirationin the summer period,When air temperat11re WaS high and precipitation・WaSlittle,WaS found muchlarger on the exposed

Side than on the shaded side,The difference e9timated about two times.

6.The waterlossof apple and persimmon seedlingS kept11nder given conditions was foumd

to be greater under higher moisture content ofthe soi王.

The growth of above mentioned fruit tree seedlings was observed to behave paralleltothe

Waterlos亭Of these seedli71gS bytransplration.

7・p There exsists verydose relationbetwe鱒the atmospheric evaporationandthe waterloss Of fruit tree$eedlings by tr・anSpiration.

参照

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