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繊維補強コンクリート充填角形鋼管短柱の圧縮特性に関する基礎的研究

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Academic year: 2021

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日本建築学会東海支部研究報告書 第 5 4号 2016年 2月 繊 維 補 強 コ ン ク リ ー ト 充 填 角 形 鋼 管 短 柱 の 圧 縮 特 性 に 関 す る 基 礎 的 研 究 FundamentalStudy on Compression Property ofFiber Reinforced ConcreteFilledSquare SteelTube ShortColumns 圧 縮 強 度 ヤ ン グ 係 数 圧 縮 軟 化 特 性 空 気 量 鋼 繊 維 繊 維 混 入 率 1 はじめに コンクリート充填鋼管 (CFT)柱構造は,鋼管とコン クリートの相互作用(相乗効果)により,優れた特性 を発揮する。このようなことから,近年,超高層建築 物に CFT柱構造が多く採用されており,これに伴い, CFT柱に使用する鋼管およびコンクリートの超高強度 化が求められている。 CFT柱の断面形状は主に,円形と角形の 2種類ある。 角形 CFT柱構造は円形と比較して,柱梁接合部の継手・ 仕口における施工性が優れることなどから,施工実績 が高い。よって,今後,角形 CFT柱の耐力・変形性能は, さらに重要視されることが予測される。しかし,角形 CFT柱は円形と比較して,変形性能が劣り,かっ鋼管 および充填コンクリートが高強度化するほど, CFT柱 特有の変形性能が著しく失われてしまう研究結果が得 られている例えば1)。従って,今後,超高強度 CFT柱 構造をより一般的な構造形式として実用化するために は, CFT柱の鋼管および充填コンクリートの超高強度 化に伴い低下する変形性能の改善方法を確立する必要 がある。 以上のことから,筆者らは,超高強度 CFT柱の変形 性能の低下を改善するため,従来から多くの研究成果 が蓄積されてる高靭性の繊維補強コンクリート (FRC) に着目し,繊維補強コンクリート充填鋼管(以下, FR-CFT)柱の開発を試みることとした。そこで3 まず超高 強度の繊維補強コンクリートおよび FR-CFT短柱の圧縮 特性について実験的に検討したので,それら結果を報 告をする。 2.実験概要 2. 1 実施試験・計測項目 (a)FRC 主に空気量試験 (JISA 11 71: 2000に準拠),圧縮試 験(JIS A 1108:2010に準拠)および静弾性係数試験 *国立豊田工業高等専門学校建築学科 准教授・博士(工学) 材 愛 知 工 業 大 学 工 学 部 建 築 学 科 教 授・工博 料*国立豊田工業高等専門学校建築学科 本科生 * * 山 x a * 本 山 xa** 火 l 正 夫 也 平 貴 和 真 哲 本 田 部 田 山 山 阿 永

員 外 会 同 員 同 正 会

YAMAMOTO, Takamasa YAMADA, Kazuo ABE, Masaya NAGATA, Teppei (JIS A 1149:2010に準拠)を実施し,空気量,実測繊 維混入率, 圧縮応力 度 圧縮ひずみ度関係などを計測 した。圧縮ひずみ度は,圧縮強度到達前はコンプレッ ソメータの変位計,圧縮強度到達以降は試験機ヘッド ストロークを用いて求めた。 (b)FR-CFT短柱 圧縮試験を既報1)の試験方法に従い実施した。 2. 2 実験因子 FRCの実験因子として,主に繊 維補強の有無, 繊維 混入率,繊種を取り上げた。 2. 3 使用材料 表1に調合表を示す。セメントは普通ポルトランド セメント(密度 :3.15g/cm3)とシリカフューム混合セ メント(密度・3.04g/ cm3) ,細骨材は天竜川産の川砂(表 乾密度 :2.64g/cm3,吸水率 :0.位協)と多治見産の山砂 (表乾密度:2.55g/cm3,吸水率:1.78弘),粗骨材は天竜 川産の川砂利(表乾密度 :2. 65g/ cm3,吸水率 0.74九), 混和材はシリカフューム(密度:2. 22g/ cm3) ,混和剤は 高性能減水剤 (主成分:ポリカノレボン酸系コポリマー) を使用した。 鋼繊維は,立体波形の普通鋼(公称長さ: 表1 調合表 調合 W/BAir W

C

Ma

V

s

Ca/C Vf 番 号 (%)(%) (kg/m3) (l/m3) (%) (vol.%) 12 4.0165 1484* 148 217* 1.3 5.5** 2 2 0 4.0 1581024** 371 * 6.0 5.0** 3 1 2 4.0155 1550* - 282* 2.0 1.5* 4 2 0 4.0 155 838* - 518*ホ 1.52.0.3.0.3.5ネ 5 1 2 4.0 180 1556* 156 497* 1.5 4.0* 6 2 0 4.0 160 741** 1481207** 2.0 2.0,4.0*

w=

水,

A

i

r

=

空気量,

B=C+M

Ma=混和材,

Ca

=

混和剤

c

=

セメント(*シリカフューム混合セメント,料普通ボルトランドセメント) Vs=細骨材(*天竜川産川砂,件多治見産山砂) 千 繊維混入率(哨張力鋼,料普通鋼), 競合番号5,6・空気量の計測なし Assoc. Pro D,.f ept.ofArchitecture, National Institute ofTechnology, Toyota College, Dr.Eng. Pro,.fDept.ofArchitecture, Faculty ofEngineering, Aichi Institute of Technology, Dr. Eng Regular Student, Dept.of Architecture, National Institute of Technology, Toyota College ペ コ ペ J 25

(2)

Ec = 33.5 k1 • k2 ( Y / 2.4)2 ( OB / 60 )113 ( 1) ここに,k1=骨材による係数,k2=混和材による係数, y=コンクリートの単位容積質量(t/m3),Ecの単位=kN/ m m2σBの単位=N/m m2 実測計算比の正規分布確率紙上における相関係数は 0.99である。 同表より,実測計算比の平均値がl.00であり,また 最大値かっ最小値が,m:t2.0s (m:平均値 s:標本標準 偏差)の範囲内に存在していることがわかる。よって, 無補強コンクリートのヤング係数は,式(1)で評価 できると考えられる。 (b) FRC 図 2にFRCの ヤ ン グ 係 数 の 実 測 計 算 比 [ 計 算 値 式 ( 1) ]と圧縮強度の関係に及ぼす設計繊維混入率の影 響を示す。図中の実線,破線3 一点鎖線と点線は,そ れ ぞ れ 前 掲表2に示す無補強コンクリー卜のm,m土 1.0s, m:t2.0sとm士3.0sを表している。 同図より,広い圧縮強度の範囲において,i)低い設 計繊維混入率は,m:t2.0s以内に,i i)中程度の設計繊 2.0 無補強のヤング係数の実測値/計算値[式(1 )] 平 均 値 標 本 標 準 偏 差 最 大 値 最 小 値 供 試体数 1.00 0.080

1

.

1

7 0.86 25 表2 主要 1.2

1

.

1

、、、 坦 1.0 震 f旅 0.9 Q

0.8

0.7 ト 0.6 90

110 120 130 圧縮強度 (N/mm2) 実線 m,破線 m土1.0s,一点鎖線 m:t2.0s,点線:m士3.0s 図2ヤング係数と圧縮強度の関係に及ぼす繊維混入率の影響 150 140 100 -3 4-26 30mm,公称直径:O.8mm)とフック付ストレートの高張 力鋼(公称長さ:30mm,公称直径:0.38mm)である。なお, コンクリート標準供試体用の型枠は内径100mm・内高 200聞の銅製型枠を使用した。 FR-CFT短 柱 に 使 用 し た 鋼 管 は , 市 販 のSTKR400 -100x100x3.2である。この鋼管短柱の圧縮試験におけ る降伏応力度は421N/mm2,板厚の実測値は3.22mmであ る。なおFR-CFT短柱は,前掲表 1の調合番号 4の試料 をイ吏用している。 2. 4 試験体作製 試料の混練には,容量60lの二軸強制練ミキサを使用 した。ミキサの軸回転数は4r/minである。 コンクリートの型枠および鋼管への充填方法は,縦方 向打設の落とし込みと し 2層詰めで,各層を突き棒で 15回突き,その後,プラスチックハンマーで,突き棒に よりできた穴がなくなるまで型枠側面を軽く叩し、た。な お, FRCを型枠もしくは鋼管に充填する作業において, 通常のハンドスコップと併用して,ハンドフォークを 使用した。FRCの養生は, CFT試験体と同一条件にする ため,その強度試験日まで実験室内にて封織養生とし た。 混練および型枠打設の手1)慎は,まず繊維補強なし(繊 維混入率0九)で行い,その後,計画した繊維を混入し た。なお,計画した繊維を混入した後毎に空気量試験 を実施した。実測繊維混入率は,先の計画調合で試料 を採取した型枠の容積と実測空気量を用いて算出した。 ここでは,各材料ともにそれら調合表の値に比例して 型枠へ打設されていると仮定している。 3.実験結果・考察 3. 1 FRCの圧縮強度と空気量の関係 図1にFRCの圧縮強度平均値と実測空気量の関係に 及ぼす繊種の影響を示す。図の縦横軸ともに,無補強 (繊維混入率

0

%

)

の圧縮強度平均値および実測空気量 で除しである。図中のRは,全供試体を対象とした縦 横軸の相関係数であり,実線は最小二乗法による近似 直線を表している。 同図より,各繊種ともに,縦軸と横軸は,負の相関 があることが認められる。よって,このFRCの鋼繊維 混入による圧縮強度の高低は,空気量が起因し,繊維 補強は直接影響しないと考えられる。 3. 2ヤング係数 (a)無補強(繊維混入率

0

%

)

表2に,無補強コンクリート(繊維混入率 0切)のヤ ング係数の計算値に対する実測値(以下,実測計算比) の基本統計量などが示しである。ヤング係数Ecの計算 値はNEW-RC指針式2,3)[式(1) ]の値とした。 :1繊種 ~ 1白塗印普通鋼繊維 ;1簿黒塗印高張力鋼繊維 C

R=ー0.65 ,0 0.5 1.0 1.5 実測空気量/無補強の実測空気量 図1圧縮強度と空気量の関係に及ぼす織種の影響

n u n U っ “ ,i ハ U n y n E I l - -1 i n u n u 坦 安 川 町 凶 器 提出 Q 器 提 出 駅 層 的 判 N 昨 制 刊 明 間 岨 提 出

(3)

圧 縮 ひ ず み 度と強 度 時 圧 縮ひ ず み 度 の差 (以下, 強 度 到達後ひずみ度)である。図中の 破線 は 圧 縮 強度 18N/ mm2注1)の次式に示す Popovicsモ デ ル [式 (2) ] 4)を 表している。 σ=σB' RE

n/ ( n -1 + REn ) RE = E / Em Em = (5.744 oB + 2170) 10-6 n = 0.0582 OB + 1 ここに,OBの単位=N/m m2,Em 野口式 5) 同図

(

b

)

に示す高張力鋼

F

R

C

C

かっ実測繊維混入率

3

.

0

協 の3体中2体 については, 明 確 な 圧縮 強 度 時ひ ず み 度 が認められないため,それを 0.2%offset法とした。な お , そ れ ら の 第 四 象 限 は , 明 確 な圧縮 強 度時 ひ ず み 度 ( 2) ( 3) 量 1.2

_0ー 印, 線は前掲図2と同様

子~

~

-v-

-

U 亡再三

0.9~一一一ーっ一一

郭0.8I ホ 90 100 110 120 130

圧縮強度(N/mm2) 図 3繊維を除いた単位容積質量から算出したヤング係数計算値 150 140 維 混 入率 の ほとんどは,m-l.Os以下に,i i i)高 い 設計 繊 維 混 入 率 の 全 ほ と ん ど は,m-2.0s以 下 に,存 在 し て い る こ と が 認 め ら れ る 。 よ っ て,繊 維 混 入 率 が 高 い ほ ど,実測計算比[計 算 値:式 (1) ]が低くなると言える。 そ こ で,圧 縮 強 度 に 対 し 繊 維 補 強が 直接 影 響 し な い こ と(前述3.1参照)を踏まえ,式 (1)の 関 数 である 単位容積質量を,

F

R

C

のモノレタノレマトリクスの単 位 容 積質量として,そのヤング係数の計算値を検討した。 図 3は , 前 掲図 1の計算値を,モノレタルマトリクス の 単 位 容 積 質 量 を 用 い て 算 出 し た ヤ ン グ 係 数 の 計 算 値 に 置 き 換 え て い る 。 な お , 空 気 量 を 計 測 し た 調 合 番 号 1-4の供試体のみ対象としている。 同 図 よ り , 各 繊 維 混 入率 と も に , 実測 計算 比 は あ る 程 度 m土2.0s以 内 に 存 在 し て い る こ と が 認 め ら れ る。 よって,

FRC

の ヤ ン グ 係 数 は , 圧 縮 強 度 と 同 様 に , 繊 維 補 強 の 効 果 を 直 接 受 け ず , モノレタルマ ト リ ク ス の 単 位容積質量が影響すると考えられる。 3. 3

F

R

C

の圧縮軟化特性 図

4

(a)(b)にそれぞれ普通鋼と高張力 鋼の

F

R

C

の応 力度。-ひずみ度E関係の例を示す。図の縦軸は圧縮強 度 に 対 す る 圧 縮 応 力 度 ( 以 下,圧 縮 強 度 比 ), 横 軸 は l 調合番号 2,

E

J

川 町 怨 提 出 ¥ M m h K M ゼ 提 出 t 調合番号1, ミ" ュ、~→ ---[---1 -1 _¥ー ーへ'-1一一 11 I'、

-…

J

ζ

:

3 中 Q U J A ' 1 T l i p -a 守 ﹄ a t -一

-w

--勾 也 -m -e 時 一 ﹁ s e -2 5 L F E t m I t t 一 B E ﹁ 凶器鑓出 ¥ 川 町 h h 迫提出 0.8 ー0.2 0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 -0.6 -0.4 -0.2 0.0 0.2 0.4 0.6 圧縮ひずみ度一強度時圧縮ひずみ度 圧縮ひずみ 度 強度時圧縮ひずみ度 圧縮強度平均値141N/mm2,実測繊維混入率5.Ovol.覧 圧縮強度平均値108N/mm2,実測繊維混入率4.9vol出 (a)普通鋼

F

R

C

-0.4 dご 宮 三 三

- 4

-」で~ 午、 ¥ 伊 圧縮強度135川mm2

¥

プ一千

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刊記

じ 扇

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' 1 I .l ー」ーー、一--' --- 圧縮強度 117自~/rru町凶n 一T----1 -ー--I一一一:一一一一:一一一-T

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詞語審芽

4

:

川 町 訟 提 出 ¥Mm R 迫建出 1.6 ー0.4 -0.2 0.0 0.2 0.4 -0.4 -0.2 0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2 圧縮ひずみ度一強度時圧縮ひずみ度 圧縮ひずみ度ー強度時圧縮ひずみ度 圧縮強度平均値 95.3N/mm2,実測繊維混入率1.8vol出 圧縮強度平均値 121N/mm2,実測繊維混入率3.Ovol.出

(

b

)

高張力鋼

F

R

C

実線 実測値,破線.圧縮強度 18N/mm2の Popovicsモデル,三角印・繊維架橋効果が失われるポイント 図4F

R

C

の圧縮応力度ー圧縮ひずみ度関係の例 1.4 国 35聞

27

M m 川 咽 町 鑓出 ¥ MmR 迫提出

(4)

が認められる供試体とほぼ類似した曲線を示している。 図中の実線は実測値を,三角印は,負勾配が著しく厳 しくなる箇所を,表している。この現象は,圧縮破壊 が生じている箇所の鋼繊維の分布が影響していると考 えられる6)。 同図 (a)より,実測 繊維 混 入 率5免程度の 普 通 鋼 FRCCの 圧 縮 軟化 特 性 (第 一 象 限)は, i)圧 縮 強 度 18N/mm2のコンクリートのそれと比較し劣る,i i)圧縮 強度が高いほど,負勾配が著しく厳しくなりやすい, ことが認められる。 同図 (b)より,高張力鋼FRCの圧縮軟化特性は,圧 縮強度18N/mm2のコンクリートのそれと比較し,i)低 い実測繊維混入率のそれは劣る, i i)高い実測繊維混 入率のそれは優れ,また高靭性を発揮することが認め られる。ただし,高実測繊維混入率においても,負勾 配が著しく厳しくなることがある。 3. 4 FR-CFT短柱の圧縮試験 図5に,繊維補強あり (FR-CFT)となし (CFT)の CFT 短柱の軸圧縮耐力と軸圧縮変位の関係を示す。図の縦 軸は,最大軸圧縮耐力に対する軸 圧 縮耐力 (以下, 最 大耐力比)を表している。横軸は,軸変位を試験体高 さで除した平均軸ひずみ度である。 同図より, FR-CFTの最大軸耐力到達直後の耐力低下 は, CFTと比較して緩やかであり,繊維補強による変 形性能の改善が認められる。 しかし,FR-CFTのその後 の負勾配はFRCと同様に(前掲図3),著しく厳しくな ることが認められる。この現象も,圧縮破壊が生じて いる箇所の繊維の分布が影響していると考えられる。 4 おわりに 超高強度鋼繊維補強コンクリートの圧縮特性につい て実験的に検討した。 これらより得られた知見を次に 示す。 1) FRCの鋼繊維混入による圧縮強度の高低は, 繊維 混入率と繊種は直接影響せず, 空気量が起因する。 2)FRCのヤング係数は,繊維補強の効果を直接受けず, モノレタルマトリクスの単位容積質量が影響する。 3) 実測繊維混入率5弘程度の普通鋼 FRCCの圧縮軟化 特性は,圧 縮強度18N/ mm2のコンクリートのそれと 比較し劣り,また,圧縮強度が高いほど,負勾配が 著しく厳しくなりやすい。高張力鋼FRCの圧縮軟化 特性は,圧縮強度 18N/ mm2のコンクリートのそれと 比較し,低い実測繊維混入率では劣り, 一方,高い 実測繊維混入率では優れ3 高靭性を発揮する。ただ し,高実測繊維混入率においても, 負勾配が著しく 厳しくなることがある。 4) FR-CFTの最大軸耐力到達直後の耐力低下は,CFT -36

-2

8

-

R

1.0 蔭 鑓 0.8 出 意 0.6

4

く 噌 0.4 '--

--

R

0.2

E

捷 0.0 出 語

2 平均軸ひずみ度(見) 図5CFT短柱の圧縮特性に及lます繊維補強 3 と比較して緩やかであり,繊維補強による変形性能 の改善が認められる。しかし, FR-CFTのその後の負 勾配はFRCと同様に,著しく厳しくなることがある。 謝辞 本研究で使用した混和剤は竹 本油脂株式会社よ り提 供していただいた。本稿の研究成果は,平成27年度科 学研究費補助金・若 手 (B)研究課題番号26820240の支 援による。付記して謝意を表する。 参考文献 1) 山 本 貴 正,川口淳, 山田和夫 :コンクリー ト充 填 角 形 鋼 管 短 柱 の 安 定 し た 塑 性 変 形 を 発 揮 す る 圧縮耐力, 日本建築学 会 構 造 系論文集, No.712, pp.951-959, 2015.6 2) 野口貴文,友淳史紀 高強度コンクリートの圧縮 強度とヤング係数との関係,日本建築学会構造系論 文集, No.474, pp.1-10, 1995.8 3) 日本建築学会 :鉄筋コンクリー ト構 造 計算 規 準・ 同解説,第8版, 2010.2 4)Popovics, S.,:Numerical Approach to Compl巴te Str巴ss-Strain Curv巴 ofConcr巴te,C巴m巴ntand Concr巴t巴Research,Vol. 3, pp. 583-599, 1973 5) 野口貴文,友津史紀 :高強度コンクリートの圧縮 強度と各種力学特性との関係,日本建築学会構造系 論文集, No.472, pp.1l-16, 1995.6 6) 下)11博 之,金子 佳生,三 橋博三 :繊維補強セメ ン ト 系 複 合 材 料 の 圧 縮 軟 化 特 性 に 関 す る 基 礎的研 究,コンクリート工学年次論文集, Vol.26, No.1, pp. 339-344, 2004 注 1) コンクリー トの圧縮軟化特性は,設 計基準強度の 下限値18N/mm2のコンクリートを基準とした。

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