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インドネシアセミナーVer3(印刷用)

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1

インドネシアの最新情勢について

2017年6月

りそな銀行

(2)

2

1.金融・経済の動向について

2.日系企業の動向について

3.インドネシアの今後の可能性と課題について

- 今注目されるインドネシアマーケット

- インドネシアビジネスのリスク(マクロ)

- インドネシアビジネスのリスク(ミクロ)

4.りそなプルダニア銀行について

目次

(3)

3

(4)

4 政治の安定  ジョコウィ政権3年目へ  内閣改造実施し、政治基盤を安定  数々の経済政策パッケージを打ち出し、規制緩 和を実施 ソブリン格付は上昇の一途  大手格付会社3社すべてがインドネシアを 投資適格級に 2003 直近 - S&P B BBB-(ポジティブ) - Moody’s B2 Baa3 (ポジティブ) - Fitch B+ BBB- (ポジティブ) 株価の回復  2015年10月から着実に強含み、2017年3月 過去最高値更新 海外投資家の注目  ソブリン格付は「投資適格」級入り  継続的な海外マネー流入  国際協力銀行(JBIC)の海外投資アンケー ト調査で投資有望国第3位(2016年) 為替市場の安定(IDR13,000~14,000/USD)  2016年は13,000台で安定的に推移  金利引下げによる景気下支え  海外からの投資拡大  物価の安定 リスク要因  ダウンサイド・リスクに弱いルピア金融市場  社会インフラ(電力・交通等)の脆弱性  法(税務・労働・インフラ整備等)の不確実性  ルピア安による輸入コスト増、賃金上昇によ る輸出競争力の低下  資源ブーム終焉による輸出の鈍化  世界経済・商品市況 低迷による経常収支 赤字化  テロ、インフレ、所得格差拡大による社会不安  当局による金融・資本規制の強化  緊縮財政による景気の後退  ジャカルタ州知事交代に伴う混乱 今後の成長を支える柱  内需主導の経済成長モデル  長期間にわたる『人口ボーナス』期  民間消費割合(対名目GDP):55.9%(2015)  輸出依存度(対名目GDP):16.7%(2016)  社会インフラ整備  生産性と流通効率性の向上  豊富な天然資源  ハラルビジネスへの注目  化粧品、日用品への消費拡大、外資進出増加

大国への成長途上

だが、課題は山積

✓ 人口ボーナスへの注目 ✓ 政治経済の安定推移 ✓ 規制緩和・強化の使い分け

経済トピックス

~インドネシア 金融経済状況の鳥瞰図~

規律の高まる財政運営  元世銀専務理事スリ・ムルヤニ氏財務相就任  経済改革での財政赤字の縮小を目指す  歳出抑制もインフラ整備へは重点予算配分  経済協力開発機構(OECD)による税務上の自動 的情報交換(AEOI)制度の導入を検討中

(5)

5 出所 : インドネシア財務省 注記 : IDR/USDの為替レートは予算で使用された2015年1USD=12,500IDR、 2016年1USD=13,900IDR、2016年補正1USD=13,500IDR、2017年1USD=13,300IDRを使用。USD値は便宜上の為。 • 2015年度の歳入実績は対予算比84.7%と目標には届か なかったものの、租税収入は過去最高額を計上。また 歳出についても第3Q以降インフラ整備を中心に予算執 行が加速。景気の下支えとなった。 • 2016年度国家歳入予算は、租税収入の減少に伴い、 補正予算にて削減を実施。 現状に鑑み、2017年度も予算削減を行うが、インフラ整 備予算は増加させ、景気底上げを図る。 • 2016年の経済成長率は5.02%と予算を下回ったものの 、6年ぶりに前年比改善した。 • 2017年3月にタックス・アムネスティ法の終了に伴い、 2018年のAEOI(自動的情報交換制度)導入を検討中。

2017年インドネシア国家予算

ポイント SBI : インドネシア中央銀行が発行する有価証券 SPN : インドネシア政府が発行する短期債券

ICP : インドネシアでの原油価格指数 (Indonesian Crude Price) マクロ経済の推定 指標 2016 2017 予算 補正予算 予算 経済成長(%) 5.3 5.2 5.1 為替レート(IDR/USD) 13,900 13,500 13,300 インフレーション(%) 4.7 4.0 4.0 3ヶ月間のSBI/SPN(%) 5.5 5.5 5.3 ICP(USD/バレル) 50 40 45 採油(千バレル/日) 830 820 815 採ガス (石油千バレル相当/日) 1,150 1,150 1,150 2015~2017年予算比較 項目 2015年実績 2016年予算 2016年改訂予算 2017年予算

IDR [1兆] USD[10億] IDR [1兆] USD[10億] IDR [1兆] USD[10億] IDR [1兆] USD[10億]

A.国家歳入と贈与 1,491.5 119.3 1,822.5 131.1 1,786.2 132.3 1,750.3 131.6 I.国内収入 1,488.2 119.1 1,820.5 131.0 1,784.2 132.2 1,748.9 131.5 1.租税収入 1,235.8 98.9 1,546.7 111.3 1,539.2 114.0 1,498.9 112.7 2.税外収入 252.4 20.2 273.8 19.7 245.1 18.2 250.0 18.8 II.贈与 3.3 0.3 2.0 0.1 2.0 0.1 1.4 0.1 B.国家歳出 1,810.0 144.8 2,095.7 150.8 2,082.9 154. 2,080.5 156.4 I.中央政府歳出 1,187.1 95.0 1,325.6 95.4 1,306.7 96.8 1,315.5 98.9 II.地方への交付金 623.0 49.8 770.2 55.4 776.3 57.5 764.9 57.5 基礎的財政収支 (162.5) (13.0) (88.2) (6.3) (105.5) (7.8) (109) (8.2) 総合収支(A - B) (318.5) (25.5) (273.2) (19.7) (296.7) (22.0) (330.2) (24.8) 財政赤字 318.5 25.5 273.2 19.7 296.7 22.0 330.2 24.8

(6)

6

産業別名目GDPの構造

 中進国への成長を遂げる為には工業化の進展が不可欠だが、近年、製造業比率はむ

しろ低下傾向。非製造業(サービス業)のシェアが依然高い状況であり、構造的課題と

して認識が必要。

(シェア%、兆ルピア) 1995 2000 2004 2005 2009 2010 2014 ジョコウィ 2016 2016 スハルト 民主移行期 一次ユドヨノ 二次ユドヨノ 実額 GDP 100 100 100 100 100 100 100 100 12,406 一次産品類 28.5 31.6 27.4 29.3 29.6 29.8 23.2 20.7 2,563 農業 17.1 15.6 14.3 13.1 15.3 15.3 13.3 13.5 1,669 鉱業 8.8 12.1 8.9 11.1 10.6 11.2 5.1 4.2 525 石油ガス 2.5 3.9 4.1 5.0 3.7 3.3 4.8 3.0 369 工業 30.4 30.0 31.6 30.4 33.3 32.5 32.1 32.1 3,984 製造業 21.6 23.8 24 22.4 22.6 21.5 21.0 20.5 2,544 電力ガス水道 1.2 0.6 1.0 1.0 0.8 0.8 1.2 1.2 152 建設業 7.6 5.5 6.6 7.0 9.9 10.3 9.9 10.4 1,288 サービス業 41.1 38.5 41 40.3 37.1 37.7 45.0 47.2 5,859 小売飲食 16.6 16.2 16.1 15.6 13.3 13.7 15.8 15.4 1,912 運輸通信 6.8 4.7 6.2 6.5 6.3 6.6 7.9 8.8 1,096 金融リース 8.7 8.3 8.5 8.3 7.2 7.2 3.9 4.2 521 その他サービス 9.0 9.3 10.3 10.0 10.2 10.2 17.1 18.8 2,330 出所 : 中央統計局

(7)

7

(8)

8

ASEAN5進出日系企業の状況

出所 : ジェトロ「在アジア・オセアニア日系企業実態調査(2016年度)」

2011年から下降を続けていた同割合も僅かながら上昇したものの、他ASEAN諸国と

比較して依然として事業コストは高い。

 インドネシアは輸出製品の「生産地」としてよりも、内需が拡大する「市場」として関心が

集まっている。

ASEAN5進出日系企業の営業利益黒字割合

74.4 64.8 60.7 56.3 59.8 50 60 70 80 90 2012 2013 2014 2015 2016 インドネシア フィリピン ベトナム マレーシア タイ

(9)

9 業種別動向

2012年

2013年

2014年

2015年

2016年

二輪四輪関連部品

33.30%

21.10%

22.20%

18.70%

22.73%

プラスチック(二輪四輪関連)

3.00%

3.50%

5.50%

3.10%

0.00%

工作機械製造

9.10%

10.50%

0.00%

2.90%

0.00%

コンサル(IT含む)

3.00%

1.80%

0.00%

0.00%

4.55%

IT(コンピュータプログラム)

4.60%

1.80%

0.00%

3.10%

4.55%

貿易/商社

10.60%

12.30%

19.40%

9.40%

18.18%

輸送/物流

4.60%

1.80%

5.50%

3.10%

0.00%

電子部品

0.00%

1.80%

2.80%

0.00%

0.00%

食品関連

1.50%

7.00%

8.30%

9.40%

13.63%

建設、不動産関連

10.60%

8.80%

19.40%

21.90%

4.55%

教育関係

0.00%

0.00%

0.00%

3.10%

0.00%

その他製造

10.60%

14.00%

2.80%

9.40%

13.63%

その他サービス、販売

9.10%

15.80%

13.90%

18.70%

18.18%

 点線業種は二輪四輪関連及び関係する業種

 製造業からサービス、販売業へシフト傾向。

日系企業業種別新規進出先

(プルダニア銀行でご相談を受けた日系企業業種別リスト)

(10)

10

(11)

11

中期的(今後3年)有望事業展開先国・地域

順位 国・地域名 (計) 回答社数(社) 得票率(%) 2016 ← 2015 2016 2015 2016 2015 483 433 1 - 1 インド 230 175 47.6 40.4 2 - 2 中国 203 168 42.0 38.8 3 ↓ 2 インドネシア 173 168 35.8 38.8 4 ↑ 5 ベトナム 158 133 32.7 27.5 5 ↓ 4 タイ 142 119 29.4 30.7 6 - 6 メキシコ 125 102 25.9 23.6 7 - 7 米国 93 72 19.3 16.6 8 - 8 フィリピン 51 50 10.6 11.5 9 ↑ 10 ミャンマー 49 34 10.1 7.9 10 ↓ 9 ブラジル 35 48 7.2 11.1 11 - 11 マレーシア 33 27 6.8 6.2 12 ↑ 13 シンガポール 23 20 4.8 4.6 13 ↑ 16 台湾 22 16 4.6 3.7 14 ↑ 17 ドイツ 20 14 4.1 3.2 15 ↓ 12 ロシア 17 24 3.5 5.5 16 ↓ 14 韓国 15 17 3.1 3.9 17 ↓ 14 トルコ 12 17 2.5 3.9 17 - 17 カンボジア 12 14 2.5 3.2 19 ↑ 24 オーストラリア 11 4 2.3 0.9 20 ↑ 27 イラン 8 3 1.7 0.7 注記:上に掲げた国・地域以外に、北米(回答社数37社、得票率7.7%)、EU・欧州(回答社数18社、得票率3.7%)、東南アジア・ASEAN(回答社数3社、得票率0.6%)などがあった。 出所:国際協力銀行 「わが国製造業企業の海外事業展開に関する調査報告2016年度海外直接投資アンケート結果(第28回)」 :ASEAN5

(12)

12 【インドネシアの所得階層 】 出所:中央統計局

民間消費の将来

- 家計所得は上昇一途、中間・富裕層の増加

 中間・富裕層は、2020年には全人口の半分以上にあたる1億4,100万人まで膨れ上が

る見込み。

 人口ボーナス期を迎えている国であり、今後所得増加による消費支出の拡大が見込

める。

エリート層 750万以上 250万人 690万人 富裕層 500~750万未満 660万人 1,650万人 上位中間層 300~500万未満 2,320万人 4,930万人 中間層 200~300万未満 4,160万人 6,820万人 新興中間層 150~200万未満 4,440万人 5,050万人 中間層予備軍 100~150万未満 6,540万人 4,790万人 貧困層 100万未満 6,450万人 2,830万人 月間世帯支出  (単位:ルピ ア) 2012年 2020年 2億4,800万人 2億6,800万人 7,400万人 (30%) 1億4,100万人 (53%) 1億7,400万 人 (70%) 1億2,700万人 (47%) ※食費、水道光熱費、交通費、通信費、定期的に発生する日用品等の支出を含み、娯楽費、外食費等は含まない。

(13)

13

地域別名目GDP、一人当たりGDP、人口

名目GDP 一人当たりGDP 人口 2000 2015 2000 2015 2000 2015 (兆ルピア) (億ドル) (万ルピア) (ドル) (万人) 合計・全国平均 1,282 11,541 8,590 573 4,518 3,362 20,584 25,546 スマトラ 257 2,323 1,685 603 4,474 3,249 4,061 5,192 全国比%、倍 20.1% 22.2% - 1.05倍 0.99倍 - 19.7 20.3 ジャワ 678 6,792 4,927 563 4,679 3,394 12,293 14,514 全国比%、倍 52.9% 58.3% - 0.98倍 1.03倍 - 59.7 56.8 ジャカルタ 188 1,983 1,439 2,242 19,487 14,136 836 1,018 全国比%、倍 14.7% 17.0% - 3.91倍 4.27倍 - 4.1 4.0 バリ 17 177 128 528 4,266 3,095 315 415 全国比%、倍 1.3% 1.5% - 0.92倍 0.94倍 - 1.5 1.6 カリマンタン 118 949 689 1,083 6,187 4,488 1,131 1,534 全国比%、倍 9.3% 8.2% - 1.89倍 1.36倍 - 5.5 6.0 スラウェシ 52 689 500 362 3,685 2,673 1,488 1,872 全国比%、倍 4.1% 5.9% - 0.63倍 0.81倍 - 7.2 7.3 ヌサトゥンガラ 18 179 130 233 1,800 1,306 783 996 全国比%、倍 1.4% 1.5% - 0.41倍 0.39倍 - 3.8 3.9 マルク・パプア 25 276 200 946 4,017 2,914 411 687 全国比%、倍 1.9% 2.4% - 1.65倍 0.88倍 - 2.0 2.7 出所 : 中央統計局、IMF他

 ジャカルタ周辺の一人当たりGDPは他地域と比較して突出している。

(14)

14

ジャカルタにおけるGDP

【ジャカルタ周辺都市圏とシンガポールのGDP 】 【インドネシアとシンガポールの人口 】  インドネシアは毎年300万人程度人口が増加している。  ジャボデタベックのGDPは一人当たりGDPが最大のシンガポールに匹敵する水準。マーケットとして魅力大! *ジャボデタベックとは、ジャカルタ、ボゴール、デポック、バンテン州のタンゲラン、西ジャワ州のブカシから構成されるジャカルタ周辺の都市圏のこと。 出所:IMF、中央統計局 地域 (A)一人当たりGDP 2015年 (ドル) (B)人口 2015年 (万人) (C=A×B)地域内におけるGDP -(万ドル) ジャカルタ周辺都市圏 (ジャボデタベック) 7,207 3,168.9 2,284 シンガポール 52,888 553.5 2,927 国名 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 インドネシア(万人) 24,200 24,543 24,882 25,217 25,546 前年比(万人) - 343 339 335 329 シンガポール(万人) 518 531 540 547 554 前年比(万人) - 13 9 7 7

(15)

15

Ⅰ.資源ナショナリズム

未加工鉱物資源の輸出制限

(鉱物の純度に応じた累進制の輸出関税

を導入。純度が低いほど関税が高くなる

累進課税方式。未加工の鉱石輸出は禁

止。加工品については純度の下限と制限

を設けて輸出を認める。銅と金では純度

15%以上の精鉱の輸出を2017年まで認

める。)

I.

資源ナショナリズム

II.

金融ナショナリズム

III.

電力供給リスク

IV.

インフラ整備の遅れ

インドネシアビジネスのリスク(マクロ)-①

Ⅱ.金融ナショナリズム

外資出資比率制限規制の厳格化(99%

⇒40%)および外国銀行の現地法人設立

義務化の法改正への動き

取締役数の構成制限

(株主資本に関係なく、取締役の過半数を

インドネシア人に)

外国人の勤務年数制限(取締役を除く)

(16)

16

Ⅲ.電力供給リスク

政府は将来の電力不足に対応する為、2019年までに合計3,500万キロワットの発電所の建

設計画を策定したが、同年までに新規供給できる電力は1,976万キロワットに留まる見通し。

国営電力(PLN)による土地収用、融資契約で時間を要しており、現時点でも建設用地30ヶ

所が未定。

今後、土地収用や事業資格制度などの遅延している要因の解決に取り組むことが必要。

3,500万キロワットの電力供給を達成は2022年となる見通し。

Ⅳ.インフラ整備の遅れ

公共交通機関の整備の遅れ

地下鉄、モノレール等の大量公共輸送機関がなく、ジャカルタ市内及び周辺は恒常的に大

渋滞。特に首都周辺への新規投資の集中により、もともと一本しかない幹線道路を中心に

部品や完成品の物流が滞り、日々の生産活動に大きな影響を及ぼしている

⇒インドネシア初の地下鉄とモノレールをジャカルタにて建設工事中。交通渋滞の緩和が期

待される

交通麻痺が常態化する道路事情

二輪、四輪車の道路占有面積が道路総面積を超え交通が麻痺(グリッド・ロックの状態)車両

の保有台数に応じた累進課税率の引き上げにより自家用車台数の抑制を図る

インドネシアビジネスのリスク(マクロ)-②

(17)

17

a.

規制リスク

(ゲームのルールが突然変更)

b.

税務リスク

c.

労務リスク

(沸騰する賃上げ圧力とミドルクラスの人材確保)

d.

工場用地の確保

(工業団地)

b. 税務リスク

移転価格税制問題

-還付申請を行った場合、税務調査が必ず行われる 為、逆に追徴税を課される事案 -期限の1年を越えても還付されない事案 

税務署員の裁量部分の大きさ

(法運用の不透明性)

-強制的なPKP番号(付加価値税番号)の抹消等

インドネシアビジネスのリスク(ミクロ)-①

a. 規制リスク

就労ビザ発給要件の規制強化

対外債務ヘッジ規制

ルピアの使用義務化

外国人1名につき、インドネシア人10名

の雇用義務(2015年6月施行)

⇒わずか4ヶ月後(2015年10月)撤廃

(18)

18

c. 労務リスク(沸騰する賃上げ圧力とミドルクラスの人材確保)

賃金の急上昇

総務、人事、経理など管理部門のマネージャー、スーパーヴァイザークラスの人材が枯渇

新規進出企業はマーケット相場の2倍以上の給与水準で人材を募集

既存企業も人材流出防止の為、軒並み賃上げを余儀なくされる

・・・ワーカーレベルとの賃金格差の顕著化によりワーカーレベルからも賃上げ要求?

d. 工場用地の確保(工業団地)

既存工業団地の新規造成に伴い、工業団地内での土地確保が以前より容易に

(以前は、通常の販売用地が完売で不整形な土地が僅かに残るのみであった)

需給関係は緩和されるも、販売価格は依然高止まり

(2015年以降の新規進出需要の減少により、販売価格のディスカウントも可能となった)

建設資材価格は資源価格の低下を背景に低位安定、比較的低コストでの工場建設が可能に

”土地無し、高コスト”の状態から”土地・区画の選択、建築コストの低減”ができるようになった。

⇒以前よりも工場建設のハードルは低下。

顧客との距離、販売価格、インフラ環境を総合的に勘案したベストな土地の選択が可能。

インドネシアビジネスのリスク(ミクロ)-②

(19)

19

最低賃金引上げ動向~周辺諸国比較~

州最低賃金 上昇率(%) 全国インフレ率(%) 2008年 972,604 8.0 11.06 2009年 1,069,865 10.0 2.78 2010年 1,118,009 4.5 6.96 2011年 1,290,000 15.4 3.79 2012年 1,529,150 18.5 4.30 2013年 2,200,000 43.9 8.38 2014年 2,441,301 11.0 8.36 2015年 2,700,000 10.6 3.35 2016年 3,100,000 14.8 4.00 2017年 3,355,750 8.25 ※3.07 出所 : ジャカルタ特別州政府。 ※17年の全国インフレ率は中央政府推測値  最近10年間のジャカルタの州最低賃金(ルピア)  周辺諸国との賃金比較(米ドル)

ジャカルタ/インドネシア

257

417

1,127

バンコク/タイ

348

659

1,471

クアラルンプール/マレーシア

317

738

1,620

ハノイ/ベトナム

181

346

971

ニューデリー/インド

245

627

1,749

北京/中国

578

954

2,262

上海/中国

477

865

2,139

調査対象期間:2015/10~2015/11

一般ワーカー

製造エンジニア

(中堅技術者)

マネージャー

(課長クラス)

 最低賃金=「固定給」であり、交通手当、食事代補助等の各種補助は含まれない  急激なインドネシアへの投資・進出熱の高まりにより、マネージャークラスの人材確保が困難 出所 : JETRO

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ジャカルタ周辺の工業団地について

【工業団地情報】 ※当資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成されておりますが、弊行がその正確性、確実性を保証するものではありません。ここに記載された内容は事前の 連絡なしに変更されることもあります。当資料は情報提供のみを目的としており、何らかの行動勧誘するものではありません。※禁無断転載 【2017年4月1日時点の状況】 ■ 市中心部からの距離、空き状況によって異なるが、工業団地の販売単価はUSD130~220/㎡の範 囲、レンタル単価は月額USD5~10/㎡の範囲である。 ■ 販売価格は、2014年度まで右肩上がりの上昇傾向が続いていたが、昨年に入り横ばいで推移。 景気減速による企業の進出意欲の鈍化が影響。販売市場の弱含みの状況は2017年度も続くものと 見込まれる。

工業団地名 ①MM2100 ②Jababeka ③EJIP ⑤Delta

Mas(GIIC) ④KIIC ⑨Mitra Karawang (KIM) ⑥Surya Cipta ⑦Bukit Indah Industrial Park (BIIP) ⑧Kota Bukit Indah (KBI) 運営主体 丸紅 ローカル 住友商事 双日 伊藤忠 ローカル (Besland Pertiwi) ローカル 大成建設 大成建設 ローカル (Sinarmas) 販売委託 ローカル :住友商事 (Besland Pertiwi) 市中心からの 距離 30km 30km 35km 40km 50km 55km 55km 65km 65km 空き状況 (販売) 有 有 無 有 有 無 有 有 無 レンタル工場 の有無 無 有 有 有 有 無 有 無 有 空き状況 (レンタル) 無 有 有 有 有 無 有 無 有

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主なネガティブリスト(規制業種)

ネガティブリストが緩和され、外資

100%、外資67%出資可能業種が増加した。

パートナーシップが義務 付けられる分野 養蚕、養蜂、竹・ロタン・松脂・樹脂業、海水魚・淡水魚の養殖、水産加工・販売、加工食品業、型押しバティック、ロタン加 工、建築用粘土製品・石炭製品・セメント製品、銀製装飾品、海洋木造船、農耕器具等船、農耕器具等 (基本的に制限無し) 二輪、四輪関係部品、魚及びその他水域生物の塩漬け・乾燥産業、レストラン・バー・カフェ、スポーツ施設、無害 ゴミの管理・廃棄、冷凍倉庫業、映画館・映画製作、通信キオスク、電子商取引システム(投資1,000億ルピア超) 等 外資出資の比率が 制限される分野 外資95%まで 特定の石油ガス採掘サービス、発電・給電関係、製糖業、上水/高速道路事業、通信機 器試験 外資85%まで リース業、製薬業、ベンチャーキャピタル、 外資80%まで 各種保険会社 外資67%まで 400㎡~2,000㎡の百貨店、倉庫業、冷蔵保管業、ディストリビューター、博物館、旅行会 社、MICEサービス、ケータリングサービス、ホテル、娯楽業、ターミナルサポート、国際 海上輸送、空運サポート、空港・航空輸送関連サービス、通信網・通信サービス事業、 労働訓練、専門診療サービス、建設業(500億ルピア以上or技術力を求められる工事)、 建設コンサルタント(100億ルピア以上or技術力を求められる受注) 外資49%まで 1MW~10MWまでの発電、インターネットアクセスプロバイダ、通信ネットワーク、マルチ メディアサービス、教育サービス、船舶輸送、国内貨物・海上輸送、港設備の提供、自動 車修理、リクルートサービス・労働訓練 内資100%に限られる分野 天然林よりの木材利用、森林地域の水環境サービスの利用、海砂採掘、医薬品卸、総合病院・クリニック、産院,薬局、年 金基金、外貨商、民間/固定顧客向け放送局、二輪修理業、小売業、400㎡未満のスーパー、アルコール飲料の卸・小売、 商業サーベイサービス、不動産ブローカー、陸上輸送機・農業機器レンタル、バス・タクシー、清掃サービス、クリーニング、 床屋・美容院、インドネシア労働者の海外派遣、アウトソーシング等

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・2016年5月18日、インドネシア政府は経済政策パッケージ第10弾として、ネガティブリストを

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年ぶりに改正、施行した。

2016年5月の主なネガティブリストの規制緩和業種

多くの業種で出資規制緩和され、以前よりも進出しやすい環境となった。 レストラン業への外資100%開放、ディストリビューターへの外資上限率の引き上げ(33%→67%)等 主な変更業種 前回(2014) 今回(2016) 備考 魚及びその他水域生物の塩漬け、乾燥産業 外資不可 外資100% ローカルとのパートナーシップ クラムラバー業 通信販売、インターネットを通じた小売業 ローカルとのパートナーシップ 映画館、映画製作 通信キオスク 電子商取引システム 投資1,000億ルピア以上 ディストリビューター(製造業を伴う) 外資33% 冷凍倉庫業 レストラン、バー、カフェ 外資51% スポーツ施設 病院経営コンサルティング 外資67% 薬品原料産業 外資85% 製糖業 外資95% 高速道路 無害ゴミの管理、廃棄 事業パートナーの市場網を通じた直接販売 先物ブローカー デパートメント 外資不可 外資67% 400㎡~2,000㎡、モールの中 ディストリビューター(製造業を伴わない) 外資33% 倉庫業 博物館 外資51% 旅行会社 ケータリングサービス ホテル(0~2ツ星)、モーテル ボーリング、ビリヤード、ゴルフ場 空港・航空輸送関連サービス 外資49% 職業訓練 通信サービス事業 建設コンサルティング 外資55% 100億ルピア以上の受注 建設業(※建設業のみ規制強化) 外資67% 500億ルピア以上の受注 陸上旅客輸送 外資不可 外資49% 電子商取引システム

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対象

外貨建てオフショア債務を有する民間企業。各四半期末が本規制の基準となる。

項目

①為替ヘッジ比率 基準日時点で、3ヶ月以内、及び3ヶ月超6ヶ月以内が期日となる外貨建資産と外貨建負債の差額が 10万米ドル以上となる場合、差額に対して2015年度は20%、2016年度以降は25%のヘッジを行わな ければならない。 ②流動性比率規制 四半期末時点で、3ヶ月以内に満期となる外貨建負債に対し、一定比率の外貨建債権を保有しなけれ ばならない(2015年末までは50%、2016年以降は70%以上)。 ③外部格付取得義務 2016年1月1日以降、外貨建て対外調達を新たに行う場合、事前に「BB-」以上の外部格付の取得が 必要。<国内>PEFINDO, ICRA <国外>Moody’s, S&P, Fitch, JCR, R&I

*以下は対象外:a,既存債務の借換え b,インフラプロジェクト関連の調達 c,国際機関保証付き債務 d,企業間信用(買掛金) ④インドネシア中央銀行(以下、BI)への報告 上記①~③をBIに報告しなければならない。BIから、確認書類提出や直接調査の要請を受けることが ある。 ⑤罰則規定 2015年12月報告基準分から上記に違反した場合、BIより警告書が発行され、海外債権者、金融機関 および関係監督官庁に通知される。また、年次負債計画報告書不備に対しては罰金が科される。

~オフショア債務ヘッジ規制について~

商流によっては、新たに為替予約によるヘッジや、資産・負債の再構築が必要。

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対象

 インドネシア国内で行われる全ての現金・非現金取引⇒ルピアの使用が義務化。  全ての物品・サービスの価格⇒ルピアのみでの表示が義務化。外貨との二重表示は禁止。  現金取引は2015年3月31日より、非現金取引は2015年7月1日より義務化。

対象外取引

 国家予算の執行の一環として行われる特定の取引。  国際間の無償援助資金の受渡し。  国際間貿易取引、銀行の外貨預金、国際間の金融取引。

移行規定

 2015年7月1日より前に書面にて契約された非現金取引は引続き外貨建取引が可能。  書面での契約は、PO(パーチャスオーダー)やDO(デリバリーオーダー)のような取引について 規定した基本契約、派生契約、その他の書類を含む。  2015年7月1日以降、契約の期限延長・内容の変更が行われた場合はルピア使用義務の対象と なる。

罰則

 現金取引のルピア使用義務違反、ルピア受取拒否⇒最高1年の禁錮刑と2億ルピアの罰金。  非現金取引のルピア使用義務違反⇒ ①中銀からの警告書 ②取引金額の1%の罰金(最大10億ルピア) ③交換決済制度への参加停止  物品・サービスのルピア表示義務違反⇒中銀からの警告書。  上記行政処分に加え、中銀は違反者の営業許可取消や業務停止処分を監督当局へ進言できる。

取引先とルピア建てでの販売価格を決める際に為替コスト・為替リスクの考慮が必要。

新たな為替リスク発生への対策として為替予約の導入や円・ドル借入のルピアシフト等

の対策が必要。

~ルピアの使用義務規制について~

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2012年末から2015年末の3年間で約40%のルピア安。2016年以降は安定的に推移。

為替変動の大きい通貨であり、為替リスク対策は必要。

ルピア為替レート推移

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りそなプルダニア銀行取扱い商品及びサービス

ご預金取引

(預金種類)

当座預金、普通預金、定期預金、通知預金

(取扱い通貨)

インドネシアルピア、米ドル、日本円、ユーロ、豪ドル、その他 

ご融資取引

(預金種類)

運転・設備資金、当座貸越、ファクタリング *ファイナンスリース (りそなインドネシアファイナンス)

(取扱い通貨)

インドネシアルピア、米ドル、日本円、その他 

外国為替

(輸入)

信用状(L/C)開設、国内信用状開設、輸入書類引受、 関税納付

(輸出)

信用状付荷為替手形の買取、信用状付為替手形取立、 信用状通知

(銀行保証)

入札保証、前払い金保証、契約履行保証、品質維持保証、 関税支払保証、その他保証 

送金

 インドネシアルピア送金(国内送金)  外貨送金(海外送金、国内送金) 

その他

 貸金庫、インターネットバンキング、 手形取立、送金小切手、手形交換決済、 納税、銀行取引各種証明書発行

 日本国内と同様の金融サービスのご提供が可能。

 現地担保にてご融資検討が可能。

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本店

Jl. Jend. Gatot Subroto Kav.9-11,Karet Semanggi, Setiabudi Jakarta 12930

Menara Mulia,Lantai 5&6,Suites 501&601

りそなインドネシア拠点概要

プルダニア銀行店舗ネットワーク

MM 2100 出張所

Ruko Mall Bekasi Fajar, MM2100 Industrial Town, Bekasi

バンドン支店

りそなインドネシアファイナンス(プルダニア銀行子会社):リース、ファクタリング、コンシュマーファイナンス

スラバヤ支店

3rdFl. Plaza BRI, Jl. Jend. Basuki Rahmat No.122,

Surabaya

2ndFl. Graha Bumiputera, Jl. Asia Afrika,

Bandung

West Java

チカラン出張所

2ndFl. EJIP Center Building, EJIP Industrial Park,Bekasi

カラワン出張所

1stFl. Graha KIIC, KIIC Industrial Park, Karawang

デルタマス出張所

Komplek Ruko Palais De Paris Blok D No.10, Perumahan Kota Deltamas Cikarang Pusat, Bekasi スルヤチプタ出張所

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【現地(インドネシア)でのお問合せ先】

りそなプルダニア銀行

(代表) +62-21-570-1958

当資料に記載された情報は信頼に足る情報源から得たデータ等に基づいて作成して

おりますが、その内容については明示されていると否とにかかわらず、弊社がその正

確性、確実性を保証するものではありません。

また、ここに記載された内容が事前の連絡なしに変更されることもあります。

また、当資料は情報提供を目的としており、金融取引等の売買を勧誘するものではあ

りません。

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本資料に関するお問い合わせ

インドネシアへの進出に関するお問い合わせ

りそな銀行 国際事業部

柴 浩平

電話番号:03-6704-2738

Email:[email protected]

参照

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