SOFTBANK TELECOM CSR REPORT 2006 SOFTBANK TELECOM CSR REPORT 2006 14 15 ソフトバンクテレコムは、自らの企業変革を通じて、 お客様の課題を深く理解し、その解決に貢献するICT ソリューションカンパニーとしての実力向上に取り組ん でいます。お客様へのソリューションの提案から設計・ 構築までを行う三つのプロジェクトに、リーダーあるい はメンバーとして携わった3名の社員のそれぞれのプロ ジェクト経験談を通して、ソフトバンクテレコムの現在を お伝えします。 大手金融機関や自動車会社などをお客様とするプロジェクトに 携わってきた3名の社員が、それぞれの視点から意見を述べ ました。 まず、皆さんが取り組まれた最近の プロジェクトについて簡単にお聞かせください 森田 大手都市銀行の全国の支店を結ぶ基幹業務系 のネットワークの企画提案と設計・構築のプロジェクト を担当しました。このお客様は、数年前に合併・統合 を経験されましたが、基幹業務系のネットワークは 旧行のものがそのまま使われており、これらを統合 するとともにブロードバンド化し、ネットワークとして のセキュリティ機能も高めました。 菅谷 私が担当したのは、大手自動車会社の大規模 データセンターのネットワークをより安定性の高いも のに作り替え、その上にサーバーやアプリケーション を乗せ替えるプロジェクトです。信頼性の高いネット ワークができたところで、約 2,000台のサーバーを 移設、集約するプロジェクトを現在進めています。 山本 私は、地方銀行の本・支店間の内線通信網の 構築と、コールセンター機能を拡充するプロジェクト を担当しました。具体的には、社内からの電話が個別 に着信する内線通信網を導入することで営業店の 窓口業務を軽減しました。さらに、各店舗への問い合 わせをコールセンターに集約して、コールセンターで とりまとめた情報を各店舗へフィードバックする形に 発展させていこうとしています。 プロジェクトの受注や遂行では、 どのようなご苦労がありましたか 森田 ネットワークの構築を行う際にいちばん気をつ けなくてはいけないのは、お客様の業務を止めては いけないということ、そして二つめが納期です。今回 のプロジェクトでは、平日は昼も夜もシステムがフル Special Feature2 “Networking Partner”を目指して お客様との信頼関係を育み、 社内外の知恵の融合で価値をお届けする テレコムCSR_表紙-特集1005.indd 15-16 06.10.5 6:32:30 PM ●Special Feature 2 “Networking Partner”を目指して お客様との信頼関係を育み、 社内外の知恵の融合で価値をお届けする
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contents
SOFTBANK TELECOM CSR REPORT 2006 SOFTBANK TELECOM CSR REPORT 2006 “Professional & Collaboration”̶ ソフトバンク
テレコムは、この合言葉のもと、2005年1月に完全 フリーアドレス制の「ワークプレイス」を導入し、続く 6月に「研修制度」を社員に主体的な学習の機会を提供 する仕組みへと刷新、さらに2006年4月にはプロフェッ ショナルとしての能力を軸に評価・処遇する「人事 制度」を導入しました。ICTソリューションカンパニーと しての価値創造を通じて豊かなネットワーク社会の実現 への貢献を目指すソフトバンクテレコムには、社員一人 ひとりがプロフェッショナルとして強みを伸ばし、多様な 能力を活かしたコラボレーションを実践できる環境が 用意されています。 人事部に所属する長崎と西村。長崎が人事制度、西村が研修 制度の構築・導入を、それぞれ中心的に担ってきました。 Special Feature1 21世紀の豊かなネットワーク社会の実現に向け、 その創造を担う社員の主体的な能力開発と 自己実現を促進する ∼ソフトバンクテレコムの人事制度・研修制度の変革∼ 長崎 健一(人事部 制度・企画チーム マネジャー) 西村 明子(人事部 ラーニングチーム マネジャー) ビジョンを実現するために、 社員はどうあるべきか 長崎 当社の人事制度・研修制度に対して、社外の多く の方から関心をお寄せいただくようになりました。ここま で抜本的に制度改革を行えた理由についてよく尋ねられ ますが、私はいつも、人事制度や研修制度だけを変えよ うとしてきたのではないということをまずお話しするよう にしています。ソフトバンクテレコムは2004年に、固定 通信事業者としての枠を超えた事業展開を目指し、当社 が強みとする通信技術やノウハウを活かしながら、お客 様のライフスタイル、ワークスタイル、ビジネスモデルを 提案し、実現するという“ビジョン”を掲げました。以来、 この事業ビジョンの実現に必要な変革を事業活動のあら ゆる分野で推進しています。人事制度・研修制度の刷新 も、この企業変革の一部を成しています。 西村 新しいビジョンのもとで、ICTソリューションカン パニーとしてお客様に価値を提供していくには、私たち 社員のワークスタイルはどうあるべきか。この問いに対 して徹底的に議論した結果、ソフトバンクテレコム社員の ワークスタイルを表すキーワードとして掲げたのが、 “Professional & Collaboration”です。一人ひとりの社員が強みを持ったプロフェッショナルとなること、そして、 そのプロフェッショナルたちが目標に向かって多様な能力 を結集してこそ、お客様に価値あるソリューションを提供 できるという意味が込められています。 長崎 ソフトバンクテレコムで意味するところのプロ フェッショナルとは、ただ単に特定の分野に詳しいという ことではなく、お客様の課題に焦点をあて、お客様に価 値と満足を提供できる人を指します。当社では、プロ フェッショナルであるということを「役職や階級ではなく その人が持つ能力で役割が決まる」、「年功序列ではなく 成果によって報酬を得る」、「高い自律性と説明責任を 持つ」「自分自身を社内ではなくマーケットのなかに位置 08 09 テレコムCSR_表紙-特集1005.indd 9-10 06.10.5 6:30:55 PM ●Special Feature 1 21世紀の豊かなネットワーク社会の実現に向け、 その創造を担う社員の主体的な能力開発と 自己実現を促進する
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SOFTBANK TELECOM CSR REPORT 2006 SOFTBANK TELECOM CSR REPORT 2006
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Top Message
社名 ソフトバンクテレコム株式会社 英文社名SOFTBANK TELECOM Corp. ホームページhttp://www.softbanktelecom.co.jp 本社所在地〒105-7316 東京都港区東新橋一丁目9番1号 創業 1984年10月 資本金145,800百万円 代表取締役社長 孫 正義 株主 ソフトバンク株式会社 Corporate Profile 会社概要 ● 従業員の状況(2006年3月31日時点、単体) 従業員数 *4,066人 平均年齢37.8歳 平均勤続年数7.9年 * 従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社 への出向者を含む。出向者数については出向比率を考慮して算出) ● 経営指標(2006年3月期) 営業収益 単体 343,587百万円 連結 353,717百万円 事業の種類別セグメントごとの営業収益(連結) ○音声伝送サービス事業52.6% 186,178百万円 ○データ伝送・専用サービス事業 34.9% 123,428百万円 ○そのほかの事業 12.5% 44,110百万円 ソフトバンクは、1981年 の 創 業 以 来、「デジタル 情報革命を通じて、人々が知恵と知識を共有すること を推進し、企業価値の最大化を実現するとともに人類 と社会に貢献してゆくことを目指す」という経営理念を 掲げ、その実践に邁進してまいりました。21世紀の情 報社会は、物質的な豊かさではなく、心の豊かさ、 知的豊かさの時代です。多くの人々の知識と知恵を、 できるだけ速く、多く、正確に、蛇口をひねれば流れ 出る水道の水のように身近なものとして供給するイン フラストラクチャーをつくること。それが、ソフトバンク グループの使命です。 インターネットを基盤とする企業集団であるソフトバ ンクグループは、情報通信インフラから、集客力のある ポータル、その上で展開する多岐にわたるサービス・ コンテンツに至るすべての領域において様々なサービス を提供する独自のビジネスモデルを展開しています。 固定通信・移動体通信という分野はもちろんのこと、 生活や社会の至るところでコンピューターがインター ネットによって融合され、企業活動や人々の生活を支え る強力なインフラになろうとしています。 まさに進行しつつあるデジタル情報革命の時代に おいて、高度な技術力と固定通信ネットワークのバック ボーンを有するソフトバンクテレコムは、法人のお客様 のビジネスへの貢献を通じて、エンドユーザーの皆様 ならびに社会に対して、感動を生む新しいライフスタイ ル、ワークスタイル、ビジネスモデルの提案に全力で 取り組んでいます。2006年10月の社名変更を期に、 ソフトバンクグル ープの 総 合 力を存 分に活かした ソリューションの提供に一層力を入れ、21世紀のライフ スタイルカンパニーとして、人に、企業に、社会に貢献 していくという私たちの志の達成に向けて、飽くこと なき挑戦を続けていきます。 ●主な事業内容 電気通信事業など 〈音声伝送サービス事業〉法人向けおよび個人向けの、国内・国際電話サービス、IP電話サービスなど 〈データ伝送・専用サービス事業〉主に法人向けの、国内・国際専用サービス、映像伝送サービス、 デジタルデータサービス、インターネット接続サービスなど 〈そのほかの事業〉 通信事業者および一般事業法人向けの、電気通信コンサル ティング・工事、電気通信設備の賃貸・保守、ハウジング、 データセンター事業、通信機器の販売・レンタルなど “Our Vision” ソフトバンクテレコムは、21 世紀のネットワーク社会における ライフスタイル、ワークスタイル、ビジネスモデルを提案し、 最先端の技術を使い、その実現を推進します。 ソフトバンクテレコム株式会社 代表取締役社長 CEO ソフトバンクグループは、“総合デジタル情報カンパニー”として、当社を含む複数の事業体を通じて情報通信事業を提供しており、そのなかでソフトバンクテレコムは、主に大手法人向けにITと通信技術を利用してお客様のビジネス をサポートする、ソリューションサービスの提供を担っています。また、旧第一種電気通信事業者として、グループの屋台骨を支える基幹ネットワークの設計運用を担当し、グループの情報通信事業の発展に貢献しています。 テレコムCSR_表紙-特集1005.indd 5-6 06.10.5 6:29:39 PM ●Top Message 代表取締役社長 CEO 孫 正義 代表取締役副社長 COO 小出 伸一
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SOFTBANK TELECOM CSR REPORT 2006 事業を通じた持続的な社会への貢献を目指し 公正かつ透明度の高い企業経営の実践に努めています 誠実な企業経営の徹底 19 ソフトバンクテレコムは、大きな転換点を迎えている 21世紀の社会において、情報通信ネットワークを基盤 とした価値創造を通じて、創造的で豊かな社会の実現 に継続的に貢献していきたいと考えています。そのた めには、お客様、ビジネスパートナー、社員をはじめ、 ステークホルダーの皆様の信頼に応える企業経営の 実践が不可欠です。 ソフトバンクグループの一員として、コーポレート・ ガバナンスの強化と経営の効率化に取り組むととも に、2006年1月の「ソフトバンクグループ憲章」の 改訂を機に、「チーフ・コンプライアンス・オフィサー」 を設置するなど、コンプライアンス体制の一層の強化 を図りました。また、日々の業務遂行において、法令お よび社会から要請される企業倫理の遵守を徹底するべ く、全社員への教育・啓発を計画的に実施しています。 01 コーポレート・ガバナンスとCSR 02 コンプライアンスとリスクマネジメント Report1 0テレコムCSR_報告1_1004.indd 2 06.10.5 6:22:12 PM ●Report 1 誠実な企業経営の徹底
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SOFTBANK TELECOM CSR REPORT 2006
ソフトバンクテレコムは、固定通信事業の枠を超え、 付 加 価 値 の 提 供を通じてお客 様 の 成 功を支える “ネットワーキング・パートナー”への企業変革を目指し、 2004年に新たなビジョン̶ソフトバンクテレコムは、 21世紀のネットワーク社会におけるライフスタイル、 ワークスタイル、ビジネスモデルを提案し、最先端の 技術を使い、その実現を推進します̶ を掲げました。 このビジョンを具現化するべく、ICTソリューション カンパニーとして必要とされるビジネスプロセスや 組織モデルを導入し、お客様の経営課題の解決に貢献 する新たなソリューションの創造に取り組んでいます。 2005年12月には、次世代ICTプラットフォームサービ ス構想「IRIS」を発表し、構想を具体化する新サービス の提供を開始するとともに、次世代ネットワーク社会を 支える要素技術の研究開発を推進しています。 01 ソリューション提供を支える仕組み 02 お客様のビジネスに貢献するソリューション提供 03 ネットワーク社会を創るICTプラットフォーム 04 ネットワーク社会を支える新技術の研究開発 22 車両内に設置したディスプレイに、時間帯や場所に応じたコンテンツを タイムリーに提供する事業「WVIT(ウィット)」を展開しています。 紙媒体では限られていた情報提供が、ブロードバンドによりあら ゆる可能性へと広がりを持ちます。今後は動画配信事業を 通じて、ショッピングモールや駅といった街の風景を変えて いきたいと考えています。 デジタルサイネージ事業部 サービス企画部 マネジャー 堀 孝子 お客様の最良のパートナーとして ネットワーク社会における経営課題の解決に貢献します 新たな価値創造への挑戦 Report2 0テレコムCSR_報告2_1004.indd 1 06.10.5 6:23:38 PM ●Report 2 新たな価値創造への挑戦
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SOFTBANK TELECOM CSR REPORT 2006 ソフトバンクテレコムは、65万kmにおよぶ情報通信 ネットワークを保有する企業として、法人のお客様の ビジネスや人々の日々の暮らしを支えるという重要な 役割を担っています。当社が提供するICTソリュー ションも、お客様に安心して快適にご利用いただける サービス提供基盤なくしては成り立ち得ません。 その根幹である情報通信ネットワークのインフラの 確実かつ安定的な運用に日々着実に取り組んでい ます。また、お客様からのお問い合わせへの対応や 故障発生時における情報提供のサービス品質の向上 に努めるとともに、高付加価値型のアウトソーシング サービスの展開も強化しています。情報セキュリティ の確保においては、個人情報や機密情報の保護と、 社員が創造性を発揮しながら働ける環境を両立させる 対策を実施しています。 01 ネットワークの信頼性の維持・向上 02 的確で迅速なカスタマーサポート 03 情報セキュリティ確保の徹底 ソフトバンクテレコムの回線をお客様に安心して利用していただく ために、24時間体制で電話通信設備の保守・運用を行っています。 過去の事例を集約し情報を共有するとともに、複雑化するネット ワークに対応できる新たな知識を身に付けるなど、迅速に対応 できる環境づくりに尽力しています。 梶ヶ谷ネットワークセンター ボイスNOCグループマネジャー 山口 雅樹 27 お客様に安心・快適をお届けするため サービスを支える基盤の維持・強化に取り組んでいます サービス提供基盤の強化 Report3 0テレコムCSR_報告3_1005.indd 1 06.10.5 6:24:43 PM ●Report 3 サービス提供基盤の強化
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“Professional & Collaboration”の推進を通じて 社員一人ひとりがいきいきと働ける企業を目指します
ソフトバンクテレコムは、ビジョンの実現に向け、 “Professional & Collaboration”を合言葉に、社員 一人ひとりが自立・自律したプロフェッショナルとして 自らの能力を高め、目標に向かって社内外を問わず 多様な人財が持てる能力を持ち寄り、チームワークを 通じて価値の創造を行っていくことに、全社一丸と なって取り組んでいます。 この新しいワークスタイルを推進するため、2005年 より「ワークプレイス」、「人事制度」、「研修制度」の 抜本的な刷新に取り組んできました。同時に、「社員の 自己実現」、「お客様の成功」、「会社の発展」という トリプル・ウィンの実現の鍵を握るのは「社員」である と確信し、社員一人ひとりのプロフェッショナルとして のキャリア開発と、豊かな人生の実現に対する支援を 積極的に行っています。 01 主体的な能力開発を支援する人事制度と研修制度 02 柔軟なワークスタイルの実践 03 ダイバーシティとコミュニケーション 04 ワークライフバランスの実現に向けて 05 健康で快適に働ける環境づくり テレワークを活用することで、子供が起きる前の早朝に自宅で業務を 行い、夕方は子供が帰るまでに帰宅するなど、育児とのバランスを 取りながら仕事を行えるようになりました。子供がいるから特別 なのではなく、社員がそれぞれのワークライフバランスを取り ながら、いきいきと働ける企業が理想だと感じています。 国際事業本部 データ事業部 キャリア営業部 アシスタントマネジャー 藤森 祐子 社員の自己実現の支援 Report4 0テレコムCSR_報告4_1005.indd 1 06.10.5 6:25:45 PM ●Report 4 社員の自己実現の支援
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SOFTBANK TELECOM CSR REPORT 2006 ソフトバンクテレコムの事業活動は、お客様や地域 社会をはじめとする多くの皆様に支えられています。 地域および地球規模の環境問題へ対処することは、 企業として果たすべき当然の責務と考えています。 環境活動においては、従来は紙媒体で扱われていた 情報を徹底してデジタル化することにより、紙使用量 の大幅な削減を実現し、それを維持しているほか、 本社で取得していたISO14001の認証を関東圏の 事業系施設に拡大し、さらに、全国のネットワーク センターへの展開にも取り組んでいます。 また、社会貢献活動を体系的に推進するため、 2006年3月に方針を明文化しました。事業で培った 強みを活かした活動を拡充するとともに、ソフトバンク テレコムにとって最大の資産である社員が、社会との つながりを大切にしながら自発的に行う活動を支援 していきます。 01 環境への取り組み 02 社会貢献への取り組み 小 中 学 生 の 夏 休 みを利 用して 行 わ れる「 子 供 科 学 教 室 」にて、 光ファイバー実験の講師を務めています。学生の頃から光通信の 研究ひとすじできましたが、住まいのある板橋区では「いきいき 寺子屋授業」として、ほかの親御さんたちと一緒に子供との 交流を持つなど、長年の仕事で培った技術を、次世代育成や 地域の活性化に役立てています。 研究所 部長 工学博士 笠 史郎 39 ICTソリューションカンパニーとしての特性を活かし 環境保全と社会貢献に取り組んでいます 社会の一員としての活動 Report5 0テレコムCSR_報告5_1005.indd 1 06.10.5 6:26:39 PM ●Report 5 社会の一員としての活動
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第三者レビュー 編集方針43
Top Message
“Our Vision”
ソフトバンクテレコムは、21 世紀のネットワーク社会における
ライフスタイル、ワークスタイル、ビジネスモデルを提案し、
最先端の技術を使い、その実現を推進します。
ソフトバンクテレコム株式会社
代表取締役社長
CEO
社名 ソフトバンクテレコム株式会社 英文社名 SOFTBANK TELECOM Corp.
ホームページ http://www.softbanktelecom.co.jp 本社所在地 〒105-7316 東京都港区東新橋一丁目9番1号 創業 1984年10月 資本金 145,800百万円 代表取締役社長孫正義 株主 ソフトバンク株式会社
Corporate Profile
会社概要 ●従業員の状況(2006年3月31日時点、単体) 従業員数* 4,066人 平均年齢 37.8歳 平均勤続年数 7.9年 * 従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社 への出向者を含む。出向者数については出向比率を考慮して算出) ●経営指標(2006年3月期) 営業収益 単体 343,587百万円 連結 353,717百万円 事業の種類別セグメントごとの営業収益(連結) ○音声伝送サービス事業 52.6% 186,178百万円 ○データ伝送・専用サービス事業 34.9% 123,428百万円 ○そのほかの事業 12.5% 44,110百万円 ソフトバンクは、
1981
年の創業以来、「デジタル情報 革命を通じて、人々が知恵と知識を共有することを推進 し、企業価値の最大化を実現するとともに、人類と社会 に貢献する」という経営理念を掲げ、その実践に邁進し てまいりました。21
世紀の情報社会は、物質的な豊か さではなく、心の豊かさ、知的豊かさの時代です。多く の人々の知恵と知識を、できるだけ速く、多く、正確に、 蛇口をひねれば流れ出る水道の水のように身近な ものとして供給する社会的なインフラストラクチャーを つくること。それが、ソフトバンクグループの使命です。 インターネットを基盤とする企業集団であるソフト バンクグループは、情報通信ネットワークから、集客力 のあるポータル、そのうえで展開する多岐にわたる サービス・コンテンツに至るすべての領域において、 様々なサービスを提供する独自のビジネスモデルを 展開しています。固定通信・移動体通信という分野は もちろんのこと、生活や社会の至るところでインター ネットによる融合が進み、情報の有機的な結び付きが 広がって、企業活動や人々の生活を支える強力な社会 インフラになろうとしています。 まさに進行しつつあるデジタル情報革命の時代に おいて、高度な技術力と固定通信ネットワークのバック ボーンを有するソフトバンクテレコムは、法人のお客様 のビジネスへの貢献を通じて、エンドユーザーの皆様 ならびに社会に対して、感動を生む新しいライフスタ イル、ワークスタイル、ビジネスモデルの提案に全力 で取り組んでいます。2006
年10
月の社名変更を期 に、ソフトバンクグループの総合力を存分に活かした ソリューションの提供に一層力を入れ、21
世紀のライフ スタイルカンパニーとして、人に、企業に、社会に貢献 していくという私たちソフトバンクグループの志の達成 に向けて、飽くことなき挑戦を続けていきます。 ●主な事業内容 電気通信事業など 〈音声伝送サービス事業〉 法人向けおよび個人向けの、国内・国際電話サービス、IP 電話サービスなど 〈データ伝送・専用サービス事業〉 主に法人向けの、国内・国際専用サービス、映像伝送サービス、 デジタルデータサービス、インターネット接続サービスなど 〈そのほかの事業〉 通信事業者および一般事業法人向けの、電気通信コンサル ティング・工事、電気通信設備の賃貸・保守、ハウジング、 データセンター事業、通信機器の販売・レンタルなど ソフトバンクグループは、“総合デジタル情報カンパニー”として、当社を含む複数の事業体を通じて情報通信事業を提供しており、そのなかでソフトバンクテレコムは、主に大手法人向けにITと通信技術を利用してお客様のビジネス をサポートする、ソリューションサービスの提供を担っています。また、旧第一種電気通信事業者として、グループの屋台骨を支える基幹ネットワークの設計運用を担当し、グループの情報通信事業の発展に貢献しています。Top Message
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世紀社会での持続的な成長を目指して 今、世界は、私たちが慣れ親しんだ20世紀の工業化社会 から大きく変貌を遂げようとしています。知識社会化の進展と 同時に、グローバル化、ブロードバンド化、ソリューション化が 急速に進行し、さらにはコンバージェンスによって業界・業種 といった垣根が消滅するなど、我々が経験したことのない、 いくつもの大きなうねりが起こっています。また、テロ、敵対 的M&A、BRICsの台頭などに代表されるように、いつ何が 起こるかわからない世界でもあります。 こうした未体験かつ予測不可能なビジネス環境下において も、社会に価値を提供し続け持続的に成長することは、企業に 課せられた最大の使命です。ソフトバンクテレコムは、これま で蓄積してきた技術力、通信ネットワークインフラ、そして 人財資産を基盤に、お客様のビジネスの成功を支援すること を通じて、創造的で豊かな社会の実現に貢献していくことを 目指しています。 サービス品質を担うのは人財である めまぐるしく変化を続ける世界において企業が持続的な 成長を維持するには、経営のスピードアップと絶えざるイノ ベーションが不可欠であり、この二つをもたらすのは、企業 で働く人財、つまり社員にほかなりません。あらゆる商品の サービス化が進行するなか、人間を通じて提供されるサービス の品質は、人の持つモチベーションと能力によって決まります。 したがって、いかに社員の自己実現を支援しプロフェッショナル私たちは、技術力、通信インフラ、そして人財資産を基盤に、
創造的で豊かなネットワーク社会の実現に貢献していきます。
ソフトバンクテレコム株式会社 代表取締役副社長COO
として能力を磨き続けられる環境を提供できるか、いかに人財 の多様性を確保しコラボレーションを通じて新たな価値の創造 を促進できるかは、企業にとって極めて重要な経営課題だと 考えます。 そこで、ソフトバンクテレコムは、新しいことへの挑戦、能力 の発揮と開発、お客様への満足の提供と会社への貢献を通じ て、多様な社員の一人ひとりが「楽しさ」を実感できる環境 づくりを進めています。企業変革の1年目にあたる2005年 以降、ビジネスプロセス、組織モデルを全面的に再構築すると ともに、プロジェクト方式による仕事の遂行、オフィスのあり方、 それを支える通信ネットワークと情報技術、主体的な学習環 境、能力評価を軸に据えた人事制度など、付加価値の高い ソリューション提供を可能にするためのプラットフォームの整備 に取り組んできました。その結果、お客様の課題を理解し、 その課題を社内に持ち帰って、多くの人を動かしてお客様の 要求にお応えしようという社員一人ひとりの主体的な行動が 広がり、個々のお客様のビジネスをより強力にご支援できる ようになりました。 人財を社会へ輩出する企業へ ソフトバンクテレコムがお客様の真のパートナーになったと 言えるのは、お客様やビジネスパートナーから、「ソフトバンク テレコムの人財を当社に迎えたい」と言われることが多くなった ときだろうと考えています。そうした人財輩出企業になった とき、ソフトバンクテレコムは日本の社会になくてはならない 企業、ビジネスを語るときになくてはならない企業になって いるはずです。 そのためには、世のなかに認められる優れたビジョン、スタ ンス、マネジメントシステムを持った企業であることが重要です。 今後もソフトバンクテレコムは、経営のあらゆる側面において、 自らの実践を通してベストプラクティスを築き上げるべく、 企業活動に取り組んでまいります。このCSRレポートが、そう したソフトバンクテレコムの絶え間ない挑戦と進化の軌跡を ステークホルダーの方々にお伝えするものになれば幸いです。 皆様の忌憚のないご意見をお聞かせください。
“
Professional & Collaboration
”̶ ソフトバンク テレコムは、この合言葉のもと、2005
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月に完全 フリーアドレス制の「ワークプレイス」を導入し、続く6
月に「研修制度」を社員に主体的な学習の機会を提供 する仕組みへと刷新、さらに2006
年4
月にはプロフェッ ショナルとしての能力を軸に評価・処遇する「人事 制度」を導入しました。ICT
ソリューションカンパニーと しての価値創造を通じて豊かなネットワーク社会の実現 への貢献を目指すソフトバンクテレコムには、社員一人 ひとりがプロフェッショナルとして強みを伸ばし、多様な 能力を活かしたコラボレーションを実践できる環境が 用意されています。 人事部に所属する長崎と西村。長崎が人事制度、西村が研修 制度の構築・導入を、それぞれ中心的に担ってきました。Special Feature
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世紀の豊かなネットワーク社会の実現に向け、
その創造を担う社員の主体的な能力開発と
自己実現を促進する
∼ソフトバンクテレコムの人事制度・研修制度の変革∼
長崎
健一
(人事部
制度・企画チーム
マネジャー)
西村
明子
(人事部
ラーニングチーム
マネジャー)
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世紀の豊かなネットワーク社会の実現に向け、
その創造を担う社員の主体的な能力開発と
自己実現を促進する
∼ソフトバンクテレコムの人事制度・研修制度の変革∼
長崎
健一
(人事部
制度・企画チーム
マネジャー)
西村
明子
(人事部
ラーニングチーム
マネジャー)
ビジョンを実現するために、
社員はどうあるべきか
長崎 当社の人事制度・研修制度に対して、社外の多く の方から関心をお寄せいただくようになりました。ここま で抜本的に制度改革を行えた理由についてよく尋ねられ ますが、私はいつも、人事制度や研修制度だけを変えよ うとしてきたのではないということをまずお話しするよう にしています。ソフトバンクテレコムは2004年に、固定 通信事業者としての枠を超えた事業展開を目指し、当社 が強みとする通信技術やノウハウを活かしながら、お客 様のライフスタイル、ワークスタイル、ビジネスモデルを 提案し、実現するという“ビジョン”を掲げました。以来、 このビジョンの実現に必要な変革を事業活動のあらゆる 分野で推進しています。人事制度・研修制度の刷新も、 この企業変革の一部を成しています。 西村 新しいビジョンのもとで、ICTソリューションカン パニーとしてお客様に価値を提供していくには、私たち 社員のワークスタイルはどうあるべきか。この問いに対 して徹底的に議論した結果、ソフトバンクテレコム社員の ワークスタイルを表すキーワードとして掲げたのが、 “Professional & Collaboration”です。一人ひとりの社員が強みを持ったプロフェッショナルとなること、そして、 そのプロフェッショナルたちが目標に向かって多様な能力 を結集してこそ、お客様に価値あるソリューションを提供 できるという意味が込められています。 長崎 ソフトバンクテレコムで意味するところのプロ フェッショナルとは、ただ単に特定の分野に詳しいという ことではなく、お客様の課題に焦点をあて、お客様に価 値と満足を提供できる人を指します。当社では、プロ フェッショナルであるということを「役職や階級ではなく その人が持つ能力で役割が決まる」、「年功序列ではなく 成果によって報酬を得る」、「高い自律性と説明責任を 持つ」「自分自身を社内ではなくマーケットのなかに位置
付ける」、「やる気満々でお客様の成功の追求に生きがい を感じる」といった要素で捉えて、人事制度・研修制度の 根本に据えています。 西村 プロフェッショナルというのは、自分で自分の キャリアをデザインして、自らを磨いて自己実現を図って いく、非常に主体的な人財であろうと思います。ですから、 プロフェッショナルである社員が「こうありたい」という 目標を持って、その能力開発のための学習の機会があり、 実践する場としてプロジェクトがあり、そこで発揮された 能力が正当に評価され処遇に反映されるようなサイクル さえ用意できれば、あとは一人ひとりの社員が自ら機会 をつかんで育っていくはずです。こうした構想から、 ソフトバンクテレコム社員のワークスタイルを支える プラットフォームとして、「ワークプレイス」、「人事制度」、 「研修制度」の変革がスタートしました。
これからのソフトバンクテレコムに
必要な「能力」とは何か
西村 人事制度・研修制度を設計するうえでいちばん議 論したのは、ICTソリューションカンパニーとしてお客様に 一層大きな価値をお届けしていくには、これからのソフト バンクテレコムにはどんな能力が必要なのか、何が求め られているのかということでした。 長崎 経営トップと本部長クラスを交えて検討に検討を 重ね、最終的に、6つの「マーケット能力」と14の「コア 能力」として取りまとめました。マーケット能力とは、それ を持っているからこそお客様から対価をいただける能力 のことで、当社が今後取り組んでいく事業の観点から 6分野の能力を設定しました。もう一つのコア能力は、 プロフェッショナルとして全社員に共通に求められる基本 的な能力のことです。 西村 それぞれの能力について用意されている定義書 には、ソフトバンクテレコム社内の基準ではなく、これか らのICTという市場のなかで十分に通用する要件が網羅 されています。このことは、各々の社員が将来のキャリア の目標を描き、それに向けて自ら主体的に能力開発に 取り組むうえでの重要な指針になっていると思います。 長崎 この能力定義書は、「お客様の課題をいかに解決 し、お客様の期待にいかに応えているか」、「そのために 必要な専門性を発揮しているか」、「お客様に提供した 価値は何か」ということを一貫して問う内容になって います。ICTソリューションカンパニーを目指すからには、 「お客様に対して」ということを強く意識した内容にする 必要があると考えたからです。社員の能力開発を会社は
いかにサポートするか
西村 お客様を強く意識している点は、研修制度も同じ です。固定通信事業者からICTソリューションカンパニー へ自らを変えていくというビジョンを当社は掲げたわけ ですが、その実現のためにはお客様のなかにある課題 を感じて見つける力、それを解決する力が必要になります。Special Feature
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人事部制度・企画チーム 長崎健一
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世紀の豊かなネットワーク社会の実現に向け、 その創造を担う社員の主体的な能力開発と自己実現を促進する未体験の領域への挑戦、新たなビジネスモデルの模索、 あるいは新しいサービスの開発といった変革期にある ことは、お客様においても変わりありません。そうした お客様のビジネスをサポートするために必要となる知識 やスキルの習得を支援するのが、研修制度の役割です。 長崎 お客様と向きあって課題を解決する能力、世のなか で通用する能力を身に付けるためには、私たち一人ひと りが自らの強みを把握してそれを磨き続けることがこれ まで以上に求められていると思います。当社の研修制度 は、全社員に対してオープンに学習の機会と選択肢を 提示している点が、非常に大きな特徴です。 西村 その通りですね。ソフトバンクテレコムには、「教育 から学習へ」という大命題があります。これはつまり、 会社から勉強しろと押し付けるのではなく、個が主体的に 学べる環境を用意するというスタンスです。主体的に 学習しようとするプロフェッショナルのニーズに応える べく、高品質で多彩な研修プログラムを約4,000コース 取り揃え、社員が求めれば手が届く環境を整備しています。 2005年度は、延べ人数で9,000人以上の社員が社内の 研修施設「キャンパス」を訪れて何らかの研修プログラム を受講しました。当社では今、自ら時間をつくって学ぶ、 教えあう、ナレッジを共有しあうということを実践する 社員が多くなってきたと実感しています。 長崎 私もそう感じます。プロフェッショナルとしての 能力を評価・処遇する人事制度と、このような研修制度 が互いに連動していることが、学び続けようという社員の 意欲を高めているのだと思います。
次のステップは、環境の活用と、
その先にあるお客様への価値創造
長崎 これまでの固定通信事業者としての当社の考え方 からすれば、市場における能力のレベルを意識し、社員 一人ひとりにプロフェッショナルであることを要求する 人事制度・研修制度は、かなりの大転換だったと言えます。 こうした変化を受け入れることが、まず、社員にとって 大きなハードルだったはずです。ビジョンの実現に向けて、 ビジネスへのアプローチ、オフィス環境、そのほか様々な ことが大きく転換し、すべてが一つの方向に向かって動き 出すなか、人事制度や研修制度もそうした変革の一つと して刷新されたからこそ、社員の理解が進んだのだと 思います。 西村 2005年度に当社がやってきたことは、社員一人 ひとりが将来の目標に向かって自主的に学び、実践する ことを可能にするために、「ワークプレイス」、「人事制度」、 「研修制度」という“プラットフォーム”を整備したという ことです。これからは、用意された環境を社員が自ら 積極的に使いこなしていくことが必要になります。 長崎 そうですね。「こんなプロフェッショナルになり たい」、「能力を磨かなくちゃね」とか、「こんなことやって いるよ、俺」とか。社員の間に自然とそんな会話が飛び 交う状況が増えれば嬉しいですね。会社全体として今 取り組んでいる様々な変革によって新しい時代のソフト バンクテレコムを創り、お客様のビジネスをサポートする ソリューションの提供にぜひとも繋げていきたいです。 西村 私も同じ思いです。ソフトバンクテレコムでプロ フェッショナルとして成長し続けることが楽しくてたまらな いという社員でいっぱいにしたいですね。そのために、 社員一人ひとりが自己実現を図れる環境を大切につくっ ていきたいと思います。 人事部ラーニングチーム 西村明子 人事制度・研修制度の詳細についてはP.33、34ページをご参照ください成長を実感しながら仕事をするのが
楽しくてたまらない
「学習する組織へ」。ソフトバンクテレコムは、自ら学び、互いに学びあうことを大切にしています
インターネット・データ事業本部 プロダクトマネジメント部 マネジャー 杉田弘明 の仕事をプロジェクト体制で動かすようになりまし たから、プロジェクトマネジメントの知識も付けて いかないといけないと考えて、研修を受講して 資格を取得し、仕事に活かしています。 当社の次のステップとしては、それぞれの社員 が持っている経験や知識を共有し、もっとうまく コラボレーションさせるような仕組みをつくること だと考えています。 ●2005年度の受講プログラム(一部) 研修プログラム プログラム内容など セキュリティ 技術研修 (セキュア通信編) VPN技術・暗号化技術の講義と実習。 テクニカルエンジニア(情報セキュリティ) 受験にも活用し、2006年6月に資格取得 MBAマーケティング ハーバードビジネススクールのケース教材を もとに、実践的なマーケティング知識を習得 B2B マーケティング 対法人ビジネスマーケティングの実践講義を、ブロードバンド経由ビデオで受講 PMP 資格取得対策講座 昼休みや帰宅後の時間に受講、2005年9月に資格取得e-ラーニングで プロフェッショナル・ ファシリテーション プロジェクトや会議の進行調整スキルを、模擬セッションなどを通して習得自分をブラッシュアップして、
より質の高い仕事を担いたい
研修の数が一気に増え、専用の研修施設も開設 されましたが、何と言っても最大の変化は、「この 能力を伸ばしたい」、「こういう仕事を深めていき たい」ということを自分で考えて、選び、学びに いくというスタイルになったことですね。フリー アドレス制のオフィスも含め、自分自身で仕事や生 活をコントロールすることが強く求められるワーク スタイルに変わり、自律を前提とする人事制度も 導入されました。人に与えられて仕事をやるという 時代ではなくなっていますし、中途入社する社員 も多くいますから、自分をブラッシュアップして、 自ら仕事をつかんで仕事の質を上げていかないと いけません。当然、受け身ではなく、自ら取り組む 姿勢に変わってきていますね。 私の場合は、サービスの企画開発の仕事に役立 てるため、ネットワーク・ソリューションとビジネス・ トランスフォーメーションという二つのマーケット 能力の開発に重点を置いています。また、すべて ICTエンジニアリング本部 データプロジェクトグループ 徐莉 違った観点から仕事を見ることができるので、とて も良い刺激になっています。 自分が目指すプロフェッショナル像を決めて実現 に向けて計画を立て、必要なスキルを勉強して、 いろいろな視点や考え方を持つ人と話をすると、 新たな発見ができますし、成長も実感できます。 ですから、自由に受講できる研修制度に感謝して います。今後はe-ラーニングを利用して、アフター ファイブの時間をもっと充実させたいです。 私は入社3年目で、ネットワークデータ系サービス の提案から構築までの、一連の技術サポートの仕事 をしています。2005年度、新しい研修制度が導入 されたのをきっかけに、計画を立てて仕事の合間 に研修に参加しました。私はSE(システム・エンジ ニア)として必要な技術の習得に加え、お客様へ のプレゼンテーション能力、社内外とのコミュニ ケーション能力、説得力など、ビジネス全般のコア 能力を鍛えることを中心に研修コースを選んで 勉強しました。また、プロジェクトの概念について 理解を深めたいと考えて、プロジェクトマネジメント の研修も受講しました。将来、PMPの資格を取得 したいと考えています。 プライベートでは、社内外の友人たちと、コミュ ニケーション・自己成長・社会貢献の三つをテーマ にしたコミュニティをつくり、勉強会や異業種交流 会を開催しています。様々な業界の人と接してい ろいろな経験をすることで、自己成長できますし、02
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Special Feature
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世紀の豊かなネットワーク社会の実現に向け、 その創造を担う社員の主体的な能力開発と自己実現を促進する 若手コミュニティ の活動 自己成長 ネットワーク人的 社会貢献 異業種交流会 勉強会 ● 交流の場の提供 ● 収益金の一部寄付 ● 学びの場の提供 ● 興味の“棚卸”知識ゼロからスタートした経験を基に、
手づくりテキストで後輩を育てる
デジタルサイネージ事業部 事業部長 メディアプランナー 上窪政久 の活動にもかかわりました。ソフトバンクテレコム では社員同士がナレッジを共有しながら継続的に 学ぶ場として、コミュニティを活用しているんです。 所属する事業部では毎週1回、研修や研究会に 参加したり、自分で調べてきた社員を講師役に、 学習会を開いています。教えることは最大の学び になりますし、新規事業をやっているからこそ、今 までの仕事以外の新しいことをチーム学習で効率 よく学びあうようにしています。お客様の方を向いた、創造的な仕事の
仕方のおもしろさを伝えたい
駅や店内など人の集まる場所にディスプレイを 設置し、ブロードバンドでつないで、時間や場所に 応じた情報コンテンツを流すという新規事業の責 任者をやる傍ら、前職のコンサルタンティング会 社での経験を活かして、プロジェクトマネジメント の社内講師を引き受けています。 プロジェクトというのは、「私の仕事はここからこ こまでです」ではなく、お客様の課題を解決する ために、社内外の専門家をうまく集めて、一つの ものをつくっていくという活動です。大変な面も たくさんありますが、ゼロからイチを生み出すと いうおもしろさもあります。 研修では、プロジェクトマネジメントのやり方を 学ぶというより、私はファシリテーション役に徹し て、普段の仕事の仕方をもっと創造的に進化させ るということを参加者みんなで考えています。昨 年度は、プロジェクトマネジメントの資格取得に チャレンジしている社員たちの「PMコミュニティ」 音声事業本部 営業推進第1部 CS第2部技術課課長 武居昭男 インターネットを大学で勉強してきた新人の皆 さんに教える機会も増えてきましたが、私のように 電話を専門にする人間とインターネットを学んでき た人とでは、例えばIP電話を見る視点がまったく 違うので、新鮮で逆に学ぶところがありますね。 私のやる研修ではとにかく現場の大切さを説い ています。「がたがた言わないで現場に行け」と。 私もそうやって教わってきましたし、やはり現場か ら学ぶことがいちばん多いと思っています。 大学で学んだのは日本史。入社後は営業だろう と思っていたら、市外電話サービスにかかわる業務 と技術の両方を担当する部署に配属されました。 知識がないまま交渉に立って、泣いて帰ってきて 勉強していました。先輩に付きながらまさに現場で の経験を通じて「電話のイロハ」を学びました。 そうした自分の経験を基に、「何がわからないの かわからない」というところから書き起こしたのが 『馬でも分かる』シリーズという電話の学習用テキ ストです。『馬でも分かる』という名称にしたのは、 学生時代に塾の講師をやっていたときに、やる気 のない生徒がいると、必ず馬に例えて、「君たちを 水辺に連れていくことはできるけれども、水を飲む かどうかというのは君ら次第なんだよ」という話を していたからです。入門者に好評で、周りにいた営業 担当者たちから口コミで伝わり、いつの間にか社 内講師として引っ張りだこになりました。最近では ストリーミングで地方拠点にも配信しています。03
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PMコミュニティではボディチューニングなど楽しいイベントも キャンパスでの社員研修で講師も務めるソフトバンクテレコムは、自らの企業変革を通じて、 お客様の課題を深く理解し、その解決に貢献する
ICT
ソリューションカンパニーとしての実力向上に取り組ん でいます。お客様へのソリューションの提案から設計・ 構築までを行う三つのプロジェクトに、リーダーあるい はメンバーとして携わった3名の社員のそれぞれのプロ ジェクト経験談を通して、ソフトバンクテレコムの現在を お伝えします。 大手金融機関や自動車会社などをお客様とするプロジェクトに 携わってきた3名の社員が、それぞれの視点から意見を述べ ました。Special Feature
2
“
Networking Partner
”
を目指して
お客様との信頼関係を育み、
社内外の知恵の融合で価値をお届けする
まず、皆さんが取り組まれた最近の プロジェクトについて簡単にお聞かせください 森田 大手都市銀行の全国の支店を結ぶ基幹業務系 のネットワークの企画提案と設計・構築のプロジェクト を担当しました。このお客様は、数年前に合併・統合 を経験されましたが、基幹業務系のネットワークは 旧行のものがそのまま使われており、これらを統合 するとともにブロードバンド化し、ネットワークとして のセキュリティ機能も高めました。 菅谷 私が担当したのは、大手自動車会社の大規模 データセンターのネットワークをより安定性の高いも のに作り替え、その上にサーバーやアプリケーション を乗せ替えるプロジェクトです。信頼性の高いネット ワークができたところで、約
2,000
台のサーバーを 移設、集約するプロジェクトを現在進めています。 山本 私は、地方銀行の本・支店間の内線通信網の 構築と、コールセンター機能を拡充するプロジェクト を担当しました。具体的には、社内からの電話が個別 に着信する内線通信網を導入することで営業店の 窓口業務を軽減しました。さらに、各店舗への問い合 わせをコールセンターに集約して、コールセンターで とりまとめた情報を各店舗へフィードバックする形に 発展させていこうとしています。 プロジェクトの受注や遂行では、 どのようなご苦労がありましたか 森田 ネットワークの構築を行う際にいちばん気をつ けなくてはいけないのは、お客様の業務を止めては いけないということ、そして二つめが納期です。今回 のプロジェクトでは、平日は昼も夜もシステムがフル“
Networking Partner
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を目指して
お客様との信頼関係を育み、
社内外の知恵の融合で価値をお届けする
稼働しており、切り替えは土日の深夜に限られると いう条件下で、半年の間にすべての営業店とのネット ワーク構築を完了しなければなりませんでした。プロ ジェクトメンバーの頑張りで、なんとか納期内に完了 することができ、最終的にはお客様からうまくいった という評価をいただけました。 菅谷 私は、お客様の生産活動に影響をおよぼすこ とがないよう、大晦日の1日ですべてのネットワークを 切り替えなければならなかったことです。海外工場が 稼働している関係もありましたしね。お客様がグロー バルな企業なだけにネットワークも複雑で、お客様の 社内だけでなく国内外の関連会社、部品メーカー、販 売会社など数百社に張り巡らされています。しかも、 多くの異なるアプリケーションが稼働しており、これら の違いを吸収してネットワークを安定運用させなけれ ばなりません。大きなプロジェクトをいくつものサブ・ プロジェクトに分けて、作業ごとにリスクを洗い出し、 具体的な対応策についてお客様にご説明させていた だきました。難しいプロジェクトでしたが、一つひとつ の問題をクリアにしていくことで、お客様に安心感を 持っていただけたと思います。 ソフトバンクテレコムの「
ICT
ソリューションの提供」 とはどのようなものですか? 菅谷 ソリューションとは、お客様の課題をお客様より 早くつかまえる、あるいはお客様と課題認識を共有し て、それに対して解決策を提案することだと思います。 森田 ソリューションを提供しようという流れは必然 的なものでしょう。通信事業者としての限定的な提案 の仕方は、ある意味でお客様のニーズとのアンマッチ という側面がありました。 菅谷 同感です。お客様は当社を、通信回線の提供 だけを行う通信キャリアだとはあまり思ってらっしゃら ないですよね。ですから、様々な相談をいただきます。 お客様のやりたいことに対してその実現の方法を考 えて提案するのが私たちの役割ですから、当社だった ら何ができるか、どの企業に協力を頼めば実現できる か、という発想になります。サーバーシステムはどう か、機器について提案できないか、アプリケーション の改善はできないかなど、課題に対する私たちの提案 はいろいろな方法をとるようになってきています。 山本 お客様が求めているものを実現するには、 ソフトバンクテレコム1
社だけの力ではなく、SI
(シス テム・インテグレーター)や開発会社など複数の企業が かかわることになります。お客様は、そうした複数企業 の優れたところをつなぎあわせる役割もソフトバンク テレコムに期待してくださっています。今回のプロジェ システム・エンジニアとして、大手自動車メーカーのデータ センターの大規模なネットワーク切り替えプロジェクト を担当。2,000台を超えるサーバーだけでなく関連会社、 海外現地法人、販売会社など数百社におよぶ複雑な ネットワークを用途に応じて切り替える作業を、1日で 完遂した。 アウトソーシング事業本部 アシスタントマネジャー 菅谷英行Special Feature
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Networking Partner
”を目指してお客様との信頼関係を育み、 社内外の知恵の融合で価値をお届けするクトでも、仕様の検討から各社の提案内容の評価 まで、お客様の立場に立ってお手伝いをさせていただ きました。 森田 実際、社内外を問わず、お客様やパートナー 企業と協力しあうことが非常に多いですね。パート ナー企業とは週に何度も情報を持ち寄って打ち合わ せをしています。一緒にプロジェクトを進めていると、 「社員が何人、社外が何人」という感覚がなくなってき ます。みんな、プロジェクトのメンバーなんですよね。 お客様の課題を理解してソリューションの提供に つなげていくためには、 どんなことが必要だと思いますか? 森田 お客様に一つ言われれば、何をしたら良いか
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くらいわかることでしょうね。長くお付き合いさせ ていただくなかで、お客様が実際はどうすることを 望まれているのかを理解できるようになってきます。 そういう意味で、営業担当者だけでなく、SE
も含 めて、お客様の信頼を得ていることが非常に大きい ですね。 菅谷 私たちのチームは、お客様のネットワーク運用 のアウトソーシングを受託しており、ある意味、お客 様以上にお客様のネットワーク環境を隅々まで理解し ているという自負があります。そうしたことをずっと 積み重ねてきたことによる信頼関係が財産ですね。 山本 私の場合はフットワークの良さがあると思い ます。ほぼ毎日お客様のところへ“出社”していまし た(笑)。最近は、役員の方にも気軽に声をかけてい ただいたり、全社的な企画を担当される部署からもご 相談いただくようになりました。お客様の本当にした いことが何なのか、あるいはお客様がどういうレベル で何を考えているかということまでしっかりと理解した うえで、お客様とは異なる強みを持つソフトバンク テレコムができることを示すことが大切だと思います。 ソフトバンクテレコムでは、プロジェクト制の導入など、 部署を超えたコラボレーションを推進していますね 森田 今回のプロジェクトでの企画提案やシステムの 構築・導入は、営業担当者、プロダクト担当者、そし てSE
(システム・エンジニア)の力が一緒にならない と実現できない仕事です。オフィスがフリーアドレス になったおかげで、プロジェクトメンバーと身近に座っ ていつでも打ち合わせをすることができるようになり ました。身近にいれば当然、SE
が営業担当者の動向 をリアルタイムで把握できますので、お客様からのリ クエストへの対応も迅速になります。あとは、プロジェ クト制の導入で、様々な部署のメンバーがオフィシャル にプロジェクトにアサインされるようになったことが プロジェクトリーダーとして、大手都市銀行の約550の営 業店の基幹系統合ネットワーク構築プロジェクトを担当。 銀行に必要とされる高度なセキュリティ能力を持つネット ワークを提案すると同時に、大幅な運用コストの低減も 実現した。 金融営業本部 クライアントエグゼクティブ 森田朋愛大きいですね。「みんなでやろう」という気持ちが盛り 上がります。 山本 私は地方のお客様にお伺いすることが多いの ですが、地方の場合、東京などにある先端のノウハウ が十分に伝わっていない部分があります。ですから、 業界に詳しい本社の各事業セクションのスペシャリスト や