Report 5
●ネットワークセンターにおける環境目標の設定と進捗(2006年3月末現在)
種別 環境目標 進捗
1.省エネルギー
電力エネルギーの有効活用 エネルギー管理指定工場の原単位を5年間
で5%削減 実施中
2.省資源
エネルギーの使用量削減 ガソリン使用量の監視 実施中 紙資源の利用削減 コピー用紙購入量前年度比10%削減 実施中 コピー用紙の再生紙使用比率95%以上 100%
リサイクル 廃棄機密書類の破砕抹消再チップ化処理率
100% 実施中
3.産廃および調達
産業廃棄物の適正処理 産業廃棄物処理ルールの遵守 実施中 4.調達
調達時の環境負荷削減 備消耗品指定品目のグリーン調達比率100% 100%
オフィス系事業所での環境活動
事業系施設に先行して本社における環境マネジメントシステム の構築を進め、2004年9月には旧本社ビルにおいてISO14001 の認証を取得し、2005年度は汐留の新本社において認証を継続 しています。
2005年1月の本社移転を機に情報のデジタル化に取り組んだ 結果、コピー用紙購入量は約3分の1になりました。引き続き、紙使 用量の削減を中心とする環境負荷の低減に取り組んでいきます。
●汐留本社ビルにおける環境目標の設定と実績(2006年3月末現在)
種別 環境目標 実績
1.省エネルギー
電力エネルギーの有効活用 電力使用量を基準値(170kWh/年/m2)以下 143kWh
(84%)
2.省資源
紙資源の利用削減 コピー用紙購入量50万枚/月以下 40.5万枚 コピー用紙の再生紙使用比率95%以上 98.7%
リサイクル 廃棄機密書類の破砕抹消再チップ化処理率
60%以上 達成
3.産廃および調達
産業廃棄物の適正処理 使用済みパソコンのリユース率80%以上 100%
4.調達
調達時の環境負荷削減 備消耗品指定品目のグリーン調達比率100% 100%
地球温暖化防止への取り組み
国や地方自治体の施策に沿って、二酸化炭素などの温室効果 ガス排出量削減に取り組んでいます。条例により義務付けられて いる施設では、温暖化対策計画書を自治体に提出しています。
また、温室効果ガス排出量6%の削減を目指す国民的プロジェクト
「チーム・マイナス6%」にソフトバンクグループ各社とともに参画 し、共同で「COOL BIZ運動」を実施しています。
環境活動の推進体制
ソフトバンクテレコムは、2004年6月に「環境行動指針」を定め、
環境マネジメントシステムを構築して体系的な取り組みを行って います。
●環境行動指針
●環境マネジメント体制
事業系施設での環境活動
ソフトバンクテレコムの事業活動にかかわる環境負荷の多くは、
ネットワークセンターなどの事業系施設で発生しています。2005 年度は首都圏の5つの事業系施設においてISO14001認証を 取得し、また、2006年度中に全国のネットワークセンターにおい ても認証取得を目指しています。事業系施設では、廃棄物管理など の環境関連法令の遵守に加えて、省エネルギーと省資源にも 取り組んでいます。
●ISO14001取得済みの事業系施設(2006年4月時点)
社会の一員としての活動
01 環境への取り組み
ソフトバンクテレコム株式会社は、社会の持続可能な発展を実現するため、かけがえ のない地球環境の維持・向上に向けて、積極的な取り組みを行います。
1. 弊社の事業活動の推進にあたっては、環境保全に関する諸法規及びその 他の要求事項を遵守致します。
2. 弊社は、環境マネジメントシステムにより、事業活動における環境負荷を 低減して行くため、省エネルギー、省資源、廃棄物削減等について環境 目標を設定し、継続的な改善と汚染防止に努めます。
3. 弊社は、事業用機器や物品の調達に当たり、環境にやさしいグリーン調達 を推進します。
4. 弊社は、環境負荷低減に資するネットワーキング技術の開発やネットワーキ ングサービスの提供に努め、社会全体の省エネルギー化に貢献します。
5. 弊社は、社員への環境教育に努めるとともに、弊社の環境に関する情報を 社内外へ公表し、コミュニケーションを図ります。
● ネットワークメンテナンス部 東京都新宿区
● 東京ネットワークセンター(新東京) 東京都豊島区
● 東京ネットワークセンター(新田端) 東京都北区
● 梶ヶ谷ネットワークセンター 神奈川県川崎市
● 千葉ネットワークセンター 千葉県印西市 経営会議 議長:代表取締役社長
環境委員会 CSR・コンプライアンス委員会 委員長:コーポレートスタッフ統括 担当役員
環境管理者 社員 各 部
署
事務局 CSR推進部
02
社会貢献活動に関する方針
ソフトバンクテレコムは、社会の課題を的確に捉え、ICTソリュー ションカンパニーとして、社員の知識、ノウハウの活用による課題 解決を通して、広く社会に貢献したいと考えています。
●ソフトバンクテレコム 社会貢献活動方針
次世代を担う子供たちへの ICT 教育の取り組み
■見て・触れて ICT体験学習
2005年8月、カスタマーサポートセンターにて小中学生とその 保護者の方々を対象に、7回目となる「子供科学教室*」を開催 しました。通信についての入門講座や、光ファイバーを使った電話 実験や、光ファイバーの切断・融着作業を体験していただきました。
また、2005年12月、東海ネットワークセンターにおいて、情報 処理を専門に学ぶ高校2年生80名を対象に、企業体験学習を実 施しました。ネットワークセンター施設の見学に加え、「通信事業 の社会的役割と業務」をテーマに社員が講演を行いました。
* 子供科学教室:(社)電子情報通信学会が毎年主催する、夏休みを利用した教育活動の一環
■インターネットを安全に利用するために
2005年秋にスタートした「e-ネット安心講座 通信業界キャラ バン(通称:e-ネットキャラバン)*」において、小中学生、高校生 および保護者、教職員などを対象に、コンピューターウィルス、
迷惑メール、架空請求詐欺などのインターネットに関連するトラブル
社会の一員としての活動
社会貢献への取り組み
1.ビジョンに則り、豊かなネットワーク社会の実現を推進すると共に、企業市民 として社会的課題の解決に継続的に貢献していきます。
2.社員の持つ多様な知識・経験、蓄積された技術・ノウハウなどを活かし、
パートナーとしてNPOとも協働して互いの強みを活かした貢献を行い ます。
3.地域社会への貢献活動に取り組むと共に、社員一人ひとりが自主的に 行うボランティア活動を支援します。
Our Vision
ソフトバンクテレコムは、21世紀のネットワーク社会におけるライフスタイル、
ワークスタイル、ビジネスモデルを提案し、最先端の技術を使い、その実現を 推進します。
の実態と対処方法を、講師役の社員が説明しています。2005年度 は関東地域で3回の講座の開催を担当しました。
* e-ネットキャラバン:通信業界6団体と総務省および文部科学省が結成した「e-ネット キャラバン運営協議会」が、主に保護者および教職員向けに主催するインターネット の安心・安全利用のための啓発講座
ICT 分野での途上国支援の取り組み
■ NPO法人「SAVE AFRICA」による モーリタニア救援活動を支援
国際社会の支援も長い間届かなかったサハラ砂漠西端の国 モーリタニアで、砂漠で孤立した町や村を巡回し、現地の人々の 生 活 改 善に取り組 ん で いるNPO法 人「SAVE AFRICA」を、
1995年から継続的に支援しています。特に力を入れて支援して いる通信機の設置活動は、情報が遮断され孤立していた村同士 の情報交換や、救急医療の迅速化に貢献しています。
■ブータン王国の学校にリユース・パソコンを寄贈 2005年1月の本社移転の際に発生した大量の中古パソコンを 有効活用するため、中古パソコンの再利用を推進するNPO法人 イー・エルダーを通じて、国内の非営利団体への寄贈に取り組ん でいます。また、国際電気通信連合(ITU)が取り組む開発途上国 へのコンピューター普及活動の一環として、リユース・パソコン 66台をブータン王国に寄贈しました。寄贈したパソコンは、2006 年2月より現地の青年たちへのコンピューター教育に活用されて います。
光ファイバーを使った電話実験 光ファイバーの融着作業
e-ネットキャラバン
通信アンテナの設置 熱心に勉強する少女たち
ビーエスアイジャパン株式会社(以下、BSIジャパン)は、「ソフトバンクテレコムCSRレポート2006」、インタビューおよび認証審査* を通じて得られた情報に基づき、ソフトバンクテレコム株式会社(以下、ソフトバンクテレコム)のCSRへの取り組みに関して、昨年度 に引き続き所見を申し上げます。
BSI(英国規格協会)は、CSRマネジメント実践のためのSIGMAガイドラインおよび英国規格BS8900を開発してきました。BSI ジャパンは、このような実績に基づきCSRマネジメントの専門家の視点から今回のレビューを行いました。
5 つの重点分野で体系的なマネジメントを開始
2005年度は、ソフトバンクテレコムの事業活動におけるCSRの位置付けがより明確にされました。また、「ソフトバンクテレコムCSR基本 方針」に定められた5つの重点分野において、効果的かつ効率的にCSRを推進するための体系的なマネジメントの仕組みの導入が進んで います。特に、以下の点が高く評価されます。
社外のステークホルダーとのコミュニケーションの充実を
CSRマネジメントでは、活動のPDCAサイクルによる管理に加えて、ステークホルダーに対してパフォーマンスに関する説明責任を果たす ことが重視されています。その方法として、社外のステークホルダーが期待するCSRは何かを理解するための双方向のコミュニケーション を行うことがポイントです。この観点から今後の課題として以下の点が考えられます。
第三者レビュー
●CSRの浸透の第一歩は、CSRの重要性を経営層だけでなく社員が認 識することです。ソフトバンクテレコムでは、経営トップが事業における CSRの意義を明確にするとともに、社員ブログや各種の社員アンケート 調査を通じて社員の関心事を理解し、その意見をCSR活動に活かす 仕組みが構築されています。
このような積極的な内部コミュニケーションを反映して、「ソフトバンク テレコムCSRレポート2006」では、何にどのように取り組んできたか が、その活動に参加している社員の事例や意見を掲載して具体的にわか りやすく報告されています。
●「ソフトバンクテレコムCSR基本方針」に定められた5つの重点分野に おいて、各分野で導入状況に差があるものの、方針を設定して行動計 画を立て、活動の結果を評価して見直す体系的なマネジメントが始めら れています。
例えば、ワークプレイス変革におけるテレワーク制度については、アン ケート調査結果を数値で示し、制度のメリットや今後の課題と対策を説 明するとともに、制度を利用している社員の意見や評価を共有していま す。このような取り組みは、パフォーマンスの継続的改善だけでなく、
制度の定着や浸透を促進する方法として高く評価されます。
*BSIジャパンは、ソフトバンクテレコムのISO9001、ISO14001、ISO20000、ISO27001の審査登録を行っています。独立した専門機関として、事業・サービスの品質管理、情報セキュリティ の確保、環境への取り組みについて、それぞれのマネジメントシステムの適合性の観点から、定期的に外部審査を実施しています
●社内ステークホルダーである社員とのコミュニケーションが拡充される 一方、社外のステークホルダーとのコミュニケーションについては、方 針や目的、具体的な方法が明確になっていません。そのため本レポート では、本業におけるCSR実践について、客観的な評価や今後の課題に 関する報告が不十分な部分があります。ソリューションの提供が顧客や 社会に対して与える影響についてCSRの観点から客観的な認識や評価 を得ることが望まれます。
また、多様なステークホルダーとソフトバンクテレコムとの関係を本 レポート上で明確に説明し、主要なステークホルダーとして社員、顧客、
ビジネス・パートナーを重視したCSR活動について報告していることを 示すことが期待されます。
●お客様情報の流出については、「情報開示に関する規則」に則って事故 の経緯や対策が速やかに公表されました。また、再発防止策をサポート する環境の整備も着々と進められています。前年も触れましたが、今後 は、CSRに関する認識を向上するために取引先と互いに協力する体制 を構築し、さらにサプライチェーン・マネジメントを強化することが重要 です。
今後も貴社の積極的なCSR活動を期待しております。
ビーエスアイジャパン株式会社 代表取締役