2008年3月27日 流通ネットワーキング 6月号
流通ビジネスメッセージ標準(流通 BMS)導入のメリットと留意点
== 「流通 BMS」はいよいよ普及の段階へ! ==
EDI パッケージ ACMS で安全安心の EDI 環境構築
株式会社データ・アプリケーション ACMS 統括本部 ビジネス推進部 上級コンサルタント 藤野 裕司 はじめに 1.流通ビジネスメッセージ標準(流通 BMS)とは 2.流通BMS 導入のメリット 3.規模に応じた2つのモデル 4.導入時の注意点 5.ACMS での構成パターン おわりに 【用語解説】
はじめに
流通業界での次世代 EDI「流通 BMS」が今まさに普 及段階に入ろうとしている。この流通 BMS は、従来型 EDI で抱えていた多くの問題を解決し、新たにさまざま なメリットを提供してくれる。しかし、インターネット EDI であるため注意しなければならない点も数多くあ る。 本稿では、その流通BMS がどのようなものであるか、 そしてそのメリットと導入時の注意点、実際のシステム 構成などを、EDI パッケージとして最も多く利用されて いる ACMS をベースにできる限りわかりやすく解説し てみたい。1.
流通ビジネスメッセージ標準(流通 BMS)とは
まず、流通 BMS が登場した背景とその概要について 説明する。(1) 流通 BMS 登場の背景
流通業界における標準EDI は 1980 年に制定され たJCA 手順よりほぼ進化することなく今日を迎える こととなった。途中JCA-H 手順が登場した時期もあ るが、JCA 手順を置き換えるような普及にまでは至 っていない。また、インターネット時代を迎え、 Web-EDI が急激に普及する中、その利用は標準化さ れることなく個別EDI のまま増殖し混乱を広めてい る。これら従来型EDI は、もはや課題山積で身動き の取れない状況となってしまった。 そのような危機的な状況で2003 年、流通業界は経 済産業省の事業として次世代EDI の検討に着手した。 そこから「流通サプライチェーン全体最適化事業(流 通SCM 事業)」として 3 年、その後「流通システム 標準化事業」として2年が過ぎ、今年はいよいよそ の集大成となる最終年度、まさにこの流通BMS は本 格的普及段階に入ろうとしている。(2) 課題山積の従来型 EDI
流通業界におけるEDI の特徴は、小売から卸・ メ ー カ へ の 発 注 が JCA 手 順 に よ る EOS (Electronic Ordering System)で行われてきたと ころにある。この JCA 手順は、1980 年に制定さ れた日本独自のEDI 標準通信プロトコルで、すで に30年近く利用され続けているのだ。この進化 の激しいIT 業界で、30年前の通信方式を使うこ とには相当無理がある。 具体的には、 ・ 通信速度が2400bps と極端に遅い (一部、9600bps とやや早い速度での利用も 見受けられるが、あくまで限定された運用である) ・ 漢字が使えない (これも一部非標準として改造したシステム での漢字の利用が見られる) ・ 文字以外を送れない (カタログデータや音声・映像など) ・ インターネットを利用できない ・ 使用するハードウェアがすでに大手メーカで は製造中止となっており、故障時に補充がで きないうえ、サポートも終了している ・ 日本の独自標準であるため海外では受け入れ られない ・ データの送受信がバッチファイル転送方式で あるため、リアルタイムの要求に応えること ができない などがあげられる。 また、通信プロトコル以外の要因としても ・ データフォーマットはほとんどが個別仕様で、 取引先ごとにプログラム開発が必要 ・ Web-EDI が普及したが、企業ごとに画面が異 なり、運用が混乱している。また、手動操作 が必要で自動化できず、人的コストが増大し ている。自動化ツールを提供している例も見 られるが、個別仕様であるため他の取引先に 使えなかったり、同時並行で動作しなかった りと、これも現場で混乱をきたしている ・ データは、企業間のみならず企業内も縦横無 尽に走り回り、データ連携がスムーズに行わ れていない (具体例は、図5参照) など、多岐にわたる問題があげられるようになっ た。
(3) 課題解決のための流通 BMS
これらの課題を解決するため、流通業界の小売・ 卸が一丸となって取り組んだ一大プロジェクト、そ れがこの流通BMS なのだ。 ここで流通 BMS とはどのようなものかを簡単に 見てみよう。 流通 BMS は大きく2つの機能で構成されている (図1)。ひとつはビジネスプロセスやデータ属性を 表す「EDI メッセージ」で、もうひとつはインター ネット経由のEDI を実現する「通信インフラ」であ る。 [図1:標準化された流通BMS の機能]①
EDI メッセージ
すべての企業間取引で共通のメッセージを使える ように、「メッセージ種別」「メッセージ構造」「デー タ項目とその意味」「データ属性」を標準化した。取 引先コードや商品コードは国際標準に準拠すべく 「GLN(共通企業識別コード)」「GTIN(共通商品 識別コード)」を使用している。そして、それらを含 むデータの構造には柔軟性の高いXML が採用され た。 対象業務は、2008年3月の段階で7業務10 メッセージ(図2)。ここには、グローサリ、アパレ ル、生鮮が含まれている。基本はグローサリで、「発 注」「出荷」「受領」「返品」「請求」「支払案内」の6 取引業務プロセス(メッセージ種) データ項目 コード(GTIN、GLN) データ表現形式(XML) 通信手順(ebXML MS、AS2、JX手順) 通信基盤(インターネット、TCP/ IP) EDIメッセージ EDIメッセージ 通信インフラ 通信インフラ 共通基盤 (デファクトスタンダードの 中から選択) (図は流通システム開発センター資料より)業務。ただし、「出荷」のメッセージは「出荷(梱包 紐付けあり)」「出荷(梱包紐付けなし)」「出荷(伝 票)」の3種類があり、あわせて8メッセージとなる。 そこに、「発注」の補助データとして「集計表作成」 とアパレルの「値札作成」業務が加わり、合計で7 業務10メッセージとなった。 これらの業務プロセスとメッセージは、既存業務 との整合性が担保されており、流通BMS 導入時に も、業務システムへの影響が最小限になるよう配慮 されている。 一方、業務の改善・効率化を目指し、伝票レス・ 検品レスの業務の標準化も行った。これにより、従 来なら取引先ごとに別システムを作る必要があった ところを、ひとつのシステムですべての相手先に展 開できるようになったのだ。 [図2:7業務10メッセージを標準化]
②
通信インフラ
通信基盤はインターネットが前提となり、通信 プロトコルは国際標準のebXML MS と AS2、日 本標準の JX 手順という3方式が流通標準として 制定された。a.通信基盤:インターネット、TCP/IP
インターネットは、高速・安価で世界中を統一 された規格で接続できる。また、TCP/IP は、企 業内のLAN として最も多く利用されている通信 方式。b.通信プロトコル:ebXML MS、AS2、JX 手順
ebXML MS(*1)と AS2(*2)は、ともに国際標準 のEDI 通信プロトコルで、サーバ間通信に利用さ れる。一方 JX 手順は、サーバ運用が困難な小規 模の企業やデータ量の少ない取引で利用される日 本独自の通信プロトコルで、クライアント側から の起動によりセンターのサーバにデータを取りに 行くような運用になる。2.
流通 BMS 導入のメリット
流通BMS を導入すると、前述のような課題の解決を 含め、様々なメリットを受けることができる。(1) JCA 手順の課題を克服
卸・メーカー 小 売 商品マスタ登録 発 注 受 領 (検品) 支払 商品マスタ登録 センタ在庫補充 値札作成 消込 売掛 返 品 買掛 消込 請求 返品受領 小売から 卸・メーカーから 卸・メーカーへ 小売へ 受 注 出 荷 出荷(伝票)データ 発注修正データ 集計表作成データ 発注データ 受領(伝票)データ 返品受領データ 返品データ 支払案内データ 請求データ (GDS) 値札データ 在庫補充 出荷(梱包紐付けなし)データ 商品マスタ 出荷(梱包紐付けあり)データ「通信速度が遅くインターネットが使えない」「漢 字が使えず文字以外の情報を送ることができない」 「ハードウェアが製造中止になった」など JCA 手 順固有の問題を解決。 特に2400bps という極端に遅い JCA 手順の回線 がインターネットに置き換わることにより、処理時 間が大幅に改善される。データがXML 化されるこ とによりデータ量は12倍から16倍に増大するが、 回線速度が速くなることにより全体の処理時間は約 1/20∼1/25に短縮されるという実証結果が 出ている。 また、卸やメーカでは処理が高速化されることで 「出荷精度が向上した」「深夜作業の軽減により人手 が確保しやすくなった」など、現場レベルでのメリ ットも多く聞かれるようになった。
(2) 業務の標準化により開発工数が激減
従来、小売ごとにデータフォーマットが異なって いたため、卸・メーカは取引先ごとにプログラムの 開発が発生していた。しかし、流通 BMS では業務 とメッセ−ジを統一したため、一度標準システムに 対応すれば、その後は個別開発ではなく共通企業識 別コードで取引先を区別するなど、大幅に対応作業 は軽減される。(3) インターネットのメリットを享受
インターネット経由になるため、高速で安価な EDI 環境を構築できたり、ハードやソフトが豊富で 入手が容易であるなど、インターネットが持つ様々 なメリットを享受することができる。(4) 業務改革にも対応
既存の業務を担保するほか、伝票レスや検品レス などの業務の運用も標準化されたため、従来の業務 を改革したり、新たな効率化に挑戦したりすること も可能となる。 また、懸案だったEDI によるペーパレスの消費税 法上の扱いについて、正式に国税庁から「流通BMS 採用の場合、仕入税額控除適用」との回答が出され た(*3)。これにより、流通 BMS の導入も弾みがつ くだろう。(5) 国際標準採用でグローバル対応可能
流通BMS は、国際標準化団体 GS1(*4)が定めた 「BMS(*5)」をベースとしている。よって、今後日 本特有の業務プロセスをBMS で対応できるよう要 請していくことにより、日本の流通BMS が国際標 準としてグローバルな取引に利用できるように進化 することも可能となる。(6) 企業間・企業内のシームレスな連携を実現
JCA 手順は、古い通信プロトコルであるため、社 内のネットワーク資源を利用することができない。 しかし、流通BMS の通信プロトコルは、新しい通 信規格に準拠しているため、社内のネットワーク関 連ハードなど資産を共通化することができる。その ため、企業間・企業内のシームレスな連携環境を構 築しやすくなる。 もちろん、このときにはセキュリティに対するポ リシーやどのようなソフトでどのように運用するか などの検討を加えることが重要。(7) WebEDI の手動操作から開放
WebEDI は、小規模の企業にむけた FAX に替わ る重要なEDI ツールだが、手動操作が発生し、運用 上非常に問題視されている。 流通BMS では、Push 型通信プロトコル(ebXML MS、AS2)と Pull 型通信プロトコル(JX 手順)が 用意されており、目的に応じて使い分けることで手 動操作をなくせるよう配慮されている。(8) トランザクション処理が可能
JCA 手順では、締め時間に通信が集中し、業務処 理の時間が通信時間の制約を受け、出荷時刻との調 整が難しくなることがある。ebXML MS、AS2 の通信方式では、Push 型の運 用が前提となり、小売は任意のタイミングで発注情 報を送信し、卸・メーカは受けたデータを任意のタ イミングで処理することができる。これにより通信 の集中が避けられ、業務の平準化が可能となる。 この機能を応用すると、将来的には伝票単位のト ランザクション処理が可能となり、より進化したリ アルタイムの問い合わせ/回答が得られる業務環境 を構築することができるようになる。
3.
規模に応じた2つの導入モデル
では、ここで実際に導入する際に必要となるシステム について説明する。EDI システムには、運用形態に応じ て2つのモデルがある。 通信プロトコルの項でも説明したように、サーバモデ ル(ebXML MS、AS2)とクライアントモデル(JX 手 順)である。 自社の EDI 規模や運用の方法に応じてどちらのモデ ルを採用するか決めることになる。 サーバモデルは、一般に大手企業や大規模システムを 持つ企業での採用を前提としており、EDI を行う双方が 互いに常時稼働のサーバ同士で接続する。送信データが できると相手側に送りつける Push 型通信方式で、サー バ間通信となるところからS-S 型 EDI モデルと呼ぶ。 一方、送受信頻度の少ない企業やデータサイズの小さ い取引でEDI を行う場合、相手企業のサーバシステムや VAN センターに PC など随時稼働のシステムで接続しに 行く。クライアントよりサーバに対して接続し送受信を 行うところから、C-S 型 EDI モデルと呼び、この通信を Pull 型通信方式と言う。4.
導入時の注意点
実際に導入が決まっても、運用上予め考えておくべき ことは多い。ここでは、その主だったことを整理してみ よう。これはEDI パッケージを選ぶ際にも重要なことで、 これらの条件を満たした製品を採用することがポイント。 以下に弊社製品 ACMS で実現する場合を例にあげて説 明する。(1) 従来型 EDI の継続は必須
流通BMS を導入したからといって、既存のお取引 先に一方的に従来型EDI を廃止しますとは言えない。 当然、先方にも事情がある。 とはいえ、既存の従来型EDI システムをそのまま運 用しながら別途新しく流通BMS の EDI システムを設 置するのは、コストも運用・管理上の手間も障害リス クも格段に高くなる。ここはやはり従来型EDI も継続 しつつ流通 BMS も含めて統合管理をするべきだろう (図3)。 [図3:従来型EDI を継続しつつ多様な EDI を統合運用](2) 目的に応じて通信プロトコルを選択
EDI は、複数の相手先と行うのが一般的。その場合、 こちらの都合だけで通信方式を指定するわけにはいか ない。相手先が求めるものを用意する必要も出てくる。 そのためには、想定しうる通信プロトコルは一通り用 意しておくべきだろう。 全銀・ 全銀・ JCA JCA手順手順 全銀 全銀TCP/IPTCP/IP手順手順 Internet Internet Internet Internet JX JX手順手順 E E--mailmail eb ebXML XML MSMS Browser Browser WebWebEDIEDI
従来型EDI インターネットEDI 次世代EDI AS2 AS2 ACM S ACM S E E²²XX 取引先 取引先 取引先 取引先 取引先 取引先 取引先 取引先 国内で利用されている すべての標準EDI通信プロトコルをサポート
特に注意が必要なのは、お取引先に小規模の企業が ある場合。その時、先方がクライアントモデルの JX 手順で接続してくることになるので、こちら側は JX 手順サーバプロトコルを用意しておく必要がある。も ちろん、自社が大手企業やVAN につなぎに行くとき、 先方にJX 手順を指定されたならば、こちら側には JX 手順クライアントプロトコルが必要となる。つまり、 ひとつのEDI システムに JX 手順のサーバプロトコル とクライアントプロトコルの両方が必要となる場合が あるわけだ。このあたり、中堅・大手の卸は必ず直面 する問題なのでご注意いただきたい。 いずれにしても、ACMS は日本国内で用いられる全 ての標準通信プロトコルを装備しており、導入時には 必要なプロトコルのみを選択してご購入いただくこと ができる。
(3) インターネット上でのセキュリティは完璧に
流通 BMS で注意すべきセキュリティは2点。外部 攻撃からの防御と互いの認証である。①
外部攻撃からデータを守る
ebXML MS、AS2 を利用する場合、サーバはイン ターネット上、つまり DMZ(非武装地帯)上に設 置することになり、外部攻撃にさらされることにな る。その時、EDI サーバ上にデータが保存されると どうなるだろう。データを外部から見られたり破壊 されたりする可能性がでてくる。また、社内に管理 用EDI サーバを設置し、外部のデータをこちらにコ ピーすると、管理サーバの通信ログに残るのは、EDI の正しい記録ではなく、自社EDI サーバ間の通信記 録だ(図4)。 DMZ 上に置くのは通信サーバのみで、送受信デ ータはその通信サーバで保存することなく、直接内 部に設置したサーバで管理する必要がある。こうす ると、データを外部にさらすこともなく、通信ログ を正しく残すことができる。 ACMS は、複数サーバに機能を分散することがで きる。しかもDMZ 上の通信サーバは通信のみを行 い、データは社内の管理サーバで統合運用すること ができるのだ。もちろん、リバースプロキシを設置 し、通信機能・データ管理機能を共に社内に持つこ とも可能。お客様の環境とセキュリティポリシーに 応じて構成を検討いただくことができる。 [図4:インターネットでも安全なEDI を実現]②
相手先の認証は証明書で
流通BMS でのルールで、証明書は流通 BMS 指 定のものを使用する必要がある。Web サーバの SSL サーバ証明として利用されているパブリック証明書 は使えないのでご注意いただきたい。一般的には
一般的には
ACMS
ACMS
なら
なら
管理DB 管理DB DMZ DMZ上上 ファイア ファイア ウォール ウォール ファイア ファイア ウォール ウォール ACMS ACMS E E²²XX DMZ DMZ上上 ACMS ACMS E E²²XX 管理DB 管理DB 管理DB 管理DB 社外向け EDIシステム 社外向け 社外向け EDI EDIシステムシステム 送受信 送受信 データ データ 送受信 送受信 データ データ 管理用 EDIシステム 管理用 管理用 EDI EDIシステムシステム 管理サーバ 管理サーバ 管理サーバ 管理サーバ 通信サーバ 通信サーバ 通信サーバ 通信サーバ データ破壊の データ破壊の 可能性あり! 可能性あり! 正しい送受信記録が 正しい送受信記録が 確認できない! 確認できない! Internet InternetInternetInternet InternetInternetInternetInternet
送受信 送受信 データ データ 送受信 送受信 データ データ 送受信 送受信 データ データ 送受信 送受信 データ データ
その理由は、パブリック証明書には有効期間1 年 のサーバ証明書の機能しかないからだ。流通 BMS ではサーバ証明書、クライアント証明書、署名の3 機能が必要となる。また有効期間が1 年では短すぎ て運用に支障をきたす。そこで流通 BMS は、有効 期間を3 年とし、3機能がオールインワンで備えら れた安価な流通BMS 専用の証明書を発行できるよ うにしている。 それらの証明書は、必要な要件を満たした認証機 関から取得しなければならない。どの機関で取得で きるかは、流通システム開発センターで公表してい る。 サーバ証明書は、ebXML MS・AS2・JX 手順サ ーバ側で必要となる。サーバ証明書を取得すれば、 クライアント証明書とメッセージ署名に使うことも できる。 JX 手順クライアントのみ利用の場合は、別に安 価なクライアント証明専用の証明書も発行されてい る。 詳細については、認証機関にお問い合わせいただ きたい。
(4) 企業間・企業内はシームレスに連携
一般に企業間のデータ連携をEDI と言い、社内の データ連携をEAI と言う。しかし、図5のように取 引のデータは企業間・企業内を縦横無尽に走り回っ ている。この一連の業務の流れを、EDI・EAI 別の システムで管理してよいのだろうか。本来ひとつの 業務なのだから、ひとつのシステムとして管理すべ きはず。しかし、企業間はEDI パッケージ、企業内 は EAI パッケージで管理するのが当然のように行 われている。 ACMS では、複数の ACMS 同士が常時連携し合 いあたかもひとつの ACMS として稼働する。図7 の例では、サーバA の ACMS が親サーバとなり、 サーバB・サーバ C・サーバ D の ACMS をひとつ として管理する。これで企業間・企業内がシームレ スに統合運用できる。 また、複数の ACMS がひとつとして稼働するた め、ファイル転送という概念はない。利用者はあく まで業務の連携のみ指定す ればよい。データは ACMS が目的の業務に自動的に運ぶ。頭の中から、 ファイル転送という概念を一切忘れ去ることができ るのだ。 [図5:業務は企業間・企業内がシームレス] 受注 受注 発注データ 発注データ EDI EDIシステムシステム 企業間 企業間 企業内 企業内 出荷データ 出荷データ (梱包紐付けあり) (梱包紐付けあり) 受注 受注 出荷 出荷 受注 受注 受注 受注 基幹システム 基幹システム 受注 受注 在庫 在庫 在庫 在庫 在庫管理システム 在庫管理システム 物流業務システム物流業務システム 出荷指示 出荷指示 在庫引当 在庫引当 出荷報告 出荷報告 出荷 出荷 ピッキング ピッキング 企業間・企業内はシームレス 企業間・企業内はシームレス 量販店 量販店 ACMS ACMS E E²²XX ACMS ACMS E E²²XX ACMS ACMS E E²²XX ACMS ACMS E E²²XX サーバA サーバA サーバB サーバB サーバC サーバC サーバDサーバD(5) 障害時も自動継続運転
流通BMS のサーバ運用は、常時稼働が前提とな る。となると、障害時も安易に停止させるわけには いかない。かならず自動継続運転ができるような体 制が必要である。 ACMS は大手の VAN 事業者様でも多くご利用い ただいており、障害に強いことでご評価をいただい ている。たとえば、複数の通信サーバで稼働してい るとき、1つのサーバがダウンしても残りのサーバ で自動縮退運転を行い、処理はそのまま継続される (図6)。もちろん、サーバが復帰すれば自動でもと の状態に復元される。 [図6:障害時も自動継続運転](6) システム増強時やメンテナンスも簡単に
従来型EDI から流通 BMS にどんどん移行が進む と、システムの増強が頻繁に求められるようになる だろう。その場合一般的には、既存のサーバの横に もう1台大型サーバを設置し、まずEDI システムを インストールする。その後すべての接続先と移行テ ストを行い、完了後旧システムから新システムに切 り替えを行う。取引先が多くなった場合、この移行 テストが大きな負担となる。相手先のあることなの で、依頼や準備に相当な手間と労力とリスクが発生 する。 ACMS なら、キャパシティオーバーとなっても心 配する必要はない。ただ単にサーバを追加し、新し い接続先を設定した EDI システムで運用を始める だけだ(図7)。なぜなら、複数のACMS がひとつ となって稼働するからである。旧サーバを触る必要 がないので、手間もかからずリスクも最小限にとど めることができる。 また、システムを常時稼働していると、サーバメ ンテナンスの時にも簡単に止めることはできない。 このときも、複数の ACMS で運用していると安心 して無造作にサーバを停止することができる。もち ろん、このときも処理は残りのサーバで自動継続運 転される。メンテナンスが終わり電源を入れれば、 自動的に元の運用に戻る。 サーバー サーバー 11 サーバー サーバー 22 サーバー サーバー 33通
信
回
線
網
サーバーサーバー 44 業務 業務APAP 業務 業務APAP 業務 業務APAP 業務 業務APAP 業務 業務APAP サーバー サーバー 障害 障害 ACMS ACMS E2X E2X ACMS ACMS E E22XX ACMS ACMS E2XE2X ACMSACMS
E2X
E2X
管理DB
[図7:柔軟な拡張性とメンテナンス性]
(7) 企業規模に応じたシステムが必要
今、企業は合併や分社でグループ化が進んでいる。 いつどのようなタイミングで外部企業が社内として 接続するようになったり、社内部門が別法人格にな ったりするか分からない。そんな時、異なる企業や 部門でも同一ネットワークとして管理できると非常 に運用がしやすくなる。 ACMS は、巨大 VAN センターでの利用から中堅 企業のシステム、最小構成ではPC による利用とあ らゆる稼働規模を想定したラインナップをそろえて いる。しかも、100%PureJAVA で開発されている ので、オープンシステムなら動作環境を選ばない。 WindowsPC から NonStop-Computer まで、安心し てご利用いただきたい。(図8)(図9) [図8:マルチプラットフォームで稼働] (企業X) (企業X) WebEDI WebEDI (企業X) (企業X) WebEDI WebEDI (企業Y) (企業Y) 次世代 次世代 EDI EDI (企業Y) (企業Y) 次世代 次世代 EDI EDI (企業Z) (企業Z) EDI EDI 業務データ 業務データ アプリケーションACMS
ACMS
Lite
Lite
運用管理 運用管理 A P I A P I フォーマット フォーマット 変換 変換 業務管理 業務管理 スケジュール管理 スケジュール管理 WebAgent WebAgent Lite Lite INET INET--ZZ 全銀 全銀TCP/IPTCP/IP JX JX手順手順 通信機能 通信機能 運用管理 運用管理 A P I A P I フォーマット フォーマット 変換 変換 業務管理 業務管理 スケジュール管理 スケジュール管理 WebAgent WebAgent Lite Lite INET INET--ZZ 全銀 全銀TCP/IPTCP/IP JX JX手順手順 通信機能 通信機能 [図9:小規模なEDI 向けのクライアント製品]
ACMS
ACMS
E
E²
²X
X
NEC NECサーバサーバ G Gモデルモデル NEC NECサーバサーバ G Gモデルモデル DELL DELLDELL他、各社他、各社PCPC DELL他、各社他、各社PCPC HP HPProLiantProLiant HP HPProLiantProLiant IBM z IBM zシリーズシリーズ IBM z IBM zシリーズシリーズ IBM e IBM eシリーズ、シリーズ、 i iシリーズシリーズ IBM e IBM eシリーズ、シリーズ、 i iシリーズシリーズ SUNSUNSUNUAPUAP SUNUAPUAP
日立 日立 HA8000 HA8000シリーズシリーズ 日立 日立 HA8000 HA8000シリーズシリーズ 富士通 富士通 PRIMEPOWER PRIMEPOWER 富士通 富士通 PRIMEPOWER PRIMEPOWER HP HP NS16000NS16000 HP HP NS16000NS16000 ACM S ACM S E2X E2X 分散環境でも 分散環境でも統合運用統合運用が可能が可能 業務 業務APAP 業務 業務APAP 業務 業務APAP ACM S ACM S E2X E2X ACM S ACMS E2X E2X ブラウザ ブラウザ 業務 業務APAP 業務業務APAP 業務業務APAP 管理DB 管理DB 管理DB管理DB ブラウザ ブラウザ ACM S ACMS E2X E2X
(8) XML 変換のみならずデータの加工・編集も視
野に入れて
流通 BMS ではデータは XML が前提。つまり XML 変換は必須の要件となる。ところが、XML だ け扱えればよいのだろうか。いや、データは XML だけではなくアプリケーションで利用される様々な データ形式やコード体系に対応する必要がある。つ まり、どのようなアプリケーションと連携するか分 からないからだ。 ACMS は、XML は当然として、日本で使われる あらゆるシンタックスルールと文字コードに対応し ている(図10)。しかも、SAP の iDOC や RDB にも直接読み書きが可能。また変換の過程でデータ の加工や編集もでき、それらの定義を仕様書として 出力もできる。これはまさにプログラム開発ツール と呼べるのではないだろうか。これにより、相当数 のプログラム開発を削減できるのだ。 [図10:多様なフォーマと変換に対応]5.
ACMS での構成パターン
ここからは具体的なシステム構成例をご紹介する。 幅広いACMS の規模構成より、VAN センターもしく はセキュリティ・負荷分散を重視した構成、中規模もし くは一般企業での構成、PC によるクライアントシステ ムの構成、という大中小3パターンと従来型EDI と共存 する構成を例に説明を進める。(1) 高セキュリティ負荷分散型構成
トラフィックやアクセスが多いセンターで推奨の 構成(図11)。通信サーバをDMZ 上に、管理サー バを社内に分散配置。DMZ 上に送受信データを実 体化させることがないので、安全な運用が可能とな る。 この場合、社内の管理サーバは、障害対策上クラ スタ構成にしておくことが望ましい。あわせて、通 信サーバを複数用意すると、トラフィックの負荷分 散、通信サーバ障害時の縮退運転、柔軟なメンテナ ンス環境、などより安全安心なEDI システムを構築 できる。 なお、異なるプロバイダ・回線を契約し2 重化し ておくと、より一層安全性は高まる。 O u t b o u n d O u t b o u n d A N Y A N Y 変 換変 換 変 換 定 義 変 換 定 義 変 換 定 義 変 換 定 義 C S V C S V形 式形 式 C S V C S V形 式形 式 フ ラ ッ ト フ ァ イ ル フ ラ ッ ト フ ァ イ ル ( 個 別 フ ォ ー マ ッ ト ) ( 個 別 フ ォ ー マ ッ ト ) フ ラ ッ ト フ ァ イ ル フ ラ ッ ト フ ァ イ ル ( 個 別 フ ォ ー マ ッ ト ) ( 個 別 フ ォ ー マ ッ ト ) C S V C S V形 式形 式 I n b o u n d I n b o u n d U N / E D I F A C T U N / E D I F A C T フ ラ ッ ト フ ァ イ ル フ ラ ッ ト フ ァ イ ル ( 個 別 フ ォ ー マ ッ ト ) ( 個 別 フ ォ ー マ ッ ト ) S A P R / 3 S A P R / 3 I D o c I D o c S A P R / 3 S A P R / 3 I D o c I D o c S A P R / 3 S A P R / 3 I D o c I D o c U N / E D I F A C T U N / E D I F A C T U N / E D I F A C T U N / E D I F A C T X M L X M L X M L X M L X M LX M L C I I C I IC I I C I I C I IC I I R D B R D B R D B R D B R D B R D B R D BR D BR D BR D BR D BR D BInternet
Internet
ファイア ファイア ウォール ウォールDMZ
DMZ
通信サーバ 通信サーバ- -1 1 ACMS ACMS E E22XX 通信サーバ 通信サーバ- -2 2 ACMS ACMS E E22XX 負荷分散装置 負荷分散装置 クラスタ クラスタ 構成 構成社内
社内
ネットワーク
ネットワーク
管理サーバ管理サーバ 共有ディスク共有ディスク 送受信 送受信 データ データ 送受信 送受信 データ データ APAP データ データ AP AP データ データ 管理DB 管理DB 証明書 証明書 証明書 証明書 ACMS ACMS E E22XX [図11:高セキュリティ負荷分散型構成](2) ミドルサーバシステム
トラフィックやアクセスがさほど大きくない場合 の構成(図12)。社内にEDI サーバを設置し、DMZ 上のリバースプロキシ経由でデータを送受信する。 この場合も社内の EDI サーバはクラスタ構成が 望ましい。リバースプロキシは外部の攻撃から社内 を守る機能だが、1 本のインターネット回線で送受 信を行おうとすると、フォワードプロキシも必要と なる。 ACMS には小規模のサーバ構成でご利用いただ くB2B LE という製品があるが、この場合クラスタ 構成を取ることができない。クラスタ構成にするか 否かは、導入企業のポリシーによる。 [図12:ミドルサーバシステム](3) PC システム
最もコンパクトな WindowsPC1台での構成例 (図13)。インターネット環境は、家庭でインター ネットを利用するのと同じと考えてよい。ただし、 ウイルス対策やファイアウォールの使用は考えたい。 ウイルス対策はプロバイダのサービスやPC 用ソフ トを利用して行い、ファイアウォールはルータの機 能やPC 用ソフトを利用することになる。もっとも、 どのレベルまで対策を行うかは、各企業のポリシー で対応いただきたい。DMZ
DMZ
リバースプロキシ リバースプロキシ 証明書 証明書Internet
Internet
ファイア ファイア ウォール ウォール クラスタ クラスタ 構成 構成社内
社内
ネットワーク
ネットワーク
通信通信//管理管理 サーバ サーバ 送受信 送受信 データ データ 送受信 送受信 データ データ 管理DB管理DB ACMS ACMS B2B B2B oror ※ ※LELEの場合は、の場合は、 クラスタ構成不可 クラスタ構成不可 通信 通信//管理管理 サーバ サーバ 送受信 送受信 データ データ 送受信 送受信 データ データ ACMS ACMS B2B LE B2B LE 管理DB管理DB フォワードプロキシ フォワードプロキシ 証明書 証明書[図13:PC システム]
(4) 従来型 EDI との共存
「4.導入時の注意点」でも述べたように、流通 BMS を導入するからといって、その日より従来型 EDI を廃止することはできない。相手先にも事情が あるので、当面は共存を前提とする必要がある(図 14)。その時、流通BMS と従来型 EDI を別管理 するのは運用が煩雑になるばかりでメリットはない。 ここはあくまで同一システムで管理することを前提 とするべきだろう。 共存する場合、インターネット系通信プロトコル はDMZ 上の通信サーバで通信を行い、従来型通信 プロトコルは社内のネットワークに置く通信/管理 サーバで通信を行う。 [図14:従来型と共存]おわりに
以上で流通 BMS の概要と留意点についてご理解をい ただけただろうか。 ときどき巷では「流通BMS なんてまだまだ。普及す るかどうかなんて全くわからない」という声が聞かれる。 これはまさに業界をご存じない!としか思えない発言 である。現実には、2008 年 3 月の時点ですでに150 社以上が導入を進めているといわれている(流開センタ Internet Internet ファイアウォール ファイアウォール 相当機能 相当機能 社内ネットワーク 社内ネットワーク 証明書 証明書 クライアント クライアントPCPC ACMS ACMS Lite Lite 送受信 送受信 データ データ 送受信 送受信 データ データ I n t e r n e t I n t e r n e t フ ァ イ ア フ ァ イア ウ ォ ー ル ウ ォ ー ル D M Z D M Z 社 内 ネ ッ ト ワ ー ク 社 内 ネ ッ ト ワ ー ク 通 信 通 信//管 理管 理// A P A Pサ ー バサ ー バ 通 信 サ ー バ 通 信 サ ー バ 送 受 信 送 受 信 デ ー タ デ ー タ 送 受 信 送 受 信 デ ー タ デ ー タ 証 明 書 証 明 書 通 信 回 線 網 通 信 回 線 網 ( (専 用 線 /専 用 線 /I S D N )I S D N ) U S T U S T ダ イ ア ル ア ッ プ ル ー タ 全 銀 手 順 全 銀 手 順 JC A JCA手 順手 順 全 銀 全 銀T CP /IPTC P /IP手 順手 順 次 世 代 手 順 次 世 代 手 順 A C M S A C M S E E22XX A C M S A C M S E E22XXーニュース2008 年 3 月号および関係者談)。またまもな く全国で小売ごとの説明会が開かれると聞く。導入を終 えられた企業の声も、入れてよかったという評価が続い ている。これで普及しないわけがないのではないか。 今まだ導入を迷っておられる企業の皆さんには、是非 ここで真剣に検討を始めていただきたい。少しでも早く 取り組んだ方が、より大きなメリットが得られる! そ んなことを強く感じる今日この頃である。
【用語解説】
*1:ebXML MS ebXML メッセージサービス仕様 インターネット上で、高速かつ安全なEDI 環境を構築す るための次世代 EDI 国際標準として UN/CEFACT と OASIS で開発され、アジアを中心に普及が始まっている。 日本では、流通業界(流通 BMS)をはじめ、電機・電 子部品業界で、実用化・普及段階にきている。 リアルタイムのEDI メッセージングを実現、通常のフ ァ イ ル 転 送 ( 文 字 情 報 ) の ほ か 、 フ ァ イ ル 添 付 (Word/Excel/PowerPoint、PDF、CAD、画像、音声、 動画など)による転送も可能。 *2:AS2EDIINT-AS2 の略称。EDIINT は、IETF というイン ターネット技術の標準化組織のワーキンググループのひ とつ。米国を中心に世界的に利用が拡大しつつあるイン ターネットEDI の通信プロトコル。 通常の標準メッセージ(文字情報)のほか、様々なコ ンテンツ(Word/Excel/PowerPoint、PDF、CAD、画像、 音声、動画など)を送ることができる。 共通鍵や公開鍵暗号などの暗号化技術やデジタル署名 を使用してセキュリティを高めている。 *3:EDI 取引の消費税法における扱い 消費税法第30条第7項で、「課税仕入れに係わる支払 対価の額の合計額が3万円以上の場合、課税仕入れ等の 事実の帳簿への記録、保存及び課税仕入れ等の事実を証 する請求書等の保存義務がある」と定められている。こ れに対して、EDI 取引ではそれらの情報はすべて電子的 に残される。そこで、一般には[消令49]の「やむを 得ない理由」に相当するとし、仕入税額控除の適用を受 けている。しかし、従来は小売が個別に伝票レスを実施 していたため、各社が所轄の税務署に自社システムで確 認を受ける必要があった。それを、今回流通 BMS の標 準化された運用で国税庁へ照会し、「問題なし」と直接の 確認が取れたことになる。詳細については、国税庁のサ イトをご参照いただきたい。 ――――――――― 国税庁>東京国税局>事前照会に対する文書回答事例 >東京国税局文書回答税目別検索>EDI 取引を行った 場合の消費税法第30 条第 7 項の適用関係について ――――――――― 国税庁ホームページのサイト内検索で「EDI 取引を行 った場合の消費税法第30 条第 7 項の適用関係につい て」を検索するとヒットする。 *4:GS1 流通システムの国際標準化団体。欧州のEAN と米国 の UCC が統合してできた組織で、世界のほとんどの 国・地域はその傘下にある。 日本では(財)流通システム開発センターがその窓口と なっている。 *5:BMS GS1 で定めている標準策定プロセスが「GSMP」(グ ローバル・スタンダーズ・マネジメント・プロセス)。この GSMP で定められた EDI メッセージの国際標準が 「BMS」(ビジネス・メッセージ・スタンダーズ)である。 【著者紹介】 藤野 裕司(ふじのひろし) 株式会社データ・アプリケーション ACMS 統括本部 上級コンサルタント 〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1−3−8 TEL 03-5640-8540 FAX 03-5640-8541 E-mail: [email protected] URL: http://www.dal.co.jp/ 藤野ブログ「EDI 情報館」: URL: http://www.ediblog.jp/