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財務会計?(損益計算書の作成)-グループワークを取り入れた学習指導-

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Academic year: 2021

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商業科「財務会計Ⅰ」学習指導案

広島県立安芸高等学校

教諭 赤澤 奈々恵

1 日時 平成 27 年 11 月 18 日(水) 第4校時

2 学年・組 第3学年(男子2名 女子7名 計9名)

3 場所 A棟3階308教室

4 単元名 損益計算書の作成

5 単元について

○教材観

これまで,企業の一定時点での財政状態を明らかにするための報告書である貸借対照表について学習

してきた。本単元では,企業の一定期間における経営成績を明らかにするための報告書である損益計算書

について学習する。

勘定式で作成する損益計算書と,報告式で作成する損益計算書ではどこが違うのか,損益計算の意味と

損益の区分,収益・費用の認識と測定及び損益計算書の作成の仕方など,それぞれの基準に基づいて作成

されることの意味を深く考えることができる。さらに,損益計算書が,注記によって重要な情報を詳細に

利害関係者に伝えることができる有益なツールであることを認識することを通して,損益計算書がもつ

重要な性質や意味について,正しく理解できるようになる。

○生徒観

昨年度,

「簿記」を選択した生徒が発展的学習として選択し,

「財務会計Ⅰ」を学んでいる。ほとんどの

生徒が簿記の基礎を理解し,より高い目標に向けて意欲的に学習に取り組もうとしている。

授業アンケートの結果によると,

「財務会計Ⅰ」の授業について,肯定的な印象をもっている生徒が,

88.9%,その反面,否定的な生徒が 11.1%である。授業に対して前向きに取り組めない理由として,学習

内容が進んでいく上で,

「勘定科目」が難しい,

「会計原則・基準等が難しい」

「問題文を読み取ることが

難しい」ということがわかった。

また,

グループ学習に対しては,

肯定的な意見が 77.8%,

一人で学習する方が良い生徒が 22.2%である。

○指導観

会計に対して苦手意識をもってしまっても,

「できること」が増えるよう工夫しながら,自発的な学習

意識を高めさせていく。そのためには,個人で考える場面,グループで考える場面,全体で考える場面等,

授業形態に変化を付ける必要がある。

また,ポイントを押さえて説明をする事を心がけ,全体への指導時間を短めにして,生徒それぞれが

活動する時間を多く取り,自ら学習を深めていく態度を身に付けていくよう指導する。

さらに,クラスのなかで理解度に差が生じていることを考え,個別指導や小テストを繰り返し,生徒に

達成感をもたせながら,意欲的に学習に取り組むよう指導していく。

科目「財務会計Ⅰ」の到達目標として,会計用語の意味や意義を正しくとらえさせ,会計の本質を理解

させたいと考えている。

授業を実施する際には,少人数展開の授業の特性を活かし,アクティブ・ラーニングを効果的に取り入

れ行うとともに,分かり易い授業にするため継続的に授業改善を図り,自己肯定感が高いとはいえない本

校の生徒に学習する楽しさ,問題が解けた時の達成感を実感させ,会計の学習に自信をもたせたい。

6 単元の目標

損益計算の意味と損益の区分,収益・費用の認識と測定及び損益計算書の作成の仕方など,企業の経営

成績を明らかにする手続きを学び,適切に報告するための基礎的な知識と技術を習得させる。

(2)

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7 単元の評価規準

関心・意欲・態度

思考・判断・表現

技能

知識・理解

収益・費用に関する理論や処 理法,さらに損益計算書の作 成について関心をもち,自分 から進んでまとめようとする。 また,意欲的に問題演習に取 り組み,学習の進捗度を確認 しようとする態度が見られる。 実在する企業の損益計算書な どインターネットなどを利用し て入手しようとする。 費用の認識基準が発生主義 で,収益の認識基準が実現主 義であるのはなぜか,費用収 益対応の原則はなぜ必要か, 特殊な商品売買における収益 の実現はどうなっているのか, 明瞭かつ有用な損益計算書を 作成するためには,どうしたら よいかなどについて考え,適 切に判断して学習を進めてい る。 収益・費用に関する処理法や 損益計算書の作成に関する基 礎的・基本的な技術を身に付 け,会社計算規則に基づく損 益計算書を作成することがで きる。また,損益計算書に関す る基本的な会計理論の構造に ついても,的確に説明できる。 収益・費用に関する処理法や 損益計算書の作成に関する基 礎的・基本的な知識を身に付 けるとともに,会社計算規則に 基づく損益計算書を作成する ことができる。また,損益計算 書に関する基本的な会計理論 についても,理解している。

8 単元の指導計画(全 10 時間:本時は6次の1時限目)

学習内容(時数)

評 価

関 思 技 知

評価規準

評価方法

損益計算書のあらまし 損益計算の意味と基準 (1)

◎ 〇

損益計算書の役割・区分・様式などに関心をもち,意欲 的に学習している。 損益計算の意味を明らかにし,収益・費用の認識及び 測定基準,さらに,費用収益対応の原則について理解 しようとしている。 提出物 行動観察 ワークシート

売上高 (1)

◎ 〇

売上高を計上する基準について理解し,記帳や計算な どができる。 工事収益の計算と記帳ができる。 提出物 行動観察 ワークシート

売上原価,販売費及び一 般管理費 (1)

◎ 〇

売上原価の意味と販売費及び一般管理費の種類につ いて整理する。 提出物 行動観察 ワークシート

営業外収益・営業外費用 (1)

◎ 〇

営業外収益・営業外費用の意味・種類を理解し,適切に 処理できる。 経常利益・経常損失の意味を理解し,適切に処理でき る。 提出物 行動観察 ワークシート

特別利益・特別損失 (1)

◎ 〇

特別利益・特別損失の意味・種類,損益計算書の税引 前当期純利益から下の表示について理解できる。 提出物 行動観察 ワークシート

損益計算書の作成 確認テスト (4)

○ ◎

損益計算書作成上の原則や注記などを理解し,報告式 の損益計算書が正しく作成できる。 各区分や各段階利益について,正しく分類できる。 提出物 行動観察 ワークシート 小テスト

その他の財務諸表 (1)

株主資本等変動計算書の意味とその作成方法を理解し ている。 注記表・附属明細書の記載内容に関心をもち,意欲的 にその内容に触れようとしている。 提出物 行動観察 ワークシート

(3)

- 3 -

9 本時の展開

(1)本時の目標 報告式の損益計算書を作成することができ,収益や費用の性質に応じて,勘定科目を

正しく表示し,各区分や各段階利益について,正しく分類できる。

(2)本時の評価規準

関心・意欲・態度

思考・判断・表現

技能

知識・理解

収益や費用の性質に応じ

て,勘定科目を正しく表示

し,各区分や各段階利益を

適切に分類できる。

損益計算書作成上の原則

や注記などを理解し,報告

式の損益計算書が正しく作

成できる。

(3)本時の評価基準

A (十分満足)

報告式の損益計算書を正しく作成する

ことができる。

各区分や各段階利益について,適切に

分類することができる。

B (おおむね満足)

教科書等を見たり,周りと相談したりし

ながら報告式の損益計算書を作成すること

ができる。

各区分や各段階利益について,教科書等

を見たり,相談したりしながら分類するこ

とができる。

C (努力を要する)

解説を参考にするが,報告式の損益

計算書を作成することができない。

他者の意見を聞いても,各区分や各段階

利益について分類することができない。

(4)

「B:おおむね満足できる」状況に至らなかった生徒に対する指導の手立て

・再度プレゼンテーションを見せて,ヒントを与え,説明する。

・授業外の時間を利用して個別指導をする。

(4)

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10 学習の展開

学習活動

◇指導上の留意事項

(◆努力を要すると判断した生徒への手立て)

評価規準

(評価方法)

導入 (5分) 1 前時まで学習した内容に ついて振り返る。 2 本時の目標を確認する。 ◇始業時に礼儀正しく挨拶させる。 ◇本時の目標から,授業のまとめとして報告式の損益 計算書を作成すること,各区分や各段階利益について 正しく分類できるよう意識させる。 展開① (20 分) 3 損益計算書の作成をする。 ( ワークシート① ) 4 答え合わせをする。 ◇前時までに学習した収益・費用項目をもとに,報告式 損益計算書をワークシート①に記帳させる。その後, 生徒を指名し,ホワイトボードに解答を記入させ,全体で 答え合わせをすることを指示する。(個人) ◆机間指導でつまずきが多いような生徒を確認する。 ◆つまずきの多い生徒が多い場合,全体に向けてヒントを 与える。 ◇答え合わせをし,正しく記帳できているか確認する。 (個人→全体) 損益計算書作成上の原則や 注記などを理解し,報告式の 損益計 算書が正しく作 成 できる。(ワークシート①) 展開② (20 分) 5 各区分や各段階利益を分 類する。 ( ワークシート② ) 個人 グループ グループから全体 全体から個人 ◇報告式損益計算書の各区分や各段階利益が正しく分類 できるか,語群から選び,ワークシート②に記入させる。 (個人) ◆机間指導でつまずきが多いような生徒を確認する。 ◇グループになり,個人で考えた解答とその理由を相手に 伝えるよう指示し,その後,グループの意見として考えを 一つにまとめるよう指示する。(グループワーク) ◆つまずきの多い生徒が多い場合,全体に向けてヒントを 与え,再度プレゼンテーションを見せる。 ◇全グループの考えを発表させる。(グループ→全体) ◇自分と他者の意見とを比較して,考えをまとめさせる。 収益や費用の性質に応じて, 勘定科目を正しく表示し, 各区分や各段階利益を適切に 分類できる。 (ワークシート②) まとめ (5分) 6 本時のまとめと振り返り をする。 7 次時の説明を聞く。 ◇本時の内容を振り返り,報告式の損益計算書が正しく 記帳できたか,それぞれの区分が説明できたかを確認し, 振り返りシートを記入する。(個人) ◇問題が解けるだけでなく,なぜそのような記帳方法 なのか,各区分や各段階利益の意味や意義をきちんと理解 するようにしてほしいことを伝える。 ◇次時は,決算整理仕訳から報告式の損益計算書作成まで, 一連の流れで学習することを伝える。

11 資料及び教材

使用教科書:財務会計Ⅰ(東京法令出版)

使 用 教 材:新検定用 反復式 学習と検定 会計問題集 全商1級 会計(実教出版)

自主作成プレゼンテーション資料

自主作成プリント(ワークシート)

参照

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2011

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