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「ラツテ」子宮上皮の細胞学的研究 : 其二 妊尿注射 (附、妊娠時所見)

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﹁ラッチ﹂子宮上皮の細胞學的研究

       其二 妊尿注射

      ︵附、妊娠時所見︶

圏 第一章 緒    言 第二章 取材及び研究方法

第三章自家所見

 第一節 妊嬬尿注射所見   第一項 妊娠三ケ月尿注射   筋丁二項 妊娠九ヶ月尿注射      小   括

第剛章 緒

次 蟹 大阪帝國大學警學部解剖學教蜜︵指導高木教授︶

         小 川 ミ ャ

 第二舗 非妊尿注射所見  第三節 妊娠時所見      小   括 第四章 結   論  附圖読朋  主要丈献 コ  妊婦尿中に含まる玉作用物質所謂﹁ホルモン﹂が如何なる臓器より湿生せらる玉やの解決は他日を待つ事とし、余の興昧を 有するは寧ろ減等物質が艦内に注入せらる玉時に如何なる臓器に如何に作用するかに在り。而して之が研究素より少からず して已に卵巣を初め多数の臓器に於て強化を起す事下底せられたり。然れども之等報告は概ね軍なる組織墨的所見に止り更    小川1ーコラツテL子宮上皮の細胞學的研究       第六巷   一七五

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2e   小川ロ﹁ラッチ﹂子宮上皮の細胞學的研究      第六巷   一七六 に精細なる黙に就ては甚だ曖妹にして不徹底なる観あり。之余が本研究を企圖せる所以なゆ。  丈瞭に徴するにN8鳥舞及び︾ω6喜魚§が初めて妊尿中に子宮κ作用する物質の含まる製を報告しセ砂鉱東西の辻三競ひ て之が追試を行ひ更に研究を進めたり。然れども諸家の掲げたる憂化殊に組織學的のものとしては極.めて貧弱にして僅かに 粘膜肥厚、級襲の増数及び粘膜中に於ける眈落膜細胞の出現を報ぜるのみ。唯最近笠森氏は初めて子宮上皮の核の染色性減 退するを観、之が原因を核染色質の減少に露せり。爾栗田氏も亦上皮に著目し種々實験を行へるも、氏は上皮表面の欣況を 親察せるのみにして深く上皮内部を究めざりき。之を要するに妊尿﹁ホルモン﹂は子宮に劃し可なり顯著なる影響を與ふる事 には諸家の間に一致を見るも詳細の黙に關しては等閑に附せられたる観あり。殊に子宮に裁て最も重大なる意義を有する上 皮の歌語は特に精検の要あるに僅かに上記の露見に過ぎす。是れ余が研究材料として子宮を用ひし所以の一なり。次に子宮 は多くの臓器に比し性週期現象著明に現れ、就中上皮細胞に在りては之が徴候顯著なり。故に妊尿﹁ホル七ン﹂作用も亦必然 的に高度に嚢現すべきは想像に難からす。是其の二なり。更に余は前編に述べたる如く多年に亘り﹁ラツテ﹂子宮粘膜各組、特 に上皮の微細構造を幼藩期より成熟期に至る迄廣く材料を求めて細胞學的に研究し、其の結果之が機能膝組を窺知するを得 たり。されば此の所見を基礎とし實験を行ふ事の極めて興味の深きものあると同時に其の結果も直貼實なる自信を有するも のなり。是れ共の三なり。以上の理に依り子宮殊に﹁ラツテ﹂を用ひ細胞學的に本研究を行ひ以て知見の精細確實を期せり。 ︵木論文の要旨は第四十二同解剖學會に於て報告せり︶

第二章 取材及び研究方法

 健杢なる六〇瓦前後の雌﹁ラツテ﹂を使用せり。蓋し此の程度の鰐重なれば未だ幼若にして其の細胞墨的所見も軍調從って 機能的にも爾見るべきものなし。次に妊尿は最も重要軽し同一婦人より取るの要あるを感じ、妊娠確定を持ちて毎月略々日 を定め早期の第一尿を同逼方法により取り途申の蓮搬に要する短時聞を除きて常に冷藏庫中に貯へたり。  注射方法は尿○・三8ヨを毎日一同合計三面皮下注射し翌々日より五同に亘り取材せり。

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21  上記載の如く本研究の目的は妊尿注射の子宮に及ぼす影響を細胞學的に稔索するに在りと難も、之が完壁を期せんには少 くとも次に蓮ぶる江蘇照試験の要あり。 一は非妊注射所見にして、之か爲には上記婦人の分娩後敏ケ月を経過し且整調する を待ち其の尿を取れり。他は則ち妊娠時所見にして撃尾期に達せる健康雌性﹁ラツテ﹂を三週聞分離飼育し,次の箪尾期を待 ちて雄性﹁ラツテ﹂と交尾せしめたり。而して交尾後五日を初めとし胎児丁二6営・二。筥◎二・三〇ヨ.三・七6巨.四〇B・を有す る子宮を得たり。  固定並に染色方法は総べて前編正常所見に述べしと同様なるを以て省略せん。︵解剖學雑誌第七雀第十一號滲照︶

第三章 自 家 所 見

      第一節妊婦尿注射所見

 妊娠三ケ月より分娩に至る八ヶ月間毎月一同新鮮尿を得、之を反復注射し子宮各暦を精良せもに正常時に比し著攣の襲來 せるは明なるも、必ずしも妊娠月歎に鷹じて階段的忙増進するものに非らざるが故に之を逐一述ぶるを避け一目して瞭然た る二期即ち,三ケ月と九ケ月の所見を尊ぶる事とせりα爾余の主眼とせしは子宮上皮に封ずる影響なりしも廣く粘膜各暦更 に惹いては愚民を仔細に黙槍して那邊に最も著攣の惹起するやを槍索せり。故に便宜上粘膜、筋暦の二項に分ちて記述せん。

       第一項妊娠三ケ月尿注射

 ︵イ︶、注射後二日目︵目。図集σq・H︶  粘膜 粘膜著しく肥厚し大小種々なる織嚢を形成せり。從って粘膜表面は凹凸甚だし。爾粘膜中には大なる血管並に毛細 管の新生を多数認む。次に固有暦細胞は一般に原形質豊富にして爆撃形なる榎を藏す。核は﹁クロマチン﹂少く明視性なり。 之を蔽ふ上皮細胞は丈甚だ高き圓柱歌にして群々同期の非注射例に比し格段の善異を認む。而して特筆すべきは子宮腔に向 へる部分膨隆を示し,而も其の上面に長さ不揃にして著明なる羅馬を有す。核は楕里下にして胞膿の下部に近く位し﹁クロ マチンあ少く池畔性なり。核小艦極めて濃染す。次に原形質は淡暗調にして梢多数の明覗性室胞を有す。但し容射限界は明    小川”﹁ラッチ﹂子宮上皮の細胞學的研究      第六巻   一七七

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2L) Textfig, 1 〈50ttT一〉 小川”コラッテL子宮ヒ皮の細胞學的研究       第六巷  一七八 ならす。原形質41には甚だ多量の℃一・︵℃﹃舞塁。ヨ8>を観る。 而も其の形態種々にして且甚だ難然たる排列を示す。其の 内、核上方に在るものは梢太く且多くは長綜状にして、而 も表面平滑ならす。之より騒騒側に向ふに從ひ長縣状型減 少し、次第に短桿状乃至顯粒状を呈するもの之に替る。殊 に上方に於ては其の数量甚だしく増加するを以て内腔に近 き部にては更に暗調強し、之に反し核側方並に基底部に在 りては℃一・は形態攣化に乏しく、多くは一律の短桿朕にし て敏量亦甚だ少し。基底部には稀に数個の脂肪球を認むる のみにして非注射時と明らかに匠醒し得。其の他少敏なれ ども互大白血球の游走を認む。︵霊σq一︶  次にOo一σq凶標本を綴るに内網装置を形成する網索は著 しく塘長し核上方に於て回錐なる迂曲分枝を示し網状を形 成す。然も其の一部は旧離端に向ひ突起を出す。但し此の 場合のΩ9駐ω=冨餐農の。。・ヨ。喜ヨ。は一般に弱きが如し︵コσq・卜。︶  子宮腺は正常時に比し明に増数し各々腺膣を有するも腔中には何物をも認めす。此際腺細胞は低き圓常状乃至寧ろ儲子形 に近き細胞よりなる。其の底部は上端に比し幅指し。之が核は圓形にして比較的大,胞膿の中央或は少しく下方に位す.﹁ク ・マ手ン﹂少く緩膜著明なり。次に原形質は境界不著明の塞胞を有する、より明調細胞と殆ど之を訣除する,より曙調細胞 あり。前者に在りては︸、一.は形態徳化に富み長桿状より苦虐に至る種々なる中間形混溝す。之に反し梢曙調を帯べる紬胞に甲、 は比較的輩調にして長短桿歌を註す。其の他胞膿中には梢粗大なる黄色顯粒をも認む。次に胞膿子離表面は極めて幽微にし

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23 て腺腔との境界明瞭ならす。︵罷αq●Q。︶  Oo一σq一標本を槻るに内網装置著しく複難にして核と細胞上端との閥を殆ど悩む。而も其の一部門基底部に向ひ延長し恰も 核を抱擁せんとするが如き形態を示すものあり。  筋暦も亦高度に肥厚す。殊に原形質増加し多激のQぢぎσ・Φづを認む。  ︵ロ︶、注射後三日目  粘膜 粘膜肥厚巳に梢輕減の徴あり。之に件ひ繊襲も亦幾分低く從って粘膜表面の凹凸輕減し群々雫坦に近し。斯の如く 粘膜の概観は一見して前期と異なるを感知するも粘膜申にて特筆せし血管の増激は依然著明なり。其の他粘膜固有暦細胞の 所見亦前記と大差なし。次に上皮細胞は其の高き事、上端の膨隆及び遊離表面競毛を有す事、等は略画前期と大差なし。唯其 の膨隆度は明かなる輕減を示す。加之細胞は幾分狭小となり臓痩の観あり。之が爲甚だ密に並列せるを思はしむ。核に課して は特記すべき鮎を越す。更に眼を胞膿中に試すれば依然として多量の団一・を認む。此の場合も亦形態風化に富み核上方に於、 て而も之に近き部分にては蓮池歌をなすもの多く之より遊離端に向ふに從ひ次第に魚取歌を呈するもの増血す。冷血の朕況 は前記に甚だ少きが如しと難も、本時期にては之等の排列梢油然となる傾向を示す。而して長きものに於て観るに概ね細胞 長軸に漸次近からんとするを観取す。唯内腔に近き部位にては顯粒集りて薄き暦を形成するを観る。此の際も亦基底部は コ・に乏しく從って比較的明豊性にして内に小なる顯粒亦は極めて短き桿歌形コ・少数存す。室胞は前記に比し其の数減少 すと錐も梢大にして且つ比較的輪廓を認め得。唯稀にのみ脂肪心混在す。該脂肪球は大小濃淡種々ありて互に移行型を有せ り。其の他上皮中には多激の互大白血球の游走を認む。  Oo藍巷やは正常時に比し明かに増長し從って複葉なる網朕を呈するも前者より地離散せるが如し。但し9ヨ。嘗葺。 は極めて彊く美麗なる樹枝欣を呈す。且腱々に結節歌肥厚を現す。  子宮腺は前期と丸々同程度の増激を示し各々異なる腺膣を園む。後者の中には白血球の集團を嘉するもの少からず。之前 期に認めざる所なりき。其の他腺細胞には特記の要なし。    ・小川P﹁ラッチ﹂子宮上皮の細⋮胞.學的研究        算六巻   一七九

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24   ・小川潮﹁ラッチ﹂子宮上皮の細胞.學的研究      第六巻   一八O  Oo㎡随巷℃.も亦同じ。  筋暦 盆々肥厚し更に原形質を増加せり。而して︵出醤ooQΦ昌の多量を藏す。  ︵ハ︶、注射後四日目  粘膜 著しく菲蘇にして殆ど正常時に近し。從って塁壁凹凸更に輕減し粘膜表面は半旗観を呈す。されど粘膜中の血管は 依然多数にして前記と大差あるを襯す。之に反し固有暦細胞は原形質著しく滅少し僅かに認め得るのみ。而して其の中央に 殆ど鋼製に近き核占居す。上皮細胞は高さ些々輕減する喝其の度種々にして高低あり。從って内腔との境界は鍮調を呈す。 之に反し核は極めて大なり。且形態多様にして楕圓聖なるあり,或は圓形なるあり。其の位置も亦異なりて大多数は中央に 位すれども尖端に近く或は基底部に偏するあり。從って核列極めて不整なり。加之核小燈の染色度弱し。之等の鮎は前期と 異なるも更に特筆すべきは藍毛の歌話なり。帥ち藍隈を有する細胞著しく減少し、而も之を有するものとても唯僅かに其の 一部に片影を認むるのみ。次に胞龍は一般に明器性にして塞出は少数に磯現するに過ぎざるも其の多くのものは大きく、而 も相星りて融合の傾向を示す。総理の恒常成分たる型●は主に長短桿扶をなし稀に顯粒状を混ず。而して桿状形なるは丙端 膨大し恰も亜鈴欣にして濃染す。筒胞艦就中基底部には梢多量の大小種々なる脂肪球を生するを親る。斯く如く細胞學的厨 見は殆ど各細胞一様に現れ特に甲、乙なきが如し。  Oo一σq凶竜やは局部的部位即聞膜側と謝間膜側により其の形状を異にし爾者申間部は之が移行形をなす。部ち間膜側に在 りては撚翅鵤は繊細にして疎網を形成し、核上縁より遊離表面に向ひ開放せり。之に反し謝聞上側に於ては稚複難なる網歌 を形成せり。  子宮腺は梢減数せるも正常時に比し明らかに多し。而して腺腔は小にして内に何等認むべきものを抱黙せす。腺細胞は梢 高低不揃にして訳業之に順じ其の大さ種々にして且極めて明観性なるあり。或は梢々署長を呈するありて難多なり。胞禮中 のコ・は核上方に於ては短桿歌並に顯粒欣混在し、共.底部に在りては顯粒状を呈し且激量甚だしく僅少なり。斯の如きは正に 個々の細胞に於ける⋮機能状態異なるを物語るものなり。但しΩo㎡一壷℃・は概ね一様に簡軍なる形状を呈し核上方に占居す。

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25  筋暦 厚さは前記に比し弊度の減少を示す。O好犀。σqΦβ亦之に準ず。  ︵こ、注射後五日目  粘膜の外槻前日と大差なし。上皮胞細は圓桂歌をなすも共の高低不揃にして更に前期に比し薬喰なり。之に転じて核は亦 種汝の形態を現はし圓形あり、楕圓形あ砂。或は細長き等常ならす。且其の位置も前者の如く不同なれば從って核例極めて 不整なり。核小罷濃染せす。共の他鼠毛は大路消失し唯細胞上邊の一部に残存するを虚々見るのみ。之等は前期と轟々同じ。 次に胞禮は梢曙調を呈し内に蚕簿のコ.を抱合す。後者は染色不良にして精細に難槍し能はざるも一般に繊細にして短桿扶 及び穎粒状をなすもの多く撒布性に存在するが如きも、細胞遊離表面に近く稽密集す。室胞は更に減少するも反甥に其の大 さ増大し且輪廓著明にして融合の傾向を認めす。其の他細胞基底部は大なる脂肪球面激存在す、後者は屡々核上方に及ぶも のあり。次にこの時期に特筆すべきは上皮中へ遊走せる亘大白血球の多数に上る事にして屡々一細胞内に二個の浸潤を見る 事あり。  子宮腺は爾急度の増数を示し各々内に丸き腺腔を有す。腺細胞は幾分丈高く旧事にして密に並列せるを思はしむ。此際核 は楕圓形にして底面に近く位す。淳は少量存し蓮鎮歌にして略々長軸に走行す。  筋暦  非薄なりと羅も正常時に比し多少厚し、O甘搾。。Q9爾庭々に徽蔑す。  上皮及び腺細胞共にOo茜︷帥℃やの所見は前者と大叢なし。  ︵ホ︶u注射後六日目  粘膜 粘膜は殆ど正常時に等しき厚さを有し雛鍵を形成する事なく從って表面は卒論なり。上皮は謝間膜側と問膜側によ り其の状況を異にす。帥ち謝間膜側に在りては高踏柱歌細胞よりなり。核は楕圓形にして胞膿の下方に偏す。核小髄染色度 弱し。胞艦は明酸性にして建蔽に富む。其の大さ種々なり。コ.は主として核上方に存在し其の形態は微細なる短桿扶をな し不規則に散在す。基底部に於ては脂肪顯粒寝移せり。之が嬬コ●は殆ど見る専管はす。唯稀に細胞底面に近く少数を認む る事在り。之等脂肪球は形、球状にして大小種々あり。9託ロヨ酸により帯止黒色を嚇す。之等勤間膜側より間膜側に向ひ   小川一−﹁ラッチし子宮上皮の細⋮陶︸學的研究        第六巻   一八一

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26   小川口﹁ラツテし子宮上皮の輻酬胞﹁學的研究       第六巻   一八二 進むに從ひ次第に其の高さを減じ、途に低き雨粒上皮となる。此の部に於ては些些は寧ろ暗調にして典型的犀を認め難く, 唯少数の小顯粒、核上方に散見す。次に核下部にては脂肪球著しく減少するも多くの場合甚だ大なり。屡々累累胞混在す。 斯の如ぎ細胞よりなる闇雲例に於て内腔中に上皮の麟韓せるを認めたり。後者は長く、其の尖端は封書膜部に近き部位に達 し撲範なる上皮の斜離を認む。而して麟費せる上皮は五に墓底部を合し其の歌恰も絨毛に髪髭たり。而して間膜側上皮細胞 に多、激存在せし脂肪球はこの突出部にも同様に認む。  子宮腺は更に減少を示す。然れども腺細胞の歌況は前者と大差なし。  Ooお一招℃・は粘膜上皮細胞に於ては義膜側、野.問膜側の問の匿別は認め難く一様に簡軍となり核上方に棄て﹁カップ﹂扶 或は井形を呈せり。腺上皮にても亦簡軍にして萎縮の跡顯著なり。  筋暦は菲薄となり最早Oぢ犀。σq2を認むる能はす。        第二項 妊娠九ケ月尿注射  ︵イ︶、注射後二日目︵円⑦昌識σq●卜○︶  粘膜 著しく肥厚し大なる織襲多く現れ、而も虚々に撃て密着し胃腔裂隙状を呈す。爾粘膜申には血管の平生を多撒に認 む。此際固有暦細胞は原形質増加し核は圓形或は楕圓形に近し、然れども脱落膜細胞を認むる能はす。次に上皮細胞は高き 圓薫習をなし内腔に向へる遊離端は殆ど筆意なり。此虚に長短不罪なる青毛を有す。個々の細胞間境界比較的著明なり。核 は面形乃至楕門形にして胞龍の下方に偏在す。﹁ク・マチン﹂少く鼠戸性にして特に核小照濃染せり、胞禁中にはコ・を多 量に含有す。其の形態種々にして核上方にありては屈曲を有する長短縣欣型をなし難,然たる排列を示す。唯核に近き部分に ては細胞長軸に走行せるもあり。今宿を注覗するに多くは表面粗造にして中には上端膨大を現はし一見亜鈴歌をなすあり。 便に少撒の短花楓乃至頼喩歌をなすもの混ず。殊に之等軸桿状型は内腔側に進むに從ひ増難し最上暦に於ては常宿歌国.の 密集を現はす。之に反し基底部に在りては団一・に乏しく形態は長短種々あれども概ね表面雫滑にして細し︵漂σQ﹄︶。其の他 上皮細胞中慮々に核分裂像を認む。且亘大白血球の浸潤あ砂。

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の陶 “1 Textfig.2 (50倍)  次に念O蒔蝋盈ワは其の細索大く且つ濃築せ り。其の形態恰もWを敏個重ねて核上方に置き たるが如きもの多し。或は樹枝状に分枝L且虚 々に結節歌肥厚を現はす。其の複雑なる事前記 =αq・b9の比に非らす。︵閃凶西・の︶  困舞∋ヲ染色標本を槻るに上皮細胞は内に美 麗に赤染せる小穎粒を抱潤す。之Oζぎぴq9に して甚だしきに在りては胞艦を殆ど充満せり。 然れども基底部に、或は核上方に限局せるもの 比較的多し。而して斯るO一美。σq⑦昌を有する細 胞は主として雛襲の頂貼に位し陥凹部には殆ど 認めす。  子宮腺は腺腔を認むれど門中には何等存在せ す。之を霞む腺細胞は圓柱欣にして基底部租々 廣し、核は圓形を呈し比較的大なり。而して胞 艦の下方に位す。胞艦中の男rは短桿状15至穎 粒歌にして濃染せり。盧々塞胞を認む。 ︵誤σq・“︶ O。喧洋等.は核上方に於て甚だ複雑なる艶歌を形成せり。而も分枝は内冠側に向ひ延走し所謂移開型に冒す。 筋暦 著しく肥17せり。而して原形質豊富にして多量のOぐざσqo5を有す。  小川”﹁ラッチ﹂子宮上皮の細胞學的研究      第六巷  一八三

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28   小川”﹁ラッチ﹂子宮上皮の細胞學的硯究      第六巻   一八四  ︵ロ︶、注射後三日目  粘膜 肥厚運脚減の徴ありと錐も尚表面には大小種々なる単襲を形成す。但し子宮腺の減数あり。他面には亦血管の薪生 を認めざる等,已に組織學的には前者との聞に叢異あり。  次に上皮細胞は伺高き圓短歌を呈するも前記に比し著しく狭く、且概ね暗調にして内膳に面せる細胞上縁は殆ど直線的な るか或は梢丸味を帯び不完杢なる錘毛を有す。胞忙中の℃一・は織細にして染色性梢弱きも其形態種々にして短桿状乃至穎粒 状を呈するを観取す。而も其排列は形態各様なるに拘らす梢整然たるに近し。特に核の近接部に隔て然りとす。以上は核より 上方の所見なるが更に下方に眼を韓すれば其程には顯粒状℃磨の少激に伍して小なる脂肪球、僅少出現するを認む︵甥σq・り︶。  Ω〇一αq一竜やは此の場合も亦複雑なる形態を現はすと難も前記に比し甚だ細き綱索よりなり、而も複雑なる迂言曲折を現 すこと少く寧ろ軍一、なる樹枝状分枝なるあり。但し其の枝端は何れも多少肥厚を現はす︵コσq﹂O︶。  子宮腺は上に、掲げたるが如く梢減数を示し且腺膣狭小にして内に僅少の内容を有す。腺上皮は丈低き降下歌細胞よりなる も其の頂鞘は狭小なる爲恰も三角形をなす。此際曳・は顯粒状を呈し少数なり。其の他基底部には僅少の脂肪腫を認む。  Ωoお一踏℃ワは核上方に於て簡輩なる網眼を形成せり。 筋暦 依然として濡燕なり。豊富なる厚形質を有す。胞禮中のΦ一葉。σq8は前日に比し梢減少すと錐も可成多量認む。  ︵ハ︶、仕廿射茄佼⋮四日目  粘膜 粘膜暦は急激に零墨となり正常時に近し。而して大小湿半爾存すれども其の数前者に比ぶべくも非らす。其の他粘 膜巾には血管の新生像を認めす。上皮は組織學的に高圓柱歌細胞に属するも著しく丈低く一見して細胞機能の低下を思はし む。而して之が内腔縁には競毛の痕跡を認むるのみ。而して核は心馳形をなし胞艦の巾央乃至梢下方に在り。核小心著明な らす。甥・梢多数に存すれども其の形﹁概ね穎粒歌にして内堅甲に近く蝟集す。其他此の場合には大なる脂肪球傾心激あり、 之等は濁り細胞基底部のみならす核の上方にもあり。何れも群を形成す︵固αq・匿︶。  ¢。唖標本を観るに籍調にして挾小なる細胞︵新謂小論細胞︶を著明に認め得、之等の欄に崔叩届に示す点き明調細施

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29 在り。この場合Ωo芭巷ワは核上方に於て之に接して極めて簡軍なる形状を現すのみならすコオス、、、ウムL酸還元性極めて 弱く從って甚だ鮮明を訣ぐ。  子宮腺は更に少く細胞は尖端狭小にして基底部膨大せる爲め三角形をなす。核は横楕圓形にして胞艦の下方に位す。臣・ は短桿状にして少量散在す。同時に基底部には少数の脂肪球の混在せるを認む。腺細胞中にも亦白血球の浸潤あり。然れど も腺腔中にはぴ。ヨ。σQΦ⇒o鼠器。。Φを少量容る﹂のみ。  Ooお随巷やは核上方に於て簡軍なる形状を呈し中には﹁カップ﹂状をなして核上方を蔽ふが如き姿態を呈するあり。一般 的には○。。ヨ冒語酸還元性弱きが如し。  筋暦 頓に罪燕となり、從って厚形質も極めて減量し最早Ωぢ閃。⑳窪を観る能はす。  ︵二︶、注射後五ロ目  粘膜 粘膜の厚さ表面の欣況更に血管所見等前期と大差あるを見す。唯上皮細胞は更に其の高さを減じ之に件ひ細胞の増 幅を認む。而も之が遊離端は殆ど磁位にして藍毛を出せす。胞膿中にて最も注目に愛するは脂肪球の増加にして輩に基底部 を充焦せるに止まるものあれども更に核上方に及びて胞鰐の大牛を埋むが如きもの少からず。之等は概ね暗黒色を呈し小な るものより宜大なるものに至る種々の階梯あり。之と反歩に国Hは甚だ繊細にして上記脂肪球に蔽はれ全く鮮明し得ざるも 唯脂肪球少き場所に在りては℃一●は短桿歌乃至顯薄青をなせるを見る。其の他浩々室胞散在す。之等は輪廓不鮮明にして遊 離面に近く存す。僑上皮中には稀に白血球の游走を認む︵固σq・鼠︶。  Oo一σp一物質は○ωヨ最上酸還元性弱きのみならす形状極めて簡にして輩なる迂論髄をなし核上方に存在す︵翌09・日◎︶。  子宮腺の所見は前期と大差なし。唯事細胞中に於ける白血球の浸潤は全然之を認めざりき。  筋暦 前期と異ならす。  ︵ホ︶,注射後六日口  粘膜 粘膜鐵襲治失し子宮膣は輩なる一直腺歌を呈し杢く正常時と云ふを得べし。上皮は圓桂扶細胞よりなるも仔細に槍    小川町﹁ラツテ﹂子宮上皮の細胞學的研究      第六巷   ︼ぺ五

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30    小川1ーコラツテL子宮上皮の細胞.學的研究        第六巻   一ぺ為 すれぽ間膜側と勤郷里側とは其の歌況を異にす。帥ち聞膜側に於ては不揃にして低く寧ろ量子型に近きあり。或は狭小にし て梢丈高きあり。斯る入り阿れたる状況は子宮腔約1一︺3の部分に及べり。之より甥間膜側に移行するに從ひ漸次一様なる高 さを有する圓柱上皮となる。核の形態亦種々にして同形あり、楕固形あり。而して核表面に凹凸を示すあり。同様に位置に 於ても種々にして遊離端に近く存するあり、或は基底部に偏せるありて核列不規則なり。胞龍中のコ・は極めて繊細にして 細き短桿歌乃至願粒状を現はすを観る。纂底部に存する脂肪球は大小種々ありて概ね曙黒色を呈す。  OO㎡一箇嬉・は簡箪なる形状を呈し核上方に存在せり。  子宮腺は丸き腺腔を有し膣申には何等物質を認めす。腺細胞は半長にして密に並列す。胞膿中の腎一・は染色度弱く。且繊 細にして其の形態を究め難し。  筋暦 輕度の肥厚を示すに過ぎす。       お       工自       ノ       十丁  上記妊尿注射の所見を通覧するに最絡注射後壁に二日目に於て粘膜暦に高度の肥厚現はれ、其の結果内腔に向って多数の 鐵襲を形成す。他面には粘膜固有暦細胞の原形質の増加に由る増大、子宮腺の増幅及び血管の薪生を認む。斯の如き組織學的 攣化は恐らくは此の時期を以て極期となすもの玉如く、之より日敬経過に伴ひ漸次沿退す。而して其の最も顯著なるは粘膜 暦の菲薄となる事にして之に俘ぴ其の他の粘膜攣化も夏蔦減し.已に二日後に至れば一見して之を知る。撃ち雛嚢著しく低く 從って挙止面は尋坦に近く、他面には粘膜暦中に一時多数に現はれし子宮腺の著しき減激及び新生血管の減少を認む。夫れ より更に二日即最終注射後六日頃にては粘膜層の厚さを初め子宮腺の数量及び血管の状況等殆ど正常時に復序す。唯こ玉に 見逃し能はざるは屡々粘膜上皮可なり廣き範園に亘りて剣離し内乳中に麟縛せるの一事なり。但し斯の如きは正常時にも亦 認め得る所なるを以て果して子宮粘膜上皮の復蕉に必要峡ぐべからざる現象なりや否やは他日に待たん。  以上は粘膜混化の大要なるが之に比し更に顯著に而も敏感に現はる製は表面を被ふ王皮細胞の所見なり。已に注射後二日 に於て細胞は著しく膨隆し高圓柱朕とな砂、之と同時に細胞内部に於ては頃・は甚だ多量に磯現し、而も正常時の粒調と異

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,gl なり,形態潮煙に富み排列も亦雑然とし上皮細胞の肥大と相子って⋮機能の躍進を思はしむ。然るに之を極期とし二日後に於 ては已に細胞は急激に高さを減じ低き圓桂歌と攣す。之と同時に胞禮も亦暗調を帯びコ著しく減数す。其の形態は多くは 聖霊短歌乃至穎粒状なるも排列梢整然となり、長きものは細胞の長軸に略々合す。而して最早例帥注射後六日目に至れば正 常時に比すべく馬国・は濃染し其の形態は長短桿状にして交互の攣化に乏しく軍調にして洋舞.布も疎なりと難も排列整然た り。之と同時に幼若期上皮に特有なる脂肪球出現す。  次にOoお一標本を観るに内網装置も亦,上記細胞に順じて形態に攣化現はる。帥ち二日後に撃て已に網索は著明に増長 し從って複雑に迂鯨.曲折を現はし或は分枝し而も其の尖端は内膣側に向ひ開放し所謂膨開形に思す。之より二日目にては梢 々離散し樹枝状を呈し虚々結節朕肥厚を現はし叉屡々 着目σq日①暮δおコして散左す。其の後次第忙Ooに凶ω︻き。・蜜嵩 の減少 起り最絡例六日目に至れば簡軍なる形状を呈し殆ど正常時と異ならす。  筋暦も亦注射後二日間内に在りては著明に肥厚し筋細胞は大なる紡垂形を呈せり。而も内に楕皿形なる核を早し原形質殊 に豊富たり。此時胞禮中には多旦旱のOぐぎσq。昌を認む。其の後次第に筋暦,菲薄となるに及びて9嘗。αq窪も亦減少し、 最絡例にては途に跡を絶つ。  以上は妊尿注射後六日間に於ける子宮粘膜の組織學的及び細胞學的所見の大要なるも注射後二日目に於て已に高度の攣化 現れ之より徐々に輕減し六日目にては最早殆ど正常時と異ならざるに至る。故に上記の.憂化は妊娠注射に起因するは明にし て而も一過性にして比較的早く復聾するを知る。而して斯の如き攣化は本質的には妊娠時期による叢異なきもの玉如し。今 上に拐げたる三ヶ月下と九ケ月尿とを比較するにも明なる如く、軍に程度の差にして一般的には九ケ月尿注射例に在りては 三ヶ月尿の夫れに比し、総べての攣化遙に脆く遷る﹂に過ぎす。帥弱廓大により子宮腔を観るも已に帳壁にして前例にては 大なる綴襲を形成し、而も愈々に於て他の鐵製と密着し聖算甚だ七番にして且不規則なり。然るに三ヶ月例にては鐵襲は前記 の如く高からす、亦密着は現れすして稲臼。密器昌し断面車軸歌を呈す。其の他細胞の肥大、腺の増並等組織恕罪更に進みで は細胞⋮學的所見に於、て明なる程度の差を認む。唯注射後二口目に於、て九ヶ月尿注射の場合にのみ織匙先端部にOぞ吋。σq①コを    小.川11﹁ラツテ﹂子宮上皮の細胞.學的研究        第六巻   八七

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  小川馬ラツテ﹂子宮上皮の細胞學的研究      第六巻 丁へ八

検出し得たり・濡は三ヶ月旦注射例にては全然認めざる所にして余の検したる範園内にては恐らくは唯一の相違鮎なるべし  斯の如き程度の差は09σq凶㊤署・に看ても補血明し得る震にして此の場合も九ケ月尿例にてはO。一σq幽物質増量甚だしく 從って形状複雅なり、其の状況三ケ月尿の及ぶ所にあらす。其の他筋質に於ても同様にして其の肥厚は素より胞艦中に含有 せるOζ犀○σq窪の量も亦九ケ月尿に於て高度なり。  以上の所見より尿中に含まる﹂子宮に作用する物質は妊娠月数の進むに從ひ漸次増加するものなるべしとの結論に到達 す。       第二節 非妊尿注射所見  上に掲げたる組織端的及び細胞學的攣化は果して妊尿に起因するや否やを確めんため上記婦人の同復を待ちて再び前記同 様の注射試験.を行ひ夫々観察せしに次の所見を得たり。  ︵イ︶、注射後二日目︵↓。蓉訟αq。。。︶  粘膜 粘膜は薙暦にして前後重壁には二、三の陥入を認むれど籔襲を形成する直なし。從って粘膜表面雫坦に近し,固有       忌中には毛細管を数個認むるも著明ならす。且二,三の子宮腺を認むるのみ。上皮細胞          ﹁’ Textfig.3 (50倍) 粋 メ は中等度の圓柱状にして間膜側、封問膜側共に大差を認めす。野臥は比較的明調にして 上皮表面は臆度の丸味を帯び内腔との境界著明にして饒毛を認めす。核は楕二形を呈し 胞膿に比し、甚だ大にして中央より下方に亘り占居す。コ・は濃染し限界著明なれども 其の量濁し。其の性状多くは短桿状乃至顯粒状にして遊離表面に近く梢多数認む。核の 上下殊に下端に接し大小種々なる玄黄黒色の脂肪球を認む。其の他室胞あり。其の形態 は核の近くに存するものは少数なれども亘大にして輪廓明瞭たり。之に反し細胞表面に 近き部位にては隣接のものと融合し且輪廓不明瞭なり。 Oo︼σq凶碧ワは濃染し太き綱索よりなるも其の形態極めて簡軍なり。

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33  子宮腺は小数にして淺部に寵せり。小なる腺腔を有すれど腔中には何等物質を認めす、核は圓形、比較的大にして細胞の 大牛を翻せり。国一・は長短桿歌にして不規則に散在す。基底部には只少数、穎粒瓶を認むるのみ。此際Oo茜一票ワは一直 線乃至八字形を呈し核上方に在り。  筋暦 筋暦菲薄にして個々の筋細胞は密に並列し殆ど原形質を認むる能はす。  ︵ロ︶,注射後三日目一六日目  何れも前記所見と大差なし。  要するに之等所見は余が嘗て報上せる幼若期に於ける正常時所見に等しきを以て非望尿注射は子宮粘膜に些の顯微鏡的憂 化をも與ふるものに非らざるを信ずるものなり。建って前記妊尿注射所見は妊尿中に含まる﹂特異物質の作用に鯖するや明 なり。

      第三節妊娠時所見

 從來公表せられたる妊尿注射試験の報吾を槻るに子宮に照しては殆ど常に妊娠時所見を転置として研究せられ確然之に合 致すと云ひ或は然らすして華尾期の所見に等しとなす等見解今爾愈々たり。余は細胞學的研究に主力を注ぐものなれば勢ひ 妊娠時の歌況をも明にし以て前記妊尿注射所見に封照せんためこ玉に二三妊娠期所見を追加する事とせり。  ︵イ︶、交尾後五日目  正常時に比し粘膜の肥厚を認む。之と同時に内灘に向ひ小なる綴嚢多数現る。後者は特に間膜側に多し。固有暦巾にては 子宮腺並に血管の増数の外、大多数の国。。。言嗜好性細胞の出現あり。次に余の主鮎を旧く上皮細胞を蓮べんに算者は圓桂 歌にして落丁に向へる遊離縁は下々丸味を帯び藍毛を有す。核は圓形乃至楕圓形にして胞罷の中央乃至下方に位す。﹁クロマ チン﹂少く明調にして濃染せる核小艦一個乃至数個認む。此際、核膜は比較的潤滑にして著明なり。胞罷中にはコ・甚だ多し。 其の形態種々にして核上方にては多くは長短左旋にして,屡々爾端膨大せり。之より上方殊に内腔に近き部分にては穎粒形混 会す。而も其の数量甚だ多くために此の部暗調強し。他方基底に在りては著しく少く頴粒型乃至極めて短き桿状を呈す︵国印    小川巨﹁ラツテ﹂子宮上皮の細胞.學的研究       第六巷  一九一

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34    小川11﹁ラッチ﹂子宮上皮の細胞學的研究       第六巻  一九ニ ド①︶其の他基底部には帯黄黒色を呈する脂肪球を有するものあり。次に髭皮のOo一σq一息℃●は甚だ簡軍なる形朕を呈し一見 正常時所見に近し。然れども審に観察すれば此の場合忙は繊細なる索朕艦の撚議せるが如く正にN9密雲碁轟を思はしむ ︵国σq.目刈︶。  子宮腺の増敷は特に謝闇膜側に於て著明にして何れも糞腸を有す。腺上皮は短圓柱状細胞よりなり、其の内腔に面せる遊 離縁は膨出を現はせるものあり。核は胞艦の下方に偏し﹁ク・マチン﹂少く水泡状構造を呈す。核小鰐濃染す,胞艦は梢噌調 を呈すれど内耳側に行ぐに從ぴ次第に明調となる。コ聰は比較的多く形態種々にして無双乃至穎粒状をなす。之らコ●は腺 腔に近き部位にては鋏除す。故にご玉には一帯の明調部を形成す。某.底部には短桿欣乃至顯粒状の国.疎に散在すQ腺細胞 に於けるΩ。一σq一期ワは正常時よりも簡箪なる形状︵八字形乃至牛月欣︶を呈するも此の場合も亦前記王皮に於けると同様細 き数條の索歌態の撚轄よりなる。  筋暦 罹常時に比し輕度の肥厚を認む。筋細胞梢増大し容量中に少量のO島崎。σqoβを藏せり。  ︵ロ︶、妊娠八日目︵O・五。ヨ︶  粘膜 前期に比し夏に一派の肥厚を示し子宮腔甚だ狡小となれり。子宮腺は多敷認むれども何れも腺腔を有せす。上皮細 胞は圓翠苔にして聞膜側は特に丈低く殆ど悪子型に近し、先端稻震度に膨隆せるものあれど概ね卒坦にして不揃なる藍毛を 有す。個々の細胞境界著明ならす、核は楕甲形にして胞禮の下方に位す。胞鰐は概ね音調を呈し特に瀞離表面に近づくに從 ぴ更に梢濃染せり。而して霊・は專ら諸寺歌にして濃淡種々あり。米点の表面雫滑ならすして恰も微塵粉を振り撒きし如き 感あり、基底部に在りては穎粒稽増大し諸腱に脂肪穎粒を混ぜり。  子宮腺は問膜側よりも封闇膜側に多数認む。腺細胞は基底部廣く三角形を呈す。個々の細胞間境界著明ならす。コ・は主 として穎粒欣にして極めで不規則に散在せり。  此の畔期のOo蒔︷9℃ワは上皮細胞及び腺細胞共に前記と大差なし。  ︵ハ︶、胎兇︵丁二〇旨︶

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30r  以上二期にては粘膜肥厚し從って内腔の狭小を認めしも此者にては墨壷に粘膜は薄暦となり、雛襲も低きもの小数現はる に過ぎす、之に俘ひて内膣甚だ無職せり。叉前期に於て鍋敷認めし子宮腺は減少の跡著しく而も核に用旨き駐∩ぴの攣化を 起せるもの多数にして今や退行攣性の時期に入れるを曙示す。次に粘膜上皮は一様に低き圓柱欣にして内腔に向ぴ年度の膨 隆を現し表面に長き二毛を有す。核は圓形乃至楕中形にして胞膿の中央より梢下方に位す。﹁クロマチン﹂少く核小鼠染色性 弱きも核膜は比較的著明なり。胞艦は概ね懸緒を、呈す。而して国・は短期状乃至顯粒歌にして輪廓極めて不鮮明なり。之に 加ふるに輪廓不明瞭なる襟腰諸所にあり、殊に基底部に於て多数の小室胞集合し以て蜂窩歌構造を呈す。距・は一般に少く 特に塞胞霧多のものに於、て然り︵国働・目g。︶。  共の他この場合には子宮腔中に多激の細胞性内容を認めたり。後者は蝶々 ぎ寓。・。げにして胞膿は塞胞にて充され極めて 明覗性なりゅ之等は通常四、五個宛連るも細胞交五の境界は明瞭ならす。殆ど常に遊離端には長き藍毛を有す。核は圓形乃 至楕紅血にして細胞の基底部に存す。コクロマチン﹂少く且核膜を訣冠せるもの多し。而して幅狭きぴΦ︼器Noロ①によりて園 緯せられ以て原形質との境をなす、次に原形質中には裸鰯の穎烈婦℃一層散在す。商基底部には稀に少激の脂肪球を認む。以 上の斯見より内腔中に脱落せる上皮の一部なりと思惟するものなり。  Ωo㎡随竜やは増量せりと錐も形状瓦書にして核の上牟を包むが如き形朕を呈す。而も之は異業繊細なる索歌膿の集團よ りなるもの曳如く複維なる迂除曲折叉は分枝吻合を表す︵国σq●6︶。  子宮腺は主として淺部に存し腺腔を有するもの殆どなし。腺細胞は不整圓序章にして核は比較的大、玉串の略々中央に位 す。コ・は微細にして核上方に梢多数認む。基底部に於ては大小種々なる脂肪球脚激現る。  筋暦 外從筋暦は梢々肥厚を現はす。爾Oぐ犀。σq窪は増量の傾向顯著なり。  ︵こ、胎兇丁七。日・  粘膜 極めて菲薄にして綴髪を殆ど現さす、唯緩かなる波状を呈するのみ。上皮紬胞は低き圓柱状より酪子形に至る様々 なる移行型を有す。細胞間境界著明ならざるも饒毛を以て掩れたる遊離表面の内腔に向へる膨隆により準々想像し得。核は   小川閥コラッテL子宮上皮の細駒悶學的研究      第六巻   一九三

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36   小川11﹁ラッチし子宮上皮の細胞學的研究      籠げ六巻   一九四 楕圓形にして胞膿の下方に存す、﹁クロマチン﹂少く核仁及び核膜著明なり、次に胞髄は内腔に面せる部分を除き一般に明覗 性なり。之多激の小発奮の存在による。コ・は穎粒歌乃至連鎖欣をなし核上方特に遊離表面に密集せり。之が爲此の部特に曙 調色し。基底部に於ては其の激僅少にして之と反謝に室蘭は多数存在し正に蜂窩駄構造を呈せるもの少からず︵国叩﹄Q昌︶。  子宮腺は其の所見前者と異ならす。  筋暦 殊に外縦走筋著しく肥厚し細胞診に重なるOぐ犀。αq窪を抱藏するもの多し。  ︵ホ︶、胎児二。ヨ・  粘膜 甚だ薄金にして之が表面をなす上皮細胞は交五の境界明瞭ならざるも次第に豊ハの横維を増加し他方高さを減じ儲子 型細胞となれり。其の内腔に向へる遊離縁は一見制子縁の如き密生せる饒毛を以て掩る。核は比較的大にして肝胆の下方に 位す。コ・は顯粒状乃至短桿欣をなすも連鎖を作る傾向あり。特に核側方より基底部に向ぴ顯著なり。其の排列は醗毛に直 接せる部分に於て甚だ密なるも之より下方に向ぴては疎にして之と反町に室胞増加する照明調を帯ぶ︵国σq●博トっ︶。  爾上皮細胞のOo茜一下やはこの時期には愈々壇量し核上方に於て甚だ複難なる形歌をなして存在す︵国σq・め。。︶。  子宮腺は殆ど之を認めす。  筋層 筋暦殊に外縦走筋著明に肥厚し子宮襲の過牛津を黒む。  ︵へ︶、胎 削兄 二・三〇ヨ.  上皮細胞は更に高さを減す。然れども此塵に注目すべきは遊離表面を掩へる墨池下部の歌況なり。帥ち胞醒最内野部は殊 の外濃染し興廃種々なる濃染帯を現はす。其の内部の歌況、判然し難きも穎粒状構造物の密集よりなるを観取す。其の他胞 艦内構造は前期と大差なし︵国σq’卜。幽︶。  Oo同σq一ωロ寓話冒は急激に減少し網索著しく繊細となり構造亦簡なり︵歪⑳.卜ρU︶。  筋暦 殊の外厚暦なり。  ︵ト︶、胎見三・七〇琶・

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 上皮は殆ど一等の高さを有する家子形細胞よりなり。核は圓形にして比較的大にして黒々胞艦の中央に位す。胞燈中の国 は其の形態排列共前者と大差なし。この時期特に詳細に述ぶる要あるは前記に初めて認めたる髭面基底部邸,胞盤の遊離縁 に近き濃染幣の⋮進展なり。即ち殆ど総べての細胞に出現するのみならす一般に著しく塘署し野毛の高さに略等し、次に其の 形状は国σQ・博①の如く殆ど等しき幅を有し緩かなる轡曲を示すものある他面には国σq・b9刈の如く核に向へる面は前記の如 く緩かなる轡曲を示すも競田儀は中央部突出し恰も低き山の縦噺面を見るが如し。されど一方には雲譲σq・トっ◎。の如く下毛 は中央部に於て破裂し其の下に有する前期曙黒帯亦葭簾部より破吊し一見b冒8冨旨。濠の如く胞艦一部内鼠中に溶出するが 如き歌を呈するものあり。こ製に揚げたる以上三細胞を綜合する時には前期暗黒帯を形成せしO鎚琶㌶及びH鼻興σq養ロ巳騨Φ OQ ヤげ。。蜜嵩 は一丸となり醗毛をぴらきて内腔申に移行するを思はしむ。  OO蒔紳竜ワは繊細にして慈粗なる網眼を形成すれど翌σq・Q。Oに示す如く更に縮小せり。  ︵チ︶、胎 児 四〇睡●  上皮紬胞は更に急激に高さを減じ之に反し横径著しく増加し殆ど扁弔となる。細胞間境界全く認むる能はすして所謂﹁ジ ンチチゥム﹂となる。斯の如く細胞外形の攣化に慮じ核亦横型圓形となり胞醒の中位に存し明調なり。核小艦比較的大にし て著しく濃染せり。コ・は穎粒状にして核を輪状に圏廻せり、塞胞多歎存し媒に核の周園に位せるは隣接のものと互に相融 し以て明硯性を増す︵周お・Q。H︶。  Ooお凶節唱・は横に叢り核と遊離縁との間に於て殊に核に近く存し一部は之を抱擁せんとする姿態を示す。形態比較的簡 軍にして輩純なる迂飴曲折に過・ぎす。 37 小 括  以上の所見を逓臆するに妊娠最初期に於ては粘膜暦は一時急激に肥厚し多敷の雛襲現れ之が爲内腔面は波状を呈す。之と 同時に粘膜内部に於ては殊に固有暦中に血管並に子宮腺の檜数を認む。其の他国。ω冒嗜好性細胞の多激出現するあり。然れど   小川11﹁ラツテ﹂子宮上皮の細胞學的研究      第六巻   一九五

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38   小川H﹁ラツテし子宮上皮の細胞學的研究       惰三二奮   一・九六 も上記攣化就中粘膜層の肥厚は此の時期を過ぎれば急激に退消し已に胎長一・二。ヨ.︵交尾後凡そ十日頃︶に於ては正常時に 近く之より次第に薄紅となり、更に後期に入るや再び急激なるbま冨魯暮σq現る。之に件ひ多数現はれし論証も亦低くなり途 に消矢して雫坦となる。叉固有層中にて一時単数せし新生血管、子宮腺及び割。ω一コ・嗜好性細胞も前記粘膜肥厚の退浩と時 を同うして減嬉し妊娠後期に入るや殆ど認むる能はす。粘膜表面を掩ふ上皮細胞は初期に於ては圓柱状にして先端膨隆し長 き皮毛を有するも事蹟増大につれ次第に高さを減じ横樫を増し胎児二。三。B・頃に達すれば辛子形と攣す。而してこの時期 に至れば細胞間境界梢鮮明を訣ぎ同時に遊離表面に近き部分特に濃染す。その色調は℃一・と隠々等しく且之を仔細に貼検す るに多数の濃染性顯粒歌物質の丈短を思はしむ。而して此の時期に至る迄の諸細胞にては団一・は常に遊離表面に近き部に群 在するの傾向あり、之等を綜合すれば上記濃染帯の形成に℃一●は何らかの關係あるもの玉如し。而して蕪に興味深きは之等濃 染幣の形態檬々なる事なり。即其の廣狡種々なるは明に狭より廣に博する讃左なるが更によく磯策せるものにては中央部肥 厚し高く藍毛邸ち内魂棚に底ひ突出す。之と同時に中央部競毛を左右に押し分け子宮内腔に溶出するが如き状を呈す。之は 進んで分泌物のものなるか、或は退いて細胞の︾瓢冨。7巨σqの爲なるやは不明なれども此の時期を最後とし、上皮は急激に 扁不となり而して扁螺細胞にては上記の如き濃染帯を全く認む能はざるより親れば細胞扁雫化と何らかの關係を有するもの と信じ得べし。ともあれ甚だ興昧の深き現象と云ふを得べし。  斯くして上皮は扁早となり細胞間境界は浩失してこ玉に﹁ヂンチチウム﹂となる。  以上の如き上皮細胞の燭魚は粘膜の組織學弔意化と殆ど雪行す。次に上皮細胞内部の歌況を罵るに竃・は妊娠最初期には多 量に存在し其の形状概ね長短桿歌にして唯遊離表面に近く顯二型の密集を獅⋮る。上皮取繕型に移行する頃霊・は顯紫藍其の大 部を占め、遊離表面に近き密集は更に高度となる傾向あり。之が爲此の部曙調愈々加はるに反し基底部に向ひては明調度を 加ふ。妊娠末期に至り王皮斯謂﹁ヂンチチウム﹂形成するに至れば℃一・減少し且幽微となる。胞上中の脂肪球は妊娠初期に於 て僅少のみ基底部に出現すれば妊娠中期以後に至れば殆ど認めす。叉Oo㎡一巷℃・は妊娠前生期にては漸次増量し形態亦複 雑となり細胞機能の充進を思はしむ。斯くて二期の最も高度なるを最後とし以後次第に減少し蹴痩観を呈す。之より妊娠末

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39 期の﹁ヂンチヰウム﹂期に至れば離解し横に振大し核を抱擁す。  以上胞艦内構造より解すれば妊娠中に於ける上皮細胞の活動は妊卵着床により其の基礎を築き次に來るべき妊娠中期の準 備をなしつ玉あり。而して妊娠中期に至れば其の機能は頂嶺に達し暫時この朕態を持績するも妊娠末期に至れば機能は衰へ 唯分娩を待ちつ玉あるものと推測す。  筋暦 妊娠初期に於て叢々肥厚せるのみなるも妊娠輕過と共に増辞す。殊に外縦三筋の磯蓬著し、而して之に伶ぴ臼率 犀。般窪の含量も漸次檜加するが如し。

第四章 結

論  以上三所見の結果を綜合すれば次の如し。  ︵一︶,妊尿注射後二日にして已に高度の粘膜肥厚現れ從って鐵躾形成、子宮腺の増激、血管の新生等の組織學的憂化と同 時に上皮著しく膨隆し高男柱歌となり胞艦内部に在りては団ドの増量と同時に形態攣化に冨み、排列亦雑然とし謂ふるに塞胞 の機現するありて細胞機能の異常の活躍を示す。更にφ。喧昌Ψの歌況も亦之を有力に物語る。其の他幼若期に必ず現は る瓦脂肪球は跡を絶つ。  以上組織學的及び細胞墨的所見はこの期を最期とし爾後急激に減退し途に四日後に至って殆ど正常時に復臨し脂肪球再び 出現す。  ︵二︶、妊娠前期尿の注射細見と後期尿注射所見とを謝比するに爾者問に明に程度の差を認む。帥ち後期に締て総べて高度 に獲現するを以て子宮作用物質は妊娠の進むに從ひ増量するもの玉如し。唯九ケ月尿例に於て根管最高頂時に鐵穂先端部の 上皮中にOぐ犀。σq窪の存在を認めたり。這は三ケ月尿例にても果皆野常時にも見ざる、所なり。  ︵三︶、非妊尿注射に依りては子宮に何等の攣化を認めす。  ︵四︶,子宮粘膜は妊娠初期、にては一時急激に肥厚し多数の鐵嚢を現はし子宮腺及び血管の増激を認むる外国。。・一戸嗜好性   小川H可ラッチ一子宮上皮の細﹂胞學的研究、       第六巻   回九七

(22)

40   小川陪コアッテL子宮上皮の細胞學的研究      第六巻  一九へ 細胞多数出現す。之等の組織學的攣化は間もなく輕減し已に交尾後十日頃にては正常時の所見に近く之より更に粘膜菲薄と なり国○ω窪嗜好細胞計減激し後期に入りて殆ど認めざるに至る。之と同時に上皮細胞にも攣化趙り帥粘膜肥厚時期にては 高圓柱歌を呈す。・但し此の時には団一は増早言度なり、且其の形態箪一にして排列も亦比較的整然たり“Oo一σq一冷夏謀計なり。 之より中期に進み粘膜菲薄となるに從ひ細胞ハ漸次高さを減じ酪子形となる。之と同時に表面競毛甚だ調密となり刷子縁に 類似せる観を呈す。此の期にては母艦内部の構造複雑にして剰へ上記刷子縁様雑毛直下に濃染帯観る。末期に入れば細胞間 境界治失し﹁ジンチチウム﹂を形成し胞艦内部の構造も亦極めて軍調となれり。  ︵五︶、以上妊尿注射に由りて惹起さるべき子宮粘膜攣化は撃墜期所見に酷似す。之は濁砂上記の所見のみならす撃尾期特 有と稻せらる玉上皮中の白血球游走は唯妊尿注射例に於てのみ認むる所なるに徴するも明なり。  ︵稿ヲ絡ルニ臨ミ恩師高木教授ノ御懇篤ナル御指導蚊ビ昌御校闘ヲ謹ンデ深謝ス。︶ 附 圖 論 明  附圖は絡べてNΦ曽HOO︵p跨・ドこ。y接眼鏡N。冨囚・同O図を用ぴ を用ひ作業机上にて投影描爲せり。 主 要 文 獄 目口σ霧鐘昌σQoは常に一六〇日§・とし︾げ冨氏描爲器 [H j︾㎝9び巴旨ロβ“No口山国℃ωoμ名臣㎎Φ屋9節即国益㈹ロ。器p島山。日国費口︵塵霞露国。巨岩。昌昌鴛ず≦o﹃い︶国r≦・黒門’H・H罵。q・ 卜。 jb・,。暮。ぎロ巳N。巳。ざ。り。7≦答囎臣。塗骨象弾琴切。国円頭ヨロ弩口臼﹃。ず裟暫魯暑。凶・・自①㎝頃壱。℃ξ器ロぎ乱①自署㊦島。曇。屋H.囚H・  尋。署門・cQO●同O団◎q・HH.丙r4<・ Z﹁墜●θH.Hり団QQ。 騨︶閑・N。巳ΦF名Φ凶8器q口侍興。・葺9呂σq魯﹃q謹U胃・・富ぱ冒二更90賦①自⇔郵券口口節目Φ・・口巻。で冨m窪くoaΦ蕾毛窪導。高邑。冨︵℃δ言蔦N鼻  O看葬.累﹃・鼠●HO諺・ 劇︶国.Noμ留ぎU8閏。﹃日。ロ島①・・Oく費罫B。・¢ロ畠創窃国団も。賢げ団。・窪ぎao﹁一陣唱。冨.おQoH・ゆ。門一一口●

(23)

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(25)

5) C. Clauberg, Die weiblieheri Sexnalhormone 1933, Berlin. 6)廣瀬豊一,家兎卵藁黄艦の人工i菱生に就て,口本婦入科學雑誌第十六巻・. 7)笠森,藤本,竹田,入胎盤妊融液拉に妊婦尿中に於ける黄{豊・ホ・・モン・妊娠「’ホ・・モン・G・・t・ti・n・h・・m・n・蹴て・日本婦   入科學雑誌,第二十七巷下。 8)笠森周護,卵Pt・ホルモンJの子宮}ζ及ぼす作用,大阪馨事新誌第六巻・第一號。 9)村田宮吉,性r斜モン。特に騰下垂膿前葉「t・ルモン」に就て,第八回目本盤學會・特別公演・ 10)力懸喜久男,・マウス。の撃尾鶏妊娠期及び産褥子宮粘膜の微細組織學的攣化に簸て・解剖學灘・第二巻・第五號・ 11)栗田泰一,成熟去勢家兎の子宮萎縮k及ぼす妊娠尿注射の影響,日本婦人科學會雑誌.第二+九三+奮第+二・+三凱 12)小川ミヤコ・「ラツテ」子宮上皮の細胞學的証究,解割學難誌第七巻,第+一號。 13)谷信一,黄盤形成「ホルモン」及び濾胞「ホルモン」の幼若家兎乳腺tUlc子宮粘膜に及ぼす關係・日本婦人科學會雑誌・第二十七巻・第   ナし號。 14)安田龍夫,謄下垂騰前葉「ホルモン」,大阪蟹事薪誌,第六巻,第一號。 15)狂寛,ッオンヂツク,アツシa.ハイム雨氏妊娠診臨法に就て,東京蟹事新誌,第ご十六巻,第三十八號。        以上 同畑 ぐiミ=∫駄N』怜魎明継Q豪{望路濫窪駅 ${く塑  1・§“

(26)

MITTEILUNGEN DER

TOKYO MEDIZINESCHEN GESELLSCHAFT

FÜR ÄRZTINNEN

~---Bd. VI. Ht. 2.

ZYTOLOGISCHE UNTERSUCHUNGEN DER

UTERUSEPITHELIEN DER RATTE.

n.

MITTEILUNG: DIE VERÄNDERUNG DES

UTERUSEPITIIELIEN BEI DER INJECTION

DES SCIiW ANGERSCHAFTSHARNS.

Von

Frl. Dr.

Miyako Ogawa.

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--V

:J )

(Aus d. anat. Institut d. Kaiserl. Universität zu Osaka.) (Direktor; Prof. Dr. K. Takagi\

Schon seit langem ist es bekannt, dass der Schwangerschaftsharn eine besondere Substanz enthält, welche an dem Uterus sowohl makroskopisch als auch mikrosko-pisch nachweisbare Veränderungen erzeugt. Dies wurde von vielen .\utoren durch die Injektion des menschlichen Schwangerschaftsharns nachgewiesen. Jedoch ist das Wesen der dadurch entstandenen histologischen Veränderungen des Uterus heute noch nicht klar. Um diese Frage vom zytologischen Standpunkte aus zu erörtern, hat die Verfasserin den Schwangerschaftsharn in verschiedenen Monaten in die gesunden, geschlechtsunreifen jungen Ratten injiziert und studierte den Bau der Uteruswand und zwar die feineren Strukturen des Uterusepithels, im Vergleich mit den gewöhnlichen Schwangerschaftsveränderungen, die sie selbst dabei klar gemacht hatte. Sie gelangte zu folgendem Schlusse.

1) Schon 2 tage nach der Injektion, neben den jenigen histologischen Veränder-ungen wie Verdickung und Faltenbildung der Schleimhaut, Vermehrung der Uterusdrüsen und Neubildung der Blutgefässe, hat sie folgende zytologische Verän-derUllgen an dem Uterusepithel beobachtet: hochgradige Anschwellung und

(27)

Bd. VI. Ht. 2.

lindrisch ,~erdende Epithelzellen, Vermehrung und mannigfaltige Formänderung und Anordnung der Plastosomen, Auftreten der Vacuolen, diese zeigen die abnorme Steigerung der Zell aktivität an. Der Golgi Apparat zeigt auch solches Bild wie es genau dasselbe. Die Fettkügelchen, die in jungen Stadien immer beobachtet werden, sind schon in diesem Tage nicht mehr nachgewiesen.

Die obengenannten zytologische und histologische Befunde kommen zu ihrem höchsten grad im dieser Zeit, und in den nachfolgenden Tagen treten sie wieder zurück und 4 Tage nach der Injektion zeigt die Uterm das normale Bild, und die Fettkügelchen treten wieder in UterusepithE'l auf.

2) Zwischen zeigt der Befunde durch Frühschwangerschaftsharn und Spätschwa-ngerschaftsharn zeigt der bedeutenden Unterschiede. Nämlich, bei der Injektion des Spätharns sind die gesamtE' Veränderungen auffallender als beim Frühharns. Erscheint ihr, dass das Gehalt der uteruswirkenden Substanz im Harn sich vermehrt mit dem vortschreitender Schwangerschaftsmonate. Eine Tatsache muss hier betont w~rden,

dass die Glykogen nur bei Spätharninjektion in den Epithelien der Faltenkuppe beobatet haben, nämlich je weiter die Schwangerschaft fortschreitet. Diese Ersche-inung ergibt sich weder bei Frühharn noch in der normalen Zeit.

3) Die obengeschilderten Veränderungen durch den Schwangerschaftsharninjektion ähnelt sich mit den Brunstzeitveränderungen. Die,en Schlu'is stützt nicht nur die obigen Beobachtungen auch die Tatsache, dJ.ss die V~ukozytenauswanderung, ein Charakteristicum der Brunstzeit nur bei Schwangerschaftsharninjektion beobachtet wurde.

4) Dmch die Injektion des Nichtschwangerschaftsh1fninjektions erweist die Uterusschleimhaut keinerlei Veränderungen auf.

5) Im Fr~hstadium der Schwanserschaft verdickt sich rasch die Ut~russchleill1haut,

die in einiger Zeit reichliche Faltenbildungen zeigt und es vermehren sich die Uterudrüsen nebst Blutgefässen, und ist zu bemerken dass die eosinophile Zellen reichlich auftreten. Diese histologische Veränd~rungen klingen bald ab, schon 10 Tage nach der Begattungszeit zeigt die SC:1I~ünhaut ungeLihr das nOLnale Bild. N unll1ehr wird sie mit dem Vortschreiten der S~hwangersc:laft im~ner dlnn~r. Die

eosinop~lilen Zellen v~rmindern sich ebenfalls, und im Spätstadiun tret~n sie beinah"! völlig zürück.

(28)

Bd. VI. Bt. 2.

A) Im Frühstadium der Schwangerschaft, also im Anschwellungsstadium sind die Epithelzellen hochzylindrisch. Trotzdem vermehren die Plastosomen nur gering und zeige auch keine besonder Veränderunge. Der Golgische Apparat ist ebenfalls einfach gebaut.

B) Im Mittelstadium, also im Verdünnungsstadium sind die Epithelzellen kubisch. Die Flimmerhärchen derselben Oberfläche werden dichter und nehmen das Aussehen des Bürstenbesatzes an. In diesem Stadium ist sie Zellstrucktur viel kmnplizierter und dicht unter dem obenganannten Bürstenbesatz tritt eine stark färbbare Zone in die Erscheinung.

C) Im Endstadium verschwinden die Zellgrenzen somit entsteht ein Syntitium. Der Bau des Zellinnerns ist dabei sehr einfach. (Autoreferat)

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