• 検索結果がありません。

高性能二次電池評価技術の確立

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "高性能二次電池評価技術の確立"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)2 主要な研究成果 重点課題 - 次世代電力需給基盤の構築. 高性能二次電池評価技術の確立 背景・目的. 効率が高く、応答性のよい二次電池は、電. 効率が期待できるリチウムイオン電池(Liイオ. 力貯蔵のみならず、太陽光発電や風力発電等. ン電池)の容量変化要因を明らかにし、電池. に対して電力系統を安定に保つために利用す. 寿命を把握できる技術の確立を目指すととも. ることが期待されており、長期にわたる運用. に、長寿命化、安全性向上の観点から電池材. に必要な寿命特性の把握や、安全性をさらに. 料評価技術を開発し、合理的な電池の導入お. 向上する技術が重要である。. よび運用方法の開発に貢献する。. 本課題では、高いエネルギー密度と充放電. 主な成果. 1. 充 放 電サイクル 劣 化 試 験による電 池 容 量 変 化 の 測 定. 実用的な定置用二次電池として、チタン酸 リチウム(LTO)を負極としたLiイオン電池*1 を用い(図1)、定電流充放電によるサイクル 劣化試験を行った。サイクル試験は劣化を加 速するため45℃にて行い、寿命評価のため のデータとして電池容量 の 変化を定期的に. 2. 電池容量変化量の解析手法. 電 池 の 劣 化には 様 々 な 因 子 が あるため 、. 電 池 の 劣 化 特 性を把 握するには、容 量 変 化 を因子毎に分離し、その特性を把握すること. が 重 要である。電 池 容 量 の 低 下 量を大 別す ると、通電せずに保存するだけで低下する容 と充放電(通電)に 量(エージング因子:ΔQ t ) となる。 より低下する容量(通電因子:ΔQ e ) 充 放 電を繰り返すサイクル 劣 化 試 験では 通 電 因 子 の みを分 析できな いため、通 電を 行わずに保持する保存劣化試験からエージ. ング因子を求め、通電により低下した電池容 量(Q e )を解析する手法を考案した(図2)。こ の手法により、初期容量と通電により低下し た 容 量 の 差 分として 、通 電 因 子 の 定 量 化 が 可能となった。. さらに 、複 数 条 件 の 通 電 電 流 値 を 用 い 、. *1 株式会社東芝製SCiB TM 、定格容量20Ah。 74. 25℃で取得した[Q14009]。ほぼ1年間で最 大5000サイクルのサイクル劣化試験を実施 した結果、最も容量が変化した電池で初期の 98.9%以上を維持し、本電池は長寿命な特 性を持つことが明らかになった。 ( 図2破線Q). 電 池 の 容 量 確 認 試 験 を 行うことで 、通 電 因 子を電池の内部抵抗の影響を受けない因子 (ΔQ eC ) と受ける因子(ΔQ eR )に分離できる. ことを明らかにした(図3(a))。電池の内部抵 抗の影響を受ける通電因子(ΔQ eR )は、充放 電試験時間の平方根に比例して増加すること から、一般的に言われる電極表面の被膜成長 に起因するものと示唆される (図3(b))。 これらの解析手法により、電池の容量低下 をエージング 因 子と通 電 因 子 のうち内部抵 抗 の 影 響を受ける因 子と受けな い 因 子 の 3 つに定量的に分離することが可能となり (図. 4)、それぞれの容量変化メカニズムを明らか にすることで、電池 の 劣化評価を定量化し、 電池の長期運用方策の立案に活用できる。.

(2) ඘ᨺ㟁㟁※㻌 ᜏ ᵴ. ༢㟁ụ㻌. 図1 本研究で用いたリチウムイオン電池と充放電 試験装置 試験温度を一定に制御する恒温槽内 (写真右) に単電池 (写真右下:株式会社東芝提供)を設置し、連続試験が 可能な充放電電源 (写真左) による充放電を行った。. 図2 サイクル劣化試験後の放電容量Q、エージング 因子(ΔQ t )を除外した通電により低下した容 量Q eのサイクル数依存性 サイクル劣化試験の放電容量Qからエージング因子 ΔQ t を取り除くことで、通電(充放電)により低下した 容量Q e が得られる。エージング因子ΔQ t は保存劣化 試験前後の電池容量の差として求める。プロットは各 条件3サンプルの平均値。. 重点課題 次 - 世代電力需給基盤の構築. 図3 サイクル劣化試験時の、通電因子のうち内部抵抗の変化によらない変化量(ΔQ eC )、および内部抵抗の 変化による変化量(ΔQ eR )のサイクル数および運転時間依存性 容量確認試験時の電流値(10Aと20A) に対して放電容量をプロットし、この二点を結ぶ直線を電流値0Aに外挿す ることにより、内部抵抗分極が限りなく小さくなったとみなす電流0Aの時の仮想的な容量(Q eC )を算出した。この (Q 0 -Q e ))からΔQ eCを引 仮想的な0A の容量(Q eC )の初期容量(Q 0 )からの変化量をΔQ eCとし、通電因子(ΔQ e: いた残りをΔQ eRとした。プロットは各条件3サンプルの平均値。. 図4 本研究の容量変化量解析フロー図 サイクル劣化試験による放電容量Qから、通電によら ず自然に変化する放電容量変化量であるエージング 因子(ΔQ t )を差し引くことにより、通電により変化す る放電容量Q e が求まる。さらに通電因子(ΔQ e )を内 部抵抗の変化による変化量(ΔQ eR )と内部抵抗の変 に分離する。 化によらない変化量(ΔQ eC ). 75.

(3)

参照

関連したドキュメント

しかし、近年は遊び環境の変化や少子化、幼 児の特性の変化に伴い、体力低下、主体的な遊

少子化と独立行政法人化という二つのうね りが,今,大学に大きな変革を迫ってきてい

 少子高齢化,地球温暖化,医療技術の進歩,AI

 我が国における肝硬変の原因としては,C型 やB型といった肝炎ウイルスによるものが最も 多い(図

(図 6)SWR 計による測定 1:1 バランでは、負荷は 50Ω抵抗です。負荷抵抗の電力容量が無い

( 内部抵抗0Ωの 理想信号源

最近の電装工事における作業環境は、電気機器及び電線布設量の増加により複雑化して

砂質土に分類して表したものである 。粘性土、砂質土 とも両者の間にはよい相関があることが読みとれる。一 次式による回帰分析を行い,相関係数 R2