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診断用X線速写装置に就いて

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Academic year: 2021

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(1)

∪.D.C.d21.38d.l;d15.849

診断用X線速写装置に就いて

平*

之**

Spot

Film

Device

for

X-Ray

Apparatus

for

Diagnosis

By Ch6heiKoIJayaShiand HaruyukiKusagaya

Kameido Works,Hitachi,Ltd.

Abstract

In the spot fi1ming with Ⅹ-ray apparatuS for diagnosisit makes a

major

PrOblem how much timeit willtake for the photographing after thediagnosisis 丘nished,andthefactors concemed mostwiththe above are theinsertion of

thedark-Side(Kassette)and

the switching from thediagnosistotheadoptionofaninterlocked

indirect controlling system which can be accomplished by a singlemanipulation・

Thetime requiredfor heating theX-ray tubefi1ament beingthe next problem,

the writers scrutinized this

subjectuslng

the oscillographand foundthataboutO.5sec

WOuld sufncefor thefi1amenttemperature becoming constant after the heating was

begun.

On the basis of the above results,thewriters completed a spotfi1ming device・

〔Ⅰ〕緒

診断用Ⅹ線 盲 置で胃腸、血管等の撮影をする場合、唯 人体をそのまゝ透視しても各部の状況がよく判らないの で、人体組織とⅩ線透過 の異った物質即ち造影剤を注 入してその器管の形状位置、大いさ等を明瞭に表わすよ うにすることが多い。その際透視を行いつゝ注入された ′造影剤の状態を観察し、造影剤が最も適当な位置に来た ときに撮影する必要がある。この速写装置を要求される ことが多いので 写装置に関する諸問題につき検討す

る。速写装置として最も重要な事は、透視終了より撮影

までどれ位の時間以内に終了すべきかということである が、撮影条件は撮影部位によつで色々異るので、この間 題は仲々簡単でない。何れにせよ所要時間が類い程よい という事は明瞭な事であるから、寧ろ装置としてはどの

位の時間まで撮影時間を短縮出来るかという点を検討し

て見ることにする。 透視より撮影終了までの経過を考えると次のようにな る。 (a〕撮影しようと考えてから透視を終るまでの時間 *** 日立製作所亀戸工場 (b)カセッテを移動する時間

(c〕Ⅹ線発生の条件をパネルで透視より撮影に切換え

る時間

(d)Ⅹ線管のフィラメントの温度が十分一定になる時

間 (e)撮影(露出)時間 (a)∼(d)の操作を手動で別々に行えば相当の時間を 要するので、その時問を短縮するためにほこれ等を一操 作で終るようにしなければならない。

〔ⅠⅠ〕Ⅹ線管フィラメントの温度上昇に

裁いて

透視より撮影回路に-Er換えてすぐ撮影すると、 リア ムペアセコンド計の振れが少く、フィルムがよく感光し ないことが多い。これほ透視より撮影回路に切換えた場

合Ⅹ線管フィラメントの加熱電流は直ちに増加するが、

フィラメソトの温度が上昇するた捌こほある時間を要す るので、その温度が十分上らない問に高圧を入れるとⅩ

繰管電流が少いためである。

写装置を使用する場合、撮影の条件を決めるパネル

のハンドルの位置は普通撮影と同様に調整するので、特

(2)

1220 2 8 8

第35巻 第8号⊥血 相 「 勺 0 「 定電圧 装置 肋骨 乃

馨欝′

〟 q 第1図 Ⅹ 線

Fig・1・ Measuring Circuit Diagram

漁硯ぬか†十∴廃紙 rl:単巻変J重器 二n:主変圧器 れ:Ⅹ線管加熱変圧器 S:開閉器 ア‥ 押釦開閉器 ルr:電磁開閉器コイル ノ吼..‥電磁開閉器コイルが付勢された時閉路する]妾点 爪れ:電磁開閉器コイルが付勢された時閉路する接点 ソ ト 特 性 測 定 回 路

Of X-Ray Tube Filament Characteristic

主家正拳二次電圧

.〈ふ鹿頂鐙密亀窄聯■度隼鳶禦禦禦

三森圧選一次電圧 、 だ耶甜■こニ〝賢一▼-‰詳お跳≠

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聯 l ■・::、 ・・ ・・、.:・.: 上兼は泌■⊇ ∼蒼 拗-、 ‡!: 第2図 Fig.2. Ⅹ繰管フィ ラ メント特性を示すオヅ シ・ログラム(OmA∼306mA)

Cscillogram ofX-RayTul〕e Filament Characteristic(OmA∼306mA)

蓬郡ノ野ノ享」_霧彰 主賓且三貴二貫竃迂 -l 、 -錦城紡錘頑毎鉦 __"£__ふ..〈心 、射j ノr『・_: .ふま′〟ル"〆 ト i

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■ j 、l 凹 耳 1さ 豆 第3図 Fig.3. Ⅹ練管フ ィ ラ メント特性を示すオッ シログラ ム(4InA∼350mA)

Osci1logram ofX-Ray Tube Filament Characteristic(4mA∼350mA〕

別な装置を附加しない限りは、透視より撮影に切換えた 後、フィラメソ†の温度上昇に必要な時間を置いてから 撮影しなければならない。それ故透視より撮影に切換え た後フィラメこ/トの温度上昇の 程を調べることが必要

である。このことに就いてはⅩ練管協

会編纂のⅩ線管 の研究第1号(1)に理論的、実際的に検討されているが、

これほ使用するⅩ線管の設計内容によってもその経過ほ

違って来るので、こゝでは日立二貢焦点Ⅹ線管を使用し た場合の実験に就いて述べて見る。 測定回路ほ第l囲に示す通りで、y・椚Aの二点に就

いてオッシログラフを使用して測定したものである。

(a)Sを閉路すると透視条件のⅩ線が出る。 (l))5を閉路したまゝクを閉路すると撮影条件のⅩ

繰が出る。

第2図及び第3図ほ第1図の回路で撮影したオヅシロ グラフである。第2囲ほ透視の加熱なしで直接撮影の加 熱をした場合、又第3囲は透視電流4Ⅰ□Aより撮影に切 換えた場合である。オヅシログラフで粥 なように切換

えた後、かなりの時間を経ないとⅩ線管電流は一定にな

らない。特にその時問は透視の加熱なしのときに大きく なる。第l表に示す条件で9枚のオヅシログラフを撮影 した。それ等のオッシログラフにより得た結果を めて 曲線にて示すと第4囲のようになる。これ等の結果から 次の事が明瞭になる。 (a)始めにⅩ線管フィラメントを加熱せず高圧を入れ ると同時にⅩ線管のフィラメソトを点火した場合にほ管 電流が一一定となるまでに約0・8秒を要する。然しこの時

間は管電流が増加すると短くなる傾向を有している。

(b)透視の場合Ⅹ繰管のフィラメソトを管電流が2∼

4mAになるように加熱し、フィラメントを撮影の加熱 に一軒換えた場合には、管電流が一定となるまでに約0.5 秒を要する。然しこの時間は管電流が増加すると短くな る傾向がある。又最終電流が同一の場合で透視2mA

と4mA.の場合ではⅩ線管電流の上昇は4mAの方がや

以上の点より二重焦点Ⅹ線管球を使用して速写を行う

(3)

用 Ⅹ

い て

第1表 オ シ ロ グ ラ

Tablel・ Photographic Condition o王 Oscillogram

表 1221 カセ・ソナホルダー

(キミ璧甲脚褒\

柑 // 7♂ 汐♂ ∴ ♂ l l し7ご

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♂/ ㌫7(鮎'`銅rJぴ■。鋸1.7 の7.射7+〟 晴 間 (∫βC) 第4図 Fig.4. Ⅹ繰管の管 時間特性菌繰

Tube Current-Time Characteristic

Curves of X,Ray Tube

場合には次の如くなる。 (1) 視を′ト焦点、撮影を大焦点で行う場合、Ⅹ囁 管のフィラメントの温度が一定となった後撮影するに ほ、フィラメソ†の加熱を切換えた後0.8秒以上遅れて 撮影しなければならない。従ってそれより短い時間内で 撮影した場合にはその時問によってmÅS計の指示がば らつき、切換え直後の撮影では皿AS計は殆ど振れない。 (2)透視、撮影とも大焦点で行う場合にほフィラメ ソ1、の加熱を切換えた後0・5秒以上遅れて撮影しなけれ ばならない。 (3)フィラメント加熱切換え後0・5秒より短い時間 で撮影を行う必要のある場合にほ特別な装置、たとえば フラッシュ的加熱をするか、フィラメントを大電流で加 熱し、その立上りを佐相し撮影する等の方法をとらなけ ればならない。

〔ⅠⅠⅠ〕カセツテホルダー及び透視撮影

切換え回路

〔II]で述べた如くフィラメソト切換えにも相当な時間 を要する故、カセソテの入換え、パネルの切換えは極力 速くしなければならないので、是非一操作でそれ等が切 換え得るようにする必 がある。そのためには直接制御 第5図 螢光板に速写ケースを取付けたところ

Fig・5.Fluorescent Plate Equippedwith Spot FjlmI)evice 方式では駄目で、是非パネルは間接制御方式を採用しな ければならない。

〔ⅠⅤ〕日立速写装置に就いて

以上

ベた連写装置として具備すべき条件を満足させ

るよう、特に設計製作した速写装置用の日立診療用Ⅹ繰 装置D】モー10/2Sに就いて説明する。 (り カセツテホルダー 第5図はカセソテホルダーを装着した状態を示す。 速写をする場合にほ蛍光板をカセソテホルダーと交換 する。カセソテホルダーの中央にはカセソテハンドルが あって、透祖の場合にはこれを中央に置き、又撮影の場

合にはこれを左、又ほ右の端に移動する。倍ホルダーに

はキャビネのカセソテが2枚装着出来るようになってい

る。第`図はカセソテハンドルを右端に移動して撮影す る場合を示す。 (2)パネルの回路 回路は第7図(次頁参照〕に示す通りである。SCは速 写用開閉器で、カセッテハンドルが小央にあるとき、 SC′はダの方へ接続され、カセッテハンドルが移動し

(4)

1222 招和28年8月

第6図

Fig.6.

撮影時に於ける

Spot Film Device

Of Radiography 速写ケース at the Time 第35巻 第8号 て巾央よりほづれるとすぐ斤の方へ接続されるようにな っている。5C〃はカセソテハンドルが左石の殊に行つ たとき接続されるし)幸8の時間遅れリレ←ほ直流で動作 Lて駕4bを開き、0・3秒後妻8bが動作する。倍その動 作は次の通りである。 (a)ハンドルを巾央におくと 5C∫がF位にあって、 #3が励磁され、#3aが閉路、透視の

備態勢になる。

〔b〕この状態でぞSを押すと♯1が励磁されて♯1a

が閉路し、透視のⅩ線が出る。

(c)タ5を押したまゝハンドルを中央より移動し始め るとSC〟は斤位となり、♯3aが閉路して#1の励磁 が止って

視を終り、一方#2が励‡姦されて提影の準備

態勢となる。 (d)ハンドルを端まで移動すると5C〝が閉路して #4が励磁されるために♯4bが琵路し、時間遮れリレー #8が動作して0.3秒後に撮影のⅩ線が出る。続この0・3 秒の遅れがあるために、撮影の時カセソテ移動による振 動ほ完全に除去される。 (3)オツシログラムの実測に就いて 第8区は先づカセソテハンドルを中央に置きf5を押 して 碑、次にハンドルを右端に移動して【・枚撮影し、 最後にハンドルを左端に移動してもう一枚撮影した場合 第7因 Fiぎ.7. 71: ●Jこ‥: ●/こ: /J: .ヽ■: r.凡久: 5.C∴ 単巷変圧器 コンペソセ←一夕 主変圧器 整流管 Ⅹ繰管 タイマーこE←一夕 速写開閉器 5.71且:定電圧装置 r.、こ: ♯7: ♯8: ♯1m♯2什, 押釦開閉器 タイマー開閉器コイル 時間遅れリレ‥一っイル .‥♯7α,♯8川:コイルが 付勢された時閉路する接点 ♯1む,♯27‖….♯7ゎ,紳わ:コイルが _ 付勢された時閉路する接点 Ⅹ 生 装 置 回 路

TLe Connection工)iagram ofX-Ray GeneratorApparatts

(5)

断 用 Ⅹ

に 就 い て 1223 のオヅシログラフである。筒第7図5C〝の閉路の時を 知るためにオッシログラフの1素子を用いて最上段にそ の関係を示してある。各動作は次のようになる。 (A〕カセソテハンドルを中央におき、アSを押し管 電流4mAの 視。) (B〕ハンドルを←い央より石へ移動開始し、SC′が ダより斤位に切換り、撮影の

備態勢になる。従ってⅩ

線管、整流管のフィラメントカ口熱は大きくなっている。

(C)ハンドルが右端に停止、5C〃ほ閉路時間遅れ リレ十動作 錮台。 (D〕時間遅れリレ十動作完了、撮影開始。 (E)タイマ十動作、撮影終了、整流管の加熱ほ透視 の状態にもどる。 (F)ハンドルを右端より左へ移動開始、5C〃は閉 路、整流管フィラメント加熱ほ再び大きくなる。 (J)ハンドルが中央を通過、すべてが透視条件とな

りⅩ練が出る。Ⅹ線管のフィラメントほ直前までの撮影

条件加熱のた捌こ割合大きい。 (G)ほ(C)に同じ。 (H)は(D)に同じ。 (J)は(E)に同じ。 オヅシログラフで見ると透視終了後0・54秒で撮影開 始となっていて、0・22秒(BC)はカセソテを移動する時 問であるが、この位の時間で楽に移動出

る。前に述べ

た通り、Ⅹ線管のフィラメントの加熱を切換えた後フィ

ラメソ1、の温度が一定になるためには0・5秒以上必要で あるが、オヅシログラフでは0・54秒となっており適当 な時間と考えられる。そのため撮影の時の管電流ほ一定 となっている。 又2枚の撮影終了までに2秒を要している。然し更に 熟練すれば(E)∼(G〕の時間を縮め得ると考えられる。

〔Ⅴ〕席

盲 以上速写装置として考えねばならぬ事項及びそれを考 して製作した装置につき色々と述べたがこれを める と次のようになる。 (1)速与装置で透視より撮影に切換えても、Ⅹ緑管

のフィラメントの加熱を考え、0・5秒程度遅れて撮影を

しなければならない。

(2)日立診療用Ⅹ級装置=DR→10/芝S"は間接制御

方式を採用しているので速写装置を取付けて自動的に 0.5秒連れて撮影する事が出来る。

(3)透視終了後撮影開始までを0・5秒以下にするた

捌こは特別のⅩ線管フィラメントの加熱方法を考えねば

ならぬ。

終りに臨み、色々と御指導下さった各病院の

先生及

び日立製作所亀戸工場の森泉設計部長、和田設計部副部

長、野崎研究課主任に厚く感謝の意を表す。 参 考 文 献 (1)Ⅹ線管協議会‥ Ⅹ繰管の研究 第1号 26 昭和26年1月

(6)

参照

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