「在宅医療」知っていますか?家で最期まで療養したい人に。
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(2) 2015 年度(後期)指定公募「市民のつどい開催への助成」完了後所感 この度、助成金を頂きありがとうございました。全 5 回を終えて所感をご報 告いたします。 実施の指定テーマ、実施期間は下記の通り。 指定テーマ 「在宅医療」知っていますか?家で最期まで療養したい人に。 平成 28 年 6 月 26 日 第 1 回目 (防府市にて開催)参加者 2 名 平成 28 年 8 月 20 日 第 2 回目 (山口市にて開催)参加者 2 名 平成 28 年 11 月 5 日 第 3 回目 (防府市にて開催)参加者 5 名 平成 29 年 2 月 25 日 第 4 回目 (防府市にて開催)参加者 29 名 平成 29 年 3 月 4 日 第 5 回目 (山口市にて開催)参加者 27 名 当初期待した効果を下記 2 点掲げておりました。 ①在宅ターミナルを希望する人が増える。 ②いろいろなサービスを活用しながら療養生活を実際に経験してもらい在宅療 養生活が充実したものになる事を実感してもらえる。 実際実施して感じたこと ①については、参加された方は感想や受講時の表情や質問などから在宅ターミ ナルに対する意識を高める効果はあるものの「希望する」と言った、行動に移 すまでの動機付けまでは至らなかったと感じている。 ②について、介護や医療制度の仕組み、介護の費用補助に関する制度申請を市 広報から情報を得る方法などお伝えしたものの、なんとなく話を聞いていると 言う感じを受けた。 発信する情報量が多かったせいもあると思われる。従って色々なサービスを 活用するというまでの意識付けには至らなかったと感じている。 ①②をまとめると、期待するゴール設定と参加される対象者像がミスマッチだ ったのだろうと振り返っています。 当初、「医療・介護を業としていない人たち。」を対象に自分の・家族の命を 振り返る機会を持ち、具体的手段として在宅医療・介護が活用できることを知 り今後の人生に活かせる機会になる事を期待していた。.
(3) 受講されている方の個性に大きな開きがあり、自分が介護している人、自分 がガンを患った人、介護・医療の仕事をしている人、お友達に誘われたから来 た人、なんとなく関心があったから来た人と様々だった。 自分が介護をしている。ガンに罹患した経験のある人は問題意識が高く、医 療介護をどこの場所でだれから受けたいと思うかを意識している人が多かった。 そう考えると、市民公開講座と言っても、市民にはプロの医療介護従事者も いれば、まったく関心のない人もいる。その中で、受講する側をある程度特定 できるような対象者の絞り方をすることが大事だと感じた。 目標設定を明確にすることで対象者も絞り込め、内容も充実できるのだと思っ た。 例1 世代に関係なく広く在宅医療という考え方があることを知る機会とす る。 例2 ガン末期の過ごし方に興味がある方に具体的手段を知る機会とする。 例 3 家族の立場で、ガンを患う人をどう支えるか 私たちが実施したのは、同じ内容を連続して実施した。 他の考え方としては 5 回シリーズで内容を深めていく。 など、実施方法によって期待できる効果も変わると感じた。 今回は、回数を重ね後半になると参加者が急増した。 最大の要因として考えられるのは、参加された方が口コミで周知されたこと である。地域に暮らす人望の厚い影響力のある方がためになる話が聞けるので 行って見ようと声かけをされたので来た人が多かった。 山口・防府の地域性だと思われるが、市広報・折り込みチラシ・配布チラシ だけでは講演会に参加する行動に至らないのだろう。 「直接講演会を実施するんでしょ」と声をかけられた回数が多かったのは折 り込みチラシ。山口市内全域に配布する新聞折り込みの地域情報誌サンデー山 口(主な対象地域の人口は 10 万人弱)に掲載したのちは業務関係者らを中心に 実施することを知った人が声をかけてこられました。しかし、知っているが参 加はしない。これが現実だと思った。 私は、個人的に非常に重要なのは中学校区程度の規模で、この地で暮らす自 分たちに必要な医療と介護が支払い可能な範囲で充実したサービスが提供され ることを住民自身が自ら望むことであると思う。 現在、病状に不安定さがあれば、家族の介護負担感があれば、すぐに施設に 入居・病院に入院させる風潮が、山口防府では横行している。 特にサービス付き住宅は月 14 万程度だせばすぐに入居できるので、家族が希.
(4) 望して入院入所に繋がっている。 在宅療養を奨める活動と逆行している現状 を強く懸念している。特に、医療機関が運営主体となる有料老人ホームは病院 施設とほぼ同じ作りとケア体制で、制度の解釈上だけが在宅扱いとなっている。 私は勇美記念財団のみなさんもこのような形態で数値上在宅医療が増えたと言 われても、それは望む結果ではないだろうと思っている。 自分の家で、暮らした地域で近所の人との往来がある。そんな生活感のある 場所で最期のときまで過ごせるような支援をすることこそが本来の在宅医療を 奨めるもののありようだと感じている。 今回の研修機会を頂き、さらに強く確信したことがある。 それは、いま自分が生活している場所、家族、近隣の人々、当たり前の生活が これからも継続できることを振り返る機会を持つことが重要である。それを成 す為には地道に、地元中学校区までの小さな地域を対象とした草の根的な活動 の中でひとりでも多くの共感者を増やしていくことが大事だと感じた。 不特定多数の方々に実施すること大事だが、私の活動スタイルは狭く深く地 域に根差す。これを今後も実践して行こうと思った。 町内会活動、大殿地区社会福祉協議会の活動に参画し地域つくり協議会とも 協働しながら地域活動をしているので、医療介護の分野のプロとして地域活動 の中身に在宅医療・在宅介護の意識付けができるような活動内容を盛り込める ように実施したいと思った。 その他、地域住民対象で講演会を実施する場合、地域住民を支えている福祉 委員・民生委員・町内会長・地域つくり協議会・行政出張所など地域支援協力 団体の方々を対象に行うことも有用であると感じた。 今後、私自身、等法人も在宅医療・介護が充実できるよう地域に貢献して行 きたいと思った。私の暮らす、山口市大殿地区は、具合が悪いから家にいる。 介護が必要になったから入院入所すると不安だから家で暮らす。家族が居なく て一人だから近所の人が見守ってくれる家で暮らす。家がわからなくて迷子に なってしまうから、優しく声をかけてくれる人たちがいるこの町で暮らす。都 会に出て行った別居の家族が、自分の親が弱ってきたけど大殿地区に居るから 安心。と言われる町つくりを今もこれからも目指して活動して行きたいと更に 思いを強くしました。どうもありがとうございました。 公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団の助成による。 申請者:松井康博 所属機関:株式会社 和み 提出年月日:平成 29 年 4 月 12 日.
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