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Carbon Loss by Propagules of Soil-Borne Plant Pathogens and Its Effect on Propagule Germination and Virulence

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Academic year: 2021

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Title

Carbon Loss by Propagules of Soil-Borne Plant Pathogens and Its

Effect on Propagule Germination and Virulence( 内容の要旨 )

Author(s)

Sachindra Nath Mondal

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(農学) 甲第059号

Issue Date

1996-03-14

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/2400

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

氏 名(国籍) 学 位 の 学 位 記 番 号 学位授与年月 日 学位授与の要件 研究科及 び専攻 研究指導を受けた大学 学 位 論 文 題 目 審 査 委 員 Sachindra NathⅡondal()(ンダラデシュ人民共和B) 博士(農学) 農博甲第59号 平成8年3月14日 学位規則第4条第1項該当 連合農学研究科 生物環境科学専攻 岐阜大学

Carbon Loss by Propagules of Soil-Borne Plant Pathogens andIts Effect on Propagule Gernination and Virulence

主査 岐 阜 大 学 教 授 百 副査 静 岡 大 学 教 授 露 副査 岐 阜 大 学 助教授 景 副査 岐 阜 大 学 教 授 棲 副査 信 州 大 学 教 授 俣 朗 二 二 紀 子 満 慎 幸 宏 敏 町 無 山 井 野 論 文 の 内 容 の 要 旨 土壌静菌作用が、病原菌の可溶性貯蔵物質の溶出に伴う栄養欠乏によることを示 す多くのデータがこれまで蓄積されている。しかしながら、静菌作用が生ずるため に、どのくらいの可溶性貯蔵物質の喪失が必要かについて、各種土壌病原菌の各繁 殖器官ごとに系統だって研究された例はない。

菌類の繁殖体からの炭素喪失はそれらの発芽力や植物への感染力および生存力の

衰退を引き起こす。また、菌類の繁殖体は殺菌土壌よりも土壌微生物の活性が盛ん

な無殺菌土壌のような栄養ストレス環境下においてより多くの内在炭素を喪失す る。そのため、土壌微生物の活性を促進する要因の詳細な研究は土壌病原菌に対す る生物防除戦略を組み立てる際に大いに役立つ。この見地に立って競合的ストレス の発現に及ぼす土壌pH、温度、および水分ポテンシャルの影響を調べることは重 要である。これらの要因は微生物の生活環の各段階に大きな影響を及ぼす。そこ で、本研究でば4cでラベルした巧イ昆umap血d(ねmaru皿の卵胞子、F肪訂山皿 soLanlf.sp.phaseollの厚膜胞子、およびSc企rotiumm胎Hの菌核を用いて、異な

(3)

-51-る土壌pH、温度、および水分ポテンシャル条件下に置床したときのこれらの繁殖

体からの炭素喪失量の測定、全炭素喪失量に占める繁殖体の呼吸による喪失量の割

合、および炭素喪失量と発芽力、生存力、および病原力との関係を調べた。

14cでラベルした菌類繁殖体からの内在炭素の喪失は、繁殖体と土壌微生物の呼

吸によって生じた14coと土壌中に溶出・残存した14cとからなる。14coの総量 は土壌pHが7-8で15℃以上の高温に置いたとき著しく多かった。卵胞子と厚膜 胞子では水分ポテンシャルが-1Kねのときに他の水分ポテンシャルよりも14co 量が著しく多かったが、菌核では水分飽和状態のOKねを除いて広い水分ポテンシ ャルの範囲(-1∼-15KPa)で多く、OKPaでは少なった。

繁殖体からの炭素溶出は5℃における卵胞子を除き、pHに関係なく低温で増加

した。一方、溶出量は土壌の水分量が高くなるにつれ増加した。例えば、土壌中の

残存14c量は水分飽和状態の土壌で高かった。すなわち、菌類の繁殖体からの炭素

溶出量は土壌水分と直接的に関連していた。 全炭素喪失量は卵胞子では土壌pH8で高温の35℃の条件下で一番多く、厚膜胞 子と菌核では30℃で多かった。卵胞子と厚膜胞子からの炭素喪失量は、-1Kねの ときが他の水分ポテンシャルよりも多かったが、菌核では各水分ポテンシャル間で 大きな差はなかった。各pH、温度、および水分ポテンシャル下において、各繁殖

体の呼吸による喪失量は水分飽和状態下の厚膜胞子と菌核、および低温5℃での卵

胞子の場合を除き、全炭素喪失量の甜%以上を占めた。 卵胞子と厚膜胞子は土壌pHが5、6、7、8で高水分ポテンシャル(0と-1 Kね)・高温度条件下で急速に発芽力、生存力、および病原力を喪失した。一方、 菌核は水分ポテンシャルの広い範囲で発芽力、生存力および病原力を喪失した。土

壌に置床中に生じた繁殖体からの炭素喪失量はそれらの発芽力、生存力、および病

原力と負の相関があった。これらの繁殖体は始めは外部からの栄養を必要とせずに

発芽したが(栄養非依存型発芽)、内在炭素喪失量が15∼17%になると、発芽に 外部からの栄養を必要とするようになった(栄養依存型発芽)。また、30%以上喪 失すると栄養非依存型発芽は全くみられなくなり、生存力や病原力も著しく低下し た。 キュウリ、インゲン、またはハッカダイコン種子に40%またはそれ以上に炭素喪

失した卵胞子、厚膜胞子、菌核をそれぞれ接種したところ、20%喪失した繁殖体を

用いたときに比べて、各植物体は良好な生育を示した。

以上、各種土壌環境要因が病原菌の繁殖体の活性に著しい影響を及ぼすことが明

(4)

かになった。また、その程度は環境要因と繁殖体の種類の組み合わせで異なること

も見出された。可溶性貯蔵物質の喪失に伴う病原菌の衰弱化の機構を栄養物質の質

的、量的面から解析することにより、どういう土壌環境下で、あるいはどの括抗微

生物との組合わせで各病原菌が早急に活性を失い、速やかに死滅するかが明らかに なる。このような知見の集積は静菌作用に基づく生物防除技術を確立する上でさら に必要となろう。 審 査 結 果 の 要 旨 平成8咋1月26日(金)に岐阜大学大学院連合農学桝究科において審査委貝を含む関 連教官、学生多数の旧席のもと、モングル氏の論文の公開発表会と質疑応答が行われ た。引き統いて別室にて審査委員全員山席のもとに研究内容について審査委貝会を開 催した。木研究の内容ならびに審査の結果は下記の通りである。 植物病原菌は、その生活環の一部あるいはすべてを土壌中で過ごす。その際、土壌 微生物から各種のストレスを受ける。とくに、一般的な微生物グループによる基質を

めぐる競合に起因するストレスば、エネルギーストレス(energysLress)あるいは栄

養ストレス(11し1tl・ieIlしぎ山一CSS)とも称され、病原菌の繁殖休に内在する栄養物質の溶出 を促進し、栄養欠乏状態をもたらし静歯作用をひき起こす原凶となる。栄養ストレス が長期にわたる場合には、内葎栄養物買の喪失に伴い病原菌の発芽力、病原力および 生存力を低 Fさせる。ニリ封申に存在している問の病原菌の衰弱化に及ぼす二t二壌環境要 因(l)トl、渦度、水分ポテンシャル、CtC)の影響について研究することは、病原菌の生態 や疫学を知る上で極めて重要である。本研究では14Cでラベルした上う′班山川 ∂pJl∂J】fde〃1】∂山Jl】の卵胞子、nJS∂rfu汀】SObJ】ff.sI),J)J一】おedf の厚膜胞子、お よび5cJe化昭Ⅲ11rd/云fヱ の薗核を用いて、異なる土壌1〕Ⅰ--Ⅰ、温度、および水分ポテン シャル条件下に置床したときのこれらの繁殖体からの炭素喪失量の測定、それらの発 芽力、生存力、および病原力の評価、全炭素喪失畠に占める繁殖体の呼吸による喪失 量の割合、および炭素喪失量と発芽力、生存力、および病原力との関係を調べた。そ の大要は以下のように要約される。 (1)14Cでラベルした菌類繁殖体からの内在炭素の喪失は、繁殖体と土壌微生物 の呼吸によって生じた14CO2と土壌中に溶出・残存した14Cとからなるが14CO2の 総量は土壌pI-Ⅰが7-8で15℃以上の高温に置いたとき著しく多かった。卵胞子と厚 膜胞子では水分ポテンシャルが-1ⅠくPaのときに14CO2量が著しく多かったが、薗核 では広い水分ポテンシャルの範囲(-1∼-一15Ⅰく1)a)で多く、0ⅠくPaでは少なった。 (2)繁殖体からの炭素溶出は、pIlに関係なく低温で土壌の水分量が高くなるに つれ増加した。 (3)全炭素喪失量は卵胞子では土壌pI-Ⅰ8で高温の35℃の条件下で一番多く、厚 膜胞子と薗核では30℃で多かった。.卵胞子と厚膜胞子からの炭素喪失量は-1Ⅰく1)aの ときが他の水分ポテンシャルよりも多かったが、歯核では各水分ポテンシャル間で大 きな差はなかった。 (4)各繁殖体の呼吸による喪失量は水分飽和状態下の厚膜胞子と菌核、および低

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-53-温5℃での卵胞子の場合を除き、全炭素喪失量の50%以上を占めた。 (5)卵胞子と厚膜胞子は土壌pI-Ⅰが5、6、7、8で高水分ポテンシャル(0と -1ⅠくPa)・高温度条件下で急速に発芽力、生存力、および病原力を喪失した。一 方、薗核は水分ポテンシャルの広い範囲で発芽力、生存力および病原力を喪失した。 (6)土壌に置床中に生じた繁殖体からの炭素喪失量はそれらの発芽九 生存九 および病原力と負の相関があった。 (7)菌類の各繁殖体は始めは外部からの栄養を必要とせずに発芽したが(栄養非 依存型発芽)、内在炭素喪失量が15∼1■7%になると、発芽に外部からの栄養を必要 とするようになった(栄養依存型発芽)。また、30%以上喪失すると栄養非依存型発 芽は全くみられなくなり、生存力や病原力も著しく低下した。 (8)キュウリ、インゲン、またはハッカダイコン種子に40%またはそれ以上に炭 素喪失した卵胞子、厚膜胞子、薗核をそれぞれ接種したところ、20%喪失した繁殖体 を用いたときに比べて、各植物体は良好な生育を示した。 以上、各種土壌環境要因が病原菌の繁殖体の活性に著しい影響を及ぼすことが明か になった。また、その程度は環境要因と繁殖体の種類の組み合わせで先なることも見 侶された。このように本論文は、病原菌の繁殖体からの可溶性貯蔵物質の奥失に伴う 病原菌の衰弱化の機構を栄養物質の質的、量的面から解析することにより、どういう 土壌環境下で、あるいはどの括抗微生物との組合わせで各病原菌が早急に活性を失 い、速やかに死滅することを明らかにしている。本研究から得られたこのような知見 の集積は静薗作用に基づく生物防除技術を確立する上で大きな指針を与えるものと考 え、本論文の成果を高く評価するものである。 審査に際しては公表されている論文内容も考慮され、最終試験の結果と併せ審査員 一同満場一致で合格と判定した。

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