二者間の接近。被接近場面における
pe:rsonalspaceの認知的差異
専 攻 人 間 教 育
コース
人間形成コース
氏 名 長 堀 萌 恵
{問題の所在と呂的l
personal spaceとは、一般に「個人が習 慣的に他者との間にとる距離」のことであ る。この per:sonalspaceを構成する要因に は、自分が相手に近づきたい距離のみでは なく、相手が自分に近づかれたいであろう と予測される距離も含まれているのではな いかと考えた。なぜなら、自分が相手に近 づく距離と、相手が自分に近づくであろう と思われる距離とは、二者の関係や、相手 への感情などによって変化すると考えられ たが、これらによる差異は認められなかっ たからである(長堀ら,2
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1
1
)
。そこで、本 研究では、二者の接近 a被接近場面におけ るpersonalspaceについて、自分が相手に 対して持っている personalspaceと、相手 が自分に対してー持っていると推測される personal spaceの前方空間の大きさについ て箱庭を用いた実験をおこない、 personal spaceを構成する要因に、自分が相手に近 づきたい距離の他にも、相手が自分に近づ かれたいであろうと予測された距離も含ま れているのかについて検討した。また、そ の際、相手に対して抱いている好悪感情を、 「日本版Love-Li随 時 尺 度J(藤原ら,1
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8
3
)
を用いて調べることにより、好悪に よってpersonalspaceの大きさに差異が生 じるかについて検討した。 {方法}指 導 教 員 皆 川 直 凡
被験者 T大学生 17人(男性 4名、女性1
3
名;年齢1
8
圃2
3
歳、m=19.88
、SD=
L18) 実 験 期 間 平 成2
3
年1
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月2
5日
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"
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-
2
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年1
1
月2
5
日 準 備 物 質 問 紙 、 砂 箱 、 人 形 ( 男2体、女 2体)、巻き尺、記録用紙 手続き 自分が相手に対して抱いている愛 情と、相手が自分に対して抱いていると予 想される愛情について、質問紙「日本版 Love -Liking尺度Jを用い、ある特定の好 きな異性@好きな同性。嫌いな異性・嫌い な向性の 4者それぞれについて点数化した。 その際、それぞれの相手を明確に特定化す るため、相手のイニシヤノレと、相手との関 係を言己入するものとした。関係は(1.配偶 者。 2.恋人・ 3.片想い・4.親友。 5.友 人 .6。 知人・7.その他;自由記述)の中から当てはま る項目に丸をつけるとした。次に、箱庭を 用いた接近・被接近実験をおこなった。砂 箱の両端に、向かい合うように自分の人形 と、質問紙に記入した特定の対象の人形の 中から一体ずつを置いた。「接近一被接近パ ターン群」では、①接近実験として、自分 の人形を、相手に近づくであろう位置まで 動かし、相手の人形を、自分に近づくであ ろう位置まで動かした。②被接近実験とし て、①と逆の動作をおこなった。「被接近 接近パターン群」では、①と②と逆の動作 をおこなった。人形を一体置くごとに、被-21-験者は砂箱が見えない位置へと移動し、そ の聞に自分の接近距離と、二者間の距離を 記録用紙に記入した。 [結 果