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赤外線集中加熱装置による結晶作製 利用統計を見る

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Academic year: 2021

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(1)

赤外線集中加熱装置による結晶作製

著者

山田 隆昇

雑誌名

技術報告集

3 (1997年度)

ページ

35-40

発行年

1998-04-06

URL

http://hdl.handle.net/10098/7634

(2)

赤外線集中加熱装置による結品作製

第二技術室物理計測班山田隆昇

1. まえがき

単結晶作製には,卑金属発禁淋のニクロム線・カンタバ線(""1200

0

C) を使用した結品炉が多く

使用されているが,蒸気圧の低し、高融長単結晶0850""2800) 作製には,フローテイングゾーン方

式の赤外線集中加熱単結晶製造装置(""2800

0

C) が極めて有効でかつクリーンで良質の単結晶カ可乍

製できるので,この装置を初めて駆使して,単結品の作製,結晶の上下(直進・回転)移動機構の

製作,謝斗のプレス治具の製作,操{乍技術の修得研修を行った.

2. 赤外線集中加熱単結品製造装置の構成

図 1 は,赤外線集中加袈禅結晶製造 装置 (SC-5D NEC) の主要部分を示し

た概略図で,製源はキセノンアークラ

ンプ (5400w) で,ここから出た光は 周囲の回転楕円面鏡(内面金メッキ)に より加熱点に集光される.加熱部は, 透明石英管の中にあり,上部からは上

主軸に縦ヰプレス治具(製作)に粉末

原料を入れプレス製作した蝋話相棒 が白金線 (φO. 5) で吊され下部 主軸には製作した上下(直進・回転〉 移動樹薄の転造ボールねじ先端にカン タル線(ゆ 1 )に固まれた種結晶がの っている.加熱によりこの上下 2 つの

部ヰ棒の聞に浮遊溶融帯が形成される.

上主軸は左回転しながら下がり

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,下主軸は右回

転しながら下がり (0.

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両者を回転させながらゆっくりと集光

された加熱点より引き下げる事によっ 上下1多重力の上主的 域ス 棒務、ノ 結一般レ

メメー

、4明石英管 スピード可哀モーター 図 1 赤外線集中加製蝉結晶製造装置の概略図

-

35 ー

(3)

て上側の:脳話料棒が融け下側の樹古品が成長する. 特長高温 C28000 C) が手軽に得られる. 赤外線加熱のため,高周波誘導加熱で溶融できない 種々の酸化物単結品等の育成が可能. フローティングゾーン方式で,るつぼが要らず,不純物が 混入しないので,高純度の単結晶を容易に得られる. 浮遊溶融帯の部分が石英管で遮断されてい るので,結晶成長に最適の雰囲気ガスを使用する事が出来,圧力も変える事が出来る. 赤外線は 円周方向から浮遊溶融帯を日弱すでき,円周方向の温度分布が均一である. オペレータはスクリー ンに映し出された浮遊溶融帯を紺続して臨見する事が出来る. キセノンランプは長時間安定した 赤外出力が得られパワーコントロ-;[ぬt容易に出来る.

2

-1. 加熱部

発光源は,高圧短アークキセノンラン プ(電極空冷)で図 2 のような形状を 図 2 キセノンランプ (5釧)W) しており,上側陽極(モ 1)7ゃヂ ン)と下側 陰極との聞に逆円錐形(ゆ 3x5) のプラ ズ、マが形成される.ここから出る光のス ペクトルは図 3 示すように 8000--12000λ の近赤外部にスパイク状の出力がある. ランプ入力は 1

-

-5

KW の範囲で可変と なっており,一定電力を保つようにサイ リスタ制御がなされている.ハロゲンラ ンプと比較してパワーが大きくとれ近 赤外部にスパイク状出力を持ち,かつ発 光源れわさし、ため集光率が:J::がるので, 50 日

\人

300040005日日日6000 1日 00 8000 9000 10000 11000 j座長 (λ) 図 3 キセノンランプの発光スペクトノレ より高温に到達する事が出来る.ただし,発うも源の体積約わさし事により温度分布が非常にシャー プになるため,結晶によっては集光効率を犠牲にして温度分布の平坦化をはからねばならない.ラ ンプの寿命は 500 時間程度である.

2

-

2. 回転楕円面鏡

キセノンランプは銅製の回転楕円面鏡(内径 220剛外側水冷)の一方の焦点に集光される. 内面は金メッキされており,反射率はキセノンランプのスパイク出力の波長付涯では 100児に近く, また次のような長所をもっている. ランプから放出される光はどの方向のものもすべて有効に集 光される. ランプ側だけで得なくあらゆる方向から集光されて加熱カ叶子われるので棒伏の被加熱 体の円周方向の温度分布が良くなる. コンパクトでかつ外部に加油郎、ため保護眼鏡等を必要 としなし\ 36

(4)

-3. 結晶の上下(直進・回転)移動機構の設計製作

く 種結晶 健二 力ンタ j レ線 切 一一一一白金繰 一 車Z造ボ-)レねじ カップリング I I I

t

:

I 門| 上

下トli町nI9~叫9ートし/ワ減イ速ヤギヤ

よい 1;1

1 11

j重り

スピード可変モータ一 図 4 結晶の上下(直進・回転)移.iJU戯構 回転楕円面鏡・キセノンラ 結晶の上下(直進・回転)移腕僻頭 赤外線集中加熱単結晶製造装置の結晶上下機構は,上主軸・下主軸とも直進と方消回転カ可子える 機構で,上部については 2 個のモーターで直進と回転を同時又は回転のみで動きメーカ製作ですが, この装置を頂いた時前任者の方は,加熱のみに使用されており結晶作製には使用しなかったので下 部の結晶移動機構はなかったので今回新たに讃十製{乍しました図 4 が下部結晶の上下(直進・回 転)移動機構断面図で, 1 佃のスピードモーター (PSH425-401P

オリエンタル)と転造ボールねじ(服B-1

0

0

2

-

4

0

0

-

C

1

0

-

5

0

KSS) にて 先聯吉晶の上下と回転を同時 に行います.スピードモータ ーは図 4-1 のように台板に は固定されておらず,上下は スチールボール(ゆ 3)主渚は ベアリング(63522 NSK)で固 定しスピードモーターと~iii量 ボールねじ一体の上下移動が 滑らかに,かっふ寸lない様 に工夫されています.またス ピードモータ-自身(3kg)重 呉 ル金 一付 ポ取ク ル一ン 一司 ノ 川一 J 3 チ一ア φ スモべ / M5 ナッ卜 t5 真織し t 10 真総仮 図 4-1 スピードモターの上下移動樹持

37

(5)

-く滑らかに上下するために,バランス用の重りをワイヤー(ゆ1)で釣ってモータ一重量とのバラ ンスを取ってあります.

4. プレス試料作製の治具製作

プレス謝斗を作るために,図 5 の様なステンレス製でプレス治具CD= ゆ 50x150, d= ゆ 10) を製作 しました. 1 本のステン棒から半円分づつ削り 2 個で l 個の治具に,又 l 本を分割して他の謝斗と 混合し刻、ょう掃除でき,次のピュワーな識ヰ製作に考慮しました.真ん中(ゆ 10) には訪科プ レス穴を開け,治具台座には,試料プレス中の空気抜きのための真空引き口を取り付けました. 六角穴付きボルト 治具台座 図 5 プレス試宇H乍製治具

4

-

1. プレス試料製作

上記のプレス治具を使用し て図 6 のようなプレス謝特 製作しました最初に ESR 実験の試料:酸化アルミニ ウム+酸化クロム CA1203+Cr20

1

m

o

l

%

Ruvy) のプレス試料 を作ろうと粉末仇態で治具に いれ序々にプレス(1 --10

t)

しましたが.何回やっても棒 状にはならず底の数酬が固 くなるだけで, 次にバイン ダーとして少量のポリビニル アルコールを水に溶かしその プレス試料と製作した治具写真 φ0.3 白金保 /1φ1 0 ,---伝道7lt -)レねじ

中へ酸化アルミニウム+酸化

図 6 作製した棒状のプレス謝j|

図 7 ~凶ねじう也市固定のフ。レス制ヰ

-38 ー

(6)

クロム (lmo1出)を入れよくかき混ぜ,ホットプレート上にて乾燥させた粉末をプレス治具に少量 (全体の 1/4g)入れプレス(1. 5t) し,を数回繰り返しある程度の長さになったら最後に全体にプレ ス (3t) した.そして台座を取り除き,パイプ状の管を台座に置きその上にプレス治具をセットし て,試料抜きのために再度プレスすると図 6 の様な円柱状の固い試料棒(ゆ 10x50)が出来た.出来 た素材棒(誠司棒)は,図 7 の様にお宣ボールねじの先端にカンタ jレ線で、囲った中に入れ,赤外線 集中加熱単結晶製造装置にセットし結晶製作に入る.

5. キセノンランプ焦点付近の温度測定

赤外線集中加索禅結晶製造装置 内のキセノンランプ焦点付近の温 度をタングステン・ 5% レニウ ムータングステン・ 2

6

%

(

W

.

5

9

6

Re-W・ 26児 Re) の高融点梨県診すを使 用しスクリンに投影される熱電対 の先端を目視しながら 2mm 毎に移 動して,起電力をデジボルで測定 を行った.図 8 が温度分布図でキ セノンランプ焦点を離れると急激 に温度が下降しているのがわかる. キ セ ノ 10 ノ ラ 5 ブ 答。 の 事従 -5 方 "コl 一一 10 5

5-

15 20 25 30 温度 (xl00 "C) -20 図 8 キセノンランプ焦点付近の温度分布 6. まとめ 初めて使用する赤外線集中加袈蝉結品製造装置で構成・操作を研修している中で,結晶の上下(直 進・回転)移動樹齢t上部しかなく,下部にも必要である事がわかり急速設計製作した.予算も少な くモータ -1 個で,転章ボールねじを利用して製作しうまく E鴎させる事が出来良かっ fこ,しかし 転造ボールねじを利用した事により結晶作製の透明石英管内を真空にする事が出来なくなった プレス治具の製作,単結晶作製試料のプレス成形では,試料を回し棒状に固める事が出来ず,ゴ ム風船やテフロンチュウブの中に粉末試料を入れプレスしたりいろいろやったが,結局制ヰを固め るためにバインダーとしてポリビニルアルコールを使用したが,ピュアーな結品が出来るか心配で・ ある. キセノンランプ焦点付近の温度においては,高温測定のため一瞬にして熱電対やムーライ トチュウブ(絶縁管)を溶かしかなりのガスをだし透明石英管を曇らせてしまったりしたが,熱電対 の先端をムーライトチュウブから突き出して測定した. 以上赤外線集中加製禅結晶製造装置の構成・操作技術の修得,単結晶作製試料のプレス成形技術 の修得等は出来たが,単結晶育成については溶融までは行ったが育成・結晶評価ついては,時間が なく次回にして,今回はここまでで研修終了とした n叫 υ q u

(7)

謝辞

謝斗のプレスには,環境工学科構造実験室のコンクリート試験機を使用させて頂き, ~it験機の運転を して頂し火構宣実験室の福田高技官,安藤誠技官に深く感謝し、たします

参考文献・資料

(1) 北津宏一・立木秀康

:

キセノン・アークイメージ炉による高融点物質の単結晶製造 東京大学工学部 (2) 武居文彦

:

赤外線集中加熱炉による単結晶育成 東北大学金属研究所 (3)) 高須新一郎

:

結晶育成基礎技術 東京大学出版会 (4) 飯田修一他 4 名: 物性定数表 朝倉書店

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参照

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