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高齢者の身体的活動能力(生活体力)の測定法の開発

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Academic year: 2021

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196 第43巻 日本公衛誌 第3号 平成8年3月15日

高齢者の身体的活動能力(生活体力)の測定法の開発

種田

行男

荒尾

西嶋

洋子

北畠

義典

永松

俊哉

一木

昭男

江橋

前田

 我々は高齢者における体力の概念を『機能的に自立して日常生活を支障なく過ごすための身体的な動作能 力』と定義し,これを『生活体力』として客観的に評価する測定法を開発した。この測定は日常生活の主要 動作に関連する4つの測定項目から構成された。すなわち,起居能力,歩行能力,手腕作業能力,および身 辺作業能力である。これらの測定は765人の地域在住高齢者を対象に実施された。  各項目の測定値に著しい歪みはみられなかった。再検査法による2試行目の測定値は1試行目に比べて有 意に(p<0.001)短縮したが,1試行目と2試行目の間には有意な相関関係(r=0.857∼0.942)が認められ た。各項目の測定値と年齢との間に有意な相関関係(r=0.503∼0.627)が男女ともに認められた。各生活 体力測定値は,壮年体力テストの各項目の測定値(r=−0.445∼−0.763),および脚筋パワーの各測定値 (r=−0.390∼−0.657)との間に有意な関係が認められた。また,生活体力の総合得点と壮年体力テストの 総合得点との間にも有意な相関関係(r=0.740,p<0.001)が認められた。  これらの結果から,本研究で開発した測定法は,高齢者の身体的生活機能を客観的に評価し得る測定法と して信頼性が高く,その有用性および実施可能性も高いものと判断された。 Key words : 高齢者,身体活動能力,生活体力

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