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コミュニケーション能力の素地を養う小学校外国語活動 : 「積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度」を育成するために

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Academic year: 2021

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(1)     コミュニケーション能力の素地を養う小学校外国語活動. 一「積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度」を育成するために一                                        教育実践高度化専攻.                                    小学校教員養成特別コース                                      P10054K 岡島麻由子. 1.研究報告書の構成. する態度」を基盤としたコミュニケーション能力の素地を育成. 序章  研究の目的と方法. するために、コミュニケーションそのものの楽しさを通して、. 第1章 小学校外国語活動成立の経緯と課題. 相手の思いを理解しようとしたり、他者に対して自分の思いを. 第2章 r積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度」. 伝えることの難しさや大切さを実感したりすることのできる小.      を基盤としたコミュニケーション能力の素地を育成. 学校外国語活動の授業づくりについて考察する。.      する小学校外国語活動の構想. 第3章 r単元における課題達成を目指した外国語活動」の実. ②.研究の方法.      践と省察.  第一に、文献研究から、小学校外国語活動の現状における課. 終章  研究の成果と今後の課題. 題を考察し、r積極的にコミュニケーションを図ろうとする態 度」を育成するための授業づくりの在り方について検討した。. 2.研究の概要. 第二に、文音階学省の『Hi,缶en出!2』を教材にして検討に基づ. (1)問題の所在と研究の目的. く授業を具体的に構成した。第三に、構成した授業の実践を以.  2011(平成23)年4月より、小学枝の第5、第6学年におい. 下の2つの観点から考察した。. て、完全実施されるに至っている小学校外国語活動の目標は、. (1)授業の振り返りカードの記述内容. r外国語を通じて、言語や文化について体験的に理解を深め、 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、. (2)検証授業の事前、事後アンケートによる自己訓面を数値化し  たデータ. 外国語の音声や基本的な表現こ慣れ親しませながら、コミュニ ケーション能力の素地を養う。」ことである。この目標の内容は、. 3.研究の成果. 外国語を通じて、言語や文化について体験的に理解を深めるこ.  まず、第一章では、外国語活動が小学校に導入さるに至った. と、外国語を通じて積極的にコミュニケーションを図ろうとす. 経緯と外国語活動の現状、そして現状から見えてくる小学校外. る態度の育成を図ること、外国語を通じて、外国語の音声や基. 国語活動の課題について明らかにしている。ベネッセ教育研究. 本的な表現に慣れ親しませることという3つの柱から成立して. 開発センターの平成22年(2011年)『小・中学枝の英語教育に. おり、中でも、現行の学習指導要領においては、「積極的にコミ. 関する調査』の結果から先述した、現状の小学校外国語活動が、. ュニケーションを図ろうとする態度」の育成を図ることをそれ. 「積極的にコミュニケーションを図ろうとする態劇を育成す. らの中心として位置づけ、重視している。ここでいう「コミュ. るような活動、すなわち、外国語を注意深く聞いて、相手の思. ニケーションヘの積極的な態度」とは、『小学校学習指導要領解. いを理解しようとたり、他者に対して自分の思いを伝えること. 説 外国語活動編』(2008)において、外国語を注意深く聞いて、. の難しさや大切さを実感したりすることのできる活動として十. 相手の思いを理解しようとしたり、他者に対して自分の思いを. 分とは言えないという指摘について、その原因は、現状の外国. 伝えることの難しさや大切さを実感したりしながら、積極的に. 語活動が、友達と競争して勝敗を決めることや、ゲームを攻略. 自分の思いを伝えようとする態度などのことであると定義され. することといった単なる「ゲーム」的な楽しさが中心の活動と. ている。しかしながら、ベネッセ教育研究開発センターが、平. なっていることにあると考えられることを、文部科学省の『小. 成22年(2011年)に、全国の国公立中学校の中学1年生に対. 学校の英語教育に関する意識調査』(2004)、ベネッセ教育研究. して行った『小・中学校の英語教育に関する調査』の結果から. 開発センターによる『第2回ノ」噌交英語に関する基本調査』中. は、現状の小学校外国語活動が、r積極的にコミュニケーション. の児童へのヒアリング調査(2011)、長沼・小泉による調査(2012). を図ろうとする態度」を育成するような活動、すなわちコミュ. から明らかにした。. ニケーションそのものの楽しさを通して、相手の思いを理解し.  その上で第二章では、本研究におけるrコミュニケーション」. ようとたり、他者に対して自分の思いを伝えることの難しさや. とrコミュニケーション能力」についての基本的な考え方を示. 大切さを実感したりすることのできる活動として、十分とは言. し、『積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度」とは、. えないことが見えてきた。. その中においてどのように位置づくのかを明らかにした。そし.  そこで本研究では、「積極的にコミュニケーションを図ろうと. て、単なる「ゲーム」的な楽しさが中心の活動から脱却し、「積.

(2) 極的にコミュニケーションを図ろうとする態度」を基盤とした.  実践から得られた具体的成果としては、第一に、第2時にお. コミュニケーション能力の素地を育成するための小学校外国語. ける児童の振り返りカードの次のコメントから、単元において、. 活動の在り方として、「単元における課題達成を目指した外国語. 達成すべき「課題」を設定し、それを目指して活動を展開して. 活動」を構想し、提案した。(図1参照). いくことで、その過程におけるゲーム等の活動の目的を明確化 し、児童に活動の目的を見失わせないようにすることができる. シ重コ⇒[重コ1⇒舳二ヶ一シ・ン. 議鋤一. ㎜. 2=幽   ユ地  ^ コ. 顯 霊曇. 織膿. は結果から、r単元における課題達成を目指した外国語活動」の.  =■ツ. 書1   ケ. 享看. ることや、ゲームを攻略することの楽しさ)が中心の外国語(英. ↓麦. 語)活動と完全に区別できるものであるとは言えないものの、.  三五.   、   ソ.   ヨ. 実ヨ 字義. 郷. ?.  第二に、本実践において児童に行った事前・事後アンケート.  算ミ  扇ユ.   1. 会う. ことを明らかにできた。. 児童にとって、「積極的にコミュニケーションを図ろうとする態. 弓. ・  ル. 実践は、単なるゲーム的な楽しさ(友達と競争して勝敗を決め. 度」を育成していくことにつながる実践、すなわち、相手の思 いを理解したり、他者に自分の思いを伝えたりすることの難し さを感じながらも、相手の思いを少しでも理解できたり、自分. 図1 r単元における課題達成を目指した外国語活動」の構想. の思いを少しでも理解してもらえたりすることによって味わう. ことのできる喜びや達成感(コミュニケーションそのもの楽し  第三章では、第二章で提案したr単元における課題達成を目 指した外国語活動」の構想に基づきn迅箇ends!2』のLess㎝4 ‘“㎜㎎ht”を教材として授業を構成し(図2参照)、実践し. さ)のある実践として、一定の成果が認められることを明らか. にできた 4.今後の課題. た授業の毎時を考察することで、「単元における課題達成を目指.  本研究においては、「積極的にコミュニケーションを図ろうと. した外国語活動」を具体化すると共に、実践から得られた成果. する態度」の測定を可能にする質問紙や尺度の作成について不. について、児童の振り返りヵ一ドのコメントと、本実践の事前. 十分であったため、授業の結果、児童のr積極的にコミュニケ. と事後に児童に行ったアンケートの結果から考察した。. ーションを図ろうとする態度」の育ちを検証することはできな かった。サヴィニョン(2009)においては、第二言語学習にお. [憂コ≠>[壷重ヨ 報■■    r柵㈱る」. ける「態度」の測定について、態度自体を測定することは難し いことであると指摘されており、経験を積んだ研究者から認め られたものでも、批判されることがあり、態度の測定に関する. 活動の目的の扇竈化. 議論は、今後もしばらく続くであろうことが述べられている。 【目梶と主な拍動内電報. 胆. 冒講. 顯. OI●■をI一●■L.^. ○力■I■■■畠I1. 邊屯,■}て建}=. 6. しかしながら、r積極的にコミュニケーションを図ろうとする態.  ■i≡“●. 一=植市■しむ.. ○ヨ量■向訂弓こと. がで,るよう1=す. 度」を測定可能なものへと具体化することができなければ、現 行の学習指導要領が示すような、相手の思いを理解しようとし たり、他者に対して自分の思いを伝えることの難しさや大切さ. 軌I●しむ.. を実感したりするような活動をどれだけ実践することができた. 醐職 o■■と出。与.. 振. ○男文化(I‘}o^. 素. I1島I1“、モ}1=. 間進した圭佗。 ヨ●u〕に出■う. ○県■I^o t l,■. 犯. ■肺11LO.. ○重1I’I11=,. Φ. 業. 書講 o≡1富内。■I□に. 号、. 問. ○. 理.  ●ji≡‘9●. する.. ・キーワー一ゲーム ・カル垣I,!りサーム. Φ覆1I■する. =1●橋。資11^山〕. ○カ■■^す■I1 制!号。. ○カ●壱■す高調. ・I■1■げゲーム. ・げイモソセ}ヌ{ 一ム. ・ツ午ウトケーム. ・■旧劇り廿一ム 。■リ出}■可る.. る.. oliり邊り邊する。. ○握1I害する. ・サイモソセ,ブ{. ・げイモソセッヌゲ. 一ム ・I●}^て{一ム看 『る.. ーム壱訂{. o…量県内。o I‘■ I川=電{る・,□ 著τる.. ・■皿ゲーム. としても、そもそもそのような実践を通して、児童にr積極的 にコミュニケーションを図ろうとする態度」が育成されるのか. 099通Iloた。 ○コミュ=ゲー ツ!ソ。■□{. 蜆■1■竈する。. 。 l‘}⑰裏i裏1□. 1=rいτi一間■. ○置■モ■る.. する.. ・虫●uo}図{.. ということについて不明確のままである。.  r積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度」を測定 可能なものとして具体化することを検討していくことを今後の. コミュ=ゲーツ ,ン{■しτ寛. 筆者の課題としたい。. ○吉{る.. ○腕り退り査7る.. oi■■■‘‘寸み ・宇匝■田Φ‘■■,壱. 間一で.遺,内■ する.. 図2 『恥識e皿偲2』レ昌son4‘“m㎎ht”の単元構成. 修学指導教員原田智仁.

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