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高梁糖を原料とするビタミンB_1剤の製造に関する研究 第1報 : 高梁糖及び高梁糖麹のビタミンB_1含量

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Academic year: 2021

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(1)Title. 高梁糖を原料とするビタミンB_1剤の製造に関する研究 第1報 : 高梁糖 及び高梁糖麹のビタミンB_1含量. Author(s). 細井, 敬三; 井爪, 清一. Citation. 北海道學藝大學紀要. 第二部, 9(1): 66-69. Issue Date. 1958-07. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/5561. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 北海道学芸大学紀要 (第二部). 第9巻 第1 号. 昭和33年7月. 高 梁 糠 を原 料 と す る ビタ ミ ン BI剤 の 製造 に 関す る 研 究 第1報. 高梁糠及び高梁糠麹の ビタミ ン B ・含量. 細 井 敬 三o井 爪 清 一 北海道学芸大学岩見沢分校. ion of vi ichi lzUMR : Studies on the product tamin izo 日o8or Ke , Sei. B1 preparation, using Kaoliang Polishings as raw nnaterials iang pol i Report l, The vi tamin B. content of Kaol shings ii l l l i t ‐ca e) ed Ko n Japanes and their ma s (so. 本研究の目的は米糠に次いで豊富な ビタミ ン BI 資 源 と して の 高 梁 糠 か ら ビタ ミ ン BI 剤の経済 的製造法を確立するためである, 高梁糠からビタミン B1(以下 B1 と略記する) 抽出のためにす. でに用いられた酸加水分解法は, 原料中のタンニンを不溶性フロノ ミフェソに変化し且つ酵母培養液 に栄養物質を供給するために, 澱粉を ブドウ糖に転化させる利益を有する, だがこの方法は比較的 に多量の鉱酸消費の困難をともなう, 著者等は鉱酸の多量消費を避けるために, タンナー ゼ及びア ミラー ゼに富むかび類を酸の代りに利用Lようと企図した, 或る種 の Aspのg効目婚 は こ の 目的 に 適 合 して い る,. 著者等は本研究において高梁糠の BI 定量, 各種総状菌の高梁 タンニンに対する脱タンニ ン作用 及 び高梁糠麹の糖化液を培養液とする酵母培養等の諸実験を実施した,. 高 梁 糠 の BI の生物学的定量法は比較的正確な結果を与えるが, 化学的定量法は困難がともない. 両種定量法によってえた結果には大きな差異がある, このため著者等は高梁糠及びその麹の B I含 量をプレブルダ氏法によって定量した成績を先ず本報で報告する, 1. 高 梁 糠 の BI含 量. ) の十姉妹の試験成 /gに達し, 高 田1 井爪清一の鼠の試験成績によれば, 高梁糠の BI 含量は 15γ 4れ / 績は 11 g であった, これらの試験成績 は高梁糠の BI 含量が米糠に次いで多量であることを示 . ) は プ レ ブ ル ダ氏 法 に よ り高 梁 糠 の BI を 定 量 して 0 5γ /g を 得 た, こ のよ うに して い る, 川 上 等2 .. 動物試験結果と化学的定量結果とは一致しない. 実 験 の. 部. ) に よ る BI 定量に及ぼすタ ンニ ン酸の影響 1 ’4 . プ レブ ル ダ氏 法3 3 001%) タ ン ニ ン 酸 液 lcc を 加 え, 水 で全 量 を 3. 6γ/ 1% (0 01% 叉は 0 B c c cc の I 溶液 に 0, . . 1occ とな した 後, プ レブ ル ダ氏 法 に よ り BI を定量した, 得た結果を第1表に示す, 01% 含有する場合, プ レブル ダ氏試液による呈色反応は全く阻害さ BI 溶液中にタンニン酸 が 0 , 13% 001% の場合は呈色反応はいくらか阻害され, B れ たの で測 定 値 は 0 と な り, 0 I 回収率は 67 . . 0001% の 場 合 は タ ンニ ン酸 の 影 響 は 殆 ん ど な か った, で あ っ た, 0 .. タ ン ニ ン酸 を 含 有す る BI 溶 液 中 の BI を定量する際, タご /ニン酸を酢酸鉛液にてあらかじめ除 - 66 -.

(3) . . 細井敬三・井爪清一 第 1 表 タ ンニ ン酸 液. o . gF. 望 さ% 2. ・平 値 ド・夢 率 o o 1判事滋1B % , g と. 1. 3. 0 001 , 0 0001 ,. 1. 4(対照). 7 25 . 10 40 . 10 35 .. 67 13 . 96 30 . 95 83 .. 6γ 去した後に行った, 即ち 3, / cc の BI 溶液6 c cにタンニン酸稀薄液2c 0%酢酸鉛 cを加えた後, 1 l 0 2 液0 c c及び水を加えて な 縦 c c 1 o 全量を と この し 過 した 個 液 cc に つい て BI を定量 して得 . ,. た結果を第2表に示す,. 第 2 表 櫨者 locc. タ ンニ ン . BI 含 γ. 0 I ,. 量. BI回 収 率 %. 10 26 ,. 0 01 ・. 10 78 . 10 18 . 11 00 ・ 10 35 .. 備. 考. 00 95 . 99 81 . 26 94 . 1 01 O L 85 .. 10%酢酸鉛液 2c c添加. 95 83 .. 次に米糠浸出液にタンニン酸液を加え, 該酸のBI定量に対する影 響を検討した 即ち米糠5gに ,. ヂア ス ター ゼ 及び タ ン ニ ン 酸 液 を 第 3 表 の如 く加 え, 硫 酸 酸 性 (PH=4 5) の 条 件 で 全 量 を loocc . と な し, 37oC で2 4時間作用させた後, 漉遇して得た浸出液から 20cc を 採 り, こ れ に 10% 酢酸. 鉛液4ccを加えてタンニン酸を除去 した, 得た滴液に酸性白土0 2g を加えて B.を吸着させ プ レ , , ブル ダ氏法により BI を定量した, 得た結果を第3表に示す , 第 3 表 米. g. 糠. 1. r 「 ノ. 2. に ノ. 3. r 「 ノ. ヂア γ ゼ き 騒轟 Cc. 署 ÷! ; 登. BI 含 量 / γ g 28 22 . 56 30 . 29 22 .. 以上の実験結果はタンニ ン酸を添加した BI 溶 液 中 の BI を プ レブル ダ氏法によって定量する時 は, タンニ ン酸を酢酸鉛液にて除去すれば, BI の回収率は充分であるということを示す , =. 高梁糠 ,の BI定 量. 1 , B工 浸出液をそのまま用いた場合 高梁糠 20g に水及び稀硫酸液を加えて2 00c 5)] cとなし (PH=4 . , 時間振豊後, 癒遇して得た浸 l o o 2g を 加 え て BI を吸着し 常法により遊離 BI を定量した 総 BI 定量 出液 cc に 酸 性 白 土 0 , , ,. は高梁糠 20g. に水 及び 稀硫 酸 液 を 加 え て 200cc と な し (PH=4 5), ヂア ス タ ー ゼ 0 2g 及 び トルオ , ,. 7oC にて2 4時間放置した後, 禰過して得た潤液l ー ル lccを 加 え て 3 ooc cに酸性白土 0,2g を加え. て吸着させたものについて行った,キシロール層は呈色しなかった, 即ち BIは測定できなかった , - 67 -.

(4) . 高梁糠を原料とする ビタミ ン B I剤の製造に関する研究 BI 定量に供した試料中のタンニン含量を KMno ・ 酸化法で定量したところ約2% であった,. 浸出液を酢酸鉛液にて除タンニ ンした場合 2g 及び 5) こ れ に ヂア ス ター ゼ0 高梁様 20g に 水 及 び 稀硫 酸 液 を 加 え て 200cc と な し (PH=4, , , o 4時間放置した後, 淵過して得た滴液から 80 トル オー ル lcc を 加 え, 37 C で2 c c を 探 り, こ れ に 2 . BI. 5% 酢酸鉛液を加えて生じた沈澱を除去し, 得た淵液について BI を 定 量 した, こ の場 合 キ シロー 52γ/g であった, ル層は呈色しないか, 或は呈色してもわずかで, BI の測定値は 0. 2g を作用させて得た浸出液から 70cc を 採 り, これ に 高梁糠 20g に上記の如くヂアスター ゼ 0,. 3 45γ/ cc の BI 溶液 3cc を添加 した後, 酢酸鉛液を加え, 生じた沈澱を瀬則 した, この瀬液中の . 54% で あ っ た, 35γ か ら 6 68γ が 回 収 さ れ, そ の 回収 率 は 64 BI を定量 した結果 BI 添 加 量 10. . ,. BI を添加しない場合測定値は0 であった, 3 , 高梁糠にペプシ ン及びヂアスターゼを順次作用させた後, 浸出液を酢酸鉛液にて除タ ンニ ン した場合 53% 塩 酸 を 加 えて loocc とな し (PH=1 8) 高梁糠 に0 . . , これに ペ プ シ ン (メ ル ク 製 品) を 下 記 o 3 7 4 時間作用 2 C 5 に て ヂ ア ス タ ー ゼ を 37oC で2 の 如 く 加 え, で 4 時間作用させ, 更に pH=4.. 0% 酢酸鉛液を適量加え, 淵過し, 癒液に酸 させた後, 櫨遇 して一定容となし, この一部を探り 1 2 0 0 4 性白土 . 一 . g を加えて BI を吸着させた後, プ レブルダ氏法で BI を定量した, 試演添加量は 3cc b 液 1 5cc a液0 . . , c 波 9cc 水 15cc で, 得た結果を第4表に示す, , 第4表. 高梁糠の. BI 含. 量. 1 高 梁 縦 1 ペプシン1 ヂアスタ1 総B I含量 E タ ンニ ン 1. ・ー l. g. I. io 0 0 0 0. g. 、 1 -ゼ g 1. O J 0 I ・ 0 2 .. 0 5 5 .. 5 0 . 0 5 .. 0 4 . 0 2 .. 05. 0 2 . 0 2 ,. 02 05. 2 0 . 0 2 .. γ/g. 1 i 51 . 3 45 , 22 3 , 1 76 . 37 5 .. -. %. 2 95 .. .. -. - 織. 組. 〃 52 l .. ぎ. -. ペプ シンのみ作用. . 6 00 . 6 52 . 23 7 .. 第4表に見られる如く, 検体量に対するペ プ シン及びヂアスター ゼの添加量と プ レブル ダ氏試液 の増加によって, 高梁糠の BI 測定値は 6-7γ/g に達 した, 既述のように高梁綾浸出液に BI を. 54% であった, 従って高梁糠浸出液の BI 含量の約65 添加して, その回収率を測定した ところ 64 , %が実測されるとすれば, この見掛上の BI 含量 6-7γ/g は, 高梁糠の BI 含量約 10γ/g に相当 す る, プ レブ ル ダ氏 法 に よ る 高 梁 糠 の BI 定量に関する成績はまだ不充分である. m. 高 梁 糠 鞠 の BI含 量. 高梁津 醤 モに水道水をその 30% 量加え, 蒸 し, 冷却 した後種麹を加え,30oC 附近にて数日間置い 2g 8 と な し, ペ プ シ ン 0 33% 塩酸を適量加え pH=1 た, このようにして得た高梁糠麹 5g に 0. , .. 5 と な し, ヂア スタ ー ゼ を加 え, 37oC にて 24 時 間 放 置 した 後, 稀 ア ル カリ 液 を 加 えて pH=4 . o 0% 酢酸鉛液 を適量加え淵 0 5g を 加 え, 37 C で 24 時間作用させた, 溶液を楓過し, 暇液に 1 . 0 0 4 B 2 プ 過した, 癒液に酸性白土 . ‐ , g を加えて I を吸着させ, レブルダ氏法により総 BI を定量 した, 8- -6.

(5) . 細井敬三・井爪清一 0625% 硫酸を加え 遊離 BI 定量には試料に 0.. 0% pH =4 .5 と な し, BI を 抽 出 した 後, 癒 液 に1. 酢酸鉛 液を加え, 除タ ンニンした縦 液に酸性白土を加えて BI を吸着し, 上記の方法にて BI を定 量 した, 得た結果を第5表に示す, 第5 表 高 梁 糠 麹 の BI含 量. 1 使 用. 菌. 種 名. 時 糠 粗. 備. 考. r87 「 ノ (74 ソ ム. 糠. 75t 1. 特 糠. (35 ソ ム. 24 2 .. r57 「 ノ. A功の′g i〃? s “まgBγ f. ペ プ シ ンを 使用 しな い. ′78 b (73 リ ノ ′78 h U. 麹の重量は原料の重量と大差なかった, ペ プシンを用いないでヂアスターゼのみを用いた場合は 両者併用の場合に比して総 BI 測 定 値は 低く あ っ た, タ カヂア スタ ー ゼ の 方 が 局 方 ヂ ア ス ター ゼよ. りも結合状. BI を遊離させる作用が強力であった 粗糠はタンニン含量に 富み 特糠は乏しいから 。 ,. 本定量法に対する高梁糠タ ンニンの影 響は粗糠の方が大であった,. プ レブ ル ダ氏法による高梁綾及びその麹の BI 定量は不充分である. 総. 括. (1) プレブルダ氏法を用いて高梁糠の BI 定量法を検討した, 本定量法による. BI. 定量に及ぼ. すタンニン酸の影響を検査した, タ ンニン酸は本定量法を阻害した, 高梁麹にペ プシン及びヂアスターゼをそれぞれ そ れ らの最適 pH にて作用させ, その浸出液を 酢酸鉛液にて除タンニンした後, プ レブルダ氏法により BI を 定 量 し, 総 ビタ ミ ン BI 測 定 値6一7. γ/g を得た,. (2) 高梁糠麹の BI 含量を化学的に定量し, 総. BI 測定値 6-9γ /g. 19 39 1 ) . . 高田 : 醸造学雑誌, 17 ,( ,706 ・ 5 41 2 19 3 ) . . 川上等 : 大陸科学院報告, ,( ,22. luda 3 l eb e“ z um : Z z , . Pr , McCol . βメメ. C〆 . , ,127 ,(1939) ,495. 4 19 41) 81 . 桜井 : 理研報, 20 . ,( ,2. - 69 -. を得た,.

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参照

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