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自分の学級のよさ、資料「学級しょうかい」

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Academic year: 2021

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小 学 校 第 4 学 年 道 徳 学 習 指 導 案

「自分の学級のよさ」 4−( )学級愛

4 「学級しょうかい」

「ブレーンストーミングで出し合った4の○のよさ」

指導観

○こんな主題をもとに 本主題でねらう 中心価値は4−( )愛校心である。愛校心とは、自分の学校がより明るく楽4 先生や学校の人々を敬愛し、 しい学校になってほしいと願う心である 。学習指導要領では 『、 みんなで協力し合って楽しい学級をつくる。』と示されている。 児童一人一人が自分の所属しているところに 所属感をもち、その集団をよりよくしていこ うとする意欲や態度を育てることは重要である。人とのかかわりの中で、自分の学級や学校 に誇りをもち、友達と協力して、進んでよりよい学校にしたいと 思う児童を育てたい。 児童にとっての学級・学校とは、一日のうちの相当時間を友達や教師と過ごす大切な場で あり、そこから学びとる社会性や豊かな心情は、将来へ向けての人格形成上のいしずえとな る重要な機能を果たしている。学校はよい学級が集まってよい校風となっていく。つまり楽 しい学級づくりは、楽しい学校づくりにつながっていくものであると考える。 この時期の児童は、集団への所属意識が強くなり、自分の学級、自分の学年、自分の学校 と意識がはっきり現れるようになる。こういった時期にこそ、みんなで明るく楽しい学級を つくることのよさや楽しさに気づかせ、意欲を高める指導が大切になる。このことが高学年 になって学校意識へと高まればいいと考える。 ○こんな児童に 、 。 、 本学級の児童は 全体的に明るく素直で何事にも意欲的に取り組むことができる また 学校生活の中での活動範囲も広がり、学級意識というものも高まりつつある。係活動をは じめとして、学級会などでも 自分たちで計画し、何かやろうといった発想も豊かである 。 しかし 「誰かがやってくれるだろう、 。」「自分一人くらいやらなくても大丈夫だろう 」。 など、友達任せの考えをもっている児童もいる。みんなで考えを出し合い、みんなで力を 合わせ、みんなで最後までやり遂げることのよさや大切さに気づかせたい。 ○こんな資料を活用して ○資料「学級しょうかい」 本資料は、放送委員会がそれぞれの学級を紹介する校内放送を題材としたものである。 登場する4年1組は、みんなで長縄跳びをして、自分たちの学級のチームワーク のよさを 。 。 、 見てもらおうと考えた 校内放送までに学級のみんなで 心を一つに練習を重ねる そして 校内放送までの過程を追いながら、学級のみんなで考え、みんなで取り組み、みんなでや り遂げることの楽しさやよさを、児童に共感させ、本主題のねらいに迫りたい。 ○資料「ブレーンストーミングで出し合った4の○のよさ」 事前の朝の活動で構成的エンカウンター・グループで「ブレーンストーミング 」を行っ た。そこでは、4の○のよさについて思いつくままに自由に出し合った。その300以上 もの項目をKJ法で15の観点に整理したものである。 ・気持ちのよいあいさつ ・がんばっているそうじ ・明るく元気なところ ・発表がたくさんある ・優しく思いやりがある ・仲良く遊ぶ

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・いじめがない ・友達のよさを見つける ・男女関係なく仲良し ・言葉遣いがいい ・協力することができる ・悪いとき注意できる ・学習に対してまじめ ・最後までやり遂げる ・担任の先生がいい この15の項目からベスト3をランク付ける対話活動を仕組むことで、自分の学級のよ さを多様にみることができると共に、友達の思いや考えのよさやちがいを受け入れ、認め 合うことができるようにしたい。 ○こんな指導を通して ◎資料から自分たちの生活に入る 資料「学級しょうかい」を活用し、学級のみんなで 考え、取り組み、やり遂げること のよさや 大切さに気づかせる。そして、資料を扱った後に、自分たちの学級を見つめさ せるきっかけにする。 ◎ランク付け対話活動 学級活動の時間と朝の活動における構成的エンカウンター・グループのエクササイズ との関連を図って、自分たちの学級を見つめさせる。 朝の活動で出し合った「4の○のよさ」をランキング付けする活動を通して、自分の 学級のよさを多様にみることができるようにすると共に、友達の思いや考えのよさやち がいを受け入れ、認め合うことができるようにする。 ◎ゲストティーチャーとして校長先生 を招く 終末で、校長先生 の話を聞く。話の内容は、我が小学校のよさと4年○組のよさやが んばりについて話して頂く。校長先生が授業に来て下さり、お話をして下さることで、 児童の学校や学級に対する思いは深まり、さらに学級を友達と協力してよりよくしてい こうとする心情を高めることができると考える。 4 ねらい ○ 資料中の登場人物の気持ちに共感することを通して、自分たちの学級という意識をもち、 友達や先生と明るく楽しい学級をつくろうとする 心情を育てる。 ○ 事前の活動(ブレーンストーミング)で出し合った4の○のよさを ランク付ける対話活動 を通して、相手を大切にするかかわり方を理解すると共に、自分の学級のよさを多様にみる ことができるようにする。 5 本時仮説 本時の学習において、次のような手だてを講じれば、自分たちの学級に対する所属意識を 高め、友達や先生と明るく楽しい学級を今後もつくっていこうとする心情を育てることがで きるであろう。 ○「気づく」段階では、本時学習のめあてをつかむために、今までの体験を振り返り、学 級のためにどんな気持ちでどんなことをしてきたのかについて話し合う。 ○「深める1」段階では、学級のみんなで考え,取り組み、やり遂げることの楽しさやよ さを理解させるために、資料中の登場人物に共感させる。 ○「深める2」段階では、実際に自分たちの4の○の学級のよさを多様にみることができ るようにするために 、対話活動 を通して、ランク付けを行う。 ○「見つめる」段階では、学級への思いを深め、さらに明るく楽しい学級をつくろうとす る意欲を高めるために、校長先生による話を設ける。 6 準備 朝の活動で 出し合ったものを整理した 資料 ・資料「学級しょうかい」 ・学習プリント ・ ・挿絵と言葉短冊 ・BGM ・学級のよさを表す日常生活の写真

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7 展開 学 習 活 動 と 主 な 発 問 予想される児童の意識の流れ 教師の支援 ○発問 ●対話のパターン 1 今までの自分を振り返って. 、 学級のみんなでしたこと ・今までの体験を振り返りやす 本時学習のめあてをつかむ。 ・運動会 ・学級レク ・歌声 くするために,事前に学習プリ ・そうじ ・あいさつ・全員発表 ントに書くようにする。 気 ○『学級のみんなで何かをし よくできた時の気持ち ・今までの体験を振り返りやす づ た時 どんな気持ちでしたか、 。』・やってよかったなあと思った。 くするために,児童が活躍した ●ペアによる対話をする。 ・みんなでやったのでうれしい気持ち 場面の写真を掲示する。 く ・みんなで協力する気持ちはたいせつだな。 ・ よくできた時」と「うまくで「 ●学級全体による対話をする きなかった時」の気持ちを比較さ 5 。 めあて 4の○をもっといい学級にするためには, せ、学習のめあてをつかませる。 分 どんな気持ちが大切だろう。 2.資料「学級しょうかい」を ・教師による範読をする。 読み、学級のみんなの気持ち ・視覚的にあらすじが理解でき について話し合う。 るように挿絵や短冊を用いて板 ( )学級しょうかいを長縄跳びに 書する。 深 1 決めた学級のみんなの気持ち ・他の学級とはちがった学級ら を考える。 ・自分たちの学級がまとまっていることを しさを見せるために、みんなで ○『学級のみんなはなぜ,長 伝えたいな。 決めたことに気づかせる。 縄跳びで学級しょうかいを ・学級のみんなが参加できるから。 しようとしたのでしょうか。』 ・みんなで練習することで,みんなの心が (状況把握的に扱う) ひとつになるから。 ( )長縄跳びの練習している時の ・自分の考えを明確にするため め 2 気持ちを考える。 に、学習プリントにしっかり書 ○『学級のみんなはどんな気 ・みんなで協力してがんばろう。 く時間を設ける。 。』 、 持ちで練習したのでしょうか ・30回跳んで、成功させようよ。 ・全体による対話活動を通して ●自己内対話をする。 ・みんなでやればきっとうまくいくよ。 「みんなで一緒に力を合わせて ●全体による対話をする。 ・みんなでいい学級をアピールしたいな。 がんばる心」に気づかせる。 ( )校内放送を見た時の学級のみ3 ・学級のみんなで練習がんばってよかったな。 ・うまく伝わったかという不安 んなの気持ちを考える。 ・学校のみんなにうまく伝わったかな。 とみんなでやってよかったとい る ○『校内放送を見て,学級の ・ぼくたちに学級はやっぱりすばらしいな。 う成就感に気づかせる。 ① みんなはどんな気持ちにな ・自分たちの生活へつなげるた 2 ↓ ったでしょうか 』 ・ぼくたちの学級も自慢があるよ。 めに、児童の「4の○のよさ」 0 。 (状況把握的に扱う) ・4の○の場合はどうなのかな? についての感想文を紹介する。 分 3.4の○の学級自慢を考え, 朝の活動で出し合ったものを整理した資料 ・対話活動をしやすくするため 対話活動をする。 ・あいさつ ・そうじ ・明るい に、朝の活動(SEG)で出し 深 ( )自分たちの学級自慢について ・発表上手 ・やさしい ・一緒に遊ぶ1 合った「4の○のいいところ」を 考える。 ・いじめがない ・よさを見つけ合う 観点ごとに整理して資料とする。 ○『自分たちの学級の自慢ベ ・男女仲良し ・最後までがんばる め スト3を決めて、その理由 ・悪いとき注意できる・言葉遣いがいい ・それぞれの思いや考えのちが を話し合いましょう 』。 ・協力する・けじめがある ・学習まじめ いやよさを認め合うために、ラ ●小集団による対話をする。 ・私は、男女仲良しを一番にしたよ。わけ ンク付けを行う。 る ●全体による対話をする。 は、とってもうれしい気持ちになるから ② ・僕は、やさしいにしたよ。わけは、困っ 1 ている人を助けている姿をみるといい気持 5 ちになるから。 分 4.よりよい学級を築くために 校長先生の話を聞いて ・学級への思いを深め、明るく は,どんな気持ちを大切にす ・校長先生からほめられてうれしいな。 楽しい学級をつくっていこうと るのか考える。 ・がんばってきてよかったな。 する意欲を高めるために、校長 見 。 ( )校長先生の話を聞く。1 ・これからももっともっとみんなでいい 先生による肯定的な話を設ける 学級をめざしていこう。 つ ( )学習の振り返りをする。2 これからの自分について ・学級への思いを深めるために ○『学習を振り返って、これ ・4の○の学級をもっとよくするために 4の○の学級の歌をBGMとし め から、どんな気持ちを大切 自分にできることは何だろうか。 て流す。 に過ごしていきますか 』 ・これからも明るく楽しい気持ちを大切 る 。 ●自己内対話をする。 にしたい。 ・児童の気持ちや態度のよさを 5 ●全体による対話をする。 ・学級のみんなで協力する心を大切にしよう 賞賛し、学習のまとめとする。 分

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