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これからの福祉と生活環境

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Academic year: 2021

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第3学年3組 社会科学習指導案

1.単元名 これからの福祉と生活環境 「安心して働く」 2.指導観 ○ 本単元では、学習指導要領の公民分野における内容(2)-イに基づいており、「国民生活と福 祉の向上を図るために、国や地方公共団体が果たしている経済的な役割について考えさせること」 を主なねらいとしている。市場経済あるいは市場の機能にゆだねることが難しい、ゆだねられない 福祉の問題、社会保障の問題などを取り上げ、それについて国や地方公共団体が大きな役割を果た していることを考えさせることをねらいとしている。そして、国や地方公共団体の経済活動を支え る財源としての租税の意義、財政について限られた財源の配分という観点から考えさせる内容とな っている。 ○ 本学級の生徒は、全般的に落ち着いて学習に取り組んでいる。1学期の終わりに実施した自己評 価アンケートにおいて、「授業のねらい・内容について」はほぼ分かっていると答え、8割以上の 生徒は「授業中は集中して取り組んでいる」と答えている。だが、「自分の意見や考えを発表でき た」という項目に対しては、半数以上が「あてはまらない」「ややあてはまらない」と答えている。 また、定期テストの記述問題(資料等から読み取り、論理的に記述する問題)に対して何も書けな い生徒が多い。このことから自分で考えたことを自分の言葉で表現することを苦手としている生徒 がかなりいると考える。そこで、自分の考えを整理し、発言力をつけるために、自分の考えやそう 考えるにいたった理由等を文章にする「書く活動」を授業の中に取り入れたい。 ○ この単元では、まず、最初に本時の内容である「労働の意義」を自分の将来と関連付けながら考 えさせる。そして納税者としての意識を持たせながら、政府・地方公共団体の経済活動である、財 政・社会保障制度・社会資本の充実といった内容をつかませたい。その際にはできるだけ生徒にと って身近な地域の話題、最近のニュース・新聞などを教材として使用し、生徒自身が興味をもって 主体的に学ぼうとする意欲を喚起する。公民分野は用語が多用され、説明中心の網羅的な学習指導 に陥りがちである。また、学習内容は、私たち大人にとって日々の生活と直接結びついたものであ るが、生徒にとっては馴染みがないので身近に感じられない内容が多い。そこで、題材をできるだ け身近なものから取り上げ、自分とのかかわりでとらえられるような学習展開を工夫したい。 教科の研究テーマ

『 社会的思考力を高める社会科学習指導 』

~自ら学び、考える場面を取り入れた授業づくりを通して~ 教科の学力向上プラン ・ 一単位時間の中でおさえておかなければならない語句を分かりやすく明示する。 ・ 考える活動を取り入れ、自分の言葉でまとめさせる学習を随時取り入れる。 ・ 普段の授業から多くの資料に触れさせ、多面的・多角的にものを考えようとする態度を育て ていく。 ・ ワークやプリントなどで復習する機会を多く取り入れる。

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3.単元の目標 ○ 国や地方公共団体の経済活動に対する関心を高め、それを意欲的に追求し、経済活動について考 えようとしている。 (関心・意欲) ○ 国や地方公共団体が果たしている経済的な役割や財政について多面的・多角的に考察し、その経 済活動のあり方について様々な観点や立場から公正に判断することができる。 (思考・判断) ○ 国や地方公共団体の経済活動に関する様々な資料を収集し、学習に役立つ情報を適切に選択して 活用するとともに、追及し考察した過程や結果をまとめたり、説明したりすることができる。 (資料活用の技能・表現) ○ 租税の意義と役割、社会保障の充実、消費者の保護、社会資本の整備、公害の防止などについて 理解し、その知識を身につけることができる。 (知識・理解) 4.学習計画及び評価計画(全6時間) 5.本 時 平成20年 11月 日 (1)本時の主眼 ○ 労働について主体的に考え、よりよい労働について考察することができる。 (2)本時の仮説 時 おもな学習活動・内容 手立て・教師の支援 主な評価規準 1 本 時 「安心して働く」 労働の意義、労働形態の変化と 課題を考える 労働形態の変化を理解し、労働に 対する自分の考えを文章にできる よう、効果的な事例を提示する。 思・労働に対する自分の考えを 文章にできる。(ワークシート) 2 「政府の経済活動」 政府・家計・企業の三者の結び つきについて理解する。 なぜ政府が存在し、政府の経済活動 が必要なのかを、身近な事例を提示 することで理解させる。 技・教科書の資料を活用して学 習内容を整理できる。(ワーク シート) 3 「国のお金のやりくり」 税金の種類と役割、国と地方の 財政について考える。 税について生徒の興味関心を引き 出させるような話題を提供し、財政 赤字の改善に対して自分なりの考 えをもてるよう支援する。 思・財政赤字について理解し、 自分なりの考えを文章にでき る。(ワークシート) 4 「経済の安定を求めて」 景気変動が国民生活に与える 影響について考える。 日本の景気の現状を新聞等で理解 し、資本主義の構造を生徒が主体的 に学ぶよう支援をおこなう。 技・景気の変動と資本主義の構 造を教科書を使って整理する ことができる。(ワークシート) 5 「安心と生きがいのある暮ら し」 社会保障の意義について理解 する。 少子高齢社会における社会保障の 費用負担についての問題点を資料 から読み取れるよう支援する。 技・社会保障の問題点を資料を 使って整理することができる。 (ワークシート) 6 「豊かな暮らし」 どのような社会資本が整備さ れることが、生活の充実になる のかを考える。 暮らしやすい町、国づくりのための 考え方や取り組みについて、自分な りの考えがもてるよう支援する。 思・暮らしやすい町、国につい て自分なりの考えを文章にで きる。(ワークシート) 労働の意義や勤労観・職業観の基礎を培う学習の過程において、 自分の将来と関連付け、主体的に考えられえるような教材提示の工夫をすれば、 労働に対する自分の考えを表現することができるであろう。

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(3)過程 学習活動・内容 教師の支援 形 態 配 時 1.収入を得る方法を復習する。 2.ある小学生の卒業文集を紹介する。 ・だれでも発言しやすい雰囲気をつくる。 ・「勤労収入」「事業収入」「財産収入」があり、就業 者の80%が「勤労収入」を得ていることをおさ える。 全 10 3.「職業を選択する上で一番重視する 条件」を発表する。 4.教科書 P116 の資料「働く目的」 を確認し、教科書を音読する。 5.労働の変化を理解する。 6.「派遣労働」について考える。 7.「日雇い派遣労働」の問題点を考え る ・職業選択の条件を「高収入」「安定」「やりがい」 「時間的余裕」「そのほか」とし、どの条件を一番 重要視するか事前に考えさせておく。 ・各々がどの条件を選んだのか、ネームカードを黒 板に貼り、それを選んだ理由を発言させる。 ・一文ずつ輪読する。 ・賃金制度・雇用形態が変化してきていることをワ ークシートでおさえる。 ・派遣労働のしくみを理解させた上で、この労働形 態が広がった理由、メリット・デメリットを考え させ、発言させる。 ・発言を促すために、「派遣労働」のしくみを図を使 って説明する。 ・「ワーキング プアー」(NHK スペシャル DVD) 若者の事例の部分を視聴させる。 個 全 全 10 10 10 8.DVDの感想と将来どんな働き方 をしたいか考える。 【細目】ワークシートに自分の考えをまとめること ができる。 個 10 自分自身が安心して暮らしていくには、どのような働き方がいいのか考える。

参照

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