ソ
ビ
エ
ト
経
済
の
成
長
と
低
開
発
国
援
助
士 口田
靖
彦
一 は し が き 現 在 の 世 界 経 済 の 諸 問 題 は 米 ソ の 経 済 競 争 と の 関 連 で 説 明 せ ら れ る 事 実 が 多 い 。 あ る い は 米 ソ σ 経 済 競 争 の 視 点 か ら 眺 め る こ と に よ っ て 問 題 の 性 格 が は っ き り と 浮 ぼ り さ れ る 事 実 が 多 い と 言 っ て よ い で あ ろ う 。 そ し て 米 ソ の 角 遂 が も っ と も 集 約 的 に 演 ぜ ら れ つ つ あ る 舞 台 の 一 つ が 低 開 発 国 援 助 競 争 で あ る と 言 っ て 過 言 で は な い の で あ る 。 低 開 発 国 援 助 競 争 は 世 界 の 政 治 経 済 の 中 心 町 題 で あ る 東 西 の 緊 張 関 係 が 南 北 の 関 係 、 す な わ ち 、 北 方 の 先 進 工 業 国 と 南 ・ 方 の 低 開 発 国 の 関 係 が 重 な り 合 っ た 焦 点 だ と 見 な さ れ る の で あ る 。 と こ ろ で 、 現 在 及 び 将 来 の 世 界 経 済 の 動 向 を 観 察 予 測 す る 場 合 、 ﹁ ソ 連 の 低 開 発 国 援 助 ﹂ の 実 状 を 適 確 に 把 握 す る こ と は 不 可 欠 な 前 提 で あ る に も 拘 ら ず こ れ の 科 学 的 研 究 は 未 だ き わ め て 未 開 拓 な 現 状 で あ る 。 お そ ら く 、 そ れ は 問 題 の 性 格 か ら し て 多 分 に 政 治 的 な タ ー ム で も っ て . ﹁ ソ 連 の 経 済 援 助 ﹂ の 事 実 と 効 果 を 観 察 す る 結 果 、 時 に 過 大 評 価 あ る い は 過 小 評 価 に 陥 り が ち な こ と に 帰 因 す る と 共 に 、 ソ 連 の 経 済 援 助 が そ の 開 始 以 来 比 較 的 に 日 が 新 し く そ れ の 事 実 に つ い て ソ 連 側 か ら 一 貫 し 系 統 的 に 発 表 す る 資 料 が な く 、 こ の 問 題 を 研 究 す う た め に は ソ 連 の 新 聞 、 雑 誌 に 断 片 的 に 発 表 せ ら れ る 経 済 援 助 の 記 事 を 蒐 集 し 、 こ れ に よ っ て そ の 実 状 と 将 来 の 動 向 を 予 測 せ ね ば な ら ぬ こ と に も よ る の で あ る 。 こ れ に つ い て 、 今 ま で の ソ ビ エ ト 経 済 の 成 長 と 低 開 発 国 援 助 一 二 九ツ ビ エ ト 経 済 の 成 長 と 低 開 発 国 援 助 . 一 三 ℃ ぜ コ ・﹁ ソ 連 の 経 済 援 助 ﹂ の 研 究 で は 、 管 見 で は あ る が 、 J ・ バ ー リ ナ ー の 先 駆 的 労 作 が も っ と も 包 括 的 で あ り 質 的 に も す ぐ れ た 研 究 で あ る 。 た だ こ の 研 究 は 一 九 五 八 年 ま で で あ っ て そ れ 以 後 に つ い て は 包 括 的 な 研 究 は な い よ う で あ る 。 こ の 小 論 の 第 一 節 は ソ 連 の 経 済 援 助 の 統 計 的 研 究 に 依 拠 し つ つ 、 さ ら に バ ー リ ナ 以 後 の .﹁ ソ 連 の 経 済 援 助 ﹂ の 趨 勢 と 規 模 を 検 討 し た 。 . 第 二 節 は 、 ソ 連 が そ の 経 済 援 助 を 可 能 に す る そ の 経 済 力 を 国 民 所 得 を 指 標 と し て 把 へ 、 米 国 の そ れ と 比 較 し 、 さ ら に ハ ロ ッ ド 、 ド ー マ ー 流 の 成 長 の 基 本 方 程 式 に 即 し て 、 経 済 成 長 の 観 点 か ら 将 来 に お け る 経 済 援 助 の 拡 大 可 能 性 を 理 論 的 に 検 討 し .た 。 さ ら に ソ 連 の 経 済 援 助 の 目 的 、 性 格 を あ き ら か に す る た め 、 西 側 ま た ソ 連 側 か ら の 経 済 援 助 に 関 す る 主 張 を 検 討 す る 予 定 で あ っ た が 、 紙 幅 の 制 限 の た め こ れ に つ .い て は 全 然 ふ れ る こ と が 出 来 な か っ た 。 い つ れ こ れ に つ い て は 他 日 別 の 機 会 に 詳 細 に 論 じ た い と 考 え て い る 。 な お 、 本 文 に 入 る に 先 立 っ て 、 ﹁ 経 済 援 助 ﹂ の カ テ ゴ リ ー に つ い て あ き ら か に し て お き た い 。 ロ ー ゼ ン シ ュ タ イ ン ー ロ ン は 援 助 と 外 資 導 入 と を 区 別 し 、 援 助 と は 通 常 の 市 場 々 ー ト を 通 し て 入 手 不 可 能 な 資 本 流 入 の み を 指 し 、 具 体 的 に は 次 の ダ 様 な も の か ら な る と す る 。 ω 外 国 通 貨 で 返 済 を 要 す る 長 期 借 款 ② 贈 与 及 び ソ フ ト ・ .ロ ー ン ㈲ 借 手 国 通 貨 払 い の 余 剰 農 産 物 の 売 却 ω 技 術 援 助 こ の こ 巴 か ら 彼 は ﹁ 短 期 あ る い は 中 期 の 借 款 、 あ る い は 民 間 外 国 投 資 な ど は 、 一 般 に ﹃ 援 助 ﹄ と 考 え る べ き で は な い 。
即 ち 、 短 期 及 び 中 期 借 款 は 大 部 分 が 資 本 財 の 輸 出 と 結 び つ い た 売 り こ み 政 策 で あ っ て 、 国 際 的 な 援 助 政 策 の 手 段 と は い え な い L と す る 。 こ の ロ ー ゼ, ン シ ュ タ イ ン ー ロ ダ ン の 定 義 は J ・ バ ー リ ナ ー が そ の 著 ﹁ 経 済 援 跡 ﹂ に 民 間 投 資 を ふ く め て 考 グ え て い る の と 比 較 し 、 パ ー リ ナ ー の 意 味 す る ﹁ 経 済 援 助 ﹂ よ り も 狭 い と 考 え ら れ る 。 し か し 、 ソ 連 の ﹁ 経 済 援 助 ﹂ に は 民 間 投 資 の 項 目 は な い の で 、 米 ソ の ﹁ 経 済 援 助 ﹂ を 比 較 す る 時 以 外 に は さ し あ た っ て 問 題 で は な い 。 ① P 。 A 。 サ ミ エ ル ソ ン 教 授 は 一 九 六 一 年 六 月 末 の 報 告 書 に 於 い て ﹁今 日 の 様 な 時 局 で は 対 外 援 助 は 国 策 と し 最 高 度 の 優 先 性 を 弥 つ に 値 す る ﹂ と の べ て い る が 、 教 授 の ケ ネ デ ィ 政 権 お け る 発 言 力 か ら い っ て 注 目 す べ き で あ ろ う 。 な お . H ・ G ・ オ ー プ レ ェ ペ は 米 ソ の 経 済 競 争 の 三 つ の 分 野 と し て 、 貿 易 、 援 助 、 経 済 成 長 を み げ て い る 。 胃 0 . ﹀ ロ げ ﹁o ざ : O o ① × 一ω 言 コ o① " 国 8 コ o ヨ 一〇 〇 7 巴 一〇 ロ o身 o 墜 α 幻 ① 省 o 口 器 = ・ 一㊤ 9 ・ , 一P ④ ③ ② 旨 O 給 噂 プ ω ● 切 ① ユ ぎ O ﹃ 層 : し∩ o ︿ 岡9 国 O o 昌 o ヨ ざ ﹀ 置 : 一 〇 切 g◎ ● 拙 著 ﹁ ソ 連 の 経 済 成 長 と 低 開 発 国 援 助 ﹂ ( ア ジ ア 経 済 研 究 所 刊 ) 第 四 章 に こ れ に つ い て か な り 詳 し い 報 告 を 行 っ た 。 勺 ・ 客 幻 8 。 蕊 梓 。 ぎ , 男 。 匹 章 、 .ぢ け 。 ヨ 9。 ぎ 葛 一 ≧ α ♂ ﹁ ¢ 巳 ① a o ︿ 匹 8 a 9 ロ 5 且 Φ 。。 . . ↓ 冨 響 く δ ≦ o h 国 8 ぎ 皇 2 俸 uo 片 聾 巴 。 ω 噂 竃 o 鴇 這 ① ド , ニ ソ 連 の 経 済 援 助 の 規 模 と 趨 勢 1 経 済 援 助 の 過 去 及 び 現 在 ソ 連 の 非 共 産 圏 に 対 す 惹 経 済 援 助 が 本 緕 的 に な っ た の は 一 九 五 三 年 ス タ ー リ ン 歿 後 で あ ・ り 、 こ と に 一 九 五 五 年 か ら 多 額 の ク レ ジ ッ ト 協 定 が 締 結 さ れ る 様 に な つ 緬 。 に と こ ろ で ソ 連 の 経 済 援 助 の 数 字 は 援 助 国 も 被 援 助 国 も 一 貫 し た 詳 細 な 数 字 を 公 表 し て い る 訳 で は な く 、 ま た そ の 数 字 は 各 資 料 源 に よ っ て 必 ず し も ・一 致 し て い な い 。 第 一 表 は 一 九 五 三 ∼ 五 七 年 に 調 印 さ れ た ソ 連 圏 借 款 協 定 の 推 計 の 調 査 結 果 で あ る が 、 そ れ は 約 十 六 億 ド・ ル と な る P し か し 、 こ の 金 額 は ク レ ジ ッ ト 協 定 額 で あ っ て 、 実 際 の 引 渡 額 で は な い 。 ク レ ジ ッ ト の 提 供 国 側 か ら み る と 、 ソ 連 が 援 助 額 の 四 分 の 三 を 占 め 、 チ ェ コ と. 東 独 が こ れ に つ づ く 。 ま た 多 く の 場 合 、 ・ソ ビ エ ト 経 済 の 成 長 と 低 開 発 国 援 助 . = 一二
第1表 低 開 発諸 国 と締 結 され た ソ連 圏 の 非 軍事 ク レジ ッ ト協 定 の推 定 (1953∼57) (単位:100万 ドル) ソ ビ エ ト 経 済 の 成 長 と 低 開 発 国 援 助, 額 金 78% 22 11 6 4 1 100 1,227 354 176
1::
7 7 3 1,581' 供 与 国 ソ'・ 連 そ の 他 共 産 圏 諸 国 チ エ 1 コ 東・ 独 中 国(a) ハ ン ガ リ ー ポ ー.ラ ン ド ル ー マ ニ ア 合 計 ゴ 一 際 ユ ゴ 一 合 ユ 金 額 国 入 受 一 〇% 32 19 17 10 10 12 100 28% 23 14 12 7 7 9 100 444 362 213 184 115 113 26 9 臼 2 ウ 臼 2 1 1 1,581 ユ 一 ゴ イ ン ・ ド ェ ジ プ ト(a) シ リ ア プ フ ガ ニ ス タ ン イ ン ド ネ シ ア セ イ ロ ン(a) カ ン ボ ジ ア (a) ピ ル マ ト ら ル コ ア ル ゼ ソ チ ソ パ ラ グ ワ イ ネ ノく 一 ル(a) ス 一 曲ダ.ン レ,パ ノ ソ イ エ ー メ ソ 合 計 注 (a1カン ボ ジ ア に 対 す る2,200万 ドル,ネ パ ー ル に 対 す る1,300万 ドル,セ イ ロ ン に対 す る1.600万 ドル エ ジ プ トに 対 す500万 ドル の 中 国 贈 与 を 含 む 。 資 料J.s. Berlinen I'Soviet Economic Aid"
号 第2表 低 開 発 国 に 対 す る1954.7.1 ∼1959.6.30.共 産 ブ ロ ッ ク の 援 助 (単 位:100万 ドル) 共 産 ブ ロ ッ クの 援 助 ユ ー ゴ を 除 く ! d. ユ ー ゴ 1を 含 む 金 額 被 援 助 国 13% (26) 9 8 7. 5 5 0 4 23 % 勿 の 1 2 8 7 6 4 4 1 1 ( ( 3 20 343 323 a(677) 239 213 177'1 138! 1241 110! a(464)i 1041 58 43 34 20 17 17 6 5 3 2 Cl 1,977 b(3,116) エ ジ プ ト ド ソ . イ イ ソ ド ネ シ ア ア フ ガ ニス タ ン シ リ ア イ ラ ク エ チ ナ ピ ア ゴ [ ユ ア ル ゼ ン チ γ セ イ ロ ソ イ エ ー メ ソ カ ン ボ'ジ ア ネ パ ー ル ト ル コ ビ 、ル マ イ ラ' ソ ア イ ス ラ ン ド パ キ ス タ ソ ブ ラ ジ ル ギ ・ ニ ア 計 総 (備 考) a.原 典 表 に 含 まれ な か っ た1956年 及 び そ の 後 に 延 期 され た ク レ ジ ッ ト354百 万 ドル 加 え た 数 字 。 b.原 典 表 に 含 まれ な か っ た 第3次5 カ年 の た め 契 約 され た378百 万 ド〃 を え 加 た 数 字 。 c.原 典 で は1975と な っ て い るが 修 正 。 d.イ ン ド,コ.一 ゴ ーは()数 字 に よっ て計 算 。
r資 料) Joint Econom童c Committee
Congress of the U. S・' 東 欧 諸 国 は ソ 連 と 被 援 助 国 間 と の ブ ロ ー カ L の 役 割 を 果 し て を り 、 実 際 に は ソ 連 の ウ ェ イ ト は 更 に 大 ぎ い と い わ れ て い る 。 ク レ ジ ッ ト 受 入 国 の 状 況 を み る と ユ ー ゴ ー と イ ン ド . で 夫 々 四 分 の 一 つ つ 、 エ ジ プ ト と シ リ ア 合 せ て 四 分 の 一 と な る 9 と こ ろ で 、 ユ ー ゴ ー は か つ て 共 産 圏 に あ っ た か ら 、 ・こ れ を 外 . し て 見 る こ と も 必
要 で あ る 。 ④ 次 に 、 別 の 資 料 源 泉 に よ っ て 一 九 五 四 ∼ 五 九 年 間 の 援 助 数 字 を 第 二 表 に 掲 げ た 。 こ れ と 第 一 表 を 比 較 す る こ と に よ っ て 一 九 五 七 ∼ 五 九 年 の 援 助 の 推 移 を 観 察 す る こ と が 出 来 る 。 第 1 表 で 首 位 の 被 援 助 国 で あ っ た ユ ー ゴ ﹂ は イ ン ド に 代 り 、 ま た 、 第 1 表 と く ら べ 援 助 額 も 約 四 千 万 ド ル 増 加 し 、 援 助 対 象 国 も 第 1 表 の・ 一 六 ケ 国 か ら 二 〇 ケ 国 に 増 え て い る 事 実 は こ の 被援 助 国 の国 民 所 得 及 び 人 口 との 関 連 に 於 け る ソ連 圏 ク レジ ッ ト協 定額 の統 計 (1954∼59年) 第3表 当 レ ト ) 人 ク ッ $ 1 り ジ ( 創 編 忽 認 ﹂略 説 忽 調 茄 ㎜ ぷ ㎜ ゐ 蘭 泓 溺 ㎜ 調 朋 湘 14 2 0 0 0 0 0 0 13 0 2 16 41 20 8 6 5 人 眉 1958 (百 万 人) 24.8 *423.0 87.3 13,0 4,3 6,6 *15 .1
響講 警竃
ク レ ジ ッ ト 1954∼1959 (百 万 ドル) 被 援 助 国 18.2 20。2 n.a 3.O n.a 8.9 26.2 20.3 19.7 n.a 90,0 62.7 2,5 9 ② 3 % % 毘 U 8 1 5 兇 9 4 -* ㎜ * * 隠 4,004.5 29,600.1 9,165.4 760.3 815.9 1,142.2, 1,149.1, 5,799.0 11,477.0 1,243,7 243.4 384.8 444.5 1,154.6 1。276.2 2,526.9 n.a 5,612.6 18,082 n.a 鵬 謝 ㎜ ㎜ 堺 駕 翅 m 朔 58 43 34 20 17 17 ` 6 5 3 2 1 1,977 エ ジ プ ト イ ン ド イ.ソ ド ネ シ ア ア フ ガ ニ ス タ ン ア ク リ ラ シ イ エ チ オ ピ ア ニL 一 コ・ ア ル ゼ ン チ ン セ イ ロ.ソ イ エ ー メ ソ カ ン ボ ジ ア ネ バ ー ル コ マ ソ ル ル ラ ト ビ イ ア イ ス ラ ソ ド パ キ ス タ ソ ブ ラ ジ ル 躍 ニ ア(出 所) ク ジ レ ッ トはCo叩arison of The U。 S.&Soviet Economies
(J・int E・ …mi・c・mittee C・ngress・f Th・u・s・)Part I P・447・
総 国 民 生 産 人 口 はP.N. Rasensteln-Rodan,'`lnternati。nal Aid for
Under developed Countries", The Review of Eco.&Stat. May
1961・ *は1961年 推 定 人 口 ソ ビ エ ト 経 済 の 成 長 と 低 開 発 国 援 助 間 ソ ビ エ ト の 経 済 力 が 徐 々 に 恢 復 し 、 援 助 を 拡 大 す る だ け の 経 済 的 余 裕 が 生 じ た も の と 考 え て よ い で あ ろ う 。 さ て 、 次 に ソ 連 の 経 済 援 助 が 援 助 受 入 国 の 経 済 に あ た え る 衝 撃 効 果 を 観 察 す る た め ク レ ジ ッ ト 額 と 援 助 受 入 国 の 経 済 規 模 を 比 較 考 察 す る こ と に し よ う 。 第 3 表 を み る と 、 ソ 連 の 経 済 援 助 額 が そ の 国 民 所 得 の 二 八 % 、 二 二 % に 及 ぶ ア フ ガ ニ ス タ ン 、 シ リ ア の 諸 国 は ソ 連 の 経 済 援 助 の 衝 撃 が 量 的 に か な り 大 き い と 予 想 し て 二 二 一二
ソ ビ エ ト 経 済 の 成 長 と 低 開 発 国 援 助 一 三 四 い い で あ ろ う し 、 逆 に 、 援 助 額 の も つ ど も 大 き い ユ ー ゴ ー 、 イ ン ド は そ の 比 率 は 八 % 、 二 % セ 左 程 で は な い 。 む し ろ 援 助 額 と 国 民 所 得 に 占 め る ク レ ジ ッ ト の 割 合 の 太 き ざ と は 逆 比 例 の 関 係 に あ る よ う で あ る 。 し た が っ て 、 ソ 連 の 経 済 援 助 の 援 . 助 受 入 国 に 与 え る 効 果 を み る た め に は 、 経 済 援 助 の 絶 対 額 の み な ら ず 、 そ の 国 の 経 済 規 模 を 併 せ 観 察 ず る と 共 に 、 さ ら に 第4表 (a)(J.バ ー リナ ー の 資 料 に よ る)・ 締 結 年 次 別 共 産 圏Crcdit (百万 ドル) 1953 1954 1955 1956 1957 1958 1959 ソ 連 その他の共産圏 合 計 510137713 1 5 52 247 6 15 189 960 362 49 411 第5表(b)ソ 連 後 進 国 援 助 (百 万 ドル) 年 金 度 額 1954 1955 1956 1957 11 339 718 287 1958 1959 1,029 1,000 (推 定)
資 料:N.Y. Herald Tribuneア ジ ア 経 済 創 刊 号
量 的 に 把 握 し に く い 政 治 的 、 心 理 的 な 側 面 に あ た え る 効 果 を も 観 察 し な く て は な ら な い 。 し か し 、 こ こ で は 、 ご く 大 ざ っ ぱ に 量 的 な 面 か ら の 考 察 に と ど め て お く 。 五 バ ー リ ナ ー 仮 設 と そ の 検 証 第 4 表 に み ら れ る 様 に 、 J ・ バ ー リ ナ ー は 一 九 五 六 年 ま で 急 激 に 上 昇 傾 向 が 一 九 五 七 年 に い た っ て 低 下 し た こ と か ら 、 将 来 の 援 助 規 模 の 趨 勢 を 予 測 し て 次 の 様 に の べ て い る 。 コ 九 五 七 年 の 記 録 は 今 年 に 到 る ま で の 急 速 な 成 長 率 が 不 断 の 歩 道 の 始 点 を 決 す も の で な く し て 、 む し ろ 大 急 ぎ で 一 定 の 高 度 を 有 す る 高 原 に 上 り つ き 、 そ の 後 は 高 度 を 変 え ず に 進 行 す る 過 程 を 示 す も の で あ っ た と 考 え る こ と が 出 来 る 。 ⋮ ⋮ 高 原 の 高 度 は 新 興 諸 国 が ソ 連 援 助 .を 受 け 入 れ る に し た が っ て 若 干 の 上 昇 傾 向 を ひ き つ づ き 示 す で あ ろ う 。 .⋮ ⋮ 期 間 が 余 り に み じ か す ぎ る 故 に 、 一 九 五 七 年 に お け る 借 款 額 の 減 少 は た ん に 暗 示 的 な 意 味 し か も ち え な い 。 し か し そ れ は そ の 後 の ソ 連 の 借 款 の 数 量 的 研 究 を 行 う こ と の 重 要 性 を 示 唆 す る に 十 分 で あ る L と 。 い ま 、 バ ー リ ナ ー 以 後 の 援 助 を 示 す 資 料 ( 第 5 表 ) に よ る と 、 一 九 五 七 年 に 急 降 下 し た 援 助 額 は 五 八 年 に は ふ た た び 増 加 し て い る 。 .多 分 こ れ は 東 欧 に 起 っ た ポ ー ラ ン ド ハ ン ガ リ ー の 相 つ ぐ 動 乱 に よ っ て 、 ソ 連 は 一 時 対 共 産 圏 ブ ロ ッ ク の 援 助 を 増 加 せ ざ る , ﹁ .
第 一 図 ソ 連 及 び 共 産 圏 の 経 済f堤 助 3000「' 一 一 一 噸(b、 、置) 2000 10DO 900 800 700 600 500 400 300 (a)バ ー リ ナ ー (b),N.、-. Herald Tribune (a) (b)` 1953 1954 1955 1956 1957 1958 1959 200 00 90 80 70 60 .50 40 30 20 10 較 的 日 が 浅 い こ と と 、 そ れ が き わ め て 複 雑 な 諸 要 因 ー ソ 連 の 経 済 力 の み な ら ず 、 援 助 受 入 国 側 の 政 治 、 勢 、 さ ら に 世 界 状 勢 一 に 依 存 す る の で 、 今 ま で の 援 助 規 模 の 趨 勢 の み か ら 将 来 の 動 向 を 推 定 す る こ と は き わ め て 困 難 で あ る が 、 後 に 第 三 節 で み る よ う に ソ 連 の 経 済 力 の 成 長 の 観 点 か ら 推 測 す る か ぎ り そ の 経 済 援 助 の 拡 大 す る 余 地 は 今 後 も 相 当 あ る も の と 推 測 し て よ い の で は な い か と 考 え ら れ る 。 皿 技 術 援 助 経 済 援 助 の 一 項 目 で あ る 技 術 援 助 に つ い て は 次 の 表 が え ら れ る 。 第 6 表 は 一 九 五 七 年 下 半 期 ( 七 月 ∼ 十 二 月 ) の 数 字 で あ る 。 ソ 連 の 技 術 援 助 は 一 九 五 四 年 以 後 に 始 ま っ た が 、 そ の 後 、 次 第 に 増 加 し 、 第 6 表 以 後 の 数 字 で は 一 九 五 九 年 末 に ソ 連 ブ ロ ッ ク は 低 開 発 国 発 展 に 五 千 人 の 技 術 者 が 従 事 し た こ と を 伝 え て い る 。 こ れ は そ の 年 に 米 国 が 六 千 ニ ソ ビ エ ト 経 済 の 成 長 と 低 開 発 国 援 助 二 二 五 を え な い こ と に な り 、 そ れ が 時 四 表 に み る 様 な 非 共 産 圏 へ の 経 済 援 助 の 減 少 を も た ら し た も の と 推 察 出 来 よ う 。 と こ ろ で 、 一 九 五 九 年 に は 前 年 と 略 々 ひ と し い 援 助 額 で あ る 。 果 し て 、 こ れ で も っ て バ ー リ ナ ー の い う 高 原 に 達 し た の か 、 あ る い は 単 な る 過 渡 的 現 象 に す ぎ ず 、 ・今 後 も 増 大 の 一 途 を た ど る の か 。 ソ 連 が 経 済 援 助 を 開 始 し て か ら 未 だ 比 経 済 及 び 思 想 状
覧 ソ ビ エ ト 経 済 の 成 長 と 低 開 発 国 援 助 第6表 低 開 発 国 に於 る 共 産 側 技術 者 数 (1957.7∼57.12) . 人 員 鰯 謝 励 ⋮ ⋮ 鵬 60 弱 30 15 10 10 5 5 1,480 ア フ ガ ニス タ ソ ェ ジ プ ト ド ア 幽 ン リ イ シ イ ソ ド ネ シ ア ビ ル'マ イ エ ー メ ン カ ソ ボ ジ ア ト ル コ ア ソ ン シ ダ ラ リ 一 ギ ス イ セ イ ロ ン 合 ・ 計 (備 考) 本 表 は:期間1ケ 月 以 上 に亘 り契 約 に 基 づ い て 活 動 しつ つ あ る人 員 最 少 の 推 定 数 で あ る。 貿 易 の 推 定 また ば 軍 事 工 作 の た め に働 い て い る人 員 は 除 外 した 。 `用 所 、 , 酌 咄 片 低 ア フ ガ ニ ス タ ン 、 岡 貢 著 「中 ・ソの 経 済 攻 勢 と 開 発国 」172頁 。 ソ 連 圏 の 技 術 者 は 特 定 少 数 地 域 ( ア ラ ブ 連 合 、 イ エ ー メ ン 、 印 度 、 と で あ る 。 米 国 の 技 術 者 は 近 東 、 . 南 ア ジ ア に 千 九 百 人 に す ぎ な い が 、. ソ 連 ブ ロ ッ ク は こ の 地 域 に 四 千 五 百 人 に 向 け ら れ て い る σ 次 に 、 米 ソ の 技 術 援 助 計 画 の 相 違 に つ い て 一 言 七 て お こ う 。 こ の 差 違 の 一 つ は ソ 連 の 技 術 援 助 は 信 用 、 資 本 財 の 供 与 及 び 貿 易 と 結 合 さ れ 、 綜 合 計 画 内 の 一 部 と し て 通 常 扱 わ れ て い る が 米 国 の 技 術 援 助 計 画 は 綜 合 計 画 か ら 切 り は な し 区 別 さ れ る 場 合 が 多 い こ と で あ る 。 第 二 に 、 米 国 の エ キ ス パ ー ト の 用 役 は 無 料 の 場 A 口 が 普 通 で あ る が 、 ソ 連 ブ ロ ッ ク の そ れ は 有 料 で あ り 、 借 款 か ら 料 金 を 差 し ひ か れ 、 こ れ ら の 料 金 は 一 般 に 高 い と 言 わ れ る 。 更 に 重 要 な 相 違 は 技 術 援 助 の 及 ぶ 分 野 に 関 し て で あ る 。 米 国 の 技 術 援 助 は 主 と し て 農 業 、 保 健 、 教 育 に 向 け ら れ て い る の に 対 し 、 ソ 連 ブ ロ ッ ク の 援 助 は 鉱 山 、 電 力 ダ 運 輸 、 鋼 鉄 工 場 及 び 他 の 工 業 に 集 中 さ れ る 。 ① J ・ バ ー リ ナ i 邦 訳 ﹁ ソ 連 の 経 済 援 助 ﹂ 四 十 九 頁 。 ② ﹂ ・ バ ー リ ナ ー 、 前 掲 書 、四 三 頁 。 ③ J ・ バ ー リ ナ ー 、 四 四 頁 。 ④ 米 国 議 会 合 同 委 員 会 ﹁ 経 済 力 の 比 較 ﹂ (下 ) 一 〇 四 頁 。 ⑤ 即 Z ● 菊 ou。 雪 降 9 〒 幻 o 無 5 層 、. ぎ 8 ヨ m二 8 巴 ≧ 匹 {o ﹃ ご つ号 a ① ︿ 色 o 娼 巴 0 2 三 二 ㊦ ω. ." ↓ 幕 切 ① ︿ 凶① ≦ o h 国 8 口 巨 。 ω 卸 憩 国ユ ω欝 ω. ζ 醸 一 〇① ド 一 三 六 百 入 の 技 術 者 を 海 外 に 送 っ た こ と と 比 較 す れ ば 少 い が 、 次 の 二 つ の 点 を 銘 記 し て お く こ と は 重 要 で あ る 。 一 つ は 一 九 五 九 年 内 に ソ 連 ブ ロ ッ ク の 低 開 発 国 向 け の 技 術 者 の 数 は 二 千 二 百 人 増 加 し た に も 拘 ら ず 、. 米 国 の 方 は 僅 か 二 百 人 し か 増 加 し な か っ た こ と で あ る 。 第 二 に イ ラ ク に 全 技 術 者 の 八 六 % ) に 集 中 し て い る こ
ρ ⑩ ⑨ ⑧ ⑦ ⑥ J ・ バ ー リ ナ ー 、 前 掲 書 、 一 九 ニ ー 三 頁 。 ﹂ ・ パ ー リ ナ ー 、 六 二 頁 o 片 岡 貢 著 ﹁ 中 ・ ソ の 経 済 攻 勢 と 低 開 発 国 ﹂ 一 七 二 頁 。 , 出 o コ 同 気 O ● ﹀ ⊆ σ ﹃ ① ざ 、6 0 0 × 尻 け① 昌 8 一 国 o o 昌 o ヨ 一〇 6 7 μ = o コ σq ゆ 雲 低 開 ① ω 娼 o コ 絡 . .燭 一 ㊤ ⊂ゐ r 唱 唱 . 出 置 O ・ ﹀ 仁 σ ﹁ o ざ 凶σ 冠 コ " ● 一 Qo P 一 Qo 刈 ∼ 一 〇〇 〇◎ ■ 三 ソ 連 の 経 済 力 と 経 済 援 助 1 援 助 の 規 模 が ど の 様 に 発 展 し て ゆ く で あ ろ う か 。 先 決 条 件 で あ る 。 力 を 測 定 し た 。 わ め て 乏 し い 。 を 測 定 す る の に き わ め て 有 用 と 思 わ れ る 米 国 ミ シ ガ ン 大 学 の M く 。 ソ 連 国 民 所 得 の 成 長 と 構 造 ソ 連 の 経 済 援 助 の 規 模 と 趨 勢 に つ い て は す で に 前 節 に 於 い て 観 察 レ た 。 将 来 こ の 経 済 こ の た め に は ソ 連 の 経 済 援 助 を 可 能 に す る そ の 経 済 力 を 認 識 す る こ と が こ て で は 経 済 力 の 指 標 を 国 民 所 得 で と ら え 、 ソ 連 の 国 民 所 得 の 成 長 と 構 造 を 手 が か り と し て 経 済 援 助 能 と こ ろ で 、 ソ 連 国 民 所 得 の 公 表 統 計 は 多 く の 場 合 指 数 で 発 表 さ れ 、 絶 対 額 及 び そ の 構 造 に 関 す る 資 料 は き し か も 発 表 さ れ た 統 計 数 字 の 導 出 に つ い て 詳 し い 説 明 が ほ と ん ど 付 せ ら れ な 四 。 こ こ で は 経 済 援 助 の 能 力 \ ② ・ ボ ー ン ス テ Z ン 教 授 a 推 計 に 依 拠 し て 観 察 を す す め て ゆ ボ ー ン ス テ イ ン が そ の 論 文 で こ こ ろ み た 事 は 次 の 三 つ で あ る 。 e ソ 連 と 米 国 の 一 九 五 五 年 に 於 け る 国 民 生 産 物 と 国 民 所 得 の 構 造 分 析 、 口 一 九 五 五 年 に お け る そ の 相 対 的 大 き さ の 比 較 、 ⇔ 一 九 五 〇 年 以 降 の 成 長 傾 向 の 推 定 で あ る 。 第 7 表 は 一 九 五 五 年 に 於 け る ソ 連 及 び 米 国 の 国 民 総 生 産 の 配 分 を 支 出 面 か ら 四 つ の カ テ ゴ リ ー -消 費 、 投 資 、 国 防 、 行 政 費 1 に 分 け て 観 察 し た も の で あ る 。 各 項 目 の 内 容 に つ い て は 〃 備 考 " に 説 明 し た 。 こ こ で は 、 国 民 総 支 出 の 四 つ の カ テ ゴ リ ー へ の 配 分 は 設 定 価 格 及 び 調 整
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最 終 使 用 別 に み た米 ソの 国 民 総生 産 (1955年度設定価格お よび調整価格) 第7表 ロ マ ゾ ビ エ ト 経 涛 の 成 長 と 低 開 発 国 援 助 最:終使 用 ソ 連 設定価格 による 10億 ル ー ブ ル
1騒
調整価格 に よる願
甥 し
米 国欝 影[饗櫨
消 費 840.8 65.4 566.4 58.9 269.7 67.8 240.1 66.3 投 資 263.5 20.5 241.8 25.2 77.2 19.4 73.5 20.3 国 防 144.6 11.2 125.2 13.0 38.4 9.7 36.9 10.2 政 府 行 政 36.9 2.9 27.6 「 2.9 12.1 3.1 11.7 3.2 国民総生産 1,285.8 100.0 961.0 100.0 397.5 一 100.0 362.2 100.0-(出 所) ソ連 一Moris Bornstein,`'Soviet National Accuints for 1955,"
(備 考) 最 終 使 用 各 項 目の 詳 細 につ い て は,拙 著 「ソ連 経 済 の成 長 と低 開 発 国 援 助 」 55頁 第30表 参 照 。 れ た 米 国 の 国 民 生 産 物 の 数 字 を ド ル に 換 算 す る か で あ る 。 こ れ は ソ 連 の 公 定 為 替 相 場 が き わ め て 悠 意 的 に 決 定 さ れ 国 際 比 較 の た め の デ フ レ ー タ ー と し て は 適 当 で な い か ら で あ る 。 一 三 八 価 格 を も っ て 示 さ れ た o こ こ で 設 定 価 格 で の 比 較 は 米 ソ の 資 源 配 分 の 形 態 の 間 の 相 違 を 十 分 に 表 示 す る も の で な い 。 し か し 、 調 整 価 稲 で 示 し た も の は 両 国 の 資 源 配 分 の 相 違 を よ り 正 確 に 示 す で あ ろ う 。 け だ し 、 こ れ は 間 接 税 を 除 外 し 、 補 助 金 を ふ く ん で い る か ら で あ る 。 こ の 調 整 は 米 国 に 於 て は 左 程 大 き な 意 味 を も た な い が 、 ソ 連 に と っ て は 調 整 に よ る 効 果 は 大 き い 。 何 故 な ら 、 間 接 税 は 設 定 価 格 で 計 算 し た 国 民 総 生 産 の 約 四 分 の 一 を 占 め て お り 、 そ れ は 消 費 項 目 に 大 き く か か っ て 来 る 。 し た が っ て 、 間 接 税 の 重 要 性 及 び 特 殊 な 衝 撃 の 結 果 と し て 、 調 整 価 格 よ り も 、 設 定 価 格 で み た 乏 き ﹁ 消 費 の シ ェ ア ー は は る か に た か く 、 投 資 や 国 防 の シ ュ ア ﹂ は は る か に ひ く い 。 皿 米 ソ 国 民 生 産 物 の 規 模 の 比 較 米 ソ の 国 民 生 産 物 の 規 模 を 比 較 す る た め に は 、 弗 及 び ル ー ブ ル で 表 示 さ れ た 国 民 生 産 物 の 数 字 を 、 一 つ の 共 通 の 通 貨 単 位 に よ っ て 表 示 し な く て は な ら な い 。 こ の 仕 事 は ソ 連 の 生 産 物 を 米 国 の 弗 価 格 に よ っ て 価 格 づ ・け る か 、 米 国 の 生 産 物 を ソ 連 の ル ー ブ ル 価 格 に よ っ て 評 価 す る か で あ る 。 実 際 上 は 、 国 際 的 な 価 格 デ フ レ ー タ ー を 使 っ て 、 ル ー ブ ル で 表 示 さ れ た ソ 連 の 国 民 生 産 物 の 数 字 を ド ル に 換 算 す る か 、 ド ル で 表 示 さ と こ ろ で こ の た め に 国 際 為 替 相 場 を 使 用 す る こ と は よ く な い 。 、
ル ーブ ル及 び ドル に よ る米 ソ国 民 総 生産 の比 較 (1955年設定価格 に よる) 第8表
簸あ舗鞠
米対 ソ(%) ド ル で の 比 較 ル ー ブ ルの 比 較 28.5 57.7 84.3 152.3 37.8 対 米 比 (%) 39.0 68.3 94.3 152.1 53.4 米 国( 10億) 269.7 77.2 38.4 12.1 397.5 ソ 連 (10億) 対 米比 (%) 乙。蕎1誉。鰐 20.8「 105,1 52.7 36.2 18.4 212.4 48.8 75.3 152.5 26.8 4.045.5 540.4 192、0 24.2 4,802.1 840.8 263.5 144。6 36.9 1,285.8 費 資 院 政 消 投 国 行 総国民生産 (備考) (1)ソ 連 の ル ー ブル 数 字 お よび 米 国 の ドル 数 字 第 は7表 よ り (2)米 国 のル ー ブル 数 字 は 第7表 に お け る米 国 に お け る ドル 数 字 に 米 国 加 重 方 式 ル ー 。。.,"比 轍 儀 。ち.。。。式。よ。。算。 Σ 島 鋤, ΣP.Q. ソ連の ドル数字は第20表 におけ るソ連のル ーブル数字に ソ連加 重方式 ドル ・ループ 。。。。。備 。ら,。。。式。よ。。。定・ 重 ・脇 ・ ΣP.9. こ こ でP.P.,は それ ぞれ ソ ビエ ト,米 国 の価 格 と(∼。,9。 は 数 量 を表 わ す 。 (3)消 費 に対 す る ル ー ブルbド ル 比 率 は 米 国 加 重 方式 に よ る1ド ル につ き15ル ー ブル ソ連 の 加 重 方 式 に よ る と1ド ル,8ル ー ブル とな るか (4)投 資 に 対 す る 比 率 は 米 国 式 だ と1ド ル に つ き7〃 一 ブ ル,ソ 連 式 だ と1ド ル に つ き5ル ー ブル 。 ㈲ 国 防.米 国 式1ド ル につ き5ル ー ブ ル,ソ 連 式1ド ル につ き4ル ー ブ ル 。 {6》 行 政 費 に対 す る ル ー ブ ル,ド ル 比 率 に は 両 国 とも加 重 を とる適 当 なdataを 欠 い てい るが,大 体1ド ル に つ き2ル ー プ 〃 。 価 稲 構 造 に よ っ て 評 価 さ れ る 時 、 そ の 効 果 は 比 較 的 た か い 価 格 に 、 な る 数 量 を 付 す る こ と に な る 。・ ・ ソ ビ エ ト 経 済 の 成 長 と 低 開 発 国 援 助 、 比 較 的 大 な る 数 量 を 付 し 、 第 8 表 の 国 民 総 生 産 及 び そ の 主 要 な 最 終 使 用 項 且 の 比 較 に あ た っ て 、 米 ソ 両 国 の そ の 大 ぎ さ は 、 比 較 が ル ー ブ ル で な さ れ る か ド ル で な さ れ る か に よ っ て 著 る し く 結 果 が こ と な っ て い る 。 こ の 相 違 は 経 済 集 計 値 の 国 際 的 比 較 に 当 っ て 遭 遇 す る 基 本 的 な 指 数 問 題 で あ る 。 国 民 生 産 物 全 体 及 び そ の 構 成 要 素 に つ い て ソ 連 を 米 国 と 比 べ る と き 、 下 ル 比 較 で み る よ り ル ー ブ ル 比 較 で み た 方 が 小 さ い 。 こ れ は 相 対 価 格 と 相 対 数 量 間 に 負 の 相 関 関 係 が 存 す る か ら で あ る 。 す な わ ち 、 よ り 低 い 相 対 価 格 を も つ 財 は 、 そ の 国 内 で は よ り 人 な る 相 対 数 量 で も っ て 生 産 さ れ る 傾 向 が あ る と い う 事 実 に よ っ て 基 本 的 に 説 明 さ れ る 。 要 す る に 、 一 国 の 産 出 量 構 造 が 他 国 の 比 較 的 低 い 価 格 に 比 較 的 小 一 三 九ソ ビ エ ト 経 済 の 成 長 と 低 開 発 国 援 助 . . } 四 〇 と こ ろ で 、 ル ー ブ ル 及 び ド ル 比 較 の 諸 結 果 の 間 に 非 常 に 大 き な ひ ら き が あ る 場 合 、 二 つ の 加 重 方 式 を 平 均 す る の が 普 通 で あ る 。 第 8 表 の 最 後 の 欄 は こ れ で あ る 。 第 8 表 に よ っ て 示 さ れ た 一 般 的 結 論 を 、 こ の 最 後 の 幾 何 平 均 の 欄 で 示 せ ば 次 の 如 く で あ る 。 一 九 五 五 年 の ソ 連 国 民 総 生 産 は 米 国 の そ れ の 半 分 よ り も 少 い が 、 国 防 に 対 す る 支 出 は 米 国 に ほ ぼ ひ と し く 、 投 資 水 準 で は 三 分 の 二 で あ る が 、 一 人 当 り 消 費 は 米 国 の 約 四 分 の 一 で あ る 。 こ の こ と か ら し て 、 ソ ビ エ ト 体 制 が 強 力 な 軍 争 力 ど 急 速 な 経 済 成 長 を 要 望 し て お り 、 こ れ ら の 目 的 を 遂 行 す る た め に 国 民 の 消 費 水 準 を 犠 牲 に し て も 止 む を え な い こ と を 表 わ し て い る も の と 考 え ら れ る 。 以 上 、 M ・ ボ ー ン ス テ イ ン の 分 析 に よ っ て 一 九 五 五 年 の 米 ソ 両 国 σ 国 民 総 生 産 を 比 較 し た が 、 次 に 五 五 年 以 後 の 両 国 の 経 済 成 長 を 観 察 し 、 ・さ ら に 五 五 年 以 後 の 両 国 の 国 民 所 得 規 模 を 比 較 し よ う 。 皿 米 ソ 両 国 の 国 民 所 得 の 成 長 比 較 米 ソ 両 国 の 国 民 所 得 の 成 長 を 比 較 す る た め に は 、 国 民 生 産 物 と そ の 構 成 要 素 を 連 続 年 間 の 不 変 価 格 で 測 っ た デ ー タ ー で あ る こ と が の ぞ ま し い 。 そ の 様 な デ ー タ ー は 米 国 で は 商 務 省 で 発 行 さ れ て い る が 、 そ れ と 比 較 し う る 様 な デ ー タ ー は ソ 連 で は 存 し な い 。 こ の た め 、 ボ ー ン ス テ イ ン は 部 門 別 発 生 源 接 近 に よ っ て 五 〇 年 ∼ 五 第9表 米 ソの国 民 総 生 産 指 数 (1950=100) 米国** ソ連* 次 年 . m 以 伽 m 塒 ㎜ 1950 1955 1958 (備 考) *要 因 費 用 では かっ た 。祖 国 民 生 産 物 の 指 数 **市 場価 格 では かっ た。 祖 国 民 生 産 物 の 指数 (出 所) ソ連:そ の 指数 は ソ連GNPの 加 重 に従 っ て,1955年 の 要 因 費 用 で 部 門 指 数 を 集計 す る こ とに よっ て 作 成 した 。
米 国:Survey of Current
Bu- siness,7,1959に 於 け る ドル で 測 っ たGNPの 時 系別 か ら計 算 し た 指 数 。 第10表 米 ソ国民総生産の年平均成 長率 米 国 ソ 連 次 年 輪 ㏄ 四 6∼7 7∼8 6.5∼7。5 1950∼55 1955∼58 1950∼58 (出 所)(ソ 連)第23表 を ペ ー ス と し て 推 計 八 年 の ソ 連 の 国 民 所 得 の 成 長 を 推 計 し た 。 そ の 結 果 は 米 国 商 務 省 デ ー タ ー に よ る 米 国 の 指 数 と 比 較 さ れ る ( 第 九 表 )。 次 に 、 第 9 表 か ら え ら れ た 両 国 .の 成 長 が 年 平 均 成 長 率 を タ ー ム と し て 第 10 表 に 示 し た 。
第11表1955∼58年 の ノレーブ ル ・ ドル に よ る米 ソ国民 生 産 物 の 比 較 ル ー ブル ・ ドル 比 較 の幾 何 平 均 米対 ソ(%) ド ル で の 比 較 ル ブ ル の 比 較 対米比
1
(%) 37.8 40.4 43.1 46.0 53。4 57.1 60.9 65.3 米 国 (10億) 397.5 399.5 401.5 403.5 ソ 連 (10億) 212,4 228.3 245.4 263.8 対 米 比 (%) '26,8 28,6 30.6 32.5 米 国( 10億) 4,802.1 4,826.1 4,850.2 4,874.5 ソ 連 (10億) 1,285。8 1,382.2 1,485.9 1,587.4 度 年 1955 1956 1957 1958 (備 考) 第8表,第10表 か ら算 出 。 ソ ビ エ ト の 国 民 所 得 は そ の 急 速 な 成 長 の 結 果 と し て 、 米 国 の 国 民 所 得 に 対 す る 比 率 は 年 々 増 大 し つ つ あ る こ と を 示 し て い る ( 第 十 一 表 ) 。 そ れ は 第 8 表 の 数 字 と 第 10 表 の 数 字 と を 結 合 し て 一 九 五 〇 ∼ 五 八 年 の 両 国 の 国 民 所 得 の 相 対 的 規 模 の 変 化 を 推 定 し た も の で あ る 。 こ こ で は 第 8 表 の 一 九 五 五 年 の 両 国 の 数 字 を ベ ー ス と し 、 年 平 均 成 長 率 ・ を 米 ・ ソ 各 々 ○ ・ 五 % 、 七 ・ 五 % と 仮 定 し 各 年 度 の ル ﹁ ブ ル 及 び ド ル 数 字 を 算 定 し え た も の で あ る 。 W 経 済 成 長 と 対 外 援 助 主 題 の 経 済 援 助 の 問 題 に 立 か え り ︽ こ れ を 経 済 成 長 に 関 連 さ せ て 推 論 し て ゆ く こ と に し よ う 。 . ソ ビ エ ト の 様 な 経 済 的 に 中 央 集 権 的 計 画 経 済 体 制 の 国 に 於 て は 、 自 由 企 業 体 制 の 国 と こ と な っ て 、 低 開 発 国 へ の 経 済 援 助 も 基 本 的 政 策 目 標 に 一 本 の 線 で 直 接 に つ な が っ て を り 、 当 面 の 基 本 課 題 で あ る ﹁ 米 国 に 追 い つ き 米 国 を 追 い 越 す ﹂ と い う 経 済 成 長 の 主 要 方 針 に つ ね に 無 矛 盾 な る 様 に そ の 政 策 遂 行 が 考 慮 ざ れ て い る と 考 え ら れ る 。 し た が っ て 、 低 開 発 国 を 友 邦 と し て 共 産 圏 に ひ き つ け よ う と い う 努 力 は 、 今 後 も 低 開 発 国 へ の 経 済 援 助 額 分 増 大 と な っ て あ ら わ れ る で あ ろ う 。 し か し 、 ソ 連 に と っ て 、 こ れ が 経 済 成 長 を 阻 止 し 、 成 長 率 を 不 当 に 低 下 さ せ る 要 因 と な る こ と を 極 力 避 け よ う と す る に ち が い な い 。 そ こ で ソ 連 が 経 済 成 長 を 従 来 通 り 維 持 し な が ら 、 こ れ と 並 行 し て 経 済 援 助 を 拡 大 し て ゆ く 経 済 力 を も つ も の か ど う か は 残 さ れ た 重 要 な 問 題 と な る 。 こ の 問 題 を 経 済 理 論 の 上 か ら 分 析 す る た め に ハ ロ ,ッ ド ・ ド ー マ ー 型 の 動 学 基 本 方 程 式 に 即 し て 考 察 を す す め よ う 。 ソ ビ エ ト 経 済 の 成 長 と 低 開 発 国 援 助 匂 、 、 一 四 一' ソ連国民所得 と外国貿易 第12表 ソ ビ エ ト 経 済 の 成 長 と 低 開 発 国 援 助 難H」4V(4)1(,)攣騨(、1}`、〉踏 肇(、) 入 一 個 0.97% 1.0 1.1 1.1 1.1% 1.0 1.2 、 1.1 1.7 -0.1 1.7 -0.2 12.2 14.5 15.8 17.4 輸 出 ② 13.9 14.4 17.5 17.2 [国暫 得 度 年 1,258.8 1,382.2 1,485.9 1,587.4 1955 1956 1957 1958 (出 所)国 民 所 得 の 推 計 は 第25表 よ り,外 国 貿 易額 に つ い て はA.Nove,
"Trade with Communist Countries"p・90∼91・
一 四 二 -い ま 、 簡 単 化 の た め 、 政 府 収 支 項 目 を 無 視 し 、 貿 易 収 支 、 対 外 貸 付 、 借 款 を 考 慮 し た 貯 蓄 、 投 資 の 均 等 式 を 考 え る 。 翻 牛 肉 十 卜 、 " 恥 腿 十 ミ 十 切 、 (H ) こ こ で 、 ム 、 & 、 E 、 M 、 身 、 均 は 夫 々 国 内 投 資 、 国 内 貯 蓄 、 輸 出 、 輸 入 、 外 国 へ の 貸 付 、 外 国 よ り の 借 款 を 示 す 。 さ て ω よ り N 鵠 11 句 鵠 十 ミ ー 肉 十 ヒロ 、 1 卜 、 レ 閃 計 11 - q 孕 11 隔 図 切 、 11 ﹃ 図 鳶 H 動 ︽ 、 ミ ーー ミ 尾 . 掬 H 馬 図 5 、 ツ 、 δ 、 加 、 8 、 9こ w」 巳 こ こ で 、 σ 、 は 夫 々 投 資 の 平 均 及 び 限 界 生 産 性 、 貯 蓄 率 、 平 均 及 び 限 界 借 入 性 向 、 平 均 及 び 限 界 貸 付 性 向 、 輸 入 率 、 及 び 輸 出 率 で あ る 。 い ま 、 ⑧ ㈲ ⑤ ㈲ ω ㈲ の 方 程 式 を ② に 代 入 す る こ と に よ っ て 次 式 を う る 。 k 11 図 ( 砺 + ミ + ﹃ よ 、 一 動 ) q ●' 喉 { へ 早 § + マ ・ L 勅 ) 、
﹄
方 程 式 ⑨ に よ り 経 済 成 長 率 は 投 資 の 生 産 力 、 貯 蓄 率 、 輸 入 率 、 借 入 性 向 が 増 大 す れ ば 、 大 と な り 、 輸 出 率 、 貸 付 性 向 が 増 大 す れ ば 減 少 す 惹 こ と が 解 る 。 と こ ろ で 、 ソ ビ エ ト 経 済 で は 、 M ・ フ ラ ン ケ ル の 推 計 に よ っ て 、 莇 は 一 九 四 九 ∼ 五 六 年 に 平 均 約 二 五 ・ 八 % 、 投 資 の 生 産 力 σ は 仮 に 戦 前 の 限 界 資 本 係 数 の 逆 数 を と り ○ ・ 三 三 、 ま た 第 12 表 に よ っ て 、 輸 出 率 、 輸 入 率 略 々 等 し い か ら 、 吻 、 . 8 両 者 は 相 殺 さ れ る と 考 え 、 借 入 性 向 を ゼ ロ と み 、 貸 付 性 向 δ を 第 13 表 よ り 推 計 し て い ま 、 そ の 値 を 一 九 五 八 年 の ○ ・ 五 % の 値 を と り 、 ⑨ 式 に 各 パ ラ メ ー タ ー を 代 入 す る と 成 長 率 は 約 八 ・ 五 % に な る 。 投 資 の 生 産 力 を 戦 前 の 限 界 資 本 係 数 の 逆 数 と し て 推 計 し た が 、 一 九 五 八 年 以 後 の 資 本 係 数 の 上 昇 を 考 慮 す る と 成 長 率 は 八 ・ 五 % よ り ひ く く な る と 考 え ら れ る 。 さ ら に 第 13 衷 に み る 様 に 、 ソ 連 の 経 済 援 助 i 国 民 所 得 比 率 δ は 未 だ 比 較 的 小 な る こ と は 第 14 表 の 米 国 の そ れ と く ら べ る 第13表 援 助 ・国 民 所 得 比 率 援 助/国 民 所 得(d)( 3)=(2)÷(1) 国 額 薩 助 ②
隣
0.00225 0.00445 0.00166 0.00554 0.339 0.718 0.287 1.029 国 民 所 得 (1) 150,255 161,398 173,047 185,610 1955 1956 1957 1958 (出 所)国 民 所 得 は 第25表 よ り幾 何 平 均 を 用 い て 逆 算 援 助 額 は 第5衷 〔b)より。 第14表 米 国 の援 助 ・国 民所 得 比 率 (単位10億 ドノレ) 援 助/国 民 所 得 率 3)ニ(2)÷(1) 0.007 0.006 援 助 額 (2) ㎜ D G 一 3,1 2。9 441.7 479.5 1958 1959(出 所) GNP駈 よ JRteτnational F1nancia1
Stat- istiCS援 助 額 は 近 東 南 アジ アお よび 極 東 太 平洋 地域 の総 額 。 ソ ビ エ ト 経 済 の 成 長 と 低 開 発 国 援 助 こ と に よ っ て 知 ら れ よ う 。 当 面 の 経 済 援 助 が ソ 連 の 経 済 成 長 を 抑 制 す る 程 大 .で あ る と は 考 え ら れ な い 。 し か し 、 将 来 、 限 界 資 本 係 数 の 増 大 11 投 資 の 生 産 力 の 減 少 が 著 し く な れ ば 、 そ れ と 相 ま っ て 成 長 を 阻 止 す る 要 因 と な る こ と も 考 え ら れ る 。 さ て 、 次 に 、 今 ま で の 考 察 で は 借 款 の 返 済 が 援 助 受 入 国 か ら の 輸 入 の 形 で 表 れ る こ と を 考 慮 し な か っ た 。 借 款 の 返 済 が す す む に つ れ 輸 入 量 は 上 昇 し 、 輸 出 コ ス ト を 相 当 程 度 相 殺 す る こ と に な る 。 こ の こ と は 、 さ き の ⑨ 式 か ら し て 成 長 率 を た か め る 要 因 と な る で あ ろ 一 四 三
・ ソ ビ エ ト 経 済 の 成 長 と 低 開 発 国 援 助 - 一 四 四 う 。 と こ ろ で 援 助 額 が 増 大 し 、 こ れ に 対 応 し て ク レ ジ ッ ト 返 済 用 の 低 開 発 国 物 資 の 輸 入 量 が 増 加 す れ ば 国 内 資 源 再 配 分 の 問 題 が 当 然 生 じ て 来 る で あ ろ う 。 す な わ ち 、 比 較 生 産 費 の 原 理 が 教 え る よ う に 、 援 助 と 貿 易 が 拡 大 す る に つ れ 、 食 糧 、 原 料 生 産 部 門 を 縮 少 し 、 重 化 学 工 業 部 門 に 特 化 す る か 、 あ る い は 伝 統 的 な 自 給 自 足 経 済 の 枠 内 に お い て 処 理 し 、 国 内 生 産 を 縮 少 し 、 必 要 な も の の 輸 入 に 依 存 す る こ と を 極 力 さ け 、 輸 入 品 を 再 輸 出 し 、, そ れ を 国 内 生 産 に 対 す る 計 画 外 の 付 加 物 と し て 扱 う か 、 .そ の い つ れ か で あ ろ う 。 現 在 の ど こ ろ 、 い つ れ 分 方 向 に む か う か さ だ か で は な い が 、 も し 従 来 の 趨 勢 に し た が っ て 援 助 を 拡 大 す る な ら ば 、. こ れ は ソ 連 分 計 画 当 事 者 が 必 然 的 に 解 決 を せ ま ら れ る 重 大 な 問 題 と な る に ち が い な い 。 ` ① た と え ば 、 ソ 連 国 民 所 得 の 最 近 の 資 料 で あ る 切σ o 自 § 困 ∩ ↓ 鷲 国 o 爲 掻 Z o ・ S お ㊦ ド 3 勺 ・ Φ b。 ∼ ㊤ 幽 ・ 参 照 。 ② 竃 . 切 o ∋ 舛 Φ 旦 . .> O o 言 忌 ユ ω 0 5 0 h ω o < 鐸 俸 d 韓 a on 3 8 ω 2 暮 8 巴 ℃ ﹁ ﹁ o 含 9 (O o ヨ 冨 ユ ω o コ o h q ・ ω ・ 卿 on o ≦ 9 国 8 き 巳 8 ) ℃ 噂 ・ ω 謡 ∼ ω り ㎝ ・ . ③ ゾ 連 の 国 家 予 算 } 九 五 〇 年 以 後 は 歳 入 が 歳 出 を 超 過 す る 若 干 の 予 算 剰 余 が み ら れ る が 、 そ れ を 無 視 し て も 推 論 に 大 き な 影 響 を あ た え る も の で は な・ い 。 し た が っ て こ こ で は 均 衡 予 算 を 前 提 し た 。 ﹁ o O 吏 員 鋤 ℃ Q 弔しu ① = = = 罫 切 δ 淵 属 ① 弓 ∩ ∩ O て 国 初 δ 員 萸 ① ↓ 匡 O o δ ω 躍 匡 × 勺 ① o 口 気 α ﹄ 国 民 一 ㊤ ① 卜⊇ ・ 自 ℃ ・ 9 ④ 函 畳 課 口 ユ 冨 昼 、、 目 冨 丙 ① 旨 鼠 響 ↓ 冨 o 昌 o h 閻 8 8 日 目o ︼) ① < 2 8 ヨ 8 什 噛 : お $ 暑 . 冨 。。 ∼ 罠 0 1 署 . ミ 恥 ∼ 旨 伊 ⑤ ζ ・ 写 壁 冨 r .. o晦 o ヨ ① 一日 葛 6 豊 o 易 o h. ぎ 件 ① ∋ 豊 § 巴 勺 o 。・ 暑 9。 ﹃ 寄 o 臼 n 帥三 受 零 ① 民 ρ . . ℃ ・ N O 9 (﹀ ヨ Φ 諜 6 碧 ω 訂 駐 貯剛 o 毘 ﹀ 。陰 。り 0 6 囲 聾 8 写 0 6 毘 一コ 暢 一 ㊤ 切 。。 ・) . ⑥ ﹀ 町 田 訂 梓 ① ぎ 卿, 勺 ● 〇 三 ヨ 彗 ㌦ .9 且 邑 卸 O 口 ε ロ 二 目 穿 ① uQ o く 圏g q 三 〇 口 ﹂ 旨 。。 ∼ ω 刈 : 唱 勾 ① く 冨 ≦ 9 閣 8 B 忌 8 卿 Qn 富 鉱 。。 二 6 。・ 口 = 雷 ① . ⑦ ソ 連 経 済 に お け る 一 九 五 熟 年 似 後 の 資 本 係 数 の 増 加 に つ い て 億 、 ﹁ 論 争 ﹂ ﹁ 九 六 二 年 四 凋 号 、 丹 羽 春 喜 ﹁ ソ 連 経 済 の 秘 密 ﹂ 参 照 。