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人間関係力向上部会 第2回宇都宮ジュニア未来議会報告書(平成18年8月18日開催)|宇都宮市公式Webサイト

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(1)

生沼右妃議長

次に,人間関係力向上部会 9番 宇都宮海星女子学院中学校 斉藤詩穂さん,18番 作新学院中 等部 半田美樹子さん,19番 宇都宮清陵高等学校 山岸良さん。

9 番 斉藤詩穂議員 議長,9 番

18 番 半田美樹子議員 議長,18 番

19 番 山岸良議員 議長,19 番

〔 9 番 斉藤詩穂議員,18 番 半田美樹子議員,19 番 山岸良議員 登壇〕

19 番 山岸良議員

19 番 宇都宮清陵高等学校 山岸良です。

親子の人間関係力の向上について質問いたします。

現在の日本は,あいさつなど常識的なことができない人,社会人をしてのマナーがなっていない 人など,他人や社会と関係を築く力が不十分な人が増加しているように思います。

今年の 6月30日,市役所で開かれた「市長とランチでトーク」の席上で,市長は「教育の根本 は家庭にあり,本年度は親に焦点を当てた教育に力を入れたい。」とおっしゃいました。私たちも人 間としての基礎や,人間関係力を身につけるには,学校だけでなく,家庭において,小さい時から あいさつなどのしつけを徹底させることが大切であると考えます。

そこで,私たちは,現在,市では,親が子育てやしつけについて学習する機会をどのように設定 しているのか,生涯学習課担当者への聞き取りやインターネットで調べました。その結果,中高生 から祖父母にいたるまで,各世代で子育てやしつけについて学習する機会を設けていることがわか りました。中高生には乳幼児とのふれあい交流事業,子供ができた夫婦にはママパパ教室や親子チ ャレンジ教室,教育やしつけに行き詰まった夫婦のための相談ホットライン,グランパ・グランマ の孫まご講座として,祖父母の心得の学習など多くの講座や相談所を開いています。それを踏まえ て,私たちは2つの提案を考えました。

市では,中高生から祖父母まで,各世代において,しつけについて学習する機会を設定していま すが,子どもを産む前の若い夫婦に対する事業は,私たちの調べた範囲では何も行っていませんで

(2)

した。一番大切なのは,子どもに教える前に,親が大人としての正しい知識や技能を持つことであ り,子どもを産む前の若い夫婦に対する事業を考える必要があります。そこで,私たちが考えた提 案は,市が結婚をした夫婦をレストランに招待し,食事代を半額にしつつ,社会での常識,バラン スの良い食事の献立,箸の持ち方など人間としての基礎をもう一度学び直してもらおうとするもの です。ここで,子どもができる前に夫婦2人で,大人として基本的なことを確実に身に付けていた だき,これから子どもを育てていくための大人として親としての力を身に付けて欲しいと思います。

続いて2つ目の提案です。皆さんもご存知かと思いますが,宇都宮市には「宮っ子わくわくカー ド」があります。現在,このカードを使用すると,市内に住んでいる児童・生徒,市内の小・中・ 高等学校に通学している児童・生徒は,市のいくつかの施設を無料で使用できます。私たちは,さ らに,この「宮っ子わくわくカード」を親子で使用できるものにすることを提案します。カードを 親子で使用すれば,高校生以下は無料,大人は半額にするという案です。このカードを使用して, もっと親子でのコミュニケーションを増やすとともに,親が子へ,人間としての基礎や社会人とし てのマナーを正しく教えていく場を設定する必要があります。

この2つの提案で親となる前の時期,そして親となってからの時期に,家庭で子どもを育てるこ との大切さや,責任の大きさを見直していただき,親子の人間関係力を向上していただきたいと思 います。

以上で質問を終わります。よろしくお願いいたします。

9 番 斉藤詩穂議員

9番 宇都宮海星女子学院中学校 斎藤詩穂です。 「いじめ対策」について質問いたします。

栃木県では,いじめの発生率が7年連続,全国ワースト1の状態が続いています。

また,実際私たちの周りの状況は,いじめを受けて転校してしまったり,不登校になってしまっ たりする友達もいました。

そこで私たちは,宇都宮市や栃木県が,いじめの問題についてどのような取り組みをしているか 調べてみました。

現在,県では,いじめの電話相談やパンフレット等の配付を行っていることがわかりました。 宇都宮市では,市内の小・中学校に対して次のような取り組みをしていることがわかりました。

1 つ目は,いじめの早期発見,早期対応の取り組みをして,アンケートをしたり,教育相談,家 庭訪問などを実施するということです。

2つ目は,学校全体や地域などで連携し,いじめに対して組織的に対応することです。

しかし,このような市や県の対策には,次のような問題点があると思います。

まず,電話相談では相手の顔が見えないため,相談者の心の内側が出やすい表情をつかめず,言 葉だけのカウンセリングになってしまいます。

(3)

これらを踏まえて,私たちは次のような提案を考えました。

それは,高校生のボランティアチームを作り,小・中学校に派遣するシステムです。このシステ ムは具体的にいうと,高校の部活動やボランティアグループとして立ち上げ,小・中学校に資料や 案内を配布して,その学校の必要に応じ,高校生を派遣することです。

高校生なら,小・中学生も気軽に相談できるし,高校生が自分の体験に基づいてアドバイスでき ると思いますが,見解を伺います。

18 番 半田美樹子議員

18番 作新学院中等部 半田美樹子です。 「いじめ予防」について質問いたします。

「いじめ」は,私たち自身の問題です。宇都宮市や栃木県では,いろいろな対策を行っています。 しかし,私たち自身が真剣に考え,心を成長させ,人間関係力を高めることが大切だと思います。

そのためには,いじめについて話し合う時間を設け,「いじめはいけない」という考えの定着を図 ることが大切と考えます。

いじめについて,先生の指導により解消する割合を調べたところ,80%から90%でした。残りの

10%から20%に入る人は,解消されずにその後もいじめが続いたそうです。

先生の指導があっても解消できない部分があるということは,とても残念なことです。対策を取 っても解消ができないのなら,いじめを発生させないようにするしかありません。つまり,いじめ を予防しようということです。

そこで,今の現状をよく踏まえた上での提案として,道徳の時間や生徒会活動などを通して,中 学生や高校生が,自分たちの力でいじめを予防することを重要視したらよいと思います。そのため には,先生方にも,道徳の時間でいじめを取り上げ,クラスや生徒会活動でのいじめ予防の取り組 みが積極的にできるようにしてほしいと思います。いかがでしょうか。見解を伺います。

以上で,質問を終わります。よろしくお願いいたします。

渡辺孝夫教育次長 議長,教育次長

生沼右妃議長 教育次長

〔渡辺孝夫教育次長 登壇〕

渡辺孝夫教育次長

山岸議員のご質問にお答えいたします。

(4)

また,社会の中での人との付き合い方などは,それぞれの家庭で,子どもが生まれたときから,成 長に合わせて,徐々に身に付けさせていくものですが,皆さんが,将来の大人として親として必要 な力を十分に理解していることを知り,大変安心しました。

これまで,市では,親自身が学習する機会として,「子育て広場」や「親子チャレンジ教室」を実 施したり,また,社会人としてしっかり自立できるよう,18 歳から 30 歳までの若者を対象とした, 社会生活のマナーやメンタルヘルスについて学ぶ講座を実施しています。

若い夫婦に,レストランで社会の常識をもう一度学び直してもらうという,議員のすばらしいご 提案ありがとうございました。

今後,事業を企画する際の参考とさせていただき,親としての役割や社会人としてのあり方など を学ぶ機会を,広く提供できるよう取り組んでいきたいと思います。

矢古宇哲男市民生活部次長 議長,市民生活部次長

生沼右妃議長 市民生活部次長

〔矢古宇哲男市民生活部次長 登壇〕

矢古宇哲男市民生活部次長

山岸議員のご質問にお答えいたします。

「親子の人間関係力の向上」についてのうち,「宮っ子わくわくカード」についてでありますが,「宮 っ子わくわくカード」を,親子の人間関係力の向上のきっかけづくりの一つとして,研究されたこ とに感心いたしました。

このカードは,皆さんがご家族や友達とともに,様々な体験ができる機会づくりや,自主的な体 験活動を活発にするため,平成 15 年度より,市内の全小・中学校生に配付しています。プールやス ケートセンターなど,市の 13 の施設において,このカードを提示していただくことで,無料で施設 を利用できるものです。これらの施設を維持管理するには,多くの経費が必要となり,基本的には 利用する皆さんの料金負担が原則と考えております。

このようなことから,「大人の料金を半額にする」という点につきましては,難しいものと考えま すが,親子で施設を利用することにより,コミュニケーションが深まり,家族の絆づくりにもつな がるため,家庭の日などの特定の日については,何らかの優待制度などができないか,検討してい きます。

(5)

生沼右妃議長 学校担当次長

〔鈴木宗子学校担当次長 登壇〕

鈴木宗子学校担当次長

斎藤議員のご質問にお答えいたします。

「いじめ対策について」でありますが,本市におきましては,いじめ対策を重要な課題と受け止 め,いじめは絶対に許されないとの考えのもと,学校生活の状況調査や教育相談を行うなど,早期 発見・早期対応の取組を進めているところであります。

議員ご提案の高校生による相談活動は,年齢の近い高校生が聞き手となることで,小・中学生が 相談しやすくなるとともに,悩みを同じ立場に立って受け止めてもらえるなど,その発想はとても 素晴らしいものであります。

また,年代の違う人たちとの交流を持つことは様々な考えや価値観を知ることができるなど,と ても大切でありますので,今後,高校生と触れ合う機会を作ることなどの検討をしてまいります。

相談活動につきましては,その内容によって,高校生に大きな負担となることも考えられますの で,議員ご提案の考え方を十分生かしながら,校内で生徒同士が気軽に悩みや不安を相談できるよ うにするとともに,先生もこれまで以上によりよい相談相手となれるよう努力してまいります。

皆さんも,日頃から互いに相談し合える,よりよい人間関係づくりを大切にしてほしいと思いま す。

次に,半田議員のご質問にお答えいたします。

「いじめ予防について」でありますが,いじめ予防のための取組を充実することはとても大切で あり,そのために,皆さん自身が主体的に行動し,学校全体でいじめを無くそうという議員のご提 案は,大変素晴らしいと思います。

現在,本市の学校では,豊かな心をはぐくむ教育を進めており,学級の満足度調査などを実施し, 皆さんが安心して楽しい学校生活を送れるような,よりよい人間関係づくりを行うとともに,道徳 の時間では,クラスの状況に応じ,いじめに関する資料を活用して,話し合いやいじめの場面を想 定したロールプレイングを行い,思いやりや正義感などの育成を図っているところです。

今後は,さらに,各学校において,道徳の時間で学んだことを生かし,日常生活の中で相手の気 持ちを尊重した言動がとれるようにするとともに,生徒会活動においても,いじめ問題について取 上げていくよう進めてまいります。

皆さんも,先生と協力しながら,いじめのない学校づくりに積極的に取り組んでいきましょう。

生沼右妃議長

参照

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