平成 20 年 9 月市議会定例会 副 市 長 認 定 議 案 説 明
私から、平成 19 年度決算の認定議案につきまして、御説明申し上げます。
初めに、認定第1号 平成 19 年度長野市一般会計、各特別会計決算の概要につ きまして御説明申し上げます。
今回、提案申し上げました決算は、平成 19 年度一般会計のほか 17 の特別会計と 4つの財産区特別会計の合わせて 22 会計であります。
お手元に差し上げてございます「平成 19 年度長野市一般会計・特別会計決算書 の決算一覧表」を御覧いただきたいと存じます。
一般会計と各特別会計の歳入の決算規模は 2, 204 億 5, 573 万 2, 282 円、歳出の決 算規模は 2, 166 億 7, 727 万 6, 266 円で、これにより実質収支額は 24 億 11 万 7, 016 円となりました。
次に、一般会計の決算の概要について申し上げます。
歳入の決算額は 1, 345 億 8, 061 万 8, 354 円、歳出の決算額は 1, 313 億 6, 651 万 497 円で、その結果、歳入歳出差引残額は 32 億 1, 410 万 7, 857 円となりましたが、翌年 度へ繰り越すべき繰越明許費の財源として充当する 13 億 7, 316 万円を差し引きま した実質収支額は 18 億 4, 094 万 7, 857 円となった次第であります。
次に、特別会計の決算の概要について申し上げます。
国民健康保険特別会計ほか 16 の特別会計の歳入決算額は 858 億 7, 511 万 3, 928 円となりまして、前年度と比較いたしますと 28 億 7, 969 万 8, 802 円、率にして 3. 5% の増となりました。
一方、歳出決算額は 853 億 1, 076 万 5, 769 円となりまして、前年度と比較いたし ますと 31 億 9, 354 万 9, 581 円、率にして 3. 9%の増となりました。
各特別会計の決算額につきましては、決算書のとおりとなったところであります が、そのうち、予算規模の大きな3つの特別会計について申し上げます。
国民健康保険特別会計の歳入決算額は 311 億 2, 421 万 4, 123 円となりまして、 前年度と比較いたしますと 23 億 534 万 2, 141 円、率にして 8%の増となりました。
また、歳出決算額は 306 億 7, 678 万 6, 204 円となりまして、前年度と比較いたし ますと 24 億 5, 190 万 2, 343 円、率にして 8. 7%の増となりました。
その結果、実質収支額は 4 億 4, 742 万 7, 919 円となった次第であります。
老人保健医療特別会計の歳入決算額は 303 億 1, 484 万 700 円となりまして、前年 度と比較いたしますと 8, 460 万 7, 370 円、率にして 0. 3%の増となりました。
また、歳出決算額は 303 億 1, 483 万 9, 762 円となりまして、前年度と比較いたし ますと 8, 460 万 7, 398 円、率にして 0. 3%の増となりました。
その結果、実質収支額は 938 円となった次第であります。
介護保険特別会計の歳入決算額は 216 億 9, 906 万 979 円となりまして、前年度と 比較いたしますと 8 億 468 万 7, 531 円、率にして 3. 9%の増となりました。
また、歳出決算額は 216 億 4, 704 万 5, 239 円となりまして、前年度と比較いたし ますと 9 億 8, 084 万 9, 239 円、率にして 4. 7%の増となりました。
その結果、実質収支額は 5, 201 万 5, 740 円となった次第であります。
続いて、財産区特別会計の決算の概要について申し上げます。
お手元に差し上げてございます「平成 19 年度長野市各財産区特別会計歳入歳出 決算書」を御覧いただきたいと存じます。
松代財産区でございますが、歳入決算額は 244 万 4, 904 円、歳出決算額は 169 万 4, 478 円、実質収支額は 75 万 426 円でございます。
豊栄財産区でございますが、歳入決算額は 12 万 5, 713 円、歳出決算額は 3 万 9, 665 円、実質収支額は 8 万 6, 048 円でございます。
西寺尾本郷財産区でございますが、歳入決算額は 48 万 6, 292 円、歳出決算額は 32 万 9, 342 円、実質収支額は 15 万 6, 950 円でございます。
今井財産区でございますが、歳入決算額は 56 万 3, 817 円、歳出決算額は 47 万 3, 407 円、実質収支額は 9 万 410 円でございます。
以上、一般会計・特別会計並びに各財産区特別会計の決算の概要について申し上 げましたが、詳細につきましては決算書のほか、これに添付してあります歳入歳出 決算事項別明細書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書並びに前年比較を 含む別添資料を御参照いただきたいと存じます。
次に、認定第2号 平成 19 年度長野市各公営企業会計決算のうち、私から産業 団地事業会計、病院事業会計、戸隠観光施設事業会計の概要につきまして、御説明 申し上げます。
初めに、平成 19 年度 長野市産業団地事業会計について申し上げます。 お手元の決算書の 11 ページ以降を御覧いただきたいと存じます。
収益的収入及び支出のうち、収入の産業団地事業収益につきましては、予算額 2 億 9, 400 万円に対して、決算額は 1 億 4, 130 万 7, 913 円となりました。
また、支出の産業団地事業費用につきましては、予算額 2 億 4, 100 万円に対して、 決算額は、7, 944 万 6, 219 円となり、この結果 6, 186 万 1, 694 円の純利益が生じた ところでありますが、このうち 5, 300 万円は、平成 20 年度に若里工業団地地盤沈 下問題の解決金等として支出予定でございます。
この当年度純利益に、前年度からの繰越利益剰余金 757, 416 円を合わせ、当年度
未処分利益剰余金は 6, 261 万 9, 110 円となり、この処分につきましては、利益積立 金として 6, 100 万円を積み立て、残額 161 万 9, 110 円は翌年度へ繰り越すものでご ざいます。
次に、資本的収入及び支出について申し上げます。
資本的収入につきましては、予算額 13 億 5, 000 万円に対して、決算額は 6 億 7, 200 万円となりました。
また、資本的支出につきましては、予算額 17 億 1, 365 万 6, 500 円に対して、決 算額は 7 億 8, 029 万 6, 776 円となりました。
この結果、1 億 829 万 6, 776 円の不足額が生じたところであります。
この不足額につきましては、過年度分損益勘定留保資金 4, 445 万 6, 776 円、当年 度分損益勘定留保資金 6, 384 万円で補填した次第であります。
次に、平成 19 年度 長野市病院事業会計について申し上げます。 お手元の決算書の 16 ページ以降を御覧いただきたいと存じます。
収益的収入及び支出のうち、収入の病院事業収益につきましては、予算額 84 億 7, 937 万 5, 000 円に対して、決算額は 85 億 5, 001 万 3, 758 円となりました。 また、支出の病院事業費用につきましては、予算額 91 億 7, 894 万 8, 000 円に対 して、決算額は、90 億 6, 248 万 968 円となりました。
この結果、収入支出決算額から、それぞれ消費税及び地方消費税を除きまして、 5 億 2, 274 万 6, 542 円の純損失が生じたところであります。
この当年度純損失に、前年度からの繰越欠損金 2 億 6, 873 万 2, 273 円を合わせ、 当年度未処理欠損金 7 億 9, 147 万 8, 815 円は、全額、翌年度繰越欠損金として処理 するものでございます。
次に、資本的収入及び支出について申し上げます。
資本的収入につきましては、予算額 34 億 7, 160 万 6, 000 円に対して、決算額は、
28 億 660 万 5, 973 円となりました。
また、資本的支出につきましては、予算額 37 億 4, 603 万 3, 000 円に対して、決 算額は、36 億 9, 495 万 5, 807 円となりました。
この結果、8 億 8, 834 万 9, 834 円の不足額が生じたところであります。
この不足額につきましては、過年度分損益勘定留保資金 8 億 7, 807 万 502 円並び に当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額 1, 027 万 9, 332 円で補填した次 第であります。
次に、平成 19 年度 長野市戸隠観光施設事業会計について申し上げます。 お手元の決算書の 9 ページ以降を御覧いただきたいと存じます。
収益的収入及び支出のうち、収入の観光施設事業収益につきましては、予算額 3 億 2, 100 万円に対して、決算額は 3 億 880 万 8, 302 円となりました。
また、支出の観光施設事業費につきましては、予算額 3 億 7, 950 万円に対して、 決算額は、3 億 7, 207 万 4, 192 円となりました。
この結果、収入支出決算額から、それぞれ消費税及び地方消費税を除きまして、 7, 119 万 9, 890 円の純損失が生じたところであります。
この当年度純損失に、前年度からの繰越欠損金 8 億 4, 255 万 1, 744 円を合わせ、 当年度未処理欠損金 9 億 1, 375 万 1, 634 円は、全額、翌年度繰越欠損金として処理 するものでございます。
次に、資本的収入及び支出について申し上げます。
資本的収入につきましては、予算額 1 億 1, 300 万円に対しまして、決算額は 1 億 930 万円となりました。
また、資本的支出につきましては、予算額 1 億 1, 370 万円に対して、決算額は、 1 億 1, 069 万 3, 900 円となりました。
この結果、139 万 3, 900 円の不足額が生じたところであります。
この不足額につきましては、過年度分・当年度分消費税及び地方消費税資本的収
支調整額で全額補填した次第であります。
以上、平成 19 年度 長野市産業団地事業会計、長野市病院事業会計、長野市戸 隠観光施設事業会計決算の概要について御説明申し上げました。
何とぞ十分御審議の上、御認定を賜りますようお願い申し上げます。