児童館・児童センターについて
1 児童館・児童センターとは
児童館は、児童福祉法第 40 条に規定する児童厚生施設の1つで、地域において児童に健全 な遊びを与えて、その健康を増進し、又は情操をゆたかにすることを目的とする児童福祉施 設です。児童センターは児童館の機能に加え、運動を主とする遊びを通して体力増進を図る ことを目的とした指導機能を有し、必要に応じて年長児童に対する育成機能を有する施設の ことを言います。
また、建物の広さも児童館は原則 217.6 ㎡以上であるのに対し、児童センターは原則 336.6 ㎡以上必要となります。
2 児童館・児童センターの概要
(1)施設配置
泉児童館
土岐津児童館
西部児童センター 駄知児童センター
肥田児童センター
Is値とは?
昭和 56 年の耐震基準の改定以前に建てられた建物の耐震基準を示す指標です。国土交通省の
基準では、0.6 未満の建物は「震度 6 強の地震で崩壊、倒壊する危険性がある」とされ、0.3 未
満なら「危険性が高い」とされています。地震の際、学校は避難場所になることから、文部科学
省は公立学校施設の建物について、0.7 以上の Is 値を求めています。
(2)施設概要
6施設の内、平成5年に建築した肥田児童センターが最も新しい施設です。また、西部児 童センターは肥田児童センターに次いで新しく、敷地は最も広い施設となっています。
施設の耐震性を示すIs値では、いずれの施設も基準値を上回っており、耐震性に問題は ありません。しかし、土岐津児童館、妻木児童館、泉児童館は築 40 年を超えており、老朽化 が懸念されます。
建 築 年 ・ 築 年 数
構
造 Is値 ( 耐 震 指 数 )
敷 地 面 積 ( ㎡ )
建 築 面 積 ( ㎡ )
延 床 面 積 ( ㎡ )
土岐津児童館 S45 築 44 年
サーモコン
平屋 1.58 800.17 231.22 231.22
西部児童センター※ H3
築 23 年 RC 適合 8262.00 416.51 416.51
妻木児童館 S42
築 47 年
PCコンクリート
平屋 1.78 780.75 190.75 190.75
駄知児童センター S54
築 35 年 RC 平屋 2.16 2200.00 314.60 314.60
肥田児童センター H5
築 21 年 RC 平屋 適合 1325.00 320.00 320.00
泉児童館 S46 築 43 年
サーモコン
平屋 1.65 1058.16 230.99 230.99
3 児童館・児童センターの概要
(1)利用状況
①利用実績
児童館・児童センターの利用者数は、平成 18 年をピークに減少していましたが、平成 22 年から増加に転じており、平成 25 年では 84,680 人となっています。
施設別にみると、平成 25 年では西部児童センターで 19,517 人と最も多く、次いで土岐津児 童館で 16,202 人となっています。
平成 22 年と平成 25 年を比較すると、西部児童センターと肥田児童センターで利用者数が減 少しています。
■児童館・児童センター利用者数の推移
H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25
土岐津 14,684 15,362 16,558 13,854 13,609 15,057 13,534 16,444 16,202
西部 19,711 21,132 21,326 21,546 19,705 21,781 19,746 19,415 19,517
5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000
合計
西部児童センター
肥田児童センター
土岐津児童館
泉児童館 駄知児童センター
妻木児童館
9.1
13.9
4.8
4.8
7.0
8.1
60.5
2.9 3.8
2.9
2.5
4.2
5.9
3.6
70.9
7.5
0% 20% 40% 60% 80% 100%
土岐津児童館
西部児童センター
妻木児童館
駄知児童センター
肥田児童センター
泉児童館
利用していない
不明・無回答
就学前児童(N=483) 小学生(N=477)
②アンケート調査
児童館・児童センターの利用についてアンケート調査では、就学前児童で「利用している」 が 47.7%、「利用していない」が 60.5%、小学生で「利用している」が 22.9%、「利用して いない」が 70.9%となっています。
利用回数では、就学前児童、小学生ともに、すべての施設において月当たり「1 日~3 日未 満」が最も高くなっています。
32.4 30.7
33.6 32.9 21.1
41.3 27.8
27.6 25.6
24.5 28.8 49.4
17.1 32.5
2.9 1.8
5.3 4.0
3.4 2.5 1.2
37.1 41.9
36.6 34.3
26.2 39.1 38.5
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全体 泉児童館
肥田児童センター
駄知児童センター
妻木児童館
西部児童センター
土岐津児童館
幼児 小学生 中学生 大人
(3)対象別利用者割合
対象別利用者割合をみると、全体では「幼児」が 32.4%、「小学生」が 27.6%、「中学生」 が 2.9%、「大人」が 37.1%となっています。
82.0 85.3 79.9 78.3
79.9 81.2 81.6
18.0 14.7 20.1 21.7
20.1 18.8 18.4
0% 20% 40% 60% 80% 100%
土岐津児童館
西部児童センター
妻木児童館
駄知児童センター
肥田児童センター
泉児童館 全市
任意利用 サークル利用
(4)利用内訳
児童館・児童センター利用内訳では、任意利用が 82%、各児童館、児童センターで開催し ているサークルでの利用が 18%となっています。
4 児童館・児童センターの現状まとめ
○6施設のうち、半数の施設が築 40 年以上経過しており、老朽化が懸念されています。 ○児童館・児童センターの利用は近年増加傾向にあります。しかし、施設によっては利用が
減少しているものもあります。
○利用の回数としては月に1~3回未満が多くなっています。
○利用者の割合は、大人が最も多く、次いで幼児、小学生となっています。中学生の利用割 合は少なくなっています。
5 児童館・児童センターの今後について
(1)児童館・児童センターの機能の整理
児童館・児童センターは、就学前児童やその保護者の交流や居場所として、また小学生の 放課後の居場所づくりを主な目的として事業を実施しています。
一方、子育て支援の充実を図る中、本市では子育て支援センターの設置や放課後教室を実 施しており、これまで児童館・児童センターが担っていた役割と重複する事業もみられます。
また、教育・保育施設の老朽化などにより、公立の幼稚園や保育園については再編を進め、 認定こども園の設置を検討しています。認定こども園は地域における子育て支援を行う施設 でもあることから、今後新設される認定こども園では子育て支援事業を行っていくことにな り、就学前児童やその保護者への支援は充実されていくことになります。
また、放課後教室については平成 27 年度から、すべての小学校区で設置され小学生の放課 後の支援についても充実が図られていきます。
こうしたことから、関連する子育て支援事業の内容を踏まえ、児童館・児童センターの役 割について改めて検討を行っていきます。
■交流や居場所づくりに関する事業の住み分け
就学前児童
・保護者
小学生
交流・居場所
放課後の居場所
役割の 住み分け