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icho26 最近の更新履歴 和光学園アーカイブス

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Academic year: 2018

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もう一つの顔としての

つらい「沖縄」を

◎ 沖縄学習旅行最終日に、沖縄の方たちに向け発信した子ど もたちが作った「平和宣言」を紹介します。今年の6年生の 沖縄での学びがよくわかります。ぜひ読んでください。

平和宣言

私達は、沖縄学習旅行を楽しみにしていました。なぜなら 沖縄には、豊かな自然や食べ物、めずらしい物があることを 学習していたからです。飛行機から見えた海や、新原ビーチ で見た海は、本当にきれいで、ボートの下からカラフルな魚 がいっぱい見えました。沖縄で食べたお料理は、東京で食べ たときよりもずっとおいしかったです。ちんすこうやサータ ーアンダギー、沖縄Tシャツやシーサーの置物など、何を買 おうか、まよってしまいました。目の前で見せていただいた 園田青年会のエイサーも、とても迫力があり、息もぴったり 合っていて、かっこよく、感動してしまいました。ところが、 そうした素敵な沖縄で、もう一つの「沖縄」を見てきました。

一日目に、まず「嘉数の高台」で校長先生の話を聞きまし た。激戦が目の前でくり広げられているかのように思えてき ました。実際に見た「トーチカ」は、アメリカ軍の砲弾で、 ぼこぼこでした。今では普通の公園になっていたので、そこ がはげしい戦争の場だったとは信じられませんでした。でも、 そこにあった「青丘の塔」が、韓国・北朝鮮・日本の3国で 建てられたり、「京都の塔」には、他の塔には書かれていない、 兵隊とともに亡くなった嘉数の住民のことが書かれてあった りしたことを知って、戦後をどうするかの大切さも学びまし た。次に、「普天間」と「嘉手納」の二つの基地を見ました。 軍のでっかい飛行機が低く飛んでいました。毎日騒音を聞い ていて、住民の人のつらさが分かりました。それだけではな く、米軍の住宅地は広いのに、日本の住宅地はつまっている こと、そんなところに基地があったこと、そんな住宅街にあ る沖縄国際大学にヘリが落ちたことを、現場で見て実感しま した。また、沖縄にあるのに、米軍基地の住所がアメリカ合 衆国カルフォルニア州であるのにもびっくりしました。

夜には、宮良ルリ先生のお話を聞きました。病院の建物で はない、ガマでの手術の手伝いのお話を聞いていたら、思わ ず泣いてしました。友達が目の前の爆弾で吹き飛んだり、自 決で死んだりしたのを見たりすることは、私たちにはたえら れないことです。最後の手榴弾がもし爆発していたら、宮良 先生の話もなかったので、私たちも学習できませんでした。 宮良先生は、生きることの大切さを繰り返し話してください ました。私たちは生きている幸せを感じながら、そのことの 意味をもっと考え、伝えていきたいと思いました。

二日目に、実際に学徒看護隊だった方々がたどったコース を、三コースに分かれて見てきました。実際にガマに行って、 急なところを降りてみたら、水がたまっていて、とにかく足 場が悪くて、田んぼのようでした。一分間暗くしたら、本当 に真っ暗でした。昔の人がここで手術していたのかと思いま した。ガマの中やまわりで、人骨のような骨や、昔のままの 実物の手榴弾を見つけました。実際に見たら、とても重たい 気持ちになりました。さらに、「平和の礎」や「魂魄の塔」で は、沖縄戦であんなにたくさん亡くなった方がいたんだと実 感して、おどろきました。実際に見てみたらものすごい数で した。資料館で見たひめゆり学徒隊の人たちの名前をさがそ うとしたけど、なかなかさがせませんでした。

三日目、たくさんの方々が「集団自決」した座間味島のお 話を宮城晴美先生から聞きました。ことばの一言一言がはっ きりしていて、聞き取りやすかったので、大事なことがよく わかりました。家族を殺さなくてはいけないなんて、そんな つらいことはありません。そういうことを日本軍から教えら れているなんて驚きでした。

こうして、三日間、素敵な「沖縄」と、もう一つの顔とし てのつらい「沖縄」を見てきました。私達はここで、改めて、 平和であることがとても大切だと思いました。これから、次 の六年生に伝えていこうと思いました。

2010年10月26日

和光小学校沖縄学習旅行参加者一同

11月8日は外部入試の代休のため休みになります。 11月10日は和光学園創立記念日でお休みです。

和光小学校

学校通信

2010年度

2 0 1 0 年1 1 月2 日 NO.2 6

1 7 日は授業公開・ 親和会教育懇話会です

http://www.wako.ed.jp/

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南部戦跡で学ぶ(上 魂魄の塔、下 ヌヌマチガマ)

アイヌとウチナーをつなぐ中野の祭り

チャランケ祭りに来ませんか

当初1年生と6年生の有志が参加する予定だった祭りが台 風の影響で延期になりました。子どもたちは参加できません が、ぜひお楽しみください。

日時 11月3日(祝) 場所 中野北口公園

10:00 旗すがし ( 沖縄での神を迎える儀式 )

11:00 カムイノミ ( アイヌでの神を迎える儀式 )

13:00 ケグリ「朝鮮民謡・農楽」

13:20 中野七頭舞

13:40 いなほ保育園

13:55 エイサーかみさぎ舞鼓打人

14:15 エイサー具志川倶楽部

14:35 ヤイレンカ

14:50 ( アイヌ ) ペウレ・ウタリの会

15:10 知念良吉

15:25 阿寒民族文化保存会

15:45 東京沖縄県人会青年部

16:05 エイサータコライス

16:35 ( アイヌ ) ポロリムセ

16:50 アイヌアートプロジェクト

17:10 旗おろし ( 神送り )

18:00 終了

体育館への引越し、延期のお知らせ

体育館・プールの工事が順調に進んでいます。先日、内覧 会があり建設委員会のメンバーで様子を見せてもらいました。 体育館アリーナ、幼稚園体育室、倉庫や舞台、そして二つの プールの形がすでに出来上がっていました。まもなく足場も 解体され、体育館棟の全貌が見られると思います。体育館プ ールは予定通り12月には完成予定ですが、その後の役所関 係の検査に時間がかかり、学園への引渡しは年明け1月10 日になりそうです。そこで、12月21日に予定していた体 育館引越しは引渡し後の1月11日の予定です。子どもたち へのお披露目もこの日にしたいと考えています。改めてご連 絡差し上げますので、今から予定していただき、ぜひ多数の 方のご協力をお願いします。とくに、男手が沢山ほしいです。 お父さんたちも、よろしくお願いします。

参加してみませんか 悠愉学舎主催

第3回 ゆっくり子育て講演会

かたち‐ きもち‐ いのち

講師 高橋由紀子さん(徳談会主宰)

今回は、私が以前やっていた、子どもの本屋「もみの木」 以来の友人で、千歳船橋で、ことばの教室「こころへ教室」 を主宰している高橋由紀子さんにお話をしてもらいます。高 橋さんはいつまでも初々しい心と好奇心を忘れず、日々変化 していく自分を愉しんでいる人です。自然や人間に向かって 開かれたみずみずしい感性を持ち続け、そこから内に入って きたものを、ゆっくりと熟成させて、かたちにしてから、そ れを外に向けて発してくれます。さりげなく語られる言葉の 一つ一つに、どれだけ驚かされ、触発され、刺激を受けたか しれません。この喧噪の世の中で、見るべきものをちゃんと 見ている人が身近にいるということは私たちに限りない勇気 を与えてくれていると思います。是非、一度高橋さんの話を 聞きに来て下さい。 悠愉学舎・海沼栄造

《高橋由紀子さんのご紹介》

1954年1月7日東京生まれ 2006年 80歳以上現役 の方々に話を聴く「徳談会」を経堂で始める 2010年12月で 13回目を迎える 2009年 3歳からの国語の教室「こども・ ことば・ひろば」を始める 祖師谷留学生会館で外国人に日本語を 教え始める

参照

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