平成20年度
特許出願技術動向調査報告書
再生医療
(要約版)
<目次>
第1部
再生医療の特許動向分析 . . . 1第2章
再生医療の研究開発動向調査 . . . 13第3章
再生医療の政策動向調査 . . . 20第4章
再生医療の市場環境調査 . . . 21第5章
提言. . . 27平成21年4月
特 許 庁
問い合わせ先
特許庁総務部企画調査課 技術動向班
電話:03−3581−1101(内線2155)
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対象・疾患
機能付与細胞
¾分化させた幹細胞
¾体細胞
¾遺伝子改変細胞
細胞シート
細胞培養・増殖技術
¾装置・器材、培地成分・添加物、培養条件 新規な細胞と取得技術
¾新規な細胞、その作製・分離・取得方法
¾精製方法
(調査対象外) 理学療法(リハビリ)
細胞の関与しない 人工組織・人工臓器 安全性・品質管理技術
運搬・パッケージ技術 産業用培養システム イメージング・モニタリング技術 疾患モデル(再生医療用)作製技術 細胞分化制御技術
¾細胞改変、分化制御因子(蛋白質・化合物)
¾培養の工夫、細胞との接触
¾物理的刺激 細胞ソース
¾幹細胞・前駆細胞
(E S 細胞/iPS 細胞/体性幹細胞他)
¾体細胞
¾その他 (骨髄/臍帯血)
細胞保存技術
¾保存機器、保存液
再生医療要素技術
細胞改変技術
¾ベクター、遺伝子導入、改変技術
再生医療応用技術
再生医療支援技術
in vit ro/ ex vivo機能構造体の形成
再生医療
臓器移植
(心臓・肝・腎・角膜・他)
・運動器系
(骨/ 関節/ 軟骨/ 結 合組織/ 筋肉/ 他)
・循環器系
(心臓/ 血管/ 血液)
・感覚器系
(眼/ 耳鼻/ 皮膚/ 他
・泌尿器系
・運動器系
(骨/ 関節/ 軟骨/ 結 合組織/ 筋肉/ 他)
・神経系
(脳/ 脊髄)
・消化器系
(膵臓/ 肝臓/ 他)
ヒト
獣医領域
足場関連技術
¾素材、構造・形態 材料工学/
ナノテクノロジー 足場、スカフォールド
¾合成・天然高分子
¾無機素材・金属
¾ハイブリッド素材 誘導因子
¾サイトカイン
¾低分子化合物
複数の組合せ
in vivo治療関連技術
細胞移植 誘導因子投与
足場移植
細胞と足場
再生医療関連技術 送達方法、器具 複数の組合せ
拒絶回避、細胞処理、ドナ ー ・レ シ ピエ ン ト処理 発生工学/生殖工学
分子生物学/細胞工学 ゲノム科学/糖鎖工学
第 1 部 再 生 医 療 の 特 許 動 向 分 析 第 1 章 再 生 医 療 の 技 術 概 要
∼ 根 本 治 療 と し て 注 目 を 集 め る 「 再 生 医 療 」 ∼
動 物 の 体 は 複 数 種 類 の 特 定 の 細 胞 が 一 定 の パ タ ー ン で 集 合 し た 構 造 単 位 で あ る「 組 織 」、複 数 の「 組 織 」が 決 ま っ た パ タ ー ン で 集 合 し 構 成 し て い る「 器 官・臓 器 」か ら 構 成 さ れ て い る 。 組 織・器 官・臓 器 は 、発 生 分 化 の 過 程 で 、「 情 報 伝 達 分 子 」の シ グ ナ ル に 応 じ て 様 々 な「 細 胞 」 が「 周 辺 環 境 」( 細 胞 接 着 分 子 、細 胞 外 マ ト リ ッ ク ス 等 )を 介 し て 相 互 作 用 し 集 合 す る こ と に よ り 形 成 さ れ る 。 一 方 、 動 物 が 損 傷 を 受 け た 組 織 ・ 器 官 ・ 臓 器 、 四 肢 な ど を 復 元 す る 再 生 現 象 は 古 く か ら 知 ら れ て い た 。「 再 生 医 療 」は 、疾 病 や 事 故 に よ り 損 傷 や 機 能 不 全 を 起 こ し た 組 織 ・ 器 官 ・ 臓 器 に 対 し て 、 上 記 の 組 織 ・ 器 官 ・ 臓 器 形 成 の 過 程 を 人 為 的 に 再 現 す る こ と に よ り 修 復 ・ 再 生 を 図 り 、 機 能 を 回 復 す る 医 療 を 指 す 。 再 生 医 療 は 医 薬 等 に よ る 対 処 療 法 と 異 な り 、 機 能 を 根 本 的 に 回 復 す る 医 療 と し て 注 目 を 集 め て い る 。
本 調 査 に お い て は 、 組 織 ・ 器 官 ・ 臓 器 形 成 の メ カ ニ ズ ム を 解 析 し 、 細 胞 の 有 す る 能 力 を 活 用 し て 、 組 織 ・ 器 官 ・ 臓 器 の 修 復 ・ 再 生 を 行 い 損 な わ れ た 機 能 を 回 復 す る た め に 必 要 な 全 て の 技 術 を「 再 生 医 療 」と し て 定 義 す る 。今 回 の 調 査 対 象 に は 、理 学 療 法( リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン )、 機 能 に 細 胞 の 関 与 し な い 人 工 物 で あ る 人 工 組 織・器 官・臓 器( 人 工 心 臓 、人 工 肺 等 )、同 種 あ る い は 異 種 の 臓 器 移 植 ( 心 臓 、 肝 臓 、 腎 臓 、 角 膜 等 ) は 含 ま な い 。 再 生 医 療 の 技 術 俯 瞰 図 を 以 下 に 示 す ( 図 1)。
図 1 再 生 医 療 の 技 術 俯 瞰 図
∼ 「 再 生 医 療 」 の 技 術 概 要 ∼
再 生 医 療 は 「 再 生 医 療 要 素 技 術 」、「 再 生 医 療 応 用 技 術 」 お よ び 「 再 生 医 療 支 援 技 術 」 の 三 つ に 大 別 さ れ る 。「 再 生 医 療 要 素 技 術 」 に は 、「 新 規 な 細 胞 と 取 得 技 術 」、「 細 胞 培 養 ・ 増 殖 技 術 」、「 細 胞 分 化 制 御 技 術 」、「 細 胞 改 変 技 術 」、「 細 胞 保 存 技 術 」 な ど 、 利 用 す る 細 胞 を 体 内 か ら 分 離 ・ 採 取 し 再 生 医 療 で 使 用 で き る 形 態 で 提 供 す る た め の 技 術 お よ び 足 場 ・ ス カ フ ォ ー ル ド に 関 す る「 足 場 関 連 技 術 」が 含 ま れ る 。実 際 の 治 療 に 当 た る の が 、「 再 生 医 療 応 用 技 術 」で 、
「 i n v i t r o/ ex v i v o 機 能 構 造 体 の 形 成 」、「 i n v i v o 治 療 関 連 技 術 」、「 再 生 医 療 関 連 技 術 」 が 含 ま れ る 。 再 生 医 療 を 安 全 か つ 治 療 効 果 の あ る も の に す る た め の 様 々 な 技 術 を 「 再 生 医 療 支 援 技 術 」と し て と ら え 、「 運 搬・パ ッ ケ ー ジ 」、「 安 全 性・品 質 管 理 」、「 産 業 用 培 養 シ ス テ ム 」、
「 イ メ ー ジ ン グ ・ モ ニ タ リ ン グ 」、「 疾 患 モ デ ル 」 が 含 ま れ る 。
表 1 再 生 医 療 の 技 術 概 要
大 分 類 中 分 類 概 要
新 規 な細 胞 と取 得 技 術
新 たな手 法 により作 製 された、あるいは 体 内 のソースか ら分 離 ・採 取 された細 胞 と、その手 法 、目 的 細 胞 をそれ 以 外 の 細 胞 から精 製 する 方 法 、そのための装 置 ・器 材 等
細 胞 培 養 ・増 殖 技 術
目 的 の細 胞 の数 を増 や すための 装 置 ・容 器 ・器 材 ・器 具 等 、培 養 液 成 分 、培 養 条 件 の工 夫 等
細 胞 分 化 制 御 技 術
細 胞 の改 変 、サ イトカイン、化 合 物 等 の利 用 、培 養 の 工 夫 、他 の 細 胞 ・由 来 成 分 の 利 用 、物 理 的 刺 激 など幹 ・前 駆 細 胞 を目 的 の 機 能 を 有 する細 胞 に分 化 させ る手 法
細 胞 改 変 技 術
細 胞 を遺 伝 的 に改 変 するための 手 法 ・ツール(ベクター、導 入 方 法 、 改 変 技 術 )等
細 胞 保 存 技 術
細 胞 の性 質 を損 なうことなく保 存 するための 装 置 ・器 材 、保 存 液 成 分 、保 存 条 件 の 工 夫
足 場 関 連 技 術 足 場 の素 材 ・組 成 、構 造 ・形 態 ・デザイン等 再 生 医 療 要 素 技 術
その他
in vit ro/ ex vivo機 能 構 造 体 の形 成
細 胞 のみ 、細 胞 と足 場 の 組 み 合 わせなど、生 体 外 で機 能 構 造 体 を 形 成 しそれを医 療 に活 用 する技 術 、パターン形 成 、動 物 体 内 での 形 成 も含 む
in vivo治 療 関 連 技 術
細 胞 (改 変 細 胞 を含 む)の 移 植 、足 場 の移 植 、誘 導 因 子 の 投 与 、こ れらの 組 み合 わ せなど、体 内 で機 能 構 造 体 を形 成 する技 術
再 生 医 療 関 連 技 術
細 胞 等 を目 的 部 位 に送 達 する手 法 、細 胞 治 療 の ための 器 具 等 、拒 絶 反 応 を回 避 するための手 法 、用 いる細 胞 に何 らかの 処 理 を加 えて 治 療 効 率 を高 める手 法 、ドナー・レシピエントの処 理 など、上 記 の2技 術 に共 通 する事 項
再 生 医 療 応 用 技 術
その他
運 搬 ・パッケージ 治 療 用 細 胞 の運 搬 、包 装 、容 器 等 安 全 性 ・品 質 管 理
治 療 用 細 胞 の質 を評 価 する方 法 、ウイルス、不 適 切 な細 胞 等 を除 去 する、あるいは 混 入 を防 止 する手 法
産 業 用 培 養 システム 産 業 化 、ヒトへ の 適 用 を考 慮 した培 養 システム イメージング・モニタリング
治 療 中 の 細 胞 の 挙 動 を観 察 し、治 療 効 果 を解 析 ・評 価 するための 装 置 ・システム、解 析 方 法
疾 患 モデル 再 生 医 療 の モデルとなる疾 患 モデルとその作 製 方 法
再 生 医 療 支 援 技 術
その他
∼ 再 生 医 療 の 流 れ ∼
再 生 医 療 を 、 そ れ に 関 連 す る 事 象 と 共 に 歴 史 的 経 緯 の 中 で と ら え る と 以 下 の よ う に な る 。 動 物 の 自 己 再 生 機 能 は 古 く か ら 知 ら れ て い た が 、 そ れ が 「 医 療 」 の 形 で 応 用 さ れ る よ う に な っ た の は 骨 髄 移 植 が 最 初 で 、1970 年 代 に そ の 基 礎 が 固 ま り 現 在 、臍 帯 血 移 植 と 合 わ せ て 世 界 中 で 実 施 さ れ て い る 。 一 方 、 細 胞 、 工 学 、 材 料 と 適 当 な 生 化 学 的 / 物 理 化 学 的 因 子 を 組 み 合
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1970以前 1970 1980 1985 1990 1995 2000 2007
E vans & Kaufman 1981 マ ウ ス E S 細胞作出
Martin 1981 マ ウ ス E S 細胞作出
US 5486359 93.03.22 Os iris T herap. 間葉系幹細胞
US 5061620 90.03.30 S yS temix(米国)
ヒト造血幹細胞
US 6458589 00.04.27
Geron ヒトE S 細胞由来
肝臓細胞 US 508750
88.05.10 S tanford Univ.
(米国) げっ歯類 造血幹細胞
US 6280718 99.11.08
WA R F ヒトE S 細胞の 造血細胞への分化 E P 1040805B
97.12.19 B rues tle O. E S 細胞由来 神経系前駆細胞 1957
ヒトに対する 骨髄移植成功
1974 世界初の 骨髄バンク (イギリス)
1988 世界初の 臍帯血移植
(フランス)
1993 世界初の 臍帯血バンク
(米国)
MarrowT ech 1987 培養真皮
1998 A pligraf認可
1997 C artic el認可 Brittberg
1994 培養自家軟骨
移植
C ao et al. 1997 ヌードマウスに
耳を形成
T homs on ら 1998 ヒトE S 細胞作出 T homs on ら
1995 霊長類 E S 細胞作出
山中 ら 2006 マウスiPS 細胞
作出
山中 ら 2007 ヒトiPS 細胞
作出
R eynold & Weis s 1992 神経幹細胞培養法
(Neuros pheres 法)
C aplanら 1994 間葉系幹細胞 による軟骨修復
幹細胞 造血系幹細胞
マウスES 細胞
神経幹細胞
間葉系幹細胞
幹細胞再生医療
幹細胞移植治療
―造血幹細胞―
ティッシュ エンジニアリング
2007 ジェイス認可
1997 Dermagraft認可
ES 細胞 Green
1975 培養自家表皮
B ell 1979 培養皮膚
Langer & V ac anti 1993 T is s ue engineering 1988
E pic el発売
論文
特許
その他
iPS 細胞
の 動 き も 1970 年 代 に 登 場 し た 。テ ィ ッ シ ュ・エ ン ジ ニ ア リ ン グ に は 、組 織 の 一 部 又 は 全 部 を 修 復 す る も の( 皮 膚 、軟 骨 、骨 、血 管 等 )、細 胞 を 装 着 し た( 補 助 )人 工 臓 器( 人 工 腎 臓 、人 工 肝 臓 等 )な ど が あ る 。1970 年 代 半 ば に Gr een ら が 開 発 し た 皮 膚( 表 皮 )の 培 養 法 は 、1981
年 に O’Connor らによる熱傷患者への自家培養表皮移植の成功につながり、ティッシュ・エン
ジ ニ ア リ ン グ は 現 実 の も の と な っ た 。 こ れ ま で に 、 表 皮 、 皮 膚 、 軟 骨 な ど が 承 認 を 受 け 実 用 化 さ れ て い る 。
1980 年 代 初 頭 の マ ウ ス 胚 性 幹 細 胞( ES 細 胞 )の 樹 立 以 来 、造 血 幹 細 胞 、神 経 幹 細 胞 、間 葉 系 幹 細 胞 な ど 様 々 な 幹 細 胞 が 見 出 さ れ 、 そ の 効 率 的 な 分 離 及 び 培 養 法 が 確 立 さ れ て い っ た 。 こ う し て 得 ら れ た 幹 細 胞 は 、 細 胞 の 分 化 ・ 個 体 の 発 達 と い っ た 生 命 の メ カ ニ ズ ム を 探 索 す る 基 礎 研 究 を 大 い に 発 展 さ せ る と と も に 、 幹 細 胞 の 多 能 性 ・ 多 分 化 能 を 活 か し て 生 体 機 能 の 改 善 ・修 復 を 図 る 再 生 医 療 ( r egener at i v e medi c i ne) へ の 期 待 を も た ら し た 。 以 上 の 流 れ を 図 2 に 示 す 。
図 2 再 生 医 療 の 流 れ
注 : Epi c el お よ び Car t i c el は Genz y me Cor p. 、 Der magr af tは Adv anc ed Bi oheal i ng, I nc . 、 Apl i gr af は Nov ar t i s AG、 ジ ェ イ ス は ( 株 ) ジ ャ パ ン ・ テ ィ ッ シ ュ ・ エ ン ジ ニ ア リ ン グ の 登 録 商 標 で あ る 。
中国籍 472件
5.5% 韓国籍
261件 3.0%
その他 715件
8.3%
米国籍 3,175件 37.0% 欧州国籍
1,623件 18.9%
日本国籍 2,327件
27.1%
合計 8,573 件
2,358 2,344
1,972
1,218
681
500 1,000 1,500 2,000 2,500
2002 2003 2004 2005 2006
出願年(優先権主張年) 出
願 件 数
日本国籍 米国籍 欧州国籍 中国籍 韓国籍 その他 合計
優先権主張年 2002- 2006
出願人国籍
第 2 章 再 生 医 療 の 特 許 出 願 ・ 登 録 動 向
∼ 米 国 籍 出 願 人 に よ る 出 願 が 中 心 、 そ れ に 次 ぐ 日 本 ∼
再 生 医 療 の 出 願 状 況 を 日 米 欧 中 韓 へ の 出 願 の 公 報 単 位 で の 合 計 数 で 解 析 を 行 っ た 。 優 先 権 主 張 年 2002 年 ∼ 2006 年 で 、8, 573 件 の 特 許 出 願 が 行 な わ れ て い る 。出 願 人 国 籍 別 の 出 願 件 数
( 上 位 ) を 表 2 に 示 す 。
表 2 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 ( 日 米 欧 中 韓 へ の 出 願 、 出 願 年 ( 優 先 権 主 張 年 ): 2002- 2006 年 )
出 願 人 国 籍 国 ・地 域 出 願 件 数 出 願 人 国 籍 国 ・地 域 出 願 件 数
米 国 米 国 3,175 台 湾 その他 109
日 本 日 本 2,327 シンガポール その他 95
ドイツ 欧 州 526 オーストラリア その他 94
中 国 中 国 472 イタリア 欧 州 93
イギリス 欧 州 266 スペイン 欧 州 70
韓 国 韓 国 261 オランダ 欧 州 69
カナダ その他 165 ベルギー 欧 州 42
スイス 欧 州 161 インド その他 35
フランス 欧 州 157 デンマーク 欧 州 34
イスラエル その他 156 ( 以 下 略 )
スウェーデン 欧 州 125 合 計 8,573
注 : 日 本 へ の 出 願 は PATOL I S( 2008. 07. 23 検 索 )、 そ れ 以 外 は WPI NDEX( STN) ( 2008. 08. 18 検 索 ) で 検 索 、 優 先 権 主 張 年 2002 年 ∼ 2006 年 を 対 象 に 公 報 単 位 で 集 計 、「 欧 州 」 の 定 義 は 脚 注
1)
参 照 。 以 下 の 出 願 人 国 籍 別 で の 解 析 は 、 上 記
「 国 ・ 地 域 」 別 に 行 っ た 。 PATOL I S は ( 株 ) パ ト リ ス 、 STN は Amer i c an Chemi c al Soc i et y の 登 録 商 標 で あ る 。
再 生 医 療 に 関 す る 日 米 欧 中 韓 へ の 特 許 出 願 件 数 の 推 移 、 シ ェ ア を 出 願 人 国 籍 別 で 見 る と 図 3 お よ び 図 4 の よ う に な る 。 2004 年 以 降 は デ ー タ ベ ー ス 収 録 ま で の タ イ ム ラ グ 、 PCT 出 願 の 国 内 移 行 ま で の 時 間 が 長 く 公 報 発 行 が 遅 く な る な ど 未 収 録 デ ー タ が 多 い な ど 、 全 デ ー タ を 取 得 す る に 至 っ て い な い 可 能 性 が 高 い こ と に 留 意 が 必 要 で あ る 。全 体 で は 米 国 籍 出 願 人 が 37%
( 3, 175 件 )で 日 本 、欧 州 、中 国 、韓 国 を 大 き く 上 回 っ て い る が 、日 本 も 27. 1%( 2, 327 件 ) で 米 国 に 次 い で お り 、 欧 州 18. 9% ( 1, 623 件 ) を 上 回 っ て い る 。 中 国 、 韓 国 は ま だ 出 願 件 数 が 少 な い が 、 近 年 、 出 願 件 数 が 増 加 す る 傾 向 に あ る 。
図 3 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 と そ の 推 移 ( 日 米 欧 中 韓 へ の 出 願 、 出 願 年 ( 優 先 権 主 張 年 ): 2002- 2006 年 )
1)
「 欧 州 国 籍 」 と は 欧 州 特 許 条 約 加 盟 の 34 ヶ 国 ( 2008. 07. 01 時 点 ; オ ー ス ト リ ア 、 ベ ル ギ ー 、 ブ ル ガ リ ア 、 ス イ ス 、 キ プ ロ ス 、 チ ェ コ 、 ド イ ツ 、 デ ン マ ー ク 、 エ ス ト ニ ア 、 ス ペ イ ン 、 フ ィ ン ラ ン ド 、 フ ラ ン ス 、 イ ギ リ ス 、 ギ リ シ ャ 、 ク ロ ア チ ア 、ハ ン ガ リ ー 、ア イ ル ラ ン ド 、ア イ ス ラ ン ド 、イ タ リ ア 、リ ヒ テ ン シ ュ タ イ ン 、リ ト ア ニ ア 、ル ク セ ン ブ ル グ 、 ラ ト ビ ア 、 モ ナ コ 、 マ ル タ 、 オ ラ ン ダ 、 ノ ル ウ ェ ー 、 ポ ー ラ ン ド 、 ポ ル ト ガ ル 、 ル ー マ ニ ア 、 ス ウ ェ ー デ ン 、 ス ロ ヴ ェ ニ ア 、 ス ロ ヴ ァ キ ア 、 ト ル コ ) を 指 し 、「 欧 州 へ の 出 願 」 と は 、 上 記 欧 州 特 許 条 約 加 盟 国 の 内 、 デ ー タ ベ ー ス ( WPI NDEX) の 収 録 対 象 国 で あ る 20 ヶ 国 ( オ ー ス ト リ ア 、 ベ ル ギ ー 、 ス イ ス 、 チ ェ コ 、 ド イ ツ 、 デ ン マ ー ク 、 ス ペ イ ン 、 フ ィ ン ラ ン
- 5 -
715 424 291
472
168
304
1,623 1,024 599
3,175 1,799
1,376
2,327 1,198
1,129
172 261 89
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全期間(2002∼2006) 2002∼2003 2004∼2006
日本国籍 米国籍 欧州国籍 中国籍 韓国籍 その他
図 4 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 シ ェ ア 推 移 ( 日 米 欧 中 韓 へ の 出 願 : 全 期 間 − 期 間 別 、 出 願 年 ( 優 先 権 主 張 年 ): 2002- 2006 年 )
∼ 日 米 の 企 業 、 大 学 ・ 研 究 機 関 が 出 願 件 数 の 上 位 を 占 め る ∼
日 米 欧 中 韓 へ の 出 願 の 出 願 人 別 出 願 件 数 上 位 ラ ン キ ン グ( 出 願 件 数 25 件 以 上・58 位 ま で ) を 表 3 に 示 す 。 企 業 は 、 傘 下 の 子 会 社 、 買 収 あ る い は 合 併 し た 企 業 の 出 願 を 合 計 し て 集 計 し て あ る 。 1 位 は J ohns on & J ohns on で 231 件 、 2 位 は オ リ ン パ ス で 207 件 、 3 位 は ( 独 ) 科 学 技 術 振 興 機 構 で 120 件 、 以 下 は100 件 未 満 で あ っ た 。 1 位 の J ohns on & J ohns on は 米 国 の 大 手 製 薬 企 業 で あ る が 、 傘 下 に 整 形 外 科 関 連 の 医 療 材 料 ・ 器 具 を 手 が け る 子 会 社 を 複 数 抱 え て お り 、 出 願 人 の 上 位 に は 純 粋 な 製 薬 企 業 は 少 な い 。
表 3 出 願 人 別 出 願 件 数 上 位 ラ ン キ ン グ( 日 米 欧 中 韓 へ の 出 願 、出 願 年( 優 先 権 主 張 年 ):2002- 2006 年 )
順 位 出 願 人 出 願 件 数
1 J OHNS ON & J OHNS ON ( 米 ) 231
2 オリンパ ス (日 ) 207
3 科 学 技 術 振 興 機 構 ( 日 ) 120
4 産 業 技 術 総 合 研 究 所 (日 ) 87
5 日 立 製 作 所 グル ープ (日 ) 79
6 ME DT R ONIC INC (米 ) 68
7 C E L GE NE C OR P (米 ) 66
8 旭 化 成 (日 ) 56
9 WIS C ONS IN A L UMNI R E S E A R C H F OUNDA T ION ( 米 ) 55
10 帝 人 (日 ) 50
11 UNIT E D S T A T E S GOV E R NME NT (米 ) 49
11 慶 應 義 塾 (日 ) 49
13 UNIV E R S IT Y OF C A L IF OR NIA (米 ) 48
14 HOYA(日 ) 45
14 ニプロ ( 日 ) 45
16 エーザイ (日 ) 44
17 B E C T ON DIC K INS ON C O. (米 ) 42
17 NOV OC E L L (米 ) 42
17 ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング (日 ) 42
20 物 質 ・材 料 研 究 機 構 (日 ) 41
21 B OS T ON S C IE NT IF IC (米 ) 38
21 ジェイ・エム・エス (日 ) 38
21 理 化 学 研 究 所 (日 ) 38
24 MA S S A C HUS E T T S INS T IT UT E OF T E C HNOL OGY (米 ) 37
順 位 出 願 人 出 願 件 数
24 京 都 大 学 (日 ) 37
24 富 士 フイル ム (日 ) 37
27 A DV A NC E D C E L L T E C HNOL OGY (米 ) 34 27 A GE NC Y S C IE NC E T E C H & R E S (シンガポール) 34 27 GE NE R A L HOS P IT A L C OR P (米 ) 34 27 R E L IA NC E L IF E S C IE NC E S (インド) 34
27 アル ブラスト(日 ) 34
32 C OL UMB IA UNIV E R S IT Y (米 ) 33
32 UNIV E R S IT Y OF E DINB UR GH (イギリス) 33
32 国 立 循 環 器 病 センター総 長 (日 ) 33
35 INS E R M (仏 ) 32
35 田 辺 三 菱 製 薬 (日 ) 32
37 GE NZ Y ME C OR P (米 ) 31
37 S C R IP P S R E S E A R C H INS T IT UT E (米 ) 31 37 T E C HNION R E S & DE V F OUNDA T ION (イスラエル ) 31
37 コバ レントマテリアル (日 ) 31
41 C NR S (仏 ) 30
41 C Y T OR I T HE R A P E UT IC S (米 ) 30 41 L E L A ND S T A NF OR D J UNIOR UNIV E R S IT Y (米 ) 30 41 S E OUL NA T UNIV IND F OUNDA T ION (韓 ) 30
41 グンゼ (日 ) 30
41 セル シード(日 ) 30
41 大 日 本 印 刷 (日 ) 30
48 C L E V E L A ND C L INIC F OUNDA T ION (米 ) 29
49 B IOME T ( 米 ) 28
49 B L A S T IC ON B IOT E C HNOL F OR S C H (独 ) 28
51 OS T E OT E C H INC (米 ) 27
51 E S C E L L INT E R NA T IONA L P T E L T D (シンガポール) 27 51 S MIT H & NE P HE W INC (イギリス) 27
51 T IS S UE GE NE INC (米 ) 27
51 UNIV E R S IT Y OF Z UR IC H (スイス) 27
51 リプロセル (日 ) 27
57 中 外 製 薬 (日 ) 26
58 Y E DA R E S E A R C H & DE V E L OP ME MT (イスラエル) 25
出 願 人( 58 社・機 関 )の 国 籍 と 業 種 を み る と 表 4 の よ う に な る 。出 願 人 国 籍 別 で は 、日 本 が 25 社 ・ 機 関 、 米 国 が 21 社 ・ 機 関 、 イ ギ リ ス 、 フ ラ ン ス 、 イ ス ラ エ ル 、 シ ン ガ ポ ー ル が 各 2 社 ・ 機 関 、 ド イ ツ 、 ス イ ス 、 韓 国 、 イ ン ド が 各 1 社 ・ 機 関 で あ っ た 。 業 種 別 で は 企 業 が 34 社( 大 手 21 社 、ベ ン チ ャ ー 13 社 )、大 学 が 11 機 関 、研 究 機 関 が 13 機 関 で あ っ た 。日 本 国 籍 で は 大 手 企 業 か ら の 出 願 が 多 く 、 次 い で 研 究 機 関 、 米 国 籍 で は 大 手 企 業 、 ベ ン チ ャ ー 企 業 、 大 学 、 研 究 機 関 が ほ ぼ 平 均 し て 出 願 を 行 っ て い る 。
表 4 上 位 の 出 願 人 の 国 籍 と 業 種( 日 米 欧 中 韓 へ の 出 願 、出 願 年( 優 先 権 主 張 年 ):2002- 2006 年 )
企 業 業 種
国 籍 大 手 企 業 ベンチャー
大 学 研 究 機 関 合 計
日 本 14 4 2 5 25
米 国 5 7 5 4 21
欧 州 1 1 2 2 6
韓 国 0 0 1 0 1
その他 1 1 1 2 5
合 計 21 13 11 13 58
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∼ 積 極 的 に 外 国 出 願 を 行 う 米 国 籍 出 願 人 、 外 国 出 願 が 劣 る 日 本 国 籍 出 願 人 ∼
日 米 欧 中 韓 へ の 出 願 の 出 願 先 国 別 − 出 願 人 国 籍 別 の 出 願 件 数 収 支 を 図 5 に 示 す 。 円 の 大 き さ 、 線 の 太 さ は 件 数 に 比 例 し て 表 示 し て あ る 。 ま た 線 の 色 は 出 願 人 の 国 籍 を 示 し て い る 。 米 国 籍 出 願 人 は 積 極 的 に 外 国 出 願 を 行 っ て い る が 、 日 本 国 籍 出 願 人 は 欧 州 国 籍 出 願 人 に 比 べ て 出 願 件 数 の 割 に は 外 国 出 願 の 件 数 が 少 な い 。 中 国 籍 、 韓 国 籍 出 願 人 は ま だ 出 願 件 数 が 少 な い こ と も あ る が 、 外 国 出 願 の 件 数 も 少 な い 。
図 5 出 願 先 国 別 ― 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 収 支( 日 米 欧 中 韓 へ の 出 願 、出 願 年( 優 先 権 主 張 年 ): 2002- 2006 年 )
その他 283件 10.9% 韓国籍
40件 1.5% 中国籍
19件 0.7%
欧州国籍 374件 14.4%
米国籍 1,582件 61.1%
日本国籍 291件 11.2%
その他 227件 10.5% 韓国籍
28件 1.3% 中国籍
12件 0.6%
欧州国籍 831件 38.5%
米国籍 780件 36.1%
日本国籍 283件 13.1%
その他 50件 5.5% 韓国籍
13件 1.4%
中国籍 439件 48.6%
欧州国籍 106件 11.7% 米国籍
177件 19.6% 日本国籍
118件
13.1% その他
31件 6.5%
韓国籍 154件 32.3%
中国籍 1件 0.2%
欧州国籍 62件 13.0%
米国籍 137件 28.7% 日本国籍
92件 19.3% その他
124件 5.1% 韓国籍
26件 1.1% 中国籍
1件 0.04%
日本国籍 1,543件
63.2% 欧州国籍
250件 10.2%
米国籍 499件 20.4% 日本への出願
2,443件
中国への出願 903件
欧州への出願 2,161件
韓国への出願 477件 米国への出願
2,589件
374件
283件
291件 499件
250件
92件
780件
12件
28件
62件 118件
177件 19件
40件
13件 106件
137件
1件 26件
1件
∼ 三 極 コ ア 出 願 比 率 で 欧 米 に 劣 る 日 本 国 籍 出 願 人 ∼
出 願 人 が 自 国 の み な ら ず 他 国 ・ 地 域 に も 出 願 し て い る 出 願 は 、 海 外 で の 権 利 確 保 を 目 指 し た も の で あ り 、 出 願 人 に と り 質 が 高 く 重 要 性 の 高 い も の と 考 え ら れ る 。 再 生 医 療 に 関 す る 出 願 の う ち 、 日 本 、 米 国 お よ び 欧 州 の 三 極 全 て に 出 願 し て い る も の を 「 三 極 コ ア 出 願 」 と し 、 そ の 件 数 を 「 パ テ ン ト フ ァ ミ リ ー 単 位 」 で 出 願 人 国 籍 別 に 集 計 し 、 件 数 と 比 率 の 推 移 を 表 5 に 示 し た 。「 パ テ ン ト フ ァ ミ リ ー 」と は 、同 一 の 出 願 を 基 礎 と す る 優 先 権 ま た は そ の 優 先 権 の 組 み 合 わ せ を 持 つ 特 許 出 願 の グ ル ー プ を 指 し 、一 つ の 発 明 が 日 米 欧 の 三 極 に 出 願 さ れ た 場 合 、 そ れ を 1 件 と カ ウ ン ト し て い る 。
表 5 出 願 人 国 籍 別 三 極 コ ア 出 願 件 数 と 比 率 の 推 移 ( パ テ ン ト フ ァ ミ リ ー 単 位 、 出 願 年
( 優 先 権 主 張 年 ): 2002- 2006 年 )
三 極 コア出 願 件 数 / 出 願 総 数 (三 極 コア比 率 ) 合 計 合 計
出 願 人 国 籍
2002 2003 2004 2005 2006 ( 2002∼ 2004) ( 2002∼2006)
48/ 344 77/ 354 42/ 360 9/ 291 5/ 227 167/ 1058 181/ 1576 日 本 国 籍
( 14.0%) ( 21.8%) ( 11.7%) ( 3.1%) ( 2.2%) ( 15.8%) ( 11.5%) 138/ 450 103/ 384 77/ 391 2/ 323 2/ 162 318/ 1225 322/ 1710 米 国 籍
( 30.7%) ( 26.8%) ( 19.7%) ( 0.6%) ( 1.2%) ( 26.0%) ( 18.8%)
62/ 157 59/ 186 35/ 155 3/ 105 2/ 55 156/ 498 161/ 658
欧 州 国 籍
( 39.5%) ( 31.7%) ( 22.6%) ( 2.9%) ( 3.6%) ( 31.3%) ( 24.5%)
0/ 62 0/ 98 0/ 84 0/ 115 0/ 95 0/ 244 0/ 454
中 国 籍
( 0.0%) ( 0.0%) ( 0.0%) ( 0.0%) ( 0.0%) ( 0.0%) ( 0.0%)
1/ 29 4/ 18 2/ 33 2/ 41 0/ 55 7/ 80 9/ 176
韓 国 籍
( 3.4%) ( 22.2%) ( 6.1%) ( 4.9%) ( 0.0%) ( 8.8%) ( 5.1%)
36/ 91 24/ 78 21/ 81 1/ 68 3/ 23 81/ 250 85/ 341
その他
( 39.6%) ( 30.8%) ( 25.9%) ( 1.5%) ( 13.0%) ( 32.4%) ( 24.9%) 285/ 1133 267/ 1118 177/ 1104 17/ 943 12/ 617 729/ 3355 758/ 4915 合 計
( 25.2%) ( 23.9%) ( 16.0%) ( 1.8%) ( 1.9%) ( 21.7%) ( 15.4%) 注 : 2004 年 以 降 は デ ー タ ベ ー ス 収 録 ま で の タ イ ム ラ グ 、 PCT 出 願 の 国 内 移 行 ま で の 時 間 が 長 く 公 報 発 行 が 遅 く な る な ど
未 収 録 デ ー タ が 多 く 、 全 デ ー タ を 取 得 す る に 至 っ て い な い 可 能 性 が 高 い こ と に 留 意 が 必 要 で あ る 。
三 極 コ ア 出 願 758 件 ( パ テ ン ト フ ァ ミ リ ー 単 位 ) の う ち 件 数 で は 、 米 国 籍 出 願 人 が 322 件
( 42. 5% )で 最 も 高 く 、日 本 国 籍 出 願 人 が 181 件( 23. 9% )、欧 州 国 籍 出 願 人 が 161 件( 21. 2% ) で そ れ に 次 い で い る 。中 国 籍 出 願 人 は 三 極 コ ア 出 願 が な く 、韓 国 籍 出 願 人 も 9 件( 1. 2% )で 、 ま だ 海 外 で の 権 利 確 保 に 向 け た 動 き が 活 発 で な い 。 推 移 を 見 る と 、 欧 州 国 籍 出 願 人 が 2002 年 ∼ 2004 年 の い ず れ の 年 に お い て も 最 も 三 極 コ ア 出 願 比 率 が 高 く 、米 国 籍 出 願 人 、日 本 国 籍 出 願 人 が そ れ に 次 い で い る 。 2002 年 ∼ 2004 年 の 合 計 数 で 見 る と 、 欧 州 国 籍 出 願 人 が 31. 3% で 最 も 高 く 、 米 国 籍 出 願 人 が 26% で そ れ に 次 い で い る 。 日 本 国 籍 出 願 人 は 15. 8% で 平 均
( 21. 7% ) よ り も 低 く な っ て お り 、 海 外 へ の 出 願 比 率 が 欧 米 国 籍 出 願 人 に 比 べ て 低 く な っ て い る 。 な お 、 2004 年 以 降 は デ ー タ ベ ー ス 収 録 ま で の タ イ ム ラ グ 、 PCT 出 願 の 国 内 移 行 ま で の 時 間 が 長 く 公 報 発 行 が 遅 く な る な ど 未 収 録 デ ー タ が 多 く 、 全 デ ー タ を 取 得 す る に 至 っ て い な い 可 能 性 が 高 い こ と に 留 意 が 必 要 で あ る 。
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共願 740件 31.8% 個人 84件 3.6%
研究 機関 209件 9.0%
大学 184件 7.9%
企業 1,110件
47.7%
合計 2,327件
共願 240件 7.6% 個人 533件 16.8%
研究 機関 268件 8.4%
大学 577件 18.2%
企業 1,557件
49.0%
合計 3,175件
共願 208件
12.8% 個人 171件
10.5% 研究 機関 104件
6.4% 大学
266件 16.4%
企業 874件
53.9%
合計 1,623件
∼ 大 学 単 独 で の 出 願 比 率 が 低 い 日 本 ∼
日 米 欧 中 韓 へ の 出 願 の 出 願 人 国 籍 別 − 出 願 人 属 性 別 の 出 願 件 数 お よ び そ の 比 率 を 図 6 に 、 共 同 出 願 ( 図 6 で は 「 共 願 」 と 表 示 ) の 属 性 別 内 訳 を 表 6 に 示 す 。 日 米 欧 い ず れ の 国 籍 で も 企 業 が 出 願 の 中 心 と な っ て い る が 、 日 本 国 籍 出 願 人 は 欧 米 に 比 べ て 大 学 単 独 の 出 願 比 率 が 低 く 、 ま た 共 同 出 願 の 比 率 が 欧 米 に 比 べ て 顕 著 に 高 い 。 な お 、 米 国 の 公 開 公 報 で は 発 明 者 の み 記 載 さ れ て お り 、 出 願 人 の 記 載 が な い も の が 多 数 あ る 。 パ テ ン ト フ ァ ミ リ ー 情 報 か ら 出 願 人 が 特 定 で き な い も の は「 個 人 」と し て 集 計 し た 。共 同 出 願 の 内 訳 を 見 る と( 表 6)、日 本 国 籍 出 願 人 は 「 企 業 − 個 人 」 の 組 み 合 わ せ が 最 も 多 く 、 米 国 籍 出 願 人 は 「 企 業 − 大 学 」、「 企 業 − 企 業 」、「 大 学 − 研 究 機 関 」 が 、 欧 州 国 籍 出 願 人 は 「 大 学 − 研 究 機 関 」 が 多 い 。 日 本 国 籍 出 願 人 の 「 企 業 − 個 人 」 に お け る 「 個 人 」 の 内 訳 を み る と ほ と ん ど が 大 学 の 教 官 で あ っ た 。
図 6 出 願 人 国 籍 別 − 出 願 人 属 性 別 出 願 件 数 お よ び 比 率 ( 日 米 欧 中 韓 へ の 出 願 、 出 願 年
( 優 先 権 主 張 年 ): 2002- 2006 年 )
日 本 国 籍 出 願 人 米 国 籍 出 願 人 欧 州 国 籍 出 願 人
表 6 共 同 出 願 の 属 性 別 内 訳 ( 日 米 欧 中 韓 へ の 出 願 、 出 願 年 ( 優 先 権 主 張 年 ): 2002- 2006 年 )
日 本 国 籍 出 願 人 米 国 籍 出 願 人 欧 州 国 籍 出 願 人
共 同 出 願 詳 細
出 願 件 数 構 成 比 出 願 件 数 構 成 比 出 願 件 数 構 成 比
企 - 企 56 7.6% 45 18.8% 21 10.1%
企 - 大 122 16.5% 55 22.9% 32 15.4%
企 - 研 76 10.3% 24 10.0% 34 16.3%
企 - 個 305 41.2% 24 10.0% 11 5.3%
大 - 大 3 0.4% 30 12.5% 13 6.3%
大 - 研 32 4.3% 39 16.3% 64 30.8%
大 - 個 7 0.9% 10 4.2% 8 3.8%
研 - 研 32 4.3% 1 0.4% 4 1.9%
研 - 個 25 3.4% 1 0.4% 6 2.9%
個 - 個 45 6.1% 11 4.6% 2 1.0%
企 - 研 - 個 18 2.4% 0 0.0% 0 0.0%
大 - 研 - 個 2 0.3% 0 0.0% 0 0.0%
企 - 大 - 研 14 1.9% 0 0.0% 13 6.3%
企 - 大 - 個 3 0.4% 0 0.0% 0 0.0%
企 - 大 - 研 - 個 0 0.0% 0 0.0% 0 0.0%
合 計 740 100.0% 240 100.0% 208 100.0%
要素技術
その他 12件 0.3% 足場関連
技術 1,367件
31%
細胞改変 技術 60件 1%
細胞分化 制御 851件
19%
細胞培養・ 増殖技術
1,060件 24% 新規な細胞 と取得技術 914件
21%
細胞保存 技術 110件
3%
合計 4,374件
応用技術 その他
8件 0.2%
in vitro/ ex vivo機能構 造体の形成 702件
19% 再生医療
関連 415件
11%
in vivo治療 関連技術 2,642件
70%
合計 3,767件 支援技術
432件 5% 応用技術
3,767件 44% 要素技術
4,374件 51%
合計 8,573件
支援技術
安全性・ 品質管理
117件 27% 運搬・パッ
ケージ 43件
10% その他
52件 12% 疾患モデル
49件 11%
イメージン グ・モニタリ
ング 78件 18%
産業用培養 システム
93件 22%
合計 432件
∼ 「 応 用 技 術 」 で は 「 i n v i v o 治 療 関 連 技 術 」 が 出 願 の 中 心 ∼
日 米 欧 中 韓 へ の 出 願 8, 573 件 に つ い て 、 技 術 区 分 別 の 出 願 件 数 と そ の 比 率 を 図 7 に 示 す 。
「 再 生 医 療 要 素 技 術 」が 51% 、「 再 生 医 療 応 用 技 術 」が 44% 、「 再 生 医 療 支 援 技 術 」が 5% を 占 め て い る 。「 要 素 技 術 」 で は 「 足 場 関 連 技 術 」 が 31% で 最 も 多 く 、「 細 胞 培 養 ・ 増 殖 技 術 」
( 24% )、「 新 規 な 細 胞 と 取 得 技 術 」( 21% )、「 細 胞 分 化 制 御 技 術 」( 19% ) が そ れ に 次 い で い る 。「 応 用 技 術 」 で は 「 i n v i v o 治 療 関 連 技 術 」 が 70% を 占 め 最 も 多 い 。
図 7 技 術 区 分 別 の 出 願 件 数 ( 日 米 欧 中 韓 へ の 出 願 、 出 願 年 ( 優 先 権 主 張 年 ): 2002- 2006 年 )
技 術 区 分 別 − 出 願 人 国 籍 別 の 出 願 件 数 を 図 8 に 示 す 。 日 本 国 籍 と 欧 州 国 籍 の 出 願 人 に つ い て は 出 願 傾 向 が 比 較 的 似 通 っ て い る 。「 要 素 技 術 」で は 、日 本 国 籍 出 願 人 が「 細 胞 培 養・増 殖 技 術 」、「 足 場 関 連 技 術 」 に 関 す る 出 願 が 多 い の に 対 し て 、 米 国 籍 出 願 人 は 「 足 場 関 連 技 術 」、
「 新 規 な 細 胞 と 取 得 技 術 」お よ び「 細 胞 分 化 制 御 技 術 」に 関 す る 出 願 が 多 い 。「 応 用 技 術 」で は 、 米 国 籍 出 願 人 は 「 i n v i v o 治 療 関 連 技 術 」 に 関 す る 出 願 が 際 立 っ て 多 い 。「 支 援 技 術 」 に 関 し て は 、 日 本 国 籍 お よ び 米 国 籍 出 願 人 の 出 願 が 多 い 。 中 国 籍 出 願 人 は 「 要 素 技 術 」 の 「 足 場 関 連 技 術 」 に 関 す る 出 願 比 率 が 高 い 。
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米 国 籍 欧 州 国 籍 中 国 籍 韓 国 籍 そ の 他 そ の 他
13 25
8 3 3
疾 患 モ デ ル
6 10 25 4 4
イ メ ー ジ ン グ ・ モ ニ タ リ ン グ
34 30 10 1 3
8 産 業 用 培 養 シ ス テ ム 67
9
9 安 全 性 ・ 品 質 管 理 57
27 19 1 3 10
運 搬 ・ パ ッ ケ ー ジ
30 9 3 1
そ の 他
6 2
29 4 2
112 223
45 再 生 医 療 関 連 技 術
81 85 220
500 1, 221
535 i n v i v o治 療 関 連 技 術
73 199
15 31 123
261 i n v i t r o/ ex v i v o機 能
構 造 体 の 形 成
4 4 4
そ の 他
102 33
146 263
431 392
足 場 関 連 技 術 細 胞 保 存 技 術
35 35 23 5 1 11
細 胞 改 変 技 術
8 32 10 2 2 6
細 胞 分 化 制 御 技 術 202 319 129 69
33 99
細 胞 培 養 ・ 増 殖 技 術 414 259 205
37 34
111 新 規 な 細 胞 と 取 得 技 術 224 336 181
45 49
79
日 本 国 籍
出 願 人 国 籍 技 術 区 分
要 素 技 術
応 用 技 術
支 援 技 術
1,279 1,416
815 304
152 408 841
1,649
735
280
102 160
7 27 8
73 207
110
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500
日本国籍 米国籍 欧州国籍 中国籍 韓国籍 その他
出願人国籍 出
願 件 数
支援技術 応用技術 要素技術
57.1% 58.2% 64.4% 50.2% 44.6% 55.0%
39.2% 39.1% 33.9% 45.3% 51.9% 36.1%
3.8% 2.7% 1.7% 3.5% 4.5%
8.9%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
日本国籍 米国籍 欧州国籍 中国籍 韓国籍 その他
出願人国籍 技
術 別 出 願 件 数 割 合
図 8 技 術 区 分 別 − 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 ( 日 米 欧 中 韓 へ の 出 願 、 出 願 年 ( 優 先 権 主 張 年 ): 2002- 2006 年 )
こ れ を 「 要 素 技 術 」、「 応 用 技 術 」、「 支 援 技 術 」 ご と の 出 願 件 数 お よ び 比 率 で 見 る と 図 9 の よ う に な る 。 日 本 国 籍 出 願 人 は 米 国 お よ び 欧 州 国 籍 出 願 人 に 比 べ て 応 用 技 術 に 関 す る 出 願 の 比 率 が か な り 低 く な っ て い る 。
図 9 出 願 人 国 籍 別 − 技 術 区 分 別 出 願 件 数 と そ の 比 率 ( 日 米 欧 中 韓 へ の 出 願 、 出 願 年
( 優 先 権 主 張 年 ): 2002- 2006 年 )