本日は山梨大学星を観る会 プラネタリウムにお越しいただき誠にありがとうございます およそ15分間の短い上映ではありますが、ごゆっくりお楽しみください
まずは、目が慣れるまで、星を観る時のポイントについて少しお話します 質問などございましたら、いつでも聞いてください
今、だんだんと星が見えてきていると思いますが、 実際の観測でも目が慣れるまでには結構時間がかかります。
一口に星といってもそれぞれ明るさや色が違って、明るい星もあれば暗い星もあり 目が慣れてくると数えきれないほどの星が見えてきます
一番明るい星は一等星と呼ばれて21個しかありません。 一等星は、街の中からでも見ることができるほどの明るい星です。 さらに、明るい順に2等星・3等星と続き、数もどんどん多くなります。
6等星が肉眼で見える限界とされています。
山梨は、光害が少なく、星を観るのにはとても良い場所で、 この辺でも条件が良ければ、3等星位までは簡単に見えます。
雲がないだけでなく、空気が澄んでいて、月が沈んでいる時に星はよく見えます。 特に、冬は明るい星が多く、空気も澄んでいるので、
気が向いたら夜空を見上げてみてください。
今は、オリオン座流星群が来ているので、早起きして空を見ていると 流れ星が流れると思います。
星を観る会は、月一回新月の前後に観望会を行っていますので、 興味がありましたら、声をかけてください。
先ほどから、真ん中で動いている機械は投影機です 地球は一日に一回転するので星空も一日に一周します。
昼間は太陽が出ているから見えませんが、実際、星は出ていてまわり続けています。 さらに、地球は一年に太陽の周りを一周しているので、
季節ごとに見える星座が変わっていくのです。
このプラネタリウムでは、昼が来ませんので一周約10分で全ての季節の星座が見えます。
皆さんがよく知っている星座は、星占いの星座だと思いますが、 これは、その日に太陽の向こう側にある星座を基準に決めているので、
実は誕生日の日には決してみることができません。
皆さんの誕生日の星座は何でしょうか? 途中でできたら探し方を説明したいと思います。
星占いの星座も含めて星座は全部で88あります。
空は隙間なく星座で埋められていて、星座は空の地図になっています。 そのうち、ここからでは50個くらい確認できます。
いまから、できれば代替4分の1にあたる20個くらい説明したいと思います。
では、そろそろ目が慣れてきたと思いますので、解説を始めたいと思います。
オリオン・ししの大鎌・北斗七星・さそり座・ 夏の大三角・北十字・カシオペア・秋の四辺形
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こちらの太鼓の形をしている星座を観てください 冬の代表的な星座のオリオン座です。 オリオン座は一等星が2つある珍しい星です。
こちら側のオレンジの星がベテルギウスで、こっちの青い星がリゲルです。
ベテルギウスを中心に、リゲルにコンパスを乗せたつもりで円を描くと、 さらに5個の一等星が見つかります。
この明るい星がおおいぬ座のシリウスで、夜空で一番明るい星です。 次に、こいぬ座のプロキオンが見つかって、この2匹の犬は
狩人のオリオンが連れている猟犬を表しています。 リゲルとプロキオンとシリウスを合わせて冬の大三角といいます。
さらにコンパスを進めると明るい星が二つならんだふたご座が見つかります。 明るい方が弟のポルックス、暗い方が兄のカストルです。
仲の良い双子の兄弟が並んでいる姿を現しています。
そして、ぎょしゃ座のカペラとおうし座のアルデバランが見つかります。 アルデバランは怒った雄牛の目を表しており、つのもV 字型になっています
6つの一等星でできた六角形を冬のダイヤモンドと呼びます。
さて次に上ってくるのは、春の星座です。
ここに7つの星がひしゃくの形に並んでいます。北斗七星です。 北斗七星は、おおぐま座のしっぽの部分で星座ではないのですが、
これを使うと春の星座を簡単に見つけることができます。
ひしゃくの柄の部分のカーブを伸ばしていくと、2つの明るい星にぶつかります。 うしかい座のアルクトゥルスとおとめ座のスピカです。
日本では麦星と真珠星と呼ばれていました。 この二つは、夫婦と考えられ、めおと星とも呼ばれていて、
アルクトゥルスが夫、スピカが妻をあらわしています。
北斗七星の今度は、水をくむ部分を使うと、北極星が探せます。 北極星は、地球の地軸の延長上に載っているため、唯一動かない星です。
いつも北の空にいるため、昔は方角を確かめるのに使われていました。
こっちの?をひっくり返したようなところを見てください。 ここはしし座です。胴体としっぽ、前足もわかると思います。
一番明るい星は足のところにあるレグルスです。 二番目に明るい星はしっぽを意味するデネボラで、
先ほどのアルクトゥルスとスピカを合わして春の大三角と呼ばれています。
さていよいよ夏の星座に行きます。
この釣針のような星は何を表しているのかというと、さそり座です。 胸に赤く輝く星はアンタレスでサソリの心臓を表しています。 サソリは、唯一オリオンに勝った動物で、オリオンを殺してしまったので、 冬の星座であるオリオンはサソリが昇ってくるころにはいなくなってしまいます。
さそり座から天の川を上って行って夏の空高いところには、
十字と三角形が目立ちます。十字は翼を広げた白鳥を表していて、お尻の星はデネブです。
残りの二つは、七夕の星、織姫と彦星で、
こっちの平行四辺形の脇にあるのが、こと座のベガ、織姫で、 こっちの3つ並んだ真ん中の星がわし座のあるタイル、彦星です。 二人の間にはちょうど、はくちょう座の胴体と同じ方向に天の川が流れています。
最後に、秋の星座の説明をします。
秋は、明るい星がなく、見ごたえはあまりないのですが、 神話の登場人物たちが描かれています。
まず、皆さんが知っているのは、W の形をしたカシオペア座だと思います。 これは、古代エチオピアの女王様を描いています。
さらに、その北極星側には、女王様と夫婦が並ぶ形で、 やはりW の形をしたケフェウスという王様が描かれています。
次にこちらの秋の四辺形と呼ばれる四角形は空駆ける白馬である ペガススの前半分を表しており、頭と前足がこのように描かれています。 ペガスス座のカシオペア座側にはA の形をしているアンドロメダ座があって、
ケフェウスとカシオペアの娘にあたるお姫様です。
さらに、最後に分かりにくいんですが、漢字の人の形に似ている、 ペルセウスが、アンドロメダの向こう側にいます。
アンドロメダは、お姫様ということだけ会って、とても可愛かったために、 女王のカシオペアが国中に自慢をしていたそうなんですが、
ある時、神様の娘よりも可愛いと言ってしまったがために、神様の怒りをかい、 エチオピアは化けクジラに襲われてしまします。
仕方がなく、王様と女王様はアンドロメダをいけにえにささげることにしました。 岩につながれて動けないアンドロメダが今にもクジラに襲われそうなところ、
ペガススに乗った勇者ペルセウスが現れ、クジラを倒して助けます。
その後二人は、結婚し、エチオピアに平和が戻ってきたそうです。
こんなところで、ちょうどまた冬の星座が昇ってきましたので、 終わりにしたいと思います。ご静聴ありがとうございました。