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提案理由の要旨 上越市議会提案議案及び資料 上越市ホームページ

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提 案 理 由 の 要 旨

平 成 2 2 年 9 月 1 日

第 5 回( 9 月) 上越市議会定例会

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提 案 理 由 の 要 旨

本日ここに、平成 22 年第 5 回市議会定例会を招集し、提案いたしました案件につきまして、 その概要をご説明申し上げます。

平成21年度の我が国の経済は、国際的な経済、金融の不安が一段と深刻化し、世界同時不況 という環境の下で景気の悪化が進む厳しい状況となりました。国全体では、年度後半から持ち 直しの動きが見られるようになったものの、地方においては経済活動の水準は総じて低く、ま た、派遣労働者等の解雇、雇い止めなど雇用情勢も依然として厳しく、景気回復の実感に乏し い現状が続いております。

こうした中、国は、財政再建と経済成長を中長期的な運営方針としつつ、景気対策を当面 の課題に掲げ、安心実現、生活対策を柱とする緊急経済対策を次々に実施いたしました。

当市では、平成 20 年度の後半から国の景気、雇用対策に先んじた独自の経済対策を実施し、 その後も国の経済対策に呼応した道路等の整備や施設の維持修繕など、市民生活に密着した、 かつ、市内企業に資金を循環できる即効性の高い経済対策事業に、緊急的かつ継続的に取り 組むとともに、財政健全化の取組を継続しながら、第 5 次総合計画の実現に向けた事業を着 実に推進してまいりました。

それでは、提案いたしました案件につきまして、ご説明いたします。

〇 議案第 114 号は、平成 21 年度上越市一般会計の、また、議案第 115 号から議案第 132 号ま では平成 21 年度各特別会計の、それぞれ歳入歳出決算の認定についてでありますが、はじめ に、平成 21 年度の財政環境と主な成果をご説明いたします。

国は、「平成21年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度」において、「世界的な景気 後退が続く中で、内需、外需ともに厳しい状況が続くが、『安心実現のための緊急総合対策』、

『生活対策』などの実施による効果が見込まれるとともに、年度後半には民間需要の持ち直し などから低迷を脱していくことが期待される。」として、平成21年度の国内総生産の実質成長 率見通しを0. 0%程度といたしました。

こうした経済見通しを踏まえ、平成21年度の国家予算は、「経済財政運営と構造改革に関す る基本方針2006」等に基づく歳出改革を継続し、財政健全化に向けた基本的姿勢を維持する一 方で、世界的な金融危機から国民生活と日本経済を守るという観点に立ち、平成20年度からの

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経済対策を切れ目なく連続的に実施するなど、景気対策に重きを置く予算となりました。 一方、地方財政計画は、地方の雇用創出と「生活者の暮らしの安心」の実現に向けた事業に 必要な経費を計上するとともに、国の取組と歩調を合わせ、歳出全般にわたる見直しと計画的 な抑制によって、歳出規模は前年度と比べて1. 0%減とされました。また、歳入面では、安定 的な財政運営に必要な一般財源総額を確保するため、地方交付税は地域雇用創出推進費5, 000 億円の創設などで2. 7%、また、臨時財政対策債が81. 7%増加し、両者を合わせた実質的な地 方交付税の総額が15. 0%増となった一方で、地方税が10. 6%減少したことから、一般財源総額 では1. 3%、約8, 000億円の減となったところであります。

当市でも、平成 21 年度予算編成方針において、安全・安心な市民生活を確保するため、福 祉、教育、子育て、生活環境など基礎的で普遍的な行政サービスの安定的な提供を第一に、 都市基盤整備や産業観光施策にも取り組むことを掲げ、緊急経済対策の財源を最大限活用し た普通建設事業では、新市建設計画における共通事業、地域事業の一層の推進を図ることと いたしました。

また、第 3 次行政改革大綱及び行政改革推進計画に基づく職員数の削減を始め、最小の経 費で最大の効果を上げる効率的かつ効果的な行財政運営を実現するために、義務的、経常的 な経費も見直しの対象とするなど、複雑多様化する行政ニーズにこたえる予算となるよう考 慮したところであります。

経済対策関連では、緊急的な経済対策とあわせて、将来に向けた足腰の強い産業基盤の育 成対策を実施するため、平成 20 年 12 月に設置した緊急経済対策本部を平成 21 年 6 月には経 済対策本部に改めるなど体制を強化し、市内の景況や支援ニーズの把握に努めつつ、的確な 経済対策と市内企業の事業支援、失業者等の就労支援などの雇用対策を行ってまいりました。

また、経済対策関連の予算は、国の経済対策に基づく地域活性化 3 交付金及び緊急雇用対 策等で措置された財源のほか、市の一般財源を加えた総額で、平成 20 年度分と合わせて 155 億円余りとなり、これらを道路等の整備や学校、保育園の維持修繕など安全・安心な暮らし を実現する事業や追加の金融・就労支援等を実施するための補正予算として適時に措置し、 経済対策をより一層強固なものといたしました。

この結果、平成 21 年度の一般会計予算は、当初予算と同時期に編成した国の第 2 次緊急経 済対策関連の 10 億円余りの補正予算を加えると 1, 042 億円余りとなりました。また、平成 20 年度末から 21 年度にかけて連続的な経済対策を実施するための、いわゆる「15 か月予算」 では、総額 1, 097 億円の規模となりました。

このように、平成 21 年度における当市の行財政運営は、百年に一度と言われる金融危機、 経済不況に対処する一方で、改定した第 5 次総合計画の将来都市像の実現を目指し、行財政

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改革を断行しながら中長期的なまちづくりを着実に進めるため、真に必要とされる施策を計 画的に実施するものとなりました。

主な財政指標については、実質単年度収支が 2 年続けて黒字となったほか、経常収支比率 についても 3 年続けて改善しました。また、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基 づく 4 種類の健全化判断比率のうち、当市が対象となる実質公債費比率、将来負担比率はと もに改善し、いずれの比率も 3 年連続で早期健全化基準を下回るなど、適正な状態が維持さ れたところであります。

それでは、決算の概要及び特徴等について、一般会計を中心に前年度決算額と対比してご 説明いたします。

まず、主な歳入のうち、一般会計歳入の根幹をなす市税では、当初予算額を 7 億 7, 491 万 円余り下回る 270 億 6, 169 万円(以下、万円未満省略)の決算となり、4. 9%、13 億 9, 847 万円の減となりました。

税収を税目別で現年課税分を中心に説明しますと、市民税では、個人市民税の所得割で、 1. 0%減の 89 億 6, 455 万円となったほか、法人市民税も製造業を中心に多くの業種で減益と なり、法人税割が 41. 4%減の 16 億 6, 525 万円にとどまるなど、景気悪化の影響を受けた決 算となりました。

固定資産税は、土地では平成 21 基準年度における評価替え及び地価下落の影響から 1. 5% 減の 41 億 2, 416 万円になったほか、家屋も評価替えに伴う在来分家屋が減価し、4. 6%減の 52 億 3, 746 万円となりました。一方、償却資産は、製造業及び電気事業用や通信用に供する 大手事業所の固定資産の増加により、8. 0%増の 31 億 9, 212 万円となりました。

国有資産等所在市町村交付金は、国・県所有の対象資産が減少し、4. 7%減の 6, 153 万円と なりました。

軽自動車税は、車両価格や維持費が比較的安価である軽四輪乗用車の登録台数が増加し、 1. 9%増の 4 億 7, 192 万円となりました。

市たばこ税は、消費本数の減少により 6. 0%減の 11 億 2, 658 万円となりました。

また、都市計画税は、合併特例による税率の適用のほか、固定資産税と同様の理由により 0. 3%減の 10 億 4, 158 万円となりました。

地方譲与税は、自動車重量税の時限的な減免措置に伴い、自動車重量譲与税が減少するな ど、5. 9%減の 11 億 7, 821 万円となりました。

利子割交付金は、16. 8%減の 1 億 664 万円、配当割交付金は、17. 5%減の 2, 940 万円と、 いずれも減少しましたが、株式等譲渡所得割交付金は、22. 5%増の 1, 225 万円となりました。

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地方消費税交付金は、5. 2%増の 20 億 1, 053 万円、自動車取得税交付金は、自動車重量譲 与税と同様の理由で 34. 7%減の 3 億 56 万円となりました。

地方特例交付金は、自動車取得税の減免措置の導入に伴う自動車取得税交付金の減収分を補 てんする特例交付金が新たに創設されたことなどにより、10. 1%増の 3 億 7, 754 万円となりま した。

地方交付税は、266 億 8, 924 万円で、20 億 7, 238 万円、8. 4%の増となりました。このうち 普通交付税は、地域雇用創出推進費の創設や法人市民税の減収などで、20 億 1, 567 万円、9. 2% 増の 238 億 1, 128 万円となりました。また、特別交付税は、5, 670 万円、2. 0%増の 28 億 7, 796 万円となりました。

分担金及び負担金は、都市開発事業分担金の増加などにより、10. 6%増の 18 億 8, 704 万円 となりました。

使用料及び手数料は、新型インフルエンザの影響により休日・夜間診療所使用料が増額と なったものの、家庭ごみの有料化に伴う排出量の減少に向けた意識の高まりで、廃棄物処理 手数料が減少したことなどにより、1. 9%減の 19 億 786 万円となりました。

国庫支出金は、一連の国の緊急経済対策として地域活性化に資するため交付された経済危 機対策臨時交付金、公共投資臨時交付金、きめ細かな臨時交付金のほか、定額給付金給付事 業費補助金などで、77 億 6, 948 万円増の 150 億 5, 640 万円となりました。

県支出金は、トキめき新潟国体開催に伴う交付金や緊急雇用創出事業に係る補助金の増額 等により、1 億 676 万円、1. 9%増の 57 億 532 万円となりました。

財産収入は、不動産売払収入 1 億 618 万円のほか、土地、建物貸付収入及び基金運用利子 などで 3 億 5, 111 万円、49. 2%減の 3 億 6, 228 万円となりました。財源確保は喫緊の課題と なっていることから、今後も不要な資産の売却、貸付などに一層の努力を払ってまいります。

繰入金は、財政調整基金を経済対策に係る事業経費や異常降雪に伴う除排雪経費の財源と して繰り入れるなど、8 億 1, 698 万円、38. 3%増の 29 億 5, 075 万円となりました。なお、財 政調整基金は、繰入のほか普通交付税の増額分の積立等を行い、平成 21 年度末の残高は 30 億 8, 795 万円となりました。

繰越金は、6, 998 万円、3. 8%増の 19 億 1, 551 万円で、この中から繰越事業費に充当する 財源を除いた純繰越金は、22. 4%増の 15 億 8, 418 万円となりました。

諸収入は、前年度と同様に制度融資預託金等の貸付金に係る元利収入の増加などにより、 13 億 9, 502 万円、8. 1%増の 186 億 6, 879 万円となりました。

市債は、臨時財政対策債が 12 億 9, 990 万円増加した一方、建設事業等に係る市債が 11 億 9, 430 万円、退職手当債が 7 億 1, 100 万円それぞれ減少したことから、23 億 272 万円、19. 7%

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減の 93 億 8, 918 万円となり、平成 21 年度末における一般会計の市債残高は、20 億 7, 866 万 円減少し、1, 116 億 4, 273 万円となりました。市債については、今後の更なる財政健全化に 向け、残高の削減方針を堅持しつつ、経済対策などに必要な場合には、有効な資金として活 用してまいります。

なお、健全な財政運営と税等の負担の公平性を確保するため、納税相談窓口の開設やイン ターネット公売、納入促進員などによる夜間・休日を含めた納入促進、税務署や県税部と連 携した徴収活動に加え、地方税の滞納額の圧縮などを目的に平成 21 年度に県と県内市町村で 設置した新潟県地方税徴収機構への参加など、歳入確保と収入未済額の縮減に努めましたが、 一般会計の収入未済額は 16 億 9, 578 万円となり、前年度に比べ微増いたしました。

続きまして、一般会計歳出の概要について、まず、性質別の区分にしたがってご説明いた します。

経常経費では、人件費は引き続き人員の削減が進んだことから、5. 5%減の 160 億 4, 570 万円となりましたが、維持補修費については、異常降雪による市道及び施設等の除雪費など で 67. 7%増の 31 億 4, 453 万円、扶助費は、介護給付費・訓練等給付費や要援護世帯除雪費 助成事業などで 8. 6%増の 93 億 5, 402 万円となりました。また、補助費等は、定額給付金給 付事業などで 54. 1%増の 117 億 9, 058 万円、市債の元利償還金は、12. 6%減の 134 億 2, 535 万円となり、経常経費全体では 5. 7%増の 674 億 5, 399 万円となりました。

積立金は、普通交付税の増額分に係る財政調整基金への積立金が増加したことなどにより、 44. 0%増の 26 億 625 万円となりました。

繰出金は、国民健康保険特別会計への法定外繰出や下水道事業特別会計、農業集落排水事 業特別会計、介護保険特別会計、後期高齢者医療特別会計への繰出金の増額などで 2. 4%増 の 115 億 4, 200 万円となりました。

普通建設事業費では、組合施行土地区画整理事業への助成や旧第四銀行高田支店用地取得 費などのほか、国の経済対策による各種の交付金を活用した施設整備などで、11. 9%増の 140 億 4, 687 万円となりました。

以上の結果、一般会計の決算額は、

歳入総額 1, 157 億 2, 417 万円 歳出総額 1, 123 億 895 万円

となり、歳入歳出差引は 34 億 1, 521 万円で、繰越明許費として平成 22 年度へ繰り越した 財源 7 億 8, 294 万円を差し引いた実質収支は、26 億 3, 227 万円となりました。

主な財政指標では、財政構造の弾力性を判断する経常収支比率は 2. 2 ポイント改善し、 89. 1%となりました。本比率を算出する際に「分母」となる経常一般財源等収入額などでは、

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市税等の減少分が普通交付税の増額により補てんされ、また、「分子」となる経常経費充当一 般財源においては、維持補修費が異常降雪に伴う除雪費の増加などで、30. 6%増加したもの の、人件費で 2. 7%、物件費で 2. 6%、公債費で 1. 9%、それぞれ減少したことから、比率が 改善いたしました。引き続き、経常的経費の節減を進めるとともに、歳入面においても税収 を始め、財産の有効活用等による自主財源の確保に努めてまいります。

次に、財政健全化判断比率についてでありますが、4 種類の比率のうち、まず、実質赤字 比率及び連結実質赤字比率の 2 つの比率については、一般会計決算及び公営企業会計等の特 別会計との連結決算のいずれも黒字であったため、算出の対象外となりました。

残りの 2 つの比率のうち、公債費や債務負担行為額などの標準財政規模等に対する負担割 合を示す実質公債費比率は、「分母」となる臨時財政対策債発行可能額を含んだ標準財政規 模が増加したことなどにより、平成 20 年度の 15. 5%から 0. 3 ポイント改善し、15. 2%とな りました。

また、一般会計及び公営事業会計の市債残高などや、一部事務組合、土地開発公社及び第 三セクターなどに対する将来負担額の標準財政規模等に対する割合を示す将来負担比率は、 平成 20 年度の 163. 9%から 151. 7%に改善いたしました。

算出対象となった 2 つの比率は、いずれも警戒ラインとなる早期健全化基準を下回ってお ります。

なお、財政健全化判断比率は、すべて算出式の「分母」に臨時財政対策債発行可能額を含 めた標準財政規模を用いておりますが、この中には、普通交付税等の額が合併算定替の数値 で含まれているため、合併算定替の特例措置が段階的に廃止され、比率を算出する「分母」 が小さくなる平成 27 年度以降は、大幅な数値の悪化が想定されるところであります。このた め、市債残高の削減など将来の負担軽減を図るための計画的な財政運営を行うとともに、土 地開発公社の財務状況の改善に向けて、土地開発公社の経営の健全化に関する計画に基づく 経営健全化の取組も継続してまいります。

また、ガス、水道などの公営企業会計の資金不足比率は、資金に不足がなかったことから 算出の対象外となったところであります。

次に、第 3 次行政改革大綱による行政改革の取組と目標達成状況についてであります。 まず、「効率的で効果的な行政運営の確立」では、職員研修の継続実施と職員提案の拡充な ど、職員の意識高揚と資質向上に努めるとともに、効率的かつ機能的な組織への見直しを実 施いたしました。また、財政健全化や市民サービスの向上などの視点から、行政改革大綱に

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掲げた取組を進めるとともに、水道管口径切り替えによる基本料金低減など短期間に効果が 期待できる 29 項目を行政改革追加・拡充プログラムとしてまとめ、実施いたしました。目標 達成に向け一定の前進は認められるものの、人材育成方針策定の遅れなどの課題もあること から、それらの課題の解消に向けた取組を進めてまいります。

次に、「実質的な単年度収支の黒字化と貯金27 億円以上の維持」では、実質単年度収支は 前年度の 4 億 855 万円の黒字に引き続いて、地方交付税と臨時財政対策債の増加などにより、 14 億 680 万円の黒字となりました。また、財政調整基金は、緊急経済対策や除排雪経費の増 加等による取崩しを行ったものの、普通交付税が景気悪化による市民税法人税割の減収分の 補てんなどで当初予算額を 15 億円余り上回って交付されたことから、その増額分を積み立て、 年度末残高は 30 億 8, 795 万円となり目標を達成いたしました。

また、「通常分の市債残高50 億円の削減」では、地域振興基金の積立てに充てた市債分を 除く通常分の市債残高は、766 億 6, 630 万円となり、前年度末から 40 億 1, 250 万円の削減を 達成し、計画最終年度の平成 22 年度までに、総額 50 億円以上の市債残高を確実に削減でき る見通しとなったところであります。

最後に、「土地開発公社の保有土地 125 億円の削減」についてでありますが、土地開発公社 の平成 21 年度の収益は、平成 16 年度以来 5 年ぶりに 2, 987 万円の純利益を出す決算となり ました。保有地の削減については、市の再取得は目標を上回ったものの民間への売却が進ま ず、土地処分額は、簿価で 25 億 2, 000 万円の目標に対し、20 億 1, 389 万円の決算となり、 目標を下回りました。土地開発公社の経営健全化は、市の健全な財政運営にとって不可欠な ものであることから、市と公社が一体となって販売促進に取り組むとともに、賃貸事業の拡 充や借入金の利子補給、さらには国庫補助事業を活用した土地購入など、あらゆる手段を講 じながら一層の経営健全化を進めてまいります。

続きまして、一般会計歳出の概要を歳出款別にご説明いたします。

なお、主な事業の成果等の詳細につきましては、決算書とあわせてお配りした「決算の概 況」に記載してありますので、ご覧ください。

最初に、議会費であります。

引き続き、議会報告会の開催やインターネットによる本会議の生中継を行うなど、より市 民に開かれた議会を推進するとともに、議会の一層の活性化と不断の議会改革で市民の信託 にこたえることを目的として、議会や議員の活動原則などの基本的事項を定める議会基本条 例の検討が進められたところであります。

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次に、総務費であります。

公共交通施策においては、高齢者の通院や子どもたちの通学など、交通手段を持たない市 民の足である路線バスを維持し、地域における生活交通の確保を図るとともに、地域公共交 通総合連携計画に基づき、地域の実情に見合った効率的な路線バスの再編に向けた実証運行 を市内 18 路線で実施いたしました。

また、第三セクターの見直しについては、第三セクターの経営状況が全体的に悪化してき ている現状を踏まえ、外部有識者で構成する第三セクター経営検討委員会を設置し、課題や 改善策の検討を行い、その結果を経営分析報告書としてまとめていただきました。平成 22 年度も検討委員会は継続設置しており、中長期的な方向性等について、引き続き検討してい ただいております。

防災面では、県及び県内市町村が、防災情報を共有できる新潟県総合防災情報システムを 整備し、一層の連携強化を図るとともに、防災関係機関と合同で国民保護図上訓練などを実 施し、職員の危機管理能力の向上に努めました。

また、防犯面では、子どもの安全対策を重点に安全安心リーダーを養成するなど、地域や 関係機関と一体となり、地域防犯力の向上と安全な地域社会の構築に努めたところでありま す。

市民対話事業では、地域の課題や問題点を市民の皆さんと共有し、市政運営に生かせるよ う、テーマ別の「現場でトーク」や全市域を数ブロックに分けた「対話集会」を開催したほ か、市政モニターにアンケート調査を行うなど市民ニーズを的確にとらえ、各種の事業運営 に反映いたしました。

まちづくり政策においては、第 5 次総合計画・基本計画の見直しに向けて、基礎資料とな る市民の声アンケートを実施し、市民生活の実態や実感、各公共分野における市民ニーズを 把握いたしました。

また、北陸新幹線の平成 26 年度末完成を目指し、各協議会・同盟会と一体となり要望活動 を展開したほか、新たに新幹線駅周辺地区まちなみ検討会議を設置し、新幹線新駅周辺の公 共空間について機能やデザインの検討を行ってまいりました。

新幹線開業後に経営分離される並行在来線については、着実な開業に向け、新潟県並行在 来線開業準備協議会において、経営計画及び利用促進計画の検討を進めてまいりました。

歴史的建造物等の整備では、歴史的建造物等整備支援基金を設置し、市民自らが行う歴史 的建造物等の保全・活用のための整備に対して 3 件の補助を行い、活動を支援いたしました。

地域情報化推進事業では、民間事業者との連携により光ファイバ網による地域情報通信基

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盤や携帯電話の移動通信用鉄塔施設を整備するとともに、テレビ共同受信施設のデジタル化 に対する補助を行うなど、情報通信基盤整備推進計画に基づき、着実な整備推進に取り組み ました。

地域協議会の関係では、平成 21 年 10 月に合併前上越市に 15 の地域協議会を設置し、13 区を含む 28 地域協議会で延べ 209 回の会議を開催して、市からの諮問事項や地域の課題に対 する自主的な審議を行っていただきました。また、委員を対象とする研修会を実施するとと もに、地域協議会の活動内容を広く地域の皆さんへ周知するため、各区で地域協議会だより を発行いたしました。また、自治・まちづくりの活動拠点となるまちづくりセンターを合併 前上越市の区域に 3 か所設置し、地域協議会の円滑な運営等に取り組んでいるところであり ます。

定額給付金の給付においては、市民への生活支援と地域経済の活性化に資するため、給付 対象者の 99. 63%に給付したほか、配偶者から暴力を受けた被害者で定額給付金を受けるこ とができない人に対して、市独自で定額給付金相当額の給付を行いました。

45 年ぶりに新潟県で開催された国民体育大会「トキめき新潟国体」において、当市では正 式競技のほか公開競技など合わせて 11 競技 13 種目の競技が行われ、期間中 9 万人を超える 方々が来場されるなど盛り上がりを見せたところであり、これを市民が継続的にスポーツに 親しんでいく契機にしたいと考えております。

次に、民生費であります。

地域における福祉の身近な相談相手である民生委員・児童委員及び主任児童委員の活動や、 地域福祉の担い手である社会福祉協議会の活動推進体制を支援したほか、障害福祉サービス の利用に必要な介護給付費・訓練等給付費の支給を始め、自立支援医療費や補装具費の支給、 相談支援事業、移動支援事業などを実施し、障害のある人の自立と社会参加の促進に努めた ところであります。

高齢者の見守りの取組では、地域で高齢者が安全・安心な暮らしができるよう、高齢者見 守り支援ネットワーク事業の協力会員制度を創設するなど見守り体制の強化を図ったほか、 コミュニティにおける支え合いを進めるきっかけづくりとして、地域が主体となった敬老会 開催の支援にも努めてまいりました。

少子化対策・子育て支援の取組では、放課後児童クラブを新たに 2 か所で開設したほか、 既設の病後児保育に加え新たに病児保育事業を実施することにより、子育てと就労の両立支 援をさらに推進いたしました。

また、平成 22 年度から平成 26 年度までを計画期間とする次世代育成支援のための行動計

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画の後期計画となる子ども未来応援プラン及び子どもの権利に関する条例に基づく、子ども の権利基本計画を策定いたしました。

また、扶助費では、厳しい雇用情勢の中、生活保護の相談・申請件数とも増加傾向が続い ており、被保護世帯の社会的自立や就労支援を中心とした経済的自立に向けたケースワーク の充実に努めたところであります。

次に、衛生費であります。

いつまでもいきいきと暮らせることは、すべての市民の願いであります。市民の健康づく りの指針である「健康シティ上越・ 2 0 1 0

にいまるいちまる

計画」の後期計画として「糖尿病予防対策の推進」

「自殺予防対策の推進」及び「健診受診率の向上」の 3 項目を重点に掲げ、地域で健康教育、 健康相談、訪問等を積極的に行ってまいりました。

母子衛生の取組では、妊婦一般健康診査の公費負担回数を 14 回に拡充したほか、子ども の通院医療費について、一部の世帯については小学校卒業まで、また、子どもが 3 人以上い る世帯では小学校 3 年生まで助成を拡充し、これまで以上に保護者の経済的負担を軽減する とともに、安心して妊娠・出産を迎えられるよう、支援の充実を図りました。

平成 21 年 4 月に海外で発生した新型インフルエンザは、国内でも多くの感染者を出しまし た。当市においても、4 月に対策本部を設置し、市民への情報提供や注意喚起を行ったほか、 上越休日・夜間診療所の医師を増員するなど体制を強化いたしました。また、ワクチン接種 において、低所得者及び小学生までの児童などに接種費用の助成を行うとともに、重症化が 懸念された 1 歳から小学校 3 年生までの子どもを対象に、上越医師会の協力を得て、ワクチ ンの集団的接種を実施いたしました。

環境面では、第 2 次環境基本計画に基づき、市民、事業者と一体となって環境保全活動に 取り組む市民プロジェクトを推進したほか、市民、事業者など延べ約 6 万人のボランティア の参加による全市クリーン活動や海岸線環境美化促進協議会の協力を得て海岸美化活動を実 施するなど、身近な生活環境の整備に努めてまいりました。

ごみ処理対策においては、平成 20 年度から全市域で実施した家庭ごみの有料化に引き続 き取り組み、ごみの減量化を図るとともに、分別収集や子ども会等による有価物の集団回収 により、ごみの再資源化を推進いたしました。また、町内会集積所のごみの分別状況の確認 や高齢者世帯等のごみ出し・ごみ分別を支援するごみヘルパーとして、全市域で 429 町内会、 561 人の皆さんから活動していただきました。

次に、労働費であります。

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勤労者の福利厚生を充実するため、財団法人上越勤労者福祉サービスセンターの活動を支 援するとともに、中小企業で働く皆さんの技能向上を目指して、上越人材ハイスクール及び 新井高等職業訓練校の認定職業訓練事業を支援したほか、雇用機会の創出を図るために、求 職者を対象とした緊急雇用対策職業訓練を実施し、再就職を支援いたしました。

また、厳しい雇用情勢を受け、就業に関する情報提供や職業能力開発、職業相談など、こ れまでの就労支援に加え、新たに雇用開拓専門員を配置し、観光、農業、福祉などの成長分 野として期待される産業を中心に積極的な雇用開拓を行いました。さらに、失業者を雇用し た企業に対する緊急雇用安定対策助成金制度を継続し、離職を余儀なくされた方の就職を支 援したほか、県のふるさと雇用再生特別基金及び緊急雇用創出事業臨時特例基金の活用によ り、延べ 258 人の雇用を創出するなど、様々な施策を講じながら、雇用の維持、拡大に努め たところであります。

次に、農林水産業費であります。

都市と農村の交流施設や体験施設を核として、広大な農地等の農業資源や棚田等の豊かな 自然を生かし、農村の伝統文化や地域資源の魅力を活用するとともに、消費者ニーズに対応 した良質で安全な農産物を提供することにより、農村地域の振興と活性化を促してまいりま した。

また、安全で安心な地域農産物の生産拡大と米の有利販売に結び付けるため、化学肥料等 の使用量を低減する先進的営農活動の拡大に努め、上越米の産地としてのイメージアップと 知名度向上を図るとともに、地産地消の拡充に取り組んでまいりました。

中山間地域の振興では、中山間地域等直接支払制度等を活用し、集落共同活動による耕作 放棄地の防止や持続的な農業生産活動を支援したほか、また、これからの中山間地域の農業 を守るために、集落を越えた連携体制の構築に努めました。

担い手の育成・確保の面では、農業の持続的な発展のため、意欲ある若者等への就農支援 を積極的に行うとともに、農業機械等の導入に係る経費の助成や、担い手育成総合支援協議 会の活動を支援するなど、個別認定農業者の育成と集落営農による組織化・法人化を総合的 に推進いたしました。

食育においては「市民一人ひとりが自らの健康に関心をもって食を選び取っていく力を身 につける」ことを基本目標に、市民の食育の実践に資する推進体制の整備と食育情報発信ポ ータルサイトの環境づくりを行いました。

農業・農村においては、農業者だけでは農地、農業用水等の資源の適切な保全管理が困難 になってきており、ゆとりや安らぎといった住民の価値観の変化へ対応し、さらには、農業 生産全体の在り方も、環境保全を重視する方向への転換が求められていることから、地域ぐ

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るみでの効果の高い共同活動と、農業者ぐるみで先進的な営農活動を支援する農地・水・環 境保全向上対策を一体的かつ総合的に支援してまいりました。

次に、商工費であります。

中小企業への支援では、売上げや利益の減少に伴う資金需要に対応するため、経営改善支 援資金の緊急金融対策特別枠の取扱いを継続し、資金を調達しやすい環境を整えたことで、 経営改善支援資金全体では、554 件、38 億円余りが利用されるなど、事業者の資金繰りを支 援することができました。

また、地域経済の活性化を図るため、平成 21 年 11 月に上越ものづくり振興センターを開 設いたしました。このセンターを拠点として、中小企業の様々な相談にワンストップで対応 し、地域産業の技術の高度化や人材育成に努めるとともに、産学官連携、産産連携及び農商 工連携の更なる推進による足腰の強い産業基盤づくりに取り組んできたところであります。

さらに、企業振興の取組では、リーマンショック以降、企業の設備投資意欲が冷え込む厳 しい状況にありましたが、新たに 10 企業 12 工場等を奨励企業に指定し、41 企業 59 工場等 に対して奨励金を交付するなど、企業の初期投資の軽減と積極的な設備投資を促しました。

商業関係では、消費者の購買意欲を刺激し地域経済と商店街の活性化を図るため、緊急経 済対策として、商店街振興組合等が発行するプレミアム付き商品券発行事業への支援を行い、 地域商店街の魅力が再認識されるなどの効果があったものと考えております。

中心市街地の活性化では、国の認定を受けた高田地区中心市街地活性化基本計画において、 2 核 1 モールによるにぎわいと魅力ある商店街づくりを進めております。その 1 核である「旧 高田共同ビル再生事業」では、県知事の事業認可を受け大きな一歩を踏み出すことができま したが、もう一方の核を担う大和上越店の撤退方針が示されたため「大和撤退後のまちづく りワーキング」を立ち上げるなど、対応を進めてまいりました。直江津地区については、民 間によるソフト事業が推進される中で、今後も地域の皆さんと知恵を出し合い、民間による ハード事業の掘り起こしを行いながら、国の認定を目指して取り組んでまいります。

直江津港の振興では、市内外の企業や船会社に新たに創設した輸出コンテナ貨物に対する 補助制度等をPRしながら、官民一体となって積極的なポートセールスを実施した結果、平 成 21 年の総貨物取扱量は厳しい経済情勢の影響から 13. 3%減となったものの、空コンテナ を除く貨物の入ったコンテナの輸出量では 11. 9%増となるなど、一定の成果につなげること ができました。

観光面では、「トキめき新潟国体」の開催や、大河ドラマ「天地人」の放送など当市をPR する機会に恵まれたことから、上越観光コンベンション協会等と連携しながら、誘客の拡大

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と地域経済の活性化を目指して当市の持つ魅力を積極的に内外へ発信してまいりました。観 桜会での 126 万 7 千人という過去最高の入込みを始め、春日山城跡などの市内観光地への来 訪者の増加にその成果が現れております。

また、大河ドラマ「天地人」の放送に呼応して、ゆかりの地である当市の魅力を発信する ため、推進協議会を官民一体となって設立し、直江津屋台会館で「越後上越天地人博」を、 埋蔵文化財センターでは「越後上越上杉戦国物語展 2009」を開催して、合わせて 47 万人を 超える多くの方々からご来場いただくことができました。今後は、これらがもたらしたイメ ージアップ効果を生かしながら、北陸新幹線の開通を見据え、足腰の強い観光地を目指した 事業を展開してまいります。

次に、土木費であります。

安全な道路環境の推進を図るため、路面補修やガードレール取替修繕などを実施するとと もに、道路照明のLED化など、維持管理の効率化を図りました。また、日常生活の安全性 確保や環境の改善を図るため、市道水科線などの整備や、大潟スマートインターチェンジ南 側接続道路拡幅工事を始め、多くの生活関連道路を整備いたしました。

除排雪においては、機械除雪をより充実するため除雪車 4 台を購入し、除雪体制を整える とともに、除雪延長を増やして「行き届いた除雪」に取り組みました。しかしながら、本年 1 月中旬と 2 月上旬の 2 度の異常降雪時には、連日、懸命な除排雪作業を実施したものの、 道路交通の確保に一時支障を来したことから、異常降雪時における除雪体制などの課題につ いて検討を進めております。また、克雪すまいづくり支援事業に取り組み、平成 20 年度遡及 分と合わせて 49 件の克雪住宅の整備を支援し、全市域で克雪住宅の整備が可能となるよう充 実を図りました。

河川環境の整備においては、東城町一丁目多目的広場整備事業を完了し、やぶの川辺公園 として本年 4 月 1 日に供用を開始いたしました。

新幹線建設関連では、市内の用地取得費や高架橋の建設費など、北陸新幹線建設工事に係 る経費を負担したほか、新駅周辺整備では、排水路整備において用地取得を完了し、築造工 事にも着手いたしました。また、信越本線移設において用地取得や実施設計を行うなど、計 画的な事業進捗を図ったところであります。

市街地の整備においては、関川東部下門前地区など 3 地区の土地区画整理事業に対して支 援を行い、良好な市街地の整備を進めてまいりました。

公営住宅の管理においては、施設設備の長寿命化を図るため、給水管・排水管の更生工事 や屋上防水工事を実施いたしました。また、快適な居住環境の維持保全のため風呂未設置住

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宅に風呂釜・浴槽を設置したほか、各所の修繕、畳の入替え工事などを行いました。さらに、 南新町住宅 4 棟と東雲町住宅1棟の耐震補強工事を実施し、入居者の安全・安心の確保にも 取り組んだところであります。

次に、消防費であります。

消防・救急業務の共同処理を推進するため、上越地域消防事務組合に対する業務等の負担 金及び高速道救急業務負担金を支出いたしました。また、地域を火災や災害から守るため献 身的な活動を行っている消防団の活動に必要な経費を支出し、消防団活動の円滑化を図ると ともに、消防水利や消防器具置場、消防ポンプ等の維持管理のほか、消火栓及び防火水槽の 新設、消防ポンプ自動車等の更新など、消防防災力の強化を図りました。

災害対策面では、自主防災組織の結成と活動支援の取組を進め、平成 21 年度末で自主防災 組織を有する町内会は 689 町内会となり、組織率は、町内会数で 83. 9%、世帯数で 94. 5%と なりました。このほか、非常食を始めとした災害用備蓄品の更新・整備など、地域防災力の 強化を図るとともに、直江津区や浦川原区ほか 9 区に防災行政無線屋外拡声子局や戸別受信 機を、また、直江津区ほか 5 区には緊急情報を自動放送する防災ラジオを配備し、順次運用 を開始いたしました。

次に、教育費であります。

当市の教育の指針となる総合教育プランの推進に向け、各学校では地域の特色を生かした 教育活動に取り組むとともに、地域においては、様々な団体やボランティアの皆さんによる 青少年の育成活動や生涯学習活動が行われました。

まず、学校訪問カウンセラーが問題を抱える児童・生徒や保護者の心の負担の軽減や適切 な対応などについての助言・支援を行うとともに、いじめ・不登校問題への対応を適切に行 うための研修会を開催するなど、教職員の相談能力の向上を目指した取組を進めてまいりま した。

教育環境の整備としては、教育用コンピュータを児童生徒 3. 6 人に 1 台配置する政府目標 の達成に向け設置を進めるとともに、電子黒板の配備やLAN環境の整備など、学習環境の 充実を図りました。

また、学校教育における子どもたちの最適な教育環境を整えるため、上越市学校適正配置 審議委員会から提出された意見書を受け、上越市小中学校適正配置基準を制定いたしました。 今後は、この基準に基づき、地域の方々と課題解決に向けた十分な話し合いを行い、より望 ましい教育環境の実現に取り組んでまいります。

小中学校の耐震補強については、小学校 6 校、中学校 3 校の耐震補強設計を計画的に実施

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するとともに、東本町小学校など小学校 5 校の校舎、体育館のほか、名立中学校校舎及び城 西中学校体育館の耐震補強工事をそれぞれ実施いたしました。この結果、耐震化率は 72. 1% となり、平成 20 年度に策定した学校施設の耐震化計画に基づき、平成 27 年度までにすべて の学校施設の耐震化工事を完了する予定となっております。このほか、直江津小学校改築工 事の完了、清里中学校体育館改築工事の着手、東本町小学校給食室の増築や職員玄関のオー トロック化など児童・生徒の教育環境の改善と安全・安心の確保に努めてまいりました。

青少年健全育成では、地域の教育力向上のための支援体制の整備を進めた結果、中学校区 を単位とする地域青少年育成会議がすべての校区に設置され、それぞれ地域の特性を踏まえ た活動を展開いたしました。

駅とまちを結ぶ拠点施設として整備を進めております直江津図書館・社会教育館につきま しては、施設を設置する駅前ホテルの一部改修工事に着手し、本年 10 月に「直江津学びの交 流館」としてオープンする運びとなっており、新たな生涯学習施設として子どもからお年寄 りまで多くの皆さんからご利用いただけるものと期待しております。

総合博物館では、「御所

ご し

参内

さんだい

・聚

じゅ

らく

てい

行幸図

ぎょうこうず

屏風

びょうぶ

」の特別公開を企画展と同時開催し、会期 中の 20 日間で 3 万 2, 076 人の入館がありました。今後は、専門分野の研究者を中心に調査・ 研究を進めてまいります。

国指定史跡春日山城跡は、大河ドラマ「天地人」の放送により多くの市民や観光客から訪 れていただきました。来訪者が安全・安心に史跡散策できるよう遊歩道の整備等を行うとと もに、平成 20 年度に改定した史跡春日山城跡保存管理計画に基づき、春日山城跡の保全に努 めているところであります。

新幹線新駅周辺で発見された吹上遺跡及び釜蓋遺跡につきましては、平成 20 年 7 月に国史 跡の指定を受け、用地取得などを進めておりますが、引き続き公有化を計画的に進め、発掘 調査を実施するとともに、史跡を活用した整備計画を策定し、新幹線新駅の玄関口にふさわ しい、広域歴史公園として供用開始できるよう、地域の皆さんのご協力を得ながら取り組ん でまいります。

体育やスポーツ振興の分野では、当市の次代を担う子ども達の体力つくり教室を始め、子 どもから大人まで参加できる各種スポーツ教室や大会を開催したほか、トキめき新潟国体で 盛り上がったスポーツへの関心や意識を持続させ、スポーツを通じて活力あるまちを築くた め「いきいきスポーツ都市」を宣言いたしました。

以上、主な施策の概要についてご説明いたしました。

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続いて、特別会計の決算状況について、概略をご説明いたします。 まず、国民健康保険特別会計であります。

歳入総額 194 億 2, 101 万円に対し、歳出総額は 187 億 6, 394 万円で、歳入歳出差引 6 億 5, 707 万円の決算となりました。

保険税については、前年度に続き加入者の急激な負担増加を緩和するため一般会計から 4 億 3, 000 万円の繰入れを行ったことで、一人当たりの保険税は、9 万 3, 083 円となりました。 また、現年課税分の収納率は、前年度に比べ 0. 7 ポイント低い 92. 1%となりましたが、収納 率低下の要因としては、景気の低迷が続いていることなどの影響を受けたものと考えており ます。

医療に係る保険給付費は、前年度に比べ 2. 4%増の 130 億 2, 922 万円、一人当たりの年間 保険給付費の額は 5, 188 円高い 28 万 109 円となり、伸びは鈍化したものの、依然として増加 傾向は続いております。

次に、診療所特別会計であります。

歳入総額 5 億 6, 497 万円に対し、歳出総額は 5 億 5, 045 万円で、歳入歳出差引 1, 452 万円 の決算となり、繰越明許費として平成 22 年度へ繰り越した財源 807 万円を差し引いた実質収 支は、644 万円となりました。

牧、くろかわ、吉川、寺野、清里の 5 診療所は、医療費抑制策など医療環境が厳しい中で、 地域に密着し地域の皆さんが安心して利用できる医療機関として、医療の確保と充実に努め ましたが、診療所全体の年間延べ患者数は 4 万 5, 879 人で、前年度に比べて 1, 804 人、3. 8% の減となりました。

次に、索道事業特別会計であります。

歳入総額 4, 785 万円に対し、歳出総額は 4, 085 万円で、歳入歳出差引 700 万円の決算とな りましたが、繰越明許費に充当する一般財源として平成 22 年度へ 700 万円を繰り越したため、 実質的な収支は均衡が図られたところであります。

金谷山スーパーボブスレーの利用者数は、3 万 6, 131 人で、前年度に比べて 3, 318 人、10. 1% の増加となりました。金谷山スキー場は、気象条件の悪かった平成 20 年度はリフトを営業で きませんでしたが、平成 21 年度は積雪に恵まれたため、1 月 16 日から 3 月 7 日までリフト の営業を行うことができました。1 万 2, 784 人の利用がありましたが、リフトの営業を行っ た平成 19 年度との比較では、2, 347 人、15. 5%の減となりました。

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次に、下水道事業特別会計であります。

歳入総額 142 億 4, 819 万円に対し、歳出総額は 141 億 3, 055 万円で、歳入歳出差引 1 億 1, 763 万円の決算となり、繰越明許費として平成 22 年度へ繰り越した財源 9, 597 万円を差し引いた 実質収支は、2, 166 万円となりました。

公共下水道については、平成 21 年度末の整備済面積は 2, 990ha、整備区域内における水洗 化率は 90. 3%、また、全人口に対する普及率は 49. 5%となりました。今後も積極的なPRに 努め、水洗化の促進を図ってまいります。

また、終末処理施設では流入水量の増加にあわせて、前年度に引き続き水処理施設などの 増設工事を行いました。

浸水対策では、引き続き御殿山雨水幹線の整備を進め、235mの管渠布設工事を完了いたし ました。

次に、老人保健特別会計であります。

歳入総額 5 億 6, 232 万円に対し、歳出総額は 5 億 5, 426 万円で、歳入歳出差引 805 万円の 決算となりました。後期高齢者医療制度の開始により、平成 20 年 3 月診療分までの療養給付 費等を支出しました。なお、国・県負担金及び支払基金交付金は、概算交付額が実績額に対 し超過交付されたことから、平成 22 年度に精算されることとなっております。

次に、農業集落排水事業特別会計であります。

歳入総額 24 億 9, 736 万円に対し、歳出総額は 24 億 1, 087 万円で、歳入歳出差引 8, 648 万 円の決算となり、繰越明許費として平成 22 年度へ繰り越した財源 655 万円を差し引いた実質 収支は、7, 993 万円となりました。

農業集落排水事業については、排水処理施設 48 か所の適切な管理と水質保全に努めたほか、 清里区南東地区において排水処理施設機能強化対策事業に係る実施設計を行いました。また、 整備区域内における水洗化率は、平成 21 年度末では 89. 9%、また、全人口に対する普及率 は 18. 5%となりました。今後も施設の適正な維持管理を行い、水洗化率向上と公共用水域の 水質保全及び農村生活環境の改善に努めてまいります。

次に、介護保険特別会計であります。

歳入総額 176 億 5, 972 万円に対し、歳出総額は 173 億 8, 466 万円で、歳入歳出差引 2 億 7, 505 万円の決算となりました。

要介護認定者数が前年度に比べ 492 人増の 11, 278 人となり、それに伴い、保険給付費も年々

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増加しております。

平成 21 年度は、第 4 期介護保険事業計画の初年度であり、65 歳以上の第1号被保険者の 介護保険料を改定し、制度の円滑な運営に努めたほか、福祉交流プラザに基幹型地域包括支 援センターを新たに設置し、地域包括支援センター全体の機能強化を図るとともに、特定高 齢者などの介護予防事業に取り組んだところであります。

次に、地球環境特別会計であります。

歳入総額、歳出総額ともに 5, 648 万円の決算となりました。

平成 21 年度は風力発電施設のうち、みなと風車公園の 1 号機が落雷によるブレードの破損 等で 11 か月間、うみてらす名立では、施設の主軸部の破損等により 9 か月間運転を停止した ため、前年度の 73%、1, 079 万円の売電収入にとどまりました。

なお、二酸化炭素排出量は、風力発電施設 4 基で一般家庭の年間電気使用量 216 世帯分相 当を削減することができました。今後も新エネルギーの普及啓発と施設の維持及び発電量の 確保に努めてまいります。

次に、新幹線新駅地区土地区画整理事業特別会計であります。

歳入総額 15 億 4, 405 万円に対し、歳出総額は 12 億 6, 412 万円で、歳入歳出差引 2 億 7, 993 万円の決算となりましたが、繰越明許費に充当する一般財源として平成 22 年度へ 2 億 7, 993 万円を繰り越したため、実質的な収支は均衡が図られました。

住宅の移転先となる区域南側の造成工事を優先して進めるとともに、物件移転補償を行う など事業の進捗を図ってまいりました。

次に、浄化槽整備推進事業特別会計であります。

歳入総額 3, 078 万円に対し、歳出総額は 1, 337 万円で、歳入歳出差引 1, 740 万円の決算と なりました。

西部中山間地における生活環境と公衆衛生の向上を図るため、浄化槽整備推進事業により 市が設置主体となって、8 基の合併処理浄化槽を設置し、生活排水対策の促進に努めたとこ ろであります。

次に、住宅団地事業特別会計であります。

歳入総額 1 億 3, 534 万円に対し、歳出総額は 1 億 2, 758 万円で、歳入歳出差引 775 万円の 決算となりました。

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中郷郷清水団地の 1 区画を売り払うとともに、浦川原顕聖寺第 2 期団地の造成事業、各団 地の緑地、調整池等の施設管理を行ってまいりました。なお、年度末の未売却区画は 5 区画 となり、完成した浦川原顕聖寺第 2 期団地の 18 区画は、平成 22 年度から売却を開始してお ります。

次に、産業団地事業特別会計であります。

歳入総額1, 139万円に対し、歳出総額は978万円で、歳入歳出差引160万円の決算となりまし た。

企業立地を促進するため、板倉北部工業団地及び三和西部産業団地の立地環境の優位性な どをPRするとともに、未分譲地等の維持管理に努めました。

なお、産業団地事業特別会計は、合併協議に基づき平成 21 年度をもって廃止し、平成 22 年度から一般会計で団地の維持管理を行っております。

次に、後期高齢者医療特別会計であります。

歳入総額 16 億 9, 315 万円に対し、歳出総額は 16 億 8, 619 万円で、歳入歳出差引 695 万円 の決算となりました。

平成 21 年度の一人当たりの保険料は、前年度に比べ 1, 265 円低い 4 万 1, 927 円、現年賦課 分の収納率は 0. 1 ポイント高い 99. 9%となりました。

次に、病院事業会計であります。

上越地域医療センター病院は、医療費抑制策や医師に加えて看護師不足も深刻化するなど 経営環境が厳しさを増す中、地域医療の充実と良質な医療サービスの提供に向けて、指定管 理者の社団法人上越医師会と連携し、医療環境・医療機能の充実や向上を図りながら病院運 営に努めてまいりました。

その結果、事業実績は、入院患者が延べ 5 万 5, 129 人、外来が 3 万 2, 941 人で、全体の患 者数が前年度比 1, 694 人減の 8 万 8, 070 人にとどまる一方で、6 年目を迎えた訪問リハビリ テーション事業の患者数は、前年度比 7. 1%増の 2, 787 人となりました。

収益的収支では、総収益 17 億 3, 928 万円に対し、総費用 22 億 3, 608 万円で、4 億 9, 679 万円の純損失が発生いたしました。これは、病院開設時に国から無償譲渡を受けた受贈財産 の減価償却費 4 億 2, 584 万円を計上するに至ったことが大きな要因であり、当面は累積欠損 金の計上を余儀なくされますが、経営の健全化をこれまで以上に推進し、早期の欠損金解消 に向けて努力いたします。

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経営改善に向けては、療養病棟を回復期リハビリテーション病棟へ転換するとともに、上 越地域最大規模のリハビリテーション機能を生かしながら、急性期病院との間で地域連携パ スの推進に努めてまいりました。また、外来患者を増やすため「巻き爪」や「乳腺」など、 各種専門外来の開設にも積極的に取り組んだところであります。

医師や看護師の不足など、地域医療をめぐる環境は厳しいものがありますが、当院の使命 である慢性期医療の中核として、他の医療機関との連携を図りながら、市民の安全・安心を 守るため、健全な病院経営に向けて引き続き努力してまいります。

最後に、ガス事業会計、水道事業会計、簡易水道事業会計及び工業用水道事業会計であり ます。

平成 20 年度からの景気低迷により各事業会計を取り巻く経営環境が一段と厳しさを増す 中、より一層の経営努力を行うとともに、市民生活に欠くことのできないライフラインとし て、安全で安心な供給体制の構築を目標に事業を推進してまいりました。

まず、ガス事業会計では、ガス販売量は前年度に比べ2. 8%減少したものの、収益的収入 49億2, 607万円に対して、収益的支出46億1, 138万円で、差引3億1, 469万円の純利益を計上す ることができました。資本的支出は、ねずみ鋳鉄管を始めとする経年管更新などの管網整備 を行った結果、総額21億4, 291万円となり、翌年度の繰越財源に充当する5, 842万円を除く資 本的収入は総額10億387万円で、不足する11億3, 904万円は内部留保資金などで補てんいたし ました。

次に、水道事業会計では、給水量が前年度に比べ2. 8%減少したものの、収益的収入50億 4, 704万円に対して、収益的支出47億8, 712万円で、差引2億5, 991万円の純利益を計上するこ とができました。資本的支出は、施設整備や石綿セメント管を始めとする経年管更新などの 管網整備を行った結果、総額35億8, 263万円となり、翌年度の繰越財源に充当する1億8, 320 万円を除く資本的収入は総額17億5, 320万円で、不足する18億2, 942万円は内部留保資金など で補てんいたしました。

続いて、簡易水道事業会計でありますが、給水量が前年度に比べ3. 0%減少したものの、 収益的収入6億4, 929万円に対して、収益的支出6億1, 216万円で、差引3, 712万円の純利益を 計上することができました。資本的支出は、水道事業会計と同様に経年管更新などの管網整 備を行った結果、総額7億555万円となり、翌年度の繰越財源に充当する6, 880万円を除く資 本的収入は総額4億4, 918万円で、不足する2億5, 636万円は内部留保資金などで補てんいたし ました。

また、工業用水道事業会計では、収益的収入1, 558万円に対して、収益的支出1, 280万円で、

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差引278万円の純利益を計上することができました。

以上、平成 21 年度の財政状況と事業の概要等について述べてまいりました。

社会経済情勢が大きく変化する中で、当市においても厳しい行財政運営となりましたが、 限られた財源をより有効に使い、最大限の行政サービスに努めたところであります。

なお、誠に遺憾ながら、平成 21 年度会計の出納閉鎖後に不適切な事務処理が明らかとなり、 全庁調査を行った上で、今年度においての財務会計上の処理と今後の防止策を定めるととも に、関係職員の処分を行ったことを、先般ご報告したところであります。

もとより、職員は、地方自治法を始め関係法令を遵守し、効率的、効果的に行政事務を執 行することが最大の使命であり責務であります。今般明らかになった事案は、いずれもそう した点に反するものであり、心からおわびを申し上げますとともに、改めて組織、職員が一 丸となって市民の信頼に応えられるよう努めてまいりますので、市民の皆様並びに議員各位 の格別のご理解をお願いいたします。

続きまして、補正予算の主な内容についてご説明いたします。

〇 議案第 133 号は、平成 22 年度上越市一般会計補正予算であります。

歳入歳出予算総額に 15 億 2, 685 万円を追加し、予算規模を 1, 095 億 1, 202 万円といた しました。

今回の補正では、上越市発足 40 周年事業の準備経費のほか、前年度決算剰余金の財政 調整基金への積立、牧就業改善センターをコミュニティプラザとして整備するための耐震 補強工事の実施設計費、私立幼稚園が行う認定こども園の整備に対する補助金、若竹寮の 改築に必要な測量・設計費等、新たなインフルエンザワクチンの接種助成費、名立区の林 道南葉山線の法面改良工事費などを計上いたしました。

歳入では、普通交付税及び臨時財政対策債発行可能額の決定や国・県支出金の交付見込 みにあわせて補正するほか、前年度決算に伴う繰越金等を計上いたしました。

なお、普通交付税及び臨時財政対策債の増額分は、将来の財政負担を軽減させるため、 退職手当債の減額に充てることといたしました。

それでは、歳出予算から款を追ってご説明いたします。

〇 総務費は、13 億 5, 427 万円の補正であります。

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上越市発足 40 周年事業として、記念式典等を行うための準備経費の補正を行うとともに、 休日・夜間診療所負担金を返還するため、国県支出金等還付金を補正するほか、財政調整 基金積立金では、平成 21 年度決算剰余金を積み立てる一方、今回の補正予算に伴う収支の 均衡を図るため、減額補正するものであります。

また、テレビ共同受信施設のデジタル放送への対応では、当初予定していた 14 施設のう ち名立区の 1 施設で事業内容の変更があったほか、新たに難視聴が判明した 4 地区から施 設整備の実施要望があったため、当該施設整備に対する国の補助金を活用し、助成経費を 補正するものであります。

さらに、頸城区及び清里区で整備を進めているコミュニティプラザが、それぞれ 10 月1 日から供用を開始することに伴い、区総合事務所管理費等からコミュニティプラザ管理運 営費へ経費を移し替えるとともに、新たに生じる管理費を補正するものであります。

また、牧就業改善センターをコミュニティプラザとして整備するため、実施設計にあわ せて耐震補強工事の設計を行うことから、所要額を補正するものであります。

このほか、社会資本整備総合交付金の交付決定に伴う財源の組替えを行うほか、大潟か っぱ祭りが、財団法人地域活性化センターの支援事業の採択を受けたことから、大潟区地 域振興事業の財源の組替えを行うとともに、大潟区地域振興事業に充当している地域振興 基金利子の一部を商工費のイベント推進費に移し替えることといたしました。

〇 民生費は、2 億 3, 671 万円の補正であります。

旧上越地方広域事務組合から承継した上越食肉センター跡地を、えちご上越農業協同組 合に売却したため、その売却収入を旧上越地方広域事務組合承継事務基金へ積み立てるも のであります。

また、国や県の交付金等の内示を受け、認知症対応型共同生活介護事業所及び小規模多 機能型居宅介護事業所が実施するスプリンクラー整備事業に対する交付金等を計上する とともに、日常生活用具の給付費では、火災警報器や自動消火器などの申請が当初の見込 みを上回ることから、増額するものであります。

保育所運営費では、県の補助金の内示を受けて、私立幼稚園が行う認定こども園の整備 に対する補助金を補正するものであります。

また、児童養護施設若竹寮に児童の日常生活や生活指導を補助する養護補助員を 1 名加 配するとともに、施設の改築に向けて、移転候補地の測量調査、道路・敷地造成設計及び 不動産鑑定に必要な経費を補正するものであります。

さらに、生活保護費では、国の補助金の対象事業である就労支援事業及び緊急特別措置 事業住宅手当が、県の補助金の対象となったため財源を組み替えるほか、緊急特別措置事

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業住宅手当の支給額が当初予算額を上回る見込みとなったことから、増額するものであり ます。

このほか、介護保険特別会計繰出金では、高額医療合算介護サービス費が当初予算額を 上回る見込みとなったことから増額し、老人保健特別会計繰出金では、決算にあわせて減 額するものであります。

〇 衛生費は、9, 346 万円の補正であります。

本年 10 月 1 日から新たなインフルエンザワクチンの接種が開始されることに伴い、低所 得者を対象に接種費用を助成するとともに、13 歳未満の子どもを対象に 2 回目の接種費用 の全額を助成することといたしました。

また、各種健診案内通知等を速やかに発送するため、受診券及び個人記録票作成業務の 効率化に係る経費を補正するものであります。

さらに、県の補助金を活用し、休日・夜間診療所の診察室等の感染防止対策を講じるほ か、インフルエンザ流行期での患者の増加に備え、医師等を増員し受入体制を強化するた めの経費を補正するとともに、病院群輪番制運営事業について、一病院が輪番から脱退し たことに伴う輪番病院の組替えにより、負担金等の増額が見込まれることから、所要額を 補正するものであります。

このほか、診療所特別会計の決算にあわせて繰出金を増額するものであります。

〇 農林水産業費は、1 億 7, 070 万円の減額補正であります。

鳥獣被害防止対策に係る県の交付金が、市を経由することなく、直接、事業主体へ交付 されることとなったことから減額補正するとともに、えちご上越農業協同組合が実施する 吉川カントリーエレベーターの改修事業の見直しに伴い、補助金を減額補正するものであ ります。

また、中山間地域等直接支払交付金については、集落間連携の推進を図ってきた結果、 小規模・高齢化集落を含む広域的な協定を締結することで加算措置を受けられる対象面積 が増加する見込みとなったことなどから交付金を増額するほか、新たに、集落の連携等に よる営農体制の強化等の取組を支援するための経費を補正するものであります。

さらに、地産地消推進の店認定事業の実施に当たり、新たに地産地消推進会議を設置す るための経費を補正するとともに、新潟県消費・安全対策交付金事業の採択に伴い、財源 の組替えを行うものであります。

このほか、本年 4 月に名立区の林道南葉山線で発生した法面崩落を復旧するため、国、 県の補助金を活用し、法面改良工事を実施することから、所要額を補正するほか、農業集 落排水事業特別会計の決算にあわせて繰出金を減額するものであります。

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〇 商工費は、431 万円の補正であります。

名立区などの地域資源を活用した特産品の販路拡大と観光客の増加に向けた観光情報の 発信や営業活動を強化するために必要な経費を補正するものであります。

〇 土木費は、456 万円の減額補正であります。

八千浦地区周回道路建設工事に支障となる西ケ窪浜地内のこどもの家の移設に係る実施 設計委託料を補正するものであります。

また、県が施工する県道高田停車場線の電線地中化工事に伴い歩道融雪施設が支障とな ることから、施設の撤去・復旧工事に係る経費を補正するほか、清里区の消融雪施設の修 繕工事費を補正するものであります。

このほか、社会資本整備総合交付金の交付決定に伴う財源の組替えや下水道事業特別会 計の決算にあわせて繰出金を減額するものであります。

〇 消防費は、245 万円の補正であります。

救急隊維持経費の確定に伴い高速救急業務負担金を補正するほか、民地内にある防火水 槽の地権者から他の土地利用の申し出があったため、撤去工事に係る経費を補正するもの であります。

〇 教育費は、1, 088 万円の補正であります。

県からの受託事業として、就学指導・相談体制の充実、特別支援教育の啓発を図るため、 所要額を補正するものであります。

また、釜蓋遺跡に隣接する区画整理事業区域内のガイダンス施設等用地の取得に当たっ て、地権者から同意を得られたことから用地購入に係る経費を補正するものであります。

このほか、中学校の部活動に対する外部指導者の派遣事業が、県の補助事業として採択 されたことから財源を組み替えるものであります。

次に、歳入についてご説明いたします。

〇 地方特例交付金及び地方交付税は、交付決定に伴い補正するものであります。

普通交付税は、基準財政需要額で社会福祉費及び保健衛生費の単位費用が増加したこと などにより、当初予算額を 1. 6%、3 億 9, 000 万円余り上回ることとなりました。

〇 国・県支出金は、社会資本整備総合交付金などを交付決定等にあわせて補正するもので あります。

〇 繰入金は、若竹寮改築事業の財源として基金から繰り入れるものなどであります。

〇 繰越金は、前年度決算の実質収支額と産業団地事業特別会計の廃止に伴う剰余金を補正 するものであります。

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