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keizai tokei2005 HMK

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外資系企業による雇用創出と雇用喪失:

『外資系企業動向調査』を用いたパネルデータ分析

慶應義塾大学経済学研究科 早 川 和 伸 経済産業研究所 松 浦 寿 幸 横浜国立大学経営学部

清 田 耕 造

1. はじめに

対日直接投資の増加に伴い、外資系企業の雇用動向が注目を浴びている。外 資系企業の参入は日本の雇用の下支えをし、雇用情勢の悪化に歯止めをかけて いるかもしれないからだ。その一方で、外資系企業は激しいリストラを行うた め、日本の雇用にプラスではないとする議論も存在する

1

。外資系企業の参入は 日本の雇用にどのような影響を及ぼしているのだろうか。また、既存の外資系 企業は本当に激しいリストラを行っているのだろうか。それとも追加的に雇用 を増やすことで、日本の雇用を下支えしているのだろうか。

これまでにも日本企業の雇用創出・雇用喪失に関する分析は数多く行われて きたが

2

、外資系企業に注目した分析は、実はほとんど行われていない。その最 大の理由は、外資系企業に関する情報が不足していることにある。このため、 外資系企業の雇用をめぐる議論の多くは、事例研究(ケース・スタディ)や印 象にもとづくものになってしまっている。ケース・スタディは、個別の企業で 何が起こっているかを明らかにする上では有用だが、経済全体への議論へと拡 張することは難しい。また、印象にもとづく議論は、ともすれば客観性を欠い てしまいがちである。日本経済における外資系企業の雇用変動を客観的に論じ るためには、定量的な分析が必要になってくる。

それではなぜ外資系企業に関する情報が不足しているのだろうか。事実、日 本には外資系企業に関する様々な統計が存在しており、政府統計としては、経 済産業省の『外資系企業動向調査』がある

3

。しかし、この統計は承認統計であ

『外資系企業動向調査』を利用するにあたって、高橋睦春氏(経済産業省統計調査部企業 統計室長)から貴重なコメントを頂いた。ここに記して謝意を表したい。また、本稿に示 されている意見は筆者らの属する機関の公式見解を示すものではない。

1 例えば、

『プレジデント』2002 年 1.14 号の「外資系証券「仁義なきリストラ」の一部始終」 などを参照して欲しい。

2 例えば、Genda (1998)、樋口 (2001)、玄田 (2004)などを参照して欲しい。

3 政府統計以外の外資系企業調査としては、東洋経済新報社の『外資系企業総覧』がある。

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るため調査票の回収率が低く

4

、欠損値が多く含まれているという問題が指摘さ れている

5

。このため、その豊富な調査項目にも関わらず、アカデミックな分析 にはほとんど利用されてこなかった

6

また、欠損値が含まれることは、時系列の変化を分析するときに大きな問題 につながりうる。なぜなら、異時点間で比較した際にサンプルに含まれる企業 が異なるため、調査項目によっては非常に不安定な動きを示す可能性があるか らである。つまり、ある構造変化が統計的に観察されたとしても、それが単に 回答企業の違いによって引き起こされたのかどうか判断できないという問題が 生じてしまう

7

この問題は、存続企業と参入(退出)企業の雇用変動を区別しようとする分 析においては特に大きな問題となる。例えば「実際には存在しているが、回答 をやめてしまった企業」は、統計上は退出した企業と扱われてしまう。このよ うな場合、退出による雇用喪失の程度を過大評価することになる。外資系企業 の雇用変動をより正確に把握するためには、各企業の存続期間を正確に特定化 し、さらに存続している企業については欠損なく雇用データを整備する必要が ある。

本論文では、外資系企業の雇用創出・雇用喪失を分析する。分析には、経済 産業省の『外資系企業動向調査』を利用する。本論文では『外資系企業動向調 査』をパネル化し、さらに母集団推計を行うことで、上述のような欠損値の問

また、外資系企業を含む事業所や企業の政府統計として、総務省の『事業所・企業統計調 査』や経済産業省の『企業活動基本調査』がある。このうち、『外資系企業総覧』と『事業 所・企業統計調査』は第三節で簡単に紹介している。

4 政府統計には「承認統計」と呼ばれる統計と「指定統計」と呼ばれる統計がある。「承認 統計」とは、統計報告調整法第四条の規定に基づき、総務大臣の承認を受けて行う「統計 報告の徴集」のことであり、国の行政機関が行う統計調査で指定統計調査に当たらないも ののうち、10 以上の人又は法人等から報告の徴集を行うものを指す。「統計報告の徴集」を 行う場合には、あらかじめ総務大臣の承認を受けなければならないことから、一般に「承 認統計」と言われている。一方、「指定統計」とは、国、地方公共団体が作成する統計のう ち、国の基本政策決定に必要な統計で、かつ国民生活にとって重要なものとして総務大臣 が指定しその旨を公示した統計のことである(統計法第二条)。「指定統計」の場合、「承認統 計」と違って申告の義務が賦課される。義務違反に対しては、懲役刑を含む罰則が設けら れている。『外資系企業動向調査』の場合、例えば2001 年度実績において、調査票送付企 3,870 社のうち、回答が得られた企業は 1,985 社である(回収率 51.3%)。さらに、回答の 得られた企業についても、調査票の全ての質問に答えているとは限らないという問題が残 っている。

5 『外資系企業動向調査』の問題点については、深尾・天野 (2004、pp.17-18)に詳しい解説 がある。

6 数少ない『外資系企業動向調査』を用いている研究として、浦田 (1996)、Wakasugi (1996) などが挙げられる。

7 この問題は脱落サンプル問題と呼ばれる。脱落サンプル問題については、北村 (2005、第 2.4 節)が詳しい。

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題の解決を試みる。この分析を通じて、日本における外資系企業が雇用の変動 にどのような影響を及ぼしているかについて明らかにし、これに付随する政策 的含意を議論する。

本論文の構成は以下の通りである。第二節でパネルデータの作成方法を解説 する。第三節では本論文で作成したパネルデータと他の統計の比較を行い、さ らに在日外資系企業の基本指標の動きを確認する。第四節で、外資系企業によ る雇用創出と雇用喪失を分析し、第五節で本論文を締めくくる。

2. 『外資系企業動向調査』のパネルデータ化

本節では、『外資系企業動向調査』のパネルデータ化の手順を解説する。本論 文の方法は、深尾・森田・冨山(1998)、深尾・袁(2001)、松浦(2005)にな らうものであり

8

、その手順は大きく三つに分けられる。まず、個票データを時 系列に接続する。次に各企業の存続期間を特定し、企業番号表を時系列的に整 備する。そして最後に欠損値となっている従業員数・売上高のデータを内挿・ 外挿によって推計する。

2. 1. 個票データの接続と業種分類の調整

『外資系企業動向調査』の概要

『外資系企業動向調査』をパネル化するにあたって、まず『外資系企業動向 調査』そのものの概要を確認しておこう。『外資系企業動向調査』は承認統計の ひとつで、その目的は、今後の通商・産業政策のために日本における外資系企 業の経営動向を把握することにある。調査対象となる企業

9

は、外国投資家が株 式または持分の3 分の 1 超を有している企業10であり、不動産、金融・保険を営 む企業を除くすべての産業が調査対象とされている。既存の統計との大きな違 いは、外資系企業の参入や退出の理由、国籍や企業業績に関する調査が行われ ている点である。

企業コードの統一

『外資系企業動向調査』の企業番号は、同一企業であっても、年によって異

8 ここで紹介した先行研究では、『海外事業活動基本調査』のパネル化ならびに母集団推計 を行っている。

9

1997 年より事業会社の持ち株会社設立が解禁されたことにより、外資系企業として調査 対象に含まれていた企業が、持ち株会社設立によって子会社化することにより調査対象か ら漏れる場合がある。この点については、最新の 2003 年度調査から是正されるようになっ ており、今後、統計データの公表を待って、どの程度の影響があるか検証してみたい。

10

なお、外資系企業の定義はこれまで何度か見直しが実施されており、現在のように外国 投資家が株式または持分の 3 分の 1 超を有するという定義になったのは、1991 年に実施さ れた第 26 回調査以降である。

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なる番号が割り振られている場合がある。そこで、企業の所在地、名称情報を 利用して、個々の企業ごとに永久企業番号を割り振る作業を実施する。ただし、 企業名称や所在地は変更になっていたり、表記方法が異なっていたり(略称表 記の有無など)する場合もあるため、設立年次や業種などを参考にデータを照 合して、個票データを時系列に接続する。

業種分類の調整

『外資系企業動向調査』では、今回のパネルデータ化作業で利用する1996 年 度対象調査から2002 年度対象調査までの間で、2 回業種分類の見直しが行われ ている。とくにサービス業分類はより細かいものとなってきており、これらを 時系列接続して利用する際には、業種分類を調整しておく必要がある。そこで 本論文では、もっとも業種分類が粗い年度の調査に合わせる形で、「統一業種コ ード」を設定した。

外資系企業データを時系列接続し業種コードを「統一業種コード」に置き換 えてみると、同じ企業であっても業種が変更になっている企業が散見された。 これは主たる事業活動が変更されたことに伴い業種分類が変わったと考えるこ ともできる。しかし、中には似た業種の間を何度か往復するような不自然な業 種変更も見られる。そこで、2 回以上業種が変更になっている外資系企業の場合 は(全体の0.3%)、いちばん多く回答された業種に統一した。

2. 2. 参入・退出年の修正

本小節では、各企業の参入年(設立・資本参加年次)、退出年(精算・撤退年 次)の修正について解説する。表 1 は企業数をまとめたものであり、縦軸は参 入年、横軸は統計の調査対象年を示している。また、上段が修正前の原統計の 企業数である。紙面を節約するため1980 年以前についてはいくつかの参入年の み掲載している。

= 表1 =

ある参入年について左から横に見ていくと、参入年ごとの企業グループ(参 入年コーホート)のうち幾つの企業が何年まで存続しているかがわかる。より 以前に参入した企業が新たにサンプルに加わらない限り、本来、各参入年コー ホートの企業数は、調査年を経るに従って減少する。しかし、原統計では、調 査年を通じて企業数が増えるという状況が生じている。これは、修正前データ において参入年が年によって回答されていなかったり、存続している企業が途 中で回答していなかったりすることによる。また、回答されているとしても、

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回答された参入年が調査対象年を上回るようなケースさえ少なくないことがわ かる(網掛け部分)。このような問題を解決するために、我々は以下のような修 正を施した。

設立年次・資本参加年の修正

同一企業であれば、設立年次や資本参加年は固有の値を取ると考えられる。 そもそも回答期間を通して設立年次の回答を全く行っていない企業も少なくな いが、『外資系企業動向調査』の企業データを時系列接続してみると、同一企業 であっても調査時点によって異なる設立年次が回答されているケースが見られ る。

このような事態が発生する具体的な理由を特定することは難しいが、たとえ ば、新規設立による参入の場合、企業の記入担当者が「設立年次」を、日本政 府に登記した年と解釈するか、実際に操業を開始した年と解釈するかなど、主 観的な認識の差異に依存している可能性もある。データを時系列にリンクさせ て利用するにあたって、このように設立・資本参加年次が欠損していたり、変 動したりすると、参入時点を正しく特定できなくなってしまうため、企業を時 系列に整合的に追跡することができなくなるという問題が生じる。このような 問題に対して、本論文では以下のように対処した。

まず、東洋経済新報社による『外資系企業総覧』

11

の外資企業データと『外資 系企業動向調査』の個票データを接続する。『外資系企業動向調査』で設立・資 本参加年次が全く得られない企業のうち、『外資系企業総覧』と接続できたもの については外資系企業総覧に掲載されている設立年を挿入する。一方で、『外資 系企業動向調査』において設立・資本参加年の回答がある企業については、当 該企業のデータの観測期間中、最も頻繁に回答されている設立・資本参加年(す なわち設立・資本参加年の最頻値)を当該企業の設立・資本参加年とし、各企 業に対してひとつの設立・資本参加年次を付与する。

退出企業の確認

外資系企業の撤退は、「操業の状態」に関する質問項目の「清算」や「撤退・ 移転」から特定できる場合もある。しかし、過去に調査票が提出されていたが、 その後「清算」や「撤退・移転」の申告がないまま調査票が提出されなくなっ た外資系企業も少なくない。

11 『外資系企業総覧』では、アンケート調査に加えて、有価証券報告書等、資料による調 査や電話取材を行っている。この調査では、資本金5,000 万円以上でかつ外資比率が 49% 以上の非上場・小規模企業に加えて、外資比率20%以上の大企業を対象としている。この 点で『外資系企業動向調査』が対象とする企業とは若干差異があるため、両データの完全 なマッチングは不可能である。

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そこで、まず、「操業の状態」に関する質問項目で「清算」や「撤退・移転」 が確認できるものを退出した企業として、その回答年を「退出年次」として定 義する。次に、この質問項目から退出を確認できない企業のうち、過去に調査 票が提出されたことがあるが、その後調査票が提出されなくなった外資系企業 については、未回答となった年を「退出年次」として定義する。ただし、『外資 系企業総覧』と接続出来た企業については、外資系企業総覧において未回答と なった年次と比べ、大きい値(つまりより最近の値をとっているもの)を当該 企業の「退出年次」とする。

修正結果

以上のように修正された参入年・退出年の結果が、表 1 の下段の括弧内の数 値である。修正後の企業数を見てみると、先述した問題がすべて解消されてい ることがわかる。すなわち、各参入年において、調査対象年を遡るほど企業数 は増加しており、また回答された参入年が調査対象年を上回るようなこともな くなっている。

2. 3. 内挿と外挿

12

本小節では、内挿・外挿という欠損データの推計について解説する。欠損値 の対応方法については様々な手法が開発されているが、本論文では過去値を用 いたCold Deck と呼ばれる手法を利用した13Cold Deck とは、過去の同じ統計 調査結果や他の統計調査結果から得られる欠損値に関連する各種情報を用いて、 補完データを代入する方法である。Cold Deck は、経済統計のように時系列で一 定の動きを示す統計に対して用いる場合、有効な手法と言われている(宇都宮・ 園田、2004) 。

内挿では、回答のあった 2 時点に挟まれた回答のない年の従業者数、売上高 を線形補間によって求めている。外資比率については、2 時点のうち初期時点の 値をそのまま挿入していった。

次に外挿では、設立年次にさかのぼるものと直近に向けたものとで分けて考 える必要がある。まず、設立年次にさかのぼる外挿は、設立年次における従業 者数、売上高をともにゼロとして、そこから一定数ずつ従業者、売上高が増加 したと考え線形補間を行った。直近に向けた外挿は、最後にデータが報告され ている年の従業者数と売上高を退出年次の前年まで挿入していった。外資比率

12 内・外挿を行う前に、『外資系企業動向調査』において従業者数が欠損している企業に対 して、先の接続された『外資系企業総覧』における従業者数を挿入している。

13 なお、同じ調査回で回答が得られた観測値から、欠損値を推計して補完を行う方法を Hot Deck と呼ぶ。詳しくは宇都宮・園田 (2004)などを参照して欲しい。

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の外挿は、設立年次にさかのぼるものであっても、直近に向けたものであって も、最後に報告されているデータをそのまま挿入した。

3. 母集団推計結果

本節では、母集団推計によって作成したパネルデータを概観する。まず、第 3.1 節で、本論文で作成したパネルデータと他の統計との比較を行い、次に第 3.2 節で、雇用を中心とした基本統計の変動を確認する。

3. 1. 既存の他の統計との比較

ここでは母集団推計によって作成したパネルデータと他の企業統計との比較 を行う。利用する統計は、『外資系企業動向調査』の原統計、東洋経済新報社に よる『外資系企業総覧』、そして総務省による『事業所・企業統計調査』である。

『外資系企業総覧』は、全産業について調査が行われており、『外資系企業動 向調査』よりもカバーされている産業が広い。また、上場企業、および非上場 企業のうち大企業については外資比率 20%以上の企業を調査対象としており、 出資比率の上でも広いカバレッジになっている。ただし、小規模の非上場企業 については、出資比率を 49%以上としているため、小規模の非上場企業につい ては『外資系企業動向調査』の方が広いカバレッジになっている。

『事業所・企業統計調査』は指定統計であり、全産業の全ての事業所が調査 対象となっている。この統計では事業所と企業に関する調査が行われており、 両方のデータが接続されている。1996 年以降の調査で、外資比率が調査項目に 加えられたことで、産業の上でも出資比率の上でも、『外資系企業動向調査』よ りも広いカバレッジになっている。しかし、調査項目は従業者数や立地場所な どに限られており、『外資系企業動向調査』の方がより詳細な調査が行われてい る。

表 2 は外資系企業の業種別企業数を、表 3 は在日外資系企業の業種別従業者 数

14

を比較したものである。ここでは他統計との比較を可能とするために、外資 比率 50%以上の企業を対象とし、経済分析上特に重要と考えられるいくつかの 業種に対して集計している。

= 表2、表 3 =

まずパネルデータ化前の『外資系企業動向調査』と比較すると、我々の集計 値はどの業種においてもより大きな値を示している。2002 年度調査において、 経済産業省が調査の対象とした企業数は3,870 社、そしてそのうち調査票を回収

14

『事業所・企業統計調査』において、外資比率別の従業者数は公表されていない。

(8)

できた企業数は 1,985 社であった。我々のパネルデータにおいて、2001 年にお ける外資比率33.4%以上の企業数は 2,930 社であることから、我々のパネルデー タでは回収企業数よりもおよそ 1,000 社程度多くの外資系企業を捕捉している と言える。

次に『外資系企業総覧』と比較してみると、製造業および卸売業企業数では 同程度の値となっているものの、小売業や運輸・通信業の企業数は母集団推計 後のパネルデータの方が大きいことがわかる。そして同様の差が従業者数にお いても確認できる。一方、『事業所・企業統計調査』と比較すると、非製造業 4 業種の捕捉率は『事業所・企業統計調査』と同程度であることがわかる。製造 業の集計値は母集団推計後のパネルデータの方が大きくなっている。

3. 2. 外資系企業の企業数・雇用・売上の変動

以下では、母集団推計によって作成されたパネルデータをもとに、雇用を中 心とした基礎指標の変動を概観する。ここでは、特に、1996 年から 2002 年まで の外資系企業数、従業者数、売上高の推移、さらにこれらの業種別地域別統計 量について確認する。

図 1 は外資系企業数の推移を示したものである。図 1 より、日本における外 資系企業の多くは非製造業であり、全産業における非製造業企業数のシェアは およそ 70%程度にのぼっていることがわかる。また全産業の企業数はゆるやか に増加しており、特に、期間を通じて製造業企業数はほとんど変わっていない ことから、非製造業数が年々増加していると言えるだろう。

= 図1 =

図 2 は外資系企業の従業者数の推移を示したものである。この図から、国内 のおよそ 400 万人前後が外資系企業によって雇用されていることがわかる。ま たその推移は、ゆるやかな増加傾向から2001 年に減少に転じている。特に、近 年における外資系企業による雇用の減少は、製造業における従業者数の減少に よるところが大きいことがわかる。図 1 で見たように、製造業企業数はそれほ ど顕著に減少していないことから、製造業外資系企業が雇用を縮小させたと言 える。

= 図2 =

図 3 は、外資系企業の売上高の推移を示したものである。この図は先の従業 者数と同様の推移を示しており、2001 年から売上高は減少に転じている。そし

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てまた、全売上高のこうした推移は製造業の変動に大きく依存している。

= 図3 =

表 4 は業種別の企業数、従業者数、売上高の推移を示したものである。図 1 では日本における外資系企業の多くは非製造業であることを確認したが、非製 造業の中でも卸売業のプレゼンスが非常に大きいことがわかる。企業数でみる と、全産業に占める卸売業のシェアは 40%以上である。しかし、従業者数、売 上高でみると卸売業のシェアは 20%程度となり、代わりに大きなシェアを占め ているのが製造業である(それぞれ60%程度)。このことから日本の外資系企業 は、非製造業、特に卸売業に数多く存在しているが、全産業に占める卸売業の 雇用規模、売上高規模は小さな割合に留まっているといえる。また、図2、3 で は製造業企業による雇用、売上高が大きく減少していることを確認したが、表4 を用いて製造業の雇用、売上高をより細かく見てみると、石油・石炭製品、一 次金属、電気機械器具、精密機械器具製造業における雇用、売上高が顕著に低 下していることがわかる。

= 表4 =

表 5 は地域別の企業数、従業者数、売上高の推移を示したものである。まず 企業数を見てみると、1999 年から 2002 年にかけて北米地域を母国とする外資系 企業数は1,228 社から 1,193 社へと若干減少しているものの、北米以外の地域を 母国とする外資系企業数は総じて増加していることがわかる

15

。北米系企業のプ レゼンスの低下は従業者数、売上高についても言えるが、表 6 でさらに細かく 北米系企業の業種別統計量を見てみると、北米系企業のプレゼンスの低下は製 造業活動の縮小に起因していることが確認できる。また、「その他」に該当する 地域を母国とする外資系企業においては、企業数、従業者数、売上高ともに増 加傾向にある。

= 表5 & 表 6 =

最後に、アジア系外資企業における傾向を確認しよう。表 5 からアジアを母 国とする外資系企業の各統計量をみると、これまでとは異なった様子が示され ていることがわかる。企業数は期間を通じて増加しているものの、従業者数は

15 各表で利用されているサンプルは若干異なることに注して欲しい。たとえば、表 5 は出 資母国を回答している企業のみから構成されている。

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1999 年に一時落ち込み、一方で売上高は 1999 年から減少に転じている。このよ うな動きは一見すると不思議な推移を示しているように見えるが、表 7 に示さ れているアジア系外資企業の業種別統計量をみると、このような動きは以下の 要因によることがわかった。

= 表7 =

アジア系企業において、全産業に占める卸売業の企業数のシェアは 60%程度 であるが、1996 年時点における卸売業の従業者数、売上高のシェアは、それぞ れ50%程度、70%程度に上ることに注意しよう。この傾向は、表 4 で確認した全 世界における従業者数、売上高の傾向とは明らかに異なるものであり、また卸 売業における従業者数、売上高の推移が、全産業における従業者数、売上高の 推移に大きな影響を与えることを意味する。そこで卸売業に注目すると、1996 年から1999 年にかけて、卸売業の企業数、売上高はほとんど変わっていないも のの、従業者数は6,216 人から 3,093 人へと半減しており、卸売業における従業 者数の減少が1999 年の全産業における従業者数の落ち込みをもたらしたと言え る。1999 年から 2002 年にかけては、卸売業の従業者数は一定である一方で、繊 維製品製造業、電気機械器具製造業の従業者数がそれぞれ79 人から 2,064 人、 528 人から 1,945 人へと増加している。この 2 製造業業種における従業者数の増 加が同期間において全産業従業者数の増加をもたらしたといえる。従業者数の 増加に伴って、1999 年から 2002 年における繊維製品製造業、電気機械器具製造 業の売上高もまたそれぞれ5 億円から 51 億円、50 億円から 110 億円へと増加し たが、売上高において依然大きなシェアを占めていた卸売業の売上高が1,271 億 円から842 億円に減少したことによって、2002 年の全産業の売上高は低下した のである。

4. 外資系企業による雇用創出と雇用喪失

前節では、製造業においては雇用を縮小させているものの、非製造業におけ るそれはほとんど変わっていないことを確認した。雇用機会の創出には、既存 企業の生産量拡大に応じて創出されるものと、新規参入によって創出されるも のがある。また雇用機会の喪失においても、既存企業の生産量縮小に応じて喪 失するものと、撤退等により雇用が失われる場合がある。そこで本節では、外 資系企業による雇用機会の創出と喪失について、存続企業によるものと参入・ 退出企業によるものとを区別して分析する。

全外資系企業からなる集合をSとし、t1期からt 期にかけて雇用を拡大させ た企業からなる集合をS とし、雇用を一定に保った、もしくは縮小させた企業+

(11)

からなる集合をS とする。 雇用創出率と雇用喪失率は以下のように定義される

16

∑ ∑

+

=

S j

j t S i

i t i t

L L L

1 1)

(

雇用創出率 、

∑ ∑

=

S j

j t S i

i t i t

L L L

1 1)

( 雇用喪失率

ただし、

i

L は外資系企業t i における t 期の雇用量である。これらを計算したうえ

で、雇用純変化率は「雇用創出率−雇用喪失率」と定義される。また、雇用変 動率は「雇用創出率+雇用喪失率」と定義され、どれくらいの雇用再配置が必 要となるかを示す。

表 8 は、製造業・非製造業別に雇用創出率、雇用喪失率を計算したものであ る。まず全産業における雇用創出率・喪失率を確認しよう。1996 年から 2002 年 の全観測期間を通じた雇用創出率は6.6%、雇用喪失率は-4.8%であり、この結果 雇用純変化率は1.8%である。このうち 1996 年から 1999 年に注目すると、雇用 創出率、雇用喪失率、雇用純変化率はそれぞれ8.5%、-3.3%、5.2%となっている。 樋口 (2001) は同じ期間について、日本の企業を対象として『企業活動基本調査』 を用いて同様の分析を行っている。分析の結果、雇用創出率、雇用喪失率、雇 用純変化率はそれぞれ 6.7%、-9.0%、-2.3%であり、日本では雇用喪失率が大き いことを示した。したがって、外資系企業はこの時期の日本の雇用を下支えし ていたと言えよう。

= 表8 =

次に、製造業・非製造業別に見てみよう。雇用創出率は、製造業企業よりも 非製造業において若干大きいことがわかる。1996 年から 2002 年にかけて、製造 業では5.5%の雇用創出が行われたのに対して、非製造業では 7.2%の雇用が創出 された。一方、雇用喪失率は非製造業よりも製造業において大きい。1996 年か ら2002 年にかけて、製造業では 6.4%の雇用が喪失されたのに対して、非製造業 における雇用喪失は 3.7%であった。雇用純変化率を見てもわかるように、非製 造業の外資系企業が雇用喪失を行うことなく多くの雇用を生み出しているとい える。

さらに参入(退出)企業・存続企業別

17

の雇用創出率、雇用喪失率を見ると、

16 本節で作成される指数については Davis, Haltiwanger, and Schuh (1996)を参照して欲しい。

17 我々のパネルデータでは、既存企業の合併・買収や既存企業への資本参加によってサン プルに出現した企業も新規参入企業として扱われる。同様に、外資比率が33.4%以下に低 下することによってサンプルから外れる企業も退出企業として扱われている。このような 外資比率の変動による参入・退出は、本来の意味の参入・退出とは異なったものであり、 分析の際には考慮されるべきであるが、本論文では、これを今後の課題とし、外資比率の

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非製造業企業による雇用創出は、企業の新規参入によると言うよりも、既存企 業の雇用拡大によるところが大きいことがわかる。実際、1996 年から 2002 年に かけて、新規参入による雇用創出率は 2.9%であるが、存続企業による雇用創出 率は 4.3%であった。一方、製造業企業においては、期間によって異なった様子 を示している。すなわち、1999 年以前では存続企業が 7.1%という多くの雇用を 創出していたが、1999 年以降それらの企業が退出するに伴って、-10.2%という 多くの雇用が喪失されている。

次に、企業数において大きなプレゼンスを誇っている、卸売業をはじめとし たサービス産業の雇用変動について詳しく見てみよう。ここでは特に、プレゼ ンスの大きい卸売業、小売業、情報通信業の 3 業種に焦点を当て、その結果は 表9 に示されている。

= 表9 =

まず全体的な傾向について確認すると、小売業や情報通信業に比べると、卸 売業はそれほど高い雇用創出を行っていないことがわかる。卸売業、小売業、 情報通信業における雇用創出率はそれぞれ9.4%、13.4%、14.3%と、順に増加し ているが、雇用喪失率を見ると、それぞれ-5.5%、-4.4%、-3.4%と逆に(絶対値 で)低下している。このことから、雇用純変化率を見てもわかるように、卸売 業が 3 業種中、最も雇用創出力が弱く、小売業、情報通信業のほうがより多く の雇用創出を生み出しているといえる。

卸売業における雇用変動を参入(退出)企業・存続企業別に見ると、存続企 業による雇用創出率は8.0%となっており、小売業の 5.3%に比べ大きい。存続企 業による雇用喪失率は-2.5%であり、雇用創出率に比べて小さいことから、卸売 業では存続企業によって大きな雇用変動が生み出されていることがわかる。

一方、小売業、情報通信業は、規制改革によって外資系企業の参入が進んだ 分野であるが、新規参入による雇用創出だけでなく、存続企業によっても多く の雇用が創出されていることがわかる。両業種における雇用喪失率は小さいこ とから、小売業と情報通信業は雇用創出において非常に大きな貢献をしている といえよう。

これまで見てきた外資系企業に関する従業者数の情報は、『事業所・企業統計

変動による参入・退出を区別していない。ただし、調査票における「操業状況」の項目か ら外資比率低下によりサンプルから外れた企業数を、同調査票のアンケート項目における

「進出形態」の項目から既存企業の合併・買収や既存企業への資本参加によりサンプルに 出現した企業数を調べた結果、我々が参入・退出として扱っている企業のうち、外資比率 の変動によって起こる参入・退出企業のシェアはそれぞれわずか5%(1998 年度調査)13%

2001 年度調査)であった。

(13)

調査』でも調査されている情報だが,『外資系企業動向調査』にはこの調査にし かない貴重な情報がある。そのひとつが企業の国籍の情報である。以下では、 この『外資系企業動向調査』独自の情報である企業国籍に注目して雇用創出・ 雇用喪失を分析する。

表10 は母国籍別に外資系企業の雇用変動について確認したものである。まず 製造業についてみると、アジア系外資企業による雇用創出率が12.8%と大きいが、 雇用喪失率は-15.1%となっており、雇用創出率よりも大きい。そして、雇用創出 は主に参入企業によって行われていること、雇用喪失は存続企業による生産調 整等によって行われていることもわかる。また、北米系外資企業においては、 雇用創出率が 2.4%と小さいにも関わらず、雇用喪失率は-11.2%と大きく、雇用 純変化率が示すように非常に多くの雇用喪失を行っている。こうした雇用喪失 は、多くの北米系外資企業が退出することによることも確認できよう。

= 表10 =

こうした製造業における北米系外資企業とアジア系外資企業の違いは

18

90 年代後半に日本の景気が後退したことを背景として、各外資系企業の進出動機 の違いによって生じている可能性がある。つまり、北米系外資企業が景気に左 右されやすい日本の最終消費市場を目当てに進出しているのに対して、アジア 系外資企業が景気に左右されにくい日本の技術や生産要素などを目当てに進出 していることによるのかもしれない。ただし、存続しているアジア系外資企業 による雇用喪失も大きいことから、アジア系企業の日本における活動は必ずし も拡大しているわけではないと言えるだろう。

一方、非製造業においては、北米系・ヨーロッパ系外資企業による雇用創出 率がそれぞれ 10.4%、13.4%と大きく、雇用喪失率はそれぞれ-6.1%、-4.6%とな っており、雇用創出率よりも小さい。またこうした雇用創出は、参入・存続両 企業によって生み出されていることも確認できる。以上の結果は、北米系・ヨ ーロッパ系外資企業は非製造業における雇用創出において、大きな貢献をして いることを意味している。また、アジア系外資企業による雇用創出率は 8.1%と なっているが、雇用喪失率が-11.5%となっており、北米系・ヨーロッパ系外資企 業とは対照的に、雇用喪失を行っていることが確認できる。そして、アジア系 外資企業による高い雇用喪失率は、アジア系外資企業の退出によってもたらさ れていることも分かる。

18

ただし、注 9 で述べたように、子会社化によるサンプルからの脱落がこうした違いを生 んだ可能性もあることに注意しよう。

(14)

5. おわりに

本論文では、経済産業省の『外資系企業動向調査』を利用し、外資系企業の 雇用創出・雇用喪失を分析した。『外資系企業動向調査』は調査票の回収率の低 さに伴う諸変数の変動の大きさが問題として指摘されていたが、本論文では統 計をパネル化し、さらに母集団推計を行うことで、この問題の解決を試みた。 名簿の整備、ならびに欠損値の補完によって推計されたデータでみると、企業 数、従業員数のいずれにおいても『事業所・企業統計調査』に近い値をとって おり、かなりの情報が復元されたと言えるだろう。

本論文の主要な観測事実は次のようにまとめられる。まず、製造業において は、その企業数はほとんど変わっていないものの、従業者数や売上高は減少し ている。特に北米系の製造業企業で減少している。また製造業の中でも、石油・ 石炭製品、一次金属、電気機械器具、精密機械器具製造業における従業者数、 売上高の減少が顕著だが、一方で(全世界に対する規模は依然小さいものの) アジア系の電気機械器具製造業は近年成長を遂げている。

非製造業においては、一貫して雇用者数の拡大が続いている。とくに小売業 や通信業において、M&A などによる新規参入に加えて、存続企業による雇用が創 出の寄与が大きいことがわかった。これは、外資系企業が新しいビジネスモデ ルを日本国内で展開し、雇用を拡大させていると解釈できる。本論文で得られ た結果を先行研究と比較すると、外資系企業は日本の雇用を下支えしていた可 能性があることがわかった。つまり、雇用の面では、外資系企業の参入はプラ スに働いていると言える。

最後に、『外資系企業動向調査』を用いた今後の分析の可能性について触れて おこう。『外資系企業動向調査』は進出形態や企業業績を調査している。このた め、今回のパネルデータを利用することで、例えば新規参入と合併・買収によ る参入で、雇用変動がどのように違うのかを明らかにすることができる。また 労働生産性を計測することによって、日本に進出した後のパフォーマンスの変 化を、進出形態別に捉えることも可能である。これらのテーマは学術的にだけ でなく、政策的にも重要な課題であり、今後の研究を通じて明らかにしていき たい。

参考文献

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(15)

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(16)

図1 外資系企業数の推移

企業数

1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002

製造業 754 798 811 821 829 849 820

全産業 2,470 2,628 2,745 2,822 2,893 2,930 2,869

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500

1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002

製造業 全産業

(17)

図2 外資系企業の従業者数の推移 雇用量 千人

1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002

製造業 228 244 262 265 254 252 214

全産業 354 383 416 426 428 442 396

0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500

1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002

製造業 全産業

(18)

図3 外資系企業の売上高の推移

売上高 百億円

1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 製造業 1,713 1,847 1,809 1,881 1,947 1,929 1,691 全産業 2,753 2,955 2,933 3,056 3,204 3,308 3,018

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500

1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002

製造業 全産業

(19)

表1 設立年次別企業

社) 調査対象年 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 調査時点 03/31/97 03/31/98 03/31/99 03/31/00 03/31/01 03/31/02 03/31/03 参入年

1910 0 0 0 0 0 0 0

(1) (1) (1) (1) (1) (1) (1)

1920 0 0 0 0 1 1 1

(3) (3) (3) (3) (3) (3) (2)

1930 1 1 2 3 2 1 1

(4) (4) (4) (3) (3) (3) (2)

1941 0 0 0 0 0 0 0

(2) (2) (2) (2) (2) (2) (2)

1950 1 2 0 0 2 2 2

(11) (11) (10) (9) (8) (8) (7)

1960 18 18 17 17 16 17 14

(33) (33) (32) (32) (32) (32) (31)

1970 20 19 16 14 17 13 11

(45) (45) (45) (45) (42) (41) (38)

1980 30 30 27 28 28 24 26

(70) (69) (67) (64) (62) (60) (54)

1981 40 42 44 36 33 28 31

(91) (91) (86) (83) (80) (77) (72)

1982 30 34 33 35 29 27 27

(71) (70) (68) (64) (63) (62) (55)

1983 38 34 33 38 37 36 42

(89) (88) (88) (86) (86) (83) (79)

1984 46 38 41 48 41 39 34

(107) (107) (103) (100) (97) (92) (87)

1985 50 55 56 57 55 50 49

(127) (127) (123) (118) (113) (112) (108)

1986 56 61 56 65 59 45 53

(132) (130) (127) (118) (112) (108) (103)

1987 76 76 70 75 66 65 70

(152) (152) (150) (144) (139) (135) (127)

1988 56 54 50 59 54 45 53

(143) (143) (142) (138) (133) (128) (119)

1989 57 50 47 56 53 48 48

(137) (136) (132) (125) (121) (118) (110) 注:上段は修正前、下段(内数値は修正後企業数である1980年以前についてはいく つかの参入年のみ掲載している

(20)

表1 設立年次別企業 (続き)

社) 調査対象年 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 調査時点 03/31/97 03/31/98 03/31/99 03/31/00 03/31/01 03/31/02 03/31/03 参入年

1990 67 71 58 59 54 54 52

(123) (119) (116) (111) (107) (97) (90)

1991 48 41 39 53 52 45 57

(131) (130) (126) (118) (108) (104) (96)

1992 55 47 49 50 45 40 52

(143) (143) (137) (130) (121) (114) (100)

1993 63 66 54 64 63 51 55

(129) (126) (123) (113) (105) (97) (83)

1994 63 60 59 59 57 48 57

(142) (139) (133) (123) (117) (111) (99)

1995 101 105 95 105 97 77 86

(217) (211) (201) (185) (164) (144) (127)

1996 118 123 130 131 117 105 116

(285) (279) (263) (258) (231) (214) (188)

1997 91 110 117 109 111 129

(249) (244) (226) (214) (194) (171)

1998 1 91 114 102 85 97

(0) (260) (251) (226) (208) (187)

1999 18 155 123 133 143

(0) (293) (269) (255) (206)

2000 49 122 177 192

(0) (331) (316) (279)

2001 21 156 168

(0) (232) (222)

2002 24 186

(0) (197)

異常値 0 0 3 2 1 0 7

注:上段は修正前、下段(内数値は修正後企業数である1980年以前についてはいく つかの参入年のみ掲載しているた「異常値」は、修正前データにおいて、設立年と て0、4、510、は1112という値を報告した企業数である網掛け部分は、調査対象年 - 設立年次が負になるサンプル数を示す。

(21)

表2 他の類似統計との比較:企業数 企業数(社)

実績年 1996 2001 1996 2001 1996 2001 1996 2001

調査時点

製造業 430 604 678 754 355 409 803 649

食料品、飲料・たばこ飼料 12 17 19 28 15 12 33 27

繊維・衣服・その他の繊維製品 10 8 17 17 13 13 15 10

木材・木製品、パルプ・紙・紙加工品 8 5 13 14 1 9 10 12

化学、石油・石炭製品 140 155 204 206 83 90 270 213

一次金属 19 22 25 24 9 10 19 12

金属製品 7 13 15 15 18 22 24 13

一般機械器具 64 79 91 94 58 53 142 102

電気機械器具 82 116 122 148 67 75 117 91

輸送機械器具 36 50 43 55 15 24 19 33

精密機械器具・ンズ 12 57 50 60 17 21 60 52

その他の製造業 40 82 79 93 59 80 94 84

小売業 51 71 93 123 128 186 34 49

卸売業 662 754 1,033 1,124 1,288 1,425 1,200 1,077

運輸・通信 39 221 144 290 128 176 78 98

全産業 1,358 1,539 2,290 2,705 2,433 3,128 2,917 2,866

注: 1) すべて外資比率50%以上の企業数である

2) 一次金属には鉄鋼製造業と非鉄金属製造業が、その他製造業には家具・装備品製造業、プラチッ製造業、なめし革・毛皮 製品製造業、印刷・同関連業、土石・窯業製品、ゴム製品製造業が含まれている

外資系企業動向調査 事業所・企業統計 東洋経済

3月末 10月1日 12月

筆者ら推計値 3月末

(22)

表3 他の類似統計との比較:従業者数 従業者数(人)

実績年 1996 2001 1996 2001 1996 2001

調査時点

製造業 127,570 164,598 190,721 216,703 218,944 184,098 食料品、飲料・たばこ飼料 2,693 2,455 4,302 3,803 7,466 3,932 繊維・衣服・その他の繊維製品 1,765 402 2,447 2,960 2,908 3,110 木材・木製品、パルプ・紙・紙加工品 350 214 384 280 1,021 1,048 化学、石油・石炭製品 44,048 43,973 56,745 66,508 79,059 69,084

一次金属 5,221 1,899 5,502 1,746 6,542 1,231

金属製品 581 831 1,011 1,250 2,109 1,180

一般機械器具 26,219 7,515 29,333 23,648 21,455 15,645 電気機械器具 40,868 44,981 48,172 52,331 61,392 56,307 輸送機械器具 2,984 49,081 29,063 47,262 4,141 13,466 精密機械器具・ンズ 316 6,473 6,146 7,041 21,513 9,161 その他の製造業 2,525 6,774 7,616 9,874 11,338 9,934

小売業 6,816 13,697 13,199 18,649 5,287 13,198

卸売業 33,157 36,441 60,674 82,835 61,461 59,900 運輸・通信 3,190 14,097 12,532 28,174 7,679 14,182 全産業 194,284 245,754 301,163 381,786 361,790 408,763 注: 1) すべて外資比率50%以上の企業数である

外資系企業動向調査 筆者ら推計値 東洋経済

2) 一次金属には鉄鋼製造業と非鉄金属製造業が、その他製造業には家具・装備品製造業、プラチッ 製造業、なめし革・毛皮製品製造業、印刷・同関連業、土石・窯業製品、ゴム製品製造業が含まれている

3月末 3月末 12月

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