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節類のエキス分抽出について

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Academic year: 2021

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(1)Title. 節類のエキス分抽出について. Author(s). 高橋, 鴻. Citation. 北海道教育大学紀要. 第二部. A, 数学・物理学・化学・工学編, 23(1) : 44-46. Issue Date. 1972-09. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/5955. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . l Vo ,23 , No ,I. i i I A) do Uni i t t t on l Journalof Hokkai on (Sec s ver y of Educa. Sept ember l972. 節類のエキス分抽出について 鴻. 橋. 高. 北海道教育大学札幌分校水産化学研究室. i ives of Dr on the Ext ed Fi shes ract. K6 TAKAHAsHI i i t ido Univer on t i Depar t s tmentof Fi y of Educa sher e s Chemi s ry , Hokka , Sapporo Branch. Sum mary lowing ives o fdr i Ext t ed bonito, mackerel and sardine were studied and gave the fol rac ts; resul ives were studi igated, and the amount of ext ed ract Thei s were invest r general component ions o f temperature and time, and i ious condi t was known that most extractives of t under var 0 h d i h C b i t 7 boni e r t 5 d i r ed 6shes had theirs done at higher to were one n 5 m nutes a , utt e o. f a nasty odoraccording temperature and f or a longer time;the extractives of mackerel gave of Therefore ime t i ion of temperature and t s necessary to do such treatment to the elevat , ,i b i fd i d 6shes i l d i i h b t t t t d t e v s r t e x r a c t o o o o e a n n e e c o n s un er accep a .. 言. 緒. 日常の食生活に於て, 調味のため各種の調味料が使用されているが, その中で魚類より製造され た節類が, 各種化学調味料の使用にも拘 らず, 現在尚重要な位置を占めている. 著者は 節 類 に 依 り, 汁類の所謂 ,だ し を取る際に於ける, エキスの抽出状態について実験 したので, その結果を 報告する.. 実 1 , 試. 験. 方. 法. 料. 良質のカツオ節及びサバ 節を飽で削り, 更に粉末に したものと, 節類ではないが, 同様の目的で 使用されている 煮干 しイワシを粉末と し, 密栓せる瓶中に貯え, 必要に応 じて使用 した, 11 . 一般成分の分析 参考のため常法に従い, 水分, 灰分, 粗脂肪, 粗蛋白を定量 し, その 成分量を求めた. 1 1 1 . 温度と時間に依るエキスの浸出状態. o 粉末に した試料を, 4g 宛精秤 し, 次にフラスコに蒸留水 looml を 取 り (但 し 1oo C で 20 分 及び30分浸出 の時は, 水 の 量 を 150 m1 と した. 之 は エ キ ス の 浸 出 で, 液 が 濃 厚 と な り, そ の 後. の浸出を, 妨げる事になるのを防くためである) , 求める温度に加熱保温し, この中に試料を投入 し, 求める時間にな っ た ら, 直ちに加熱を止め冷却する. 直ちに冷却を行うのは, 液温を徐々に降 (44).

(3) . 第23巻. 第1号. 昭和47年9月. 北海道教育大学紀要 (第2部 A). 下させると, その間にエキス分が浸出されて 正確な実験値が得 られない恐れがあるか らである , , 冷却されたな ら, 櫨紙にて櫨過, 洗擬し 完全にエキス分を 予め秤量された蒸発皿中に移す 次 , , , に之を電 気水浴器上で, 蒸発乾燥を行なった後 電気乾燥器中で更に乾燥し デシケーター中で冷 , , 却後, 秤量 して, 浸出されたエキス分を求めた . 実験せる温度と時間は, 下記の如くである . oC) 浸出温 度 ( 浸出時間 (分) 50. 5. 75. 5. 10. 100. 5. 10. ,. 10. 20. 30. 尚, 浸出エキス分が多くなると, 突沸することがあるので 絶えず硝子棒で撹拝する 必 要 が あ , る. 実験結果及び考察 1 . 一般成分について 実験 結 果 は 下 記 の 第 1 表 の 如 く で あ っ た , カ ツ オ 節, サ バ 節 と 言 っ て も, 各 種 の も の が あ る の で ,. 第1表 一 般 成 分. 護ミモ カ ツ オ 溌 %. その成分も又一様ではないと思われるが, 本実験の結果で. 成分%. は, カ ツ オ 節 が 一 番 粗 蛋 白 (相 当 量 の ア ミ ノ 酸 が あ る 筈 で ある が, 粗 蛋 白 と して 一 括 した) が 多 く, 水 分 及 び脂 肪 が. 分 ,水 灰 分 粗脂肪 粗蛋白. 少 な い. 粗 蛋 白 の 点 か ら見 れ ば, 次 に サ バ 節 及 び 煮 干 しイ ワ シの 順 に な っ て い る. 又 煮 干 しイ ワ シの 灰 分量 が 多 い の. ミ ノ. イ ワツ. 1 8 23 , 2 6 7 , 4 7 ,4 67 72 ,. 17 40 . 8 73 .. サ. 11 00 . 3 14 , 3 76 , 0 80 o 4 .. 4 21 , 12 63 ,. は, カツオ節及びサバ節と異なり, 骨を含んでいるためである, 1 1 , 温度と時間に依るエキスの浸出状態 0C で浸出した場合のエキス量(%) 第2表 50 、 魚種名 ツオ 時間(分) \\\\ カ 5 10. 10 81 , 13 54 ,. 一 サ ノミ. イ ワシ. 10 98 , 11 03 .. 13 72 , 13 74 ,. oC で浸出した場合のエキス量(%) 第3表 75. 種 蒔廠分 )\鯉き 5 io. 実 験 の 結 果 は 下 記 の 第 2 表, 第 3 表, 及 び第 4 表 の 如 く. カツオ. サ. ノミ. イ ワシ. 15 45 . 15 58 ,. 13 55 , 13 51 .. 13 70 . 13 85 ,. oC で浸出した場合 第4表 1 0 o の ェ キ ス 量 (%). で あ る.. 以上の結果を グラフに依り図示すれば次の如くである. 以上 の 結 果 よ り, 次 の 如 く 考 察 され る. o エ , 50 C に 於 て は, サ バ 節, 煮 干 しイ ワ シ, 共 に 5 分 及 び 10 分 で は 浸出 エ キ ス 量 に, 殆 ど差 が な い が, 独 り 力 ッオ 節 で は, 時 間 に依 っ て 相 当 の 差 が あ っ た, 又 サ バ 節 は. \\ \ 魚種 名 -\\ カツオ お 時間 ( ) \ 時 間壱 分. 蝕奪名. 5 io 20 ・30. 15 60 . 1 5 8 7 , 1 5 9 2 , 1 5 85 . ・. ミ バ サ ノ. イワシ. 13 50 . 1 4 51 , 15 03 . 15 74 . ・. 1 93 4 , 15 53 , 17 22 . 18 2 9 , .. 他の2者と比較して, 浸出エキス分が少ないが, この傾向はその後, 温度を上げた時でも 同様に , 認められた. o 1 1 . 75 C に な る と, 一 般 に 浸 出 量 は 大 と な る が, イ ワ シの み 50oC の場合と殆ど変 らない, 又. カツオ節では, その浸出量が著 しく多くなる, 然し5 分と 10分では 時間に依る差は殆どないと , 言 っ て 良 い. (45).

(4) . Sep t ember l972. ion l I A) i i t do Uni ty of Educat on (Sec Joumalof Hokkai vers. Vol ,23 ,I , No. o 5 c o. 7 5℃. 1 0 0℃ ′・ ′ ・ ′ .・ ′-′ ▲● . ・ ・ . ・ ・ ′′. ・ ず. 一一一--カツオ 一-冊-- サ バ ‐ ‐イワシ ‐ ー“”‐. 5. 1 0. 1. 1 5. 1 1 0. 1. 1 5. ー 1 0. ‘ Z U. - J U 浸出時間 {分). 第1図 エキス分浸出量についての温度と時間の関係. 1ロ. 1 0ooC 浸出の場合, カツオ節は時間に依る変化が非常に少なく, 浸出時間を伸ばしても, 浸出 量 は 75oC の場合と殆ど変わ らず, 反 って次第に異臭を発する様になる. これ等のことより, カ ツ オ 節 は 75oC 以上の高温では, 短時間浸出することに 依って, エキス分は十分浸出されること が分る,. サ バ 節 は, 10ooC の 場 合 と, 75oC の場合を比較すると, 5分間浸出の場合は, 殆ど差がなし・が, 10ooC の場合, 1 0分以上になると, 次第に浸出量が増加する, 然し, それと共に, 鼻をつく異臭. を発し, 時間の延長と共に異臭も強くなる. 従 って, 余り長時間煮沸することは, 好ましくない様 で あ る.. 煮干しイ ワシについては, 浸出時間5分の時, 既に浸出量 が増加 し, その後は, サバ節の場合と 同様に, 時間の経過と共に浸出量は 相当の傾斜を以て増加す る. 然しこれ等を浸出 した時に鼻をつ く臭気は余りない, 本実験では試料を粉末に して用いたが, 実際面では粉末とせず, その鰹又はせ いぜい数個に千切って使用されているから, この溶出の傾向は 一層強くなり, エキスを十分に浸出 するためには, 相当時間を掛け て煮沸する必要があろう, 括. 総. ・ 一般成 分 バ 1 . 我 々 が 日 常 だ しゃ と して 用 い る カ ツ オ 節, サ 節, 煮 干 しイ ワ シ に つ い て, 先 ず. を定量 したが, カツオ節 が一番窒素化合物に富んでおり, 次はサバ, イワシの順であ った, 75oC, 5 分 間 以 1 1 . 次に温度と時間を変えて, エキス分の浸出状態を調べ たが, カツオ節では 上の処理に依り, 大部分のエキス分が浸出され, それ以上の温度, 時間に依 って浸出 しても, その 後は殆ど変化 が無い.. サ バ 節 及 び煮 干 しイ ワ シ で は, 50oC. 及び 75oC に於いては, 5 分及び10 分と言う時間の差に依. 0ooC に於ては, 時間を増すに従い浸出量が増加 した. 然 る浸出量の増加は殆 ど認められない が, 1 し, 長時間, 高温浸出を行な った際には, サバ 節は相当強い異臭を発するに至るが, 煮干 しイワシ では, その様な異 臭が殆ど無い. 従 って, 高温浸出を行なう場合, カツオ節, サバ節, 煮干 しイワ シ等その種 類に依 って取り扱いに留意する必要 があることが明かにな った,. (46).

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参照

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