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小学校理科における流水体感キットのマニュアル

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Academic year: 2021

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(1)

1キット当たり

費用:約

1,300円

製作時間:約

40分

ページ

1 作り方

(1) 材料

(2) 道具

(3) 製作 (水槽部,傾斜調節板)

(傾斜台,排水口付きカバーシート) 3

(貯水タンク,水受け)

(水量調節キャップ)

土砂の準備

2 使い方

(1) 設置

6~7

屋内で実験する場合

(2) 実験

8~9

(3) 片付け

10

平成25年度

秋田県総合教育センター研修員 長澤 涼

作り方

使い方

(2)

□はさみ

□カッター

□カッターマット

□1m定規

□油性ペン

□のこぎり

□ドライバー

□きり

□るつぼばさみ

□防水テープ(ガムテープ可)

○ペットボトルの接着に,接着剤を使いたい場合は…

・ホームセンターでペットボトル専用の接着剤を扱うことがあるので,

見付けたらあらかじめ購入しておくとよい。

・ペットボトル専用でなくても,用途の中に「ペットボトル」が含ま

れている接着剤をまれに見付けることもできる。

・専用接着剤がなければ塩化ビニル・ポリプロピレン用を流用するこ

とは可能。エポキシ系が良い。

《流水実験器》

《土砂》

□砂場の川砂

□量販店の黒土

10L入

○川砂,黒土共に,家庭用ふるいの細目(約2.5mm)にかける。

○流水体感キットに適切な配合比

川砂:黒土=6:4

○「ふるいにかけた川砂

約9L」と「ふるいにかけた黒土

約6L」

をよく混ぜたものを使う。

作り方

(1) 材料

(2) 道具

材 料 サイズ等 数 備 考 □プラスチック段ボール 450mm×1800mm×4mm 1 □桐すのこ 330mm×750mm×30mm 2 杉などより桐の方が安価 □発泡 PS 断熱材 600mm×300mm×20mm 1 □丁番・蝶番 32mm 2 □ブルーシート 550mm×2000mm 1 中厚 □マジックテープ 25(21)mm×15cm 2 □ペットボトル 2L 2 炭酸飲料用のペットボトルは不可 □ペットボトル 500mL 1 □ペットボトルキャップ 4 □たこ糸 130cm 1 □ダブルクリップ 25mm 14 大きい方が使いやすい □針金(ビニル被覆) 直径 1.2mm×50cm 2 フックに用いる □ビニルホース 外径 30mm(内径 25mm)×1m 1 排水用ホース(屋内用)として使用 □ペットボトル 1.5L~2L 1 排水タンク(屋内用)として使用

(3)

 水槽部

5

5

5

5

 傾斜調節板

蝶番

単位:cm

太実線(

):切取線

一点破線(

3

5

55

60

55

):折れ線

4

5

マジックテープ

60

マジックテープ

3cm角の穴 (排水口セット用) を空ける。 ・折り目を付ける場合,2枚 重ね構造になっている1枚 目を丁寧に切断すると,さ らに折り曲げやすくなる。 ・2枚目を傷つけないように 注意! ①8カ所に5cmの切れ込みを入れる。 ②折り目を先のとがったもので丁寧になぞる。 ③傾斜調節板と合わせる位置にマジックテープを付ける。 ①一方のすのこを60cmに切り,もう一方のすのこと蝶番でつなぐ。 ②水槽部と合わせる位置にマジックテープを付ける。 材料:プラスチック段ボール・マジックテープ(凹2枚) 道具:カッター・はさみ・1m定規・油性ペン 材料:すのこ(2枚)・蝶番(2個)・マジックテープ(凸2枚) 道具:のこぎり・ドライバー・1m定規・油性ペン

(3) 製作

※切り落とす

(4)

 傾斜台

3

5

5

5

5

1

2

 排水口付きカバーシート

3

0

10

200

4

0

15

2

2

2

2

12~15

5

5

上流域傾斜台

中流域傾斜台

①ブルーシートを200cm×55cmのサイズに切り取り,×の切れ込み(約3cm)を入れる。 ②ペットボトルの口を切り取り,放射状に切れ込みを入れる。 ③②を①に差し込み,防水テープで水漏れしないように内側から貼り付ける。 材料:発泡PS断熱材 道具:カッター・カッターマット・1m定規・油性ペン 材料:中厚のブルーシート・500mLのペットボトル 道具:カッター・防水テープ・1m定規・油性ペン ・切れ込みを深くすると,下流部に水がた まりやすくなるので,7mm程度とする。 ・1キット当たり2つずつ作る。 ・上流域傾斜台の切れ込みについては, 取り付けやすさや強度,傾斜角の面か らいろいろ試した結果,この形状が最 も良かった。

(5)

 貯水タンク

 水受け

吊りひも

3

1

.5

1.5

材料:2Lのペットボトル(2本)・たこ糸 道具:カッター・防水テープ・定規・油性ペン 材料:貯水タンクを作るときに切り落としたペットボトルの底の部分 道具:はさみ・防水テープ(ガムテープ可)・定規・油性ペン ①ペットボトルAの底部を3分の1程度切り落とす。 ②ペットボトルBの口の部分を切り取り,切れ込みを入れる。 ③ペットボトルAにペットボトルBをかぶせ,防水テープで貼り合わせる。 ④ペットボトルの横溝に沿ってたこ糸を二重に巻き付け,吊りひもを付ける。 ・吐水口の開口部を切り取らず に外側に折り返すことで,水 の垂直落下による不自然な侵 食を防ぐことができる。 ・Bに10カ所前後の切れ込みを入れ,少し広げることで,Aにかぶせや すくなる。 ・BをAにかぶせることにより,何度使っても水漏れしにくくなる。 ・実験時,水量調節キャップは下の口に付けるようにする。 ・ペットボトルによって,キャップの大きさやねじ溝の形状が違うもの もあるので,付属のものを使うか,適合するか確かめてから使う。

※切り落とす

※切り落とす

①ペットボトルの底部を3cm程度切り取る。 ②開口部に切れ込みを入れ,外側に折り返す。 ③切り口に防水テープを貼る。

※二重に巻き

付ける

(6)

 水量調節キャップ

材料:ペットボトルのキャップ 道具:きり・るつぼばさみ・カッター ・きりで空けた穴にるつぼばさみの先端を差し込む と,直径5mmに統一できる。 ・内側から外側に向かって穴を空けると,カッター 等でささくれをきれいに取り除きやすい。

土砂の準備

①砂場の川砂と量販店の黒土を家庭用のふ るいの細目(約2.5mm)にかける。 ②ふるいにかけた川砂と黒土を6対4で配 合したものを約15L用意する。 ③配合した土砂を約5Lずつ3つのバケツ に分ける。 ・初めに粒度を揃えておくことで,実験 結果のばらつきが少なくなる。 ・土砂は余分に作っておき,実験中に緩 みすぎた土砂の改良に使うとよい。 ・配合した土砂約5Lの重さは10kg弱で, 水を含むと15kg強になる。これ以上重く なると児童が安全に運べなくなる。 ・持ちやすく丈夫なことから,入れ物はバ ケツがよい。小学校の標準的な掃除用バ ケツの容量が6L~10Lなので,古くな って使わない物を土砂専用にするとよい。 ←金属のバケツが 丈夫でおすすめ ←プラスチックのバケツは 劣化に特に注意 ①ペットボトルのキャップにきりで穴を空ける。 ②きりで空けた穴に,るつぼばさみの先を差し 込む。 ③ささくれをカッターで削り取る。

(7)

《流水実験器》

①傾斜調節板に水槽部をマジックテープ で貼り合わせる。 ②水槽部を箱形に折り,a~hをダブルク リップで留める。 ③傾斜調節板に鉄製スタンドを通し,傾 斜台をセットする。 ④カバーシートをかぶせる。 ⑤さらに,a~fを別に用意したダブルク リップで留め,シートの縁がはためか ないようにする。

c

a

g

e

b

d

f

h

・水槽の穴に排水口をカチッ と差し込み,傾斜台側に広 げていくようにすると,一 人でも簡単にセットできる。 ①水槽部に厚さ3cm以上になるように土 砂を敷き詰める。 ・流水によって運ばれた土砂 の堆積を見る場合は,下流 域に土砂を敷かない部分を 作るとよい。 (基本的には児童の考えによ り条件制御する。) ・「水受け」の深さが3cmな ので,土砂の厚さの目安に するとよい。

(1) 設置

《土砂》

使い方

(8)

②全体にじょうろなどで水をまき,手で全体をよく混ぜる。 ・混ぜながら全体に水を含ませていくよう にし,ギュッと強くにぎってダンゴがで きるくらいの湿り具合にするとよい。

屋内で実験する場合

・排水用ホースと排水タンクとのつな ぎ目は,あらかじめビニールテープ 等で固定しておくと扱いやすい。 ・片付けの際は,排水口の下にトレー などを置いて水抜きするとスムーズ にできる。水が多い場合,排水タン クと排水用ホースにたまっている水 は流しやバケツに捨てるようにする。

排水用ホース

排水タンク

排水口

長テーブル

(脚はたたむ)

設置例(場所:多目的ホール)

・フックを取り付けることにより, 土砂の横圧でサイドが広がるのを 防ぐことができる。 ・川の形状を変えるときは,フック を取り外すとやりやすい。 ③太めの針金でフックを作り,cとd,eとfのクリップ に取り付ける。 ①フロアーに,ブルーシートを敷く。 ②脚を折りたたんだ長テーブルの上に,流水 体感キットを設置する。 ・排水タンクが排水口より低い位置に くるようにする。 ③排水用ホースを排水口と排水タンクに接続 する。

(9)

<貯水タンクの取り扱い> ①上のキャップを締め,上下逆さまにし て水を汲む。 ②水量調節キャップを選択して装着し, 穴を指でふさいだ状態で向きを戻し, 吊りひもを鉄製スタンドにかける。 ③上部キャップをゆるめてから,ふさい でいた指をはなして実験スタート。

傾斜を変える

水量を変える

上流域

(4段階)

○中流域が1段の場合

○中流域が2段の場合

上流域

(4段階)

・A及びBの状態にすると,上流域から中流 域まで一直線になり,傾斜角の異なる長い 川を想定した実験をすることができる。

(2) 実験

(10)

川の形状の例

①指でアウトラインを描きながら川の形状 を決める。 ②アウトラインが決まったら,川の形状 を ・川幅が指2本程度,深 さ が1cm~1.5cm程度を標 ③川の形状を変えるときは,水をあまり含 んでいない部分の土砂を混ぜ込んでから ①の操作をする。 繰 り 返 し 実 験 で き る <川のカーブ> 外側では侵食・運搬 の働きが大きく,内 側では堆積の働きが 大きい。 <上流域> 川幅がせまく,深い 谷ができる。 ・一クラスの実験が終わった後の水を含んで緩んだ土砂を,3分の1だけ乾いた土砂 と入れ替えることで,別のクラスが引き続き実験に使用することができる。

川の形状を変える

(11)

③キットの他の部分を片付ける。 ②カバーシートを流水で洗って乾かす。

(3) 片付け

①土砂をバケツに移し替える。 ・できるだけ水抜きしてから 片付けるようにする。 ・角シャベルを初めに使うと 時間短縮になってよい。 ・入れ物は,土砂を入れたと きの重さ,持ち運びやすさ などから,バケツがおすす め。 ・移植ベラを使ってもよいが, カバーシートを傷つけない ように注意喚起する。 ・一人で運ぶ場合は,少し残 った土砂を包み込むように してたたんでから運ぶとよ い。 ・気温が低い,時間がない, 水を使う広い場所がないな ど,水を使える状況にない 場合は,洗わずに乾かし, 乾いてから土砂を払うだけ でもよい。 ・水槽部,傾斜調節板は折り たたみ可能なので,児童及 び各学校設備等の実態に応 じて,保管の仕方を工夫す る。 ・使用した土砂は,固まってしまわない程度にまで乾かし,バケツに戻して保管しておくと, 次年度も使うことができる。(その年の気候にもよるが,11月に入ってから,一輪車に5 ~6cmの厚さに広げて屋根付きの屋外に置いていたところ,約4週間で乾いた。)

参照

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