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JAIST Repository: 特定保健用食品に関する特許出願分析(知財, 第20回年次学術大会講演要旨集I)

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Academic year: 2021

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Japan Advanced Institute of Science and Technology

JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/ Title 特定保健用食品に関する特許出願分析(知財, 第20回年 次学術大会講演要旨集I) Author(s) 町谷, 賢広; 佐伯, とも子 Citation 年次学術大会講演要旨集, 20: 435-438 Issue Date 2005-10-22

Type Conference Paper Text version publisher

URL http://hdl.handle.net/10119/6105

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す るものです。This material is posted here with permission of the Japan Society for Science Policy and Research Management.

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lKl6 特定保健用金 R 。 に関する特許出願分析 om 合資 広 , 佐ィ白 とも子 ( 東工大 ) 1 . 序論 特定保健用食品 ( 以下、 「 トクホ 」 と略す。 ) の市場の拡大に 代表されるよう に 、 拡大している 健康食品の市場には 食品業界だけでなく、 化学業界、 医薬品 業界などの他業界も 積極的に参入してきている。 これまで食品業界 は 全般的に これら他業界と 比較して、 特許を取得する 件数が少ないなど、 特許制度による 技術の保護を 充分に活用してこなかったといわれている。 しかし、 健康食品は、 その名称に表れているように 健康のために 有用な生理 的機能を有していることを 特徴とするから、 その商品価値は、 その生理的機能 がどのようなものであ るのかに依存すると 考えられる。 生理的機能 は、 医薬品 がそうであ るように、 研究開発の結果としての 技術と位置づけられる。 研究開 発の結果であ る技術は特許として 的確に保護すべきであ るから、 特許戦略の的 確な構築が重要となる。 そこで健康食品のなかで 代表的なものと い え るトクホ ほ ついての特許出願を 調査して分類した 結果を報告する。 2 . トタホについて 「 トクホ 」 とは 「生活習慣病を 予防するための 食生活の改善を 助ける食品」 と 定義されており、 法律で健康機能の 表示が認められているのが 特徴であ る。 特定保健用食品は、 2001 年に 、 正しい情報の 下で消費者が 自分で判断し 食品を 摂取できることを 目的として健康食品の 表示基準を定めた 保健機能食品制度に より、 体調を調節する 機能を持つ保健機能食品が 特定保健用食品と 栄養機能 食 品 の二つのグループに 分けられて誕生した。 これらは食品であ りながら健康機 能を表示できるため、 医薬品と食品の 中間に位置づけることができる。 ト タホ は 健康機能の表示のうち 保健の効果について 表示でき、 これまでに以下のよう な 表示が認可されている。 ( 表 1) 表 1. トタホの保健効果表示一覧 台密度の気になる 方の トクホ 鉄分の補給をしたい 方の トク ホ 虫歯をつくりたくない 方の トクホ 3 . 背景と目的 費

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年々拡大の一途をたどっており、 健康食品として 代表的な特定保健用食品の 市 場規模も年々増加している。 ( 図 1) 市場規模の拡大とともに 食品業界だけでな く 他業界も積極的に 参入して企業間競争も 年々激化している。 これまで食品業界では、 商標出願は多数あ り、 商標制度は積極的に 活用され てきたものの、 特許出願はそれと 比較して件数が 少なく、 特許制度はそれほど 活用されてこなかったといえる。 ( 表 2) 食品には、 安全性に問題ないとしてす でに知られている 成分や素材が 主として使用されるから、 技術としては、 それ らの素材の組合せや 加工処理が中心となる。 それらの技術は、 新規成分を開発 した場合のように 画期的な技術ではなく、 従来技術の改良技術として 把握でき る。 このような改良技術においては、 発明の特許要件の 一つであ る進歩性は 、 従来技術との 対比においてその 効果の顕著性が 判断されるため、 進歩性にっ ぃ ての特許性の 主張は、 困難となることが 多い。 したがって、 特許を取得することが 困難な技術について、 特許出願をしてそ の 技術を公開することを 前提とする特許権 による保護よりも、 その技術をノウ ハウにより保護し、 第三者に対して 秘密の情報として 保護することを 優先して きたと理解できる。 食品ではあ るものの、 健康食品、 特に トクホ は、 生理的機能に 関する技術に よってその商品価値が 大きくなる。 生理的機能に 関する技術は、 医薬品がそう であ るように技術的に 高度な研究開発から 生じ、 その研究成果であ る発明は 、 進歩性を含め 特許要件を満足して 特許として保護される 可能性が高い。 また、 健康食品分野には、 食品業界だけでなく、 化学、 医薬品業界が 参入し てきている。 これらの業界は、 食品業界と比較して 従来から特許制度を 積極的 に利用してきた。 市場の拡大とともに 競争激化が予想される 健康食品市場にお いて. このような業界の 参入により、 食品業界にとっても 積極的に特許出願し ていくことが 重要であ ると予想されるところであ る。 ぼ円

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l て f 打 7 Ⅰ 9% 匂 Z 緩 j0@ 2%3 年 便 図 1 トク ホ の市場規模の 推移 ( 出典 ) 日本健康・栄養食品協会 一 436 一

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表 2. 業界別特許出願件数・ 商標出願件数の 推移 出願種別 業界 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年 特許出願件数 食品・繊維・パルプ・ 化学・ E 薬品 40999@ 8445 41579@ 9033 41986@ 9287 42807 9830 商標出願件数 食品・繊維・パルプ・ 紙 ]3560 12082 12635 ]2461 ィヒ学 ・医薬品。 Ⅰ 0651 107 Ⅰ 6 1 ⅠⅠ 86 ⅠⅠ 228 例えば、 トク ホ として成功した 商品であ る花王の「ヘルシア 緑茶」に関して、 研究開発に基づく 多くの特許出願が 行われたと報告されている。 ( 図 2) 図 2. 花王の 「ヘルシア緑茶」 に関する特許出願状況 ( 出典 ) 特許庁 健康食品の代表的な トクホ に着目し、 各商品を保護するための 特許出願、 さ らにそれにより 取得された特許について 調査分類する。 調査分類結果は、 今後、 医薬の場合における 特許出願手法と 対比することに よって、 トク ホ における特許出願について、 適切な特許戦略とするための 重点 技術や展開すべき 方向などを特定するための 情報としていく。 4 , 方法 ( 1 ) トクホ 商品情報の抽出 独立行政法人国立健康栄養研究所のホームページで 公開されている 厚生労働 省より トクホ の承認を受けた 商品についての 詳細データを 使用した。 ( 2 ) 関連特許出願の 検索 特許電子図書館 ( 独立行政法人工業所有権 情報研修館ホームページ ) の公報 テキスト検索を 使用した。 公報種別として 特許出願公開公報を 選択し・ [ 出願人Ⅰ権 利者 ] として上記の 詳細データの 「製造あ るいは販売者」 を用いた。 特許出願書類の [ 要約十請求の 範囲 ] の記載事項について 同じく詳細データの「関与成分についての 解説」に 記 載 されている関与成分をキーワードにして 検索した。 ( 3) 分類方法 特許出願公開公報の 記載に基づき、 それぞれの案件について、 出願された 発 明を技術内容および 出願形態で分類し・ 特許出願による 保護形態を把握した。

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すなわち関与成分が、 例えばカテキンの 場合、 カテキンに関する 発明の特許 出願公開広報について、 それぞれの記載事項に 基づいて次の 分類を行った。 分類① : トクホ に関する技術として 把握できる発明に 係る特許出願 l 分類② : トクホ 以外に関する 技術として把握できる 発明に係る特許出願 l さらに、 分類① , ②それぞれの 特許出願について、 発明を回、 @

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のカテゴリ一に 分類した。

さらに回については

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以外の方法の 発明性分類した。 5 . 結果 出願日の時系列で 表にしたもの 一部を以下に 示す。 ( 表 3) この表から研究開 発の流れの把握と 特許出願手法の 評価を行うことができる。 他にも数種の トク ホ 商品について 同様の分類表を 作成した。 表 3. 花王 「ヘルシア緑茶」 についての特許調査分類結果 (74 件 ) 分類 発明の種別 出願件数特許件数 5 0 分類① 物の発明 用途発明 物 ( 組成切物質 ) の発明 38 23 Ⅰ 9 Ⅰ l 方法の発明それ 物を生産する 以外の方法の 方法の発明 発明 3 0 0 分類② 物の発明 用途発明 物 ( 組成切・物質 ) の発明 8 7 0 0 方法の発明それ 物を生産する 以外の方法の 方法の発明 発明 0 0 6 . 参考文献 ( 1) 日経ビジネ 、 ス 特別 版 2005/06/27 号 pp75-6 (2) 特許庁 "2003 年知的財産活動調査結果 " pp78 ( 3) 日本食品・栄養研究会 " 特定保健用食品に 関する調査 " http@: /www. hnfa ・ org/b@ (@H 照 年 周 B : 2005/09/30) ( 以下略 ) 一 438 一

表  2.  業界別特許出願件数・  商標出願件数の  推移  出願種別  業界  2002 年  2003 年  2004 年  2005 年  特許出願件数  食品・繊維・パルプ・  紙  8445  9033  9287  9830  化学・  E 薬品  40999@  41579@  41986@  42807  商標出願件数  食品・繊維・パルプ・  紙  ]3560   12082   12635   ]2461  ィヒ学  ・医薬品。  Ⅰ  0651   107 Ⅰ  6   1  ⅠⅠ 

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