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社会情報学部の国際交流 ― 高梨選手・国際結婚・‘love’―

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Academic year: 2021

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特集「群馬大学の国際化と国際交流」

社会情報学部の国際交流

―

高梨選手・国際結婚・

‘

love

’―

国際交流委員会           社会情報学部 

山 内 春 光 

 社会情報学部の国際交流は、

2000

年3月にスロベニア・リュブリャナ大学文学部と学生・学術交流 協定を結んだことに始まる。早速同年から

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年にかけて、最初の長期滞在(1年)交換留学生が派遣 された(この人のその後については後述したい)。それから

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年までは毎年1名、多い年は2名が同 様に派遣された。そして

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年3月には、筆者も含めた社情教員5名がリュブリャナ大を訪れ、共同研 究集会に参加した。講演も討議もこちらからはすべて日本語で行えたことが、同大日本研究講座のレ ベルの高さを物語っているだろう。一方スロベニアからもほぼ毎年1名、多い時は一度に3名(

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∼

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年)社情にやって来て日本語能力を磨いていった。近年は文科省が始めた日本語・日本文化研修留 学生(日研生)制度を利用し、相応の奨学金を得ながら滞在する学生も増え、さらに研究留学生制度 を使って社情の大学院を出る人も現れている(もちろんこれはスロベニア人学生に限らない)。  その後イギリスのダラム大・サンダーランド大やオーストラリアのマッコーリー大など、英語圏の 大学と協定を結んだが、これは長続きしていない。こちらからは何人か派遣し、めざましく成長して 帰って来てくれたが、先方から日本語を勉強しに来てくれる人がほとんどいなかった。この辺りに、 本学部国際交流の弱点・課題があると言えよう。英語圏では、現在全学協定となったアメリカ・サン ディエゴ州立大学に2名、長期派遣している。  また台湾の東海大には数名、台北教育大には1名、長期派遣している。さらに韓国の建国大にも3 名が、長期留学している。ヨーロッパでは、ハンガリーのカーロリ大、ポーランドのヤギェロン大、 クロアチアのザグレブ大と交流協定を結んだ。またイタリアのフィレンツェ大に全学協定で4名、長 期派遣している。台湾やハンガリー、ポーランドなどからは、近年は毎年

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人前後の交換留学生が社 情に来て、熱心に日本語を学び、ゼミなどにも参加している。ゼミに外国人学生がいることによる、 日本人学生への確かな教育効果を、社情教員の多くが共有しているものと思われる。まずは外国人の 友達を持つことが国際化への第一歩、を実践していると言ってよいのではないだろうか。  さて、振り返ってもう少し具体的で目に見える成果を、期待されているのかもしれない。簡単に答 えられることではないが、冒頭に紹介したスロベニアとの交換留学生の内、3人の事例を紹介したい。  昨

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年3月、筆者は

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年ぶりにリュブリャナを訪れ、

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∼

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年に来日留学したPさんそして最初の 派遣留学生Nさん、と再会した。Pさんからは「いま高梨沙羅さんのスタッフもやってます」と言わ れ、高梨選手のW杯

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勝を伝える新聞記事を渡された。高梨選手のゴーグルにPさんが写っていると いう。思えばスロベニアは、スキーのとくにジャンプ競技の大国である。スロベニア語と日本語に堪 能であれば、うってつけの仕事だろうと納得した。Pさんは法廷通訳士の仕事もしているとのことで 7

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山 内 春 光  あった。またNさんは留学後、

2002

年のサッカーW杯で来日したスロベニアチームの通訳を務め、そ の後もスロベニア語・スロベニア人と深く関わり続け、現在はツアーガイドをしながら、スロベニア 人男性と結婚し子供さんも二人さずかって、リュブリャナに在住しているという。Nさんの劇的な人 生の展開に思わず溜息が出た。  もう一人、いま社情の研究留学生として大学院修士2年に在籍しているMさんを紹介して、本稿を 閉じたい。Mさんは学部の交換留学生として来日し、その後一旦帰国してリュブリャナ大を卒業した あと、再び社情の大学院に進学した。そして修士論文を書き、修了後の就職先は群馬銀行に内定して いる。昨秋、この二三年で定着したスロベニア短期留学(2週間)を紹介するイベントがあり、そこ でMさんが、スロベニアを案内するプレゼンをした。そのとき筆者が初めて知ったことがあった。ス ロベニアは国名を英語表記したときに、唯一‘

love

’が入る国だという。‘

Slovenia

’である。日本 語表記だけでは気づけていなかった。国際交流にある程度の英語は必須である、言うまでもないこと ではあるが。 8

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