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JAIST Repository: 日本型技術経営システムのダイナミズムの解明 : 日NZのインスティテューションの比較実証分析(日本型技術経営システムのダイナミズムの解明(2))

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Academic year: 2021

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JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/

Title

日本型技術経営システムのダイナミズムの解明 : 日

NZのインスティテューションの比較実証分析(<ホット

イシュー>日本型技術経営システムのダイナミズムの解

明(2))

Author(s)

森山, 幸司; 渡辺, 千仭

Citation

年次学術大会講演要旨集, 19: 262-265

Issue Date

2004-10-15

Type

Conference Paper

Text version

publisher

URL

http://hdl.handle.net/10119/7058

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す

るものです。This material is posted here with

permission of the Japan Society for Science

Policy and Research Management.

(2)

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日外

こ型

技術経営システムのダイナミズムの 解明

一日 NZ のインスティテューションの 比較実証分析

0 森山幸司,渡辺千個

ニュージーランドの 田 T の現状 ニュージーランド ( 以下 NZ) と日本を比べて 特異 な点は複数のエスニシティからなる 国家であ るとい ぅ ことであ る。 図 ] はニュージーランドの 総人口に占 める各エスニシティの 割合であ る。 ヨーロッパ系の 人々が 8 割程度と圧倒的に 多いが、 1991 年には人口の 3% しか占めていなかったアジア 系の人々が 2001 年に は 倍以上の 6.6% を占めるにいたっている。 Percent ( 東工大社会理工学 ) P Ⅰ㏄ nt 30 20 10 み げ

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Ⅱ せ がが 100 80 60 40 20 図 2.AccesstotheInternet(PercentageofPeople). 「 臣壁コ

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図 3 はエスニシティ 毎のインターネットのアクセス 状況であ る。 アジア系の人々のインターネットへのア クセスの割合が 他 と 比べて極めて 高いことがわかる , Europne た ⅡⅡⅡⅠ Mao Ⅱ Paclnlc Asianl O ぬ ㎝

Ethlc 肛 oup 図 1 Ethic;roup‖s‖ ̄ercentage{f》heゝotal Population , 図 2 はニュージーランドの 4 半期ごとのインターネ ットへのアクセス 状況であ る。 大多数の人々がインタ ーネットにアクセスしている 状況にあ る。 しかし、 ブ ロードバンドは 日本ほど普及していないようであ る。 インターネットは ADSL が普及しょうとしている 段階 であ る。 料金がまだ高いようであ る。 日本にないサー ビスとして 256 ぬ ps のワイヤレス 接続サービス、 最大 lMbp の衛星を使ったインターネット 接続があ る。 両 方 とも料金は定額制でなく 時間、 通信データ量の 従 量 制 であ り、 普及に時間がかかるであ ろうことが感じら れた。 インターネットへのアクセス 割合は所得水準、 教育程 度に大きく影響されるということがさまざまなリサ ーチで知られているが、 所得格差、 教育程度の格差を 標準化した数値を 見ても、 アジア系の人々のインター ネットへのアクセスの 割合が高い。 インターネットは アジア系の人々にマッチした 性質のものではないか ということが 示唆される。 日本、 韓国は世界でもっと もブロードバンド 環境の整っている 国であ るが、 これ は アジア人であ ることからのインターネットへのア クセスに対する 欲求の強さが 生み出した産物であ る といえるのかもしれない。 一方で、 マ オリ 人 、 太平洋諸島系の 人々のアクセ ス 割合が小さく、 NZ 国内でデジタルデバイドが 起こ っている。

(3)

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E Ⅰ れ Ⅰ @c Ⅰ V 図 3 Household!nternet、ccess|y・thnicity{f》he Occupants(2001) ・ 図 4 は各地域ごとのインターネットへのアクセス 状 況 であ る。 都市部の人間の 方がインターネットアクセ スしている割合が 高い。 所得水準、 教育水準、 インフ ラ等の理由により、 まだまだ、 地方 ヘ インターネット が広まっていない 状況にあ る。 ぬぴ由 仮睡 '

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; 。 。 。 " ㏄㎡ 46 5 せ 抽 mP 10 l@・ 2. ニユージーランドの lGT 戦略 2002 年 5 月ニュージーランド 政府は次の 5 つの 認 、 識 の下、 lCT タスクフォースを 立ち上げた。

①②

③④⑤

政府は市民が ICT の恩恵を享受できるようにす る。 電子政府化 e 一 コマースの促進、 健康への ICT 戦略、 1 は 教育、 ICTM 連の法律整備を 含む lCT に関する広範な 政策を実施する。 経済的、 社会的、 文化的利益のための ICT の効果 的な活用を促進する。 ICT インフラの整備は ICT の恩恵を享受するのに 不可欠であ る しかしインフラでは 不十分であ りわれわれが TCT を用いて行おうとするものの 規範となる社 会システム、 インスティテューション、 ビジネ、 スマネジメント、 個人の技術や 行動における 相 互 補完的なイノベーションが 必要不可欠であ る このタスクフオースのコミットメントは 、 ① rCT セクターを OECD のトップ集団に 追いつく ための カ とすべく 2012 年までに売上げが 1 億ド ル以上の会社を 100 社増やす (ICT セクターを GWP の 10% 。 の規模にまで 拡大する ) ② NZ の ICT セクターを国際的に 見て競争力めぬ る産業にする ③ NZ のアントレプレナ 一の能力をワールドクラ スに 引き上げる ④ 高い ICT スキルを持っ 人材を育成し、 国内にと どめる ⑤ 企業家精神を 尊ぶ文化を育てる、 という内容のものであ る。 以上を実現するための 政府の役割としては、 次のも のが挙げられる。 ① ICT セクターは急速に 成長する商業面に 焦点を 当てたエグゼクティブ 開発プロバラムを 実施 ② 次世代の ICT アントレプレナー 養成のための プ ログラムを各学校で 実施 ③ 関係するセクターへの 法律を整備 このタスクフオースはニュージーランド 企業の競 手 力を高めることが 主な目的であ る。 しかし、 ICT セ クタ一の活動が 活発になるにはデマンドサイド とサ

(4)

プライサイドのインタアクションが 必要という観点、 Q 社会のフレキシビリティーがあ るということがい から、 ICT 教育、 インフラの整備の 促進ということも える。 表はニュージーランドの 各 エスニシティ 毎の教 うたっている。 インフラ整備に 関して、 ブロードバン 背水準を示した 表であ る。 アジア系、 その他のエスニ ド環境を整えるということであ る。 表 ] は 2010 年 まで シティの教育水準が 非常に高い。 ニュージーランドは 、 に 政府が達成すべき 目標であ る。 光ファイバーをすべ 優れたスキルを 持つ人々をその 社会の柔軟性ゆえに ての領域で使お う という試みであ る。 容易に受け入れることができる 体制が整えられてい ることが示唆される。 フレキシブル な 社会体制ゆえ、 表 l BenchmarkTargetsforBroadbandspeedby いわば人的資源の 輸入といったことを 行える国であ 2010 るといえるのではないか。 ICT タスクフオースのレボ

and SME ートは「アジアやインド、 南アフリカから ICT スキル

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towns 85 ザ 。 を 持った移民を 受け入れており、 それにより ICT セク

Ze Ⅱ and N 。 wz 。 , l, 。 d タ一は 恩恵をうけている。 中国、 台湾、 香港といった

く ⅠⅠⅠ は 1)

ブロックが @ 丁 セクターを席巻していることは ICT 市

場におきな影響を 与えている。 そこでニュージーラン

・ G Ⅱ d @@Remote@CAT ドの @CT 産業は市場での 競争、 スキルでの競争に 備え

demand demand

@Security@ 'Security なければならない」と 報告している。 virtual Hieh-dermition

reality

また、 ニュージーランドへの 留学生に関しては

「 ICT に関係する専攻の 学生、 特に電子工学専攻の 学

0ntertalnren 0 ⅠⅠ㎝ @tal Ⅰ re 。 ' 生 が多くおり、 彼、 彼女らをニュージーランドで 働か 40;bps 50`bps Ⅰ n Ⅳ lbps

せるような努力がさらに 必要であ る。 それらの人々 100@Mbps (wireless) は ニュージーランドの 市民権 を与えるべきであ る。 」 100`bps 100`bps

と 報告されている。

Likely

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delivery

移民を受け入れることは、 様々な摩擦を 引き起こす technology

ことになるが 一方で、 多様性、 社会体制の柔軟性が 増 すといった利益があ る。 将来日本は、 労働力が不足し

3.

ニュージーランドからの 日本への示唆 移民を受け入れざるをえなくなると 予測されている。 携帯電話の使用状況に 関しては日本とあ まり変わ そのような事態に 陥った場合にはニュージーランド らない。 ゲームをしている 者、 メールをしている 者を の経験は貴重なものとなるであ ろう。 街中のいたるところで 見られた。 ただキャリアは ボ一 図 5 は教育水準を 表すグラフであ る。 アジア系、 そ ダ フオン、 端末はノキアといったバローバル 企業が大 の他のエスニシティの 人々の教育水準が 高いことが きな シェアをとっているという 点が日本と異なる 点 わかる。 また、 図 6 はスキルレベルごとの 職種に占め であ った。 ニュージーランドのインターネット 使用状 る エスニシティごとの 割合であ る。 これらは、 特定の 況は日本より 進んでいるとは 言い難い。 またブロード スキルをもった 人々を移民として 受け入れている 結 バンド環境も 日本の方がはるかに 進んでいることを 果の表れであ ろう。 実感した。 しかし、 日本の学ぶ点はいくつかあ る。 初めに、 さ まざまな民族の 暮らすニュージーランドは 日本より

(5)

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いわめ るエリートであ る。 そのような場所にアジア 系 の人間が目立っということは 彼、 彼女らがこの 国で将 来重要な役割を 果たすであ ろうと実感した。 複数のエスニシティからなる 国家というものは、 摩 擦を抱えながら、 多様性により 内部発火し、 ダイナミ ズムを生成する。 しかし、 内部の摩擦の 絶えない社会 が出来上がる。 エスニシティごとに 所得水準、 教育水 準の格差が顕著に 観察され、 それらが摩擦の 原因とな る 。 USA 等はそのよい 例であ ろう。 """

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"" 。 """" 。 M@5.@ Highest@Qualification@by@Ethnic@Group 単一民族か、 そうではないのか、 その選択は国民の 手に委ねられている。 どちらの社会になるにせよ、 単 一民族社会に ,貫 れてしまった 日本には、 複数エスニシ ティ社会に備えた 戦略の必要性が 感じられた。 100%

40 が。 20 が。 10%

参考文献等

[1] 1 ㎡ onmm Ⅱ on Tech Ⅲ o10 努 , Policy Group M

istry, of

Economnic DeveIopment, "S ぬ ti 鮭 ics on

form 咀廿 on Technol0 幼 , in New Ze 杣 and Ⅳ p 血 ted to 20031," Ministry{f・conomic.evelopment・

[2] Statistics New Zealand , "2001

CENSUS

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:I6.@IT@Occupations@at@Various@Skill@Levels@a

[3]

Percentage@of@Total@Numbers@in@IT@occupations

for@Each@Ethnic@Group

4.

私の感じたニュージーランド

[4]

私が滞在したハミルトンというニュージーランド 第 4 の都市では、 アジア系の人々が 多く見られた。 ま た 、 そこにあ る国立のワイ カト 大学ではアジア 系の 人々が目立った。 ワイ カト 大学のインターナショナル スチューデントセンタ 一によると 14000 人の学生の う ち 3000 人ほどが留学生であ るとのことであ るが、 大 学を歩いてみると、 ほとんどがアジア 系の学生かと 思 われる 程 アジア系の人々が 目立った。 国立の大学が 8 力所しかなくそこにいる 学生はその国の 将来を担 う

ICT 毎 s 灯 orce, "ICT 毎 s ㎞ orce Repon," New Zealmd.sEcono 血 cmd T 田 deDe Ⅴ elopmentAgen 巧

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参照

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