Kobe Shoin Women’s University Repository
Title
少子化を考える ―こどもへの影響―
An Aged Society with Fewer Children and Effect in
Child
Author(s)
松尾 保(Matsuo Tamotsu)
Citation
生活科学論叢(Review of Living Science)
,
No.30:99 -106
Issue Date
1999
Resource Type
Bulletin Paper / 紀要論文
Resource Version
URL
Right
少 子 化 を 考 え る
こ ど もへ の 影 響松
尾
保
は じ め に 医 学 の進 歩 、予 防 医 学 の普 及 な ど に よ り、 わ が 国 の 平 均 寿 命 は急 速 に 伸 び 、 世 界 最 長 寿 国 の地 位 を 占 め て い る 。社 会 構 造 に お い て も経 済 成 長 、 工 業 化 、都 市 化 が 進 み 、 女 性 の 高 学 歴 化 、 社 会 進 出 な ど の要 因 も加 わ り、1975年 頃 よ り少 子 化 が 進 み 、 今 や超 高 令 化 、 生 産 者 人 口 の減 少 な どが 論 ぜ ら れ る一 方 、須 磨 に発 生 した小 児 連 続 殺 傷 事 件 を は じめ 、青 少 年 の 狂 悪 な犯 罪 、 い じめ 、 家 庭 内 暴 力 な ど社 会 性 不 適 応 児 が 問題 に な っ て い る 。 そ こ で 、本 稿 で は少 子 化 を め ぐる 問 題 点 、 こ ど もの 心 の 病 態 に つ い て 考 察 す る 。 1.少 子化 の 動 向 少 子 化 と は文 字 通 り、 こ ど もの 数 が 少 な くな る 現 象 を い う。 そ の指 標 と して は合 計 特 殊 出 生 率 (以 下 「出 生 率 」 と略 す)と い う数値 が 用 い られ て い る。 これ は1人 の 女 性 が 生 涯 で 出 産 す る こ ど もの 数 の 平 均 値 を示 した もの で あ る。 理 論 的 に は2.0以 下 に な る と人 口 減 を 意 味 す る が 、 実 際 に は 出 生児 す べ て が成 人 に な らな い の で 通 常2.08が 人 口増 減 の境 目 と され て い る 。 日本 で は 戦 後 の ベ ビ ー ブ ー ム(1947∼1949年)、 年 間 出 生 数 は250万 人 を遥 か に超 え 、 出 生 率 も4.0を 上 回 っ て い た。 そ の 後 、 出生 率 は 年 々 低 下 傾 向 を示 し、伝 統 的 多 産 か ら近 代 的 少 産 休 制 へ の 出生 転 換 が み ら れ た が 、 出 生 率 は2.0を 上 回 っ て い た 。 第2次 ベ ビ ー ブ ー ム(1971∼1973年)を 最 後 に 、 出 生 率 は再 低 下 局 面 に入 り、1975年 を過 ぎ た 頃 よ り出 生 率 は2.0を 割 る様 に な り、 厚 生 省 人 口 動 態 統 計 に よ る と、1997年度 の 年 間 出生 数 は120万 人 を割 り、 出 生 率 も史 上 最 低 の1.39を 示 し て い る 。 (図1)は 先 進 諸 国 に お け る出 生 率 の 年 次 的 推 移 を 示 した もの で あ る 。1970年 頃 まで は先 進 各 国 と も出生 率 は2.0を 上 回 っ て い た が 、 経 済 の 成 長 、 産 業 化 、 女 性 の 社 会 進 出等 に よ り、各 国 と も2,0を 割 る様 に な り、 わが 国 は今 や イ タ リ ア 、 西 ドイ ッ に次 い で 少 子 化 国 と して は 第3位 を示 して い る。 国 立 社 会 保 障 、 人 口問 題 研 究 所(平 成9年1月)の 推 計 に よ る と、21世 紀 半 頃(2050 年 頃)に は わ が 国 の総 人 口 は1億 を 割 り、 こ ど もの 数 は老 年 人 口 の 約%と 少 な くな り、75歳以 上 の高 齢 者 数 は こ ど も の 数 を遥 か に上 回 る超 高 令 化 社 会 が到 来 す る と推 測 して い る(図2)。図1先 進諸国 における合計特殊 出生率の推移 年 齢3区 分 別 人 口 の推 移:中 位 推 計 の結 果 図2 38,088千 19,409千 ll,329千 9,869千 (千 人) 90,000 80,000 70,000 60,000 人50・000 :口 40,000 30,000 20,000 10,000 O I9501970199020102030205020702090 19601980200020202040206020802100(年) 年 次
先 進 諸 国 で は少 子 化 対 策 が 大 き な課 題 とな り、 育 児 に関 す る エ ン ゼ ル プ ラ ン、福 祉 政 策 が 試 み られ て い る。 中 で もス ウ ェ ー デ ンで は児 童 手 当 て を4倍 に、 育 児 休 業 給 を100%に 、5DKの 住 宅 を提 供 す る 高福 祉 政 策 を施 行 した と こ ろ、(図1)に み られ る様 に 、 出 生 率 は 一 時 的 に上 昇 し て い るが 、1990年 頃 か ら徐 々 に低 下 して い る。 わ が 国 も平 成6年 に育 児 に 関す る福 祉 政 策 が 通 達 され て い るが 、 そ の 効 果 は み られ て い ない 。 要 す る に、 福 祉 政 策 に は 限 度 が あ り、 少 子 化 対 策 と して は そ の 背 景 に つ い て 考 え ね ば な ら な い。 2.少 子 化 の 背 景 少 子 化 の 背 景 と して は い ろ い ろ な要 素 が 考 え られ る が 、 そ の 中 で も未 婚 女 性 、 晩 婚 化 の女 性 が 増 え 、育 児 不 安 を もつ 女 性 が 増 え て い る事 が 大 きな 要 因 と考 え られ る 。 (図3)は わ が 国 に お け る年 令 別 未 婚 率 、 生 涯 未 婚 率 の 推 移 を示 した も の で 、20∼24歳 女 性 の 未 婚 率 は1920年 頃 、30%弱 で あ っ たが 、 少 子 化 が 進 む1970年 頃 か らは60%を 超 え 、1990年 代 で は 80%を 超 え て い る。 生 涯 未 婚 女 性 は1975年 頃 よ り5%弱 を示 して い る。 厚 生 省 人 口動 態統 計 に よ る と、 女 性 の 初 婚 年 令 の 平均 は1950年 頃 、23歳 で あ っ た が 、 今 日で は27歳 を超 え て い る 。 晩 婚 化 が 出 産 可 能年 令 の 巾 を狭 く して お り、 育児 に不 安 を抱 く女 性 が 増 え て い る 事 が 少 子 化 につ な が る 大 き な要 因 と考 え られ る 。 図3年 齢別未婚率 ・生涯 未婚 率の推移
螺 瀞
憂lll≡1嚢
/女25-29歳 60 ノ男30∼34歳 、。7男35-39歳 女30∼34蔵 20 5≡≡三籍!女35∼39歳 019201925193019距 1940195019551960196519701975198019851990(年) 〈生 涯 未 婚 率 〉 (%)6 5平 成10年1月 、 総 理 府 の 報告 に よ る と、 結 婚 して も必 ず し も こ ど も を必 要 と しない 考 え に賛 成 す る者 が40%を 超 えて い る 調査 結 果 が 発 表 され て い る。 こ れ は 育 児 不 安 を抱 え る女 性 の多 い 現 状 を示 唆 す る もの で あ ろ う 。 あ る雑 誌 に女 子 大 生 を対 象 に赤 ち ゃん へ の 接 触 経 験 につ い て の ア ン ケ ー ト調 査 成 績 が 掲 載 さ れ て い た。 それ に よる と、 赤 ち ゃ ん を抱 い た り、 あ や した 事 が 全 くない 女 子 大 生 が40%近 くお り、 しか も、 そ の80%弱 が赤 ち ゃ ん は可 愛 い い とい う よ り、 む しろ怖 い と感 じる とい う結 果 を見 て大 変 驚 い た もの で あ る。 (表1)は1991年 、厚 生 省 児 童 環 境 調 査 の 成 績 を示 し た もの で あ る。 赤 ち ゃ ん の 世 話 を全 く し た事 が な い 者 が40%近 くい る。少 子 化 は赤 ち ゃ んへ の接 触 機 会 を少 な く し、育 児 に消 極 的 に な り、 育 児 不 安 を招 く大 き な 背景 とい え よ う。
(%)
表1児 童の経験 の有無 赤 ち ゃんの世 話 よ くあ る た ま にあ る ま っ た くな い 不 詳 総数 19.5 43.5 35.7 1.3 男 14.5 38.4 45.5 1.6 女 r 25.1 49.0 24.9 1.0 小 学校5年 26.6 38.8 32.6 2.0 小 学校6年 19.9 47.4 31.5 1.2 中学校1年 18.5 42.2 38.2 1.1 中学校2年 16.7 45.1 36.8 1.5 1 中学校3年 16.6 43.9 38.7 O.8 凸 児 童 環 境 調 査(厚 生 省)1991・9 1ヶ 月健 診 時 に お け る 母親 の育 児 に対 す る感 情 図4(図4)は 福 岡市 乳 幼 児 検 診 委 員 会 の調 査 成 績 を示 した もの で あ る 。1カ 月 検 診 時 に お け る母 親 の育 児 につ い て の調 査 成 績 で 、1人 目は 半 数 近 くが な ん らか の 不 安 感 を有 して い る が 、2人目、3人 目 と育 児 を経 験 す る に つ れ 、 肉体 的疲 労 は 別 と して精 神 的 疲 労 は著 る し く減 少 して い る事 が うか が わ れ る 。要 す る に育 児 不 安 を解 消 す る には 最 近 、多 くの育 児 書 や 育 児 雑 誌 が 出 版 さ れ て い るが 、 そ の乱 読 は 逆 効 果 を招 く事 が 多 く、 幼 な い 頃 か ら機 会 が あ れ ば赤 ち ゃ んへ の 接 触 経 験 が 大 切 で あ り、 家 庭 を含 め 、 学 校 、社 会 で の教 育 を考 え直 す こ とが 少 子 化 対 策 と して重 要 と思 わ れ る 。 3.少 子 化 一 こ と も へ の 影 響 一 少 子 化 は 人 口減 、 生 産力 の 低 下 、 高 令 者 対 策 な ど、 い ろ い ろ論 議 され て い るが 、 こ ど もの 心 へ の影 響 に つ い て 軽 視 す る こ とは 出来 な い 。 少 子 化 と と も に核 家 族 化 が 進 み 、 家 庭 内 で は兄 弟 が 少 な く、近 隣 の こ ど も同志 の 触 れ合 い も少 な く、 ヒ ト付 き合 い の下 手 な、 新 しい 環 境 に も馴 染 め な い社 会 性 未 熟 な こ ど もが増 え て い る とい え よ う。 平 井 信 義博 士 は ヒ トの心 の 基 礎 構 造 は(図5)の 様 な三 角 形 を図 示 して い る 。 情 緒 の安 定 化 、 自発 性 の発 達 は3、4歳 頃 ま で に主 と して 家庭 内 、 親 子 、 兄 弟 の コ ミニ ケ ー シ ョ ンに て 形 成 さ れ 、 4、5歳 頃 よ りこ ど も同 志 の触 れ 合 い の 中 に 適 応 能 力 が 形 成 さ れ る とい う。 図5心 の 基 礎 構 造
図6家 族 数 と コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン通 路 数(J.H.B・ssard)
△
㊥
\/
国
子1人:通 路3 子3人:通 路10△
㊥
×
囲
国
子2人:通 路6 最 近 の こ ど も達 の 多 く は 「ひ と り っ 子 」 で 、 家 庭 内 で の コ ミ ニ ケ ー シ ョ ン ル ー ト(図6)は 少 な く 、 近 隣 の こ ど も の 数 が 少 な く、 心 の 基 礎 構 造 の 形 成 が 未 発 達 の ま ま 成 長 して い る 。 一 方 、 知 的 能 力 は 比 較 的 良 く発 達 し て お り 、逆 三 角 形 の 構 造 を 呈 し て い る と い え よ う 。性 ホ ル モ ン の 分 泌 、 体 内 環 境 の 激 変 期 を 迎 え る 思 春 期 の 頃 に は 社 会 性 未 熟 な 心 の 基 礎 構 造 は 自 己 中 心 、 甘 え の 心 に 対 応 し得 ず 、 情 緒 の 不 安 定 感 、 神 経 症 、 不 登 校 、 家 庭 内 暴 力 な ど の 社 会 的 不 適 応 症 状 を 生 ず る の で あ ろ う 。 図7不 登 校 児 の 年 次 別 発 生 件 数 (千人1(%) 50LO 450.9 400 .8 350.7 300.6 25α5 200 .4 150 .3 1002 50.1 00 咀和 52535455565758596061626ヨ 平成元234{年 度間) (図7)は 小 ・中 学 生 の不:登校 児 の 発 生 件 数 の 年 次 的推 移 を 示 した もの で あ る 。 昭 和50年 頃 か ら年 々 不 登 校 児 が 増 え て お り、 文 部 省 の報 告 で は平 成9年 度 で は10万 人 を超 え て お り、 思 春 期 、児 童 精 神 医 学 者 、 牛 島教 授(慈 恵 医 大)は こ の様 な こ ど もの 心 の 病 態 の 背 景 に は家 族 構 造 の変 化 が 大 き く関与 して い る と述 べ 、(表2)に 示 す 様 な時 代 的推 移 を示 して い る。 表2思 春 期の病態 と家族構造 の時代的推移 病 態 人 格傾 向 家族構 造 1950年 代 対 人恐怖 症 伝 統志 向型 家 父長型 1960年 代 登 校拒否 他 者志 向型 マ イホー ム主義 1970年 代 家庭 内 暴 力 モ ラ ト リア ム 型 ニ ュ ー フ ァ ミ リ ー 1980年 代 イ ジ メ ボ ー ダ ー ラ イ ン 型 非 婚 の 母 親 1990年 代 1児童虐待 ス キゾ イ ト型 夫 婦別 姓 1960年 代 ま で の不 登 校 児 は母 親 を理 想 像 と し、 そ の期 待 に こ た え よ う と、登 校 時 に な る と異 常 に 緊 張 し、 頭 痛 、 腹 痛 、 下 痢 な どの 身 体 症 状 が 現 わ れ 、 一 般 に真 面 目で 、 恵 ま れ た家 庭 に よ くみ られ た 。1970年 代 に な る と、 人 間 平 等 論 、 フ ェ ミニ ス ト運 動 が 展 開 され た 頃 で あ る。 モ ラ トリ ァ ム 人 間 、法 律 用 語 で は 執 行 猶 予 の 意 味 で あ る 。甘 え の心 、発 散 の 場 と し て手 首 自傷 、家 庭 内 暴 力 、 女 の 児 で は拒 食 症 の 症 例 が 多 発 す る様 に な った 。1980年 代 に な る と女 性 の社 会 進 出 が増 え、 共 働 ら き型 の 母 親 が 多 くな り、父 親 の 存 在 が 薄 くな り、 シ ン グ ルマ ザ ー(非 婚 の 母 親)と い う言 葉 を よ く耳 に した時 代 で あ る。 校 内 で は弱 い者 い じめが 流 行 し、 落 ち こぼ れ タ イ プ の不 登 校 児 が 増 え た 。1990年 代 に な る と父 親 が 家 庭 に戻 っ て きた 新 しい 家 族 像 、 夫 婦 別 姓 論 が 立 法 化 され そ うな 時 代 とな り、 イ ジ メは深 刻 さ を増 し、 自殺 者 が 多 発 す る様 に な り、児 童 虐 待 、 ボ ー ダ ー ラ イ ン、 多 重 人格 の 人 格 傾 向 が 注 目 さ れ る 様 に な り、神 戸 須 磨 の児 童 殺 傷 事 件 や 中学 生 の ナ イ フ殺 害 事 件 は こ う した 中で の 出 来事 で あ る 。 牛 島博 士 は この 様 な こ ど も の心 の 病 態 は こ ど も世 界 の 体 験 の 欠 如 で あ る 。 そ の 対 応 と して は真 の こ ど も世 界 を幼 児 の 頃 か ら体 験 させ る こ とが 何 よ りも大 切 で あ る と述 べ て い る。 ま と め 現 在 の こ ど も達 は 少 子 化 、核 家 族 化 が 進 む 中 に あ っ て 、近 隣 の こ ど も達 との 触 れ合 い も少 な く、 屋 内 で ひ と りっ子 の 状 態 、 自己 中 心 、 大 人 へ の甘 え の 心 、 依 存 性 の強 い 環 境 で 育 っ てい る の が 現 状 とい え よ う。 育 児,心 の ケ ア と し て楽 しい 家 庭 生 活 、 こ ど も同 志 、 自然 との 触 れ合 い の2点 が 大 切 で あ る 。 1)楽 しい 家 庭:家 族 は大 人 とこ ど もの 触 れ合 い の 場 で あ る。 年 令 差 もあ る が 、 自 由 に行 動 が 出来 、 自分 を存 分 に表 現 す る こ との 出 来 る場 で あ る。 一 方 、 家 族 な りの 秩 序 が あ り、 お 互 い の 立 場 の 中 で行 動 して い るの で あ る。 家 庭 は こ ど もに と っ て安 住 の 地 で あ り、 心 や か らだ の や す ら ぎ の場 で あ る。 家 庭 を基 盤 に こ も ど達 は外 で 友 達 と遊 ぶ 事 が 出 来 、 自然 の な か を縦 横 に か け め ぐる
こ とが 出 来 るの で あ る 。 2)こ と ど同志 、 自然 との 触 れ 合 い:こ ど もは 成 長す る 課 程 で 自己 申心 に行 動 す る だ け に 、 こ ど も 同志 の触 れ 合 い の 中 で色 々 な場 面 に遭 遇 し、 集 団生 滑 をす る上 で の 貴 重 な体 験 を す る こ とが 出 来 る。 自 分 を赤裸 々 に表 現 す る 中で 生 活 の 智 恵 を 身 に つ け 、 相 手 を思 う心 が 育 っ て ゆ くの で あ る 。 自然 は こ ど も に と っ て未 知 な る世 界 、絶 えず 変 化 して い る環 境 で あ る。 道 端 の 小 さな草 花1 本 で も未 知 との 遭 遇 で あ り、 小 さ な虫 で さえ驚 異 の世 界 で あ る。 そ れ ら は絶 え ず 慶 化 す る風 や 薦 や 太 陽 の 光 の 中 に存 在 して い る 。 こ と ど の 五感 を 育 て る大 きな 力 に な る で あ ろ う。 感 情 や情 緒 の 発 崖 、 人 間 同志 の 生 活 を豊 か に す る大 き な 原 動 力 に な る で あ ろ う。 今 や 社 会 構 造 は 大 人 中心 の 社 会 で あ る 。 しか し、次 代 を担 うの は こ ど も達 で あ り、 国 の宝 で あ る 。 こ ど も を軸 に 宇窟 の 回 る時 代 の 到 来 を 強 く望 む も の で あ る。 (本論 文 の要 旨 は 平 成10年 日 月、 松 蔭 女子 学 院 大 学 ・夏 季 公 開 講座 に於 て 講 演 発 表 した) (文献 省 略}