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私立大学における専門教育とキャリア形成支援(1) . 4大学の学生調査の比較分析 .

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(1)

123 〔共 同 研 究 「大 学 生 」 に 関 す る総 合 的研 究 〕

私 立 大 学 に お け る専 門教 育 と

キ ャ リ ア形 成 支 援(1)

4大 学 の学 生 調査 の 比 較分 析

1.は じ め に 本 稿 は,桃 山 学 院 大 学 総 合研 究 所 共 同 プ ロ ジ ェ ク ト 「『大 学 生 』 に 関 す る 総 合 的研 究 」(研 究 代 表:木 下 栄 二)の 研 究 成 果 の 一 部 で あ る 。 プ ロ ジ ェ ク トは,「 主 に本 学 学 生 を対 象 に し て,授 業 を は じめ とす る キ ャ ンパ ス ラ イ フ と彼 らの 将 来 設 計 に焦 点 をあ て な が ら,現 代 大 学 生 の特 徴 につ い て 明 ら か に す る こ と を 目的 」 と して い る')。 本 稿 で は,本 学 を含 む 関 西 に あ る私 立4大 学 で 実 施 した 「大 学 生 の キ ャ リア と就 職 に 関 す る調 査 」 の デ ー タ に基 づ き,専 門教 育 と キ ャ リア教 育 や キ ャ リ ア形 成 支 援 との 関 係 を検 討 す る。 特 に,本 学 の よ う な 中 堅 私 立 大 学 にお け る課 題 を 明 らか にす る こ と を試 み た い 。 今 号 よ り複 数 回 に わ け て 分 析 結 果 を報 告 す る 。 今 回 は,(1)入 学 時 お よ び大 学 教 育 や 学 生 生 活 に 関 す る 意 識 お よ び(2)職 業 希 望 に つ い て 検 討 す る 。 次 稿 以 降 で,(3)労 働 観 ・職 業 観,(4) キ ャ リ ア形 成 支 援 ・就 職 支援 に 関す る 意 識,(5)就 職 活 動 に関 す る行 動 や 意 識 につ い て報 告 す る 。 さ ら に,就 職 活 動 の 満 足 度 や 内 定 獲 得 に 関 す る規 定 要 因 に 関 す る分 析 な ど も行 う予 定 で あ る 。 2.問 題 の 所 在 本 稿 で 分 析 に使 用 す る 「大 学 生 の キ ャ リ ア と就 職 に 関 す る 調 査 」 は,本 学 の よ う な 中 堅 の 私 立 大 学 にお い て,各 学 部 各 学 科 の専 門 教 育 と も両 立 し うる よ う な キ ャ リ ア教 育 や キ ャ リ ア 形 成 支 援 の 可 能 性 を探 る とい う問 題 関 心 か ら行 わ れ た。 1990年 代 以 降,フ リ ー ター や ニ ー トに象 徴 され る よ うに,若 年 就 労 が 大 きな 社 会 問 題 と さ れ て きた(岩 田2010)。 大 卒 にお い て も,無 業 者 の 増 加 が 問 題 と され,キ ャ リア セ ン ター の 設 置 や イ ン タ ー ン シ ップ の 実 施 な どキ ャ リ ア教 育 や キ ャ リア 形 成 支 援 に力 を入 れ る大 学 が増 加 して い る(中 央 教 育 審 議 会2011,沢 田2011)。 1)本 プ ロ ジ ェ ク トは2009年 度 で 終 了 して い るが,2010年 度 か ら 「『大 学 生 』 に関 す る総 合 的研 究(II)」 (研究 代 表:木 下 栄 二)を 既 に開 始 し,残 され た課 題 を明 らか にす る こ と を試 み て い る 。 キ ー ワ ー ド:大 学 生,専 門 教 育,キ ャ リア,就 職,比 較調 査

(2)

就 職 活 動 の早 期 化 が 大 学教 育 に与 え る 影 響 に つ い て は以 前 か ら問題 視 さ れ て きた が,キ ャ リア教 育 や キ ャ リ ア形 成 支援 の 推 進 は,問 題 を よ り複 雑 か つ 困 難 に して い る 。特 に,入 学 難 易 度 の あ ま り高 くない 大 学 にお い て は,専 門教 育 の 成 立 を ます ます 難 し くす る とい う課 題 が 浮 き彫 りに な っ て き て い る(沢 田2011)。 現 在 の キ ャ リ ア教 育 や キ ャ リ ア形 成 支 援 の 問題 点 に 関 す る 指 摘(例 え ば児 美 川2011な ど) や,キ ャ リア教 育 が 持 つ効 果,就 業 意 識 や 職 業 観 に与 え る 影 響 な ど につ い て は,研 究 が 徐 々 に進 め られ つ つ あ る。 しか し,キ ャ リア 教 育 が 各 学 部 各 学 科 に固 有 な 専 門教 育 に与 え る影 響 に つ い て は,十 分 に検 討 され て い る とは 言 え な い2)。そ こで 本 稿 で は,専 門教 育 と も両 立 し う る よ う な キ ャ リ ア教 育 ・形 成 支 援 の 可 能 性 に つ い て検 討 して い くた め の 基 礎 的 な資 料 を提 供 した い 。 3.調 査 概 要 (1)調 査 内容 調 査 内 容 に つ い て は,労 働 観 や,キ ャ リ ア形 成 支 援,就 職 活 動 な ど働 くこ と をめ ぐる項 目 が 中心 と な っ て い るが,就 職 に影 響 を与 え る要 因 と して大 学 教 育 や 学 生 生 活 な ど に関 す る 質 問 な ど も行 っ た3)。ま た,質 問 紙 の 作 成 に 際 して は,就 職 問 題 研 究 会(代 表:苅 谷 剛 彦 ・東 京 大 学 大 学 院 教 授[当 時])が1993年,1997年,2005年 に実 施 し た 質 問 紙 の 内 容 を 参 考 に し て い る 。 主 な 調 査 項 目は 以 下 の よ う に な っ て い る。 詳 細 につ い て は,付 録 の 調査 票 を 参 照 して い た だ きた い 。 ① 属 性(所 属,性 別,年 齢,学 年,居 住 形 態,所 属 ク ラ ブ ・サ ー クル,両 親 の 学 歴 な ど) ② 大 学 教 育 ・生 活(大 学 教 育 ・生 活 へ の 取 り組 み,そ の経 験 か ら身 につ け た 能 力 な ど) ③ 職 業 希 望(希 望 職 業 の 明 確 度,希 望 職 業 の 決 定 に影 響 を与 え た 要 因 な ど) ④ 職 業 観 ・労 働 観(働 く 目的,理 想 の 職 場,離 職 に 関 わ る 意 識 な ど) ⑤ キ ャ リア形 成 や 就 職 支援 に 関す る 意 識(利 用 度,有 用 度,満 足 度,要 望 な ど) ⑥ 就 職 活 動(開 始 時 期,活 動 量,満 足 度,内 定 数,内 定 時 期,内 定 先 企 業 な ど) ⑦ 社 会 ・生 活 意 識(社 会 的 ス キ ル,格 差 に つ い て の 意 識,性 別 役 割 観 な ど) (2)調 査 の 時 期 ・対 象 ・方 法 調 査 時 期 に 関 し て は,就 職 活 動 の ス ケ ジ ュ ー ル に 配 慮 し て,10月 以 降 と し た 。 こ れ は,日 2)大 学 教 育 に 限 定 さ れ た もの で は な い が,本 田 由紀(2010)は,「 教 育 の 職 業 的 意 義 」 とい う観 点 か ら教 育 に お け る専 門性 を 問 い 直 す 試 み を行 っ て い る 。 3)な お,本 調 査 の 調 査 票 の 作 成 にお い て は,平 成19・20年 度 財 団 法 人 文 教 協 会 の 研 究 助 成 を受 け た 「大 学 にお け る キ ャ リ ア教 育 の 可 能 性 と課 題 専 門 教 育 と の 両 立 を 目指 し て」 にお い て 実 施 予 定 で あ っ た調 査 と質 問 内容 を 統 一 した。 これ は,な るべ く多 くの デ ー タを 収 集 しよ う とい う意 図 に よ る 。 本 稿 の デ ー タは,同 時期 に行 っ た こ の2つ の 調 査 デ ー タ をあ わせ て い る 。

(3)

私 立大学 にお ける専 門教 育 とキ ャ リア形 成 支援(1) 125 本 経 済 団 体 連 合 会 の 「大 学 卒 業 予 定 者 ・大 学 院修 了 予 定 者 等 の 採 用 選 考 に 関 す る 企 業 の倫 理 憲 章 」 に お い て,「 正 式 な 内 定 日は,10月1日 以 降 」 と され て い る た め で あ る。 多 くの 企 業 が10月 初 旬 に正 式 な内 定 通 知 を学 生 に 渡 す 内 定 式 を 開 い て お り,内 定 先 企 業 等 につ い て把 握 す る た め に は10月 以 降 が 適 切 で あ る と判 断 した 。 た だ し,4回 生 の調 査 票 の 回 収 状 況 等 か ら, 10月 か らll月 の 実 施 予 定 期 間 を12月 まで 延 長 した 。 ま た,当 初 は 関 東 や 四 国 な ど 関西 以外 の 地 域 の 大 学 との 比 較 も視 野 に入 れ て い た が,就 職 活 動 が 地 域 的 な特 性 に影 響 され る こ と を考 慮 して,今 回 は対 象 校 を 関 西 圏 の大 学 に限 定 す る こ と と した4)。関 西 圏 の 大 学 の 選 定 に お い て は,先 行 研 究 をふ ま え 入 学 難 易 度 に 着 目 した (苅 谷1998,永 野2004,苅 谷 他2006,濱 中2007a,濱 中2007bな ど)。 で き る 限 り同 じ よ う な タ イ プ の学 部 に な る よ う配 慮 し,社 会 学 部 お よ び生 活 ・学 際 系 学 部 を対 象 と した。 な お,4大 学 の 対 象 学 部 の 入 学 難 易 度 は,代 々 木 ゼ ミナ ー ル の2009年 度 用 大 学 入 試 難 易 ラ ン ク ー 覧 に よる と,お お よそ 次 の よ う に な っ て い る。A大 学60前 後,桃 山学 院 大 学50前 後, C大 学45前 後,D大 学40前 後 で あ る 。 ① 調 査 時 期:2008年10月 末 ∼2008年12月 ② 調 査 対 象:関 西 に あ る4つ の私 立 大 学 の社 会 学 部 お よび 生 活 ・学 際 系 学 部 の授 業 や ゼ ミ を履 修 す る1回 生 か ら4回 生 ③ 調 査 方 法:授 業 お よび ゼ ミ時 間 中 に,出 席 学 生 を対 象 と して,質 問 紙 を用 い た 集 合 調 査 を行 っ た(た だ し,4回 生 の卒 論 指 導 等 で ゼ ミ中 に 時 間 が とれ な い 場 合 は, 持 ち帰 っ て 回 答 して も ら っ た もの も一 部 あ る)。 (3)回 収 数 と 回 答 者 の 基 本 属 性 調 査 票 の 回 収 数 は,合 計 で909票 で あ っ た 。 た だ し,本 稿 で は,留 学 生25名 を 除 く884名 に つ い て 分 析 を 行 う5)。 大 学 別 に み る と,A大 学331名,桃 山 学 院 大 学387名,C大 学98名,D大 学68名 と な っ て い る 。 性 別 で は,男 性445名,女 性438名,不 明1名 で あ る 。 学 年 別 で は,1回 生224名,2回 生227名,3回 生247名,4回 生 以 上161名 と な っ て い る 。 詳 細 に つ い て は,表1を 参 照 し て い た だ き た い 。 各 大 学 の 教 員 へ の 調 杢 依 頼 に あ た っ て は,就 職 活 動 に 関 す る 内 容 を含 む た め,ゼ ミ を 通 じ て4回 生 の 回 答 の 確 保 を お 願 い し た 。 ま た,他 の 学 年 に お い て は 偏 りが で な い よ う 協 力 を 求 め た 。 しか し な が ら,結 果 と し て,各 校 と も学 年 ご と の 人 数 に か な り偏 りが 生 じ て い る 。 結 4)先 述 し た後 継 プ ロ ジ ェ ク トで あ る 「『大 学 生 』 に 関 す る総 合 的 研 究(II)」(研 究 代 表:木 下 栄 二) で は,よ り幅 広 い 大 学 生 の 意 識 に つ い て,2010年 度 に 日本 全 国 の27大 学 の 学 生 を対 象 と した調 査 を実 施 して い る 。 岩 田 と共 同研 究 者 の 浅 野 智 彦 が,2011年 度 の 日本 社 会 学 会 大 会 にお い て,分 析 結 果 の 一 部 に つ い て 報 告 を行 っ た 。 5)留 学 生 は,A大 学2名,桃 山学 院大 学1名,C大 学1名,D大 学21名 で あ る。D大 学 の 留 学 生 比 率 が 非 常 に 高 くな っ て い る 。 この こ と 自体,検 討 に値 す る 傾 向 と い え る が,別 の機 会 に 行 い た い 。

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表1基 本属 性 別 にみ た回答 者数 (人) 大学 性別 合計 女性 男性 DK/NA A大 学 学 年1年 生 28 18 46 2年 生 68 54 122 3年 生 64 37 101 4年 生 31 26 57 5年 生 以上 1 4 5 合計 192 139 331 桃 山学 院 大学 学 年1年 生 66 84 0 150 2年 生 31 31 0 62 3年 生 42 50 0 92 4年 生 25 53 1 79 5年 生 以上 0 4 0 4 合計 164 222 1 387 C大 学 学 年1年 生 3 10 13 2年 生 24 14 38 3年 生 10 20 30 4年 生 9 6 15 5年 生 以上 0 2 2 合計 46 52 98 D大 学 学 年1年 生 14 21 35 2年 生 1 4 5 3年 生 20 4 24 4年 生 1 3 4 合計 36 32 68 果 の解 釈 にお い て は,こ の よ う な 回答 者 の 偏 り に留 意 して い た だ きた い 。 な お,C大 学 とD 大 学 の 回 収 数 が 少 ない の は,一 学 年 あ た りの学 生 数 が 他 の2校 に比 べ て,少 な い こ と も影 響 して い る。 ま た,本 調 査 の デ ー タ は,ラ ン ダ ム サ ン プ リ ン グ に よ っ て 得 られ た もの で は な く,母 集 団 (4大 学 の 対 象 学 部 の 学 生)を 代 表 す る もの とは な っ て い な い 。 した が っ て,本 来 で あ れ ば 統 計 的 検 定 を行 う こ とは で き ない が,結 果 解 釈 の 参 考 の た め,検 定 結 果 を次 稿 以 降 も含 め 一 部 表 示 して い る 。 4.結

(1)入 学 時 お よ び大 学 生 活 に 関 す る 意 識 キ ャ リ ア形 成 支 援 や 就 職 活 動 に 関 す る 意 識 を見 る前 に,ま ず は入 学 時 の 意 識 お よ び大 学 教 育 や 学 生 生 活 に 関 す る意 識 につ い て み て み る こ と に しよ う。 ① 在 籍 学 部 の選 択 理 由 表2は,大 学 に入 学 す る 際 に,現 在 在 籍 して い る学 部 を 選 択 した理 由 を示 して い る。4大 学 合 計 で は,「 専 攻 した い 学 問 ・研 究 だ っ た か ら」 が45.0%と 最 も多 く,次 い で 「何 とな く」

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私 立大学 にお ける専 門教 育 とキ ャ リア形 成 支援(1) 127 18.8%と な っ て い る。 本 学 社 会 学 科 の 学 生 は,「 専 攻 した い 学 問 ・研 究 だ っ た か ら」 が35.1 %で,A大 学 やC大 学 に比 べ20ポ イ ン ト程 度 低 くな っ て い る 。 ま た,「 何 と な く」 が23.0% と,4大 学 の うち で 最 も割 合 が 高 くな って い る 。A大 学 とC大 学 の 回答 傾 向 は 比 較 的 似 て お り,学 部 選 択 の 理 由 は,か な らず し も入 学 難 易 度 に強 く規 定 され る わ け で は な い よ う で あ る。 しか し,3番 目 に割 合 の 高 い 「将 来 の 進 路 の た め 」 で は,入 学 難 易 度 が 高 くな い 大 学 で, そ の 選 択 率 は高 くな る傾 向 が あ る。 入 学 難 易 度 の 最 も高 いA大 学 で は そ の 選 択 率 は1割 に 満 た な い が,D大 学 で は3割 を超 え て い る 。 な お,「 何 と な く」 以外 で,本 学 社 会 学 科 の 学 生 の 選 択 率 が 高 くな っ て い るの は,「 入 学 レ ベ ル が あ っ て い た か ら」10 .3%や 「先 生 の す す め 」8.6%で あ る 。 こ の 傾 向 は,木 下 栄 二 (2011)に よ る本 学 の新 入 生 実 態 ア ン ケ ー ト調 査 の分 析 傾 向 と一 致 して い る 。 表2在 籍 学 部の選 択理 由 在籍 学部 の選択理 由 専攻 し 学力 レ た い学 ベ ルが 学部 のま わ り 問 ・研 将 来のあ っ て 就職状の友 だ 友 人 ・ 究 だっ 進路 の い たか 況が 良 ちが 行 家族 の 先輩 の 恋人 の 先生 の 何 とな DK/ た か ら ため ら い ためく か らすす め すす め すす め すす め く そ の他 NA 合計 大 学A大 学 56.4 8.6 4.9 1.2% 0.3 1.8% 1.2% 4.0 15.6% 5.2 0.6 100.0%(331) 桃 山学 院大学 35.1 12.7 10.3 0.3 0.5 1.6% 1.4% 0.5 8.6 23.0 3.8 2.2 100.0%(387) C大 学 54.3 12.0% 9.8 2.2 1.1 2.2 14.1 4.3 100.0%(98) D大 学 30.2 34.9 3.2 1.6% 17.5% 7.9 4.8 100.0%(68) 合計 45.0 12.7 7.6 0.6 0.4 1.6% 1.2% 0.2 5.6 18.8 4.7% 1.5% 100.0%(884) ② 大 学 の 授 業 に対 す る期 待 表3は,大 学 の授 業 で最 も学 び た い と考 え て い る こ とに つ い て た ず ね た結 果 を示 して い る。 4大 学 合 計 で は,「 幅 広 い 知 識 や もの の見 方 」 が43.6%と 最 も多 い 。 次 い で,「 将 来 の 職 業 で 役 立 つ 知 識 や 技 能 」18.2%,「 イ可か を 学 ぶ 際 に基 礎 と な る力(問 題 を発 見 す る 力 ・分 析 的 に 考 え る力 ・論 理 的 に 文 章 を 書 く力 な ど)」16.6%と な っ て い る 。 入 学 難 易 度 別 にや や 差 が 見 られ る 。 入 学 難 易 度 の高 いA大 学 で 「幅 広 い 知 識 や もの の 見 方 」 や 「何 か を学 ぶ 際 に基 礎 と な る力 」 な ど汎 用 性 の高 い 力 を期 待 す る 割 合 が 高 くな っ て い る。 そ れ に対 して,入 学 難 易 度 表3大 学 の授 業 に対 す る期 待 大 学の授 業で最 も学 びた いこ と 合計 幅広 い知識 や もの の見 方 専門 的な知 識 や技 能 何 か を学ぶ 際に基礎 と なる力(問 題 を発見 す る力 ・分析 的に考 え る 力 ・論 理的 に文章 を書 く力 な ど) 将 来の職 業 で役 立つ 知 識 や技能 コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 そ の他 DK/NA 大学A大 学 桃 山学院大 学 C大 学 D大 学 合計 56.7 35.4 35.9 34.9 43.6 8.9 14.3 18.5 22.2 13.3 19.3 15.7 18.5 4.8 16.6 9.5 23.5 20.7 28.6 18.2 2.8 10.3 5.4 3.2 6.3 0.9 0.3 1.1 0.6 1.8 0.5 6.3 1.4% 100.0%(331) 100.0%(387) 100.0%(98) 100.0%(68) 100.0%(884)

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が 高 くな い 大 学 で は,「 専 門 的 な知 識 や 技 能 」 や 「将 来 の 職 業 で 役 立 つ 知 識 や 技 能 」 な ど よ り実 用 的 な 力 を期 待 す る傾 向 が あ る。 また,本 学 社 会 学 科 の 学 生 は,「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 」 をつ け る こ と を期 待 す る割 合 が他 の3大 学 に比 べ 高 くな っ て い る。 ③ 大 学 時 代 に力 を入 れ た 活 動 次 に,大 学 時代 に熱 心 に 取 り組 ん だ 活 動 に つ い て み て み よ う。 図1に 示 した よ う に,9つ の活 動 に つ い て た ず ね た 。 「非 常 に 熱 心 」 と 「あ る程 度 熱 心 」 を あ わ せ た 〈熱 心 〉の 割 合 を み る と,ど の大 学 で も 「友 人 と の つ きあ い 」 に 〈熱 心 〉 に 取 り組 ん だ と 回答 す る 者 が 約8割 と最 も多 くな っ て い る。 また,D大 学 を除 く3大 学 で 「ア ル バ イ ト」 に 〈熱 心 〉 に取 り組 ん だ者 が7割 を超 えて い る。 「友 人 とのつ きあ い」 と 「ア ルバ イ ト」 に励 む 昨 今 の 大 学 生 イ メ ー ジ と一 致 す る結 果 と な っ た 。 な お,本 学 社 会 学 科 の 学 生 は,「 ク ラ ブ ・サ ー クル 活 動 」 に 熱 心 に取 り組 ん で い る者 が 他 の3校 に比 べ 高 く,60.2%と な っ て い る。 そ の 他 に熱 心 に取 り組 ん で い る割 合 が 高 い もの と して,「 専 門 科 目 の勉 強 や 研 究 」 が あ る。 A大 学 やC大 学 で は 〈熱 心 〉の 割 合 が 約7割 と高 い が,本 学 社 会 学 科 の 学 生 は56.6%と 最 も 低 くな っ て い る 。 そ れ に対 して,「 一 般 教 養 の講 義 ・勉 強 」 はC大 学 と本 学 で 高 くな っ て い る。 勉 強 や 研 究 へ の 取 り組 み は,入 学 難 易 度 に よ っ て単 純 に規 定 され る わ け で は ない よ うで あ る 。 90.0 :11'. 70.0 60.0 50.0% 40.0 30.0 20.0 10.0% 0.0 ■81・4%

.乙

■1.o   14.7%   一 A大 学 一■一 桃 山 C大 学 D大 学 % 一 般 教 養 の 講 義 ・ 勉 強 1 専 門 科 目 の 勉 強 ・ 図 研 究 ざ 皇 鋸wt7 ・ 的 ブ バ ≧ 卒 な ・ イ ァ 業 勉 サ ト イ 研 強1ア 究 会 ク 活 ル 動 大 学 時 代 に 熱 心 に取 り組 ん で き た も の 友 人 と の つ き あ い 恋 人 と の つ き あ い 注)「 非 常 に熱 心 」 と 「あ る 程 度 熱 心 」 を あ わせ た 割 合(%)。 そ の よ う な取 り組 み を して い な い 者 も含 ん で い る(A大 学:N=331,桃 山 学 院 大 学:N=387,C大 学:N=98,D大 学:N =6g)o

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私 立大学 にお ける専 門教 育 とキ ャ リア形 成 支援(1) 129 表4専 門科 目の勉 強 ・研究 に熱 心 に取 り組 んで きた理 由 専 門科 目の勉 強 ・研 究 に熱心 に取 り組 んで きた理 由 合計 将 来の進路 の た め 資格 取得 の ため 社会 に出 て役立 ちそ うだか ら 興 味 を もて たか ら 専 門的 な知識 や 技 能が 身につ く か ら そ の他 DK/NA 大学A大 学 桃 山学院大 学 C大 学 D大 学 合計 5.3 17.6 14.7 34.8 13.5 2.5 13.1 9.3 26.1 9.2 12.3 13.1 10.7 4.3 11.8% 67.5 43.7 46.7 23.9 52.4 5.8 7.2 8.0 6.5 6.7 3.7 2.7 2.7 2.9 2.9 2.7 8.0 4.3 3.6 100.0%(243) 100.0%(222) 100.0%(75) 100.0%(46) 100.0%(586) 表5専 門 科 目の 勉 強 ・研 究 に 熱 心 に 取 り組 ん で こ な か っ た 理 由 専 門科 目の勉強 ・研究 に熱心 に取 り組 んで こなか った理 由 合計 将 来の進路 に つ なが らない か ら 資格 取得 で きない か ら 杜会 に出 て役立 たない か ら 興 味 を もて ない か ら 専 門的 な知識 や 技 能が 身につ か ない か ら そ の他 DK,'NA 大学A大 学 桃 山学院大 学 C大 学 D大 学 合計 9.8 16.8 32.1 25.0 16.7 4.3 3.0 3.6 3.2 8.7 10.2 7.1 8.7 44.6 51.5% 32.1 41.7 46.9 6.5 5.4 3.6 4.2 5.5 20.7 6.6 12.5 10.6 5.4 6.6 21.4 16.7 8.4 100.0%(92) 100.0%(167) 100.0%(28) 100.0%(24) 100.0%(586) 「専 門科 目の勉 強 や研 究 」 につ い て は,〈 熱 心 〉に取 り組 ん で きた理 由 と,〈 熱心 で は な か っ た 〉理 由 をた ず ね て い る 。 表4は,〈 熱 心 〉 に取 り組 ん で きた理 由 を 示 して い る。4大 学 合 計 で 選 択 率 が 最 も高 い の は 「興 味 を もて た か ら」 で,52.4%と 半 数 を超 え て い る 。 特 に,入 学 難 易 度 の 高 いA大 学 で は 約7割 とな って お り,大 学 間 で の 差 も40ポ イ ン トと非 常 に大 き く な っ て い る。 「将 来 の 進 路 の た め」 は2番 目 に選 択 率 が 高 く,大 学 問 で の差 もか な り大 き く, A大 学 で は約5%な の に対 して,D大 学 で は3分 の1の 学 生 が 選 択 して い る 。 ま た,表5は 〈熱 心 で は な か っ た 〉理 由 を示 して い る 。4大 学 合 計 で 選 択 率 が 最 も高 い の は,「 興 味 を も て な い か ら」 で46.9%と な っ て い る 。 特 に,本 学 社 会 学 科 の 学 生 は選 択 率 が 5割 を超 え,4大 学 中最 も高 くな っ て い る6)。次 い で 選 択 率 が 高 い の は,「 将 来 の 進 路 に つ な が らな い か ら」 で16.7%と な っ て い る 。 大 学 間 で の 差 も大 き く,A大 学 で は約1割 なの に対 して,C大 学 で は3割 を超 えて い る 。 両 者 を あ わ せ て 考 え る と,入 学 難 易 度 が 高 くな い 大 学 で は,将 来 の 進 路 との 結 び つ きが 「専 門科 目の 勉 強 や 研 究 」 に 〈熱 心 〉 に取 り組 む か ど うか に影 響 を与 え る の に対 して,入 学 難 易 度 が 高 い大 学 で は,興 味 関 心 が もて るか ど うか が 重 要 な よ う で あ る。 本 学 社 会 学 科 の 学 生 は,重 視 す る点 に 関 し て は 中 間 的 な傾 向 を示 して い る が,興 味 を も て な い 者 が 多 い こ と で,〈 熱 心 〉 に取 り組 ん で い な い 割 合 が 高 くな っ て い る よ う で あ る。 6)調 査 時,本 学 科 の社 会 学 を専 門 とす る専 任 教 員 の 数 が 極 端 に少 な くな って い た こ とが 影 響 して い る 可 能 性 が あ る。 こ の後,専 任 教 員 を大 幅 に増 員 した が,木 下 栄 二 が 共 同研 究 の研 究 会 で 報 告 した授 業 評 価 ア ンケ ー トの 分 析 に よ る と,社 会 学 科 の 学 生 に よる授 業 評 価 は 近 年 大 幅 に 向上 して い る。

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④ 大 学 で の 経 験 を通 じて 身 につ け た 力 次 に,学 生 が大 学 生 活 を通 して,ど の よ うな 能 力 を 身 に つ け た と認 識 して い る の か を み て み よ う。 本 調 査 で は,伊 藤 文 男(2007)や 小 杉 礼 子(2007)な どを参 考 に して,次 の よ う な 職 業 生 活 にお い て 必 要 だ と され る5つ の 能 力 が 大 学 生 活 を 通 じて 身 につ い た か ど うか を た ず ね て い る。 す な わ ち,自 ら進 んで 意 見 を発 言 し,行 動 す る 力 で あ る① 積 極 性 。 自分 の ま わ り の 人 た ち と協 力 す る力 で あ る② 協 調 性 。 ま わ りの 人 た ち を 引 っ張 っ て い く力 で あ る③ 統 率 力 。 新 しい モ ノや ア イデ ア を 生 み 出 す 力 で あ る④ 独 創 性 。 最 後 に,責 任 を も っ て行 動 す る⑤ 責 任 感 で あ る。 4大 学 合 計 で見 た と きに,5つ の 力 を最 も身 につ け る こ とが で きた経 験 が 何 か をみ て み よ う(図2)。 ① 積 極1生は 「就 職 対 策 講 座 」 で44.8%,② 協 調 性 は 「ク ラ ブ ・サ ー ク ル 活 動 」 で71.1%,③ 統 率 力 は 「ク ラ ブ ・サ ー ク ル 活 動 」 で31.8%,④ 独 創 性 は 「専 門 科 目の 講 義 ・ 図2-2強 調 性 90.0 :11'. 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 A大 学 一■一桃 山 学 院 大 学 C大 学 D大 学 8% ⑩ 恋 人 と の つ き あ い ⑨ 友 人 と の つ き あ い ⑧ ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 ⑦ ア ル バ イ ト ⑥ ク ラ ブ ・ サ ー ク ル 活 動 ⑤ 就 職 対 策 講 座 ④ キ ャ リ ア 教 育 科 目 ③ ゼ ミ ・ 卒 業 研 究 ② 専 門 科 目 の 講 義 ・ 勉 強 ① 一 般 教 養 の 講 義 ・ 勉 強

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131 私 立大学 にお ける専 門教 育 とキ ャ リア形 成 支援(1) 統率力 図2-3 % D大 学 C大 学 A大 学 一■一桃 山 学 院 大 学   29.1 ■舗 一

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  %一 一一 ■±幽

7'鰻

■煙% 、 ■3.8% ■齋 ■ 40.0 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 恋 人 と の つ き あ い ⑨ 友 人 と の つ き あ い ⑧ ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 ⑦ ア ル バ イ ト ⑥ ク ラ ブ ・ サ ー ク ル 活 動 ⑤ 就 職 対 策 講 座 ④ キ ャ リ ア 教 育 科 目 ③ ゼ ミ ・ 卒 業 研 究 ② 専 門 科 目 の 講 義 ・ 勉 強 ① 一 般 教 養 の 講 義 ・ 勉 強 創造性 図2-4 3% A大 学 一■一桃 山 学 院 大 学C大 学 D大 学 一一 一  

証㌦i璽Z堕

一 滋'蝉 ・14 ■ 厭 一一一 一■引融 ■ iiiiiiii 1 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 ⑩ 恋 人 と の つ き あ い ⑨ 友 人 と の つ き あ い ⑧ ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 ⑦ ア ル バ イ ト ⑥ ク ラ ブ ・ サ ー ク ル 活 動 ⑤ 就 職 対 策 講 座 ④ キ ャ リ ア 教 育 科 目 ③ ゼ ミ ・ 卒 業 研 究 ② 専 門 科 目 の 講 義 ・ 勉 強 ① 一 般 教 養 の 講 義 ・ 勉 強 責任感 図2-5 % 」」A大 学 一■一桃 山 学 院 大 学 C大 学 D大 学L   64.6 一

■35.5%

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IIII 1 II 1 1 90.0 80.0 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 恋 人 と の つ き あ い ⑨ 友 人 と の つ き あ い ⑧ ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 ⑦ ア ル バ イ ト ⑥ ク ラ ブ ・ サ ー ク ル 活 動 ⑤ 就 職 対 策 講 座 ④ キ ャ リ ア 教 育 科 目 ③ ゼ ミ ・ 卒 業 研 究 ② 専 門 科 目 の 講 義 ・ 勉 強 ① 一 般 教 養 の 講 義 ・ 勉 強 図2大 学 で の 経 験 を通 じ て 身 に つ け た 力 注)5つ の力 それぞれ におい て,各 経 験 を 「していない」 を除 いた割合 (%)を 示 している。

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勉 強 」 で36.3%,⑤ 責 任 感 は 「アル バ イ ト」 で71.2%と な っ て い る。 職 業 生 活 に お い て 必 要 だ と さ れ る5つ の 力 は,大 学 生 活 の そ れ ぞ れ ほ ぼ異 な る 領 域 で 身 に つ い た と感 じ られ て お り,多 くの力 を身 につ け る た め に は,幅 広 い活 動 が 必 要 と感 じ られ て い る よ うで あ る 。 こ こ で注 目 さ れ る の は,入 学 難 易 度 の高 いA大 学 の 「ゼ ミ ・卒 論 研 究 」 で あ る 。5つ の い ず れ の力 で も,他 の大 学 に比 べ そ の 選 択 率 が か な り高 くな っ て い る こ とが わ か る 。 入 学 難 易 度 の 高 い大 学 で は,専 門 教 育 の 中核 を担 う 「ゼ ミ ・卒 論 研 究 」 にお い て,多 くの 能 力 が 身 に つ い た と感 じ られ て い る 。 そ れ に対 して,本 学 社 会 学 科 で は,「 ゼ ミ ・卒 論 研 究 」 の 評 価 が全 般 と して か な り低 くな っ て い る7)。 (2)将 来 就 きた い 職 業 次 に,職 業 希 望 の 明 確 さ と職 業 希 望 に影 響 を与 え た要 因 をみ て み よ う。 ① 大 学 入 学 時 の 職 業 希 望 の 明 確 度 表6は,大 学 入 学 時 に将 来 就 きた い 職 業 が あ っ た か ど うか を たず ね た も の で あ る。4大 学 合 計 で は,「 は っ き りあ っ た」 と 「な ん と な くあ っ た」 を あ わ せ 〈あ っ た 〉 とす る 者 が 約6 表6入 学時 に将 来就 きたい職 業が あ った か 大 学 入学 時 の 将来 就 きた い職 業 合計 は っ き り あ っ た な ん と な く あ っ た な か っ た DK/NA 大学A大 学 桃 山学院大学 C大 学 D大 学 合計 17.5 16.5 22.4 23.5 18.1 39.3 41.1 35.7 44.1 40.0 42.9 41.9% 40.8% 32.4 41.4% 0.3 0.5 1.0% 0.5 100.0%(331) 100.0%(387) 100.0%(98) 100.0%(68) 100.0%(884) 表7入 学 時 の希望 職業 の変化 現 在 まで の変 化 そ の 職業 に 他 の職 業 に 現 在 就 きたい 職 就 きた い 就 きたい 業 は な い DK/NA 合計 大学A大 学 51.9% 31.2% 16.4 0.5 100.0%(189) 桃 山学院大学 53.8 25.8 19.6% 0.9 100.0%(225) C大 学 56.9 20.7 17.2% 5.2 100.0%(58) D大 学 63.0 17.4 17.4 2.2 100.0%(46) 合計 54.2 26.4 18.0% 1.4 100.0%(518) 7)本 学 社 会 学 科 で は,2010年 度 に演 習 改 革 を行 っ て い る 。先 述 した よ う な教 員 増 もあ り,演 習(ゼ ミ) 定 員 を減 ら し少 人 数 化 す る こ とで,よ り きめ の 細 か い指 導 を行 え る よ う改 善 した 。 また,そ れ ま で 認 め られ て い た 他 学 部 生 の応 募 や 他 学 部 の 演 習 へ の応 募 を共 通 教 育 科 目な ど を担 当 す る 教 員 の ゼ ミに 限 定 し,社 会 学 を専 門 とす る 教 員 の ゼ ミの専 門 性 を高 め た 。 さ ら に,合 同 ゼ ミの実 施 や 公 開 ゼ ミな どの 演 習 活 性 化 策 も試 み て い る 。 就 職 活 動 の 長 期 化 な ど もあ り,明 確 な成 果 を得 る ま で に は 至 っ て い な い が,筆 者 が 本 学 に赴 任 した2006年 度 と比 較 す る と,ゼ ミ選 考 や ゼ ミへ の 取 り組 み に お け る学 生 の積 極 さが 増 した よ う に思 わ れ る 。 この 点 に つ い て は,今 後 さ ら に検 討 して い きた い。

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私 立大学 にお ける専 門教 育 とキ ャ リア形 成 支援(1) 133 割 とな って い る 。 入 学 難 易 度 が 高 くな い 大 学 に お い て,明 確 度 が 高 い傾 向 が み られ る。 ま た,表7は,入 学 時 に 希 望 職 業 が あ っ た者 に,そ の希 望 が 現 在 まで に変 化 した か ど うか を た ず ね た結 果 を示 して い る。4大 学 合 計 で は5割 の 者 が 変 化 は な い と 回答 して い る。 裏 返 す と,約5割 は 変 化 して い る こ とに な る 。 入 学 難 易 度 が 高 い ほ ど変 化 した割 合 が 高 くな る傾 向 が み られ る。 ② 現 在 の 職 業 希 望 の 明 確 度 表8は,現 在,就 きた い 職 業 が あ る か ど うか を示 して い る 。4大 学 合 計 で は,約7割 の 学 生 が 将 来 就 きた い 職 業 が 〈あ る 〉 と回答 して い る 。 入 学 難 易 度 別 に み る と,C大 学 やD大 学 な どで 「は っ き りあ る」 の 割 合 が や や 高 くな っ て い る。 表9は,そ の 職 業 に就 きた い と思 っ た 時 期 で あ る。 表 は省 略 す る が,学 年 等 を統 制 して も 難 易 度 の 高 い大 学 の ほ うが 決 定 時 期 が や や 遅 い よ うで あ る 。 表8現 在就 きたい職 業 があ るか 現 在 の 将 来就 きたい 職 業 合計 は っ き りあ る な ん とな くあ る な い DK/NA 大学A大 学 桃 山学院大学 C大 学 D大 学 合計 21.5 23.8 29.6 29.4 24.0 53.8% 41.9% 37.8 38.2% 45.6 24.8 33.9% 31.6% 32.4 30.1 0.5 1.0% 0.3 100.0%(331) 100.0%(387) 100.0%(98) 100.0%(68) 100.0%(884) 表9そ の 職 業 に就 き た い と思 っ た 時 期 職 業 に就 き たい と思 っ た 時 期 合計 大学 入学 前 大学1年 の時 大学2年 の時 大学3年 の時 大学4年 以降 DK/NA 大 学A大 学 桃山学院大学 C大 学 D大 学 合 計 31.3% 39.5 35.8 60.9 37.4 12.4 15.6 13.4 10.9 13.8 21.7 12.9 13.4 10.9 16.3 28.9 21.1% 23.9 13.0 23.9 5.6 8.2 10.4 2.2 7.0 2.7 3.0 2.2 1.6% 100.0%(249) 100.0%(256) 100.0%(67) 100.0%(46) 100.0%(618) ③ 希 望 職 業 の決 定 に影 響 を与 え た要 因 図3は,希 望 職 業 の 決 定 に 影 響 を与 え た要 因 を み た も の で あ る(現 在,就 きた い 職 業 が 〈あ る 〉 と回 答 した者 の み)。4大 学 全 体 の 傾 向 と して は,具 体 的 な モ デ ル とな る 人 か らの 影 響 が 強 い こ とが わ か る。 家 族 や 身近 な 人,そ して メ デ ィア に登 場 した 人 も影 響 を与 え て い る。 ま た,「 趣 味 ・習 い事 」 も選 択 率 が5割 を超 え て い る 。 本 学 社 会 学 科 の特 徴 と して は,「 ア ルバ イ ト」40.2%,「 ク ラ ブ ・サ ー ク ル 活 動 」39.5%, 「他 学 部 の 講 義 ・勉 強 」31.3%,「 ボ ラ ンテ ィア 活 動 」18.8%の 影 響 が他 大 学 に比 べ 強 い こ と で あ る 。 ま た,「 専 門科 目 の講 義 ・勉 強 」 は4大 学 で 最 も選 択 率 が 低 くな っ て い る 。

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図3希 望 職 業 の 決 定 に 影 響 を 与 え た 要 因 注)「 か な り影 響 した」 と 「まあ 影 響 した」 を あ わせ た 割 合(%)。 現 在,就 き た い職 業 が あ る と回 答 した者,A 大 学249名,桃 山学 院大 学256名,C大 学67名,D大 学46名 に お け る 割 合 。 そ の よ う な取 り組 み を して い な い 者 も含 む 。 5.お わ り に 今 回 の 分 析 結 果 か ら 明 らか に な っ た 点 を ま とめ る と以 下 の よ う に な る。 1)入 学 時 の意 識 や 大 学 教 育 ・学 生 生 活 に 関す る 意 識 を み る と,入 学 難 易 度 に よ っ て完 全 に 意 識 が 規 定 され る わ け で は な い こ とが わ か る 。 しか し,入 学 難 易 度 の 高 くな い 大 学 の 学 生 は,実 用 的 な知 識 や 能 力 を 身 に つ け る こ と を期 待 す る 傾 向 が あ る。 他 方,入 学 難 易 度 の 高 い 大 学 の 学 生 は,専 門 的 教 育 を通 じて汎 用 性 の高 い 知 識 や 能 力 を 身 に つ け る こ と を 期 待 して い る。 しか し,本 学 社 会 学 科 の学 生 は,入 学 時 か ら学 術 的 な意 味 で の 専 門性 に 対 す る期 待 が 低 く,入 学 後 の取 り組 み に お い て も,専 門 科 目や ゼ ミ ・卒 業 研 究 へ の取 り 組 み の 熱 心 さ は他 大 学 と比 較 して 高 くな い 。 2)職 業 希 望 は,入 学 難 易 度 の 高 くな い 大 学 の学 生 の ほ うが 明 確 で あ り,そ の 決 定 時 期 も早 い傾 向 が み られ る。 また,そ の 決 定 に あ た っ て は,4大 学 す べ て にお い て 具 体 的 な モ デ ル で あ る家 族 や 先 輩 な どの 身近 な 人 や メ デ ィ ア に登 場 す る人 な どが 最 も影 響 を与 え て い る 。 本 学 社 会 学 科 生 の 特 徴 と して は,「 専 門 科 目 の 講 義 ・勉 強 」 か ら影 響 を受 け た とす る 割 合 が4大 学 で 最 も低 くな っ て お り,上 記1)の 傾 向 と合 致 す る 。 こ の よ う な結 果 か らす る と,難 易 度 の 高 くな い 大 学 が 学 生 の 期 待 に応 え る た め に は,実 用 的 な専 門 教 育 に力 を入 れ て い くこ とに な る。 他 方,難 易 度 の 高 い 大 学 で は,学 術 的 な専 門教

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私 立大学 にお ける専 門教 育 とキ ャ リア形 成 支援(1) 135 育 を行 う 中で,応 用 可 能 性 の 高 い 基 礎 的 な能 力 を高 め る こ とが,学 生 の 期 待 に応 え る こ と に な る 。 そ して,本 学 の よ うな 中堅 の大 学 は,両 者 の 中 間 に位 置 し,専 門 教 育 の特 色 づ け に お い て非 常 に難 しい 対 応 を迫 られ て い る と言 え よ う。 な お,次 稿 以 降 で,(3)労 働 観 ・職 業 観,(4)キ ャ リア 形 成 支 援 ・就 職 支 援 に関 す る 意 識,(5)就 職 活 動 に関 す る 行 動 や 意 識 につ い て 報 告 し,就 職 活 動 の 満 足 度 や 内 定 獲 得 に 関 す る規 定 要 因 の検 討 な ど さ ら に詳 細 な 分 析 を行 う予 定 で あ る 。 謝 辞 まず は何 よ りも調 査 に 回答 し て くだ さっ た4大 学 の 学 生 の 方 々 に心 よ りお 礼 を 申 し上 げ た い 。 ま た, 匿 名 性 を確 保 す る た め,お 名 前 をあ げ る こ とは で きな い が,調 査 実 施 に ご協 力 い た だ い た 各 大 学 の教 職 員 の 方 々 に対 して も,深 謝 を述 べ た い 。 質 問紙 の 作 成 に 際 して は,就 職 問題 研 究 会(代 表:苅 谷 剛 彦 ・東 京 大 学 大 学 院教 授[当 時])が1993 年,1997年,2005年 に実 施 した 質 問紙 の 内容 を参 考 に させ て い た だ い た。 調 査 票 を快 く提 供 して くだ さっ た 就 職 問題 研 究 会 の み な さ ま に も感 謝 を 申 し上 げ る。 【参 考 文 献 】 濱 中義 隆2007a「 現 代 大 学 生 の就 職 活 動 プ ロ セ ス 」 労 働 政 策研 究 ・研 修 機 構編 『大 学 生 と就 職 職 業 へ の移 行 支援 と人 材 育 成 の 視 点 か らの検 討 』(労 働 政 策 研 究 報 告 書No.78)労 働 政 策 研 究 ・研 修 機 構 濱 中義 隆2007b「 現 代 大 学 生 の 就 職 活 動 プ ロ セ ス 」 小 杉 礼 子 編 『大 学 生 の就 職 とキ ャ リ ア 「普 通 」 の 就 活 ・個 別 の 支 援 』 勤 草 書 房 平 沢 和 司2005「 大 学 か ら職 業 へ の 移 行 に関 す る社 会 学 的研 究 の今 日的 課 題 」 『日本 労働 研 究 雑 誌 』(No. 542)労 働 政 策 研 究 ・研 修 機 構 本 田 由紀2005『 若 者 と仕 事 「学 校 経 由 の 就 職 」 を超 え て 』 東 京 大 学 出 版 会 本 田 由紀2009『 教 育 の職 業 的 意 義 若 者,学 校,社 会 をつ な ぐ』 筑 摩 書 房 堀 有 喜 衣2007「 大 学 の就 職 ・キ ャ リア 形 成 支 援 の 現 状 と課 題 」 小 杉 礼 子 編 『大 学 生 の 就 職 と キ ャ リア 「普 通 」 の 就 活 ・個 別 の 支 援 』 勤 草 書 房 伊 藤 文 男2007「 正 課 科 目 を通 じた キ ャ リ ア支 援:先 進 大 学 の実 践 」 上 西 充 子 編 「大 学 の キ ャ リ ア支 援 実 践 事 例 と省 察 』 経 営 書 院 岩 内 亮 一 ・苅谷 剛 彦 ・平 沢和 司 編1998『 大 学 か ら職 業 へII就 職 協 定 廃 止 直 後 の 大 学 労 働 市 場 』 (高等 教 育研 究 叢 書52)広 島 大 学 大 学 教 育研 究 セ ンタ ー 岩 田考2010「 進 路 未 定 と フ リ ー タ ー 」 中村 高 康 編 『進 路 選 択 の 過 程 と構 造 高校 入 学 か ら卒 業 まで の 量 的 ・質 的 ア プ ロ ー チ 』 ミ ネ ル ヴ ァ書 房 苅 谷 剛彦1995「 就 職 プ ロ セ ス と就 職 協 定 」 苅 谷 剛 彦 編 『大 学 か ら職 業 へ 大 学 生 の 就 職 活 動 と格 差 形 成 に 関 す る調 査 研 究 』(高 等 教 育 研 究 叢 書31)広 島 大 学 大 学 教 育研 究 セ ン ター 苅 谷 剛彦 ・平 沢 和 司 ・本 田 由 紀 ・中村 高 康 ・小 山 治2006「 大 学 か ら職 業 へ 皿 就 職 機 会 決 定 の メ カ ニ ズ ム 」 『東 京 大 学 大 学 院 教 育 学 研 究 科 紀 要 』(第46巻) 苅 谷 剛 彦 編1995「 大 学 か ら職 業 へ 大 学 生 の 就 職 活 動 と格 差 形 成 に 関 す る調 査 研 究 』(高 等 教 育 研 叢 書31)広 島 大 学 大 学教 育研 究 セ ン ター 苅 谷 剛 彦 ・本 田 由 紀 編2010『 大 卒 就 職 の 社 会 学 デ ー タか らみ る変 化 』 東 京 大 学 出版 会 木 下 栄 二2011「 新 入 生 実 態 ア ンケ ー ト調 査 の 分 析(1)「 フ ェ イ ス」 お よ び 「大 学(本 学)の 選 択 理 由 ・入 学 後 の 期 待 等 」 『桃 山 学 院 大 学 総 合研 究 所 紀 要』36(2) 児 美 川 孝 一 郎2011『 若 者 は なぜ 「就 職 」 で き な くな っ た の か?生 き抜 くた め に知 っ て お くべ き こ

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と』 日本 図 書 セ ン タ ー 小 杉 礼 子2007「 企 業 か らの 人材 要 請 と大 学 教 育 ・キ ャ リア 形 成 支援 」小 杉 礼 子 編 『大 学 生 の就 職 とキ ャ リ ア 「普 通 」 の就 活 ・個 別 の 支 援 』 勤 草 書 房 小 杉 礼 子 編2007「 大 学 生 の 就 職 と キ ャ リア 「普 通 」 の 就 活 ・個 別 の 支 援 』 勤 草 書 房 松 繁 寿 和 編2004「 大 学 教 育 効 果 の 実 証 分 析 あ る 国立 大 学 卒 業 生 た ち の そ の 後 』 日本 評 論 社 永 野 仁 編2004『 大 学 生 の就 職 と採 用 』 中 央 経 済 社 日本 経 済 団体 連 合 会2008「 大 学 卒 業 予 定 者 ・大 学 院修 了 予 定 者 等 の採 用 選 考 に 関す る企 業 の 倫 理 憲 章」 http:〃www.keidanren.or.jp/Japanese/policy/2008/072.html(2011年12月14日 閲覧) 日本 経 済 団体 連 合 会2011「 採 用 選 考 に 関 す る企 業 の倫 理 憲 章(2011年3月15日 改 定)」 httP:〃www・keidanren.or.jp/Japanese/policy/2011/015.html(2011年12月14日 閲覧) 小 方 直 幸1998「 大 卒 者 の 就 職 と初 期 キ ャ リ ア に関 す る 実 証 的研 究 大 学 教 育 の 職 業 的 レ リバ ンス 」 『広 島大 学 大 学 院 社 会 学 科 研 究 科 国 際 社 会 論 専 攻 比 較 高 等 教 育研 究 博 士 論 文 シ リ ー ズ 』 (No.1)広 島 大 学 教 育 研 究 セ ン タ ー 小 方 直 幸2006「 大 学 教 育 と労 働 市 場 の 研 究 回 顧 と展 望 」 『大 学 論 集 』(第36集)広 島 大 学 高 等 教 育 研 究 開発 セ ン タ ー 労 働 政 策研 究 ・研 修 機 構 編2007『 大 学 生 と就 職 職 業 へ の移 行 支 援 と人 材 育 成 の 視 点 か らの 検 討 』 (労働 政 策研 究 報 告 書No.78)労 働 政 策 研 究 ・研 修 機 構 沢 田健 太2011「 大 学 キ ャ リ アセ ン ター の ぶ っ ち ゃ け話 知 的 現 場 主 義 の 就 職 活 動 』 ソ フ トバ ン ク ク リエ イ テ ィブ 中 央 教 育 審 議 会2011「 今 後 の 学 校 教 育 に お け る キ ャ リア 教 育 ・職 業 教 育 の あ り方 に つ い て(答 申)」 http:〃www.mext.go.jp/b _menu/shingi/chukyo/chukyoO/toushin/1301877.htm(2011年12月14日 閲覧) 上 西 充 子 編2007「 大 学 の キ ャ リ ア支 援 実 践 事 例 と省 察 』 経 営 書 院 安 田雪1999『 大 学 生 の就 職 活 動 』(中 公 新 書1462)中 央 公 論 新 社 吉 本 圭 一2003「 大 学 教 育 の 職 業 生 活 へ の 関連 性 」 日本 労 働 研 究 機 構 編 「高 等 教 育 と職 業 に 関 す る 日欄 比 較 高 等 教 育 卒 業 者 調査 の 再 分 析 』(調 査 研 究 報 告 書No.162)日 本 労働 研 究 機 構 (2011年12月21日 受 理)

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私 立大学 にお ける専 門教 育 とキ ャ リア形 成 支援(1) 137 2008年10・ll月 実 施

大 学生 の キ ャリア と就職 に関す る調 査

桃 山学院大学 社会学部社会学科 准教授 岩 田 考 【調査 ご協 力 の お願 い】 この度,桃 山学 院 大 学総 合 研 究 所 共 同 プ ロジ ェ ク ト 「「大学 生 』 に関す る総 合 的研 究 」(研 究 代 表:木 下栄 二)の 一 環 と して,大 学生 のみ な さん に ア ンケ ー トの ご協 力 をお 願 い す る こ とに な りま した。 この 調査 の 目 的 は,大 学 生 の み な さん の働 くこ とや就 職 に関 す る意 識 を把 握 す る こ とにあ ります。 調査 の デ ー タは,研 究 お よび キ ャ リア セ ン ター等 の改 善 の た めの 提 案以 外 の 目的 で使 用 す る こ とはあ りませ ん。 結果 の概 要 に つい て は,先 生 を通 じて今 学期 中 にお 知 らせ す る予定 です 。 また,み な さんの 回 答 は,す べ て 統計 的 に処理 し,結 果 は集 計 表 の形(数 字)で 出 します の で,プ ラ イバ シー を侵 害 す る な どの ご迷 惑 を か ける こ と は決 して あ り ませ ん。 そ の 点 は ど うか ご安 心 くだ さって,ど うぞ あ りの ま ま にお答 え くだ さい ます よ うお願 い 致 します 。 お忙 しい とこ ろ誠 に恐縮 です が,調 査 に ご協 力 い ただ き ます よ う よろ し くお願 い 申 し上 げ ます 。 【お 問 い合 わ せ先 】 桃山学院大学社会学部社会学科准教授 いわ た こう 岩 田 考E-mail: 電話

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● は じ め に,あ な た ご 自 身 に つ い て お 聞 き し ま す 。 F1 [ あ なた が所 属 して い る大 学 ・学部 ・学 科 は どこで す か。 ]大 学[]学 部 F2あ なた は,女 性 で す か,そ れ と も男 性 で す か F3あ なた は,何 歳 で す か 満[ F4 F5 F6 1 F7 1 ]歳 1.女 あ な た は,何 年 生 で す か:1.1年 生2.2年 生 あ な た は,海 外 か ら の 留 学 生 で す か:1.は い あ な た は,現 在 ど こ に 住 ん で い ま す か 。 自 宅2.一 人 暮 ら し(下 宿 を 含 む) あ な た は, 体 育 会 2.男 3.3年 生 2.い いz [ ]学 科 4.4年 生5.5年 生 以 上 3.そ の 他(具 体 的 に:) ク ラ ブ や サ ー ク ル に 所 属 し て い ま す か 。 あ て は ま る も の す べ て に ○ を つ け て くだ さ い 。 3.文 化 ・芸 術 系 の 学 内 サ ー ク ル 5.ボ ラ ン テ ィ ア 系 の サ ー ク ル 7.イ ベ ン ト ・交 流 系 の 学 内 サ ー ク ル 9.他 大 学 の サ ー ク ル 11.所 属 し た こ と は あ る が 現 在 は 所 属 し て い な い ● 次 に,あ な た の 学 生 生 活 に つ い て お 聞 き し ま す 。 Q1 ま る も の に1つ だ け0を つ け て く だ さ い 。 1.専 攻 し た い 学 問 ・研 究 だ っ た か ら 3.学 力 レ ベ ル が あ っ て い た か ら 5.ま わ り の 友 だ ち が 行 くか ら 7.友 人 ・先 輩 の す す め 9.先 生 の す す め 11.そ の 他(具 体 的 に: 2.学 生 自 治 の 団 体 4.学 術 ・社 会 系 の 学 内 サ ー ク ル 6.ス ポ ー ツ 系 の 学 内 サ ー ク ル 8.複 数 の 大 学 の 学 生 で 構 成 す る サ ー ク ル 10.そ の 他(具 体 的 に:) 12.一 度 も所 属 し た こ と は な い あ なた は,大 学 に 入学 す る際,現 在 在籍 してい る学部 を どの よ うな理 由 で選 び ま した か。 最 もあ て は 2.将 来 の 進 路 の た め 4.学 部 の 就 職 状 況 が 良 い た め 6.家 族 の す す め 8.恋 人 の す す め 10.何 と な く ) Q2 優(A) 良(B) 可(C) []割 く ら い []割 く ら い []割 く ら い あ な た の 大 学 で の 成 績 を 教 え て く だ さ い 。 不 可 の 割 合 は 除 い て,合 計 して10割 に な る よ う お 答 え く だ さ い 。 5段 階 評 価 の 場 合(例 え ば 秀 ・優 ・ 良 ・可 ・不 可)は,上 位2つ を合 わ せ て 優(A)と 考 え て くだ さい 。

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私 立大学 にお ける専 門教 育 とキ ャ リア形 成 支援(1) 139 Q3あ なた は,大 学 の授 業 で どの よう な こ とを最 も学 び た い と思 い ます か 。最 もあて は まる もの に1つ だ け0を つ け て くだ さい。 1.幅 広 い 知識 や もの の見 方 2.専 門 的 な知 識 や 技 能 3.何 か を学 ぶ際 に基礎 とな る力(問 題 を発 見 す る力 ・分 析 的 に考 え る力 ・論 理 的 に文 章 を書 く力 な ど) 4.将 来 の 職業 で 役 立 つ知 識 や技 能 5.コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ン能 力 6.そ の他(具 体 的 に:) Q4あ な た は,大 学 に 入 学 して か ら,専 門 科 目 の 勉 強 ・研 究 に ど の 程 度 熱 心 に 取 り組 ん で き ま した か 。 あ て は ま る もの に ○ を つ け て く だ さ い 。 必 ず 番 号 に ○ を 非 常 に あ る程 度 あ ま り ま っ た く 熱 心 熱 心 熱 心 で は な い 熱 心 で は な い つ け て か ら 1234お 進 み くだ さい

【Q4で 「熱心 」 と答 えた方 にお 聞 き します 】 SQ熱 心 に取 り組 んで きた理 由 は何 です か。 最 も あ て は まる もの に1つ だ け○ をつ け て くだ さ い0 1.将 来 の進 路 の ため 2.資 格 取 得 の た め 3.社 会 に出 て役 立 ちそ うだ か ら 4.興 味 を もて た か ら 5.専 門 的 な知識 や 技 能 が 身 につ くか ら 6.そ の他(具 体 的 に: ) 【Q4「 熱 心 では ない」 と答 えた方 に お聞 き します】 SQ熱 心 に取 り組 ん で こ なか っ た理 由 は何 です か 。 最 もあ て は まる もの に1つ だ け0を つ け て く だ さ い 。 1。 将 来 の 進 路 に つ な が ら な い か ら 2.資 格 取 得 で き な い か ら 3.社 会 に 出 て 役 立 た な い か ら 4。 興 味 を も て な い か ら 5.専 門 的 な 知 識 や 技 能 が 身 に つ か な い か ら 6.そ の 他(具 体 的 に: ) Q5あ な た は,大 学 に 入 学 し て か ら,次 の よ う な こ と に ど れ く ら い 熱 心 に 取 り組 ん で き ま し た か 。 ① か ら ⑨ の そ れ ぞ れ に つ い て,あ て は ま る も の に ○ を つ け て くだ さ い 。 あ ま り まっ た く 非 常 に あ る程 度 して い な い 熱 心 熱 心 つ きあ い が ない 熱 心 熱 心 で は な い で は な い ① 一 般 教 養 の 講 義 ・勉 強12345 ② 実 習 ・実 験12345 ③ ゼ ミ ・卒 業 研 究12345 ④ 自主 的 な 勉 強 会12345 ⑤ ク ラ ブ ・サ ー ク ル 活 動12345 ⑥ ア ル バ イ ト12345 ⑦ ボ ラ ン テ ィ ア 活 動12345 ⑧ 友 人 と の つ き あ い12345 ⑨ 恋 人 と の つ き あ い12345

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Q6あ な た は,① か ら⑩ の よ う な 経 験 を 通 じ て,以 下 の よ う な 力 が つ い た と思 い ま す か 。 そ れ ぞ れ に つ い て,あ て は ま る もの す べ て に ○ を つ け て くだ さ い 。 1.積 極 性 自 ら進 ん で 意 見 を発 言 した り,行 動 す る力 2.協 調 性 自分 の ま わ りの 人 た ち と協 力 す る 力 3.統 率 力 まわ りの 人 た ち を引 っ 張 って い く 力 4.独 創 性 新 しい モ ノ や ア イ デ ア を生 み 出す 力 5.責 任 感 責 任 を も っ て 行 動 す る 力 6.ど の 力 もつ い て い な い 7.し て い な い ① 一般 教 養 の 講 義 ・勉 強 1.積 極 性 2.協 調 性 3.統 率 力 4.独 創 性 5.責 任 感 6.つ いていない 7.し てい な い ② 専 門 科 目の 講 義 ・勉 強 1.積 極 性 2.協 調 性 3.統 率 力 4.独 創 性 5.責 任 感 6.つ いていない 7.し てい な い ③ ゼ ミ ・卒 業 研 究 1.積 極 性 2.協 調 性 3.統 率 力 4.独 創 性 5.責 任 感 6.つ いていない 7.し てい な い ④ キ ャ リア 教 育 科 目 注1) 1.積 極 性 2.協 調 性 3.統 率 力 4.独 創 性 5.責 任 感 6.つ いていない 7.し てい な い ⑤ 就職対 策講座 注2) 1.積 極 性 2.協 調 性 3.統 率 力 4.独 創 性 5.責 任 感 6.つ いていない 7.し てい な い ⑥ ク ラ ブ ・サ ー クル 活 動 1.積 極 性 2.協 調 性 3.統 率 力 4.独 創 性 5.責 任 感 6.つ いていない 7.し てい な い ⑦ ア ル バ イ ト 1.積 極 性 2.協 調 性 3.統 率 力 4.独 創 性 5.責 任 感 6.つ いていない 7.し てい な い ⑧ ボ ラ ンテ ィ ア活 動 1.積 極 性 2.協 調 性 3.統 率 力 4.独 創 性 5.責 任 感 6.つ いていない 7.し てい な い ⑨ 友 人 との つ きあ い 1.積 極 性 2.協 調 性 3.統 率 力 4.独 創 性 5.責 任 感 6.つ いていない 7.し てい な い ⑩ 恋 人 との つ きあ い 1.積 極 性 2.協 調 性 3.統 率 力 4.独 創 性 5.責 任 感 6.つ いていない 7.し てい な い 注1)キ ャリア教 育科 目:将 来 の職 業 などに関 する正規 の授 業 注2)就 職対 策講座:エ ン トリー シー トの書 き方 指導 な ど就 職課 やキ ャリ アセ ンター等が 実施す る正規 の授 業以外 の講座 ● 次 に,将 来 就 き た い 職 業 や 仕 事 に 関 す る 意 識 な ど に つ い て お 聞 き し ま す 。 Q7大 学 に 入 学 した 時,将 来 就 き た い 職 業 が あ り ま し た か 。 あ て は ま る も の に1つ だ け ○ をつ け て くだ さ い 。 1.は っ き りあ っ た2.な ん と な く あ っ た3.な か っ た 必 ず番 号 に○ をつ け てか ら お進 み くだ さい 【Q7で 「1.は っ き り あ っ た 」 「2.な ん と な く あ っ た 」 と 答 え た 方 に お 聞 き し ま す 】 SQそ の 職 業 に 現 在 も就 き た い と思 っ て い ま す か 。 あ て は ま る も の に1つ だ けOを つ け て く だ さ い 。 1.そ の 職 業 に 就 き た い2。 他 の 職 業 に 就 き た い3.現 在 就 き た い 職 業 は な い ・ 1 現在,将 来 就 きたい と思 う職 業 が あ ります か 。 あ て は まる もの に1つ だ けOを つ け て くだ さい。 は っ き りあ る 2.な ん と な く あ る 3.な い 必 ず番 号 に○ をつ け てか ら お進 み くだ さい 【Q8で 「1.は っ き り あ る 」 「2.な ん と な く あ る 」 と答 え た 方 に お 聞 き し ま す 】 SQ1そ の 職 業 に い つ 頃 か ら 就 き た い と思 う よ う に な り ま し た か 。 あ て は ま る も の に1つ だ け ○ を つ け て く だ さ い 。 1.大 学 入 学 前2.大 学1年 の 時3.大 学2年 の 時4.大 学3年 の 時5.大 学4年 以 降

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私 立大学 にお ける専 門教 育 とキ ャ リア形 成 支援(1) 141 【Q8で 現 在 就 き た い 職 業 が 「1.は っ き り あ る 」 「2.な ん と な く あ る 」 と答 え た 方 に お 聞 き し ま す 】 SQ2あ な た が,そ の 職 業 に 就 き た い と思 う よ う に な っ た 際 に,次 の よ う な こ と は ど の く ら い 影 響 し ま し た か 。 ① か ら⑯ の そ れ ぞ れ に つ い て,あ て は ま る も の に ○ を つ け て く だ さ い 。 ほ とん ど ま っ た く していない か な り まあ 影 響 しな 影 響 し な っきあいがない 影 響 した 影 響 した か っ た か っ た あてはまらない ① 高 校 ま で の 勉 強1… … …2… … …3… … …4… … …5 ② 専 門 科 目 の 講 義 ・勉 強1… … …2… … …3… … …4… … …5 ③ ゼ ミ ・卒 業 研 究1… … …2… … …3… … …4… … …5 ④ 他 学 部 の 講 義 ・勉 強1… … …2… … …3… … …4… … …5 ⑤ キ ャ リ ア教 育 科 目1… … …2… … …3… … …4… … …5 ⑥ 就 職 対 策 講 座1… … …2… … …3… … …4… … …5 ⑦ ボ ラ ン テ ィ ア 活 動1… … …2… … …3… … …4… … …5 ⑧ ク ラ ブ ・サ ー ク ル 活 動1・ … … ・・2… … …3… ・・… ・4… … …5 ⑨ 留 学1… … …2… … …3… … …4… … …5 ⑩ ア ル バ イ ト1… … …2・ ・… ・…3… … …4… … …5 ⑪ イ ン タ ー ン シ ッ プ1… … …2… … …3… … …4… … …5 ⑫ 就 職 活 動1… … …2… … …3… … …4… … …5 ⑬ 趣 味 ・習 い 事1… … …2… ・… ・・3… … …4… ・・… ・5 ⑭ 家 族 や 先 輩 な ど身 近 な 人 の 話 や 働 く姿 … …1・ … ・… ・2… … …3… … …4… … …5 ⑮ 街 な どで 出 会 っ た 人 の 話 や 働 く姿(⑭ は 除 く)…1… … …2… … …3… … …4・ … ・・…5 ⑯ テ レ ビ ・映 画 ・本 に 出 て くる 人 の話 や 働 く姿 …1… … …2・ ・… ・…3… … …4… … …5 Q9あ な た に と っ て,働 く 目 的 と は 何 で す か 。 最 も あ て は ま る も の に1つ だ け0を つ け て くだ さ い 。 1.生 活 の た め 3。 自分 の 能 力 を発 揮 す る た め 5.資 格 や 能 力 を 身 に つ け る た め 7.働 く こ と が 好 き だ か ら 9。 そ の 他(具 体 的 に: 2 4 6 8 .社 会 人 と して責 任 を果 たす ため .老 後 に安 定 した生 活 を送 る ため .夢 の実 現 の た め .特 に 目的 意識 は ない ) Q10あ な た とっ て,理 想 的 な職 場 とは どの よう な もの で す か。 最 も重 視 す る もの か ら順 に3つ まで 選 び, そ の番 号 を 〔 〕 内 に記 入 して くだ さ い。 ①1番 目 〔 〕 ②2番 目 〔 〕 ③3番 目 〔 〕 1.高 収 入が 得 られ る 3.転 勤 が ない 5.人 間 関係 が 円満 であ る 7.専 門 的 な知 識 や技 能 が 身 につ く 9.仕 事 と家 庭 が両 立 で きる 11.自 分 の裁 量 で仕 事 が で きる 13.そ の他(具 体 的 に: 2.労 働 時 間 が 短 い 4.福 利 厚 生 が 充実 して い る 6.仕 事 が お も しろ い と感 じ られ る 8.社 会 的 に評価 さ れ る 10.長 期 雇 用 が保 障 され る 12.実 力 主 義 が 浸透 して い る )

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Q11あ な た は,自 ら の 職 業 に つ い て の 適 性 を ど の 程 度 把 握 し て い る と 思 い ま す か 。 最 も あ て は ま る も の に 1つ だ け0を つ け て くだ さ い 。 1。 は っ き り把 握 して い る2.あ る程 度 把 握 して い る3.あ ま り把 握 して い ない4。 ま った く把 握 してい ない Q12あ な た は,将 来 の 仕 事 に 関 す る こ と を,次 の よ う な 人 た ち と 話 す こ と が あ り ま す か 。 ① か ら ⑨ の そ れ ぞ れ に つ い て,あ て は ま る もの に ○ を つ け て く だ さ い 。 よ く あ る程 度 あ ま り ま っ た く い な い 話 す 話 す 話 さ な い 話 さ な い ① 親 な ど の 保 護 者1… … …2… … …3… … …4… … …5 ② き ょ う だ い1… … …2… … …3… … …4… … …5 ③ 親 戚(① と② は 含 ま な い)1… … …2… ・・… ・3… … …4・ ・… ・…5 ④ 大 学 入 学 以 前 か らの 友 人 ・先 輩 ・後 輩1… … …2… … …3… … …4… … …5 ⑤ 大 学 の 友 人 ・先 輩 ・後 輩(④ は 含 ま な い)… … …1… … …2・ … ・・…3… … …4・ ・… ・…5 ⑥ ア ル バ イ ト先 の 友 人 ・先 輩 ・後 輩(④ と⑤ は 含 ま な い)…1・ ・… … ・2… … …3… … …4… … …5 ⑦ 恋 人1… … …2… … …3… … …4… … …5 ⑧ 大 学 の 先 生1… … …2… … …3… … …4… … …5 ⑨ 就 職 課 ・部 や キ ャ リ ア セ ン タ ー の 職 員1… … …2… … …3… … …4… … …5 Q13あ な た が将 来 働 く際,最 初 の勤 め 先 で い つ まで 働 きた い と思 い ます か 。最 もあ て は まる もの に1つ だ け0を つ け て くだ さい 。 1.最 初 の勤 め 先 で定 年 まで働 きたい 2.最 初 の勤 め 先 で一 定 期 間働 い た後,転 職 した い 3.最 初 の勤 め 先 で一 定 期 間働 い た後,独 立 した い 4.最 初 の勤 め 先 で一 定 期 間働 い た後,仕 事 をや め た い 5。 そ の他(具 体 的 に:) Q14あ な た が将 来 働 きは じめ て,仕 事 を辞 め た い と思 う と した ら,ど の よ うな時 だ と思 い ます か 。 最 もあ て は ま る もの に1つ だ け○ をつ けて くだ さい 。 1.や りが い を感 じない 時2.会 社 の将 来 に期 待 で きな い時 3.給 料 が 低 い 時4.休 みが 少 な い 時 5。 人 間 関係 が う ま くい か な い時6.意 見 が 認 め られ ない 時 7.業 績 が 正 当 に評価 され な い 時8.そ の他(具 体 的 に:) Q15あ な た は,大 学 に 入 学 し て か ら,イ ン タ ー ン シ ッ プ に 参 加 し た こ と が あ り ま す か(あ る い は 現 在 参 加 し て い ま す か)。 あ て は ま る もの に1つ だ け0を つ け て くだ さ い 。 1.参 加 し た こ と が あ る(あ る い は 現 在 参 加 して い る) 2。 参 加 し た こ と は な い が,今 後 参 加 し た い(参 加 す る 予 定 で あ る) 3.参 加 し た こ と も な い し,今 後 も 参 加 す る 予 定 は な い

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私 立大学 にお ける専 門教 育 とキ ャ リア形 成 支援(1) 143 ● 次 に,大 学 の 就 職 課 ・部 や キ ャ リア セ ン タ ー に つ い て お 聞 き し ま す 。 Q16次 の よ う な 大 学 の 就 職 課 ・部 や キ ャ リ ア セ ン タ ー の キ ャ リ ア 形 成 支 援 や 就 職 支 援 は,ど の 程 度 役 に 立 ち ま し た か 。 ① か ら ⑭ の そ れ ぞ れ に つ い て,あ て は ま る も の に ○ を つ け て くだ さ い 。 あ ま り 役 立 た 利 用 して や や 役 立 っ た 役 立 っ た 役 立 た な か っ た い ない な か っ た ① 配 布 さ れ た 就 職 手 帳 や 就 職 ノ ー ト1… … …2… … …3… … …4… … …5 ② ビ ジ ネ ス マ ナ ー の 指 導1… … …2… … …3… … …4… … …5 ③ 適 性 検 査1___2___3___4___5 ④ 資 格 取 得 の 支 援1… … …2・ … … ・・3… … …4… … …5 ⑤ 自 己 分 析 の や り方 の 指 導1… … …2… … …3… … …4… … …5 ⑥ 履 歴 書 や エ ン ト リ ー シ ー トの 書 き 方 の 指 導 …1… … …2… … …3… … …4… … …5 ⑦OBやOGの 名 簿 や 紹 介1… … …2… … …3… … …4… … …5 ⑧ 内 定 者 と の 交 流 会1… … …2… … …3… … …4… … …5 ⑨ 学 内 企 業 説 明 会1… … …2… … …3… … …4… … …5 ⑩ イ ン タ ー ン シ ッ プ1… … …2… … …3… … …4… … …5 ⑪SPI対 策 や 就 職 模 擬 試 験1… … …2… … …3… … …4… … …5 ⑫ 公 務 員 試 験 や 教 員 試 験 の 対 策1… … …2… … …3… … …4… … …5 ⑬ 模 擬 面 接1… … …2… … …3… … …4… … …5 ⑭ 個 別 企 業 の 情 報 ・求 人 情 報 の 提 供1… … …2… … …3… … …4… … …5 Q17あ な た は,就 職 課 ・部 や キ ャ リ ア セ ン タ ー の キ ャ リ ア 形 成 支 援 や 就 職 支 援 に 満 足 し て い ま す か 。 最 も あ て は ま る も の に1つ だ け○ を つ け て く だ さ い 。 大変 満足 している 1 ま あ あ ま り ま っ た く 利 用 して い な い 満 足 して い る 満 足 して い な い 満 足 して い ない の で わ か ら な い 2 3 4 5 Q18あ な た は,今 後,ど の よ うな キ ャ リア形 成 支 援 や 就 職 支援 を展 開 した らよい と思 い ます か。 あ て は ま る もの すべ て に0を つ け て くだ さい 。 1.積 極 的 な ア ドバ イス や サ ポ ー ト15.そ の 他(具 体 的 内容 をお 書 き くだ さい 。) 2.身 だ しなみ や マ ナ ーな ど就 職 活 動 の基 本 指 導 3。 担 当職 員 の 増 員 4。 就職 活 動 に限 定 され な い学 生 生 活全 般 の指 導 5.積 極 的 な求 人情 報 の 提 供 6.内 定 者 との 交流 機 会 の 拡大 7.OBやOGと の交 流 機 会 の拡 大 8。 イ ンタ ー ン シ ップの 機 会 の拡 大 9。 学 内 で の企 業 説 明会 の 増大 10.カ ウ ンセ ラー に よ る精 神 的 なサ ポ ー ト 11.外 部 講 師の 導 入 な ど支 援機 能 の 外 部委 託 12.正 規 の授 業 と しての キ ャ リア教 育 科 目の設 置 や拡 大 13。 学生 自 らが 企 画 ・運 営 す る学 生 主 導 の支 援 14。 全員 参 加 型 の就 職 活 動 対 策 の ため の合 宿

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以 下 のQ19∼Q20は3年 生 以 上 の 方 の み お 答 え くだ さ い 。1・2年 生 の方 は9ペ ー ジ のQ27へ お 進 み くだ さ い 。 ● 次 に,就 職 活 動 に つ い て お 聞 き し ま す 。 Q19あ な た は,3年 生 の10月 頃,就 職 に つ い て,ど の よ う に 考 え て い ま し た か 。 最 も あ て は ま る も の に1 つ だ け ○ を つ け て くだ さ い 。 1.遅 く と も 卒 業 す る ま で に は 決 め た い 2.別 に 卒 業 す る ま で で な く て も就 職 で き れ ば よ い 3。 収 入 が 得 ら れ る の で,ア ル バ イ トや 派 遣 で も よ い 4.特 に 就 職 し よ う と は 考 え て い な か っ た Q20あ な た は,就 職 に 備 え て 次 の こ と を し ま し た か 。 ① ∼ ⑧ に つ い て,そ れ ぞ れ 何 年 生 の 何 月 ご ろ か ら行 い 始 め た か を 〔 〕 に記 入 して く だ さ い 。 行 っ て い な い 場 合 は,「2」 に0を つ け て くだ さ い 。 1.行 っ た 2.行 っ て い な い ① 大学 主 催 の ガ イ ダ ンス に参 加 した 〔 〕 年 生 の 〔 〕 月頃 か ら 2 ② 就 職 支 援 サ イ ト(リ クナ ビな ど)に 登 録 した 〔 〕 年生 の 〔 〕 月頃 か ら 2 ③ 就 職 活 動 の た め の 自己 分析 を始 め た 〔 〕 年生 の 〔 〕 月頃 か ら 2 ④ イ ンタ ー ネ ッ トな どで企 業 に資 料 請 求 を した 〔 〕 年生 の 〔 〕 月頃 か ら 2 ⑤OB・OGに 連 絡 を と っ た 〔 〕 年生 の 〔 〕 月頃 か ら 2 ⑥ エ ン ト リ ー シ ー ト を 提 出 し た 〔 〕 年 生 の 〔 〕 月頃 か ら 2 ⑦ 企 業 説 明 会 や セ ミナ ー な どに参 加 した 〔 〕 年生 の 〔 〕 月頃 か ら 2 ⑧ 企業 で人事面接 を受けた 〔 〕 年生 の 〔 〕 月頃 か ら 2 Q21あ な た は現 在,就 職 活 動 を して い ます か。 そ れ ぞ れあ て は ま る もの に1つ だ け○ をつ けて 下 さい。 1.し て い る

1.内 定(内 々 定)を も ら っ た が,ま だ 就 職 活 動 を し て い る 2.ま だ 内 定(内 々 定)を も ら っ て い な い の で,就 職 活 動 を し て い る 2'し て い ない \ 1.内 定(内 々 定)を も ら っ た の で,就 職 活 動 を や め た 2.内 定(内 々 定)を も ら っ て い な い が,就 職 活 動 を や め た 3.始 め か ら 就 職 活 動 を し て い な い 以 下 のQ22∼Q23は 少 しで も就 職 活 動 を した 方 の み お 答 え く だ さ い 。 他 の 方 は9ペ ー ジのQ27へ お 進 み くだ さい 。 Q22あ な た は,自 分 が 行 っ た就 職 活 動 に どの程 度 満 足 して い ます か 。 最 もあ て は ま る もの に1つ だ け○ を つ け て くだ さ い 。 大 変 まあ あ ま り 満 足 して い る 満 足 して い る 満 足 して い な い 123 ま っ た く 満 足 して い な い 4

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私 立大学 にお ける専 門教 育 とキ ャ リア形 成 支援(1) 145 Q23あ な た の就 職 活 動 に お い て,① ∼⑦ に あ て は ま る企業 は それ ぞ れ何 社 ず つ で す か 。 数 を 〔 〕 に記 入 して下 さい 。 な けれ ば0を 記 入 して下 さい 。 ① 資料 を請求 した企業 約 〔 〕 社 ④ 筆記試験 を受けた企業 約 〔 〕社 ② エ ン トリ ー シ ー トを 送 っ た 企 業 約 〔 〕 社 ⑤ 面接 を受 けた企業 約 〔 〕社 ③ 説 明 会 に参加 した 企 業 約 〔 〕 社 ⑥ 内定(内 々定)を も らった企 業 約 〔 〕社 以 下 のQ24∼Q26は 内 定(内 々 定)を も ら っ た 方 に お 聞 き し ま す 。 他 の 方 は9ペ ー ジ のQ27へ お 進 み く だ さ い 。 Q24あ な たが は じめ に内 定(内 々定) 〔 〕 年 生 の 〔 〕 月の を も ら っ た の は い つ で す か 。 1.上 旬 2.中 旬3.下 旬 学 年 と月 を 〔 〕 内 に 記 入 後,1∼3の い ず れ か1つ に○ をつ け て くだ さい Q25卒 業 後 就 職 す る 内 定 先 は,あ な た が 入 社 し た い と 思 っ て い た 企 業 で す か 。 最 も あ て は ま る も の に1つ だ け0を つ け て く だ さ い 。 1.初 め か ら 入 社 し た い と 思 っ て い た 2.途 中 か ら 入 社 し た い と 思 う よ う に な っ た 3.ま だ 入 社 す る こ と を 迷 っ て い る Q26卒 業 後 就 職 す る 内 定 先 の 企 業 に つ い て お 聞 き し ま す 。 ① 本 社 所 在 地 1.〔 〕 都 ・道 ・府 ・県2.海 外 ② 企 業 全 体 の 従 業 員 数 1.29人 以 下2.30∼299人3.300∼999人 5.官 公 庁 ・学 校 な ど6.わ か ら な い ③ 業 種(企 業 の 事 業 内 容) 1.製 造 業 ・建 設 業2.商 社 ・卸 売3. 4.金 融 ・保 険 業5.運 輸 ・通 信 ・電 気 ・ガ ス6. 7.ソ フ ト ウ ェ ア ・情 報 処 理8。 教 育9. 10.公 務11.そ の 他(具 体 的 に 4.1000人 以 上 百 貨 店 ・小 売 店 ・飲 食 店 マ ス コ ミ ・広 告 ・調 査 そ の 他 の サ ー ビ ス 業 ) ④ 職 種 1.決 ま っ て い な い 5.運 輸 ・通 信 の 職 業 9.そ の 他 の 専 門 職 ⑤ コ ー ス 1.総 合 職(転 勤 あ り) 4.そ の 他(具 体 的 に 2.営 業 ・販 売 職3.事 務 職4.技 術 職 6.保 安 ・サ ー ビ ス の 職 業7.製 造 の 職 業8.教 員 ・保 育 士 10。 そ の 他(具 体 的 に) 2.一 般 職 3.い わ ゆ る コ ー ス 別 採 用 は な い )

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④ 3 V 以 下 のQ27∼Q32は す べ て の 方 が お 答 え く だ さ い 。 ● 最後 に,あ な たの 考 え方 や 日頃 の 生活 な どに つ い てお 聞 き します 。 Q27次 の こ と が ら は,あ な た に ど の 程 度 あ て は ま り ま す か 。 ① か ら⑪ の そ れ ぞ れ に つ い て,あ て は ま る も の に ○ を つ け て く だ さ い 。 ど ち らか どち らか そ うで は そ う だ とい え ば とい えば な い そ うだ そ うでは ない ① 政 治 に 関 心 が あ る1… … …2…'… °'3… … …4 ② 悩 み ご と を カ ウ ン セ ラ ー に 相 談 し て み た い1… … …2… … …3… … …4 ③ ほ と ん ど の 人 は 信 頼 で き る1… … …2… … …3… … …4 ④ ど ん な 場 面 で も 自分 ら し さ を 貫 く こ と が 大 切 だ1… … …2… … …3… … …4 ⑤ 容 姿 に 自信 が あ る1… … …2-… ・・3… … …4 ⑥ 誰 と で も す ぐ仲 良 く な れ る1… … …2… ・・… ・3… … …4 ⑦ 表 情 や し ぐ さ で 相 手 の 思 っ て い る こ と が わ か る1… … …2… … …3… … …4 ⑧ 人 の 話 の 内 容 が 間 違 い だ と 思 っ た と き に は1… … …2… … …3… … …4 自 分 の 考 え を 述 べ る よ う に し て い る ⑨ 気 持 ち を お さ え よ う と して も,そ れ が 顔 に 表 れ て しま う …1・ … … ・・2… … …3… … …4 ⑩ ま わ り の 人 た ち と の あ い だ で トラ ブ ル が 起 きて も,… …1… … …2… … …3… … …4 そ れ を 上 手 に 処 理 で き る ⑪ 感 情 を 素 直 に あ ら わ せ る1… … …2… … …3… … …4 Q28次 に あ げ る こ と は,あ な た の 考 え 方 や 生 き方 に あ て は ま り ま す か 。 以 下 の う ち,あ て は ま る も の す べ て に ○ を つ け て く だ さ い 。 1.年 齢 よ り も,実 績 に よ っ て 給 与 が 決 め ら れ る 方 が よ い 2.収 入 に 恵 ま れ な く て も 自 分 の や りた い 仕 事 を し た い 3.学 校 を 卒 業 し た ら,で き る だ け 早 く就 職 して,親 か ら 経 済 的 に 自 立 す べ き だ 4.フ リ ー タ ー や 派 遣 社 員 は,長 期 間 続 け る べ き 仕 事 で は な い 5.自 分 の や りた い 仕 事 が 見 つ か ら な け れ ば 働 か な く て も よ い 6.努 力 す れ ば 満 足 で き る 地 位 や 収 入 は 得 ら れ る も の だ 7.私 生 活 を 犠 牲 に し て ま で,仕 事 に 打 ち 込 む つ も り は な い 8.収 入 が 高 く な く て も,家 か ら近 い と こ ろ で の 仕 事 が い い 9.学 歴 は,本 人 の 実 力 を か な り反 映 し て い る 10.将 来 に 備 え て 耐 え る よ り,今 とい う 時 間 を 大 切 に し た い 11.将 来 に つ い て 夢 を持 っ て い る 12.あ て は ま る も の が な い

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