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ミシン針の布貫通力に影響を及ぼす縫製条件

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(1)

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38

49-56(1990) 武康川女子大紀要(自然科学)

、シン針の布貫通力に影響を及ぼす縫製条件

川 西 定 子

(武庫川

i

女子大学家政学部被服学科)

Sewing C

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Sadako 五awanishi

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of Economics

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P. 2

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Wp• 4-5 ・

緒 言

縫製作業では, ミシン針による被縫布への機械的な 館態による損傷や,針と被縫布との摩擦による針温度 の上昇に起関するミシン糸の溶融切れや被縫布の溶融 穴の発生等の縫製欠陥を生ずることがある この対策 を行うために布貫通カト9)及びミシン針の温度9-15) の測定,解析が行われている. 貫通力の測定は,ヲ!張り試験機を利用する3. 9) ミシンの針棒に検出器を取付ける4) 縫製布がミシ ン針から受ける力をミシンの針板部分で検出する5) 等の方法で行われ,針の貫通速度,針の太さ,形状, 布の性質,重ね枚数が貫通力に及ぼす影響が報告され ている. 前報3)では引張試験機を

F

おいて,低速域で貫通, 引抜きカを測定した.その結果,貫通,引抜きカ胎線 で簡まれる機械的仕事のうち,約70"10は貫通仕事で 占められていた. 本研究では,池上ら51と向様に,布がミシン金

i

か ら受けるカをミシンの針板相当板部分で検出する方式 を用い,ソレノイドを利用して,実際の縫製作業に近 い食通速度で駆動する布貫通力測定機を試作した.こ の測定機を用いて,貫通力および貫通仕事に及ぼす布 の重ね枚数,針径,童!の先端形状について検討した. 本実験の貫通速度は前報31の延長線上にあり,試料 布や金-1の種類等笑殺の範聞を広げて行った結果から得 られた基礎的知見を報告する.

試作機の概要と実験方法

1 .試作した布貫通力測定機の概要および実験方法 試作機の概要を模式的に

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1

(

a

)

に,民通力検出 部分の写真を

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.

1

(

b

)

に示す.本報では,針が布を 貫通するとき,針に加わる布貫通カヨピ針板相当板の変、 形により検出する方法を採用している.このために, 針板椴当板

(

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b

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の写真では⑬の下方部分)を カ計⑬として用いた.カ計(悶脊振動数5KHz)はl協 8. 0醐,スパン 23.5胴,

s

事さ 1. 0聞の燐青銅板に 2枚の半導体ゲージ⑬を接着して 2ゲ…ジ法で用い た.⑬の中央に針板の穴に相当する直径

2.

2

闘の穴 をあけた.押え金相当板⑬は,針i仮綴当板と同じ憾で, 中央に向じ径の穴をあけた.これらの針板相当板⑬と 押え金格当板⑬の胞に約25醐中高の試料布を係入し, - 49ー

(2)

()II 間)

①basic plank ②εxt己rnal trigger micro switch

Q

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pl a時巴「 ③solenoid ⑤ circular bar corresponding need I e bar ⑤ displ主ce問ent t ransd uce r

⑦s 1 i d i ng b回 rlng ③ iron bar

cor巴bar

⑬ connecting plate QPchuck ⑫ sewlng n巴巴dle ⑬ plate corresponding presser foot

⑧ plat巴corr己sponding throat plate (forc己transducer)

⑬ specimen ⑮S巴ml輔conductor strain gage

Fig.1. (a)Model diagram of the penetration apparatus especially designed. (b)Photolate of force transducer (the lower part of⑬ correspondω ⑬).

(

a

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E J h υ

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2fI協のねじで締めつけて,抑え圧を調節した.前報3) の結果によると,押さえ

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1 kg以とでは貫通力に対す る押さえ庄の影饗はほとんどないことが縫かめられて いるので,ねじにより lkg以上の一定の押え肢に試料 を締めつけた ミシン針は, ソレノイド④(10kg,日本コントロー ノレ製)に針様相当丸棒告を緩統し,その先にミシン針 ⑫を開立さした. ミシン針⑫はソレノイド④によって駆 動した.針の移動設は変位計⑥(ID-3570-20 新興 通信工業製)を用いて検出した.針のストローグはプ ランジャー③の移動距離で定まり, 31. 0鵬で、ある. 針先が針板相当板上簡より貫通する距離は15mmの一 定設とした.針板相当板上衝とはFig.1の部番⑬の ゲージ接着衝と反対の関,すなわち,試料布と接する 聞である. 貫通力および針の移動設は各々動ひずみ計 (4007F 新 興 通 信 工 業 製 ) か ら ト ラ ン ジ ェ ン ト メ モ リ (PM501渡辺部器製)に一息記録させた後 2ベン自 動王子衡型記録計(SR652-H渡辺測器製)に貫通力一 時間線図,針移動食 時間線図な記録し,貫通力と鉛 移動議の関係を求めた.針板相当板から一定の針移動 位置でトランジェントメモザーへの記様を開始するた めに,プランジャー③の移動により外部マイク口スイ ッチ③を作動させ,そのトリガ 信号を利用してトラ ンジェントメモリーへの入力時期を一定に保った.浪日 定は試料布の重ね枚数を 2~5 枚に変化させて各々 10 間行った. 2.針の平均速度とミシンのよ軸回転数との関係 測定した針移動最Lp一 時 間

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線と貫通カWp 時間t前線をFig.2に示す.いずれの臨もトランジ ェントメモリーへの間一入力時間a点から記録を開始 した.針先端はb位置で針板相当板の上爾に達し b からdまで15醐間移動させて貫通力を測定した.bc, cd間は各々4脚, 11醐で、ある.針の玉]z均速度は bc 間 cd問では各々 9.40 X 104, 12. 57 x 104阻

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となる. 一般の本縫ミシンの針棒はピストンークランク機構 で駆動し,針先が試料上回に達する位

i

資でほぼ最高速 度を示す.本受験装経による針板相当板上筒近辺の王子 均速度9.40x1041阻

Imin

をミシン針の先端が試料上 聞に位置するときの最高速度と仮定して,次の(1)式 を用いて, ミシンの上取

h

回転数を試算する. (R/L) υ=的R{sino--y-sin20}一一一(1) (1)式は後程述べるようにR/L>1であるので,前 議長3)の針速度uの式の (R/L)3以上の項を省略した式 である.式仁科の記号は, クランク半径

R

, クランク ロッドの長さL,針稼j二死点を0。としたクランクの 閤転角。及びクランクの角速度命的である. (1)式の右 辺のー符号は,クランクとクランクロッドが重なった 場合を0=O.にしたためである.ここで,工業用本縫 - 50

(3)

ミシン針の布貫通カに影響を及ぼす縫製条件 F邑brics Sample Number PFaaccktionrg Weight Thicknes Weft Warp Table 1. Material 0.30 0.38 0.36 124.4 60.1 69.

0.27 0.14 0.14 71.9 142.7 94.

137.9 162.1 101.6 Weave NO.l NO.2 NO.3 100 100 100 cotton nylon polyester plane plane plane Fabric woven fabric 0.28 0.18 100.2 102.0 0.26

0

.4

0

51.8 51.6 95.3 50.8 cupra65 nylon35 polyester 100 half tricot half tricot knitted fabric NO.4 NO.5 元をTable 1に示す. 実験に使用したミシン針本をTable 2に示す.針ーは 太さを4段階に変化させた普通針 R, 11番のボーノレ ポイント針 S, J, B及びテフロン加工により表商 摩擦を低下させた化繊用スーパー針 SUを用いた.ま た, DBx 1 11番を用いて編地を実際に縫製する際, 地糸切れが生じた場合,地糸切断紡止のために使用さ れる太さが l番手綱いニット専用針, 10番 KNも使 用した. #11

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針の種類,布の枚数Nを変化した場合の貫通カWp 針移動量 Lp曲線の浪

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定例

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をFig. 3 (a)に示す. Fig . 3 (b)は貫通力 Wp一針移動震 Lp曲線の模式閣 であり,針車市の位援を7J'す番号部分 1~6 が布を貫通 する場合,貫通力は Wpに童十車

m

の位置を示す番号 1~6 を付けてき侵した. Wp •1 V土,針の先端lが布を貫通するときに発生す るカである.本笑験の針と布との組合せでは, (a)留 のように,比較的ボーノレポイントの大きい針 Bー 織 物系 (NO.3)に Wp.1のピークが表れたが,その値は Wp2 より低い.前報 3) と向様に,ボーノレポイント針 S-織物系 (NO.3)では,針幹が太くなる 5の針位置 での貫通力 Wp•5が議大値を示す場合もあった.他の 場合は,針径が太くなっている糸穴近辺 2の針位置で の貫通力Wp •2 が最大を示した.従ってWp•2を貫 通カの代表伎として用いた. 1 .布の愛ね枚数および針筏の影響 普通針 R について貫通力 Wp•2の重ね枚数 N およ び針の斡径dの依存性を間報1対数でFig ヰ, Fig. 5

結果および考察

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ト 叶 Fig. 2. Penetration force diagram and Needle motion diagram.

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ミシンでよく採用されているR=15胴, L=45棚, υ が最大となるO口 100。と仮定し, υ口 9.40xlQ4珊

Imin

とした場合, ミシンの上輸回転数に換算すると, 957rpmとなる.

*

1IS B 9076(1987) に ひ

試料布とミシン針

試料布は織物と編物を用いた.これらの試料布の諸

(4)

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Sewing Needles

Type Number Mark Size(鵬) Variety

点 9 R 0.67 0.70

4

11 R

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0.77 0.81 regular

4

16 R 1.02 D 1.04 needle 点 18 R 1.12 maXlmum 1.14 DBxl : diameter at needle

4

11 S 0.06~0.09 position 2 0.76 ba11

H

11 J 訂a11 0. 1O ~0.13 (measured) 0.78 pomt 点 11 B pomt 0.15~0.18 0.81 needle

H

11 SU slze 0.12~0.15 0.81 Teflon coated needle

4

10 KN 0.08~0.11 0.66 needle for knitted fabric本 Table 2. 本notreinforced needle NO.5 DBx1#11R (a) ) ﹄ υ (

ιJENEThEIN抗 日 しp 令 令t t t 234 5 6

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ト10.3N=4 DBx1手11R DBx1#11S

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Fig. 3. (a)Penetration force diagram (N:Number of fabric layers) (b)Relation between needle position and penetration force diagram. N=4 2000 DBx1#10KN 500

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Z O 円 ト ︿ 出 ト 同 之 同 仏 の関係式を求め図の下方に示す. Fig. 4の試料 l枚 の場合の貫通力は本試作機では浪u定できなかったので 重ね枚数 N を 2 枚 ~5 枚に変化した場合の各測定値 を絡んだ線を延長して求めた.針が太くなると震ね枚 F h u Lp に示す. Fig. 4 の n は針番手を表す.貫通力 Wp•2 と重ね枚数 N および針の幹筏 dとの間には箆線関係 が認められ,貫通カは荷者の増加に伴って指数関数的 に増加する.資通力と布の震ね枚数および童{の幹怪と PENETRATION

(5)

ミシン針の布食通力に影警還を及ぼす縫製条件 まれた街積て、評{節した,貫通仕事Epの重ね枚数N依 存伎を示した Fig.6より,貫通カと問様に,両者に はほぼ複線関係がみられるので,両者の関係式を求め 図の下方に示す 針径の増加と共に N の指数は大き くなり,図の下方の実験式が示すように試料が違って も,指数の値には大室長はみられない. N の指数は貫 通力の N の指数の範閣に含まれる.食通仕事Epと針 径 dとの関係は,鎌田ら 4) Khanら9)の結果とは異 なり,指数関数的であるとは蓄えなかった.鎌田ら, Khanらは,貫通・引抜きの全仕事を基にした結泉で ある.

2

.

針の先端形状および苦笑蕊仕上げの影響 ミシン針のボーノレポイントの大きさおよび実験に使 用した針の糸穴部分の最大径の実測値 D を Table 2 に示した. D の大きさは, 11番の童十では, ボーノレポ 104

1

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2

NO.1

︿ 印 ) N h 丘﹀﹀ 泊 U 似 O 払 103

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102 2 0 日 ト ︿ 出 ' H M 山 之 同 門 凶 数の増加に伴いまを通抵抗の増加号室が高くなって N の 指数は大きくなる傾向がみられる 本言経験での N の 指数は他の試料も含めると 1~3 の閣に存在している. 最大貫通力はミシ、ノ速度 50~lOOOrpm の範囲では速 度依存性がみられないとの観点、に立って, lOOrpmで

i

JllJ定された最大貫通力は布の重ね枚数に比例すると報 告されている研究結果4)もある. 浮きのほぼ等しい織物 NO.lと編物 N O.4では,重 ね枚数の少ない場合の貫通力は編物の方が高いが,貫 通力の愛ね枚数依存性は織物の方が高い結果であっ た.これは綴物は組織が複雑なために重ね枚数の少な いときの貫通抵抗が高いが,震ね枚数を士援すと Table lに示すように織街度,充燦喜界の大きい織物の貫通抵 抗の増加が大きく Nの指数が大きい結果になる.閣 は示していないが厚さの薄い織物の愛通カは綴物より 低い儀を示したがNの指数は同様に織物の方が大き くなった. Fig. 5より針の幹径との関係も同様に織 物の dの指数の方が編物(図の下方 N O.4の実験式) より大きくなっている.また,布の宝章ね枚数 N が大 きくなると,貫通カの針接手依存伎は大きくなる傾向 がみられる. 貫通仕事Epは,前報3)と同様に,貫通カ防総で殴

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NO・ 10 4

N 0.

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NO.4

BLADE DIAMETER

E聞pirical equation N 0.1 N=5 Wp.2=3200d

.G' N=4 Wp.

=2200d"s

N=3 Wp.

=1250d

.46 N=2 WP.,= 640d,.36 NO.4 N=5 Wp.

=2600dI.77 N口4 Wp.

=2100d

.77 N=3 WP.,= 1500 d '.64 N = 2 WP.

= 870 d ' 刊 Fig. 5. Dependence of penetration force (W p. 2) on needle blade diameter (d) by varing number of fabric layers (N). η 0#9 〈 量#11 • #16 曜D#18 2 3 45

N (Layer)

NUMBER OF empirical equation #10 Wp.2=220Nl." #10 Wp

2=4s5Nl

"

# 1 s WP,2= 180Nl.73 # 1 s Wp, =3sON1." , # 11 Wp,,= 120Nl." # 11 Wp, =270N, 1.22 1ヰ 9WPω2:= 84NI.54 # 9 ¥VP,2コ230N1.0 Fig. 4. Dependence of penetration force (W p, 2) on number of fabric layers (N) by varing regular nee -dle diameters. - 53 p b n n hHU 5

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(6)

ット専用針 10番 KNの焚通力は最も低い値を示して いる.テアロン加工により針と布間の摩擦抵抗を低下 させた SUの貫通力は,織物 NO.3では Bや Jより小 さく編物 NO.5ではSより小さい.ボーノレポイント針 の場合も先に述べた普通針と向様に図の貫通力と重ね 枚数の間には,続線関係が見られる, 貫通仕事Epは R, S, Jで大きく, KN, SU で小さい傾向を示す.貫通仕事は食通カ曲線の形状に 依存し,主に Wp,2や針幹部の焚

i

極力の影響が大きい と予想されるので,針{立箇 4と5聞の針幹部の

Z

電通カ Wp,4-5をWp,2に対してプロットし, Fig. 8に両輪 対数で示す.関より Wp,2に対する Wp,4_5の{僚は, KN,S,J,Bと順次低下する.すなわち,ボーノレ ポイントが大きくなるに従って Wp,4_5は低下する傾 向がある.また, SUや Rの WP.4-5は比較的小さい. Fig. 8より普通針RのWp,ト5は,他のボールポイ ント童{に比べて Wp,2のわりに低くなっているので, ::tにWp,2が高いためにFig.7のように大きい貫通 仕事を示すと考えられる. Sは,ボ…ノレポイントが 小さく, D部分が細いため Wp,2が低く,針位置 2 の貫通時,布にあけられる穴が小ざい.そのために, Fig, 8のようにWp,4-5が高くなり,前述の Fig. 3 (a)のように Wp,5は Wp,2より大きく出現し,貫通 仕事は高い傾向を示す.Jの Wp.2は Sより高かった が,Fig. 8からWp,4_けまSより低Lために Jの Epは

s

より小さい. Bはボーノレポイントが大きいの で高い Wp,2を示したが, Wp,

d

1:l現時に布に大きな 穴を生じるため, Fig. 8より Wp,4-5は低い.その 結来,貫通仕事は Wp,2の割にやや低い傾向がみら れる.ニット専用針 KNは, Fig. 8より Wp,2に対 する Wp,4_5の伎が最も大きいが Wp,2が最低を示 すために, :l電通仕事は小さく,織物 NO.3では最小で ある 化繊用スーパー針 SUの貫通仕事は小さい傾向 にあり,編物 NO.5では表i1ii仕上げ効果を大きく発揮 して Wp,2は低く,さらにおg. 8より Wp,ト5が最低 を示す結果, j電通仕事は最小の{疫である. 貫通力が小さいほど地糸切れを減少させ,貫通仕事 が小さいほど針温度の上昇を少なくすると考えられて いる6),15)が,この観点から,地糸切れ防止

J

二からは ニット専用金

t

lO番 KN,針温度の上昇による溶融切 断防止上からは,実験に用いた試料の織物 NO.3では 10番 KN,編物 NO.5では SUが適している. Fig. 7の SUと KNの貫通カおよび貫通仕事の震ね枚数依 存伎は, KNより SUが低い場合が多い.従って,本 実験では SUが地糸切断,童

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の昇滋による捺融切断防 関) (JII

NO.1

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NUMBER OF

FABRIC LAYERS

巴問piricaJ equation NO.l 特18 Ep= 1 7N'.7' 1キ16 Ep= 14N'.59 # 11 Ep=7.5N1.60 特 9 Ep=7.4N1.05 NO.4 #18 Ep=14.5N

.65 林16 Ep=12N1.6' 持II Ep= 9N

.59 1キ 9 Ep= 8N"刷 Fig. 6. Dependence of penetration energy (Ep) on number of fabric layers (N) by varing regular nee -dle diameters. イントの小さいJやSでは小さいが他の針ではほと んど変わらない.このような針の先端形状および表面 仕上げの異なる太さ 11番の針と 10番 KN針を用いて 貫通力を測定した結果,先に示したFig.3 (a)のよう に,貫通カ曲線の形状は異なる.重ね枚数が変化した 場合の貫通力W p,2および貫通仕事Epとボーノレポイ ントの大きさの関係をFig.7に示す.横車由はボーノレ ポイントの大きさと重ね枚数 N で表した.縦軸およ び重ね枚数のスケーノレは対数で、示す.貫通力 Wp,2は 先端の尖った普通量十Eえが最も大きく,次いでB,J, SとボーノレポイントおよびDの減少に伴って低下す る.ボーノレポイントが小さく,先端部が細くて長いニ

(7)

N 5 4 p

103[ ミシン鈴の布貫通力に影響を及ぼす縫製条件 NO.3 f百 妙11R 町 一 o#llS …- vヂ11J 『 … 。号炉118 o #11SU - 6手10KN 102

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"!10' Q. ~ 己j にJ 民 O 比 @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ Fig. 8. Relation between Wp • 2 and Wp •4 - 5, force generated by penetration of the needle blade by varing point shape and surface finish of the needle. N の指数は 1~3 の値を示した. 9~寄~18番に針径を 変えた実験では,貫通カは針径dの指数関数で増加 する. Nおよびdの指数は編物より織物の方が大き かった. (2)貫通力Wp.2および貫通仕事Epの値は,針先 形状や針の表磁仕上げによって呉なる.貫通力

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p.2 は普通針 R,これに次ぐボーノレポイント童│ーでは,ボー ノレポイントの大きさの減少に伴い順次低下する傾向が みられた.ボーノレポイントの大きさが近似する針で‘は 化繊用スーパー針

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p.2の方が低かった.また ニット専用金,.10 番 KN の貫通カ Wp•2 も低い結果で あった. 貫通仕事EpI主,普通量rRではWp.2の値が大きい ために,ボーノレポイントの小さい針S ではWp• 4-5が 大きいためにいずれも丸がおかった.ニット専用針 KN は Wp•2が小さいために,化繊用スーパー針 su はWp.2とWp.4-5の両者が小さいためにEpI主低か った.ボーノレポイントの大きい針では Wp2に対する Wp.ト 5が比較的低いために, Epはやや低くなった. ( 10-'

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ci10' ~ 同 U 出 O L ZO] ト ︿ 巴 ト ω Z 同 仏 LAYERS Fig. 7. Dependence of penetration force

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p •2) and penetration energy(Ep) on ball point size by var -ing numるerof fabric layers(N). L.LJ 234 止の点から最適な針であると推測できる.

参考文献

1)Dorkin, C. M. and Chamberlain,

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池上夏樹,菜

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原井通義, -

55-まとめ

ソレノイドを利用し高速時のミシン針の布貫通カ 測定機を試作した.この測定機を用いて,布の~ね枚 数,主十径,針の先端形状および表部仕上げを変化して 貫通カを澱定し,縫糸を用いないミシン童!と布との相 互作用について実験的研究を行った. ヨミな結果を以下に示す. (1)普通針Rの貫通力Wp.2および貫通仕事Epは, 布の重ね枚数 N に依存し,指数関数的に埼加する.

(8)

(川西)

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参照

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