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「コンパクト公衆栄養学 第 3 版」

第 2 刷 修正紙

2018 年 9 月

朝倉書店

 本書 78 ページから 80 ページにかけての「プリシード・プロシード モデル」の図ならびに本文中の説明につきまして誤りがございました.  ご執筆の諸先生方,ならびに読者の皆様に謹んでお詫び申し上げ ますとともに,以下のページの通り訂正させていただきます.  ※本冊子から切り取り,該当頁に貼付してお使い下さい.

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した.このモデルは大きく 2 つの部分に分けられる.すなわち,事前のアセスメントと計画策定 にかかわるプリシード[precede; Predisposing, Reinforcing and Enabling Constructs in Edu-cation/Environmental Diagnosis and Evaluation. 教育/エコロジカルアセスメントと評価のた

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めの準備,強化,実現要因の部分(第 1 ∼第 4 段階)]と,実施にかかわるプロシード[proceed;

Policy, Regulatory and Organizational Constructs in Educational and Environmental

Devel-opment. 教育・環境開発における政策的,法規的,組織的要因の部分(第 5 ∼第 8 段階)]に分 けられる.以下に各段階の内容を説明する.

①第 1 段階:社会アセスメント(social assessment)  対象集団を明らかにし,対象集団にとっ

て最終目的である「QOL(生活の質)の向上」とは何かを, 対象集団の価値観に基づいてアセ スメントする.

②第 2 段階:疫学アセスメント (epidemiological assessment)  第 1 段階の QOL に影響を 及ぼしている健康問題やその指標を設定する.健康問題がいくつかある場合には優先順位が高

いものを選ぶ.次に,健康問題に影響を及ぼす,「遺伝的要因」や「行動とライフスタイル」,「環

境要因」を選定し,行動目標と環境目標を決定する.

③第 3 段階:教育/エコロジカルアセスメント(educational and ecological assessment)  

第 2 段階の「行動とライフスタイル」や「環境要因」に影響を及ぼす要因を,「準備要因」,「強

化要因」,「実現要因」の 3 グループに分けて検討する.

 「準備要因」は,対象の知識,態度,信念,価値,認識などである.「強化要因」は,周囲の

支援,行動後に得られる達成感や報酬などである.「実現要因」は,行動変容や環境改善を可能

にする技術や社会資源などである.

④第 4 段階:運営・政策アセスメントと介入調整(administrative and policy diagnosis)   これまでのアセスメントから,どのような介入プログラムが必要か,また,そのプログラムを 実施する条件として,政策や組織に問題がないか,運営上の技術や社会資源などを検討する. 保健 プログラム 教育戦略 政策 法規 組織 準備要因 知識・態度 強化要因 周囲の支援 実現要因 社会資源 遺伝 行動と ライフスタイル 環境 教育/エコロジカル アセスメント 第 3 段階 第 4 段階 第 2 段階 疫学アセスメント 第 1 段階 社会アセスメント 実施 第 5 段階 プロセス評価 第 6 段階 影響評価 第 7 段階 成果評価 第 8 段階 QOL 健康 (ローレンス・W. グリーン,マ ーシャル・W. クロイター:実 践 ヘ ルスプロモーション− P R E C E D E -P R O C E E D モデ ル による企 画と評 価,神 馬 征 峰 ほ か 訳,医 学 書 院,2 0 0 5) 〈図 5 . 2〉 プリシード・プロシードモデル 運営・政策アセスメント と介入調整

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⑤第 5 段階:実施(implementation)  各段階で設定した目標を達成するために,プログラ ムを実施する. ⑥第 6 段階:プロセス評価(process evaluation)  プログラムがどのように実施されている かを評価する.企画通りに行われているか,対象集団にプログラムは届いているかなどを,ス タッフや参加者の観察や聞き取りを通じて把握する. ⑦第 7 段階:影響評価(impact evaluation)  第 2 段階の目標となる行動とその「準備要因」 「強化要因」・「実現要因」,「環境要因」の各目標が達成されたかを評価する. ⑧第 8 段階:成果評価(outcome evaluation)  第 1 段階,第 2 段階で設定した健康目標や 「QOL の向上」の目的が達成されたかを評価する.

参照

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