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生物のふえ方「観察:「花粉が変化する様子を調べよう」

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Academic year: 2021

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3年 理科学習指導案

1.単元名 5章 細胞と生物のふえ方 2節 生物のふえ方「観察:花粉が変化する様子を調べよう」 2.単元について (1)単元観 平成 20 年1月の中央教育審議会の答申において、①改正教育基本法等を踏まえた学習指導要領改訂、 ②「生きる力」という理念の共有、③基礎的・基本的な知識・技能の習得、④思考力・判断力・表現力 等の育成、⑤確かな学力を確立するために必要な授業時数の確保、⑥学習意欲の向上や学習習慣の確立、 ⑦豊かな心や健やかな体の育成のための指導の充実を基本的な考え方として、各学校段階や各教科等に わたる学習指導要領の改訂の方向性が示された。特に③では、読み・書き・計算などの基礎的・基本的 な知識・技能を、小学校低・中学年では体験的な理解や繰り返し学習を重視するなど、発達段階に応じ て徹底して習得させ、学習の基盤を構築していくことが大切であると示された。また④では、思考力・ 判断力・表現力等をはぐくむために、観察・実験、レポート作成、論述などの知識・技能の活用を図る 学習活動を発達段階に応じて充実させることが大切であると指摘された。 本単元では、身近な生物についての観察、実験を通して、細胞レベルで見た生物のつくりと生殖につ いて理解させるとともに、親の形質が子に伝わる現象について認識させることがねらいである。 これまで生徒は、小学校で「植物のそだち方(3年生)」「チョウをそだてよう(3年生)」「生きもの を調べよう(4年生)」「植物の発芽(5年生)」「植物の実や種子のでき方(5年生)」「たんじょうのふ しぎ(5年生)」「メダカのたんじょう・人のたんじょう(項目選択)」を学習している。特に、「たんじ ょうのふしぎ」では、魚の観察を通して、産まれた卵は時間がたつと中の様子が変化すること、人は母 体内で成長して生まれることを学んでいる。また、中学校では「植物の生活と種類(1年生)」「動物の 生活と種類(2年生)」を学習している。特に、「植物の生活と種類」では、花粉が柱頭につくこと(受 粉)によって、子房が成長して果実になること、胚珠が果実になることを学習している。これらを踏ま え、①いろいろな細胞の観察を行い、生物のからだは細胞が集まってできていること及び植物の細胞と 動物の細胞の共通点や相違点を見いだす、②体細胞分裂の観察を行い、その過程を確かめるとともに、 細胞の分裂を生物の成長と関連づけてとらえる、③身近な生物のふえ方を観察し、有性生殖と無性生殖 の特徴を理解する、④有性生殖では、形質の伝わり方は、両親から染色体にある遺伝子を通して行われ ることを理解する、⑤無性生殖では親と同じ形質をもつ子が生じ、有性生殖では両親と異なる形質をも つ子が生じることがあることを減数分裂や受精などの過程と関連づけてとらえること⑥交配実験の結果 などから、親の形質が子に伝わるときの規則性を見いだすことについて学習する。 (2)教科の努力点との関わり 努力点「基礎基本を定着させ、自ら進んで科学的に調べようとする姿勢を育てるための手だての工夫」 本単元では、細胞の観察、花粉管の観察、遺伝の規則性(メンデルの実験)など、多くの観察・実験 を行うことになる。特に細胞と花粉管の観察では顕微鏡を使い、花のつくりを理解している必要がある。

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また、顕微鏡は1年次に使い方を学習しているので、知識が定着していなければ観察を行うことが難し い。そこで、観察の前時に既習事項の復習を行い、基礎基本が定着を図りたい。科学的に調べるために は、科学的に考える力が必要となる。そこで、観察・実験を行う中で考察や疑問点を書きとめること、 自分の言葉で意見を発表することを行う機会を多く取り入れていきたい。 3.生徒の実態 省略 4.単元の指導目標 <総括目標> 身近な生物についての観察、実験を通して、細胞レベルで見た生物のつくりと生殖について理解させ るとともに、親の形質が子に伝わる現象について認識させる <観点別目標> 観点 目標 関心・意欲・態度 ・細胞や生殖、遺伝などの生命現象に興味関心を示し、意欲的に調べようと する。 ・生物のふえ方への理解を深めるとともに、自分自身がかけがえのない存在 であることに気づかせ、自分自身が産まれるまでにどのような過程を経て今 があるのかなど、生命の尊さについても考えようとする。 科学的な思考 ・細胞の観察を通して、植物細胞と動物細胞の共通点や相違点を見いだすこ とができる。 ・体細胞分裂の観察を通して、生物の成長が細胞の分裂によって起こること を考察することができる。 ・身近な生物のふえ方を観察し、有性生殖と無性生殖の特徴を見いだすとと もに、両親の形質が染色体を通して子に伝えられることを減数分裂・受精な どと関連づけてとらえようとすることができる。 観察・実験の技能・表現 ・細胞の染色など目的に合わせたプレパラートをつくり、顕微鏡を使って細 胞レベルで細胞の成長や生殖のようすを観察することができる。 知識・理解 ・動物と植物の細胞のつくりの共通点・相違点、細胞分裂の仕方、細胞分裂 と個体の成長との関連を理解し、説明できる。 ・受精の仕方、遺伝子によって親の形質が子に伝えられるしくみ、有性生殖 と無性生殖の特徴を理解し、説明できる。 5.単元の指導計画 細胞と生物のふえ方(22時間) (1)細胞のつくりとからだの成長 7時間 (2)生物のふえ方 8時間

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項目 時 数 主な指導内容 観察・実験など 導入 1 ○動物や植物がどのようにしてなかまをふやすの か、写真等をもとにして関心をもたせる。 ○種子植物の模式図をもとに、花のつくりを復習さ せ、受粉することで花粉管がのびることを理解させ る。 ① 生 物 の ふ え 方 の 特 徴 を 調 べてみよう。 A 植物の有性 生殖 B 動物の有性 生殖 2 本 時 ○めしべに似た条件をつくり、花粉管がのびる様子 を顕微鏡で観察させ、一定時間ごとの変化の様子を 記録させる。 観察 花粉が変化する様子 を観察する 3 ○卵細胞の核と精細胞の核が合体し、受精が行われ ることを写真や模式図を用いて理解させる。 問い 有性生殖を行ってい る異なる2種類の植物の細 胞は何か 4 ○動物の有性生殖の特徴を写真や VTR を用いて見 いださせ、そのしくみを理解させる。 ② 親 の 特 徴 は ど の よ う に 子 に 伝 え ら れ る か。 A 形質を伝える ものは何か B 精子や卵子の でき方 5 ○さまざまな人種の子どもの写真を用いて、親のも つ特徴が子に伝わる遺伝という現象に気づかせ、ど のようにして親の形質が子に伝わるのかという課 題意識を持たせる。 ○染色体にある遺伝子によって親のもつ形質が子 に伝えられ、遺伝子のはたらきによってさまざまな 形質が現れることを理解させる。 ③ 有 性 生 殖 と 無 性 生 殖 の ち がいは何か 6 ○有性生殖では、卵と精子が受精して子どもがで き、子は両親の遺伝子を受けつぐため、同じ親から 生まれた子どうしでも異なる特徴を示すことを理 解させる。 7 ○無性生殖では、体細胞分裂によって新しい個体が つくられるため、もとの個体と全く同じ遺伝子を受 けつぎ、同じ形質を示すことを理解させる。 8 ○無性生殖の性質を利用すると、同じ形質をもつ個 体をたくさんふやすことができるため、ジャガイモ などでイモから子孫を作ることが行われているこ とを理解させる。 (3)遺伝の規則性と遺伝子 7時間

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6.本時の指導 (1)目標 ・花粉管がのびる様子を顕微鏡で観察させ、一定時間ごとの変化の様子を記録することができる。 (技能・表現) ・花粉管が伸張する現象を精細胞が卵細胞と合体する受精のしくみと関連づけてとらえることができる。 (科学的思考) (2)展開 指導 過程 学習内容と活動 援助の留意点・評価(★) 時 配 導 入 1.前時の復習をする。 花粉が柱頭に付着することを何というか。 「受粉」 受粉すると花粉にはどんな変化が見られる か。 「花粉管が伸びる。」 2.本時の学習課題を提示する。 インパチェンスの花粉を使って、花粉が変 化する様子を調べる。 3.実験方法と注意事項を理解する。(演示) ・実験方法を理解する。 花粉を寒天培地につける方法を理解する。 ・実験器具の取り扱いを注意する。 ①スライドガラス、カバーガラスを落とし たりして割らないこと。 ②先がとがっている柄付き針、ピンセット の取り扱いに注意すること。 *掲示物の準備(被子植物の模式図) ・被子植物の模式図を黒板に掲示し、生徒に 発言させる。 ・答えが出てこないときは、前時のノートを 見るよう指示し、生徒に発言させる。 *実験プリント(別紙参照)を配布する。 ・ガラス器具や先のとがった器具を使うため、 取り扱いには十分注意させる。 10 課 題 探 求 4.花粉が変化するようすを観察する。 ①事前に用意した寒天培地(ブドウ糖+寒 天)をピペットでスライドガラスにたらす。 ②インパチェンスの花粉を寒天培地の中央 につける。 ・顕微鏡は1人1台用意する。 ・花粉の量が多くなりすぎないようにさせる。 ・机間指導をする際に、花粉を寒天培地にう 30 学習のめあて:花粉管はどのようにのびていくだろうか。

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③乾かないように水を入れたペトリ皿にお き、時々出して、顕微鏡で観察する。 ④変化が現れたら、一定時間ごとに花粉の 様子をスケッチする。 5.結果を整理し、考察する。 花粉管がどのようにのびたか、また花粉管 がのびた後、何が行われるか考える。 まくつけられない生徒がいる場合は、付け方 の手本を見せ、自分自身で作業ができるよう 支援する。 ・正しく顕微鏡が使えない生徒には、低倍率 で見たいものを中心に動かした後に高倍率で 観察するよう助言する。 ・花粉管が伸びない場合、事前に用意したプ レパラートを渡し、観察させる。 ・スケッチができていない生徒には、1つの 花粉に注目して、時間を追ってスケッチする よう助言する。 ・適切なスケッチができた生徒には、花粉管 の伸張を動物の受精のしくみと関連づけて考 察してみるよう助言する。 ★花粉管がのびる様子を顕微鏡で観察させ、 一定時間ごとの変化の様子を記録することが できる。(技能・表現) ・結果や感想程度の思考しか書けていない生 徒には、動物の受精と関連させて考えてみる よう助言する。 ★花粉管が伸張する現象を精細胞が卵細胞と 合体する受精のしくみと関連づけてとらえる ことができる。(科学的思考) 課 題 解 決 6.本時のまとめをする。 花粉管がのびた後、何が行われるか。 「花粉の精細胞と胚珠の卵細胞が受精する ことで、種子ができる。」 7.自己評価・感想をプリントに記入する。 ・実験結果と考察をもとに、生徒から発言さ せる。代表生徒に発表させた後、同じ意見で ある生徒に手を挙げさせる。 *実験プリントを回収する。 10

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7.板書計画 学習のめあて 花粉管はどのようにのびていくだろうか。 種子植物の模式図 実験結果 考察 花粉管がのびた後、何が行われるか。 →花粉管が胚珠と合体して受精する。 実験方法 ①寒天培地(ブドウ糖+寒天)を スライドガラスにたらす。 ②寒天培地にインパチェンスの 花粉をつける。 注意:花粉をつけすぎない。 ③ペトリ皿に入れる。 時々出して顕微鏡で観察、 スケッチする。 取扱注意!! スライドガラス・ペトリ皿 ピペット

参照

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