いろいろなころがりかたで きもちよくころがってあそぼう。
第1学年1組 体育科学習指導案
指導者 ○○ ○○○ 1 単元名 いろいろなころがりかたであそぼう(マット遊び) 2 単元の構想 児童の実態 ○ 幼稚園や保育園で半数の児童がマット遊び を経験し、そのほとんどが「楽しい。」「おも しろい。」と感じている。経験していない児 童もやってみたいという思いをもっている。 ○ とび箱遊びの学習などを通して、友達のよ い動きを見つけることはできつつある。しか し、友達のよい動きをまねしたり新しい動き を工夫したりすることは十分ではない。 ○ とび箱遊びの学習で両手で支持する感覚に は慣れてきたが、まだ十分でない児童が多い。 さらに、マット遊びに必要な回転感覚、逆さ 感覚といった基礎的な感覚が身についていな い児童が多い。また、マット遊びでは、知っ ている転がり方が全体的に少ない。 運動の特性 ○ マットの場で、いろいろな方向へ転がったり手 で支えて体の保持や回転をしたりしながら、自分 の能力に合った動きに挑戦し、その心地よさを味 わう運動である。 ○ マット遊びでは、感覚づくりの運動や横転がり ・前転がり・後ろ転がりなど、マットを使ってい ろいろな転がり方を工夫したり、友達の動きをま ねしたりする中で、動きを増やしたりなめらかに 転がるよい動きへの見方を広げたりすることがで きる。 ○ 長いマットの場や広いマットの場などで背中や 腹などをつけていろいろな方向へ転がったり、手 で体を支えて保持したりすることで、腕支持感覚、 回転感覚、逆さ感覚といった基礎的な感覚を身に つけることができる。 指導にあたって 着眼1 運動の特性に応じた課題をもたせる指導の工夫 ○ 第1時、第4時、第5時、第6時に新しい動きやなめらかに転がる転がり方に対して「自分もやっ てみたい。」「自分もできそうだ。」という意欲を喚起させるために、いろいろな転がり方を紹介し合 う活動を設定する。 ○ 平らな長いマットや広いマットなどの場を設置し、友達の動きをまねて背中や腹などをつけていろ いろな転がり方をしたり手で支えて体の保持をする動きに挑戦したりしながら遊ぶことがきるように する。 ○ なめらかに転がる転がり方を提示して、その動きができる視点(ポイント)を問いかけることで、 手で支えての体の保持や回転、順次接触などの動きに気づかせるようにする。 着眼2 課題解決の方法を身につけさせる指導の工夫 視点1 運動に対する見方・感じ方を高める手立て ○ 準備運動で動物歩きやゆりかごなどを行うことで、マット遊びに必要な基礎的な感覚を養うことが できるようにする。 ○ 毎時間の準備運動で、ウサギ跳び、くまさん歩き、アザラシ、かえるの足うち、ゆりかご等を行い、 両手で支持することや逆さ感覚、回転感覚などを養うことができるようにする。 ○ 背中や腹などをつけていろんな方向へ転がる様子を児童の動きを通して感じた言葉で表すようにし、 動きのリズムやタイミングなどの動きの感じをつかむ手がかりになるようにする。 視点2 動きの見合い・伝え合い・教え合いの学習技能を高める手立て ○ 横・前・後ろ転がりの学習では、少人数グループで自分のできる転がり方をして遊ぶ場といろいろ な転がり方で遊ぶ場をつくり、お互いの動きを見ることで転がり方増やしやなめらかに転がるよい動 きができるようにする。 ○ 見る視点(手や背中での支持、頭・背中の様子)を明確にして動きを見せるようにし、児童が動き を通じて感じた言葉を使って動きの様子を伝えるようにする。 ○ 毎時間、友達の見つけたいろいろな転がり方を紹介し合い絵で提示し、友達の動きのよさを話し合 う中で、なめらかに転がる転がり方のポイントをはっきりさせるようにする。その動きをまねさせる ことで、いろいろな転がり方を増やしてよい動きができるようにする。 単元目標 ○ マット遊びに進んで取り組み、マットの使い方や運動のきまりを守ってなかよく運動したり、場の安 全に気をつけて運動したりしようとする。 ○ マットを使った簡単な遊び方を工夫したり、友達のよい動きをまねしたりすることができる。 ○ 長いマットの場や広いマットなどの場を使って、背中や腹などをつけていろんな方向へ転がったり、 手で支えての体の保持をしたりしながらなめらかに転がって遊ぶことができる。3 単元計画(総時数7時間) 1 2 3 4 5(本時) 6 7 1 マット遊 つか び の 学 習 の 1 学習の準備と準備運動・感覚づくりの運動をする。 む 仕方を知り、 学 習 の 見 通 2 めあての確認をする。 しを持つ。 2 準 備 運 動 3 いろいろ 3 逆さ遊び 3 マ ッ ト に 3 マットに 3 マットに 3 ころころラ をする。 な動物にな をする。 背 中 や 腹 を 背中をつけ 背中をつけ ンドでいろい つく 3 こ ろ こ ろ って遊ぶ。 ・かえる倒立 つ け て 横 に て前に転が て後ろに転 ろな転がり方 る ランドで遊 ・よじ登り逆 転 が る 転 が る転がり方 がる転がり をして遊ぶ。 ぶ。 4 バランス 立ち り方で遊ぶ。 で遊ぶ。 方で遊ぶ。 ・ い ろ い ろ な 遊びや、ブ ・背支持倒立 姿勢で遊ぶ。 リッジをす 4 ゆりかご ・ い ろ い ろ な る。 遊 び を す 4 友 達 の 横 4 友達の前 4 友達の後 4 友達の動き 転 が り 方 で ・アンテナ る。 へ の 転 が り への転がり ろへの転が のよさについ 遊ぶ。 ・開脚バラン ・ゆりかご 方 を ま ね し 方をまねし り方をまね て話し合う。 4 遊 ん だ 遊 ス ・ゆりかごか て遊ぶ。 て遊ぶ。 して遊ぶ。 び を 紹 介 す ・ブリッジ ら両足立ち る。 ・腹ばいゆり かご まと 5 活動をふりかえる。 める 6 整理運動をする。 4 評価計画(○印は主に評価する観点) 評 価 規 準 評 価 1 2 3 4 5 6 7 方 法 関心 ○ マット遊びに進んで取り組み、マットの使い 行動観察 意欲 方やきまりを守ってなかよく運動したり、場の 学習カード 態度 安全に気をつけたりしようとする。 ○ 友達のよい動きを見つけることができる。 思考 ・ 判断 ○ 友達のよい動きをまねして転がり方を工夫す 行動観察 ることができる。 学習カード ○ 長いマットの場や広いマットの場を使って、 背中や腹などをつけていろいろな方向へ転がっ 行動観察 技能 たり、手で支えての体の保持や回転をしたりし 学習カード ながらなめらかに転がって遊ぶことができる。 いろいろなころがりかたで きもちよくころがってあそぼう。 いろいろなころがりかたをふやし てあそぼう。 どうぶつあるきやゆり かごなど、いろいろなし せいをしてあそぼう。 い ろ い ろ な こ ろ が り か た を し て あ そ ぼ う 。 オリエンテ ーション 行動観察 発言分析
5 本時の学習 (1)前時までの学習 ○ 第1時は、マット遊びの学習の仕方や学習の見通しをもち、ころころランド(平らなマットの場)でマ ット遊びに必要な感覚づくりの運動としていろいろな姿勢での遊びやいろいろな転がり方をして遊び、で きた遊びを紹介し合った。友達のいろいろな動きを見ることで、新しい動きに挑戦したいという意欲を持 った。そこで、第2時は、いろいろな姿勢で腕支持感覚を身につけるための動物歩きやバランス遊び、第 3時は逆さ遊びや回転感覚を身につけるための運動であるゆりかご遊びをした。第4時では、児童が取り 組みやすい横に転がる遊びをした。第1時に見つけていた横転がりから、二人横転がり、だるま転がり、 側方転がりなど背中や腹をつけていろいろな横転がりを見つけ、転がり方が増えた。そこで本時では、見 つけた前転がりを見合い、友達の転がり方をまねして前に転がる動き増やしをしたりする活動を通して、 なめらかに丸く転がる前転がりで遊ぶことができるようにする。 (2)主 眼 ○ 平らな4枚マットの場で、前に転がる動き見つけや友達の動きのよさを見合ったり、友達の転がり方 をまねして前に転がる動き増やしをしたりする活動を通して、なめらかに丸く転がる前転がりで遊ぶこ とができるようにする。 (3)準 備 ○ マット、前転がり方絵カード、コーン、シール、踏み切り板 (4)展 開 学 習 活 動 指 導 上 の 留 意 点 と 評 価 ( 評 価 規 準 ) 1 準備運動と感覚づくりのための運動 ○ 主に使う体の部分をほぐし、心と体の準備がしっかりできる を行う。 ようにする。 ○ うさぎ跳び、くまさん歩き、あざらし、ゆりかごをすること つ で、基礎的な感覚を養うことができるようにする。 2 前時学習を想起し、本時学習のめあ ○ 前 時 で マットに背中や腹をつけて横に転がる転がり方で遊 てを確認する。 んだことや第1時で見つけた前転がりの遊びを想起させ、本時 か 学習につなげる。 ○ 前 に 転がる転がり方で遊ぶことを知らせ、学習の意欲を喚 起するようにする。 む ○ 本時では、前時の横に転がる転がり方で工夫した「手、足」 の形態について工夫するようにする。 / 3 前に転がる動き見つけをする。 (1)平らな4枚つなげたマットの場で ○ 4人グループ毎に、マットを4枚つなげた場で前転がりをし 手、足について工夫した前に転がる て、お互いの前転がりを見ながら遊ぶようにする。 転がり方で遊ぶ。 ○ 転がる時には、マットに背中をつけることを確認する。 つ く る
めあて
いろいろなころがりかたで、まえにころがってあそぼう。
スタートからゴールまでどんな 前転がりができるかな? 転がるとき、足 をひろげよう。 手 な し で 転 が ってみよう。 ひ ざ を ま げ て こ ろ が っ てみよう。 手をついて、転 がろう。 ゆりかごみた いにして転が ってみよう。 ひざをのばしてこ ろがってみよう。(2)見つけた転がり方を紹介し合う。 ○ 児童が見つけた転がり方を見せ合わせることで、動きの様子 を明らかにし、ネーミングをする。 ○ 背中を丸くしてなめらかに転がっている転がり方とうまく転 がれない転がり方を教師がモデル提示し比較することで、頭の 後ろから肩・背中上・背中後ろとマットに順に背中に接触させ て転がる(順次接触)とよいことに気づかせる。 ○ 紹介した児童にその動きができる視点(ポイント)を問いか つ け、なめらかに丸く転がるには、へそを見て転がるとよいこと に気づかせる。 ○ 転がりやすい体の使い方ができるように、へそにシールを貼 って、目線の位置を示すようにする。 く ○ うまく転がれない時は、踏み切り板を入れた坂道マットで転 がるとよいことを紹介する。 4 友達の見つけた前転がりをまねして ○ 友達の転がり方をまねして、なめらかに丸く転がっている児 遊ぶ。 童を賞賛する。 ○ 両手で体を支持しまっすぐ転がっている子ども、順次接触を る している子どもを観察して紹介する。 (友達のなめらかに丸く転がる動きをまねして、転がり方を工夫 することができる。) (なめらかに丸く転がって遊ぶことができる。) ○ 前に転がることができない児童への支援 ・ゆりかごをする。 ・転がるときにへそのシールを見る。 ・両手で体を支持して、膝を抱えて転がってみる。 / ・坂道マットで転がってみる。 ま 5 活動をふりかえる。 ○ 前に転がるいろいろな転がり方ができたかについて振り返ら と せ、動きや学び方のよさを賞賛することで、次時の学習への意 め 欲を持たせる。 る 6 整理運動をする。 頭をつく場所がてっぺ んから少し後ろになっ たよ。 へそのシールを見て転がる。 転 が り や す く な っ たよ。 背 中 が 丸 く なったね。 背中が丸くなって 転がっているね。 頭からコロンと 転がっているね。 うまく転 がれない よ・・・。