高等学校外国語(英語)科学習指導案 広島県立府中高等学校 教 諭 谷 田 美 尾 1 日時 平成 26 年1月 22 日(水)第2限 2 学年 第1学年5・6組 A 講座(発展講座)29 名(男子 7名,女子 22 名) 3 科目 コミュニケーション英語I
4 教材・単元 POLESTAR English Communication I(数研出版) Lesson 8 Using Sunlight for a Brighter Future
5 研究テーマ 生徒の思考力・表現力を高めるための活動の工夫 6 単元(題材)について (1) 教材観 本単元では,地球温暖化に歯止めをかけると期待されている「太陽光を利用したエネルギー」につい て各国で行われている取組と,その利点・問題点が述べられた説明的な文章を扱う。この文章は,序論, 本論,結論の構成が明確であるため,論理的な展開を読み取ったりその枠組みを活用して表現すること を指導するのに適した教材である。太陽光発電についての説明文を読んで,概要や要点を捉えた上で, 理解した内容を論理的に話す力を育成したい。この単元で育成したい力は,高等学校学習指導要領外国 語の「コミュニケーション英語 I」の「2内容(1)」の「イ 説明や物語などを読んで,情報や考えな どを理解したり,概要や要点をとらえたりする。」及び「ウ 聞いたり読んだりしたこと,学んだこと や経験したことに基づき,情報や考えなどについて,話し合ったり意見の交換をしたりする。」に基づ いて設定した。 (2) 生徒観 第1学年6クラスのうちの2クラスを習熟度別に3展開した発展クラスである。学習意欲は概ね高く, 9割以上の生徒が予習をした上で自らの課題を意識して授業に臨んでいる。また,話すことの言語活動 にも意欲的に取り組み,日常的な話題については,半数以上の生徒が1分間に 70 語以上話すことがで きる。一方で,論理的な文章の概要や要点を理解してその内容を説明することが苦手な生徒が多く見ら れる。第2学期期末考査で出題した説明文の概要や要点を理解して論理的に説明する問題において,本 クラスの正答率は 43.6%にとどまった。これらのことから,論理的な文章を読み,その枠組みを利用し て論理的に説明する力の育成が必要であることが明らかになった。 (3) 指導観 本単元の指導に当たっては,論理的思考力を育成するために,段落相互の関係を意識した読み方をさ せ,論理的な文章の構成を理解させる。具体的には,英文の内容読解の活動において,英問英答を行い ながら,論理の展開を表すつなぎ言葉とキーワードを時系列に沿って示す。そのことを通して,生徒が 論理の枠組みを視覚的に理解できるように支援する。また,論理的に説明できる表現力を育成するため に,内容読解の活動で理解した論理の枠組みを活用して話す活動を行う。具体的には,板書やワークシ ートで示したつなぎ言葉とキーワードを使って,論理の展開を意識させながら,本文の内容について読 んで理解したことを自分の言葉で説明する「再話」を行う。
7 単元(題材)の目標 (1) うまく言えないことがあっても,既知の語句や表現を用いるなどして情報や考えを伝える。(コ ミュニケーションへの関心・意欲・態度) (2) 読んだ内容について,その概要や要点を論理的に説明する。(外国語表現の能力) (3) 論理の展開を表す表現に注目して読み,太陽光発電の利点と問題点,太陽光発電に対する賛成 理由と反対理由を理解する。(外国語理解の能力) (4) つなぎ言葉などについての知識を身に付ける。(言語や文化についての知識・理解) 8 単元の評価規準 ア.コミュニケーション への関心・意欲・態度 イ.外国語表現の能力 ウ.外国語理解の能力 エ.言語や文化について の知識・理解 うまく言えないことが あっても,既知の語句 や表現を用いるなどし て情報や考えを伝えて いる。 読んだ内容について, その概要や要点を論理 的に説明することがで きる。 論理の展開を表す表現 に注目して読み,太陽 光 発 電 の 利 点 と 問 題 点,太陽光発電に対す る賛成理由と反対理由 を把握することができ る。 つなぎ言葉などについ ての知識を身に付けて いる。 9 指導と評価の計画(全8時間) 時 学習内容 評価 評価規準 評価方法 1 Lesson 8全体の通し読み Route Map の完成 TF による内容把握 エ ワークシート 2 Part 1 ワードハント 内容把握 エ ワークシート 活動の観察 3 Part 1 内容把握 音読 ウ 活動の観察 4 Part 1 クローズテスト Part 2 ワードハント 内容把握 ウ エ クローズテスト ワークシート 活動の観察 5 Part 2 音読 クローズテスト Part1,2の再話 ア イ 活動の観察 クローズテスト 6 本 時 Part 3 内容把握 再話 ア イ ワークシート 活動の観察
7 Part 3のクローズテスト Part 4 ワードハント 内容把握 音読 暗唱準備 ウ 活動の観察 クローズテスト ノート 8 Part 4のクローズテスト 暗唱 Lesson 8 本文の英語要約作成 イ ウ 活動の観察 クローズテスト 10 本時の目標
(1) 図を活用しながら,CSP station(Concentrated Solar Power station[集光型太陽熱発電所])に ついて,論理的に説明する。(外国語表現の能力) (2) つなぎ言葉などについての知識を身に付ける。(言語や文化についての知識・理解) 11 本時の評価規準 (1) 図を活用しながら,CSP station について論理的に説明することができる。(外国語表現の能力) (2) つなぎ言葉などについての知識を身に付けている。(言語や文化についての知識・理解) 12 本時の学習展開 学習活動 指導上の留意事項(◇) (◆「努力を要する状況」と判 断した生徒への指導の手立て) 評価規準[観点](評価方法) 1 ウォームアップ(5分) 1 minute monologue “Do you think more people will drive electric cars in the future?”
◆うまく言えないときは,既習の 表現や言い換えを積極的に活用 するよう促す。 2 本時 の目標 を確認す る。(2分) 3 前時の復習(3分) ・CSP station を建設する ための条件を確認する。 ◇自身の課題として本文に取り 組めるような設定をする。(ワ ークシート)
Today’s Aim: Let’s promote the CSP project through explaining a CSP station as a salesperson.
4 内容理解(20 分) [グループワーク] ・CSP station の図(予習) をグループで共有する。 ・グループでひとつの図に まとめる。 [ペアワーク] ・再話 グループで作成した図 を基に別のグループの 生徒とペアになって, CSP station の説明をす る。 ・相互評価 [全体] ・CSP station の写真の提 示 ・相違点の確認 5 再話(15 分) ・再話したことを書く。 ・ペアで交換し読み合う。 ・ワークシートを提出す る。 6 本時の振り返りと次時 の予告(5分) ◇自分が描いたCSP station の 図 を 4 人 の グ ル ー プ で 共 有 し,説明をしながら1つの図 にまとめる。 ◇評価シートで評価規準を提示 し,その要素を取り入れるこ とを意識させる。 ◆机間指導で,作成した図がふ さ わ し い も の に な っ て い る か,代名詞などつながりを示 す表現が使えているかどうか をチェックし,必要であれば 支援する。 ◇評価シートを用いて,相手の 再話を評価させる。 ◇実際の写真を見せて,生徒に 相違点と重要表現に気付かせ る。 ◇生徒の気付きを基に,代名詞 などつながりを示す表現を全 体で確認する。 ◇代名詞などつながりを示す表 現に注意して書くよう促す。 ◇CSP station を売り込むため にどのように説明すべきかわ かったことを整理させる。 図 を 活 用 し な が ら ,CSP station について,論理的に説 明することができる。【外国語 表現の能力】(活動の観察) つなぎ言葉などについての知 識を身に付けている。【言語や 文化についての知識・理解】(ワ ークシート) CSP station の写真 生徒の記入例
A CSP station is the building which produces electricity. It has several hundred giant mirrors. These will focus the sunshine onto the metal tower. The metal tower is in the center of those mirrors. The tower is filled with water and heats the water beyond 100 degrees centigrade by focusing sunshine. Then the water will be steam.
13 ワークシートの例
Lesson 8 Part 3
Let
’s promote the CSP project as a salesperson!
Class No. Name Situation あなたは国内外で手広く事業を展開している「府中CSP プロジェクト(株)」の社員です。この度,あ なたの英語力が買われて,ヨーロッパ諸国の電力会社に集光型太陽熱発電所を売り込むプロジェクトの メンバーに大抜擢されました。メンバーとして,次の2点が求められています。
・CSP project の説明を読んで,売り込みたい相手にわかりやすい図を作成する。
・図を見ながら,相手に説得力のある説明をする。
◇授業の前に次の2つのタスクに取り組みましょう!<1> Where should CSP stations be built?
What are the two advantages to this location? (You can find information in Part 2.)
<2> Let’s draw a CSP station in pictures!
◇授業でのタスク
<2> Explain a CSP station in English using a picture you draw! Evaluate your partner’s explanation using the evaluation sheet!
<3> Write your explanation in English!
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Your partner’s name:
評価の観点 評価
①電力と真水が作られる仕組みが説明できている。 3 ・ 2 ・ 1 ②CSP stations の恩恵(ヨーロッパが電力を得て,アフリカが真水を得る
こと)が述べられている。 3 ・ 2 ・ 1
③CSP station の図が正確で分かりやすい。 3 ・ 2 ・ 1 3・・・very good 2・・・good 1・・・You can make it better!