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雷遮蔽理論刷新のための先行雷撃進展プロセスに与える空間電荷密度分布の影響調査研究

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Academic year: 2021

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Title

雷遮蔽理論刷新のための先行雷撃進展プロセスに与える空

間電荷密度分布の影響調査研究( はしがき )

Author(s)

高木, 伸之

Report No.

平成14年度-平成16年度年度科学研究費補助金 (基盤研究

(C)(2) 課題番号14550262) 研究成果報告書

Issue Date

2004

Type

研究報告書

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/724

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

第1章

序論

右の写真は夏季の1000kV設計送電線への雷撃であり遮蔽失 敗している。鉄塔塔頂の地上高が約100mであるので、放電路 は100mをはるかに越える水平距離を有している。従ってこの 雷撃は距離的に近い大地に落雷せずにより遠い送電線に落雷し ている。このような遮蔽失敗は現在の雷遮蔽理論では説明でき ない。しかし、送電線から空間電荷が発生し、風によって水平 方向に運ばれていたら、このような雷撃が発生する可能性は生 じる。なぜなら、通常雷雲電界によって大地側から発生する空 間電荷と先行雷撃(リーダ)電荷は逆極性であるためリーダが空間電荷に引き寄せられる確率は高くく 実際、冬季の高雷雲電界下では地上近傍の空間電荷密度は雷雲内の電荷密度よりも高く、しばしばヨ は見られない水軍方向成分の長い放電路が観測されている。従って雷遮蔽理論に空間電荷の影響を力 なければならないが、残念ながら空間電荷分布をリアルタイムに測定する技術がなかったために、! 進展プロセスにおける空間電荷の影響は全く解明されていない。大容量送電の停止は大規模停電の弓 になりかねないので、遮蔽失敗の原因が空間電荷にあるならば早急な雷遮蔽方法の見直しが必要で轟 そこで本研究は当研究室で開発された空間電荷密度分布測定システムを高感度化して送電鉄塔近車 間電荷密度と地上電界、風向、風速の関係を明らかにする。さらに、リーダ進展シミュレーションニ にこの結果を算入して、空間電荷密度分布と雷遮蔽失敗の関係を明らかにする。本研究は雷遷蔽理香 新できるだけではなく、高感度化された空間電荷分布測定システムにより、雷雲内の空間電荷密度う 検知できるようになり、落雷の予測も可能となる。また、観測では当研究室で所有する世界最速の琶

展撮影装置との同時運利こより.、雷遮蔽理絵の最重要因子である雷撃距離(雷撃地点決定直前のり・

端と雷撃地点間の距離で、これを半径とした球の外側が保護範囲とされている)を、地上電界、空6 及び雷撃電流をパラメータとして計測し、時間分解能が少なくとも10倍以上番い計測器で測定さj れまでの雷撃距離データを見直す。 空間電荷密度を測定する方法には、空間電荷内で電界計を大地と垂直方向に移動させてポアソン( 式より算出するやり方や、空気を金属筒内の金属締に吸入させてその電位から求める方法などがあフ かし当研究室で開発された、音波で空間電荷を振動させてその電界変化の大きさより空間電荷密度( 分布を求める装置のように、リアルタイムに、さらに空間分布まで測定できる装置は当研究室以外一 内外とも存在しない。放電進展時にその近傍に電荷が存在すればその進展方向決定に大きな影響をj ことは誰もが容易に想像するが、空間電荷の測定の困難さのために空間電荷の影響を加味した放電う デルの開発およびそれを加味した雷遮蔽理論は手つかずのままであった。音波を用いた空間電荷測〕

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