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類似性検索による遺伝子機能推定法の開発

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Academic year: 2021

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(1)Vol.2009-AL-124 No.4 2009/5/11. 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. 類似性検索による遺伝子機能推定法の開発 木下賢吾 東京大学医科学研究所 1995 年にインフルエンザゲノムが解析されて以来、数多くの生物種 においてそのゲノム配列の解析が行われてきた。ゲノムは遺伝子と調整 領域から構成されているが、遺伝子は転写・翻訳されて蛋白質となり生 体中での実際の機能を発揮する。そのため、遺伝子あるいはその遺伝子 産物である蛋白質の機能を知ることが、生物を分子レベルで理解する最 初のステップとなる。しかし、ほとんどの生物種において全遺伝子の半 数以上の機能が未だ明らかになっておらず、遺伝子の機能推定法の開発 が重要な課題となっている。 遺伝子の機能推定は、ゲノムがすべての生物情報を担っていると考え ると、原理的には単体のゲノム配列を見るだけで予測できるべきである が、実際には我々のゲノムに対する理解が十分でないため出来ていな い。そこで実用的には、機能既知の遺伝子に対する類似性検索による機 能推定が行われる。類似性検索としては、配列での類似性検索が最もよ く知られているが、立体構造や遺伝子の発現パターンなど様々な見方に 対する方法が存在するし、立体構造ではどのような構造表現(原子の空 間配置や分子表面や主鎖構造)を用いるかによって、似ている事の結果 が意味する事が変わってくる。本講演では、我々が開発を行ってきた「確 率的アライメントによる配列の比較法」、「様々な立体構造表現に対す るグラフ理論を利用した立体構造の比較法」及び「主成分解析を利用し た遺伝子発現パターンの類似性の多次元化手法」の開発を中心に、それ ぞれの類似性がどのような機能的な類似性を意味するのかを、生物学的 機能の階層性に着目しながら議論したい。また、今後ますます増加する 生物情報に対して、生物情報学という観点で何が出来るのか、あるいは 何をすべきなのかに関しても議論したい。. 1. ⓒ2009 Information Processing Society of Japan.

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