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Academic year: 2021

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編集後記

世の中、ネットワークの花盛りです。私自身がインターネットに初めて触れたのは、文部省若 手在外研究員としてカリフォルニア大学サンタクルーズ校に滞在した折りで、1993 年のことでし た。初めて見たときの驚きは今でも忘れられません。アメリカ人の友人がホームページを渡り歩 きながら、いとも簡単に私のメールアドレスを探し当てたのでした。その不思議な感覚は、物理 的に離れたところのものに触れるという現実感覚のなさに起因していたように思います。しかし、 現実感の喪失などという情緒的な不安は、その圧倒的な便利さによって吹き飛ばされ、インター ネットは爆発的に普及して今日に至っています。ネットワークなしには1日も暮らせない状態に なっている自分に、改めて驚きを禁じ得ません。 さて、このようなネットワーク社会の到来によって、人々は、より速く、より便利に情報を取 り入れたり、発信したりしようとしています。その道具がコンピュータですが、その性能の向上 は想像以上に速くなっています。そのために、適宜コンピュータシステムの置き換えが必要にな ります。我が滋賀大学においても、本年度がシステム更新の年度となっていました。そこで、新 システムの全貌を紹介する特集を組むことにしました。システム更新は、これまでの資産を継承 しながらも、その時々の先端技術も取り入れようと、予算という制約に悩まされながら最良の案 を練るという難しい作業です。この特集は、その苦労を体験された方々に寄稿して戴いたもので す。これで、どのような観点でシステムが導入されたかがわかるとともに、そのご苦労の一端が 垣間見えるのではないでしょうか。 次に、道具が揃ったからには、それを如何に使いこなすかが重要となります。コンピュータは、 単体として使う時代からネットワークに接続して使う時代に進化しています。そこで、ネットワ ークの基礎知識を第二の特集として取り上げました。内容は、前号に続いてセキュリティに関す ることと、身近なネットワーク利用の話題です。今回は、システム更新と関連して、情報処理セ ンターとしてどのようなセキュリティ対策が採られているかを広く紹介することを目的としまし た。皆様方のご参考になれば幸いです。 なお、来年度から国立大学は国立大学法人として出発しますが、その作業のために仕事が集中 している方が多く、編集作業も思うように進みませんでした。このような中、皆様方のご協力に よりまして、何とかここに「情報処理センターニュース第 17 巻」を上梓することができました。 お忙しい中、執筆して戴いた方々には深く感謝するとともに、お礼申し上げます。 (編集委員 穂積俊輔) 34

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