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Academic year: 2021

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(1)

地域コミュニティと共同で進める地熱発電

令和2年9月16日 株式会社地熱開発 大野 友史

GPSSグループの事業概況ご説明

資料3-4

(2)

1-1.グループの概要

株式会社地熱開発は、GPSSグループの企業です。 GPSSグループは、太陽光・地熱・風力・水力・バイオガスの持続可能エネルギーの開発を行います。 地域資源を活用し地域と協働で、電源が相互に補完しあう「エネルギーミックス」による安定した 電力供給と「グリッド・パリティ(※)」を実現します。 9/15/2020 3 項目 概要 主な 事業内容 持続可能エネルギーの開発・投資事業・EPC・O&M・技術開発 投資家向けデューデリジェンスサービス 大規模IPP向け発電モニタリングサービス 従業員数 190名(2020年7月1日) 国内事業所 東京(本社)、札幌、東北、大阪、九州 GPSSグループの概要

1-2.グループの沿革

9/15/2020 4 年月 内容 2012年10月 日本メガソーラー整備事業株式会社 設立 2015年3月 株式会社地熱開発 設立 2016年9月 日本風力サービス株式会社 設立 2017年4月 日本メガソーラー整備事業株式会社をGPSSホールディングス株式会社に商号変更 2017年12月 GPSS日本水力開発株式会社 設立エンジニアリング株式会社 設立 2018年10月 日本バイオメタン株式会社 設立 2019年9月 GRESBを取得インフラストラクチャーアセット評価で「GRESBレーティング」(5段階評価)の4スター 2020年3月 グリーンファイナンス・フレームワーク「 (F)」の最高位格付取得 JA三井リース株式会社を引受先とする第三者割当増資の 実施及び同社との業務提携を締結 2020年7月 私募形式によるコーポレート型グリーンボンド(GPSSホールディングス第1回無担保社債、以下本債券)を初めて発行。最高ランクGreen1を付与

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1-3.グループの概略

9/15/2020 5 GPSSグループ概略図 グループ事業会社 GPSSホールディングス株式会社 GPSSエンジニアリング株式会社 株式会社地熱開発 日本風力サービス株式会社 日本水力開発株式会社 日本バイオメタン株式会社 株式会社みらい地域 シー・アイ・エスジャパンビジネスコンサルティング株式会社

1-4.グループの概要

9/15/2020 6 GPSSグループの多様性 世界中からGPSSグループの企業ミッションに共鳴した経験豊富で専門性の高い従業員達が集まっています。 多様なパワーを結集して、持続可能なエネルギーを提供していきます。 【従業員の出身国】 156名:日本 6名:スリランカ 2名:英国 インド 台湾 中国 インドネシア 1名:アメリカ合衆国 ブラジル ベルギー カザフスタン オーストラリア バングラデシュ マダガスカル エジプト セネガル コートジボワール ウズベキスタン アゼルバイジャン ブータン イラン ロシア チェニジア パキスタン モザンビーク 計190名 (2020年7月1日現在) GPSSグループの高い専門性 資格保有者数 第一種電気主任技術者 1名 第二種電気主任技術者 2名 第三種電気主任技術者 9名 1級電気工事施工管理技士10名 1級土木施工管理技士 7名 1級管工事施工管理技士 3名 1級建築施工管理技士 2名 第一種電気工事士 10名 第二種電気工事士 13名 一級ボイラー技士 2名 二級ボイラー技士 2名 公認会計士 1名 司法書士 1名 行政書士 1名

(4)

2-1.開発実績・事業化取組状況(全体概況)

9/15/2020 7

事業区分

施工実績(2022年末完工予定分までを含む)/開発案件

施工済案件

開発中案件

太陽光発電

209.8MW

125.0MW

地熱発電

1.0MW

25.5MW

水力発電

1.4MW

20.0MW

風力発電

7.2MW

90.0MW

2020年7月現在

株式会社地熱開発の概要

(5)

Geothermal Development and Investment 創業5年目のベンチャー企業

Years 2か所での発電所建設・運開 (2か所とも温泉事業者との共同事業)

2

Plants 日本40か所でプロジェクト進行中 うち1か所建設中(2020/11~運開予定)

40

Projects 宮城県65kWバイナリー発電所(2018/8~運開) 大分県840kW発電所 (2019/6~運開) ・地熱資源は地域コミュニティの共有資産と定義している。地熱発電はその資源を活用して初 めて成立する事業。 ・全てのプロジェクト、地域コミュニティとの共同事業で行う。GDIも資金を投じて、 長期間にわたり同じ船に乗る。

地域コミュニティとの共同事業

Geothermal Development and Investment

地域コミュニティにとって、可能な限り事業的安全性を担保し、地熱資源を活用してバンカ ブルな事業を行う必要がある。

(6)

地域コミュニティとの共同事業

Geothermal Development and Investment

地域コミュニティとの共同事業を進める意義

地域の資源を活用して事業を行うことは、能動的な富の再分配方式 →リスクをとった地域が利益を享受し、さらにエネルギー需要地である 都市部により多くのコストを負担させる。 ・域外の環境に依存されず、域内で事業 を作り出し、富を生産することが可能。 ・努力して事業を行った地域が利益を 享受し潤う。 全国で未利用資源活用が拡大することで、エネルギーを介した再分配が起こり、 様々な地域社会がサステイナブルに ※2016年独立行政法人経済 産業研究所記事から抜粋 一般的な地域活性化モデル 地熱発電のケース

(7)

地域コミュニティとの合同会社を設立し、合同会 社が発電事業者になる。出資比率に応じて、売電 の収益を配当として、地域コミュニティに分配。 事業化にリスクはつきもの。しかし、地域発展が 最終ゴールにも関わらず、リスクをとったせいで、 地域コミュニティで後世にまで負債が残るような ビジネスモデルはNG。

Geothermal Development and Investment

共同事業の手段:事業安全性の追求

独自の事業スキームでの共同事業を実施。出資者の リスクを回避し、地域コミュニティの経営安全性を 第一に確保する。

Geothermal Development and Investment

共同事業の手段:バンカブルな地熱開発モデル

75kW・120kW・280kW・1MW~40MWのバイナ リー発電機の輸入元としてメーカーから直調達す ることで、調達コスト減を図る。 発電機自社調達 設計・附帯機器調達・各種工事・O&Mを内製化。 地熱発電事業は、小規模でも一定の固定費がかか り、規模の経済である。不確実性が多い、探査・ 調査段階のコスト、電力系統費用にはある程度の 投資が避けられないものの、その後のEPC・O&Mで のコスト減を図る。 EPCの内製化

(8)

自社調達のラインナップ

地熱開発のバイナリー発電機ラインナップ

小型 米国エレクトロサーモ社製造 (独スクリュー大手ビッツ アー社が所有) 出力75kw,120kw,250kw(予定) 温度帯:77℃~150℃ 発電機販売価格:3500万円~ 7500万円 世界で約80台の実績 日本で2台運用中 日本で唯一の輸入代理店 小型 中国大手空調会社TICA社製造 (米国のジェットエンジン巨 大企業UTCグループ開発) 出力:280kw 温度帯:90℃~150℃ 発電機販売価格:8500万円 世界で200台強の実績 日本で6台運用中 日本で唯一の輸入代理店 中型~大型 イタリアEXERGY社製造 出力:1MW~50MW 温度帯:90℃~400℃ 発電機販売価格:要問合せ 世界第3位のバイナリー発電機 のシェア、450MW設置 世界最高の発電効率30% (バイナリー発電機) 日本での輸入代理店 GPSSグループは日本で数少ない小規模から大規模までのバイナリー発電機を取り扱う企業 である。また、それぞれの発電機が価格競争力及び効率面で優れており、地熱発電・排熱 発電の普及を通じてエネルギーの有効活用を図り持続可能な社会の実現に貢献できる。 16

(9)

17

イタリアLU‐VE Groupとの代理店契約(空冷式冷却塔の導入

これまでの開発経験から、バイナリー発電機の冷却塔は水冷のほうが効率もよくかつ安価である ものの、スケールや腐食のリスク、水質管理にかかるコスト、冷却塔の清掃などを考慮すると、 15年間の運用期間において空冷式冷却塔のほうがメリットがある場合が多いと判断。また、欧州 では環境面から水冷式冷却塔の設置が制限されている。LU‐VE Group との代理店契約で、世界最高 レベルの性能を誇る空冷式冷却塔をリーズナブルに調達できることを可能とした。 LU-VE Group 本社:イタリア ヴァレーゼ 社員数:約3000人 売上高:約500億円(2018年) 製品の80%を世界100か国に輸出 探査・掘削費用 設計・調達費用 工事費 TOTAL 120万円/kW 65,000,000 123,000,000 105,000,000 336,000,000 65,000,000 98,400,000 84,000,000 290,400,000

20% DOWN

Geothermal Development and Investment

※各費用は概算例で、実際の事業費用とは異なります。 EPCコストの削減は地熱発電でのバンカビリティに大きく寄与する。 その他 (人件費・管理費等) 43,000,000 43,000,000 kWあたりのコスト 104万円/kW

14% DOWN

コスト削減前 コスト削減後

EPCコストダウンメリット(280kWを例とした場合)

(10)

運用中のプロジェクト

鳴子バイナリー発電所(定格

65kw

:2018年8月~売電開始)

• 共同事業者である温泉事業者の源泉か ら熱水及び蒸気の供給を受けている。 • 発電後の熱水は、旅館暖房、乾燥野菜 他に利用している。 • 限らた資源の有効活用から、地熱先進 国ニュージーランドの技術者のアドバイ スを受けて、2つの井戸の熱水と蒸気を3 段階で熱交換を行い発電を行っている。 • 10月にイタリアLUVEの冷却塔の入れ替 え工事を行い、発電の効率化及び日本で の実証を行う。 • 同時に発電所観光資源化による旅館活 性化に向け検討を行っているところ。

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別府ライフテック発電所(定格840kw:2019年6月~売電開始)

• 重点事項:住宅地の一角にあるため、地元からの理解、支持を得ることに注力した。 • 地元の意見を踏まえて、設備配置の変更(景観問題)、防音壁の追加等を行った。 • 住民説明に加えて、近隣住宅約30件に対して戸別訪問を行い発電所の建設等の内容説明を行い、全件からの同意を得た。当 初負のイメージを持っていた方も、現在は発電所運用のお手伝いをボランティアでして頂けるなど大変ありがたい存在となっ ている。 ・地域コミュニティとの共同事業であるため、非常に思い責任を担っていると認識。地域コミュニティの 期待に応えることが、自らの利益にもつながるため運用の最適化を日々進めている。 ・GPSSグループは事業者兼EPCかつ運用者である強みを生かし、自ら日々の運用データの監視、蓄積、 データベース化を図っている。不具合兆候を事前に把握するなどを徐々に成果をあげつつある。 例) ・日々の凝縮器の圧力、電気伝導度と発電量の相関関係から、どのタイミングで不凝縮ガスのパージをす るか、冷却塔や凝縮器の清掃を行うかを分析し、最小の発電停止時間と人件費で発電量の低下を防ぐ。 ・冷媒オイルの温度変化から異常を検知し事前に不具合を防ぐ。 ・交換頻度の高い部品や消耗品は日本に倉庫を設け、修理までの時間を短縮。PC280の場合3‐4日→1日 →これら一つ一つは小さいものであるが、15年間のFIT期間で積み上げるとやるとやらないで大きな差が出 る。

運用中のプロジェクト:日々運用の最適化にチャレンジしているのが現状

(鳴子及び別府)

Geothermal Development and Investment

(12)

発電機の常時監視データ(例) 発電機だけでも100種類以上のパラメーターを設定。常時監視し、データは顧客、GDI、製造元で常に共有している ので、不具合対応をスピーディーにできる。 発電機の常時監視データ(例) 冷却水出口の温度と発電量の関係のグラフ化。冷却塔のファンの回転数の調整により売電量(発電量ー内部消費)を 改善できる場合がある。

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建設中のプロジェクト

9/15/2020 26 26 合同会社まんま 理念: 松之山温泉を愛し、地元のよさを 「そのまんま」伝えていきたい。 ㈱地熱開発 理念: 地域のコモンズである地熱資源を、地域コミュニ ティと共同事業という形で活用したい 発電事業に加え、発電後の温泉熱利用も含め、 限りある地下資源の有効利用と、3号井の常時 監視およびコントロールを行い、持続可能な地域 づくりを目的とする。

建設中のプロジェクト

~ 新潟県「松之山温泉合同会社

地(ジ)・EARTH(アス)」立上げ ~

十日町市から蒸気の供給を受け定格280kw出力、2020年11月運用開始予定

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事業スキーム

【十日町市】

①鷹の湯3号の蒸気供給 ・蒸気量:毎時3.33t ・蒸気温度:105℃ ②発電所用地提供 ・1147番1(486.00㎡) ・1147番2(689.52㎡) ⇒合計:1,175.52㎡

発電事業の枠組み

・蒸気供給料 ・土地使用料 【松之山温泉合同 会社まんま】 ①地域合意形成 ②観光事業 ③熱水活用 共同事業 【㈱地熱開発】 ①資金調達 ②発電所建設 ③資産管理・メンテナ ンス

発電事業用特別目的会社(SPC):

松之山温泉合同会社 地(ジ)・EARTH(アス)

・蒸気供給 ・用地施設提供 SPCが売電で得た利益を配当。共同事業者は地域づく りの財源として、資金利用可能 1 1

源泉

2 2

貯湯槽

3 4 3 発電機・受電設 備(テント倉庫内に 格納) 4

冷却設備

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開発実績

(地熱発電でのEPCの実績を工場排熱発電に応用)

9/15/2020 29

■三光バイナリー発電所

・保有者:三光株式会社

・所在地:鳥取県境港市

・期 間:2020年3月から運用開始

・出 力:280kW(PC280)

・特 徴:工場の廃熱を利用した

有機ランキンサイクル

システムを利用した発電所。

・備 考:GPSSグループは発電所の

建設設計・工事・発電機調達・

運営等を担当。

• 引き続き、地域の共同資産である地熱資源を活用して、地域コミュニティとの共同事業により地 熱開発を行い、地域の発展を最優先事項として進める。 開発中の多くのプロジェクトの実現に向けて、より一層の地域合意形成に注力。GPSSグルー プ全体で地域合意形成チームを強化している。 より多くのリターンを地域が享受できるよう、発電所建設コストのコストダウン、運用の最 適化に向け経験、ノウハウを蓄積。自社建設できる範囲を拡大。電気、土木工事に加えて配 管工事も内製化を進めている。 • 自社での建設、運用ノウハウを生かし積極的にEPC受注・発電機販売業務を進める。営業会社GPSS エナジープロダクトを設置。 • 小中規模の開発に加えて大規模開発にチャレンジ。初期投資、開発リスクも増大することから、 資金調達、プロジェクトマネジメント、環境アセスメントなどの分野を強化し、リスク管理を徹 底。

今後について

参照

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