• 検索結果がありません。

16 号の刊行にあたって」

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "16 号の刊行にあたって」"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

「 第 1 6 号の刊行にあたって」

‑留学生のトータルケアと日本人学生の海外派遣コーディネー トの中心機関として一 長崎大学留学生セ ンターは、外国人留学生指導セ ンター を経て平成

8

5

月に学内共同教育研究施設 として発足 し、昨今では変革 に曝 され る国立大学 法人 としての厳 しい環境 の中で、国の打ち出す様々な留学生施策 の実行部隊 として益々そ の機能の充実 を図るべ く努 力を重ねている。受け入れ外国人留 学生数 も平成 20年 3月末 日で 360余名 と過去最高を更新 し、留学生用宿 泊施設の確保や講義室の拡張等、経費を伴 う施設の改善 も大きなテーマ とな っている。このような外国人留学生の増大 しつつある中で、本セ ンターでは留 学生に対す る 日本語教育 と生活指導、長崎地域 の国際交流機関との情報交換 や共 同事業の推進活動は もとよ り、双方向性 の国際交流 を実現す るための異 文化交流促進機関 としての機能 を果た している。

特 に平成 16年度 に導入 した長崎大学短期留学プ ログ ラム (短 プロ)は、学 術交流協定に基づ く海外諸大学か ら優れた学生を 1年以内で受け入れ、勉学 ・ 交流の機会を与えるとともに 日本人学生 との相互理解 を促進する目的で導入

された主 として英語 による教育 を行 うものであるが、大変好評で現在第

5

期 生を迎え入れ る準備 を行 っているところである。もっ とも中国・韓国・台湾か らの志願者はむ しろ 日本語 ・日本文化教育 に志向するものが多 く、そ うした者 への特段のプログラムの必要性 を感 じていた。そ こで、平成

19

年度秋か ら「上 級 日本語 ・日本文化 コース」の新設を行い、まず手始め として中国・福州大学よ り科 目等履修生 (5名)として 1年間受け入れる こととした。これは全て有料 のプログラムであ り、留学生セ ンター としての新たな機能開発の一環 と考え ている。このプログ ラムには、更なる受け入れ枠 の拡大が海外か ら要望 されて お り、現在将来的青写真 も含め鋭意検討中である。また、長崎 「出島」とゆか り のあるオランダ ・ライデ ン大学 日本語学科学生向けの 日本語 ・日本文化 コース も現在

4

期生

9

名が勉学 に励 んでお り、教育学部クロスカルチャー コースの 学生 との共修科 目「長崎蘭学」並びに手書き古蘭文等の解読演習は学内外よ り 大きな関心を集めている。実際、本プログ ラムは留学生セ ンターが中心 として 企画 したユニークな教育プログラムであ り、「現代 「出島」発の国際人育成 と長 崎蘭学事始」として平成 18年度文部科学省現代的教育ニーズ取組支援プロ グラムに採択 された。一方、平成 15年 12月に中央教育審議会よ り提言され

(2)

た、「受 け入れ学生 と相 当数の 日本人学生 を海外 に派遣 ・留学 させ る双方向性 の相互交流 の促進」に向けて、本セ ンターでは平成

17

年度か ら、海外 の大学 での短期研修(3週間程度)で得 られた語学の単位 を教養教育課程の外 国語単 位 として認定す る 「海外短期語学研修制度」の設立 を 目指 してきた。その結果、

長崎大学大学教育機能 開発セ ンター語学担 当教員 との連携 のもと、平成 18 年度は中国語 と英語 コースを開設 し、また平成

19

年度か らは韓国語 も加わ った。本年度は、フランス語や ドイツ語 コースの開設 に向け努力を続けている 次第である。本留学生セ ンターでは、各教員 に英語 (高野泰邦教授、嶋津拓教授、

松村真樹准教授)、中国語 (永井智香子准教授)、韓国語 (松本久美子准教授)、フ ランス語 (多 田美有紀講 師)、ドイツ語 (嶋津拓教授)等、担 当国 を振 り分 け、情 報収集か ら交渉更 に協定の締結 まで莫大な労力を払 ってきめ細か く対応 して いる。実際の派遣 の際は、担 当者が同伴 して学生の安全 と事故の防止に努めて いる。

以上のよ うに、今や本留学生セ ンターは、長崎大学の国際文化交流セ ンター として の機能 を担 い、異文化交流 の中心 とな りつつ ある。今後 は更 に、平成 18年度 に留学生課 を中心 として策定 した学生の海外留学 に関す る安全対策 マニ ュアル を活用 し、送 り出す学生 に対す る安全教育 と自己責任 の重 さを認 識 させ 自己管理 の徹底 を図る必要 を感 じてお り、こういった学生指導 に於 い て も主導的役割 を担 う必要があろう。

このよ うな多彩 な活動 を担 う状況下 にあって、絶 えず各種プ ログ ラムの評 価 と改善を行 うことは教員の義務であ り、また将来の展望を語る上でも、利点 ・ 欠点の数え上げは必須である。そ ういった意味で、留学生セ ンターの教員の研 究は多彩な側面が あって良い と思 っている。新 たな取組は全て他大学や 同様 の試み を目指す方 々に とって有益な情報 とな り得 る筈で、その経験や成果 を 公表す る意味 も大 きい。長崎大学留学生セ ンター紀要第

16

号は、こういった

内容が満載である。

本紀要誌が、外国人留学生教育・指導及び 日本人学生の海外への送 り出し制度の 更なる充実 に向けた学内外か らの提言の起爆斉田こなることを期待 して止まない。

平成20年 5月 11日

長崎大学副学長 (国際担 当) 長崎大学留学生セ ンター長

小 路 武 彦

参照

関連したドキュメント

従って、こ こでは「嬉 しい」と「 楽しい」の 間にも差が あると考え られる。こ のような差 は語を区別 するために 決しておざ

うのも、それは現物を直接に示すことによってしか説明できないタイプの概念である上に、その現物というのが、

tiSOneと共にcOrtisODeを検出したことは,恰も 血漿中に少なくともこの場合COTtisOIleの即行

自閉症の人達は、「~かもしれ ない 」という予測を立てて行動 することが難しく、これから起 こる事も予測出来ず 不安で混乱

   遠くに住んでいる、家に入られることに抵抗感があるなどの 療養中の子どもへの直接支援の難しさを、 IT という手段を使えば

彼らの九十パーセントが日本で生まれ育った二世三世であるということである︒このように長期間にわたって外国に

以上の基準を仮に想定し得るが︑おそらくこの基準によっても︑小売市場事件は合憲と考えることができよう︒

自然言語というのは、生得 な文法 があるということです。 生まれつき に、人 に わっている 力を って乳幼児が獲得できる言語だという え です。 語の それ自 も、 から